9/3の非正規雇用の若者たちの居場所づくり
=プレカリアート・カフェは
(プレカリアート=不安定な働き方をしている労働者)
7名の参加をいただきました。


今回はテーマとして、
「そもそも、何で私たちはこんな状況に
追い込まれているのか」という問いを立てて、
社会的背景から、その原因を探っていきました。

社会的背景、なんていうととっても難しくて
自分のこととは直接関係がないと
思ってしまいますが、そんなことはなくて。


結局、今現在、非正規雇用がこれだけ増えているのは
(男性の若者の2割弱、女性の若者の5割以上が
非正規雇用 02年度総務省統計データより)

個人の能力とか資質の問題だけではなく、
企業とか政策とか人口とかグローバル化とか
いろんな理由が絡んでいるんですよ、ということを
社会学の研究者である主催者がレクチャー。

「日本的雇用」=終身雇用、年功序列賃金、企業別組合という
雇用体系が95年にはすでに崩れていて、それなのに
わたしたちの中には、まだその日本的雇用こそが
「正しい・理想的な」モデルとして残っている・・・・
理想と現実のギャップが、格差と生きづらさを生んでいるのです。

そういうことを知らないでいると、
「正規になれないのは、自分の能力がないからだ」とか
「いつまでもパラサイトしている自分はダメなやつ」だとか
どんどん自分を追い詰めて、
苦しくなってしまいます。

今は、正規職員だからといって
日本的雇用が守られているわけでもありません。
あたりまえにブラック企業が存在し、
ワークライフバランスなんて夢のまた夢。

団塊世代の「常識=正社員」を真に受けて、
それと違う生き方=負け、
という価値観にとらわれるのではなく、
私たちは、私たちなりの価値観と生き方で
新しい世界を自分たちの手で
作っていかなければならないのです。


と、いうことで、
それについてもっと詳しく知りたい方への
本も紹介いただきました。



『新しい労働社会』岩波新書
海外の柔軟な労働モデルから、自分たちの価値観がすべてではないことを知る1冊。
新しい労働社会―雇用システムの再構築へ (岩波新書)新しい労働社会―雇用システムの再構築へ (岩波新書)
著者:濱口 桂一郎
岩波書店(2009-07-22)
販売元:Amazon.co.jp
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『若者はなぜ「就職」できなくなったのか』日本図書センター
学校から仕事へ移行するシステムの不備と本当の「キャリア教育」を知る1冊。

若者はなぜ「就職」できなくなったのか?―生き抜くために知っておくべきこと (どう考える?ニッポンの教育問題)若者はなぜ「就職」できなくなったのか?―生き抜くために知っておくべきこと (どう考える?ニッポンの教育問題)
著者:児美 川孝一郎
日本図書センター(2011-02-18)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る



フリートークも盛り上がり、30分も時間オーバー。

参加してくださった皆さん、ありがとうございました。


次回は、第三水曜日、19時からの開催です。