邦画
2008年09月23日
【映画】おくりびと
映画「おくりびと」を見てきました。
予告
公式サイト
9.13 Road Show 「おくりびと」(主演:本木雅弘 広末涼子)
あらすじ:
僕は、「壬生義士伝」で滝田洋二郎監督のファンになったのですが、この「おくりびと」も素晴らしい作品でした。ストーリー、音楽、脚本、どれをとっても抜群のデキだと思います。中でもキャスティング、本木雅弘を主人公に選んだのは最高の人選だったのではないでしょうか。
映画の中で何度も死人を着飾り、納棺するシーンが出てくるのですが、その死人のエピソードが全くない状態でも、いざ本木さんがその死人を着飾る演技をし始めると、なぜか涙が出てくるのです。いかに死人を尊び、愛を持って仕事をしているかと言うことがひしひしと伝わってくる演技なのです。これにはとても驚きました。
そしてその主人公を雇った社長役の山崎努。口数はそれほど多くないのですが、要所要所で、主人公を諭すような大きな演技をします。これもまた、見ていてとても引きつけられる演技でした。
この映画は、カナダのモントリオール世界映画祭のグランプリ、アメリカのアカデミー賞外国語映画賞の日本代表選出、中国最大の映画祭・金鶏百花賞で作品、監督、主演男優賞を取りました。
ストーリーが「死人を扱う」という普遍的なテーマでわかりやすいというのもあると思うのですが、こういう役者陣の丁寧な演技があればこそ、世界で認められるような映画にもなっているのではないでしょうか。
予告
公式サイト
9.13 Road Show 「おくりびと」(主演:本木雅弘 広末涼子)
あらすじ:
楽団の解散でチェロ奏者の夢をあきらめ、故郷の山形に帰ってきた大悟(本木雅弘)は好条件の求人広告を見つける。面接に向かうと社長の佐々木(山崎努)に即採用されるが、業務内容は遺体を棺に収める仕事。当初は戸惑っていた大悟だったが、さまざまな境遇の別れと向き合ううちに、納棺師の仕事に誇りを見いだしてゆく。
僕は、「壬生義士伝」で滝田洋二郎監督のファンになったのですが、この「おくりびと」も素晴らしい作品でした。ストーリー、音楽、脚本、どれをとっても抜群のデキだと思います。中でもキャスティング、本木雅弘を主人公に選んだのは最高の人選だったのではないでしょうか。
映画の中で何度も死人を着飾り、納棺するシーンが出てくるのですが、その死人のエピソードが全くない状態でも、いざ本木さんがその死人を着飾る演技をし始めると、なぜか涙が出てくるのです。いかに死人を尊び、愛を持って仕事をしているかと言うことがひしひしと伝わってくる演技なのです。これにはとても驚きました。
そしてその主人公を雇った社長役の山崎努。口数はそれほど多くないのですが、要所要所で、主人公を諭すような大きな演技をします。これもまた、見ていてとても引きつけられる演技でした。
この映画は、カナダのモントリオール世界映画祭のグランプリ、アメリカのアカデミー賞外国語映画賞の日本代表選出、中国最大の映画祭・金鶏百花賞で作品、監督、主演男優賞を取りました。
ストーリーが「死人を扱う」という普遍的なテーマでわかりやすいというのもあると思うのですが、こういう役者陣の丁寧な演技があればこそ、世界で認められるような映画にもなっているのではないでしょうか。
2008年09月22日
【映画】パコと魔法の絵本
「パコと魔法の絵本」を見てきました。
予告
公式サイト
パコと魔法の絵本
これは面白かったです。中島哲也監督の素晴らしいCG演出に加えて、盛り上がる音楽、わかりやすいストーリー、ノリノリの役者陣、どれをとっても日本映画のレベルの高さを示してくれる秀作だと思います。CGを見ているとティム・バートン監督をちらっと思い浮かべましたけど、あの監督はもうちょっと色彩を抑えてダークな演出にしますね。
作品概要を引用しておきます。
で、いろいろ褒め称える部分はあるんですけど、僕は特にキャスティングがよかったと思いました。中でも、阿部サダヲと國村準は最高です。CM業界出身の中島監督は、ストーリーの節々に小ネタを仕込むのがうまいと思うのですが、今回は、阿部サダヲと國村準がすぽっとはまった気がします。
あと、台詞が心に残るものが多かったですね。絵本を題材にした、子供が見ても楽しめる映画だと思うのですが、大人がちょっと考えさせられるような言葉もあって、制作者はしっかりと考えて作り込んでいるんだと感じました。CGが大きく取り上げられている作品ですが、それ以外にも見るべきところがたくさんあるよい映画だと思います。
予告
公式サイト
パコと魔法の絵本
これは面白かったです。中島哲也監督の素晴らしいCG演出に加えて、盛り上がる音楽、わかりやすいストーリー、ノリノリの役者陣、どれをとっても日本映画のレベルの高さを示してくれる秀作だと思います。CGを見ているとティム・バートン監督をちらっと思い浮かべましたけど、あの監督はもうちょっと色彩を抑えてダークな演出にしますね。
作品概要を引用しておきます。
『下妻物語』『嫌われ松子の一生』の中島哲也監督が、伝説的な舞台「MIDSUMMER CAROL ガマ王子vsザリガニ魔人」を映画化。変わり者ばかりが集まる病院を舞台に、1日しか記憶が持たない少女のために、大人たちが思い出を残そうと奮闘する姿をファンタジックに描く。役所広司、妻夫木聡、土屋アンナなど豪華キャストが出演。クライマックスで役者たちを3DのフルCGキャラクターに変身させ、彼らの生の演技と連動させていく大胆な演出に注目。
で、いろいろ褒め称える部分はあるんですけど、僕は特にキャスティングがよかったと思いました。中でも、阿部サダヲと國村準は最高です。CM業界出身の中島監督は、ストーリーの節々に小ネタを仕込むのがうまいと思うのですが、今回は、阿部サダヲと國村準がすぽっとはまった気がします。
あと、台詞が心に残るものが多かったですね。絵本を題材にした、子供が見ても楽しめる映画だと思うのですが、大人がちょっと考えさせられるような言葉もあって、制作者はしっかりと考えて作り込んでいるんだと感じました。CGが大きく取り上げられている作品ですが、それ以外にも見るべきところがたくさんあるよい映画だと思います。