HaruharaPのブログ

アイマスMADを作りたい人。メインツールはParaDrawとParaFlaです。

あけましておめでとうございます
(2018/1/1)

2017秋アニメ感想

 忙しい忙しい忙しい
 昨年秋口からこっち、三月兎のごとく時計に追われる忙しさなのである。
 なんだってこう忙しいのかというと、己自身でコントロール不能な会社や家庭内でのイベントが立て続けに発生しているからであり、加えて、いましばらくこの傾向が続く予定であるからなのである。もう何ヶ月もまともに小説を読んでいない。通勤中、青空文庫で中島敦を再読した程度だ。
 例年通りの年末年始なら、原りょうの既刊を読み返したり、ParaDrawでイラストを描いたり、まったりのんびり過ごすものなのだが、この年越しはほんともう忙しい。無理。そんな余裕、望むべくもなかった。
 そんでもってアニメなんかもろくに見る時間がないので、Huluやら録画やらを細切れ細切れに、やっとのこと見納めた次第なのである。
 それにしても話の枕にするにはふさわしくも無い内容だ。もっと政治批評経済批評を述べ、国際平和を論じ、ゲンロンしてみても良いのだが、なにぶん、忙しいのであるし、そうしたネタは、みもふたも無く言ってしまえば書いてて全く面白くない。というか面白いネタを着想する余裕すら無いという、無い無い尽くしなのである。「忙しい」以外のネタが無いくらい忙しい昨今なのだ。
 このブログもほとんど放ったらしの体なのだが、やはり書かないのも尻の座りが悪い感じがするのも事実。
 んじゃ、2017年秋アニメの感想、行ってみよう!

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視聴完遂
  • Just Because !
 キャラに魅力があって設定がしっかりしていて作画が安定していたとしても、 やはりというかなんというか、 中高生の惚れた腫れたにはまったく心が動くことは無かったのであります。
 この子達は恋に恋しているだけで、己の本能つまりリビドーに恐れ慄いたり、あるいは、人生のあり方に葛藤するなどという場面はとうとう無かった(ように見えた)。草食がここまで極まると、物語として成立しないのではなかろうか。そんな物語に病膏肓に入ったおっさんオタの心が動かされるはずはなかろう。
 さらにぶっちゃけていえば、その辺のアイドル崩れが出演する実写テレビドラマとの違いが、無い。アニメでやる意味はあったのだろうか。まんま実写ドラマで良かったんじゃないの。数字取れないだろうけど。
 しかしそれとは矛盾する話なのですが、せんだっての「月がきれい」もそうですが、こういう企画自体がアニメとして通るというのは、業界としては良い傾向だとは思います。



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  • 十二大戦
 心底どうでもいい屁理屈とショボイ戦いが展開される異能バトルロイヤル。イーガン「宇宙消失」並みの一発ネタで12話1クールを引っ張ってしまうのが、かえってツライ。作画も崩壊、ネタも崩壊で、心から楽しめる場面が無い。十二支それぞれの過去回もウンザリでしたが、犬のプロットだけは面白いと思いました。

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2017-12-27

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  • 少女終末旅行
 終始虚無感が漂う絵と物語に、はまれる人ははまれるだろうし、ダメな人は全く理解不能で受け付けられないだろう。漫画も、アニメも。
 個人的にはあまりはまれなかった方で、ありふれた終末物のいちバリエーションにしか読めない。もっと救い難い物語をたくさん読んできたし、醜い人間の本性をさらけ出すドラマにもうんざりなのでありますが、空しい世界観を特段の悲壮感なくあっさり受け入れるキャラクター達が特徴といえば特徴で、その点は確かに現代的な表現かもしれない。
 アニメの方は、漫画の空気感をもてあましているような「間」がいささか気になるものの、キャラクターのデフォルメがいかにもなアニメーション作画となっていてそれなりに楽しかったです。漫画の方もつい先日最終回を迎えましたな。うん、この作品はしっかSFなのでありました。ゆるふわラノベエンディグにならなくて、凄く良かったと思います。

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水瀬いのり
KADOKAWA メディアファクトリー
2018-01-24



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  • 宝石の国
 告白してしまえば漫画の絵柄がちょっと受け入れがたくアフタヌーンの連載はスルーしていたのですが、なんだ、なかなかイカシタSFではないですか。あわててコミックスを揃えた次第。己の見る目の無さにはがっかりしますなぁ。
 悠久の時間と命の果てにある宝石たちの存在のわりに、言動(CVの黒沢ともよの演技がぴったりだ)のモダンさ加減に感じるギャップに唸らざるをえない。
宝石たちの造形上ポリゴンキャラで行くというのは最適解なのでありましょう、CGのドヤ感もなくわりとすんなり受け入れられたのも個人的には良かったです。
 しかしアニメ最終回のオチらしいオチも70年代SFになっているのはいただけない。アニメオリジナルな落とし所は無かったのだろうか。2期やろうにももう原作に追い付いてしまったし、どうすんだこれ。



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  • アニメガタリズ
 思いっきりメタやっている(特に第11話)のだが、今時の子達はついてこれるのだろうか、と要らぬ心配をするくらいギャグがハイブロウなので、このアニメの面白さを真に理解するにはアニメに関する歴史や演出方法に対する知識がそれなりに、いや、かなり必要なのである。つまり玄人ウケする作りになっていて、そこがおっさんオタには楽しかったのであります。楽しかったというと非常に短絡的な感想なのですが、このアニメ、見方によっては現代アニメへの痛烈な皮肉になっておりまして、なかなか侮れない作品なのであります。


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視聴継続断念
  • 王様ゲーム the animation
  • アイドルマスターsideM
  • Dies irae
  • このはな奇譚
  • URAHARA
  • ブレンド・S
  • つうかあ
  • クジラの子らは砂上に歌う

視聴継続中
  • 3月のライオン 第2シーズン
  • おそ松さん 第2シーズン
  • 魔法使いの嫁
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【映画】劇場版ガールズ&パンツァー 最終章 第1話(監督 水島努・2017)

 師も走るという十二月は、師でなくったって忙しいのである。

 日本経済の尖兵として私も公私に多忙を極め、まとまった休みはおろか、まともな読書時間や余暇を楽しむ時間なぞほとんど取れない。いや、休日はちゃんとあるにはあるのだが、家庭内外の所用がなぜかたいへん立て込んでいる。読まなければいけない本、見なければいけない映画、片付けなければならない仕事が山積みなのです。
 脳のクロックが加齢とともに落ちていることも十分自覚しており、処理能力は落ちる一方という厳然たる事実は、気ぜわしい年末の刹那を認識する暇すら与えない。
 このままだとなんやかんやあっちゅーまに正月になってしまう。ってもう大晦日まで二週間無いんやで!?
 つまり、現在の私の過密スケジュールはともすればうっかりガルパンを見過ごしかねない状況なのであり、今、この時、このタイミングを逃してしまうと、おそらく劇場で見ることあたわず泣くことになる。致し方なし、と得心するのも我慢できず、方々にしわ寄せが行くのを覚悟しながら、無理くり時間をこじ開けて見に行ってきた次第なのであります。

 ふぅ。

 1,200円というお財布に優しい値段設定も全6話では7,200円になるわけで、だったら円盤の発売を待つのが合理的な考え方だろう、というソロバン勘定は承知しているが、「映画館で観劇」という経験は、やはりプライスレスな感動なのであります。
 完成して間もないTOHOシネマズ上野が上野とは名ばかりの御徒町にあるというトラップにひっかかったおかげであやうく上映時間に遅れそうになったものの、なんとか滑り込んで席に着くことができました。

 スクリーン上でいきなり展開されるスペクタクルな絶望感にまず驚くとともに、あぁやっぱり劇場はいいな、ガルパン見るなら映画館だよな、と再確認いたしました。大スクリーンで大音響。作画も手抜きなしで安心です。
 学園艦ダンジョンや新戦車はもちろん楽しいのですが、先の劇場版からのキャラたちの動静が劇中そこここで地味に語られるのが嬉しかった。あのテレビ放送からまだ物語は続いている、あの頃と今ここは地続きて繋がっているのだ、という連続感一体感が醸し出されていて、ほっこりします。
 ほっこりはするものの、時間にしてわずか40分程度なのに内容が濃密すぎて、脳をフル回転させないと本当の楽しさが見えてこないのもまた真実。うーん、冒頭、学園艦CICの場面で「魚雷戦ゲーム」が映っていたような・・・。そうか! 学園艦は魚雷も撃てるんや!
 そんな小ネタが画面のあちこちに仕込まれてるんやで!w なんという初見殺し・・・!w

 新キャラ達は濃過ぎて胃にもたれそうでしたが、それでもガルパンだとなぜか微笑ましく見られるというもの。彼女たちがこの先どう活躍するのか、泣かせてくれるのか、期待せざるをえません。でも、あれで戦車大丈夫なんか?w このままフェードアウトするんか!?w
 ピンチに陥ってさて次回、という引きは、ではそれをどう克服し逆転するのか、という期待感を持たせる構造になっていて、これもガルパンらしくて良い。
 心配な点は、シリーズやスピンオフ作品で語られてしまったように、(一見そうは見えないが)大洗は実は強過ぎる、勝つべくして勝つキャラたちだ、という、主人公チートがある。ガルパン物語の唯一の弱点であって、軍神西住殿はどう頑張ったって(ダージリンさん以外には)負けそうもない。このあたりはどう料理するか。味付けを失敗すると即、話は陳腐化してしまいかねません。「成長しきった主人公たち」がジャンプ的インフレバトルに進むことは我々が望むところでは決して無い。これをどう克服するのか、第2話以降も楽しみ過ぎますね。
 で、第2話はいつなんだよ!? 夏か!? 来年の夏なのか!?


2017年夏アニメの感想

 頑是無い赤子のように世の中を過ごせたらどんなに素晴らしいだろう。
 面倒ごとはすべて他人に推しつけ、好きなことを好きなだけ、やりたいことをやりたいだけやり倒す日々。
 理想の日々。

 一方で、そんな毎日が理想であってたまるか、とも思う。
 赤子の無責任さは誰かの庇護があるからこそ無責任を満喫できるのだ。
「世界最後の日に何をしたい?」という問いに「最後の夜に、彼氏と一緒に観覧車で夜景を見たい」と回答してしまっては、その夜景を作る人々の存在をあまりに軽んじているだろう。唾棄すべき甘えた発想だし、よしんばそれが理想でも、公言すべき内容ではない。

 そう思うのは私だけだろうか?

 社会の私の立ち位置における、その周囲に存在する人々の無責任さにはほとほと参っていて、毎日胃に穴が開く思いなのだ。その無責任の影響が、私の給与や私の家族に及んで欲しくない。戦わねばならない。絶望的な撤退戦なのだ。「もっと気楽にやれよ」とは、お気楽な生き方をしている人間からは言われたくない。

 しかし現に胃に穴は開き、精神は疲弊する。
 だからこそ、マザコンだロリコンだ罵られようが、やはり私に必要なのはララァのように導いてくれるニュータイプなのだ。決して無責任な都知事などではない。

「それは分かるけど、もっと肩の力を抜けよ」

 なるほど、良いアドバイスだ。きっと私の事を心配してくれているのだろう。
 だから今夜も、私はアニメを見るのである。

 そんなわけで、なかなかアニメを見る時間を確保できなかった2017年夏、行ってみよう!

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視聴完遂

  • 徒然チルドレン
 恋愛ギャグであってラブコメではない。だからこそ最後まで見ることができた、と言うべきだろうか。
 個人的には恋愛マスター先輩と会長先輩が楽しみで見続けていたので、最終回で登場しなかったのには怒りを覚えます。途中、作画がいただけない回もありました(そのせいか、最後までキャラの判別に苦労した)。でもまぁ、殺伐とした日常を生きる私にとっては、箸休め的にのほほんと見られる作品でもありました。



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  • NEW GAME!!
 不覚にもぞいちゃんの涙に同調してしまったのです。
 が、書いといてなんですが、私のようなおっさんがそうそう若い娘の涙にほだされるわけはなくて、やはり見続けているうち、丁寧な話運びがキャラクターへの共感をマシマシにしたのだと思います。ちゃんと青年の成長譚になっている。恐るべしキララ系。そして、最後まで崩れない作画。原作を踏襲しつつも破綻無く2期目も描ききったアニメスタッフに拍手を。
 それにしても青葉みたいな部下が私も欲しいのです。ハキハキ物を言うけど、実はしっかり相手の立場に配慮していて、黙々と仕事をこなしつつ、余暇をきっちり楽しんでいる。「欲しい部下・オブ・ザ・イヤー2017」なのです。会社に依存せず、自分の腕一本で生きるという決意と姿勢も素晴らしい。私も、ぞいちゃんの涙に恥じない上司になりたいものです。

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高田憂希
KADOKAWA メディアファクトリー
2017-09-27


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  • メイド・イン・アビス
 まるでストルガツキー「ストーカー」に出てくるゾーンの如き「アビス」。
 趣味的SF考証は物語全体に及び、そこらの薄っぺら凡百転生ラノベファンタジーとは一線どころか千線くらい画す濃厚な世界観を築いています。可愛い絵柄からは創造もできない殺伐とした食物連鎖の如き非情な世界。舐めてたら痛い目を見るアニメですよ、久々に。不動卿オーゼンのところでお話がちょっと足踏みだったのがもったいなかったのですが、ナナチの「待って!」で涙腺が決壊してしまい、滂沱の涙に暮れてしまったので、もはやそんなことはどでも良くなってしまいました。
 原作の設定がしっかりしているせいか、背景が実に生き生きしている。背景が良いアニメにハズレは無いという俺法則が今回も当たったわけで、そこらの取り込み画像の加工で済ませている作品は少し反省していただきたい。それくらい美しくも恐ろしい背景だった。作画も最後までしっかり動いていて、これも高得点だ。
 絵良し、話良し、お前に良し、俺に良し。久々に見ないと損をするアニメでした。
 しょうがないので原作コミックも揃えてしまいましたよ。アニメで張りまくった伏線はほとんど回収されていませんので、これはストックたまり次第、2期ありますよね。あるんですよね?

メイドインアビス Blu-ray BOX 上巻
富田美憂
KADOKAWA メディアファクトリー
2017-10-25

メイドインアビス Blu-ray BOX 下巻
富田美憂
KADOKAWA メディアファクトリー
2017-12-22




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  • 終物語
 たびたびこのブログで述べたように、このシリーズはもはや惰性で見ているだけなので、さしたる感慨はない。思わず踏んでしまい足の裏にこびりついた米粒のようなもので、取らないと気持ち悪いが、取ったところで食べられはしない。俺にとって物語シリーズはその程度のものになってしまったことを再確認しただけであった。話題になるほどのストーリーには思えなかったし、オチも大団円感に乏しい。だってそれにこれ、どうせ続くんでしょ?




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  • Re:CREATORS
 怪獣大進撃というかウルトラ兄弟バトルロイヤルというかアメコミヒーロー大集合とか、そういう昔からある夏休み東映漫画祭的コンテンツを現代風にアレンジし、ちょっぴりセカイ系入れて綺麗なオタク話にした、と、大雑把な印象はそんな感じです。あらすじだけ読むと視聴回避です。
 しかし、第1話の遮断機のレイアウトや、眼鏡越しの主観表現など、ちょっと面白い映像表現があったので、最後まで見続けてしまいました。「ター!」とか「はぁあああ!」とかで極太ビームが繰り出されたりはするのですが、物語後半の加速感はハンパなく、結局最後まで面白く見てしまいました。登場人物使い捨て感はまるでトミノ御大のようですね。しかし本作ではそこにクリエイター視点からの「愛」があるように思えて、迂闊にも涙が出そうになったのはここだけの秘密にしておきあしょう。
 一つ難があるとすれば、虚構世界のキャラクターと現実世界のキャラクターのデザインが似通っていて、我々(真の観客)視点からだと、全部ひっくるめて「やっぱり虚構」に見えてしまったこと。だから、セレジアが顕現してもさほど違和感も無く驚きも無い。あっさり書いてしまいました本作で最大の問題点がまさにそれで、虚構世界のキャラが違和感が無く現実世界になじんでいる絵柄が、決定的にインパクトに欠けているのです。 これがいまいち入り込めない原因だったように思います。物語デザイン上の致命的欠陥になっているのではなかろうか。加えて、(リアル世界の)アニメ制作サイドの「俺スゲー」が空回りしているというか。
 ただ、物作りの苦悩というか、愛情というか、そういうのはしっかり伝わったように思います。アルタイルとある人物との会話シーンは痛いくらい涙腺に来るものがありまして、なるほど、セカイの一つのありようではあります。「限神機モノマギア」はなんかストーリー浮いていましたけどなぁ。うーん、いろいろ惜しい。あと5年早く世に出ていれば。



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視聴継続断念

【映画】 大統領の執事の涙 (監督リー・ダニエルズ 2013年)

 フォレスト・ウィティカーの演技魂はものすごいのだが、物語自体が私が予想していた方向と微妙にズレていて、いまいち乗れませんでした。個人的には「フォレスト・ガンプ」みたいな映画だと思い込んで見始めたので、アメリカ公民権運動を真正面からガッツリ取り上げた重めの作品だとわかったときは、少しきょとんとしたのが正直なところ。
 公民権運動の歴史は教科書的にしか知らなかったのでそれなりに来るものはありましたし、シドニー・ポワティエに対する黒人サイドからの評価も映画史的文脈でしか承知していなかったので、なるほど興味深いお話ではあります。
 監督のリー・ダニエルズといいますと、以前紹介した「プレシャス」を撮った方で、やっぱこう、社会派なんでしょうかなぁ。しかし、であるならば、彼ら(黒人)と社会の折り合い方を、もっとじっくり取り上げても良かったとも思います。かなり駆け足なんですよね。長男の彼女がいきなりアフロになっていたり、次男がわりとあっさり退場したり、なんだかシナリオをこなすだけみたいな急ぎの流れ。大統領との絡みなんかいらへんかったんやないの。肝心の執事の場面もさほどでもなかったし。

 昨今、日米欧で「社会の分断」とか「民族衝突」とか「格差社会」なんてマスコミ様が叫んでおりますが、いやいやちょっと待て、と。人と人が分断されていない社会なんて、歴史上無かったんやって。でも、クラスタごとのコミュニティが接する機会がほぼ無かった時代なので、誰も気にしなかっただけなんだよ。それがSNSやらネットの普及で、コミュニティ同士が互いの存在に気づいてしまい、「なんや、こんな頭おかしい集団がおったんかいな」とディスりあうようになったのでしょう。マスコミが「報道しない権利」でしっかり蓋をしていたパンドラの箱を、ネットが開けてしまっただけであり、箱の中には昔からイントレランスな人間社会があったのです。

 ところで、「プレシャス」にも出演していたマライア・キャリーがでっぷり太ったおば様になっていたのはショックでしたな。レニー・クラヴィッツなんかもいい味出していたし、故アラン・リックマン扮するレーガン大統領は一見の価値あるので、キャスティングの妙は味わえます。ジョン・キューザックのニクソン大統領はダメダメだけど(関係ないけど、人権史的には、ニクソン大統領について再評価が待たれるのではないでしょうか)。

 フォレスト・ウィティカーを私が始めて知ったのは「プラトーン」あたりで、以降、「ハスラー2」や「クライングゲーム」などにも次々と出演し、割りと気になるバイプレイヤーであります。この映画では人間50年をきっちり演技しておりまして、その役者魂には感服するほか無いよね。
 というわけで、大きな話の流れ的に私としてはさほど面白いとは思えなかったものの、キャスティングや役者の演技は大いに楽しめた映画でした。

 これ、映画じゃなくて2クールくらいのドラマだったら良かったかもしれませんな。


大統領の執事の涙 [Blu-ray]
フォレスト・ウィテカー
KADOKAWA / 角川書店
2014-08-15

柿の種 寺田寅彦

 学生の頃から寺田寅彦のエッセイをちょいちょい買い集めていたのだが、先日書店で見かけたので、久方ぶりに手にとってみたのだった。

「科学者でもあり文人」という彼を評する一般的な表現は、ともすると後者にその感心と興味のウェイトが偏り、「科学者なのに文才もある(ヤッパリ文学スゴイ)」とされる誤解含みのメッセージを放っているような気がする。

 本書を読むと、彼は正真正銘徹頭徹尾科学者なのであって、俳句などは余技に過ぎないと割り切っていたらしいことがわかる。人の心の移ろいよりも、自然科学の面白さ興味深さ、関心を引き続ける謎に彼は軍配を上げているのだ。
 しかし実際には、自然科学が勝利しているというよりも、彼が人心の不安さ、得体の知れなさに恐怖し、分析不能の現象に動揺している姿が見え隠れする。ほとんどそんなふうに告白しているように、私には読める。
 本書自体は同人誌に綴った短いエッセイを時系列に並べたもので、その一つ一つがせいぜい3ページ程度、下手すると数行で終わってしまう文章なので、読むだけなら30分もあれば読める。内容も難しくなく、言葉遣いもほぼ現代語に近い。分量もあっさり目だ。
 軽く読めるのだが、だがやはり、「人間への恐怖」のようなものが、文章から滲み出ているように読めてしまい、一筋縄でいかない。無数の解釈の洪水が私の脳を襲う。
 計算できない心の内、人間の存在の頼りなさとバカバカしさに、呆れながらも近寄りがたく、遠巻きに観察する科学者寺田寅彦の姿を思い浮かべてしまう。
 前文に、実に他愛ない文章なので時間があるときに読んで欲しい旨、書かれている。
 いやいやどういたしまして、とても気楽に読める内容では無いのでありました。

 買ったあとで気付いたのだが、今は「青空文庫」で読めるのな!ww
 まぁいいや、寺田寅彦直筆のイラストが拝めるのは、岩波文庫だけ!w

柿の種 (岩波文庫)
寺田 寅彦
岩波書店
1996-04-16

【日記】 駄美声

 ちょっと声を大にして言いづらいのだが、マドンナが好きなのである。

 という書き出しなのになんなのであるが、好きなアーティストを語るとき、あるいは語られるとき、その対象がメジャーであればあるほど恥ずかしいのはいったいどうしてなのだろう。例えば「サザンオールスターズを愛聴しています」なんていう上司とは、どう付き合って良いのかわからない。サザンは確かに国民的バンドとはいえ、それゆえに最大公約数的に過ぎるせいで、反応に困ってしまう。不思議なものだ。かといって誰も知らないマニアックなレゲェバンドが好きな理由をとうとうと語られても「お、おう」となってしまう。趣味の話は按配塩加減が難しく、まるで地雷原を歩くようなもので、対応を間違えてちょっとよろめくと爆殺確定、社会的にとんでもないレッテルを貼られてしまいかねない。ご存知のとおり会社や学校では、コミュニケーションを取りたくない相手とも会話をせざるを得ない場面が多い。だから、地雷原機雷原を避けんがためにあれやこれや配慮遠慮し、心を砕き気を配らなければならないので、本当にストレスが溜まるのである。好きなものを好きと自然と言える社会ではないのだ、少なくとも日本はそういう社会だ。
 そしてこのブログは誰も見ていない場末の落書きだからこそ、臆面もなく赤面もせず、マドンナが好きと声を大にして言えるというわけなのだ。

 ともかく、マドンナである。

 マドンナの何が好きなのか。
 そう面接で問われたならば(どんな場面接だよ)、マドンナの顔でもダンスでもファッションでも発言でもなくセンスでもなく、「声質である」と具体的に言い切ってしまえる。
 例えば、「Crazy for you」のサビの部分、力強い「you」という歌声の裏に響く微妙な濁音。

↓公式だから貼り付けても構わんだろう。これだ。「Crazy for you」は特に好きな曲なんだが。
  
あるいは↓これ。 


「Music」で、「Mu」の発音。
 長年の研究の結果を一言で言うとすると、どうも彼女の「ウ音」に私は惹かれるらしい。そのクリアで伸びやかな「ウ音」に、シンセでいえば「矩形波」のような周波数が、裏に微かに潜んでいて耳をつかんで離さない。耳に刺さるその濁声は、とげとげしい攻撃的なものではなく、心地よいバイブレーションとなって伝わる。誤解を多分に含んでいる気もするが、セクシー、という表現が適切なように思う。
 発声学的、音声学的に分析すれば、きっと何か条件があるのかもしれないが、残念ながら私にそういった知識は無い。だから、好きだ、マドンナの声質が好きだ、としか言えないのである。
 マドンナのこの声質は、俺の日常では、あまり耳にすることのできない声である。ハスキーボイス、とはまたちょっと違うのだなぁ。そしてダミ声なんてのとは全然違う。
 なかなか日常では聞けない声質なので、その甘美な声に酔うために、定期的にマドンナのアルバムを聞き直すのが私の月間タスクの一つなのである。あぁ、気持ちいい。

 こうした日常なのであるが、つい最近、「あ、これこれ!」という声にぶち当たった。
 これである。とゆーても、合法的な動画がネットに無いので、紹介しようがないのだが、アニメ「日常」のキャラクター、ちゃんみおの美声を聞いてくれ。
 これをもって界隈では曰く「駄美声」と呼ぶらしい。なるほど、言い得て妙である。リアルタイムの放送も、再放送もスルーしていた私だが(漫画の方はチラチラ読んでいた)、見逃していて知らなかったのは実に情けなく、悔しい。
 荒ぶるちゃんみおの美声は、俺にとってはマドンナのそれと同じ波長で脳に届く。耳に心地よい。気持ちいい。

 そんなわけで最近、「日常」コンプリートBOXを購入した次第なのでした。

日常 Blu-ray BOX コンプリート版
本多真梨子
角川書店
2013-08-30



フロスト始末 R・D・ウィングフィールド

 いろいろな伏線はそのままに原作者様他界により本作がとうとう最後となってしまったフロスト警部シリーズ。
 相変らず下品で毒舌吐きまくりだが愛すべきフロスト警部を主軸に、同時並行して立て続けに起こる事件に右往左往するデントン警察署という構造はいつもどおり。基本的にユーモアサスペンスなのですが、相変らず事件の方は微妙に、というかかなり陰惨で、けっこう容赦はありません。
 フロスト警部のくたびれっぷりは最終巻で行き着くところまで行き着いた感じもありまして、だからこそ、妻と死別した理由をあてもなく思い浮かべたりする様子は、地味に心に響きます。
 とはいえ、署長をおちょくったり、赴任してくる警部をコケにする腕前はやはり読んでいて痛快で、やっぱりいつものフロスト警部なのであります。
 事件の真犯人は本編をどう読んでもたどり着けません。だから純粋にミステリとして楽しむというよりも、通俗的なフロスト警部の言動にニヤリとしたり、ワーカホリックな職務遂行ぶりに感心したり同情したり・・・、というか、やや後者の方に同調することで感じるシンクロニシティに悲しくなることなのかもしれません。
 人手不足だって外が死ぬほど寒くたって多忙のあまり空腹だって、どこかの誰かが対処しなければ世の中は回っていかないのです。
 現場ってそういうもの。
 そして、そういう現場の努力を上の方は全く理解できていない(かつては自分達も現場にいたのにも関わらず)。どうせやらなきゃならんのだからやるべき事はとおりいっぺんさっさとすませ、上でふんぞり返っているボンクラどもには痛烈な皮肉をガツンとお見舞いする。とまどう彼らを見て、溜飲を下げる、下げなければならないのが庶民の悲哀なのです。
 ムチムチプリンプリン(死語)の検死官とのラブロマンスの前にシリーズが終了となったのはたいへん残念なのですが、マンネリズムに堕するよりは、ちょっくらここらで尻をまくるってのも、なんともフロスト警部シリーズらしいな、などと思いました。

 作者のご冥福をお祈りいたします。


フロスト始末〈上〉 (創元推理文庫)
R・D・ウィングフィールド
東京創元社
2017-06-30


フロスト始末〈下〉 (創元推理文庫)
R・D・ウィングフィールド
東京創元社
2017-06-30


 それにしても文庫上下巻合わせて3千円近くするってのは、やっぱおかしいなぁと思いますよ。だったらハードカバーで出してくれ・・・、いや、ハードカバーはこのボリュームだと5千円は超えるな・・・。高いなぁ、いったいどこの世界線の物価なんですかね?

俺的に子供に薦めたい本2017

 下の子が読書に目覚めた嬉しさに本を薦めまくってウザがられている昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか。一方、上の子はついに読書に関心を持たないまま、子供を卒業しようとしております。ダメだこいつ。TwitterやLineより長い文章読めない体になってやがる。

 私はわりと早い時期に本が好きになり、昼間はアホみたいに外で跳ね回って遊びまわりつつ、夜はベッドで深夜ラジオを聴きながら読書、という夏休みを過ごした記憶があります。あのころはジュヴナイルとか、こども向けに翻案されたミステリやSFなんてのが多数ありまして、図書館から借りてきては読んでおりました。無論、夏休みの図書館通いの真の目的は児童図書コーナーになどはなく、大人向けの百科事典で人体の神秘を探り、大人向けの官能小説を渉猟するためだったのですが。
 大人向けはともかく、あの当時夢中になって読んだ児童書はたいていどれもこれも絶版ということになっており、特に、いわゆる古典とか名作とか言われるジャンル以外の図書は入手不可能。以前、古書店の主に相談したことがあるのですがその際、子供は本の取り扱いがとても雑なので痛みが激しく、古書として引き取れる美本は稀で、ほとんど廃棄される、と聞いたことがあります。
あぁそれにしてもこのまま埋もれさすのは悲しい。というか、俺が忘れそうだw
こんな地の果てのブログではありますが、そうした図書を記録に残しておかねば、そう思ってここに書き記しておく次第。文科省は推薦しないかもしれんが、HaruharaP的な推薦課題図書なのであります。
 なお、ひとことずつコメントを記載しますが、記憶が曖昧なところもあるため、信頼してはいけませんw
 一部の悪辣な古書店を儲けさせるのはイヤなので、amazonリンクは貼らん。

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◆小学生向け

・ゲバネコ大行進(瀬川昌男)
時間旅行のパラドクスをちゃんと子供向けエンタテインメントにしているのが凄い。シリーズに「スーパーネコ大作戦」など数冊あり、微妙に設定が違う。お亡くなりになる前の公式HPでは、無料で読むことができました。

・宇宙船ドクター(ハリー・ハリスン)
次から次へふりかかるトラブルを身をとして解決する少年船医の活躍。豊富なSFアイディアに驚嘆します。作者は「人間がいっぱい」のハリー・ハリスン。

・ラルフ124C41+(ヒューゴー・ガーンズバック)
ヒューゴー賞にその名を残すヒューゴー・ガーンズバックの古典SF。俺が読んだのは多分、岩崎書店版「27世紀の発明王」だったと思う。真鍋博の挿絵イラストが楽しかった。

・とらえられたスクールバス(眉村卓)
萩尾望都キャラデザで映画化までされたというのにあまり語られない本作、と思ったら、「時空の旅人」と改題され比較的入手しやすくなっておった。前・中・後編と分かれておりますが一冊一冊の分量は少なく、すぐ読めます。歴史改変SFに燃えない男の子はいない。今思えば、子供向け「戦国自衛隊」だったのかもしれない。

・少年のブルース(那須正幹)
クラスの本好きの女子から薦められたのは良い思い出。「ズッコケシリーズ」で有名な那須先生のSFショートショート集。センチメンタルな話もある一方、トンでもSFもあって、バラエティに富んでいます。今でも簡単に入手できます。先日、子供にも買い与えました。

・アルファベット群島(庄野英二)
で、そのクラスの女子に薦めたのがこちら。サンデーとかマンデーとか、曜日の名前がついた部下たちと不思議な島々を巡る冒険譚。だいぶ記憶が薄れているが、続編があったような記憶もある。

・SOS地底より(伊東信・横山明)
ご近所ミステリ・ホラー・SFかと思ったら、しっかり足を地につけた昭和の悲しい物語。ネタバレになるので詳しく記せませんが、今のご時勢、なかなか正面から取り組みづらいテーマだったりします。

・トム・スイフトの宇宙冒険(ビクター・アップルトン)
子供向けのくせにガチガチのハードSF。宇宙船とかスペースコロニーとかロボットとか、表紙の加藤直之のイラストがめちゃくちゃかっこいい! 「アリストテレス」という名前は、本作で覚えました。ビクター・アップルトンは複数の作家達による共作用の名前で、この「トム・スイフトシリーズ」は「ペリー・ローダン」のように書き連ねているSF小説群。実に100年の歴史があったりするのです。

・八十日間世界一周(ジュール・ヴェルヌ)
私が読んだのは旺文社版。原著オリジナルの(?)、エッチングみたいなイラストがなんというか、エキゾチックな世界風俗が描かれていて、大変惹かれます。雰囲気があって、一枚の絵としても良いです。主人公一行の冒険、それを追う探偵、世界各地の風俗、文明と大自然。いまでも色あせない物語。ジュール・ヴェルヌ、実は「宇宙戦争」より「海底2万マイル」よりも先に本作を読みました。

・平家物語
子供向けの「古典文学全集」的なシリーズの一冊だったのですが、どの出版社だったかもはや記憶が無い。「祇園精舎の鐘の声」から始まる数々のエピソードはどれをとっても日本人としての基礎教養なのであって、今でも私の血肉になっております。なにより、大学受験まで歴史が大得意科目になったのは本書のおかげ。もっともセンター試験は世界史で受験しましたけどねw

・0011発進せよ!(村上義人)
ネットにほとんど情報が無いのですが、「ほらふき探偵団」シリーズの一冊。荒唐無稽なほのぼの探偵小説でありますが、一家の表現が毒ありまくりで読んでいて楽しかった。オチやストーリーは、残念ながらほとんど覚えていません。


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◆中学生向け

・復活の日(小松左京)
図書館でエロい本を探しに大人向けのコーナーで発見した本作。初めて読んだ小松左京がこれという幸運に、神に感謝せずにおれない。以前このブログで紹介したとおり、子供向けに翻案したラノベがありますが、中学生くらいなら普通に読めます。「マスでもかいてろ!」は射精経験の無かった当時の自分には謎の言葉でした。

・ねらわれた学園(眉村卓)
「ジュヴナイル」の定義って今になってもはっきりしないのですが、俺の中では本作や、「閉ざされた時間割」「なぞの転校生」といった一連の眉村SFがそれに当たると思うのですよ。今時の「ラノベ」に比べたら、もっとずっと子供達に寄り添っていましたな。

・ポケットのABC(眉村卓)
眉村卓のショートショート集。続編もあります。発想の根本はガチSFなのでありましょうが、かなりナンセンス・トンデモ・不条理オチな作品が多く、エキセントリック。バカSFも多く、アイディアの宝庫。本がボロッボロになるまで読み返しました。

・ふたり(赤川次郎)
表紙イラストが大島弓子だったのが印象的で、クソみたいな映画版に比べたらとても美しいお話。胸が苦しくてなかなか読み返せずにいる、大切な小説です。

・夜(赤川次郎)
ホラー小説の体をしながら、その本質はアクションサバイバル小説。本作の「敵」に立ち向かう「普通の人々」の強さに、なんとも言えず熱くなってしまいます。最後の決戦でのギミックも手に汗を握ります。赤川次郎全盛期最良の一冊です。というか、「ふたり」と「夜」だけでいい。しかし子供心には、エロスな描写にドキドキしましたな。

・声の網(星新一)
この小説の新しさにいまこの2017年になって戦慄してしまいます。スティーブ・ジョブズよりもビル・ゲイツよりも、誰よりも正確に未来社会を予想してた星新一。SF作家ここにありといった観があります。そしてそれを子供のころに読んでいたという経験は、密かに誇りに思っています。

・そして誰もいなくなった(アガサ・クリスティ)
ネタバレ無しに本作を読めた幸せ!!! タイトルがかっこよくて買ったのですね(ハヤカワ文庫版)。「なぜエヴァンズに頼まなかったのか?」とか「動く指」とか、あの頃の私はタイトルで買う小説を決めていました。まだ子供の小遣いで文庫を買えた時代で良かったです。

・夏草冬濤(井上靖)
いまなら絶対に腐女子が食いつくはずの小説。とても大らかな青春群像は、時代を現代に翻案しても古びていないように思えます。なんでアニメ化しませんかね。不思議です。かつては入試問題にもたびたび採用されておりましたな。

・旅のラゴス(筒井康隆)
キレイな筒井康隆による連作短編。「王国への道」の文明・歴史ビジョンは今でも俺に影響を与えている。「解放された男」や「銀鉱」における非情な人間観、「着地点」におけるハードSF、最終話「氷の女王」の詩情溢れるエンディングと、とてもバラエティに富んでいる。読み易いが教養溢れる文体は、その辺の「なろう小説」も見習うべきでしょう。

・ラヴクラフト全集2(H・P・ラヴクラフト)
マジで怖くて布団にくるまってションベンちびりそうになりながら読んだ記憶があります。「クトゥルフの呼び声」よりも「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」の方がめちゃくちゃに怖かった。

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他にも思い出したら、追加します。

【PV】ACM+17でTHE IDOLM@ASTER【ミリシタ】

 先日のエントリでスマホを買い替えた事をご報告申し上げたのですが、そこでも書いたとおり、ミリシタの画像キャプチャ・録画が楽しすぎてGoogleドライブがお腹一杯になりそうです。

 Xboxからキャプチャカード経由してPCで録画するより、断然楽チン。スマホで録画スタートして、PCに共有するだけなんですもの。
 ただ残念ながら、Androidは「内部音声」を独立して録音する機能は、現在のところ仕様上できません。だからこのP10 liteでアイドル達のダンス(勿論日常風景も)を録画しても、私の荒い鼻息やら近隣を走る救急車の音などの「外部音声」もモロに拾ってしまうのです。ゲーム音楽だけ、アイドルたちの会話「だけ」をスマホに記録することはできないということなのです。

 もっとも、やりようはいくらでもあるもの。

 映像は普通に録画するとして、音声はスマホのイヤホンジャックからPCへ配線を伸ばし、PC側で録音すれば良いだけ。
 とはいえこのPC、まともなオーディオ入力デバイスを積んでおりませんので、どうしても電源周りからノイズを拾ってしまいます。だからFL StudioやAudacityやらでノイズ低減やらエンハンスやらを頑張る必要があるのです。ま、いろいろ試した結果、Video Studioのノイズカットが一番高品質でしたな。ワンクリック一発でしたし、悩むだけ時間の無駄でした。
 音さえ拾えれば、あとは動画編集ソフトで映像に合わせて配置して、出力するだけです。
そこで、さてエンコード、という段取りなのですが、知らないうちにニコニコ動画の投稿規程が(またも)変更になっていました。なんだかよくわかりませんが、ニコニコ側でエンコードするから、無闇矢鱈にこちらで圧縮したり加工したりする必要は無いっぽい(?)のです。それに伴い、今までお世話になった「つんでれんこ」も、とうとう開発終了だそうです。はぁ、時代は変わりましたなぁ。

 しかし普通にアップロードするよりも、やはり「つんでれんこ」で細々設定する方が、気持ち、画質は良いような感じがします。いろいろテストしたんですけどね。

 そんなわけで、バンナムは早くミリシタでメルヘンメイドを公開してください。録画しまくりますので。

スマホをP10 liteに変更しました

 今月7月から格安スマホに切り替えたわけですよ。auへの料金支払いが家計を圧迫しているのに耐えかねて。
 で、その矢先、auから料金改定のアナウンスがあったじゃないですか。
 もうね、アホかと、バカかと事前に周知しろよ相変わらず不誠実な会社だな・・・と思ったのですが、よくよくプランを検討しますと、我が家のケースではやっぱり格安スマホにした方が安上がりになるわけですね。
 ホッと胸をなでおろした次第なのです。損してないね、と。
 むしろ、莫大な利益を上げながら料金を値下げせずしょーもない通販ビジネスや金融ビジネスに裾野を広げているauとの腐れ縁が切れて、むしろスッキリ。auショップの店員も困り顔だったぞ、地方の特産品をお客様に薦めなきゃいけないんですスミマセンなんて言って。可哀想に。経営陣全員クビにして、料金安くせぇや。

 そういった経緯で15年ほど付き合ったauに別れを告げたのと同時に、4年間近く愛用していたHTL22(HTC22のau仕様)にもお別れいたしました。
 HTL22は高品質なスピーカー、手ごろな画面サイズ、金属削り出し(っぽい)筐体、まぁまぁキビキビした動作、DropBox容量サービス、付属のイヤホンはBeats製、ギリギリandroid4.4.2対応と、現状さほど困ってはおらず、というか、それ以前に使用していたIS12SH(シャープ製)が国産のわりにかなりどうしようもないマシンだったせいもあって、かなり好印象だったのです。起動時にauのロゴが出てくることを除けば。
 ところがHTL22には「紫カメラ」という固有の不具合があって、さすがに我慢できなくなって昨年修理交換(有償)したのですが、その交換機がバッテリーがかなりイマイチ。一日持たないという問題が。さらに春頃から、Bluetoothが再起動を繰り返すという不具合が発生しました(LINE起動時に高確率で「落ちる」ので、おそらくBluetoothのシステム周りとLINEの相性問題だと思います)
 いかに気に入ったスマホとはいえ、なかなか厳しい状況です。

 そこでauから格安キャリアに切り替えると同時に、今回スマホ本体もP10 liteという機種に乗り換えたのでした。

 P10 liteはHuawei社製で、いわゆる中華スマホ。それもガチの。
 HTCは台湾の会社なので、これで2代続けて中華文化圏のスマホになります。
 シャープのIS12SHがクソ過ぎたので、国産よりもむしろ安心感があるのは皮肉というか、時代の趨勢というか。

 このP10lite、動作キビキビパキパキのキレッキレで、4年前のスマホに比べたら亀とウサイン・ボルトくらいの体感差があります。激っパヤ。いや無論、キャリア製高級スマホならビジネスジェットのラグジュアリー感のある素敵速度なのかもしれませんが、個人的にそこまでの速さは求めていない。具体的には、Idolm@sterミリオンスターズシアターデイズがそれなりに動く程度の性能であれば、満足なのです。

 と、いうわけで、実に2年ぶりにニコニコ動画に投稿してみました。もうね、コスチュームの質感とか完璧でしょ! こんだけ動きまくりで全くカクつかないの。買って正解。



 録画(キャプチャ?w)も随分簡単で、ナックルジェスチャーでお手軽です。スクリーンショットもコンコンとノックすればよいだけですので、フォルダにガンガン溜まりまくりで整理が追いつきません。嬉しい悲鳴。
 そんなこんなで、久々にアイマスにはまっている昨今なのでした。
ニコマス界隈の、辺境の住人。革命的国家社会主義真派の刺客、ペロリスト。真士。そして、映画と小説とアニメの愛好家。
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