なにやら昔のI/O誌の記事タイトルみたいになってしまったが。
SBC8080SUBボードはROM/RAM/i8251とそのシリアル通信用のクロックである153.6kHzを生成する74HC4060と19.6608MHzの水晶振動子で構成されている。今回このボードをもう一枚作ろうと思って部品を探したらHC4060と水晶振動子の手持ちがなかったのでSBC6800やSBC6809でACIAのシリアル通信クロックとして使われているPIC12F1822を使ってみた。
これでもうわかると思いますが整理しておきます。
SBC8080 CPUルーズキット(電脳伝説)
SBC6800ルーズキット(電脳伝説)
それぞれの技術資料を参照。PIC12F1822はSBC6800データパック中のosc1536.hexを書き込んでおく。
HC4060の4,5,6,7,10,11,12,13ピンの箇所に8pinのICソケットを実装。
ハンダ面で配線。BAUD RATE選択のパッド1部分はカット。
PIC12F1822(osc1356)のpin1=+5V、pin8=GND、pin5=CLK出力。写真のように配線。
SBC-Bus Rev02(レトロな雰囲気)を組み立ててクロックをi8251側のピンで確認。よさげ。
じつはこの写真には大きな間違いがあってコネクタがずれたまま実装されているのです。動かなくて悩んだ。
ついでに作ったSBC8085との組み合わせで動作OK。
以前はSBC8080/SBC8085といったCPU側のハンダ面に40Pメスコネクタを、SBC8080SUBボードの部品面に40Pオスコネクタを付けてましたがこれ以上拡張のしようがないので改めて作り直したのでした。今回のSBC8080SUBボードはL字の40Pオスコネクタで、以前のCPUボードに挿して動作確認もOK。
SBC8080+SBC8080SUBボード、SBC6800のPICを使わなかったのは作りやすさの難易度を下げるためだったのかなと想像します。最近だと入手しやすいROMライターのTL866IIPlusでhexファイルをPICに書き込ませることができるのでだいぶ楽です。