August 22, 2007

失われた文明と魅惑のトルコ

健康上の理由で行かれなかった中南米の旅
上野の森でちょっと疑似体験いたしました。

密林の中に繁栄した高度な建築技術を持つマヤ文明
文字を持たずに統治された巨大国家インカ
聖なる天空の都マチュピチュ
巨大な地上絵
メキシコシティー地下に埋もれる大都市アステカ
忽然と消えた中南米の文明
どれもが謎と伝説に満ちていて大変魅力です。

そういえばマヤ文明をモチーフにしたという映画「アポカリプト」がありました。
生贄の捉え方が西洋文明的で、しかも歴史的な時間軸がずれているし
描写が残酷すぎるという友人の独断的コメントで観ていませんが
(体に似合わず残酷シーンが苦手なものですから…)
レンタルになったら借りようかしら…。

ともあれこれらの文化には生贄の儀式は欠かせないもので
この展示会でもその死生観を垣間見ることができます。

足腰しっかりしているうちに行っておけばよかったと
ちょっぴり後悔。


さて、ついでといっては何ですが
上野ユカタン半島を後にして、
アジアとユーラシアの出会うところイスタンブールへ。

トルコも「行きたいけれど行ってないところベスト10」のひとつです。
ヨーロッパ旅行をするとどこへ行ってもオスマントルコの脅威を実感させられます。
イメージは血も涙も無い頑強な戦士軍団
(トルコの方申し訳ありません。あくまでも私個人の、その当時のトルコ戦士のイメージです。現在、トルコの方にはそんなイメージありませんよ。)ですが
実際は繊細な感性と深い信仰心、西と東の文化を独特に混ぜ合わせる芸術感覚を持つていたことがこの至宝展でよくわかりました。

会場に立ち込めるバラの香りの中、絢爛豪華な財宝の数々を目の当たりにして栄華を誇った当時のトルコに思いをはせました。

トルコといえばモーツァルトとベートーベンのトルコ行進曲も思い出されますが、
昔NHKドラマ「阿修羅のごとく」のテーマソングは
このイェニチェリ軍楽隊の「CEDDIN DEDEN」だった?記憶があります。

ところでこのオスマントルコ時代のイェニチェリ軍
オスマン帝国領内に住むキリスト教徒の中から、
身体強健・頭脳明晰かつ容姿端麗な幼少年を強制的にイスラム教に改宗させ、
特別教育を施し、親衛隊なった人々のことだそうです。
金髪、碧眼、身長185cm以上…というと
ロードオブザリングのレゴラス(オーランド・ブルーム)と
あの美形のエルフ軍のような…(かなりの勘違いのようです)
想像するともう瞳がハートになってしまいます。

とこんな場違いな妄想を抱いて上野のトプカプ宮殿を後にした私でした。

トルコ風Beth

トルコ
















トルコに行ったら狼爪が二つある純血カンガル犬に会いたいわ!
立ち上がると2メートルっていう超大型牧羊犬らしいの。逞しいのって素敵!……by Beth




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haruhiraku07 at 14:52コメント(9)トラックバック(0)Culture  

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コメント一覧

1. Posted by ハッピーの母より   August 22, 2007 18:39
私も中南米の遺跡には行けなかった一人です。仕事では首都には行っていたのに。いつか行きたいです。 トルコはなんともいえない不思議な国ですよ。ヨーロッパとアジアが一つの国に存在していて、私は大好きな国の一つです。といっても生まれて初めて行ったトルコは インフレ130%でして、ドイツマルクで物が売られ、右も左もスカーフの女性ばかりでしたが、何度も足を運ぶに連れてどんどんトルコがヨーロッパ化しているのを見てきました。 素敵な女性、ハンサムな男性!! オスマントルコの偉大さは未だにモスクや宮殿などに行くとわかります。 よくもまあ一人でうろうろとしたもんです。でもお勧めの国です。 食べ物も美味しいしね。 BETHちゃん お似合いですよ。 
2. Posted by かえる   August 22, 2007 21:02
個人的には、トルコは「ミッドナイト・エクスプレス」のイメージ。旅行したら最後、悪夢のような刑務所生活が................なワケないか。

海外なんてアメリカしか行ったことないので、ぼくにとって世界の国々は、映画と小説からのきわめて歪んだ情報によってイメージされております。。。
それでも、ポルトガルとスペインとスコットランドは、死ぬまでに一度は行ってみたいと思っています。
3. Posted by りこ   August 23, 2007 09:55
数年前に父がピースボートで世界一周をしてきました。ゴーギャンが好きで、タヒチに寄るコースが魅力だったらしいのですが、旅から帰って、十数カ国の中で一番良かったのはどこ?の問いかけに「トルコ」と答えていました。何しろ魅力的な国のようです。
4. Posted by Hollypearl   August 23, 2007 21:44
>ハッピーのお母さん
友人の参加したツアーでは半分の人が高山病で寝たきりでマチュピチュどころではなかったようです。
高い山登りの経験が無いので今から行くのはちょっと自信がありません。
トルコは期待を裏切らないかな
5. Posted by Hollypearl   August 23, 2007 21:50
>かえるさん
実は私も行きたいと思いながら同じことをいつも考えているんですよ。
ハシシに手を出さなければ大丈夫でしょうが…多分(笑)
重くて怖い話でしたよね。
原作はビリーが書いた実話と知って、当時は本気で一生トルコは行かないなどと思ったものです。
オリバーストーンが後にトルコに謝罪したとも聞きます。
今でも税関でおどおどするのはそのトラウマかも…

私も映画と書物の中でのイメージを切り取ったまま出かけてがっかりして帰ってくることも多いです。想像していた通りで涙したりしたりしたこともあります。またそれが外国旅行の醍醐味なんでしょうね。
…ポルトガル、スペイン、スコットランドいいですね。是非訪れて感動の涙を流してください。
6. Posted by Hollypearl   August 23, 2007 22:00
>りこさん
ピースボードいいなと思ったことあります。
でも船酔いをしやすいのであきらめました。
お父様が羨ましいです。

やはりトルコはいいですか。行った方からまだ「はずれた」と聞いたことがありません。
元気なうちに行きたいです。
7. Posted by カローラ   August 23, 2007 22:33
トルコ風ベスちゃん素敵!母が世界遺産とか大好きなので、この展示会教えてあげようかな。
8. Posted by ハッピーの母より   August 24, 2007 19:22
遺跡めぐりは結構体力が必要ですよ。私はボルドぅール遺跡に行ったときにへばへばでしたし、ピらミッドのよじ登っただけで息切れがしました(といっても途中まで=高所恐怖症ですから)。やはり行き着くところは健康!でいることでしょうね。トルコはエキゾチックですよ。 マーマラ海がまたきれいだしね、そこにかかっている橋はほとんど日本の建設会社が作ったものとか。
9. Posted by ウエムラ   August 28, 2007 19:30
同僚がついに念願のマチュピチュに六月行ってきました。諸事情で来店を今年に変更。感動の嵐。つい最近地震あり、人が入りすぎて崩壊が始まっているとか(;;)
ベスちゃんかわいーーー(^−‘*

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