2014年07月

朝起きて、ヤフーの画面を見たら、何とも感慨深いニュースが目に飛び込んできた。

トヨタの世界販売台数、3年連続首位 過去最高を更新(朝日新聞デジタル)

あ、経済ニュースとか苦手、という人も安心してください。経済ニュースの話じゃないから。ヤフーでは当然、経済ニュースの項目にあがってるけど。

僕はこのニュースを本当に嬉しく思った。あぁ、本当に日本人だなぁ…っていうか、日本人、すごいなぁ…と。


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僕はアメリカが好きだ。住んでたからってのもあるが、国民性が大好きだ。明るいしお祭り好きだし。おおらかだし。文化的なものも好きだ。将来、アメリカに永住したいくらいだ。ジメジメしてないし。
だが、アメリカ政府ってことになると、話は違う。

日本人は何でも我慢する。
日本人は屈辱を受けてもけっこうすぐに忘れる傾向になる。




僕がアメリカに赴任する1年ほど前、2009年のことだった。
アメリカでトヨタ車が…特に人気車種だった『プリウス』に不具合が見つかった、というニュースが世界中を駆け巡った。日本でも大きく取り上げられ…僕の担当していた番組でも先輩アナが扱っていた。

アクセルを踏むと、そのアクセルが戻らないらしい。

それにより、多数の事故が発生。

トヨタはかつてなかったほどの規模のリコールの実施を余儀なくされた。
トヨタ社長はアメリカ公聴会に呼ばれ、つるし上げを食らった。その様子は全米のネットワークで流され、マスメディアでは、大々的にトヨタ車の欠陥が特集された。

日本でもアメリカの報道にそのまんま乗っかった報道は繰り返され、トヨタ社長の公聴会での対応に「自称」専門家の皆様方が辛辣なコメントを連発していた。さらに何の裏も取れていないドライブレコーダーやなぜか録音されていた事故までの瞬間の音声(女性の叫び声などが録音されている)などが繰り返し流れ続けた。

当時は東京都知事だった石原さんだけだった。

「これってアメリカの嫉妬なんじゃないの?」

というコメントをしていたのは。日本の当時のメディアはこの石原さんの発言を失笑とともに伝えているものもいた。ワイドショーの司会者などは「また石原さんは…(苦笑)」とコメントすらしない人もいた。。




でも、僕は大学で「メディアリテラシー」を学んだ身として、このトヨタバッシングにわずかだが疑問を抱いていた。
メディアリテラシーの分野ではあまりに有名なアメリカ政府の情報操作。湾岸戦争のときなど、やりたい放題のウソ情報を垂れ流していた。これらは僕の著書でもある「メディアリテラシーの教科書」にも書いてあるが、ネットを叩けばすぐに出てくると思う。正確な情報か知らないけど。水鳥映像とか、ナイラ証言とか。

何より引っかかっていたのが、当時のアメリカの大ニュース、かのGMの破たん。
アメリカ最大手自動車メーカーの一つであるゼネラルモータースの破たん。そしてそれに伴うオバマ政権へのバッシング。

タイミングが良すぎる気がした。

だが、報道を見れば、もともとトヨタにいた弁護士を名乗る人物が
「トヨタは情報を隠蔽してるYO!」
と叫んでる。そっちばっかりがニュースになってるのは気になったが、果たしてどちらが本当?そう考えていた時、トヨタサイドの反応のニュースが入ってきた。

「私たちは自分たちの作った車を欠陥商品とは認めない」

「しかし、制裁金の支払いには合意」

うわーーーー。
日本っぽーーーい(涙)!
この文化、絶対にアメリカではわからないだろうなぁ…と思ってたらやっぱり何がなんやら理解されず、
「トヨタ、事実上、非を認める」
と現地のメディアでは叩かれまくってた。

僕はトヨタが「認めない」って言った段階で、あ、またアメリカやりやがったな、と受け止めた。そう。僕たち日本人なら分かる心境。あの丁寧な、あの真面目な、あの日本人が、ここまでバッシング受けてるのに、それでも

「不具合はないはずだ」

と言った以上、恐らくその通りなんだろうって気がしていた。だって、日本人よ?あそこまで叩かれまくって、相当に調査したろう。それでも、不具合が出てこなかったんだから、きっと嘘はついてない、そう感じた。個人的な印象だが。




その後、このトヨタバッシングは2010年秋の中間選挙を契機に、ほとんど報じられなくなってくる。
そして、人知れず、アメリカでは米高速道路交通安全局(NHTSA)って所が中心となって、さらに日本でも有名な米航空宇宙局(NASA)も加わり、事故調査が行われていた。

ヒステリックなほどに叩かれまくったアメリカのトヨタはなんと売り上げはおよそ半分にまで落ち込んでいた。
日本ではあまり知られていないが、アメリカでは、そのトヨタのリコール問題にタイミングを合わせるかのように

「トヨタからGM車への乗り換えキャンペーン!」
「トヨタからヒュンダイ自動車への乗り換えキャッシュバックキャンペーン☆」

などがガンガン宣伝されていたからだ。携帯電話かよってね。




世界中で大変なダメージを受けたトヨタはそれでもくじけずに真面目な車作りを続けていた。そして、2011年。あまりにも予想通りな結論が発表された。

「トヨタ車には問題なし。事故は起こした当事者に問題があるケースがほとんど」

これが、アメリカ政府が調査した結論だった。そう。簡単に言うと…




石原さんだけが正解だったのだ。あのじいさん、たまに過激なことも言うけど、やっぱりすごい…(時として)。




トヨタは売れすぎたのだった。
アメリカは自動車産業が何よりも盛んな国だ。そのアメリカにおいて、売れすぎたのだ。たかがアジアのイエローモンキーごときが。そして、あまりにもトヨタが売れすぎたため、すぐに壊れるアメリカのGM社は破たんしたのだった。来たるべき中間選挙に向け、その怒りを納めるため、話をでっち上げたのだろう、そうアメリカのメディアも伝えていた。
事実、弁護士を名乗る男も完全なイチャモンだったことが裁判で証明され、トヨタはその男が起こした裁判に全面勝訴した。

そんなくだらないバッシングに耐えに耐え、文句も言わずに罰金を払え、と命令されれば払い、ひたすらに耐え、真面目に車作りを続け…

そして、トヨタは冒頭で書いたように、本日の朝日新聞デジタルで報じられている通り、その後3年連続の世界販売台数第1位を記録している。




少し気になるのは、僕がアメリカにいて、このニュースを見ていた時に日本の友人にこの話をしたときだった。そう。日本のメディア、実はこの

「トヨタは実は無罪だった」

というニュースをほとんど扱ってはいなかったというこのだ。実際にそうなのかは良く知らない。住んでなかったので。僕の友人や家族がニュースを見逃してただけかもしれない。だが…そもそも、このニュース…アメリカの発表のま~んま乗っかって、当時トヨタ批判をしていたメディアには扱いにくいのかも知れないが、けっこうひどいニュースだと思うぞ?もっと怒りを持って、超大々的に報じた方がいいと思うが?
別に大きなニュースでもあったのかも知れないけれど。

日本人は我慢して、我慢して、それでも、歯を食いしばる。まぁ世界的には絶対に理解されない性格だけれど。でも、そんな日本人の芯の強さは僕も誇らしい。

一件「経済ニュース」の欄に入ってるこのニュースだけれど、実は裏にはトヨタという日本の誇る一大自動車メーカーの知られざる苦労とドラマのあるニュースだと、僕は思っている。


一昨日のブログに対し、多くの方々からの同意の声を頂きました。

嬉しかったのもありますが、同時に…あぁ、やっぱり同じように思ってらっしゃる方、多かったんだなぁ…と納得も出来ました。
で、その中に、僕以上に僕のブログをとても正確に、むしろ一歩進んだ読み解き方をしてらっしゃる方がいたので是非ご紹介したいと思います。



「問題は「正論」が、実際には視野の狭い、偏狭な「感情論」である場合が多いことなのだと思う。お互い自分の気分(「傷つく」「気持ち悪い」…)だけ主張し、対応や制限を求める、公平や全体的バランスを考えずに「事なかれ」で対応しようとする。

「刺青お断り」は既に全国の入浴施設やプールで見られるから珍しくはないが、これだって人を見た目で差別する人権侵害に当たる可能性が濃厚である。刺青自体が法に触れるわけではない。確かに中には、暴力をふるったり、凄みを効かせて勝手なことをする人もいるかもしれないが、同じようなことをする人は刺青をしていない人にもいるはずだ。テレビだって、番組が不快なら、スイッチを切ればいい。場合によっては、自分の気に入らない局は見ない、あるいはテレビそのものを見ないとい選択だってできる。逆に、見たい番組だけ選んでみればいいだけのことだ。

逗子のケースも、一部海水浴客による酒を飲んでのトラブル、大音量の音楽が限度を越していたのは確かだったと思う。でも、それを一律に排除することで問題を解決するやり方には疑問を感じる。

この場合妥当なラインは、エリア分け(禁酒、喫煙地帯の設置)、音楽装置の制限(大音量アンプなどの禁止)、迷惑行為防止のための自警団による巡回(若者ボランティアで組織するのがいい)、時間帯制限(早朝、夜間の音楽禁止)などであろう。ただ、こういうきめ細かい対応を取るには、人手もコストもかかるとは思う。でも、逗子を愛する有名人にでもボランティアで協力をお願いして、キャンペーンなどをはればいいのではないかとも思う。

長谷川さんの指摘するつまらなさ、息苦しさは自由というものが失われていくことの問題なのだと思う。自由には、弊害が伴うのであって、だからといって自由そのものを制限しては元も子もないのだ」



ハンドルネーム、felesfelixさんのご意見なのですが、僕のブログって、あまり全部を解き明かさないように書いてるんですけど、この読み解き方で、僕の考え、全部理解してらっしゃる感じです。特に

「問題は「正論」が、実際には視野の狭い、偏狭な「感情論」である場合が多いことだ」

「長谷川さんの指摘するつまらなさ、息苦しさは自由というものが失われていくことの問題なのだと思う」

というご指摘は言い得て妙。すごくまとまった言い方なので、恥ずかしながら、僕の方が学ばせていただきました。きっと、多くの方が僕のブログをシェアしてくださったり、同意のコメントをくださったのは、こう感じてらっしゃる方が多いからなんだろう、と思います。




そうですね。
一昨日のブログでは、「テレビってどうしてつまらなくなったの?」という、僕が何度も聞かれた質問に対する「幾つもある答え」の中から、まずは社会的な問題…

「そもそもテレビだけじゃないんじゃないの?社会全体じゃん?」

っていう視点から書いた文章でした。その中で僕は、最後のまとめとして次の文章を書いたのですが…

「本当はいろんなこと出来るのに、なんだか形上の「正論」にあぐらをかいて、単に決まりを作って、単にあれもこれも辞めるって決めて安心することに甘えて」

これがまさに、felesfelixさんのご指摘の通りの意味でした。
そう。甘えてるんですよね。先週の僕の「バラいろダンディ」をご覧になった方は皆さん知ってらっしゃるでしょうが、実はコメンテーターの宇多丸さんが、すでに指摘してくれているんですよね。

「これさ、場所を分けるとか、他の方法もあるじゃん?」

そうなんです。実はこの答えが本来の正解で、逗子海岸の例もそう、草なぎ君の例もそう。

「もっとほかの方法で十分対応できる」

のに、その方法って、結局、色々と準備も必要だし、色々と手間もかかるし…で、一番手抜きして、一番適当な解決方法が
「一律に線引きをする」
って方法だった所が問題なんです。

逗子が様々な問題に見舞われていたことくらい、多くの人も分かってます。なので僕も「行政は間違ってないです」って書きました。
でも、全部ぶった切っちゃったら、息苦しくなるでしょって。海の家の人たち、どうすんのって。要は「間違ってないけど、『手抜き』」なんです。
草なぎ君も、お酒のトラブルくらい、むしろネタにするなり、それよりも、なんでそこまでのストレスを抱えなくちゃいけなかったか、スマップの5人にあまりに過剰な負担がかかってなかったか、を再検討すればいいのであって、あの事で芸能リポーターが1時間近く責め続けるとか、むしろ見ていて痛い訳です。

あ、ちなみに話ですが、草なぎ君が裸になった公園ですが、ネット叩いて何を見たのか知らないですが、
「公共の公園じゃないのか?」
って指摘をけっこう何人かから頂きましたが…違いますよ?ファンの方は知ってらっっしゃるだろうけど、僕、現場でリポートしてるんで。安心して信じてください。確かにあの公園、柵とか塀とかないから、いかにもパブリック的に見えますけれど、敷地的には草なぎ君が住んでたマンションの一応「敷地内」で、登記上は「プライベートガーデン」です。確かにほかの人も入れるけどね?警察まで行って裏取ってるんで間違いないです。ひょっとして、別の公園名、見てる?
って言うか、現場知らないで、今さらネット叩いて出てきた情報、全部信じない方がいいと思います。ジャニーズなんて、敵も多いのだし。
なので、僕は全然問題ない、と判断したんです。あったとしてもんなもん、軽微なもんだろ、と。プライベートガーデンな上に、深夜よ?



話がそれましたが、逗子の件も、もっともっときめ細やかな対応ってあったはずなんです。そうすれば、実はいろんな人たちがもっとハッピーになれたはずです。もちろん、それをするためには

1、現場で入念な取材と聞き込み
2、現場に関わる観光協会や海の家の方々との意思疎通と実際に出る可能性のある被害の試算
3、警備のための人員配置計画や、人件費確保のための委員会開催
4、外部組織を招いての最終的な計画のチェック

などは最低でもしないといけないので…はっきり言って「手間」がかかるんですよね。
草なぎ君の件も、あれで何か月も謹慎させるんじゃなくて、本来大切なのはスマップの5人のケアの方のはずです。報道されたんなら、逆に番組内でいじって笑いに変えてあげてもいいけど、そうするなら

1、じゃあどの局での対応とするのか?
2、その局のどの番組での対応とするのか?
3、そのギャランティーはどうするのか?
4、誰にいじってもらうのか?
5、その番組の2次使用権利はどうするのか?
6、その番組の構成はどうするのか?

までしっかりと考えないといけない。そして失敗してもいけない。そんなことを延々と考えないと本来はいけないのに、

「もう面倒だから全部やめちゃえー!」

を結論にしたから、なんだか違うんじゃない?と。
あ、ちなみに、「逗子の件と草なぎ君の件を一緒にするな」ってご指摘もありましたけど、27時間テレビ見てて懐かしくなったので書いただけです。取り上げられてたのでね。


felesfelixさんのコメントを使わせていただくならこの結論は「他の人たちの自由を奪う」問題なんですよね。

だって、逗子の海岸で問題起こしたの、何人よ?
そもそも、ほとんどのみんなは、楽しみながらも、騒ぎながらも、別に問題なんて起こしてないじゃん?なんで一律に線引きをして、

「とにかく全部やめろ」

なんですかってね。完全に手抜き法案なんです。去年の逗子では確かに悲しい事件なんかも起きちゃってるんです。
その人、処分すりゃいいじゃん。その人たち、分ければいいじゃんって。この逗子の法案ってね、結局のところ、「正論」を振りかざしてるんですけど、

「3・4人のせいで学級崩壊しているクラスを『学級崩壊状態だから』っていう正論を振りかざしてクラス全員を退学処分にした」

的な法案だったりするんです。今の日本、これが多いんですよね?会議室から出ずに、アーダコーダと想像で話し合ってるとこんな結論になっちゃったりするんです。学級崩壊してるんなら、その原因を手抜きせずにしっかりと見極めたうえで、その3・4人だけ処分しろよってね。そりゃ大変なことは分かるけどさ。



例に出した2ケースともに言える事ですが、とにかくぶった切り方が「雑」なんですよね

・じゃあ草なぎ君を楽しみにしている日本中のファンの気持ちはどうなるの?

・騒いでもちゃんとマナーを守ってるお客さんもいるし、お酒を飲んでも迷惑をかけない多くのお客さんもいるし、そんな人たちまで、全員がもう、海には行っちゃダメなの?

って聞きたくなる。ここまで考えることを放棄して、会議室の中でしたり顔の何も知らないおっさんがさっさと決めちゃうことが多いから日本、こんな感じになっちゃってるんだと、少なくとも僕はそう思ってるんですね。もちろん、僕の意見でしかないですよ?そりゃ。

ブログのタイトルは、引きがあるように「テレビがつまらなくなった訳」って書いてますけど、一昨日のブログは「日本のルール作りや線引きって手抜きじゃね?」っていうテレビだけじゃない大きな問題提起が本来のテーマです。もっと全体論ですね。それを読み解いて頂けるかな~っていう思いを込めて締めの部分に



「本当はいろんなこと出来るのに、なんだか形上の「正論」にあぐらをかいて、単に決まりを作って、単にあれもこれも辞めるって決めて安心することに甘えて」



って書いてみたんですけど、思った以上に同感してくださる人が多かったので嬉しかったです♪

27時間テレビで草なぎ君が、はるか昔の一件について質問されていました。
もう何年も前、草なぎ君は問題を起こし、ニュースになりました。
懐かしい。あれを朝から報じたのが僕でした。あの時の草なぎ君、本当に立派でした。

先週の事ですが、僕がメインキャスターを担当している番組「バラいろダンディ」内で神奈川県逗子海岸の「ある問題」を取り上げました。




そう。




テレビって、なんでつまらなくなったのか。
この二つを見ると、良く分かります。







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古巣と袂を分かってからもう何度聞かれたか分からない質問。

「なんでこれ程にフジテレビはつまらなくなったのですか?」

フジテレビだけか?
確かに、古巣は視聴率的にも苦戦しているし、面白くない番組が増えたとは思う。
でも、古巣だけか?テレビ、全体に言えないか?

『昔よりも面白くない』

って?
僕はせっかく辞めたのだし、そこのところは突き詰めていきたいと思っていた。「なぜ、つまらなくなったのか?」色々と語っている評論家や学者さんではわからない。内部を知る人間でなければ、実際に現場の人間がどれだけ一生懸命頑張ってるかなんてわからない。どれだけ才能のある人間がいるかなんてわからない。

でも一度飛び出して、周囲を見てみた。

『昔よりも面白くない』

なんてもの、テレビ以外にもあふれてないか?先週お伝えした逗子海水浴場のニュース。
あまりにもお客さんの…特に若い男女のマナーが悪いという苦情が相次いだらしい。このままでは、安心して子供を連れて行けない、と。

逗子市は逗子の海岸を「日本一安全でマナーのいい浜辺」として利用できるようにしよう!と決断。結果…

・酒はダメ
・刺青は論外
・音楽もかけちゃダメ

逗子海岸は今年施行された法律により、日本一、間違いなく「マナーが良く」「子供にも安心して楽しめる海岸」へと生まれ変わった。

そして、大きな問題が発生した。
海開きは7月1日。そこから2週間がたち、逗子海岸お訪れたお客さんは1万3千人。



去年の同時期は…










7万4千人だった。









なんと、客が激減。7分の1の客数では周囲の海の家や旅館は立ち回らない。そう。
地元の観光協会やホテルなどが逗子市を相手取って裁判を検討し始めたのだ!

一体何故?

マナーがいい方がいいんじゃないのか?
親子で安心して遊べる方がいいんじゃないのか?

しかし、行政が良かれと思ってやったことは、逗子海岸が「見捨てられた海岸」となる結果をもたらした。。
答えの一つはここにあるように思える。

人間は…

もっともっと、リラックスして生きている。ダメなことはダメだ。が、その…ダメなことをしちゃうことも受け入れながら生きているのだ。人間はバカで、だらしなくて、だからこそ愛すべき存在で、だからこそ楽しさや苦しみがあるのだ。
人間が生きる生活には…本来もっと『のりしろ』があるべきなのだ。
そして、多くの人間はそんなこと、とっくの昔に知っていて、だから人間みんな、うまいことやりながら許し、許され、生きている。

ダメなことはダメだ。その通り。

が、実は人間はそうは言いながらもう少しリラックスして生きるものだし、ダメなことを許容しながら生きている。逗子海岸はそこをあまりにもきっちりと線引きをした。

やだよね。そりゃあ。そんな堅っ苦しい海岸。僕でもやだ。さすがに海なら酒くらい飲みたいし。

なので誰も行かなくなった。可哀想だが、逗子海岸周辺の海の家やホテルは経営はもはや成り立たないだろう。いくらなんでも客数7分の1位になると…もうやってはいけないだろう。可哀想だが、たたむところが続出するだろう。
そして裁判も勝てないだろう。
逗子の海岸を良い方向に持っていこうと考えた行政に罪はない。事実、苦情は山ほど来ていたのだから。と、言うか、むしろ

「安全な海を作りたい」

の方がよっぽど正論だからだ。正論が…正論すぎて息苦しくなったのだ。




草なぎ君、本当に頑張っている。偉いと思う。
可哀想に、昔、もう何年も前の話。
草なぎ君はストレスでお酒をかなりの量を飲むようになった。そらそうだ。国民的アイドルグループの一員の重圧ってきっと並みの神経じゃ耐えられないはずだ。
で、酒に酔った草なぎ君は酔っ払い、あくまで彼が住んでいたマンションの「プライベートガーデン」内で素っ裸になったとのこと。

で、おまわりさんに怒られたってだけの話だ。

僕はこれが大きく報じられた時にどう考えても「何が悪いのか分からなかった」のだ。でもテレビでは偉そうな顔をしたコメンテーターが

「彼は社会的影響が大きいのですから自覚が足りないとしか…」

と責めたてていた。そんなもんか?そんな悪いか?今まで彼が残してきた功績、彼のお陰で受けた感動、それをぶっ潰すほどのもんなのか?

釈放された草なぎ君が会見をする、という。
しょうがない。取材に行く。気が進まないとはこのこと。でもしょうがない。仕事だし。会見場は300人の報道陣でごった返し。まぁそれはしょうがない。でも、深々と頭を下げる草なぎ君に…

まぁ厳しい質問が相次いだ。

「自覚はあるのか?」
「引退は考えないのか?」
「失望したファンには?」

だんだんイライラしてきた。何だってんだ?こいつら?そんな聖人君子に見えないぞ?僕も大概狂った人間だが、なんだかこいつらと一緒だと思われたくないんだが。

30分が過ぎたころ、手をあげて、思いっきりその流れを断ち切ってやった。

「早く復帰してほしい、と願ってるファンが沢山いますよ。ファンのために早く復帰しないとですね」

40分間ほどの会見で、草なぎ君が唯一、微笑んで答えてくれた瞬間だった。他局、全部僕の質問の答えの所を使ってたけど、今度から使用料もらうからね。フリーになったのだし。

その後、僕たちスタッフは夜の街に繰り出し、100人の方々にアンケートを実施。その結果を翌日のスタジオで発表しておいた。

「今回の草なぎ君の一件に関して、街中でアンケートを取りました。『草なぎ君は活動自粛に入りますが、それについてどう思いますか?』」

答えは80%を超える人たちが「そこまでしなくていいと思う」と回答したのだった。そらそうだ。全然誰も怒ってなかった。

草なぎ君は国民的アイドルグループに所属しながら芸能記者たちの厳しい質問の嵐に、一切の原稿もなくすべて自分の言葉で答え続けていた。僕は立派だったと思う。僕のとくだね!の放送を見て、ネット上では

「やっぱりフジはスマップに甘いわ」

との批判が多数書き込まれていたが、悪かったな。あれ、僕がスタッフと一緒に考えて、そこまでの他のマスコミの報じ方が気持ち悪かったから、全マスコミに対して

「お前らが言うほど、世間、怒ってないっつーの」

という皮肉を込めてやってやっただけだ。フジテレビの演出じゃないし。ただの僕のイヤミだ。





逗子の海岸もそう。

みんな、そこまでの正論、期待してないし。そこまで言われたら…もう、堅苦しいんだよね。

草なぎ君もそう。

みんな、全然怒ってなかったし。怒る訳ないし。酒飲んでの失敗くらい、みんなやってるだろ。僕、何回失敗したか分からんわい。でも、あれで何か月も謹慎させられるんだよね。





最近はテレビだけじゃなく、行政も何もかも、
「そこまで怒らんでも」
ってことに対して、怒りすぎ、
「そこまできちきちせんでも」
ってことで、きちきちしすぎなんです。

会議室の中で考えちゃうと、それでいいって思っちゃうんでしょうね。
違うんだよなぁ。
人間ってもっともっとリラックスして生きてます。本当はいろんなこと出来るのに、なんだか形上の「正論」にあぐらをかいて、単に決まりを作って、単にあれもこれも辞めるって決めて安心することに甘えて。

テレビがつまらなくなったのも、
今の日本が息苦しくなっているのも、

原点は同じだと思う。
なので、僕は今いる職場でそこを叩き潰してやろうと思う。
TOKYO MX の、新しい僕の仲間と、
批判にも正論にもビクともせずに、「楽しいテレビ」を貫いてやる!
そう思っています。

朝、テレビを見ていたらまた悩んでしまった…。
たまにこうやって結論の出ない問題について悩んでしまう…。

皆さんもご存じの事件。
岡山県で起きた女子児童誘拐・監禁事件。

容疑者の49歳の男は付け狙っていたとみられる小学5年生の女の子を誘拐。

警察に踏み込まれた時には
「自分の妻です」
と意味不明の紹介をし、取り調べに対しては
「自分好みの女の子に育てたかった」
と、気持ち悪すぎる供述をしている。

もう、テレビで流れている通りだ。

で、いつも通りなのだが、テレビ、情報番組では当然のように
「一歩進んだ情報を出せ!」
と上層部からの命令が出ていると思われる。

僕が見たテレビでは

「なんと容疑者は自宅の部屋をリフォームして防音設備を整えていたのです」

と紹介。
へー、計画的だったんだ、と驚く。しかし、その後に続いたリポートに疑問を持った。
いや、正確には疑問に思うべきかどうかで疑問を持ったというか…。

「こちらが取材で明らかになった容疑者と同タイプの防音設備です」

アナウンサーのリポートだ。

「部屋の中でピアノを弾いてもらっていますが、私が外に出ると…全く音は聞こえません」

うん。いいリポートだ。状況が良く分かる。しかし、しかしだ。







これ、完全に、模倣犯、誘発しないか?







だって、そこまでの防音なんだろ?他のいろんな犯罪に使えるじゃん?そんなのを値段まで含めてリポートしちゃったら、拉致・監禁のための設備を紹介してるに等しいぞ?大丈夫なのか?

「模倣犯」

とは、皆さん、あまり気付かないが、テレビを流すうえでは、ものすごく気をつけなければいけないものだ。
最近の例で言えば、「脱法ハーブ」はまさにその典型例だ。
テレビでこの「違法ではないハーブ」の紹介がされて以来、わずか3週間ほどで、脱法ハーブにまつわる事故が急増している。完全に模倣犯の典型だ。

テレビでは事故の「悲惨さ」や「絶対にダメ」という空虚なコメンテーターのコメントが流れる。それは間違いない。
だが、はっきり言ってこんなものに手を出す人間を主語に置き換えると、

「まじかぁ?違法じゃないのにラりれんのかよぅぅぅ!」

と喜ぶだけだったりする。
しかも手に入りやすい。昔と違ってネットが普及している。ご丁寧に、ネットで手に入る、という所までコメンテーターが紹介する番組まであった。

そら売れるわ。




今回のケースも、間違いなくテレビは悪くはないと思う。
むしろ、あのリポートは容疑者の異常性を見事に映し出すいいリポートだったと思う。

が、

模倣犯は産むだろう。あそこまで丁寧なリポートだと、恐らく、すぐとは言わないまでもいずれの日か間違った使い方をされる日も来るはずだ。

悩むのはここ。

テレビはあのリポートを流すべきではなかったか、どうかだ。
これは両方の意見があるはず。あってしかるべき。自分ならどうするのか、悩む。


リアルライブさんが報じてくれた。

めちゃイケ 苦情殺到で自粛していた小保方ネタを放送 好意的な意見多数「よくやったよ!」「おもしろかった」

そう。
以前、ボロカスに言われ、あっと言う間にお蔵入りとなっためちゃイケの「小保方さんネタ」。

フジテレビ上層部はいつも通りの事なかれ主義。でも僕にはどうしてもしっくりこなかった。

・ホントはバカになんてしてないんじゃない?
・見たら見たで、「面白かった」で終わるネタだと思うけど。

そう当時のブログに書いた。↓

◆「阿呆方さん」で抗議文?

当時は賛成のご意見も多数頂戴したが、結構面倒くさい感じの批判意見もそれなりに来ていた。

さて、さすがはめちゃイケスタッフだ。思いっきりやりきった(笑)!
当然、ネット上では賞賛の嵐。面白かったしね。現在まで何の問題も起きていない。




で?




これの何が問題なんだ??




お願いだからあの時、アーダコーダと批判コメントを寄せた方々…教えてくれないか?

・小保方さんを擁護していた岡村さんが、彼女をバカにするだけのコントしないと思う
・最初に小馬鹿にするような雰囲気を出している以上、放送さえすれば名誉を傷付けるようなものだとは思えない

そう説明しても、しつこいくらいにブースカ言ってるコメント来てたが…あのコメント、今さらながら全文紹介したげたい。ネット上の批判なんて、所詮はこんなもんなんだという正体が良く分かる。もちろん、全てを無視しろと言う訳ではないが。

あれから時間は過ぎ、小保方さんもグレーどころかほぼ真っ黒状態であることは周知の事実となりつつある。「ネイチャー誌」も当然論文も取り下げた。




だからあのコント、何が問題なんだ?




今年最初、大きな問題となった「明日、ママがいない」騒動。
僕はあのドラマ、はっきり言って面白いとは感じなかったが、日テレさんは
「現場を信じる。最後まで見て判断して」
と、怒涛のように押し寄せる批判をすべて受け止めたうえで、最後まで放送した。

結果、最終回間際辺りから称賛の声が高まり、最終回では
「見てよかった!」
「感動した!」
という絶賛の声でネット上は埋め尽くされた。

ここが今の両局の勢いの差だと感じざるを得ない。

思うんだが、こんなくだらない批判を全部真に受けて、思考停止状態に陥り、テレビマンに許された表現の自由という最高の権利を無視し、戦うこと、スタッフを信じることから手を抜き、




単に「放送をやめる」




という判断をしたフジ社内の人間(たぶん上層部)、




辞めた方がいいんじゃないか?




テレビをつまらなくしたのはお前らだと思う。
フリー、いいぞ?
自由だぞ?

こっちの世界で待ってる。

あのね…。

今週はろくでなし子さんの話を2回ほど書いたので、もうコラムは来週までお休みを…なんて考えてたんですが、朝からあまりにもふざけた話がテレビで垂れ流しになっているので、さすがにこれは意見しないといかんな、と。

昨日の僕の番組でも紹介したんですけど、ある機関が「家事ハラ」という言葉を設定しましてね…。

旦那さんが家事の『お手伝いをする』と。
で、その「お手伝い」を「していただいている」時に様々な「ハラスメント用語」を連発している、と。
実に9割もの奥さんが「家事ハラ」をしているのだ、と。

そんなニュースです。で、その家事ハラワードですが、

「雑!」
「ヘタ!」
「なんでそんな事も出来ないの?」

というワード以外にも、

「洗濯物は乾いてから取り込んでよ!」
「そのたたみ方じゃ『しわ』になっちゃうでしょ!」
その後、夫がたたんだ洗濯物を無言でたたみなおすことも、洗った食器を洗い直すことも「家事ハラ」なんだそうです。

今朝のテレビではその様子が再現映像で流され…

「この言葉が夫を家事から遠ざけるのです」

のスーパーが。

あのね…
あのね…。






さすがに度を越してアホすぎるので、声を大にしていいますが…


















その感覚がセクハラなんだっつーの(涙)。



もうね~なんで分からないかなぁ…。日本人、なんでこういう「世界的に時代錯誤極まりない」カン違いを堂々とテレビ上で流すかなぁ…。こうやって自然と日本人が洗脳されていくんだろうけれど、テレビ作るのって、あれだけたくさんのスタッフがいるのに、なんで誰も止めない?誰か分かるだろ?スタッフ、男しかいないのか?

簡単なことですけどね…家事って








夫が「手伝う」もんじゃないです。







そんなもん、手のあいてる側がやるんだよ。お互いでやるもんです。なんで、妻が「家事をやる」って決めつけられていて、それを夫が「手伝うもの」ってことになってるわけ(涙)?

僕が「とくダネ!」をやってる頃はこんな間違った言葉の選び方、当たり前に注意してましたし、訂正させてました。今朝見たテレビは「とくだね!」ではないけれど、今は誰も何も考えずにこんな言葉や感覚を垂れ流しにしてるのか?と悲しくなります。

「手伝う」

という言葉とは、「主体となって行うもの」が存在し、その主体に対して「補助的作業をする」ことを指す言葉です。日本語って知らないうちにこうやって洗脳が始まる言葉です。

なんで「家事」を「主体的に行う」のが「妻」っていう前提があるんだって話です。その価値観はもう昭和のものです。今時の若い夫婦、全然感覚は違います。ちゃんと、若い旦那さん、けっこう家事くらい一緒にやってます。



僕は去年、嫁さんが倒れちゃった時期がありまして、その時期、子供3人、僕が当然見ながら家事ほとんど全部こなしてました。そこで気づいたことですが、もともと家事とは…

旦那がやった方が合理的であることがほとんどです。

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何の話か分からない人が多いですか?いえいえ、間違いないです。やったらわかります。掃除だって、洗濯だって。子育ても同じです。

断っときますが、僕は「男とはこうあるべき」ってはっきり言いますし、世の奥様方や女性方に媚を売るタイプの人間じゃないです。好感度あげようと思って生きてません。ブログ読んでる人、知ってるでしょ?その僕が言ってんです。間違いないですって。

例えば、掃除。
掃除機をかけりゃいいってもんじゃない。掃除機かけながら机を動かさないと下を掃除出来ない。いちいち、掃除機を右手でかけながら、左手で机を移動させ、椅子を動かします。
これがけっこうな重さ、あります。

窓ふきも同じ。
一度濡らした雑巾で汚れやほこりをふき取ります。その後、「からぶき」といって乾いたものでその水分を拭き取っていけば、とても綺麗になります。この拭き取りの方の作業も意外と筋肉が要ります。

日々の買い物も同じです。
野菜類は大したことないですが、長男の部活用にスポーツドリンクなどを買い足す場合、けっこうな重量になります。これも基本的には筋肉の発達している男性陣の方が合理的に作業できます。

子育ても同じです。朝、眠そうな息子を起こすとしましょう。奥さんの優しい言い方ではなかなか起きない長男でも、僕が一言、「起きろ!」と言えば、緊張感が違うのか、ちゃんと一発で息子も起きます。手間が省けます。

もちろん、会社に行く夫たちは「出来る範囲」でいいんですよ?そりゃそうです。でも、「出来る範囲」はやって当然の程度の行為です。そんなもん、エライ訳でも何でもないです。





最初に紹介した「家事ハラワード」なる言葉ですが、そんなもん…

言われて当たり前だっての!普通の事しかいっとらんがな!

家事は立派な「仕事」です。「雑」にこなしたら文句を言われるのはどの仕事でも同じです。会社の仕事と何も違いません。
洗濯ものを湿ったまま取り込むと、カビやにおいの原因となります。というか、そんなもん、小学生レベルの話だぞ?そんな事も出来ない夫とは、悪いことを言わないので今日中に別れた方がいいです。午前中に役所に行きましょう。早い方がいいです。
男どもにも聞きたいんだが、お前ら、会社でしわだらけのシャツで会社来てる同僚見て、どう思うよ?そんな後輩に、仕事、任せるか?僕はやだ。

僕は靴元とか、結構見る人間です。靴をきれいに出来てない人間、仕事が出来ない人だと思ってます。結局、そういう「普通最後にまわる所」を手を抜く人じゃん?そう捉えます。いい会社はトイレが綺麗ってのと同じ理屈です。

僕は自分のシャツはすべて自分でアイロンをかけてます。子供たちのアイロンも僕がかけてます。アイロンは男性がかけても女性がかけても変わらないと思いますが、我が家では僕がやってます。(もちろん、僕が忙しいときはちゃんと嫁さんがしてくれます)
身だしなみは人柄とそこまでの「育ち」が現れると僕は思っています。これも僕個人の印象だけれど。




以前の僕のブログにも書いたのですが、そもそも「夫は外で稼いでりゃいいんだ」。「女はしっかり家事をしろ」とか、マジで世界から見たらシャレにならないくらい女性蔑視だし、軽蔑される価値観です。家事も子育ても、男性でも女性でも、「手の空いてる方がやればいいだけ」のものです。「手伝う」もんじゃないです。頼むから、その価値観、変えなくていいから2020年までだけは嘘でいいからごまかしてくれ。恥ずかしい。

日本の女性陣、家事ごとき出来ないダメ夫、全部別れちまえば?全員で一気にそうすれば、日本の古臭い価値観に凝り固まったバカ男も多少は反省するんじゃない?
この言葉を設定した人、奇をてらったのかも知れないけれど、「家事ハラ」という言葉の裏側には明確なセクシャルハラスメントにつながる価値感が存在してるんじゃないかなぁ…。

奥様方、僕は無視していいと思いますよ?んな言葉。



昨日書いたブログ

「ろくでなし子さんの報道 完全な情報操作です!」

に対して、やはりというか、想像通りのコメントが少なからず届きました。まぁね、これが日本人というか、他の価値観を受け入れられない人種というか…。

そもそも昨日のブログを読んでいない人はもう一度読んでほしいのですが、結局根本的なところがあれだけ説明しても分からない人がけっこういるんですよね…。もちろん、ほとんどの人は理解してくださるんだけれど…。

ろくでなし子さんの活動に対して

Aさん「どんな形であれ、自身の性器のデータを送るのが芸術な訳がないです!」
Bさん「不快です!」
Cさん「性器のデータを送ったんでしょ?それはどう考えてもわいせつと認定されてもしょうがないでしょ」

という、もはや「思考停止」状態の可哀想な人たちが多数いたのですが、僕のブログを読んでくださる方々の将来のためにもはっきりと伝えておきたいと思いますが…

完全に洗脳されてます。一から考え方、変えてください。その方が皆さんのためです。




ええと、まずAさん、僕もあなたの気持ちがすべてわからないとは言いません。それは昨日のブログにも書いた通りです。はい。僕もろくでなし子さんのすべてが理解できる訳じゃないです。でもね…

「理解できないから芸術じゃない」

は暴論もいい所です。そもそも芸術なんてものはその時代になかなか理解されないものがほとんどです。多くの芸術家たちの作品はその芸術家の死後に評価されてたりもします。時代を覆す価値観が芸術家には宿っています。

Aさん、AさんやBさんのように「完全に凝り固まって思考停止している人が日本には多いから」ろくでなし子さんは、昨日紹介したような、活動をしているのです。
AさんもBさんも

女性器=不潔!不純!猥褻!!

という固定観念が出来上がっちゃってるんです。刷り込まれちゃってるんです。そこに、ちょっと待ちましょうよ、と。私たちの体の一部じゃないですか?と。もっと普通に接してもいいんじゃあないですか?という思いを持ってらっしゃるのがろくでなし子さんです。

この「価値観を否定」することは完全に間違っています。

Aさん、Bさん、お二人とも、日本に住んでいるのです、憲法くらい読んでみましょう。日本は自由な思想や価値観を認められている国です。人に犯罪行為とかをしちゃダメですよ?でも、

女性器=不潔!不純!猥褻!!

ってのはね、あなた方の価値観なんです。あなた方の価値観は正義でも基準でも何でもない。ただの「あなた方の価値観」です。あなた方がそう感じるように、ろくでなし子さんは上記したように感じているんです。価値観が違うだけです。

そんな多様な価値観を認めることを日本国憲法は明記しています。

納得出来ないなら日本から出て行きましょう。でないなら憲法には従って下さい。もしくは政治家になって憲法改正してみては?
繰り返しますが理解はしなくていい。でも、「そんな価値観もある」という当然の多様な価値観を認める努力をしましょう。けっこうみんなやってる事です。



そしてCさん、Cさんのように考えてる人、けっこう多いので、少し詳しく解説します。
この考え方と捉え方が間違ってるんです。これは僕がアナウンサーだから解説したくなることなんですが…ネット上などを見ていると、今回のろくでなし子さんの案件を

「そもそもデータなのでわいせつ物と言えるのか?」

という完全に間違った解釈をしてらっしゃる方も少なくないようですが、






完全に理解不足です。






僕の昨日のブログも読み直してほしいのですが、今回の件は

「わいせつ」ではないということが問題

なのです。ここを理解できていないと話が進まないんです。
そもそも「わいせつ」って言葉を完全にとらえ間違えているのです。「わいせつ」って何だと思います?

いたずらに性欲を刺激し興奮させること(もの)

と定義づけられていますね。ではここで大切なことなんですが、「言葉」って「主語がある」って知ってました?
何の話か分からない?
例を挙げて解説しますと、日本語って、あまりにもあいまいなものだったりする訳です。例えば「セクハラ」ね?何をもってセクハラというか?なんてのは

・スケベなことを言ったおっさんを主語にするか?
・気持ち悪い言葉をかけられたOLを主語にするか?

で全然話が違うでしょ?なので、セクハラは統一して

受け手側(上記例だとOL)を主語にすること

と決められています。なので、受けると思って冗談を言った男性社員がセクハラで敗訴するわけです。実際に裁判で負けてるでしょ?これは世界的に同じです。

「いじめ」も同じですね。
被害を受けた側が「いじめを受けたのです」と主張すればそれが基本的には「いじめ」と認定されます。これも様々な判例がちゃんと出ています。つまり「いじめを受けた側」が「主語」ですね。

では、「わいせつ」はどうでしょう?

これも様々な人によって全部受け取り方が違いますよね?そのままじゃあ混乱します。「わいせつ」の定義ってのはですね、世界的に

「発信側」

が主語になっているんです。
発信する側が「いたずらに性的な刺激をしたいのかどうか?」
が「わいせつ」なのか「表現」なのかの分かれ道なんです。これは日本でもかの有名な篠山紀信さんのヘアヌード写真論争の時にしっかりと認められています。

それまでの日本では写真でヘアヌードはタブーとされていました。

でも、篠山紀信さんは「これは芸術なんだ!」と主張しました。結果、その主張は広く認められるところとなり、現在は写真集でもヘアヌードは解禁となっています。「わいせつ」ではなく「芸術」と認められたのです。

簡単に言うと、「わいせつ」の基準を「受け手側」にゆだねちゃうと、収拾がつかなくなるんです。あまりにも一人一人の感性が違いすぎるので、同じ写真を見ても性的な興奮をする人としない人がいちゃうから。キリがなくなるんですよね。
なので、実際に発信している側が今までどんな思想を持っていたか?どんな仕事をしてきているか?どんな実績があるのか?などを総合的に判断して、その主張に説得力があれば、「芸術」であり「表現」であると認められるようになっているわけです。

篠山紀信さんは写真家として申し分のない実績を持っていました。
なので、彼の撮影したヌード写真は「芸術である」と認識されるに至ったのです。もちろん、篠山紀信さんの写真をもってしても、なお「エロイな~」「わいせつだな~」と感じる人は少なくないでしょう。でもいいのです。作品を世に送り出した本人が「芸術だ」と言ってる訳だから。日本国憲法にある「表現の自由」です。



もう分かったでしょうが、昨日の僕のブログを読み返していただいても分かると思うんですが、そもそもこの判断や論争ってけっこう微妙だったりするわけです。裁判でも勝てるかどうか分からない。そんな状態だったので、警察や検察は…

ろくでなし子さんの今までの活動をなかったものにしたかった=「自称」芸術家と表現して情報操作と印象操作をしようとしたのです!!

ろくでなし子はただの猥褻な変態女だ!
なので、ただの猥褻データなのである!

が検察の論法なのです。こうやってマスコミに発表させてる姿が卑怯だ、と感じたので僕はやな気分になった訳です。

昨日も言いましたが、ろくでなし子さんはずっと女性たちの中絶の若年化や性病の問題、性に対する偏見に満ちた教育の欠如などを「問題だ」と指摘してきた活動家の方です。
個展も開いていますし「芸術家」と呼ぶにふさわしいしっかりとした活動履歴があります。収入も十分得ています。

日本では
「自称」
という言葉は相手を馬鹿にするときに、見下す時に使用する言葉です。
「あいつは勝手に名乗ってるけれど、実際は違うんだぜ~」
が「自称」という言葉の持つ意味合いです。皆さんもそうやって使ってるでしょう?その意味を分かった上で、印象操作をするために「自称」芸術家、という発表をマスコミにさせたのです。

ろくでなし子さんは、今まで女性たちのためを思って、特に若い女性たちの将来や性生活の向上のためにずっと活動してきた人です。そのろくでなし子さんのどこに

「いたずらに性的刺激をあおろう」

という意図があるのでしょう?ろくでなし子さんの今回送ったデータですが

「わいせつ」ではありません。

彼女の行為に対し、理解をしようともせず、ただ自分の価値観を押し付けているのは日本憲法に対する侮蔑行為です。
Cさん、あなたは完全に刷り込まれた間違った知識をもって「女性器=わいせつ」という「誤解」をそのまま正しいと勘違いしていませんか?人類、みんなその女性器から出てきてるんですよ?あなたは「わいせつな場所」から産まれたんですか?お母さん方は皆、皆さんを必死の思いで産んでくれています。女性器は、ただそれを持って「わいせつ」なんかじゃない。
なし子さんはたったその程度のことを言ってるだけなのです。

自分たちが「常識」と思っていることをもう一度疑ってかかってみる。

これはけっこう大変なことです。何故かというと、今までの自分を否定する行為だからです。でも、それを放棄することはただの「思考停止」なのです。思考停止した人間に成長はあり得ません。改めた方がいいと、僕はそう思います。


さまざまな意見があることは分からなくはないですが、彼女の逮捕は間違っていると思います。

彼女ってだれって?あぁ、「ろくでなし子さん」の事です。

普通の人、知らないですよね?
僕は友人がとても親しくしている人なので、今日のニュースには驚きました。

局部の3Dデータ配布容疑 自称芸術家の女を逮捕(共同通信)

久しぶりに見た。
警察、検察の悪意まみれの情報操作。
や~れやれ、という感じです。

この話、全部裏側を話しておきますね。






もうね、普通の方は何が何だか分からないって感じだと思うんですけど、ある女性が逮捕されたんです。
その人の名前は「ろくでなし子」さん。彼女は自身の女性器を3Dプリンターでスキャン。そのデータをメールでデータ送信した
「わいせつ電磁的記録頒布の疑い」
で逮捕されたわけですね。

はい、何も知らない皆さん、これだけ聞いて、どうお感じになりますか?

・「自称芸術家」?怪しいぃぃ~~。
・自身の性器をデータ送信?変態だね!
・どーせ、自分の変態データを送って金儲けでもしてたんだろ!

恐らく、日本人の99%の人がそう感じたでしょう。






皆さん…







お願いですから警察と検察のムナクソ悪い、メディアを使った誘導に乗っからないでください。







もうね、日本の報道ってこんなんばっかなんです。
検察と警察は、後々、裁判になった時に自分たちが有利になるように、と、逮捕した相手の「悪評が流れるように」子飼いにしているメディア関係者に情報を勝手にリークします。

言うまでもなく、これは国家組織による明確な「情報漏えい」であり「守秘義務違反」なのですが、日本では平気な顔をして行われています。

飼われているメディアは警察や検察が自分たちにじゃぶじゃぶ情報をくれるこのシステムを崩したくないので、今回のように「警察が流したまんま」の文言で世間に報道を流します。




この逮捕劇と、それにまつわる情報操作の実態を、今から全部お話します。




まず、この「ろくでなし子さん」ですが、そもそも、もう4~5年は活動している、れっきとした…

「アーティスト」

です。完全に「芸術家」です。収入も十分得ていますし、一片の疑う余地はありません。
というか、彼女が「芸術家」じゃないのなら、そもそも何を持って「芸術家」というのか、当局は説明した方がいいでしょう。
もちろん、これは警察と検察のタッグを組んだ「情報操作」です。わざわざ「自称」芸術家と発表することにより、世間に「変な奴」「詐欺師」的なイメージを植え付ける戦略です。

次に、このろくでなし子さんが何をしてらっしゃる方かを解説します。それを解説すれば、今回の概要が見えてくるからです。

このろくでなし子さんは日本の「性教育の在り方」に対して、以前から独自の意見をお持ちの方でした。

「日本人はあまりにも女性器に対して偏見を持ち過ぎているのではないか?」

日本ではテレビやビデオを見ても、変にモザイクをかけ、外国映画よりもずっと「なんだか見ちゃいけないもの」的イメージを植え付ける文化が根付いています。でも、そもそも女性陣にしてみれば、「女性器」は所詮ただの「自分たちの体の一部」なのです。

ここがおかしいんじゃないか、と。

そもそも女性器をやおら神聖化したり、「卑猥の対象」、「わいせつの対象」とすることって、そもそも「男性側からだけの意見」であって、度を越した特別視は逆に女性器の正しい知識の啓蒙を阻害しているんじゃないか、と。そういう主張をずっといろんな雑誌や自身のフェイスブックなどで呼びかけてきた人でした。

なし子さんは現在、女性器をモチーフにした様々なアートや「正しい女性器との向き合い方」を広めようと間違いなく努力をしてきている人でした。僕はこのなし子さんの意見や考え方がすべて正しいとは思っていません。ただ、とにかくそういう人でしたって話です。



今回、なし子さんは

「もっと女性器を身近に感じて欲しい」

という思いから、出来るだけ抵抗感のないもの…としてジョークにもなるボートの制作を思いついたのです。真面目に話すだけよりもジョークにした方がより身近に感じられるからです。
女性器の形をしたボート=「マンボート」の制作に協力していただきたい、協力してくださった方々、寄付してくださった方々には、自分もボート作成のためにスキャンした自身の女性器のデータを送ります、と。そしてその理由としてFacebookなどで

「このデータを使って皆さんも何か女性器アイテムを作るなど、女性器をあまり特別視しすぎないで、もう少し身近に感じられるような、そんな手助けをして欲しい」

と呼びかけていたといいます。







なぁ、警視庁のお偉方どもよ?
聞きたいんだが…




誰が「自称」芸術家で、

誰が「わいせつ物をみだらにデータ送信した」んだ?





ろくでなし子さんは日本の性教育のおかしさをずっと訴えてらっしゃって、女性器を変に特別視しすぎる風潮が、逆に性犯罪の増加や避妊知識の無さ、中絶の増加につながっているのではないか、と真摯に、時には冗談を交えて訴えてらっしゃった人だぞ?

これ、猥褻なのか?スケベなのか?

僕の日本語の知識がおかしいのか知れんが、「わいせつ」というのは

「みだらに性的興奮をあおるもの」

であって、ボートが「みだらに性的興奮をあおるもの」なのか?
「皆さんもいたずらに女性器に対する偏見を持つのをやめましょう」
と訴えるのを、性的興奮に変える奴がいるのか?

僕の知る限り、今回の件は
「わいせつ」
という言葉は使わんと思うのです。もちろん、性器のデータはそれだけでわいせつなのじゃあ~~~って訴えることは不可能ではないと思います。
でも、今までのなし子さんの活動を少しでも知れば、単なる「わいせつ」ってのは違うくないか?






まぁ、なし子さんの活動に関しては様々なご意見はあるでしょうが、とにかく今回の件、僕はこの「自称」芸術家、という発表に気分が悪くなりました。

日本の皆さん、日本の警察と検察はこうやって、

「裁判になったらけっこう微妙な判定になりそうな難しい案件」

の場合、子飼いにしているマスコミの犬たちに情報をリークして、世論を操作しようとします。
今までも日本では日常的に行われてきたことです。こうやってわざわざ「誤解を招く表現」を作為的に大マスコミに書かせることによって、自身の出世に関わる「裁判での失敗」を減らそうとしているのです。

厚生省の村木さんの時しかり、
足利事件しかり、

くだらないクソみたいな連中が「えん罪」を生み出すのです。
こいつらに「守秘義務」とか「裏取りしてから公平に報道」とか、そんなもんは関係ないんです。自分たちの立場だけを考えて動く連中も世の中にはわずかですがいるんです。

マスコミへのリークなんぞ、完全な法令違反ですけどね。公務員には守秘義務ってありますから。もちろん、テレビは自分に都合が悪い話なので絶対にこの話を報じませんが。


ろくでなし子さんの支援ページでもリンクで貼っときます。
皆さん、僕のブログを読んでくださった方だけでもいいから真実を知っていただきたい。
で、応援だけでもしてやってほしいと思います。

https://www.facebook.com/Support.Rokudenashiko?ref_type=bookmark







ビジネスサイトの「ビジネスジャーナル」さんが5月に発売となった僕の拙著

「テレビの裏側が面白いほど良く分かる『メディアリテラシーの教科書』」

を取り上げてくださり、その中で記した様々な記述に対してインタビューをしてくれました。
現在、その内容がアップされています。

◆テレビのやらせ批判は間違い?その実態と生まれるカラクリ 情報番組で横行するステマ
http://biz-journal.jp/2014/07/post_5398.html

詳しくは読んでいただければ分かるのですが、この本はこの1年で出版した5冊の本の中で一番僕が読んでいただきたいと願っている本です。
様々な圧力が考えられはしますが、現在もアマゾンのメディア関連の本のランキングでは1位と、ありがたい状態となっています。

去年何度も開催した僕の講演会に来て下さった方々は聞いた話も多いと思いますが、とにかく、僕の中でずっと思い続けてきた思いである

「テレビと視聴者の付き合い方が間違っている」

という思い、どういう風にテレビと向きあってほしいか、どう見て欲しいか、どうすればテレビをもっと好きになれるのか…このインタビューは後編もありますので、ぜひそちらも読んでいただきたいと思います。

先週のブログに「ダン吉」さんから質問が来てまして

Q、長谷川さん質問です。
朝日 毎日は、左より 読売 産経は右よりは、誰もが知るところですが、
そこに勤めている社員の方、とくに執筆者やつたえる側の、キャスター アナウンサーはやはり自分の考えと違ってもさぞ自分の意見のように、伝えなければならないのでしょうか?
また、長谷川さんはそのような 体験なさったことがありますか?


これ、けっこう聞かれるんですよね。なので、お答えしますね。

A、結論から先に言うと、「ほとんどありません。ありませんけれど…」が答えです。
はい。報道する現場、情報を伝える現場、それぞれ、けっこうテレビ局内では独立していると言えます。なので他部署から色々と言われたところで結構撥ね退けます。そこら辺は意外に思われるかもしれませんがみんなプライドを持って働いていたりします。なので自分たちの信念に従わないような報道はほとんどないってのが実は現実です。
しかし、テレビ局、新聞社って言っても残念ながら、そこにいるのは皆さんと何ら変わらない「人間」ですし、大半は男性なわけですけれど、当然嫁さんから突っつかれるので出世もしたいし社内の論理には逆らえないってのが現実です。

なので、どういう現象が起きるかって言うと
「言われてないのに左や右に傾く」
って現象が起こってるんです。内部では。
要はですね、マスコミだー、報道機関だーなんて偉そうなこと言ってますけど、そこにあるのは完全に「株式会社」の論理です。基本は「儲け」が大事ですし、それが無いとおまんまが食べられません。
男である以上、そこは皆さんと一緒で出生したら嬉しいですし、出来れば上司に逆らいたくないもんなんです。会社である以上、「人事権」を上司が持っていますから、その上司に逆らった段階で出世の道は閉ざされます。

そんな社会のルールに平気な顔をして逆らうのって、僕をはじめ数人の変わり者だけです(笑)。

なので、みんな頑張って空気を読むわけですね。
サンケイグループで働いている以上は安倍政権にベッタリなのは当然わかる訳じゃないですか。
出来れば積極的には安倍政権を批判したくはないですよね。睨まれるかもしれないし、気がついたら彫刻の森美術館に飛ばされてるかもしれないし。
読売グループだったらナベツネさんが自民党ベッタリなことくらい誰でも知ってる訳じゃないですか。じゃあ、ライバルになりそうな昔の小沢さんとか、病的なくらい叩くわけです。あれ、小沢さんを叩いてるように見えて、懸命に上司にヨイショしてるんだと思います。少なくとも現場ではそう見てました。みんな。

同時に、朝日や毎日はとにかく政権批判しときゃあそれでいいので、文句いっときゃいいんです。それに説得力がなさそうなアンケートや情報はすべて無視して、とにかく叩きまくればそれでいいんです。そうすれば、トップの人間達の覚えがめでたくなるって寸法です。

そんな感じで、僕らみたいな「上司なんか邪魔だ、バカジジイどもが」って平気で思ってる人間とかは、実は喋ろうと思えばいくらでも喋れるし報じられるしって状況もあるにはあるんですが、基本的にはそんな人間は少ないです。一般論から言うと、そのグループのトップが右であれば、右方向へ、左であれば左方向へ行くって状況です。

ダン吉さんのご質問にあるように圧力や強制って一つもないとは言わないですけど、実際にはほぼ無いと思っておいてください。

急転直下、スターダム(ある意味)にのし上がった野々村議員。

取りあえず、笑えるには笑えるものの、あまりにもまっ黒なのでとっとと議員は辞職していただいて、トラバーユ先はやはり吉本興業という事で。
世間の皆様もお分かりの通りで彼の言う190回以上の日帰り出張ですが…

ありゃあ大嘘です。

証拠ですか?んなもんないですよ?
でもね、「やったことある人間」にならわかるものがあります。
僕は26歳の時と27歳の時と28歳の時、それぞれ、年間150回以上の出張を経験しています。そもそも、僕14年間フジテレビに在籍している間に、取材に1700回以上行ってますから。一番ピークの27歳の時には170回ほど行ってます。

恐らく、日本でその回数出張に行ったことがあるのって、僕と、日テレさんで頑張ってらっしゃる阿部ちゃん(←超濃い顔の人)、そして僕の先輩でもあり「とくダネ!」で一緒にやってた現在北海道の大村正樹さんの3人だけのはずです。この3人を除いて、年間これだけの回数の出張を経験している人間は日本には存在しないはずです。
で、経験者だから言うんですけど…



無理よ。絶対。



はい。あんな47歳とかで耐えられる状況ではないです。上手く説明できないんですが、出張とかって、確かに「座ってるだけじゃーん」とか言われるんですよね。ええ。でもね、「座ってるだけ」の移動って、意外と疲れます。年間190回ですか?はい。無理です。絶対に。20代の僕でもきつかったのに。僕、普通の男性よりもかなり突出して体力あります。それでもきつかったです。野々村さんじゃ無理だって。

「年間190回以上出張行った」

っつってる人でしょ?はい。知らない証拠だよ。そんなもん。日帰り出張、20回も行ってないと思いますよ?行きゃあ分かる。普通の人じゃ100回も行けないですって。

ま、そこらへんは皆さん分かっての通り。
僕が言うまでもなく、皆さん、分かってるでしょ?あの会見は大嘘ですし、ウソを隠すためには幼稚園児とかは大声を出すんです。

まさに今、うちの子供たちが同じ状態です。

人間、本当に正しかったり、本当に伝えたかったら冷静に話します。実際、厳しい追及をされるまでは彼、冷静に話してんじゃん。あんなにウソつくのが下手な人、珍しすぎたから面白おかしくテレビでオモチャにされてるだけです。

でもね、こちらも皆さん、分かっての通りで、僕が取材した中にも昔懐かしい「事務所費の問題」とかがあったけど、国会議員だって地方議員だって、
「国民の税金は俺たちのお小遣い♪」
って本気で思ってますから、みんな多かれ少なかれ、あんな程度の事やってますよ?事務所費の問題の時だって、自民党の大物議員、普通に
「適切ではありませんでした」
って返金した金額、4400万円だったでしょ?
その程度の金額、へっちゃらな立場が政治家だったりします。家、建つわってね。

野々村議員はしっぽ切りをされるでしょうし、二度と政界には戻れないでしょうが、予言しときますけどこれによって政務調査費の問題とか、恐らく何も正確に報告されるようにとかはならないです。仮に変わったとしても、「政務調査費」という名称が変わるだけで、別の調査費とか作りますって。
理由は簡単で、この政務調査費を使うシステムを作り上げたのがそもそも議員たちだからです。そして、そのシステムを直すことの出来る権限を持っているのが、このシステムを使っている議員たちです。直すわけないしね。おいしいお小遣いなのに。

マスコミにしてみりゃ久しぶりに視聴率の取れるアホが出てきたと思ってオモチャにしてるんでしょうけれど、一発屋芸人並みにすぐ飽きられる人でしょうから先週までなんだろうなぁ…。まぁ1週間は楽しませてもらったので、良しとしないといけないかも知れないですけれど。

それにしても今年はテレビスター豊作の年です。

佐村河内さんから始まって、STAPオボちゃんに、実はグラビアアイドルだった塩村さん、そして今回の竜ちゃん。この調子で行くと、まだこの後、何人か出てきそうな…。

昨日は別の仕事があり、安倍総理の会見を生では見ることが出来なかった。

集団的自衛権の行使容認。

与党間の調整がようやく決着。
もちろん、既定路線とは言え、81年の政府見解を転換する大きな決断だ。

以前にも書いたが、僕は基本的にこの一連の安倍総理の決断であり行動を支持している。そして、同時に…

反対している朝日、毎日をはじめとする新聞社や多くの論客の意見も素晴らしいと感じていた。



以前書いた見解をもう一度繰り返したいが、そもそも日本では、一党独裁の歴史が長く、特に先進諸国において、日本人は「日本という国」の在り方について考えることを放棄し、ただ、そのままの生活で平和に暮らしていけている安心に胡坐をかいていたように思う。

日本の安全保障はどうするのか?

分かる。
確かに遠い世界の話のような気はする。でも、僕たちはそもそも日本人であり、本来はみんなで考えるべき問題であることは言うまでもなかった。
世界は変わった。
アメリカはテロとの恐怖におびえ、マンハッタンの象徴とも言われたワールドトレードセンタービルは崩壊した。戦争なんて、どんな形であっても出来ることが分かってきた。戦争とは国と国との戦いだが、そもそも「戦争」じゃなくても戦える時代になってきた。その戦いは武器での戦いだけではなく、インターネット上での情報戦にまで広がってきた。

そんな変化する世界の中で、日本はどのような立ち位置でいればいいのか。

今回の安倍さんの思い切った行動は日本人にそれをもう一度問いかけた、という点でとても興味深く、意義のあるものだったと感じている。

もちろん言われているように、長らく政府見解だ、とみんなが守ってきたものをイチ政権が「解釈を変えるだけ」というかなり裏ワザ的な形でひっくり返してしまうのは、言うまでもなく議会制民主主義においては本来望まれるべきものでない事は確かだ。
そこは朝日や毎日新聞の言う通りだと思う。

だが、日本人はそこに、適切な議論と対応が出来る国か?

とにかく島国であることを良い事に、「世界の中のニッポン」であることを忘れ、平和であることに奢り、本当に「変化」することに対応しようと積極的になれる国か?
違うと思う。
変化すること、本当に嫌う国だと思う。
こんなにも世界は「変化」し続けているのに。

安倍さんくらい強引にやらないと、議論にもならなかったろう。そもそも政府が守り続けてたものって何年前のものだ?81年見解って言うが、あれ、もともと72年に国会に提出された資料を基にした理念だ。

僕、受精卵にもなってない時代の考え方だ。
テレビ、ブラウン管が普及し始めましたよって時代だぞ?

変化することを恐れちゃ、何も始まらない。成長もしない。
今回の憲法解釈の変更に対し、反対する方々の意見の中心は

「イチ政権で憲法解釈を変更していいのか?それは民主主義じゃない」

というものだった。分かる。3権分立どころじゃない。政府だけで変えられるってのは確かに怖さもある。でも考えてみて欲しい。

イチ政権で変えられるんでしょ?

じゃあ、この憲法解釈の変更に納得できないのなら、次の選挙で、自民党、叩きのめそうよ。それでいいと思う。ダメ?

僕はアメリカNYでの生活や取材を受け、日本はもっと世界にコミットしていくべきだという思いを強くしたので、今回の安倍さんの憲法解釈の変更には賛成だ。アメリカ人が戦ってる中、日本人だけ、知らぬ存ぜぬ。金だけ出しとくよ、と。
でも、中国が尖閣を占領したらその時は見守ってるからアメリカ軍、戦ってね♪

んな理屈、僕は通用しないと思う。

でも、やはり世界の戦争に巻き込まれる可能性は消え去ってはいないし、それを反対だ、というなら、次の選挙、徹底的に自民党をやっつければいいことだ。議会制民主主義の国である以上、どんなに頑張ってもあと2・3年で選挙はくる。そんなに先じゃない。そこで民意は問える。

僕が最近新聞やテレビを見ていて、間違ってると思える意見は…

「このような大きな決断は選挙をして民意を問うべきでアール!」

という意見だが、その意見の人を完全に否定する気はないのだが、国政選挙って一体いくらかかるのか分かってるのか?僕らの税金だぞ?僕、実際に取材をしてきた人間なので選挙の現実ってものも見てきた。ものすごいお金のかかるものだ。
ほっといても2年とか3年ですぐに選挙が来るのに、なんでいちいち、一つ決断するたびに選挙せにゃならんのだ?それ、「反対するための反対」だろ。

そもそも安倍さんは民主党のようにウソはついてないと思う。

民主党はウソツキまくって、国民ダマしまくって政権を取った政党だ。そりゃ非難されるべきだ。

でも、みんな分かってたはずだ。安倍さんが総理になったんなら、絶対するでしょ、この憲法解釈の変更は。もともとやりたがってた人だし。しかも、それ、別に隠してなかったし。んなもん分かった上で、安倍さんを選んだはずだ。

産経と読売が徹底的に安倍さんを擁護し、

朝日と毎日は徹底的に反対した。

今回の憲法解釈変更の議論、見ていて本当に良かったし、先進諸国らしい、実にいい論戦が繰り広げられていた。国民の意見もけっこう割れてる。本来はこれで当然のはずだ。国をどう持っていこうなんて、本来、一方的な意見じゃなくて、いろんな意見を徹底的に戦わせるべきものだ。

安倍さんが元気なんだし、朝日や毎日ももっともっと元気になって安倍政権を叩きのめすべきだ。読売や産経もガンガン安倍さんを擁護すべきだ。そうして、僕らはいろんな知識を得られる。自分の意見をまとめられる。と、言う訳で、僕は安倍さんの行動を支持するし、朝日や毎日の論説も支持したい。

今回の憲法解釈騒動、日本は先進諸国が普通にみんなやってるスタートラインに、やっと立てた気がする。
大変だったと思う。安倍さん、お疲れ様でした。

【質問】

Q,ワールドカップをはじめ最近のスポーツ中継に皆さん感じていることと思いますが、なぜジャニーズ系筆頭に男性タレントを使いたがるのでしょうか?少々そのスポーツに造詣や経験があったとしてもかなり無理がある人が多いと思います。ましてや本気でスポーツを見たいと思っている層にとっては迷惑でしかない、という意見が多いと思うのですが?
やはり長谷川さんがいつもおっしゃる芸能事務所のチカラがはたらいているのでしょうか?


【返答】

A,う~ん…僕の知ってる知識だけで申し訳ないんですけれど、僕の知る限り、テレビのスポーツ中継にタレントさんが起用されるのって2通りのケースがありました。

まず、おっしゃる通りで芸能事務所とのお付き合いの関係。
例えばですが、Aさんと言うタレントさんがイマイチでした、と。で、そこの事務所に言いました、と。
「Aさんですが、ダメでしたわ~。番組打ち切りで」
はい、Aさんの事務所、ここで猛烈に抗議です。

「Aが悪いんじゃないだろ!」
「番組がダメだったんだろ!」
「Aの名誉が傷ついたぞ、どうしてくれるんだ!」

もうね、超面倒くさい訳です。
向こうも必死ですからね、しかも、芸能事務所って皆さんご存じの通りで、あっちの世界の人がほとんどバックについてらっしゃったりするので、めんどーだわ、こえーわ、で。
で、どこを落としどころにするかって話なんですが(涙)、もうテレビ局サイドとしても面倒くさいし、かといってAさんは正直、もう使いたくないよねって感じになった場合…

Aさんが所属する事務所のBさんと言う女優さんなら、どっかで使えるだろ、と。だって、そうしとけば、事務所に入るお金自体は変わらないし。簡単に言うと、金さえ入ってくれば、事務所さんも納得するし。

そんな感じで、Bさんがどこかに押し付けられたりするわけなんですが、それが回ってきたのが偶然スポーツだった…ってケースです。もちろん、Bさんはバラエティーに回されるか情報番組に回されるか分からないんですけど、とにかく、そんな感じで意味不明なキャスティングがされることって…

フジテレビではめちゃ多かったです(涙)。

皆さんも、「え?なんでこのキャスティングなの?」って時、けっこうあるでしょ?あれ、ほとんどこのケースだと思って下さい。みんな、生きるのに必死なんです。「視聴者が置いてきぼり」というまっとうな意見は通用しません。生活、かかってらっしゃるので。

で、もう一つのケースは「単なるアコガレ」です。

は?って言われそうですけど、僕が沢山見てきたケースですが、番組ってね「プロデューサー」が色々と決められるんです。キャスティングとか。で、プロデューサーって、もともとプロデューサーだったらいいんですけど、そこは会社員ですから、プロデューサー様になるまではそこそこいろんないじめとか苦労とかを乗り越えて来る訳ですね。理不尽なこと、色々と乗り越える訳です。
どんな理不尽かって言うと、先輩のプロデューサーがお金をちょろまかしているのを見て見ぬフリをしなきゃいけなかったり、女の子と遊びまくってるのを…特に、芸能人の女の子を先輩プロデューサーがハベラカシている時に、ドリンクを運ぶ役回りだったりするわけです。

そんな時代を10年とか続けてきて、
「いつかプロデューサーになったら…俺も…!」
って気持ちは、現在のキー局の社員プロデューサーは…

ほぼ全員、多かれ少なかれ持ってると思っておいてください。

繰り返しますが、そこに視聴者は…とかはどうでもいいです。だって悔しい思いを10年以上してきてるし。耐えてきたんだし。
そんなこんなで、特にスポーツ中継班って、他の同期の社員たちがグラドルの女の子と飲み会してる中、ほとんどタレントさんとは絡めず、テレビで見てる芸能人に単なるアコガレを持ってる人、けっこう多いんです。なので、プロデューサーになったら、とにかく、タレントさんを使いたがるんですよね。ほら?僕らみたいに日常的に芸能人と絡んでる世界じゃないから。同期とかは調子に乗って言ってる訳ですよ。

「キムタク育てたの、俺だから」
「ああ、福山?チケットほしいの?」

キャバクラ嬢とかがそう言えばキャーキャー言ってくれるわけです。そんな超寒い光景がいまだにキー局のテレビ局には嬉しいほど残っています。普通の皆さんは読んでて寒くなるでしょうけどね。実際見てるとなんだか微笑ましいですよ?マジで
「あいつ育てた」
とか言ってますから♪テレビ局の人間って。あれ、本気で言ってるんだろうなー。

あ、断言しときますが、僕ら出役(でやく)がプロデューサーに育てられることなんてありえません。僕らテレビに出る人間って、かなり特殊な中での戦いを強いられてます。プロデューサーたちが仮に「あーだこーだ」と言ってきても、完全に聞き流します。普通は。むしろADさんや一緒に取材に行ったディレクターレベルの人間の言ってる事の方がよほど参考になります。プロデューサーって所詮は会議室の中でふんぞり返ってる連中がほとんどですから。

話がそれましたが、とにかくそんな感じで、視聴者から見ればうるさいだけのタレントさんはこれからもキー局の、しかも民放では使われ続けると思っておいてください。
諦めてください。
テレビの内部って、本当にはたから見れば信じられないほど寒い会話とか、全然飛び交ってます。そんな世界で完結してていいんです。だってお給料、高いし。僕は内部にいたのでそんな世界も全然嫌いじゃないんですけど、外に出てみてわかるんですけど、普通の皆さんはやだよね(笑)。そんな世界。

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