帰って来た
もう 戻らない覚悟と決意
大切なものが何なのか
分かり合えない
通じ合えない
理不尽に己を守ることに
何の意味があるのか
生きていくことは試練
でも 笑えない人生は みんなを不幸にしかしない
子どもたちが一番大事な私には
もう何をしなければならないか
決まっている
一番大切にしたかった
一番守って欲しかったヒトは
何も言ってくれなかった
すこしだけのフォローは
何の意味もない
誰から得た情報で
実際には何も見てない 何も知らないのに
何故あんなに責められなければいけないのか
そして
私が守らなきゃと頑なに思っていた約束を
あっさりと聞いてないなんて・・・
何で 何も言ってくれなかったのか
あの約束を守る努力が 出来てなかったからだね
守ってくれるべき人は
自分の母親と同じ考えでしかなかった
そう 私がそこまで追い詰めて 疲弊させてしまったんだ
もう覚悟と決意を固めよう
私も本当の自分を取り戻すために家族の元へ帰ろう
そして自分の母親を大切にしよう
父親の時と
同じ想いは したくない
いろんな経験は
長男と次男にいろんな影響を与え
良い事も、悪いことも、全部活かしてくれている
ただ、まだまだ自分の道を探っている
三男の難しい時期を
母親としてともに過ごすこと
そんな彼らを見守ることこそが 私の幸せだと
やっと 前を向けた
ずっとずっとわかってた
ずっとずっと・・・
彼との出逢いは 大切で人生の一部
忘れないし消えない
彼と過ごした年月は 必要なものだった
忘れることなんてできない
嫌いになることも バカだから できない
だけど もう 戻らない
自分の意志で
初めての長距離運転
2度休憩を取って 平均時速120㌔
怯える猫たち
止まらない動悸
息苦しさ
走っていなければ 居られなかった
変わっていく標識
まだ、こんなに遠い
まだ、何時間も先
ときどき 込み上げる涙も
ハンドルを握る集中力でしか堪えられなかったから
走り続けることしか 出来なかった
やっと明るくなった時はとてもいい天気だったのに
標識が変わっていくと小雨になった
皮肉にも 虹が掛かったよ
本当に虹の橋を渡って行けたらと思うくらい
すぐそこにあるのに
近づけば 消えて見えなくなる
まるで
だれかふたりのように・・・
よく走ってくれたよ
こんな遠い距離を
よく何度も往復してくれたね・・・
自分が経験して 実感できた
ありがとう
いろいろ教えてくれたこと
気づかせてくれたこと
努力してくれたこと
わかっていたのにね 私は変わらないから・・・
きっと素直になれるのは
母親の癒しのおかげだと ココロから実感したから
一緒に居るのは もうダメなんだ
心配とかする必要ないと言われた
考えれば しない訳ない
身体のこと 仕事のこと
でも もう 心配しない
居ても役に立たなかったんだから
無用な心配だったと気づいたよ
中途半端な同情だったね
心配するなら 労らなければダメなのに
それができないのを ヒトのせいにしていたことも
やっぱり ココに帰って来たから わかった
精神疾患の原因は
息子たち、母親、姉と断絶したからだったんだと
やっと 気づいた
ごめんなさい
私は罪深い女だった
今やっと ココロから反省できた
やっぱり 私には 必要な家族だった
息子たちの故郷をなくさないために
これからの人生は
また 何が起こるかわからないけれど
息子たちの母親として生きて行く
それが 私の一番の望みだったことに
目を逸らしていたのが 原因だった
ごめんね
迷惑かけたよね
いっぱい傷つけた
だけど 自分勝手な私だから
やっぱり自分で決めて
ズルい女の人生を 歩いて行くことに決めた
許してもらえなくても
揺るがないココロを 自分に言い聞かせて
消えない想いは 自分の中に隠したまま
まだしばらく動けない
弱ってしまったココロと身体を
もうすこし休めて
行動開始できるようになるまで
いっぱい泣いて
いっぱい考えて
いっぱい いっぱい 頑張るんだ
いつか 片付けに行かなければいけないから
揺るがないココロの支度ができるまで・・・