2005年12月23日

アスピリン喘息とサリチル酸化合物

サリチル酸化合物を含んだ精油

「アスピリン喘息」(aspirin-inducedasthma:AIA)
アスピリン(アセチルサリチル酸)などの鎮痛解熱剤の使用で、発作が誘発されてしまう喘息

大人の喘息の患者さんの10%程度がこのタイプで発症のピークは30歳代である。
性別は3対2で女性に多い。

医薬品添加物の鎮痛解熱剤や着色料(食用黄色4号)や安息香酸ナトリウム(防腐剤)でも喘息発作が生じることもある。

天然の食品などの自然界の植物などの(トマト・イチゴ・柑橘類・キュウリ・ブドウ・香辛料など)
に含まれているサリチル酸化合物でも喘息が悪化しうる

通常の果実に含まれる程度の少量のサリチル酸化合物の摂取では喘息発作は生じないようですが、
ミントの歯磨きを使ったとき調子が悪くなる、という喘息患者もいるようです。
薬の内服だけでなく、外用薬の塗布や湿布でも喘息発作が誘発されることもある。

精油成分を抽出したものは喘息の発作はおこるのだろうか?

ウインターグリーンやシラカバの精油には、サリチル酸メチルが含まれ、
もしこの両者の精油をアスピリン喘息患者さんに用いる際の注意事項はあるのだろうか?
これら精油で施術を受けたり、使用することで喘息発作が生じたり、調子が悪くなったという報告等はあるのだろうか?

アスピリン喘息患者さんは、鎮痛解熱剤の使用が原則禁忌なので、
頭痛や筋肉痛・歯痛の時苦しんでいるであろう。
一般の鎮痛解熱剤の使用が制限されている方にとって、
鎮痛効果のある精油は大きな助けになると思いますので今回はこれを取り上げようと思います。

アロマテラピーは100%の芳香成分から構成された精油を用いており、
その成分は1つの精油で数十から数百あります。
そのひとつひとつが人体にとって有効に作用するだけでなく時には毒性をもつことにもなるのです。
ですから使用する精油には信頼あるものを選んでほしいと思います。
医療用精油とよく言いますが、本来はアロマテラピーと言うからには、
すべての精油が医療用でなくてはなりません。

さて上記のようにサリチル酸メチルまたサリチル酸ベンジルを含む精油はアスピリン喘息患者さんの発作を誘発する可能性がありますのでこの症状をお持ちの方は、
アロマテラピーとしては禁忌とすべきです。

サリチル酸メチルはウインターグリーン、シラカバに含まれています。
この二つの精油はサリチル酸メチルが99%も含まれていますので、注意してください。
なお1パーセント未満ですが、クローブ=花蕾とシナモン=葉にも含まれます。

サリチル酸ベンジルに関しては、イランイランに2〜3パーセント含まれます。

それではこのアスピリン喘息患者さんが肩こりや頭痛などで苦しんでいる場合は何を用いればよいのかは次回にアップします。
harmonieblog at 22:23│Comments(0)TrackBack(0)

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