正規の発売日前に届いてしまったので、また観た次第だ。
 オーディオコメンタリーはとりあえず後日にするとして、普通に本編を一回流してみた。
 今後は、5.1chで観る、DTS Headphone:Xで観る、新録のサントラで観る、オーコメで観る、と、修行僧のように見続ける日々になる予定である。
 
 しかしこの映画、見れば見るほど謎が深まるのでありまして、例えば冒頭とラストのショット、ピンホールカメラで覗いたような黒いアイリスの中に映っている映像はなんなのか、その演出意図は、とか、レンズ撮影のように画面のはしで色収差を見せている演出はなんなのか、とか、なんでエンディングが甘々なJ-POPなのか、とか公式回答が無いのは残念なのだ(そして楽しみでもる。だから、オーディオコメンタリーは最後にする予定)。いや、漫画の方には公式回答はちゃんとある。あくまで映像作品として、ということだ。
 あらゆる物語類型の根源にあるのは、「謎の解明」である。だから尽きることの無い興味で繰り返し見続ける羽目に陥っているという構造。
 そして劇場公開版から何か修正があったのかは、ネットの解析班の発表待ちである(?)。こちらも謎であるなw

 そんなわけで、良い物語と良い謎は不可分一体にあることをも再認識させてくれる映像作品なのである。ラノベアニメや萌えアニメに飽いた日常において、心地よいスパイスなのでした。

映画『聲の形』Blu-ray 通常版
入野自由
ポニーキャニオン
2017-05-17

 





 なお以前にも書いたように、この映画における「障害」は、誰もが必ず持っているディスコミュニケーションの暗喩であり、そしてそれは程度問題として捉えるのが正しい解釈だと思う。だから、その点を腐して本作を低評価にする姿勢は、個人的にはあまり感心しませんね。そして、やはり永束君こそが、この物語の非常に重要なパーツであることを再確認せねばなるまい。


聲の形」の感想もいろいろ溜まっていたので、ここらで整理しておこう。


うーむ。こんなに書いてたかw