ロコ対策 第2回目はアダクターエクステンションです。

アダクター(addactor) とは内転筋の意味です。

内転筋群はいくつかの筋肉によって成り立ちます。
内転筋群2

内転筋群は脚を内側に閉じるときに使われる筋肉で、股関節(身体の根幹)を守る筋肉です。 そして、大腿部をコントロールして大きなパワーを有効に使い、瞬発力を生み出す目的も果たします。
その時、内転筋に対してウェートが乗ることも多いので、怪我や故障をする可能性が高い部分だともいえます。
お相撲さんが、股割りをするのも怪我や故障をしないためと、勢いがある強い立会いを行う目的もあります。

それだけ股関節の柔軟性は怪我や故障の予防だけではなく、パワーを有効に使えることにもつながります。

そして股関節内転筋群は、一度硬くなるとなかなか柔かくなりにくい筋肉のひとつだそうです。
でも、このアダクターエクステンションなら、ほとんどの方が、テレビを見ながら、気が付くと、約3分で効果を実感できます。

ゴルフでは、
股関節を柔軟に保つことで、バックスイングからダウンスイングの切り返しのタイミングが良くなり、一定のテンポでスイングすることが可能となります。
そして、瞬発力を生み出し、安定した飛距離アップにつながります。


①座って足を開く
  この時、バネの力で足が自然に開くので、バネの力に任せます。
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②足が内旋しないようにして、バネの力を借りて後ろに小刻みに動かす。

 次の2枚の写真を見比べてください。
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上の写真はかかとが後ろを向いてしまっています。(股関節が内旋しています)

下の写真はかかとが前を向いています。(股関節が外旋しています)
                
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 ” 後ろに動かす ” 簡単に聞こえますが、 最初やってみるとなかなか後ろに動きません。インナーマッスルも弱いからですね。
通常、内転筋を動かすのは、股を占める動作で、後ろに動かす動作を行ったことがある方はほとんどいらっしゃらないと思います。
最初は、後ろに動かせなくても、大丈夫です  
後ろに小刻みに動かすことによって、インナーマッスルを刺激し、鍛えることもできますので、回数を重ねていただくと、ご自分で後ろに動かせるようになります。

股関節を柔軟に保ち、飛距離アップをめざし、
ゴルフを長く楽しみましょう