誰が為の警鐘【Blog】

━━ the Cruel World ━━

野村美月

半熟作家と“文学少女”な編集者 (野村美月)

半熟作家と“文学少女”な編集者
半熟作家と“文学少女”な編集者

文学少女シリーズ最終巻。
よくもまあここまで来たものだ。惰性で読んできただのなんだのと言ってきたが、最終巻は思いの外良かった。ここまで読んできたよかったなあと思わせられるものがあった。そしてなにより良い意味でラノベらしくラノベしていた。このシリーズって基本的に重たい話が多いので、外伝の良さはラノベチックなところだとも言える。最終巻はそれがよく出ていたと思う。そして最後はあの締め。そう来るとは上手いものだ。

一応今作のテーマとなる作品は「伊勢物語」「風と共に去りぬ」「ハムレット」といったところだが、完全に物語が締めにかかっているのでこれらの印象は薄い。

とまあ円満に物語は終わったわけだ。
でだ、美羽はどうなったのかというところが問題だ。このシリーズで一番共感でき、一番不幸である彼女がどうなったのか。心葉がああなってしまった以上、彼女は引き続き不幸なのではないだろうか。そのへんを考えていくと、後味が悪いと言うまではないが、非常に心に引っかかる。

文学少女”と恋する挿話集(4) (野村美月)

“文学少女”と恋する挿話集(4)
“文学少女”と恋する挿話集(4)

読み終わって積んでる本が多くなってきたのでサクサクレビュを。
文学少女外伝もとうとう8冊目。惰性で読み続けていたがいよいよ次で最終巻らしい。もともと良書発掘の切欠として読んでいたが、最近ではこのシリーズから新しい本を発掘することも少なくなってきたかな。本編自体の印象もあまりないというのが感想。

このシリーズで一番評価できるのは矢張り美羽。ヤンデレといえば美羽。彼女が一番共感できるキャラであり、故に彼女の崩壊も痛切に感じる部分がある。作品が進むにつれ、彼女が癒えていく様子は物語としては必要なのだろうけど認めたくないものでもある。こんな美羽は見とうなかった、とそういうこと。女性読者が読むとキャラごとの印象はまた違ったものになるんだろうかな。

“文学少女”見習いの、卒業。 (野村美月)

“文学少女”見習いの、卒業。
“文学少女”見習いの、卒業。

“文学少女”見習いシリーズもいよいよ最終巻。最後を飾るテーマ作品は・・・夏目漱石「こころ」。
ついにこの作品が来たか。「こころ」は有名な作品であり、自分に少なからず影響を与えた作品のひとつである。そんな作品を持って、ひとつの物語を紡ごうというのだから、ある意味反則である。

とはいえ、本書の本当のテーマ作品は「青空に似ている」だったのではないかと思う。数々の実在作品をテーマとしつつ、遂にはこの作品にたどり着いた。そう考えると文学少女という作品の集大成としては納得も行くというものである。

精神的向上心のないものは馬鹿だ
ブクログ
Twitter
Archives
Weather


-天気予報コム- -FC2-
Profile

こしあん

Author: Seiyo Age: 30
Sex: Male♂ Address: 東京
Job: 永遠の学生
日々ダンジョンに潜り
ホークスを応援しつつ
時にはヴァナディールに身をよせ
通学中の読書の為に会社へ行く

TBP FFXI
TBP FFXIV
TBP SoftbankHawks
Banner
スポンサードリンク
Blog内検索

powered by Google
amazon
Vana'naVi
FinalFantasyXI
DARTSLIVE
VS PHOENIX
  • ライブドアブログ