2015年2月20日

勢いに任せ、でも一大決心の末、8時間かけて実家に戻った

何も告げずにイキナリの帰宅にも母親は快く受け入れてくれた。

戻った日は、本当なら姪っ子が1週間ほど泊まりに来る予定だったらしく
親戚のおばさんの容態が悪いとのことで急遽姪っ子の予定を
キャンセルしてもらい、翌日に姉と二人で名古屋までお見舞いに行くとか・・

行き場所のない私にとって
この事態は不幸中の幸いだった
姪っ子が来ていれば、私は間違いなく路頭に迷っていた

私の身勝手な理由で里帰りを実行するのは
多分 できなかっただろうから・・・

不幸が続き、母親だって精神的にも肉体的にも
疲労しているところへ 親不孝娘が帰宅となった・・・
とても申し訳なかった
それでも 私が出てきたことを理解し、
家の中で動物は絶対に飼わなかった母親が猫たちも一緒に受け入れて
くれたことは、私にとっては本当にありがたくて申し訳なくて・・
感謝しかなかった

事情や今後の覚悟などいろんなことを話合った

運転してきて結局一睡もせず、また日付が替わっても話は尽きなかった

最初は1週間はゆっくりと休んで今後のことはそれから
ゆっくり考えればいいねと話していたのだけれど・・・
私の性格上、ゆっくり。。は無理だった

猫と実家に滞在することは
母親のストレスにも繋がる
掃除はマメに、毛は飛ばないように、を心がけていると
蘇るのは、やっぱり彼との生活

考えてみれば、猫たちの世話も掃除も全然できてなかったな・・・
一緒に寝ちゃいけないって彼にはいつも言われていたのに
寂しいから猫たちが一緒でないと寝られないと言って
彼の言う事を聞かずにいたのに・・・

母親が準備してくれた私の部屋には猫を連れていかないでと言われ
素直に従う。
別々に寝ても猫たちは何ともないってことに気づいた・・

私はやっぱり彼のいろんな事を
いろんなセイにして、正当化してきたんだ
彼の精神的に嫌っていうことにも耳を傾けてこなかった

今までも何度も離れたけれど
ここまで思い切って離れてみて ようやく気づいたことがたくさんあった

彼も相当我慢してくれていた事実
私が相当ズボラだった事実
仕事のことも彼の母親のことも覚悟とかいいながら
全然出来てなかった

実家に戻って母親の癒しオーラと自分が育ってきた環境と
弾丸トークの中で本来のワタシを取り戻しつつあった
心療内科でもらった薬には もう用はなかった

前回に書いた通り、私の精神疾患の原因は
母と姉との断絶、息子たちと離れたことに依るものだったから
実家での母親との会話はそれだけで薬だった
そして、姉ともこの里帰りで今までお互いに誤解していたことや
姉の冷たい態度の理由も分かり、4年越しで和解することができた

姉の一言はとても重い
自分の想いを素直に話しすぎることも指摘された
素直すぎて相手を思いやれていないということを教えられた

こんな歳になっても
姉や母親の助言があって 私は成長できるんだと
忘れかけていたことを取り戻すことができた

そうして話しているうちに
目まぐるしく状況は転々とし・・・
結果、26日には元サヤとなりました。

ゆっくり里帰り・・・の予定が・・
1週間で帰ることになるとは、思いもしなかった
大阪に着いた時は、もう二度とこんな長距離
運転したくないー!ってなってたんですが・・・ね・・・


勝手に出てきたんだから、
自分からは絶対に連絡を取らないと決めていた
母親にまず言われたこと・・・
『気持ちが揺るがない決心がないとダメよ』と・・・

正直、ずっと揺らいだままだった
そのことは素直に母親にも告げた
ネックは義理母だと・・
二人だけなら夫婦喧嘩で済ませられたものを
義理母が見ているから余計な気を使わせたり
そういう時の母親の目は私を敵対視しているのが
ビリビリ伝わるから、それがストレスになって
彼にも優しくできなかったりお茶時間が苦痛になったり・・・

だから、その部分を自分の中で整理できないままでは
戻っても同じだとわかっていた

だから、揺るがない決心が出来るまでは彼には連絡できないと・・


実家での生活は二日目にして既に警鐘が鳴り始めていた

母親には母親の生活リズムがあり
それを私が居るせいで狂わせてしまっていることも苦痛だった

笑顔で受け入れてくれていても 本音は違う
親だから子どもの為に出来るというのはわかる
けれども、やっぱりそれにどっぷり甘えていたのではダメ

早く一人で生活できる場所を探さなければ
早く仕事を探さなければ・・・

息子たちには実家に居ることは話していない
すぐそばにいる三男とも簡単には会えない
中途半端に連絡したら、どうして実家に居るの?となるだろう
実家に居るなら学校帰りに寄りたいと言われることはわかっていたし
それは、母親にとってはとても疲れることなのも知ってる

だから 実家に居たのでは息子にも会えない
そんな想いが大きくなると
ゆっくりなんてしていられない

仕事を探してみたり、ペット可住まいを探してみたり・・・

仕事はどうにでもなりそう
ただ家が・・・ない

ペット可のアパートで、手頃な家賃のものはなかった

それなら、ある程度収入を得てから引越しでもいいと
母親も数ヶ月は実家で居ることを許してくれていた

とは言え、ゆっくりは出来そうにない・・
それが現実・・・


17日から引きこもって殆ど食べず、20日に実家へ
実家に着いてからも眠れない日が続いていて睡眠薬も効かなくなっていた

首筋から後頭部、目の奥からの頭痛が治らないまま
頭が痺れてフラフラする

寝ても起きても頭のフラフラは治らなかった

調べ物も長時間は出来なかった

現実の厳しさに直面し
一人で生きていくことの厳しさも実感し始め
空港勤めの過酷さや、フルタイム労働の疲労などが蘇り
不安がよぎり始めた

それでも弱音を吐いている場合じゃない!

早く息子に会えるように生活環境を整えることが
何よりも大切なことだと、いろんな覚悟を再確認していた

そんな時に
彼からのライン

後悔と懺悔 夫婦で居続けてくれると、
慌てて仕事探したり、家を探したりはしないで欲しいと、
お金の問題は気にするなと言ってくれた
長期の里帰りだと思って欲しいと・・・


一気に空が晴れたようだった

やっぱり揺らぐ
揺らがない訳がない
あんなに喧嘩ばかりなのに 嫌いになれなかったことは
もう 何度も経験してる

ただネックなのは義理母

あのヒトの存在がある限り
私のストレスも 彼とのイザコザも消えない気がした

そのことを彼に告げる

分かっている 何もかも
お互いに悪いとこも良いとこも
何をどうすればいいかも・・・

二人の気持ちは同じだった

やっぱり周囲を巻き込んだだけの ガキな二人の騒動・・・

これじゃいけない・・・
このままじゃ 帰っても同じことを繰り返す

母親にまず相談
こんな私を快く受け入れてくれたのだから
これからのことを納得してもらわなければ前に進めない

彼からのラインのやり取りを全て母親に伝えた
彼の誠意とこれからの気持ちが伝わった
私も これまでを反省していることを告げた

母親は分かってくれた
私が思っているよりも ずっと私の幸せを願ってくれていた
私は 本当に親不孝者だな・・・

涙があふれる

姉にも伝えた
実家に来てくれた

彼の写真や息子たちの写真を見せながら
いろんなことを話した

彼の姿は母親と姉を安心させたことは 私にとって何よりも嬉しかった
『人の良さそうな人だね』と・・・
『彼を知って安心できたよ』と・・・

私が心配していたこと
母親と姉を置いて、また一人離れてしまうこと
母親だって健康ではない、姉だって同じ
何かしらの病を抱え病院通いをしている

それでも私がこの地に留まらなくていいと言ってくれた

これからは、もう少し余裕を持って里帰りしてくれればいいよ、と・・・

義理母のことは仕方ない
義理なんて所詮そんなもんだよね
息子あっての嫁だから 世間一般 嫁、姑の関係は難しくて当たり前

だからこそ、今までと同じではいけない

義理母は義理母
何をしても 彼女が私を良く思うことなんて
きっと もう有り得ないだろう

だからその覚悟を持って 今までとは違う自分にならなければ

姉と話していて
母と話していて
本当に心が安らいだ
本音でぶつかっても、すぐに打ち解け合える

姉の指摘は 的確で明確
私がイライラし始めたらどうしたらいい?と聞くと
『そのイライラがどこから来てるのかを、自問自答してごらん』と
そして
『相手を思いやるには、自分を安定させるのが一番大事だよ』と

その場でメモしました。

的確で明解
それを心がけて これからは楽しい人生を送れるようにするよ、と
約束した。

姉も母親も私が幸せで居てくれなきゃ意味がない!と言ってくれた

本当に有難かった
母親は私が出てきたことを責めることは一切なかった
また戻ることになっても
『雨降って地固まる、帰って来てよかったのよ』と言ってくれた

彼との約束事は念書にしておきなさいと言われた
ラインのノートで共有できるようにして
お互いのこれからを書き記していった

義理母には直接電話で帰る前に話をしなければと思っていた

すると、これまた何の因果か・・・
携帯の操作ミスで勝手に電話がかかってしまっていた

この電話も 私の帰宅を早めた一因となった

義理母にはいろいろ言われた
『人間 手の平を返したようには変われませんから。』
『二人が仲良くやってくれればいいんです。』
『私は関係ないから、二人で決めて下さいよ』

関係なくないんです!お母さんが嫌と言ったら私は帰れませんと
はっきり言った。

とても快く迎え入れられることはなさそうだった

でも もう関係ない
私は彼とのこれからの人生を幸せに生きるために帰ることを決めた
子どもたちの第二の故郷を作ってくれると言った彼のもとへ

二人が同じ想いで、同じように反省をした

だから、もう今までのことは白紙に戻せる
これでやっと 初めての時の気持ちで
彼と一緒に過ごせる

バカでガキな二人だけど
想いは1つだから
これからは もう繰り返さない
今までの覚悟とは全く違うから

手の平返してやりますよ。見ててください、私は変わるから。

そのコトバを胸に、もう一度 最初からやり直しです。

26日昼間に実家を出て夜9時頃 帰宅しました。
驚くほど意外に帰りは早い気がした・・・