まごころせいじつ堂

浜町庄金 研究開発  マイコンで遊んでばっかりで

MSX

YISVIDEO2 YAMAHA MSX YISシリーズ用ビデオ接続アダプタ

YISVIDEO YAMAHA MSX YISシリーズ用ビデオ接続アダプタ の後継となるシンプルな変換アダプタを作りました。

2023-05-28 18.33.58

2023-05-28 18.23.43

YAMAHAもしくはVictorのDIN5 AV出力を持つMSXに対応します。

YAMAHA CX5,CX5F,CX5MC,CX5MU,YIS-303,YIS-503
Victor HC-5,HC-6,HC-7,HC-60,HC-80
(太字は実機確認済)

回路図
YISVIDEO2-sch

 3.5mmステレオピンプラグからRCAプラグに変換するケーブルを使用し、Lチャンネルにオーディオ出力、Rチャンネルにビデオ出力を取り出すことができます。

boothにて販売します。↓ どうぞよろしく



HX-M200 PASOPIA IQ HX-20/21/22用漢字ROM

東芝のMSX、PASOPIA IQ HX-20/HX-21/HX22用の漢字ROMカートリッジ HX-M200。

2023-04-03 16.42.51

 X-20/21/22内蔵のマスクROMには日本語ワープロが内蔵されているが、漢字ROMがないと利用できない。このカートリッジを取り付けてMSX BASICから call jwp で起動する。HX-22ならRS232Cで文書を送受信する機能がある。最大4800bps。

回路図を起こした。

PASOPIAIQKROM_sch

 I/Oのみ使用してアクセスする。アドレスはD8Hに漢字アドレスの下位6bit、D9Hに漢字アドレスの上位6bitを書き込んでD9Hを32回読み出せば16x16ドットのフォントが得られる。
 デコーダのA1/A2が抜けているためD8H~DFHの範囲でイメージが発生する。32回リードはそれ以上繰り返すとデータも繰り返す。HX-M200はおそらくMSX用の最初の漢字ROMなのでその後に決められたDAH,DBHの第2水準漢字ROMの領域と競合してしまう。
 マスクROMは パソピアの漢字ROMPAC2 PA7247 と同じTMM23256P 0174-0177。0174,0175,0176,0177の順に8バイトずつ読み出す。


MSXの漢字ROMに関する資料:
MSX Datapack Volume 1 p.305~
MSX Datapack wiki化計画
複数の漢字ROM

PYUUTAJOY3 ぴゅう太用MSXジョイスティックアダプタ

 ぴゅう太のパッド型コントローラの代わりにMSXジョイスティックを接続するアダプタの三作目、
PYUUTAJOY3を作りました。

2023-02-02 21.10.47

 前作 PYUUTAJOY2 と同等の機能で2本のMSXジョイスティックが接続可能、SL/SRのトリガボタンを入れ替えることができます。
 PYUUTAJOY2は基板1枚を1P/2P兼用の設計にして上下に合体させるしくみが自分でも気に入っているのですが、部品点数が多くなり組み立てるのが面倒でした。これを部品削減とコネクタを垂直に取り付けることにより同一面積で同じ機能を実現したのがPYUUTAJOY3です。

その1:Dsubコネクタの垂直取り付けフットプリント
 KiCad(5)にはDsubコネクタを垂直に取り付けるためのフットプリント DSUB-9_Male_Vertical_P2.77x2.84mm というのがありますがどうみても端子の穴が小さいので自前のフットプリントライブラリにコピーして編集。1番ピンの四角いパターンは円に変更し、デフォルトでぎりぎり端子間に配線が通るよう穴を拡大。
DSUB9VLH

 サイズは2.1mm、穴は1.6mmでOK
DSUB9VLHpad

実際に挿入してみるとDsubコネクタ両端は6mmスペーサが適合、もう少し押し込めることができるくらい。ハンダ付けは端子間の内側からするとよい感じ。
2023-02-03 23.51.47

その2:ダイオード削減
 ぴゅう太のコントローラは6個のダイオードを内蔵しておりPYUUTAJOY2でも合計12個のダイオードを使用していた。が、回路図を見てみると減らせそうな感じがする。

ここからは回路図 ぴゅう太 (TP1000) キーボード、コントローラまわり を参照。
キーマトリクスはJ2、コントローラはJ3のコネクタ。

キースキャン出力はLS138のY0~Y7出力がダイオードを介してJ2-1,2,3,4,5,6,7,8に対応。どれか1つだけが"L"になりその他はダイオードのおかげでオープン。キーマトリクスを通ってJ2-9,10,11,12,13,14,15,16がLS251の入力D0~D7に対応。LS251のセレクト端子A,B,Cでどれか1bitを選択して読み取る。
コントローラはコモン端子がLS138のY4,Y5でそれぞれJ3-1,J3-2に対応。J3-3,4,5,6,7,8はキーボードマトリックスのJ2-11,12,13,14,15,16に対応し、それぞれがコントローラのSL,SR,Down,Left,Up,Rightボタンに対応する。これらはキーボードマトリックスの
[Oラ] [Pセ] [Lリ] [;レ] [.ル] [,ネ]
[¥ヘ] [@ヲ] [:ケ] [ ム] [/メ] [ ロ]
に対応する。なのでコントローラを接続しなくても対応するキーを押したら反応するはず。

LS138からの出力はダイオードを介しているので複数キーを同時に押しても"L"と"H"がショートしないようになっている。しかしコントローラのコモン端子はなぜかLS138の出力が直接出ている。このためコントローラ内の6個のボタンそれぞれにダイオードが挿入されているのだが、LS138の出力もLS251の入力も同時に1bitずつしか行わないのでコモン端子をダイオードの先から出していればコントローラにダイオードはいらなかったはず。ということでPYUUTAJOY2を改造し、コモン端子側にダイオードを挿入し本来ダイオードを入れるべき箇所をすべてショートしてみたら問題なく動作した。

PYUUTAJOY3回路図
PYUUTAJOY3V01L01-sch
※ダイオードが並列になっているのは貫通部品と表面実装部品を選択するためで実質1本

PYUUTAJOY3V01L01-pcb

 組み立てると高さがあり送料が高くなりそうなので今回はキットで配布する予定です。設計データなども公開予定。


東芝 MSX PASOPIA IQ HX-20とHX-22の比較

 PASOPIA IQシリーズは東芝が独自路線からMSX規格に変更したパソコン。 HX-22はHX-20シリーズの最上位機種で、この時期では珍しくRS-232Cインターフェースを内蔵している。

MSXでは珍しい、ステレオサウンド出力が可能だった「東芝 HX-20」
(AKIBA PC Hotline!)

HX-20が基本でHX-21はアナログRGB対応、HX-22は加えてRS-232Cというグレード。HX-22を分解して気になったのは以下の記事の写真にあるHX-20とマザーボードが異なることだった。

パソピアIQ(HX-20)を分解!
(濃飛樹脂軌道)

子基板の変更だけで対応しているのではないのか。ロットにより異なるのか。気になってしかたがないのでHX-20を入手し確認した。

HX-20背面 RS-232C付近のパネルは外せる。
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HX-22背面 パネルは一体化。アナログRGB出力とRS-232Cのコネクタ、ON/OFFスイッチがある。
2022-11-08 20.40.11

HX-20底面ラベル 消費電力12W。
2022-11-08 20.44.46
HX-22背面ラベル 消費電力19W。そんなに変わるものだろうか。修理歴あり。
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HX-20 AV出力基板 マザーボードとは10Pのコネクタで接続。
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HX-22 AV出力基板 基板はHX-20と共通と思われる。アナログRGB出力にはこの基板からとマザーボードからの配線(3P)がある。
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HX-20電源基板
2022-11-08 20.48.42
HX-22電源基板 L4にインダクタが実装されている。空きパターンにRS-232Cの信号を通すコネクタと背面に出るDsub25Pコネクタが実装されている。
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HX-20マザーボード
2022-11-08 20.48.01
HX-22マザーボード
2022-11-08 20.53.20

HX-22のRS-232Cボード
2022-11-08 20.54.10

 マザーボードは部品はほぼ同じだがレイアウトが異なる。一番の違いはVDPで、HX-20はTMS9918 TMS9118、HX-22はTMS9928を搭載している。TMS9928は外付けのディスクリート回路でアナログRGB出力が可能だが、そのあたりはAV子基板に実装されている。しかしレイアウトを変えるほどの変更が必要だったのだろうか。HX-21はアナログ出力対応なのでマザーボードとAV子基板はHX-22と同一と思われる。

 マスクROMはTMM23256P 2013と2014で、HX-20とHX-22で共通。つまりHX-22で使えるRS232C拡張BASICがハードウェアさえあればHX-20でも使えるはず。HX-21でもおそらく同じで変える理由がない。
2022-11-08 00.19.02

 電源基板はRS-232Cの信号を背面に通すおもしろい構造。おそらくはRS-232Cに必要な±12Vをここからもらっている。HX-20ではインダクタが省略されているので-12Vが出力されないのかもしれない。

 アナログRGBのコネクタはヒロセRP13A

 とりあえずは目視で確認できる範囲でだが、HX-20とHX-22(HX-21)でマザーボード基板が大幅に変わる理由がよくわからない。

※追記
@sunagawa_keikiさんの指摘でDRAM数が違うんじゃないかということで見直したらHX-20のVDPはTMS9918ではなくTMS9118でした。これは16kbit DRAM(4116) 16個→16x4bit DRAM(MB81416-2) 2個の変更があります。これにより-5Vの供給はなくなっていると思われます。

※追記2
TMS9918の互換チップで東芝製のT6950というのがあるらしい。HX-20に搭載という記事があるがこのモデルはTMS9118なのでロットによって違うのかもしれない。

Toshiba T6950 (MSX Resource Center)
TMS9118 to TMS9128 Adapter のご紹介 (TMS-RGBのblog)


SORDm5にMSXジョイスティックを接続する

 ぴゅう太用MSXジョイスティックアダプタと同じようにSORD m5用のMSXジョイスティックアダプタを作ってみた。
 SORD m5のジョイパッド端子はmini-DIN 6ピンでL,Rの2つがある。上下左右とトリガ2つの6入力だが、これらはキーボードマトリックスの一部で2x4の構成になっている。MSXのコモン端子1つ、上下左右トリガ2つの構成はそのままでは接続できない。また、GNDも出ていない。そこでフォトカプラを使用し、MSXジョイスティックのボタンに対応する6箇所のキーをONにするような回路を考えてみた。フォトカプラのLED用に電源が別途必要になる。

SORDm5JOYV03-sch


SORDm5JOYV03-pcb

 フォトカプラは秋月電子で1個20円のPS817を使用したが今見たらもっと安いUPC817CGがあるな。
フォトカプラのLEDはCR2032のコイン電池(3V)で駆動、電流制限抵抗は集合抵抗。4.7kΩではジョイスティックの入力取りこぼしが頻繁にあった。2.2kΩで問題なし。

2022-07-22 19.08.03

 電源となるCR2032の電池ホルダは裏側から取り付ける。CR2032は220mAhとのことなので、フォトカプラ1つあたり1mAとしてざっと寿命を考えてみる。同時にオンになるフォトカプラは最大4個(トリガ2つとスティック斜め)。パイロットランプのLEDも1mAとして、220÷5=44時間。たまに遊ぶゲーム用途としては妥当じゃないですかね。
 電源は電池の他に外部入力端子を用意している。2つのジョイスティックアダプタのうち片方はこれに接続して電池を省略できる。

2022-07-22 19.08.19

 さて、悩んだのがmini DIN 6Pの接続をどうするか、だった。コネクタはあるけどはんだ付けがたいへん。完成品の配布に関しては製作の工数をある程度まけているけど、これは難しい。

2022-07-25 21.57.04

 mini-DINコネクタを搭載できるようにしているが、mini-DIN 6P オスーオス ケーブルの入手が難しい。Aliexpressで探したがPS/2ケーブルのスプリッタ(キーボード/マウス)やDIN5P変換ケーブルしか見つからなかった。なぜかAmazonにはあった。

2022-07-22 19.06.52




 ということで配布に関してはケーブルの問題に悩みつつ基板のみとするかもしれません。


***

 さてここからは開発の紆余曲折コーナーです。

 当初は無電源でMSXジョイスティックをキーマトリクスの一部に組み込めないか考えてました。フォトカプラでオンオフ→フォトカプラのLED部分がオンオフできれば動くんじゃ?ということでキースキャンの駆動部(オープンコレクタ)からGND、受け側のプルアップ2.2kΩ〜5Vで電源が取れそうということで色々LTSpiceをこねくり回していました。

SORDM5JOY-PNPNPN

 理屈の上では動くんですよ。ただし電源をキーマトリクスからもらった時点でそこに電流が流れ、導通状態になりキーが常にONになったような挙動になってしまう。永久機関は作れなかった。

 基板まで作ってしまいバカの極み。まあトランジスタの勉強になったからいいか。

2022-07-26 00.11.55


YISVIDEO YAMAHA MSX YISシリーズ用ビデオ接続アダプタ


2022-03-08 21.23.37

 RCAジャック 外側の黄色はコンポジットビデオ、内側は音声。3.5mmステレオジャックの出力はL/R音声(モノラル)、Rのみコンポジット信号に切り替え可能。
2022-03-08 21.22.55

 回路図
YISVIDEOV01L01-sch
 DIN 5Pソケット(180°)の代わりにDIN 8Pソケットも使用可。どちらにもDIN 5Pプラグはささる。
YISVIDEOV01L01-pcb

 接続例。RCAプラグと3.5mmジャックのコンポジットビデオ信号の同時使用は単に並列に繋がってるだけなのでおすすめしません。
2022-03-12 22.43.41

 YIS303本体との接続にはDIN 5ピンのケーブルが必要。全結線のMIDIケーブルが使えます。以下は30cmと短く動作確認も行ったもの。


 boothのまごころせいじつ堂で配布予定です。

YIS-303 メモリ増設+16KB

 YAMAHAのMSX YIS-303は上位機種YIS-503とくらべてプリンタ周りの削減、メモリが半分の16KB、そしてキーボードが変更されている。7〜8年くらい前に分解したらメモリの増設が簡単そうだったので(今頃)やってみた。

 基板全景。
2021-04-23 13.05.01

 プリンタポート近辺。ここはLS74,LS32,LS125,LS374およびプリンタ用のコネクタを実装すればよさそう。今回はやらない。
2021-04-23 13.20.44

Z80A近辺にMB81416(16Kx4bit DRAM)の空きパターン。スルーホールのハンダを抜く。
2021-04-23 13.20.49

 DIP 18PのICソケット2個をはんだ付けしてM5M4416P-15を実装。上側にある黄色いワイヤーはアドレスバッファ用途のLS244に交換するところだが今回は無視。また16Kx4 DRAMは120ns品が指定してあるが手持ちの150ns品を使用。このあたりはまあ動くだろうという感じでやってます。
2021-04-23 14.09.33

 32KB認識しているっぽいですね。長時間動作はさせていないのでとりあえずOKということで。
2021-04-23 14.23.45

 16Kx4bit DRAMの種別に関しては

ザイログZ80伝説
鈴木哲哉
ラトルズ
2020-08-25


をどうぞ。


YIS-303/CX5用ビデオ接続アダプタその2

 以前つくったYIS-303用のビデオ接続アダプタ、MIDIケーブルを流用するのだが全結線していないケーブルも存在するのでもうちょっと簡単にならんかと検討。

 DIN5ピンのケーブルはコンポーネントステレオでカセットデッキをアンプと繋ぐときに使われたりしていた。RCAピンプラグだと録音用と再生用の2組が必要だったのが一本で済む。これを調べる。

DIN connector(Wikipedia)

amazonでDIN→RCAピンジャックに変換するケーブルがあったので入手して調べてみた。


このような結線だった。
DIN5P

YISでは1番ピンが+5Vなのでこれを流用するのは無理。

ではDIN5Pのプラグとミニジャックを組み合わせ、3.5mmミニプラグ→RCA変換ケーブルで接続することに。

 ピンプラグの先端が白(L)、真ん中が赤(R)、根本がGNDとなっている。
2021-03-14 16.29.26

部品は秋月電子で入手。

ぎゃんして
2021-03-14 16.36.21

ぎゃんして
2021-03-14 17.03.02

こぎゃんする
2021-03-14 17.07.13


 おしまい

YIS-303/CX5用ビデオ接続アダプタ

 ヤマハのMSX、YIS-303を入手した。これ、ビデオとオーディオの出力が5PINのDINコネクタなので変換用の基板を作った。

Home » Wiki » Yamaha YIS-303
YAMAHA CX5

45 MSX YIS VIDEO


 YIS-303本体側とは5ピンのDINケーブルで接続する。MIDIケーブルが流用できるが、MIDIケーブルの中には全結線していないものがあるので注意。(MIDI自体は全結線する必要がないため)
3ピンプラグをRCA2個にするケーブルを使ってビデオ、オーディオ出力に接続する。
2016yisvideo1

 LEDは通電確認用。
2016yisvideo2

2016yisvideo3

2016yisvideo4

その他資料:
CX5M.net
MSX-AUDIO music keyboard

改造すれば内蔵メモリ16KBを32KBに拡張できる。DRAM拡張 LS244×2 MB81416(120ns)×2 16K×4bit品

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