まごころせいじつ堂

浜町庄金 研究開発  マイコンで遊んでばっかりで

PASOPIA7

パソピアの漢字ROMPAC2 PA7247

 PASOPIA / PASOPIA7用の漢字ROMカートリッジを入手したので調査。

漢字ROMPAC2 PA7247。旧版はPA7246でおそらく同じもの。
2023-02-12 00.02.17

第一水準の漢字ROM TMM23256P 0174~0177
2023-02-12 00.02.04

PAC2のI/Oポートは&H18~&H1B。漢字ROMの場合は
&H18 : ROMアドレスA7~A0
&H19 : ROMアドレスA15~A8
&H1A : ROMアドレスA16(最下位ビット)
上記をセットした後で&H18~&H1Bの任意のI/Oポートを読み出すと漢字ROMのデータが読める。

 最近出たKiCad7の操作練習も兼ねて回路図起こし。
PASOPIA-PAC2KROM

U3 LS74、U5 LS374、U4 LS374でPASOPIA側からのA16~A0を保持。漢字ROMのフォントは16x16ドットでROM 0174~0177は8バイト(8x8dot)づつ左上/右上/左下/右下を構成している。PASOPIA側から見てA0とA4でROMを選択、A1/A2/A3でフォントの1/4(8x8dot)にあたる8バイトを読み出せる。連続たアドレス32バイト読むと漢字1文字分のフォントが2バイト(16dot)x16行として読める。


PAC2インターフェースは8bitの双方向バスにアドレスCAD1,CAD0の2bit、セレクト信号の*CSEL2、リードライトの*CRD / *CWR。ここにPPI 8255をつなげるような信号になっており、実際ジョイスティックインターフェースや4KRAMカートリッジは8255が使われている。PAC2の信号は漢字ROMカートリッジ内6.8kΩでプルアップされている。

パソピア/パソピア7用ジョイスティックアダプタPA7390

 古いパソコンにはごくまれに期待してなかったオプションが入っていることがあって、入手したパソピア7にはジョイスティックアダプタPA7390がささったままだった。

2021-04-11 02.03.01

2021-04-11 02.03.23

 主要な石は8255にTC40H004P。片面基板。
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2021-04-11 02.06.54

PA7390の回路図はI/O1983年12月号p.213『パソピアにタッチパネルを継ぐ』に載っている。


PASOPIA/PASOPIA7のROMPAC1

※追記 表を改版しました

 PASOPIAはROMPAC1というカートリッジを使えば起動時に実行するROMを内蔵のものと差し替えることができる。RAMは64KBの全空間にあり、ROMは0x0000〜0x7FFF。メモリ空間に対する書き込みはRAMに対して行われるのでROMイメージをコピーした後にROMをdisableしてすべてRAM上で動かすことも可能。OA-BASICやMINI-PASCALのカートリッジが存在する。

 これはT-BASIC V1.1のROMPAC1カートリッジの中身。サイズは秋月電子のB基板程度。
IMGP3510

IMGP3509

 さて、PASOPIA7もROMPAC1カートリッジのスロットを持っているが、このT-BASIC V1.1カートリッジを挿しても動作しない。そこでPASOPIA/PASOPIA7の回路図とPASOPIA7テクニカルマニュアルからROMPAC1端子の比較表を起こしてみた。

ROMPAC1-pinassign

 PASOPIA7では一部の制御線が変更/追加になっている。pin11で本体ROMをdisableできるのは共通。pin20は内蔵RAMと、PASOPIA7で追加されたBIOSROMをdisableする信号。おそらくこの端子がT-BASICのROMPAC1ではGNDなので内蔵RAMまでdisableになって、PASOPIAとの非互換部分がどうこう以前に動かない気がする。
 このMEMINH端子はRAMをdisableするためにDRAMの*CAS信号を抑止している。*RASは出るのでリフレッシュは行われる。DRAMの内容を保存したままdisableにできるようになっている。さらにカートリッジに向けて8MHzのクロック($X2CLK)、メモリライト(CWR)、リフレッシュ信号(COLADD)が出ているので、どうもカートリッジ側にメモリとCPUを載せて動かせるようになっているらしい。本体内蔵RAMのデータを保護したまま切り離せるようになっているのもその対応だろう。

整理すると:
・ROMPAC1はPASOPIA内蔵ROMを置き換えて他の言語を動かすことができる
・PASOPIA用ROMPAC1はPASOPIA7に挿しても動かない
・PASOPIA7用ROMPAC1はCPU/ROM/RAMを内蔵したカートリッジも想定している

参考:
PASOPIA7 テクニカルマニュアル
PASOPIA回路図 I/O 1982年11月号
PASOPIA7回路図 I/O 1983年9月号

PASOPIA7の電源修理と分解写真

 PASOPIA7でASCIIARTを実行して遊んでいたが
2020-04-19 00.40.19

 発煙!
2020-04-19 00.42.40

 花火のにおい。こういうとき電源スイッチがすぐ切れるパソコンは便利ですね。
分解すると電源ユニット内、ヒューズ隣のフィルムコンデンサが膨らんでいた。
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 上は同等品の0.1μF 250V メタライズドフィルムコンデンサ。これと交換。
IMGP3513


 先にPASOPIA7(パソピア7)のレストア(「僧兵ちまちま」のゲーム日記。)を読んでいたのでそういこともあるのね程度に思っていたらまさか自分のところでも発煙するとは。本当に花火で遊んでるときのようなにおいで電解コンデンサが黒煙を吐いたときのような刺激臭とはまた違います。

 電源ユニットだけ先に通電。よさげ。
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  動作確認。PASOPIAはCOLOR=(パレット番号、色1、色2)で0-7に割り当てられているパレット番号に0-7の色を2つ混ぜて中間色を表示できる。I/O 1983年9月号の回路図を見たら74S189(16bitx4)で色を管理し、$DOTI(大元はCRTCのクロック)でパタパタと色1/色2を切り替えているハードウェアによるタイリング。なのでよく見ると縦縞がわかる。

  分解写真。独自のカスタムICらしきものはない。

 マザーボード全体
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 CPUとBASIC/IPL/BIOS ROM(2764x6)。
IMGP3516

 8255,8255,Z80-CTC,Z80-PIO。中央の20Pコネクタはキーボード用。
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 HD46505(CRTC)
IMGP3519

 2732 これはCGROMかな?
IMGP3521

 カートリッジコネクタ近辺
IMGP3520

 PSG、SN76489 x2
IMGP3523




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