Paradox

October 10, 2014

[Paradox]Windows10TPに入れた

Sillicon Studio の Paradox3d を Windows10 Thecnical Preview にインストールしました

手順は前に記載した通りのまんまでOK
その様子はこちら

*Xamarinのインストーラーは新しいのを使おう

ただし、Xamarin のインストーラーが以前のもののまま(Windows8.1で使っていたもののまま)だと
Win10TP にはインストール出来なかったです
 
どうせ、ダウンロードインストールするし、一緒でしょ。。と思ってたのですが
Xamarinのインストールで失敗するので
なんでかなぁと、うなっていたのでした 

素直に、今の Xamarin サイトから落として来たら、問題なくインストール完了しました
http://xamarin.com/download


Paradox は問題なくインストールできました 

*こんな感じで、新しいもので突っ走っても大丈夫  ※今のところ…
 

(注意)
以前に作成した Paradox 1.0.0-alpha08 のプロジェクトを Paradox 1.0.0-alpha10 で開き直したら
VSのアンドロイド用のプロジェクトファイルが壊れてました

わたしの場合、すべてが、α版、β版になってるので
何が悪いのかわけわからん状態ですが 
Paradoxのプロジェクトは、まだ小さい単位で作り直しもすぐなので、まぁ問題ないかな 

haruka_sao at 12:10コメント(0)トラックバック(0) 

September 23, 2014

[Paradox]Sillicon StudioのPARADOX1.0α公開

つい先日の 2014年8月29日にSillicon Studioが提供する PARADOX Game Engine が公開されました

PARADOX Game Engine
http://paradox3d.net/

ゲームに特化したパッケージシステムです

開発言語 : C# 5.0
プラットフォーム : Windows (Desktop)AndroidiOS
 ※Windowsストアアプリ、Windows Phone,
  MacとLinuxのデスクトップアプリは comming soon!
  どうやら PlayStation4 でもサポートされているらしい
  http://paradox3d.net/features-platforms

ライセンス:
 現在配布されているバージョンは 1.0.0-alpha 08 
 9月23日現在、この 1.x 系については、今のところフリーとして利用できます

ダウンロード: http://paradox3d.net/download

開発環境 :
 Windows7 SP1以上、Windows8 以上
 グラフィックボードは DirectX10以上対応のもの
 

<インストール>

というわけで、ちょっとインストールしてみました

わたし自身の環境には、既にVisual Studio 2013, Xamarin, Android SDK などがインストールされているので
Paradox をダウンロード & インストールするだけですんなりと環境構築出来たのですが

素のWindows OSに入れるのは、多少手順があります

今回、新規Windows8.1 を用意して入れてみました

  1. Visual Studio 2013をインストールする
  2. Android SDKをインストールする (わたしはSDK Tools Only版を入れた)
  3. Android NDK を展開する (ファイルを設置するだけ)
  4. Xamarin をインストールする
  5. Paradox をインストールする
Windows で Xamarin つまり、Android を動作させない場合は、2〜4は抜いても大丈夫ですが、せっかくのクロスプラットフォームなので、インストールしておいても良いかなと思います

実は、Xamarin のインストール時に、Android SDK & NDK は一緒に入ってきます
ただ…Android SDK のインストールパスを選択することが出来ませんでした
 →2014年9月23日現在

※正確には、選択できるのですがフェイクで機能してなかった…
 実際には c:\Users\Sao\Appdata の下にどどんと入ってしまいました

なので、Android SDK のインストールパスを自由に変更したい人は
Xamarin を入れる前に入れておいた方が良いと思いました


<パッケージ構造>

Paradoxのパッケージ(≒ソリューションファイル)に含まれるコンテンツは3つ
※このパッケージの拡張子は .pdxpkg となっていて、Paradox Studioで開くことが出来ます

(1)Game assets
.pdxtex, .pdxsprite, .pdxfnt などなど

(2)Code libraries
C#プロジェクトを直接利用できる
クロスプラットフォームのためのエントリーポイントが登録されている

(3)a set of dependencies
パッケージの依存性解決など

利用するのは(1)のコンテンツ系のものを Paradox Studio で編集し
(2)のソースコードを Visual Studio で編集するというスタイルになります


<アーキテクチャ>

SilliconStudio.Paradox.Game
クラスがゲームシステムのメインになるようです
 
ここには
  • Audio
  • Effect
  • Log
  • Font
  • GraphicsDevice
  • Input
  • PhysicsSystem
  • Render
  • Script
  • Amination
  • UI
  • 初期化処理
  • データロード処理
などが入っている模様
色々とゲームで必須な機能が、完備されているイメージです


全体のアーキテクチャはこちら
http://doc.paradox3d.net/html/index.htm?page=Assemblies+diagrams


<プログラム&アセット>

プログラムコードは、作成時に 「ソリューション名.Game」というのが作成され
ここにゲームの処理と描画を書いていくことになります

 
 1 
// ゲーム開始時の初期化に呼ばれる
 2 protected override async Task LoadContent(){}
 3 
 4 // スプライトの作成
 5 spriteBatch = new 
SpriteBatch(GraphicsDevice) { VirtualResolution = VirtualResolution };
 6 blockData = await Asset.LoadAsync<Texture2D>("BLOCK_TEX");
 7  // ↑↑↑ こんな感じで Texture を読み込む
 8 
 9 // Add a custom script
10 Script.Add( RoutineGameMove );
11   // ↑↑↑ こんな感じでスプライトに対する動きを自作する
12   // ここはゲームループになっている
13 
14 // スプライトの描画登録
15 RenderSystem.Pipeline.Renderers.Add(new DelegateRenderer(Services) { Render = RoutineRender });
16   // ↑↑↑ こんな感じでスプライトに対する描画も自作する(RoutineRender)
17   // ここは描画ループになっている


とはいえ上記の様に、Unityに比べると随分と手作りするところが多いです

ただ、Paradox Studioが結構良さそうに見えまして、テクスチャの登録、アニメパターンの作成&グループ化など、細々とした部分を全てフレームワークが補ってくれています

例えば、以下のような感じでテクスチャを追加できます

paradox_install00

名前の管理、サイズ、アルファ設定、トリミング範囲など、色々なパターンを設定できる

paradox_install01


これはとても良いですね!

描画処理のつらみの部分をゆるやかに提供してくれているので
自由にゲームの作りこみの部分に集中出来るのが嬉しいです


しかし、これ、相当コンシューマーゲーム作成者向けです

逆に言うと、コンシューマーゲームを作ったことのない人は、全くピンと来ないかも…
((つまり、辛さしかない印象になると思います


<ライセンス>

Paradoxそのものはオープンソースなので、利用自体は無料です

なのですが、AndroidとiOSに共通してデプロイしようとすると、Xamarin のライセンスが必要になります

こういう辺りも、一般ユーザ向けではなく、企業向け(コンシューマー向け)の香りがします

ちなみに、Xamarinの知識は一切不要です

Siliconstudioの内部フレームワークの中で利用しており
Xamarinはあくまでライセンスとして必要なだけ

MVVMCrossなど、Xamarinそのものが提供する機能を
ゲーム開発者が利用する&学習する必要は無い様です


<感想>

私的にはC#でさくっとかけるし、作りやすいんじゃないかなーと思います

…が、個人向けではなさそうなので(特にライセンス!)
どんな感じで今後広まるのかどうなのか!?
楽しみな技術ではあります

あと私事ですが、先日、Room metro #27 でParadox を用いてハンズオンを実施しました

http://metrostyledev.net/index.php/event/20140917/
 
テトリスにチャレンジしたわけですが、ブロックを落としただけだと、みなさん、不満だったようで

えーテトリミノ回らないのー?
さおさん、これ押したらバグってるよー
画像変えたら動かないー

などなど厳しいご意見を頂きましたので
続きを絶賛作成中でございます…

出来たらまた公開します(^^)/


haruka_sao at 04:21コメント(0)トラックバック(0) 
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