haruku666のblog

晴薫という名前でやっていた、雨の日の日曜日は・・・というブログの後継です。 教養書の備忘録、小説、エッセイ、ノンフィクションの読後記録。 映画、スポーツ観戦の感想が主でしたが、最近は安室奈美恵と萌え系のアニメにもはまっています。 オープンスポーツカーも好きで今は981型ボクスターGTSでサーキットを走っています。

夜行 森見登美彦@描写力抜群の品位あるホラー、昔の習慣を思いだしたよ

夜行
森見 登美彦
小学館
2016-10-25


明けない夜。

永遠に続く夜をモティーフに書かれた品位のあるダークファンタジー。

ホラー小説や映画の好きな私が、深夜に1人で読んでいると時にゾクッとした箇所もあったので、ホラー小説の側面もあるでしょう。

昨今の血塗れスプラッターがホラーである、という風潮にお嘆きの方には是非、おススメ。

高貴なる恐怖は美とエレガンスにこそ宿るモノという作者の志は高いです。

 

ストーリーは6人グループで学生時代に行った鞍馬の火祭りで失踪した一人の女性を巡り、再び集まった仲間たち。

10年の時を経て、集まった全員が岸田道生という画家の描いた作品集「夜行」に関連した体験が語られて・・・という連作短編的な造りになっています。

鞍馬から始まったストーリーは尾道、奥飛騨、津軽、天竜峡、と経て最後、鞍馬に戻り着地点が明かされます。

その地、その地にある風土、景色を舞台に、ひっそりとよりそう事になる夜の住人たちのストーリーは、恐怖と美が表裏一体となって、もうこの夜は明けることはないのだ、という絶望と共に幕を閉じます。

 

読んでいる内に思いだしたのは、昔、休日前夜にあてもなく彷徨うように走った深夜のドライブ。

寝静まり、ただ外灯だけが続く国道を流していると、もうこの世界には誰もいなくなったのではないか、と妄想が膨らむ事がありました。

その時の不安感と恐怖にまといつく不思議な安堵感。

世界の終末を見てしまったような、怖いんだけど、もうこれで良いのだ、というアンビバレンツな気持ちですね。

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お金を貯めるコツは使わない事だが@今月のアメックスプラチナの詳細と読書の効用

天下無敵のアメックスのプラチナカード。

普段、明細を見てなかったのですが、たまたま届いた12月分の請求が映画ポッピンQの料金だけという事実に衝撃を受けたと書いたのがこの記事です

さっき2月分を見たのですが、使用状況は劇場版艦これ4DX2800円と佐野アウトレットの16800円でした。

コッチはヒューゴボスのセーターですね。

一目見て、これは良いモノだ、と思ったセーターです。

最近の印象的な遊興費は、シネコンで買った「結城夕奈第二章」の前売り券と、ローソンでかったバンドリのクリアファイル交換のカップ麺だからね。
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相変わらずアメプラという印象から、かけ離れた使用状況です。

 

以前の記事で、私の投資の事始めは、使わないでほって置いたお年玉からと書きましたが、昔から私はお金を使わない人でした。

ポルシェだのミシュランだのエラソーな事書いてやがって自虐自慢かと思われるかもしれませんが、考えてみてください。

普段、一切の外食なし(妻が料理マニアなんです)、酒は呑まず(頭痛になるから)、タバコは吸わず、パチンコ、競馬の類はやらず、女性のいる処に寄り付かず、ゴルフもやらず、趣味は読書とWOWOWで映画とスポーツ観戦で、休日もあまり出掛けないとなったら、どこでどう使えば良いのでしょう。

 

朝起きて経済ニュースを見て、前日のNY市場の動きと日経先物夜間の動きを見て、注文を出したら仕事に行き、昼間は家に戻って妻の手料理。

昼休みの後また静かな住宅地(=寄り道するお店もない)を歩いて80m先の仕事場で働いて夕方また自宅に帰って妻の手料理を食べた後は、PCの前に座りこんで、投資、投機の時間です。

 

働いて稼ぎ、投資で増やす。

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サーキット走行、速いグループに入ると大変@一瞬、止めたくなった

本日、筑波TC2000走ってまいりました。

昨日の日曜、相変わらず図書館に行きまして、その後、「結城夕奈」の劇場版第二章の前売りを買いにいったのですが、シネコンまでの渋滞情報が凄くてヤメ。

萌え系の店にでも行こうと行く先を変更したら、ソッチ方面も大渋滞で、さすが三連休。
今日も筑波サーキットまでの道が混んでいたら大変と早目に出たのですが、杞憂でした。

 

そうして無事に着いて走行一本目ですが、速いクラスで走っているので、譲っても譲っても後から後から速いクルマが来て、まったくクリア取れないまま、事故車がガードレールに突き刺さって赤旗中断から走行終了。

9lapしか出来なかった上に、ライン譲ってばかりで、タイムはなんと10秒台!

これは屈辱でしょ。

幾らなんでも10秒はないは。

気温も18度超えて、タイム出ないのは分かっていたけど、10秒はない。

 

私はとても人に気を遣う性格(←ホントです)なんで、ちょっと追いつかれるとすぐ譲るんだよね。

しかも速いクラスだから、バカ速いクルマと同時に走らないとならない。

アマチュアでもトップは、狭く曲がりくねった筑波サーキットのコース、平均125キロで走るんですぜ。
最高速が125キロじゃないですよ。(最高速なら私の場合、最終コーナー手前で180キロ位)
二つのヘアピンと第一コーナー入れて、下図の画像のコース全部の平均速度が125キロ(私は110キロで走る)
高速道路より25キロ速い
imgCourse2000

ノーマルのボクスターじゃ無理です。(サーキット走ると、タイヤ溶けてドロドロ、こんなになります)

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だからと言って遅いクラスで走らせろってのは我儘なの。

そんな事言ったらみんな自分より遅いクラスで走って、ラインを譲るのではなく、譲られる方になりたいんだから。

 

シラケっちゃってもうサーキット止めようかなと思いつつ、お金も払っちゃったしと二本目。

ホームストレートの側壁に激突したクルマが出て赤旗中断になったのですが、なんとか76を出して面目を保ちました。

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ローマン・ゴンザレスの敗退は井上に痛手&ゴロフキンは勝ったけど

【ローマン・ゴンザレスvsシーサケット】

クアドラス戦の前に、ローマン・ゴンザレスはKO負けもありうる苦戦を予想するツィートをしたんですが、まさか本当に今日、判定負けが現実になるとは想像していませんでした。

PFP一位に君臨するキャリア全勝のロマゴン負けを予想したのは、前回クアドラス戦で明らかに圧倒されていたからです。

驚くべき事に、ロマゴンにはSフライの階級は重すぎるのです。

あれだけ完璧な選手なのにね。

格闘技の残酷さを見せつけられた気分でした。

シーサケットは巧さこそないモノの、体力はクアドラスを上回る。

ならばロマゴンが幾ら技量で優れていても、結果圧倒されるのではないか、という読みでした。

1Rに弾き飛ばされダウンさせられた時は、自分の予言の力に目を見張ったのですが、落ち着いて考えると、これで本当にシーサケットが勝ってしまったら、井上尚弥が名前を上げるチャンスを失うんですよね。

それから必死にロマゴンを応援していたんですが、時に完璧王者の片鱗を見せるモノの判定負け。

彼の流麗なコンビネーションは、ボクシング史上でも随一と鑑賞していたので、残念さは二乗です。

 

問題は再戦ですが、私は勝てないと思います。

今回、シーサケット、夢中で忘れていたんだと思うのですが、右フック、打てばもっと圧倒出来ましたよね。

ロマゴンのガードは、脇が甘い。

シーサケット陣営が今日のビデオ見返せば、すぐに気づくでしょう。

そうなったら、正直もうロマゴンに勝ち目はないと思います。

 

問題は、井上がラスベガスで名を売るチャンスを失った事です。

シーサケットにも勝てると思いますが、ネームバリューが違い過ぎますよね。

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結城友奈は勇者である-鷲尾須美の章@オタクは観に行こうよ。至福の時間

アニメ作品としては、今日から神山監督の「ひるね姫」が、はるかに大規模公開ですが、deepなオタクなら、観るのはコッチでしょう。

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この映画、私はすっかり総集編と思いこんでいて、以前、記事にまで書いてしまったんですが、内容は完全新作。

アニメ一期の結城夕奈の前日譚、鷲尾須見という女の子が主人公の作品です。

秋に始まる二期の前半部分を三回に分けて劇場版公開という事のようです。

 

上映時間は小品「結城夕奈は勇者部所属」と合わせても50分と短いですが、変身少女の戦闘モノとして、不満のない出来だと感じました。

オタクな人が、週末のひと時を過ごすには、文句のない仕上がりです。

我々は、こういう時間を欲しているのです。

こういう映画をボーっと観ていたいのです。

他に何もイラナイのです。

しいて言えばビールでも飲みながら観ていたいんだけど、今日はクルマで行ったからな。

そういう訳にも行かなかった。

その後、ひるね姫観れば酔いも冷めるかな?

私の体重63キロだと、缶ビール一本は1時間半で冷めるんだよね。

ビール飲みながら、こんな映画観ていられたら、至福でしょうね。

ただトイレ問題があるか。
ひつね姫観ている間、トイレを我慢しているのもね。
やっぱり今日のようにコーラ程度にしておくのが無難でしょう。

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投資は結局はやる気の問題、でもそれが報われるかは分からない@この世に安全な場所はない

前回の記事では、

投資は有益であり、万人がするべきである、と言う人間や記事の書き手は、投資人口が増える事によって利益をえる会社が書かせており、それは一種のポジショントーク(自己利益への誘導)であるという事を書きました。

 

ただ同時に、投資をやらない理由として挙げられている

1.知識がない

2.資金がない

という事は、今の時代、学ぶ気もなければ、やる気もない、という事の証しであるとも書きました。

1流のプロでも、投資についてあらゆる情報を持ち合わせるのは不可能で、投資をする人間は、誰もが不完全な知識のまま、覚悟を持ってリスクを取りに行っているのです。

ネットからいくらでも学べる時代に、投資についての知識がゼロと言うのは、結局やる気がないのです。

また資金がないという事に関しても、今の時代、500円、1000円から出来るので、実際は理由にならない。

500円、投資することに意味はあるのかって?

あります。

500円の投資はしょせん、500円の投資ですが、この一歩を踏み出すか、踏み出さないかが、問題なのです。

 

では投資はするべきなのでしょうか?

私の解答は分からない、です。

先の事は誰にも分からない。

投資について最も重要な知識を一つだけ挙げろ、言われたら、私は「先の事は誰にも分からない」と言います。

 

分からないんです。

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標準的な消費人間はどこにいるのか?@ポルシェ、アルマーニ、アメプラにポッピンQ

最近、ネットで記事を読んでいると、ここからは登録した会員のみ、とか、専用アプリを入れた人のみ読めます、という事が多い。

 

そんな時は、それで終わりだ。

会員登録なんてしないし、アプリも入れない。

スマホはもう必要なアプリでイッパイだし、IDにパスワードも幾つあるか分からないほどに増えたから、ちょっと読みたい記事を相手に、混乱の種を増やしたくない。

 

また翌日とか新規に読もうとするとイチイチIDとパスワードを入れるんでしょ。

すでにパスワード、ID地獄に嵌りこんでいるのに、バカらしくてやってられるか。

 

そもそもなんでそれほど囲い込みたがっているか、といえば、読む記事から消費に結びつきそうな傾向を知りたがっている訳ですかね?

それをビッグデーターにして宣伝ビジネスに使うとか?

でもそんな事して、その相手にどんな宣伝を打てば効果的なのかって、分かるんでしょうか。

 

消費という観点から私を見ればポルシェに乗りヒューゴボスを好み、支払はアメックスプラチナという、なんか典型的な人物像が浮かびますが、みんなが最も消費意欲が高まる12月に、私がアメプラで使った額は実に1100円!だけ。

内容は映画ポッピンQを観ただけでした。

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WBC異常な熱気!侍Japanの強さは選手層の厚さ&8回則本、9回牧田が良い

国別対抗というWBCにはいつも燃えるのですが、今回メジャーは青木選手だけ。

 

莫大な契約金を支払った球団が、参加を許可しないのも仕方ないとは言え、なんだかボンヤリ始まったのですが、連夜の激闘に夢中です。

 

昨日の試合なんか
IMG_1684

って感じだった。

 

日本選手たちの団結は、感動的で観ていて熱くなる。

これぞone for all all for one.

Allはチームという意味を超え、日本の為にというレベルにあり、後のない必死がまさにそこにある。

 

選手たち各々も素晴らしい。

筒香の武士を思わせる貫禄。

一見、不良キャラの中田翔が、自分の気弱さを必死に乗り越えて戦う姿には、応援せずにはいられない。

ムードメーカーの松田。

天才的な守備を見せる菊池。

 

投手陣の幅広さは、なにより日本の強味だろう。

これだけ選手層が厚いのは、国内リーグが充実しているからだ。

隠されていた力が、いざ国別対抗決戦になると、表に出て来る。

 

田中がいなくても、ダルビッシュがいなくても、前田も岩隈も上原もいなくても、日本は強い!

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海峡の霧 辻邦生@空虚と永遠と死の論理

一読すれば、やっぱり凄い辻邦生先生。

辻邦生が語る芸術論という高尚な本なので、買っても積読に終わる危険があるなと最初は図書館で借りたのですが、読み出してすぐ、次次に文章にラインを引きたくなってしまいAmazonで中古本を購入しました。

 

チャプターⅠの人物編は、岡本太郎から始まる最も気軽に読める章で、一番印象的なのは、やはり篠田一士の処かな。

代表作である「二十世紀の十大小説」は、私も繰り返し読んだので、コンサートでの人となりの描写など、ああ、こういう豪快にして繊細な方だったのね、と体格だけない人柄の大きさを知る事が出来ました。

「知識人によく見受けられる物知りごっこの、いじましい競争心など皆無だった」

この一文だけで、あの大著を書き抜いた人影が見えるようです。

 

Ⅱ章の芸術、音楽、歴史、思想は、この本の白眉。

実の中の虚、虚の中の実」では京都御所の月華門から紫宸殿南庭を題材に、南庭のもたらす、俗界の猥雑なモノが気化し消滅した後に残る、空虚な空間がもたらす無垢で清浄な美意識を、天皇制とからめて以下のように記してします。

 

権力の匂いは皆無だった。天皇は日本の美の祭祀の中心であって、地上の権力とは異次元の存在だった。いかなる強制もなく、いかなる威圧もない。その求心力は、最も美しい清らかなものに惹かれる美的趨向性とでもいうべきものだ。桜に憧れ、月に恋するに似た、香り高い存在への思慕として、それが存在する。

 

もっと素晴らしい、日本文化と権力構造を描いた文章があるんですが、書き抜いていると切りがないので次に。

 

プルーストに見る至福の味

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ティツィアーノ展からアルマーニリストランテ、阪急メンズ館&マクラーレン東京は休みで

何時の間にか休日は、図書館かサーキットか、萌え系映画になっていたので、ちょっと昔を思いだそうと、本日は朝から東京都美術館のティツィアーノ展へ。

ところが昨日、WBCの応援で興奮したせいか眠れない。

夜のお仕事をしていたので、キューバ戦、追っかけ録画で観たから観終えたのが遅かったんだよね。

で、本日は寝坊して、ティツィアーノ展への出発が遅れてしまったんですが、アルマーニリストランテの予約は11時半に入れていたので、展覧会は超速足に。

 

アルマーニリストランテは、銀座の真ん中というロケーション、ブランドの醸し出す雰囲気、料理とサービスのクオリティみな良好と感じます。
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黒マグロのカルパッチョ
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アルマーニレストランの特徴は塩味の強さ。

日本人向けのアレンジかもしれませんね。

 

メッゼマニケ ボッタルガ ペコリーノのクレマ
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ソースが絶品で、パンに付けちゃいました。私はあんまりそうこう事しないんですけどね。


的鯛のロースト

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魚より肉派なんですが、宗旨替えしたくなる出来でした

 

牛ヒレの炭火焼きフォアグラ
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拙著@電子書籍
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