安倍総理がリオでマリオのコスプレをしている間に、日本では昨日、政治シーンで2つの動きがあった。

一つは民進党の新代表に(ほぼ確実に)選出される蓮舫氏の記者会見。
もう一つは勢いを増すおおさか維新が、政党名を2年ぶりに「日本維新の会」に戻す臨時党大会を開いた。

まず、蓮舫氏について。

一応、まだ数人だが、民進党の議員さんにメール連絡をして聞いてみたが、現状では無投票再選も含めて新しい代表は蓮舫氏にほぼ決定とのこと。もちろん、私もそれでいいと思う。
蓮舫氏が岡田・枝野氏軍団をまとめ上げ、支持に回ると言われている細野氏が保守系の馬淵・長島氏ら実力派をまとめることが出来れば、今までよりは少なくとも…10倍はましになる。顔を変えるだけで本当にイメージは変わる。

色々反論はあろう。
色々突っこみたいところはあろう。

しかし「そういうこと」がとても大切なのは世界が証明している。今までは「民進党です!」と言って必ず画面に映るのが「岡田克也と枝野幸男」の2ショットだったのだ。ある自民党ベテラン議員が言っていたが、
「長谷川さん、現状では、岡田ほどの自民党応援団はいないよ」
とはまさにその通りだと思う。あのツーショットが映るだけで自民党の支持が増えていたのは間違いない。

テレビに映るイメージって、残酷なほどに大きい。

リオでも、五輪旗を小池百合子氏が受け取った。
皆さんも見たはずだ。
あの和装の小池百合子氏を。

小池百合子氏はしたたかで食えない人物だ。そこはさすがあの歴戦の猛者を相手にしてきただけある。私個人は実は小池氏にそこまでの好印象を持っていないと断言する。

が…

本来であれば、あれを、あのシーンを…かのマスゾエ氏が(多分)ニヤつきながら旗をもらってるシーンになってるのだ。
想像してほしい。その差を。
小池氏は悔しいほどに品があり美しい。あの旗を振るシーン、彼女を応援はしていないが、かっこよかったことは事実だ。しかも和装が似合う。異常に似合う。見事な五輪旗の受領シーンだったことは認めざるを得ない。

今後民進党が「蓮舫ー細野」コンビが顔になるとすると、少なくとも「岡田ー枝野」コンビとは雲泥の差だ。これをもっと若返らせ、評判の玉木氏などを組み込み「蓮舫ー玉木」コンビが顔になれば、少なくともイメージは相当に一新できる。

ただ、まだそれであっても民進党が苦しいことは変わりない。

民進とは言うが、要は民主党。彼らは2009年に「やれる!」「やる!」と言っていたことをとにかくやらなかった。一番の罪は、苦しんでいる人々を裏切ったことだ。

子ども手当の2万6000円。
あれを目的に民主党に投票した人はあまりに多かった。
蓮舫氏と言えば「事業仕分け」も同じだ。あれは廃止、これも廃止!と威勢良く切っていった。で、蓋を開けてみれば、官僚共に見事に言いくるめられ、廃止、廃止と言ったものは、そのほとんどがな~んにも変えられていなかった。

これの総括がどうしても必要なのだ。
ここをちゃんと「ケジメ」をつけないと、支持を得ることは厳しいと思う。果たして蓮舫氏にそれが出来るのか…。私は結論を言ってしまうと、難しいのではないかと思う。



これに対して、各世論調査でもじわじわ、だが確実に支持を伸ばしているのが「維新」だ。すでにある調査では公明・共産に並ぶ支持率になろうとしている。これで冠の「おおさか」が取れた。少なくとも、これで支持率が下がるとは思えない。

名古屋の河村市長も
「『おおさか』の冠さえ取ってもらえれば…」
と条件を出していたので、今後名古屋の「減税日本」と連携できることはほぼ確実の情勢。今後の世論調査では、自民・民進に続く、第3位の支持率に躍り出るのは時間の問題とみる。

維新の会の強みがまさに「民進党の弱点」であるのだ。

維新はとにかく…「一度言ったことは何が何でもやる」という所がぶれない。とにかくぶれない。大阪都構想なんて、一度否決されたのにもう一度挑戦する。ブラッシュアップして再挑戦するという。

地域行政とは言え、前回の大阪都知事・市長W選挙の時、ちょっと調べたところ、なんとマニフェストに書いた公約、90%以上を実現していた。これは、地元大阪で圧倒的な支持を得ているのもうなずけるところだ。

実は全国的にはほとんど報じられていないが、今年になってからも、維新の会の快進撃は大阪で続いている。この日曜日には箕面市という所で(めちゃ優秀な市長のいる所です。いつかそこの倉田さんという市長さんの話はします)、圧勝し第1党に躍り出た。




繰り返すが、とにかく政治をする以上「ぶれない」ということはものすごく強い。
安倍氏がこれだけ何故支持されているのか、単純な理由だ。安倍晋三という男が「ぶれない」からだ。
日本は、戦後、行き過ぎたサヨク教育…日本を全否定する教育が行き過ぎていないか?
憲法も押し付けられた歴史があるのだから、自分たちで作ろう。
戦後のレジームから脱却しよう。

これは、一度政権を失ってもブレなかった。これは強い。一度住民投票で否決されても決してあきらめない維新と同じだ。




民進党=蓮舫氏は今後、どんなビジョンを示すことが出来るのか。
大切なことは一度こういう政党だ!と決めたら、とにかくブレないことだと思うが、その前にブレる・ブレない前に「民進党とはこういう政党なのだ」というビジョンを示すことは簡単ではない。そもそも党内がバラバラだからだ。

私は無投票再選で全く問題ないと思う。もちろん新代表は蓮舫氏で賛成だ。逆に他なんていない。

自民党支持者たちにとっても、今の自民党はあまりに野党が腑抜けでグデグデになってしまっていることは周知の事実だ。安倍官邸はいいのだが、安倍人気に甘えて、下がひどい。先の参院選など、乙武氏などを擁立しようともしていたし、その代わりが朝日健太郎氏だ。よくマスゾエ氏のこともあって、まだ耐えられている。本当に岡田克也氏こそが最大の自民の応援団だった。あの段階での代表戦不出馬宣言はほぼタイミングとして神だった。

政治に緊張感を取り戻すためにも蓮舫氏のこれから1・2か月は正念場だ。国会の華は野党。私はいつも言い続けていることだ。この意見は間違っていないと思う。
さて、どうなるか。