2011年10月29日

今日から2日間、トリオンプ文化祭が末広町のカフェ・トリオンプで開かれます。3回目となる今年のテーマは「夢現〜ゆめうつつ」。


私事が立て込んでギリギリになってしまいましたが、なんとかコピー本で短歌集を作ることができました。
2011fes
心象風景 〜Self Portrait〜」B6判24p/本文2色刷り


昨年は写真のほうに重心を置いていましたので、今回は短歌のほうに力を入れて選んでいます。「うたのわ」に投稿した歌もありますが、自主規制で公開していない歌も。

攻撃的・挑発的な面も含めて今の私があからさまに出ているので、自分で作っておきながら恥ずかしい内容になってしまいました。やはり私にとっては、短歌が一番「自分」の出る表現手段のようです。


当日のお知らせとなってしまいましたが、週末の予定がまだの方や秋葉原・上野方面へお出掛けの方はぜひ、足をお運びください。

文化祭は10/29・30の2日間、途中出入り自由のパンフレット購入制(当日1,200円)です。詳しくはトリオンプ文化祭ブログをご覧ください。



(02:46)

2010年11月20日

先月末のトリオンプ文化祭、あいにくの台風に見舞われました初日もお天気に恵まれた2日目も、たくさんの方々に参加していただき、無事終了しました。
ありがとうございました!

harelib




それから、突然ですが明日11/21に千駄木のよみせ通り商店街で開かれる「わくわく大感謝祭」内の古本市に、野兎文庫として参加することにしました。

以前から不忍ブックストリートの一箱古本市で店主になってみたいという希望はあったのですが、なかなかタイミングなどが合わず助っ人としてのみ関わってきていたので、ここでまず予行演習をさせていただこうと目論んでいます。
秋の一箱で賞を取った店主さんなど錚々たる面々が揃ってらっしゃるなか細々とやっておるかと思われますので、よろしくお願いします。


肝心の商品(古本)については、準備期間も短かったため特に統一したテーマは設けられず…しいて挙げれば、「私の本棚の一部を大放出」といった調子になってしまいそうです。

もう少し具体的なジャンルで述べると、旅・街歩き/香港映画/ミステリ関連が複数冊あり、特に雑誌が多め。
そして最近なるべく不要な本を処分していたこともあり、今回持っていく本に関しては今まで処分する気になれなかった=自分がはまってきたものなので、あらためて眺めると自分の中に蓄積してきたものをそのまま解体して陳列するような恥ずかしさに襲われてしまいます。
また古本以外でも、トリオンプ文化祭で出品した自作の短歌写真集やポストカードも持参する予定です。


会場であるよみせ通りは、地下鉄(千代田線)千駄木駅のほか日暮里駅からやなか銀座を抜けても行けますので、天気予報によれば散策日和のようですし、ぜひお出掛けください。
お待ちしています。。。



(07:57)

2010年10月31日

末広町のカフェ・トリオンプに集まる常連客や、ライブプランで使用しているグループなどによる、「大人の文化祭」が10/30-31に開かれます。

第二回となる今年のテーマは、「浪漫ティーク〜Romantique」
第二回トリオンプ文化祭・サークルカット


今回も野兎文庫は自作の短歌写真集を制作・販売いたします。


テーマに沿ってロマンあふれるデザインを探していたら、ちょうどイメージにぴったりのフォトブックサービスを見つけたので印刷・装丁ともに、かなりこだわったものになったと自画自賛な出来です。
ただ、表紙が革張りで紙もマット加工、サイズも昨年のものより一回り大きくなっていますので、そのぶんコストもかさんでしまい値段が高くなってしまいました…あしからず、ご了承ください

前回、はじめて短歌と写真のフォトブックを作ってみた反省として、短歌と写真のどちらをメインにするかが定まらず質がそれほどでもない写真も使ってしまったことがあったので、やはり「フォトブック」として作るからには納得のいく写真を使おうと決めました。
短歌は写真に合わせたものを選んだり、写真と文化祭のテーマからイメージをふくらませて詠んだものを使っています。

タイトルは、「石と花 Century/Moment」
石造りの西洋建築と、薔薇や桜を中心とした花の写真を対比させよう、と試みています。
ロマンらしさを追求して、少々画像加工に熱を上げたりも…。
「石と花」サンプル1


「石と花」サンプル2




そのほか、昨年制作したポストカードや短歌コピー本も出す予定です。


野兎文庫以外にも前回を上回る楽しい企画がめじろ押しですので、あいにくの台風襲来ですがご興味があればぜひ、カフェ・トリオンプへお越しください。


(19:00)

2010年01月19日

年末は31日ぎりぎりまでアップしておきながら、とっくに小正月も過ぎてしまいました…。
なんとも今更ですが、今年もよろしくお願いします。



歌会始のニュースを見ていて、ふと去年のまとめをしてみようかと思い立ち、2009年に作って「うたのわ」投稿した短歌から五首を選んでみました↓
(2008年以前に詠んでいた歌は除いています)

夜桜は、日暮れてすぐが一等よし。黒より映える群青の空電波塔 朱塗りの鉄骨みおろせば 稲荷明神 鳥居のごとしなんとなし、澄んだ空気があるような メガロポリスに秋の風吹くあこがれは、感じたままに表せる風通しよい素直なこころ極端に減ったかかとの断面で己が精神の傾きを知る


子どもの頃は見たままを歌にすることしかできずそれが歯がゆかったんですが、最近はいくらか自分の視点らしきものを含めることができてきたように思います。まだまだ、事実に縛られている窮屈さは拭えませんが。
もっと自由な発想ができるようになりたいというのが、私の願いです。

それから、もう一つ気付いたこと。
ああでもないこうでもないと試行錯誤したり頭の中でなんやかやと技巧を凝らしてみたりするよりも、短時間でするすると詠めた歌のほうが納得のゆく出来になりがちのようです。やはり考え過ぎはよくありませんね。



ちなみに、今年の歌会始のお題は「光」だったようなので、自作で合致する歌はこれかなと思ったのですが…
もう少し、経てばなにかが見えそうで 蒼い薄明 白むのを待つ

よく調べたら、詠み込みが必要なのですね。残念!



(03:17)

2009年12月31日

黄と青のコントラストuta091231




日比谷のお濠端で。
色づいた銀杏の黄色と晴れた空の青色がとてもきれいなコントラストだったのですが、季節は秋というより冬の12月だということに引っかかりを覚えてしまいました。「不都合な真実」は未見なのですけれど。


今年の投稿は、これが最後です。
また来年もマイペースで心に浮かんだ歌を詠み、気になる景色を写真を撮っていこうと思っていますので、書籍リスト共々よろしくお願いします。


(21:25)

2009年12月30日

立て込んでいて、また間があいてしまいました。
もう今年も残すところ2日なんですね…。



小説

「マリア様がみてる 私の巣」今野 緒雪(コバルト文庫)
ついに新シリーズ始動? と一瞬わくわくしたんですが、読切なんですね。生徒会以外のメンバーで新たなスタートもいいんじゃないかと個人的には思うんですけど、とりあえずはこれを年末年始の楽しみにします(=未読です)。


エッセイ

「やさぐれるには、まだ早い!」豊島 ミホ(メディアファクトリー)
フリーペーパーのL25連載記事(2006年11月〜2009年3月)をまとめた本。
女性が書く、あるいは女性向けのエッセイはメジャーであるほど納得も共感もできず肌に合わない私が珍しく理解できてかつとても面白かったので、連載当時から購入を決めていました。本書によればペンネームで検索はされないようですしこんなところで告白しても仕方ありませんが、彼女の感性が好きです。


ムック

「明治・大正・昭和の文様と図案250」リンクスヘンダー(ソシム)
レトロでキッチュなデザインが豊富で、衝動買い。時代の間口が広いので、矢羽根などの和柄からヴィクトリアンスタイル、さらにはアールヌーヴォーにアールデコまで網羅していて頼もしいです。
さて、何に活用しましょうか?


雑誌
暮しの手帖 第4世紀43号
最近気になっている味噌とタルトタタンの記事に惹かれて購入。しかし他にも、かぎ針編みや家計簿など濃すぎるほどに充実した内容で老舗の底力を見た思いです。祖母が購読していた昔の号を拾い読みしていた記憶もよみがえり、懐かしかった。
ただ今あらためて読んでみると、きちんとした奥さん向けという姿勢があからさまだったことは意外でした。

東京人 no.276 特集「東京23区がわかる本」
創刊25周年の記念号でした。23区の、東京人らしい視点のデータ&ゆかりの文化人による寄稿と、座談会がメイン。
特集以外でも、鏑木清方展や映画情報(『ユキとニナ』)が興味深かったです。どちらも見に行ければいいのですが…。

散歩の達人 No.166 大特集「本屋さんが面白い!」
今号は街紹介ではなく、本屋特集。本屋の概念を覆すコラボ書店に職人と呼びたくなる凄腕書店員、個性的な本の街マップなど、散歩の達人らしいひねった企画が盛りだくさんでした。本屋という概念がどんどん自由になっていくなかで、本屋の「中の人」がいかにプロ意識を持って本と向き合っているのか気付かされます。
客としては楽しいけど、何か関わっていきたいという願望を持つ身としては、ちょっと焦る状況。

七緒 vol.13 特集「『手持ちの着物』応援団」
着物熱が高かったころは毎号買っていた七緒ですが、最近さぼってました。あらためて向き合ってみようとバックナンバーを探し、季節柄ちょうどよかった号に決めました。
入門の次、好みにまかせて手当りしだいの先へと導いてくれる、ありがたい内容。襦袢や替え袖の情報も求めていたものだったし、吉祥寺も興味のある街だしで、去年発行分でも満足です。


Q 282
唯今のはまりもの関連で購入(洋雑誌です)。



(08:12)