参院選が次の次の日曜日です。

各局はこぞってやってるわけです。「参院選特集!」「皆さん、参院選に行きましょう!」「各政党のマニフェストはこうです!!」

なんと言うか…ちょっと残念なのは、私が最前線でやってた7年前とか10年前とか…あの時から何で『全然進歩していない』んでしょうかね…。大手マスメディア、もう少し「工夫」とか「進化」はしようと思わないのか、少し心配になります。こんなの…

全く意味のない報道だ

ってもう日本国民、ほとんどわかっているのに…。なので、もっと詳しい情報や真実を求めようとネットに流れて行っているのに…。



新聞やテレビ報道は大きな影響力を持ちます。当然です。
テレビは公共の電波放送を使って放送していますし、新聞も準公共機関に近い駅やコンビニの売店で販売されています。個人の発信するブログや個人メディアはそうはいかない。影響力も大きいので、特権階級的な取材もすべて許されています。

大きな影響を与えた以上は、私は最も大切な役割こそ「過去に自分たちが無責任に行ってきた情報垂れ流しニュースの検証」だと考えています。

具体的に言いましょう。

2009年。圧倒的な国民世論の声に押されて、鳩山民主党政権が誕生しました。支持率は70%を超え、大変な日本国内の盛り上がりを見せました。テレビでも軒並み高視聴率。
でも、私は一抹の不安と違和感を感じていました。

このまま盛り上がることが公共の電波放送の役割なのだろうか?

もちろん、慣れない初めての政権運営。政権が交代した直後くらいは緩めな報道をすることは世界でも行われていることです。しかし、メディアの役割として「その後の検証」は大事なはず。

私は、2009年の夏の…いわゆる「政権交代選挙」の時に、
「麻生さんの密着をしたい」
と訴えました。もう、世間の流れは民主党政権に傾いていることは誰の目から見ても明らかでした。私は、その時の「自民党サイド」を見てみたかった。麻生さんを先頭に、自民党政権がどのような戦いを見せるのか?

自民党は懸命に訴えていました。

「変な盛り上がりで本質を見逃してはいけない!」
「民主党政権になったら、国内は大混乱します!」
「彼らが言っているような改革は絶対にできない!騙されないで!」

誰も聞いてくれませんでした。
誰も耳を傾けませんでした。

舛添さん騒動の時とほとんど同じ空気感です。冷静さがないんです。日本人って。「祭り状態」になると、もう、そっちに走っていくしかなくなるんです。

私、今ならわかる気がします。アメリカと、絶対に勝てない戦争に突き進んで、原爆を落とされるまで止まることの出来なかった日本人の70年前の姿が。



結果、2009年に民主党政権、誕生。
結果は皆さんがご存知の通り。

話題になった「事業仕分け」もそうです。派手な、センセーショナルに行われた事業仕分けでしたが、半年以上たった後、私たちは番組内で大検証を行いました。

「これは利権の塊と言われてもしょうがない!」
「この事業はもう辞めましょう!」

大変な話題になった事業仕分けでしたが、蓋を開けてみれば一目瞭然。蓮舫さんたちが懸命に仕分けしていった内容は…無残にもそのほとんどが『無視』されていました。あっと言う間でした。まだまだ不勉強なままの民主党議員たちは…わずかな間に霞が関の官僚たちに言いくるめられてしまっていました。大量に作られている天下り組織の数々は…名前を変えるなどしてちゃっかりと存続していました。

「エラそうに大々的に言っていた事業仕分けも全く意味のない行為と言われてもしょうがない!」

私が番組で主張して以来、他の番組も追随する形で後追い検証をし始めました。結局民主党政権は
子ども手当も
農家の戸別保証も
ガソリンの値下げも
いや…もはやマニフェストの最初のページにしっかりと書いてあった17兆円をねん出する!という話も完全に忘れ去り、何をやりたいのかどこに進みたいのか全く分からない政権になり下がりました。

民主党も自分たちの反省をもっとちゃんと正確にやらなければいけない。でないと、誰が信じるでしょうか。
メディアももっと反省しなければいけない。どんどんネットに視聴者を奪われるだけです。

自民党もそうです。
今回の経済政策は残念ながら叩かれてもしょうがない。「何があっても消費税は上げる」と言い切っていたのだから。上げられなかったということは失敗したということ。
「憲法の改正」を党是にしている自民党を応援はしますが、これも繰り返し言っている通りで、自民党の掲げる「少子化対策」と「地方創生対策」ははっきり言って子供の作文レベル。絶対に改善なんてできません。バカフェミニストとアホ厚生労働省の意見を聞いている間は、絶対に少子化は改善できません。金がかかるだけです。間違いをちゃんと認めなきゃ。



公示期間となり、今のテレビは大人しく、ヘロヘロの報道を続けています。

何やってんだよ、と。

今だろ。今叩かなくて、いつ叩くんだよ?

選挙の前です。徹底的に「ちゃんと言ってたことを実行したのか?」を検証しなければいけない。大事なことは「結果」です。「政治」とは「結果」なのです。だって、国民のお金を使わせてもらってんだから。無能者にはご退場願わないと。口先だけの「高知のぼる的政党」は、赤じゅうたんの上から叩きだす必要がある。

結局、今回の参院選で勢力を伸ばすと言われているのが3つの政党。

公明党。何が何でも「弱者救済」と言い続けた。結果、軽減税率を通しました。これは賛否あったところで「言ったことはやっている」ことは間違いない。

おおさか維新。地方創生を叫び続けて、大阪でのマニフェスト達成率は優に90%を超えてます。この数字は文句のつけようのない数字。これを「中央」で出来るのかどうか、その説明がまだもう少し足りないものの、どう見ても現段階ではちゃんとやってる。

個人的に支持はしないものの「確かな野党」をうたった共産党は、はっきり言って…今回、一番見事。野党共闘を成し遂げ、与党自民党に徹底的に反対の姿勢を続けています。これも「言ったこと」に関してはやってると言わざるを得ない。支持はしないが、一定の認めざるを得ないところは確かにあります。


「言ったこと」をちゃんとやってる政党って、結局支持されるのでしょう。
口先は誰でも言える。
特に政治家。選挙の前だけ必死になって「上手にしゃべってる」ことは間違いありません。

でも、もうそんなのバレるんだって。
ネット社会だし。絶対にごまかせないんだってば。
「難病の義理の父親の介護をするんです~」
て言ってても、そんなのウソだってばれるんですって。お前、ただのジゴロじゃんかって。バレるようになってきているんです。そんな「口先がうまいだけ」の「高知のぼる的政党」をまた当選させる気か?

頑張れよ、テレビ!
もっともっと、攻め込めよ!

ちゃんと普段から討論をしておけば、ああやって共産党が「実は自衛隊に対して人殺し集団と考えている」ことも引き出せるじゃん。ちゃんとテレビもやらなきゃダメです。ああやってポロっと出すのを、もっと!もっと!引き出さないと。



もう一度言います。
「政治」とは「結果」だ。
「口先上手いだけクン」はもう赤じゅうたんの上に要らない。
参院選、みんなでちゃんと見抜きましょう!