2014年11月

金曜日の夕方に放送される報道特番のキャスターを務めるため、今週は大阪と東京を行ったり来たりです。
大忙しの中、詳しく見ていないのですけれど、小学生を偽って、「なんで解散するのか分からない」と発信した20歳の大学生さんを、毎度おなじみ、ネット上の安倍さん応援団(まぁこいつらが「本当に」安倍さん応援団かは置いとくとしてね)が叩きまくって、騒動になってたんですって?

ええと、今回の件とはちょっと話はずれるかもしれないんですが、そもそも論の話をさせてください。
この大学生さん、若者では珍しくちゃんと政治に関心を持ってるんでしょ?えらいえらい。これからいろんなものを見て、人間としても、学生としても成長していってほしいと思います。ただ、根本的なことなんですが…「どうして解散したんですか?」あぁ、それは以前のブログにもちゃんと書きましたけど、

今やった方が自民党が勝てるからやるだけ

ですよ?日本の99%の国民が分かってる通りで。税金使うっつってもねぇ…。それが日本の政治のシステムだから、そこはね…受け入れるしかないんじゃないでしょうか。んなこと言いはじめたら「小選挙区制は意味が分からん!」とか何でも言えはじめるでしょ?そういうシステムなんだからそこは受け入れるしかないんじゃない?

ある新聞などで、「今回の解散の大義はぁ?」とか書いてたのがあったんですけど、気持ちが分からなくはないんですが、それはね、根本がちょっと違っています。
そもそも「解散権」という権利は日本の総理大臣に許された「自由に行ってよい権利」です。別に国民の顔色をうかがう必要もないし、大義なんてもんはいりません。それが日本の決まりです。特定のマスコミがイチャモンつけるために無理やり言葉遊びをしてるんですが、大義があろうがなかろうが、解散はしていいです。自分勝手にしていいんです。それを判断するのもまた国民ってだけです。ものすごくシンプルな話です。
これを史上初めて安倍さんだけが使うってんなら別ですけど、日本では、解散は総理になったらみんな使ってる権利です。今回文句言うのも変ってもんです。

なので、今回の大学生さんの質問である「なんで解散したんですか?」に答えるなら、「そういう仕組みだから」でおしまいだと思います。

民主党とか、野党が文句言ってんですけど、どの口が言ってるんだかって感じです。そもそも、野田さんはじめ民主党政権、2年前まで政権政党よ?解散権を使ったの自分たちじゃん。ただ、解散権の使い方が

絶望的にヘタクソだっただけ

ってだけの話です。あの時、野党だった自民党は同じようにリスクをしょってたじゃないですか。もし、僕が当時の民主党の選挙担当者だったら、ものすごく単純に動きます。
まず、人気最低の菅さんを更迭。鳩山さんとともに、要職には着けません。で、野田さんなんて選ぶバカな選択はしないで、トップに添えるのは間違いなく細野さんです。民主党で、数少ないまともな政治家だし、圧倒的に画面映りがいい。

細野さんを「史上最年少総理」に添えた後は、幹事長はじめ、大臣の要職に6人の女性閣僚を入れて「女性の活躍」「最多の女性閣僚」をアピール。その陰で、徹底した身体検査を行いまくり、ホコリ一つでない議員だけで閣僚を揃えきります。

バラエティー番組に陰でオファーを出し、「笑っていいとも」「スマスマ」、他にも日テレさんなら「ZIP」などに細野さんを引きずり回し、「政治を若者に近づける!」とかなんとか上手いこと言いながら、「新生民主党」を大アピール。芸人さんにも山本モナさんの件をあえていじってもらい、上手く笑いにつなげてもらう。

その陰で、今回の小渕さんのように、自民党議員の政治とカネの問題を官房機密費を使って調査しまくって二つか三つ、見つけておき、いい関係を作ってある週刊誌の記者さんに書かせる。

で、ボロが出る前に総理就任2カ月ほどしてから、「2009年の公約を全然実行できていない!国民の信を問う!」なんつって、解散をいきなり表明。まだ支持率が落ちる前にね。

「若者の味方、民主党!」
「新しい次世代の民主党!」
「自民党は古い!」

なんて言いながら選挙戦をひたすら「若さ」でアピール。どう?僕の事をひでー奴だ、とそう考えるのは勝手ですが、もし本当にこうだった場合、今と同じ、自民党の議席294とかあったと思いますか?悔しいが、日本ってのはこれだけで投票行動は全然変わります。選挙ってのは「戦い」です。勝たなきゃ政治はさせてもらえない。甘えてんじゃないって話です。現実の世界ですよ?マンガじゃあないんだからまずは勝たなきゃ話にならないでしょう。逆に言うとね…

野党時代の自民党って、民主党という与党にこういう選挙をされるリスクがあったって話を忘れちゃいけないんです。

民主党が野田さんを選んだだけ。で、あんなヘタクソ極まりない解散をしただけの話。それは民主党の責任です。上手く自民党が追い込んだだけです。それが、今になって見事なタイミングで安倍さんに解散を打たれたからって負け惜しみを言ってるんじゃないって話です。

今回の野党陣営にはガッカリです。

永田町には「常在戦場(じょうざいせんじょう)」という言葉があります。政治家たるもの、常に選挙中だという事です。野党は前回、クソミソに負けたんでしょ?なんで、その日のうちから、今日の、この解散のために準備してないの?なんでタラタラやってたの?なんで解散を打たれてから「選挙区調整」とか言っちゃってんですか?遅いに決まってんだろうが。みんなの党に至っては党自体がつぶれちゃったよ!橋下さんのあの大阪の出る、出ない騒動も一般的にはみっともなく見えてしょうがないはず。

僕個人の意見ですが、国会の華は「野党」だと思っています。野党が健全な国は、とてもいい政治をしていると思う。安倍さんは「アベノミクスを問う選挙だ」と言ってるようですが、もう一つ。国民はね、選挙の時に「野党」を評価すると思う。選挙と選挙の間に、どれだけ、政権の暴走を止められたか?どれだけ、国民に、「次の世界」を見せることが出来たのか?

今回の選挙で、もし野党がクソミソに負けたんなら、それは野党陣営が悪かっただけだと思います。甘えてたんじゃないだろうか?野党たるもの、与党の5倍は動いて汗をかくべきだ。それをしてなかったってことでしょ。むしろ、国民は自民党の方がしっかりやってたと評価したってことじゃないでしょうか。

そろそろ公示ですね。なんでも、史上空前の、低い投票率になりそうなんですって。ま、それもしょうがないかな。

先週の19日、驚きの発表がありました。
あまり報じられていないのですが、僕もお世話になっているTOKYO MXというテレビ局。そのMXの上半期の決算が出たのです。なんと、上半期として4期連続の過去最高益の更新。テレビ局としては異例中の異例の快進撃です。

TOKYO MX。正式名称は東京メトロポリタンテレビジョン株式会社。まだできて19年目の新しい会社です。

転機はスカイツリーへのデジタル移行。
MXはそのチャンスを生かし、今までの、なかなか見られないローカルテレビから「9チャンネル」という地上波放送の1つのチャンネルを獲得。8チャンネルのフジテレビまではみんな見るクセはついているために、もう一つ、ボタンの上を押すだけで、東京の人たちはMXを見られる状態になりました。

視聴者数は爆発的に増え、今や東京での視聴率はうなぎのぼり。

最も有名な「5時に夢中」は東京地区に関して言うと、夕方のニュース戦争の中でも2位か3位の視聴率を誇るまでになっています。もはやこの番組は東京では知らない人はほとんどいないほどです。
僕の担当している「バラいろダンディ」も同じで、先日、Yahooの動画サービス、Gyao!と提携することが決まり、4月の放送開始以来、どんどん知名度も上がってきていて、ついに年末には驚きの特番まで組まれることになりました。この発表も間もなくあるはずです。

じゃあ、なんでそこまでの勢いなのかって話です。

今どき、「テレビ」が4期連続の過去最高益とか、聞いたこともないでしょ?なんでそこまで右肩上がりなのか?これが簡単で、ものすごく単純なんです。

面白いからです。圧倒的に。

お金は全然かけていません。でも、コメンテーターに優秀な人を揃えることによって、お金がないことはいくらでも補えているんです。

「5時に夢中」の木曜には、大人気の岩井志麻子センセイが出演されています。もう、普通の話だけじゃなく、下ネタも全く臆さず話すそのあっけらかんぶりに、毎週、爆笑させてもらっているんですが、その志麻子センセイも実は以前、ピンチがあったのです。

志麻子センセイは、いわゆる、テレビでは勝手に「自主規制」している言葉をガンガン連発します。プロデューサーのことなどは
「あの、ちん〇の小さいプロデューサーが!」
と、生放送とは思えない発言を連発していたのですが、さすがに、MXであっても、このままじゃいかんのではないか?という議論が起こったそうなんですね。






ここなんです。






ここがものすごく大事なんですけど、ここまではただのおバカ話じゃないですか?でも、今日お話ししたいのは、その時に取った、MXのスタッフの行動なんです。

皆さん、なにをどうしたと思います?普通の方では絶対に思いつかないと思う。

僕は少なくともキー局から来たので、その対応にあまりに衝撃を受けたのです。でも、逆に思い出しました。そうか、昔のテレビってこんな感じだったなぁ…って。そうか、テレビってこんなにも面白く出来るんだったなぁ…って。でも、今や、勝手に自分たちで規制を作って、自分たちで何にもしなくなって…。

分かりました?正解はね…

「チーン」

と音の出る、ベルを置いたんです(←驚)。




もうね、聞いた時、大笑いで。爆笑しました!何言ってるか分かります?要はね、
「発言は面白いので続けてください」と。
でも、どこかから怒られちゃいけないので、そのワードを言う時は、自分でベルを鳴らしてください、と。自主的なピー音みたいなもんです(大笑い)!

それ以来、志麻子センセイは
「この番組の、『チーン!』(←ここでベルを押す)この小さなプロデューサーは!」
と話し始めたんです。

想像できますか?生放送ですよ(笑)?

でも、まだ問題が起きたんです。志麻子センセイは自慰行為をネタにすることが少なくないんですけど、その発言をそのままにしていては、また問題になるかもってことになったんです。
で、どうしたかって話なんですが…今度は、お腹の辺りのボタンを押すと

「ニャ~♪」

と鳴く、猫のおもちゃを置いたのです(←もう驚かない)。それ以来、志麻子センセイは今まで以上に生き生きと

「『チーン!』この小さいプロデューサーが…」
「先日、おな!「ニャ~~♪」をしたんですが…」

と、もはや無法地帯同然のトークを続けてるんですけど、当然、全く問題になっていません。それを取り締まる規定なんぞないからです。





ここなんです。





今までのって、ちょっと下品な、単なる面白トークに聞こえるかもしれないけれど、今のキー局に最も足りないことが、このエピソードには詰まってる気がするんです。いや、下ネタやれってんじゃないですよ?

今のテレビは完全にスマホに敗れました。若者は、テレビを見る時代の3倍の時間、スマホと向き合っています。この数字は、「完全に勝敗のついた数字」と言えます。僕、ずっとこれが悔しくて、何とかテレビをもう一度、ナンバー1に戻したいと願ってきました。
自分が好きで入った業界なので、スマホは偉大なことは分かるんだけれど、テレビが負けてるって状態がなんだか寂しいのですね。今のテレビは

何か問題が起きそうになった時、とにかく逃げてるんです。とにかく、蓋をするんです。

たった一歩、勇気をもって、たった一つの工夫をするだけで、「今までの面白さ」を残したまま、ひょっとしたら逆手に取ってむしろより面白く出来るはずなんです。なのに、なんの工夫も、何の努力もせずに、単に逃げて、単にやめて、それで、「問題が起きませんでした」って言いながら局内の一部の人間だけが満足しているんです。

社会は息苦しくなっています。テレビ局内の構造的な問題もあるでしょう。
でも、やっぱり誰がなんと言おうと、僕は今でも「楽しくなければテレビじゃない」と信じています。僕を育ててくれた大切な古巣のスローガンは決して間違っていなかったんだ、と思うのです。

逆の立場から厳しく言えば、「楽しくない事はテレビとして罪」だという認識の下、本当に戦っているのか、その問いかけを、今のキー局のすべてのテレビマンは持ってほしい。下ネタがいいって話じゃないですよ?そうじゃなくて、MXのような「姿勢」を持っているかどうかだと思うんです。「楽しむこと」を念頭に置いているのか?

だって、「5時に夢中」のキャッチフレーズ、「キャバクラ嬢のための『めざましテレビ』」よ?ルール、なさすぎだろ。ホントに(笑)。

今のキー局で働くみんなには、たった一部の人間に与えられたラッキーを噛みしめながら仕事に向かってほしい。そう思います。
キー局で働きたくても、働けない人間なんて、沢山いるんだから。


僕のようにね。

衆議院が解散されました。
あの万歳三唱の寒々しいこと。
本当に小泉進次郎議員のような議員が増えなければ、ますます日本人の政治離れが進むんだろうなぁ…と思いつつ…。

さて、アベノミクスに関する話は前回書きました。

でも、多くの場所で
「日本の景気は回復していないじゃないか!」
「多くの日本人に景気回復の実感がわいてないぞ!」
「アベノミクスは失敗だ!」
という声が方々であがってるんですが…

本当にね、頼むから、勉強してから声を挙げろよってね。せめて最低限でいいからさ、って思うのです。いいでしょうか?日本の景気なんてものは…

回復はしません(断言)。

少なくとも、あと20年ほどは絶対に無理なんです。そんなもん、普通に生きてる日本国民の方が良く分かってるはず。なのに、永田町の声ばっかデカいアホな人たちやスッカラカンマスコミのキャスターは平然と言い放っているんですが…

「経済」の問題を「経済的視点」から語ってどうするよ?まんまじゃん。答えなんて出て来る訳ないじゃん。ええとですね、日本の経済状況ってのはですね、経済的な話をし始めると訳わかんなくなるんです。

簡単です。経済の話ってのは、すでに出てる数字上から計算していくもんだからです。なのでどうしても参考になる数値が後追いになっちゃうんです。
日本の場合、今後を見据えるためには「人口統計学」の方が大事なんです。

難しいですね?簡単に言うと、ジジーとババーが多くなって子供がいないでしょって話から紐解けばいいってことです。

「人口ボーナス」と「人口オーナス」

この言葉、皆さん、知ってますか?そこそこ本とかを読んでる人なら知ってる言葉なんですけど、この視点で見ないと、日本の未来って全然見えなくなるんです。
「人口ボーナス」ってのは、詳しく知りたい人はご自分で調べてもらうとして、要は、戦争とかで負けたりするとするでしょ?国はシッチャカメッチャカでしょ?そんな状態から頑張って回復するために、その国ってどうします?負けて、ボロボロでしょ?もしくは発展途上国の場合って、別に娯楽とかないでしょ?

子供、産みまくるんです。他にすることないし。

で、人口がどんどん増えるでしょ?そうなるとですね、労働人口っていって、若者の数が、子供やお年寄りよりもずっと多くなる時期が来るんです。これを「人口ボーナス」状態って言って、人口学的には世界中のどの国にも、一度はちゃんと来るものって言われています(逆に一回しか来ないとも言われてるけど)。こういう状態になるとですね…もはやパチンコの確変に突入してる状態と変わらなくなるので

何をやっても、どんな政治でもアホみたいに景気が上向きます。

当たり前でしょ?だって、社会的にかかるお金が少ないのに、ガンガンみんな働くんだから。日本の「高度経済成長時代」ってこの状態でした。バブルの時代に、そこにあるはずのないお金にみんなが浮かれポンチになって、ウヒャウヒャ言ってたあの時期ですね。あの時期が日本の「人口ボーナス」時期です。(ちなみに、10年ほど前の中国、こないだまでのインドがこの状態に当たります。今はね、マレーシア辺りが人口ボーナス時期に入ってるかな)

あの高度経済成長時代ってね、政治なんて…

マジでなーんにもしてないと思っておいてください。何にもしなくてもいいんです。ほっといても、口を開いてよだれ垂らしながらでも経済、成長するんだから。その状態を日本は経験してるんですよね。自民党のよぼよぼのジーさんたち、偉そうな顔してますけど、あの連中、何もやってないですから。やんなくても景気は上向き続けるので。

で、人口統計学も何にも勉強してない、頭スッカラカンキャスターたちや政治家たちは、その時代をもって「景気が良かった」って言ってるんですけど、それ、「景気がいい」って言いませんから。人口ボーナス状態なだけで、別に、子供増えてんだから、経済が上向いてるだけです。ここを分かってないアホが多すぎるんですよね。あのバブルの時代を好景気とは言いません。あれば、「アホが浮かれてただけ」です。

で、日本では、1990年代半ばごろから、世界的に見れば、分かりやすすぎる「オーナス」時期に入ってるんです。「人口オーナス」。ボーナスの反対の意味だと思って下さい。
働き手よりも、働かないのに金だけかかる連中が多くなってくる時期です。こうなると、何をやっても、どう頑張っても経済状況は悪くなるんです。当たり前でしょ?だって金ばっかかかるんだから。

世界的にはんなもん、誰でもわかってて、で、1990年代前半ごろに、一気に外国資本が日本の株式市場から引き揚げていくんですね?これを日本では
「バブル崩壊」
って言ってるんですけど、この先、株価が上がるわけないし、安定的に儲からなくなった投資家たちが大量のお金を引き上げただけの状態でした。んなもん、世界からみりゃ誰でもわかってる話です。言うまでもないでしょ?もう一度言いますが、働き手よりも金ばっかかかる連中が増えるんだから。経済が上向くはずないでしょうが。





え?それだけ?経済ってそんな簡単なの?





はい。そうです。簡単です。経済って、細かい視点で見れば、色々ともっと詳しく見られるんですけど、国単位の経済を見たいのであれば、人口比率って言うんですけど、子供の数はどうで、大人の数はこうで、老人はこれくらいってことが分かれば、もう、ほとんど全部わかっちゃうんです。

そんなもんなんです。

なので、日本の経済って、もう無理なんです。明日から必死こいた政策をスタートさせたところで、子供が生まれるまでは最低で10カ月。その生まれた子が労働力となるまではざっと20年。ね?最初に言ったでしょ?結論、スパッといっちゃいますとね…

日本の経済なんて、誰が総理をやろうが、あと最低で20年以上は回復しません。上向きません。絶対です。これは。突然富士山から石油でも湧き出てこない限りは。

アベノミクスとか、関係ないんです。誰がやっても同じなんです。無理なんです。だって、世界中でそうなってるんだから。なので、世界の国々はとっくの昔にちゃんと勉強している政治家がそうならないように対処しているんです。

先進諸国で最も有効な例の一つがフランスです。フランスも、戦後、このままいくと、オーナス時期に入っていってしまうと考え、日本では考えられない規模の予算を投入し、時間をかけ、少子化対策をしたんです。なので、現在でも、合計特殊出生率って言うんですけど、要は女性が何人子供産むかって数字が「2.0」を超えてるはずです。超えてなかったっけ?でも、とにかくいい数字なんです。
アメリカも同じです。トライステートエリアっていう、要はマンハッタン周辺の大都市群があるんですがその超近代都市において、合計特殊出生率は「2.0」近くあるんです。

要は、少子化にならないようになってるんです。

経済の問題は経済的視点から見たら、何にも解決しないんです。そんなの、世界中で常識なんです。経済対策ってのは…

少子化対策のことを言うんです。世界では。

もちろん、財政出動も、ほんのちょびっとだけなら誤魔化せますよ?ほんのちょびっとだけならね。でも、そんなもん一時のものにしかならないし、何の解決にもならないのは世界はみんな知ってます。

国という単位において、「子供の数」はそれだけで「財産」なのです。子供ってのは「財産」であり、「労働力」であり、「笑顔」であり、「笑い声」であり、「希望」なのです。
逆に老人は「金の浪費」であり、「失われる活力」であり、彼らの行動次第によっては「老害」と言われる社会に対するあらゆる悪影響を及ぼし始めるものなのです。

なので、日本では昔から「老いては子に従え」という言葉があるのです。くだらない間違いだらけの「儒教」という大馬鹿宗教が日本にもはびこってしまい、素直な日本人たちはみんな洗脳されてしまって「年上だから言う事聞かないと~」と言いながら、体も心もすっかり老いてしまった老害じじいどもがアホみたいにデカい顔をしているのが現状なんです。

イギリス、ブレアさんが首相になったの、44歳よ?日本なんて、誰に気を使ってんのか知らないけど、棺桶に片足突っ込んでるじーさんしか、何にもやらせてもらえない状態ですもん。彼らは年が老いてるってのが問題じゃないんです。心が老いてるんですよね。そこが問題で。ま、日本の大企業はだいたいそうなんだけど。


話がずれました。
世界的にちゃんと見れば、日本はあまりにも「少子高齢化対策」…要は「人口オーナス化」に対する対策をしてきてなさすぎなんです。で、オーナス状態の国は何をやっても不景気からは脱却できません。これは絶対そうなってるんです。

なので、アベノミクスだろうが何だろうが、日本の経済状況は、今後、さらに悪くしかなりません。どう頑張っても、ここから20年くらいはさらに悪くなることは決定だと思っておいてください。そして、それを作り上げたのは、1990年代から2000年代の政治家たちであり、そこの責任を安倍さんに押し付けるのは間違っています。何よりも、単なる勉強不足です。
そもそも、国の「経済状況」なんてものは、与党も野党もなく、みんなで一丸となって取り組むべき問題です。そうやって取り組んできた国の代表がスウェーデンです。何やったかとか言いはじめると話長くなるので、細かく説明しないですけど、政治と経済対策って別なんです。そこすら日本のマスコミは分かっていないし、頓珍漢なツッコミしかしてないし、政治家も分かってないから、どの道、無理です。

さぁ。

衆議院解散です。野党の体たらくは目立ちますが、僕は安倍さんの政策はこのどうしようもない状況の中では、間違った方向には進んでいないので、支持します。と、言うか、他、どこの政党に入れるんだよ?むしろそっちの方が聞きたいくらい。本気で民主党になんぞ入れる気か?正気ですか?と問いたい。共産党の方が100倍くらいいいと思うけど。実際に国会で委員会とか見てみ?共産党の議員さん、イケてるよ?

それとは別に、選挙が終わったら、国会議員も専門家もみんなで、とにかくしっかりと少子化対策を取組んだ方がいいです。大急ぎで取り組んで、懸命に予算を組んで…。そうすりゃ、あと20年後くらいに、多少マシになるんじゃないですか?日本は。

20年以上はかかるけどね?

安倍さんの会見を見ながら思わず笑ってしまいました。

「消費税率の引き上げを先延ばしするという国民にとって重い決断をする以上、国民に信を問うべきと決心しました!」

はいはい。
良く出来た台本です。いや、訂正します。良くは出来てない。こんなもんをある程度、仕事の出来るディレクターや構成作家に持ってったら、台本、投げつけられてクビになるでしょうね。こんな楽勝な台本でオッケーが出る官邸ってホント、良い職場です。1周回って、逆に羨ましい。

消費税率が上がらない事を、怒る国民なんてほぼいないってね。どこが「重い決断」なんだか(笑)。

まぁ詭弁でも何でもいいんです。昨日のブログにも書きました通り、今、解散すれば、自民党は勝てるんです。国民生活なんぞ何でも構わないから、自民党が勝つために、自民党のヘタすりゃ負けそうな議員であっても次の4年間も「エライエライ議員先生であるために」今回の選挙はあるのです。

なので、何でもいいんです。安倍さんもいい役者さんになりました。イヤミを言ってるように聞こえるかもしれないですけど、僕はけっこうポジティブな意味で言ってるんです。政治なんて、世界中でこんなもんです。国民のため!なんて言いながら本気でそんな志(こころざし)で国の政治が動くなんて…ほとんどないと思いますよ?騙し合いこそが政治の本質だと言う人すらいますしね。

「自民党と公明党で過半数を得られなければ、退陣します!」

はいはい。
そこまで調査が終わってるのね。
ええと、官邸にはね、「官房機密費」ってお金があるんです。要は、何に使ってんのか分からなくてもいいから、総理大臣たちが自由に使えるお小遣いみたいなお金があるんですけど、それを使って、ちゃんと全国295の選挙区で調査が終わってるんでしょう。大手マスコミも第1回の調査はもう終えてるでしょうけど。
安倍さんがああ言ったってことは、もう調査が終わってて、自・公で過半数取れるって調査結果が出てるってことです。しかも結構楽勝で。まぁ、今よりはもちろん議席数を減らすでしょうけどね。それは今がバカみたいな数字なだけで。なのでいいんです。多少正常な数値になるでしょ。自・公合わせて…280とか…270とかかな?そんなもんじゃないんですかね?先に結果いっちゃって悪いですけど。

さ、では、アベノミクスについてです。

まず、昨日の安倍さんの会見に関しては、こちらから全文を読むことが出来ます。これをちゃんと読むべきなんですね。テレビの作りはしょうがないんですけど、一番大切なところを全部カットしちゃってるんですけど、
「解散します」とか
「過半数取れなきゃ退陣」
とか、いわゆるキャッチ-な所だけしか使わないんですけど、安倍さんの会見で一番大切な部分は、アベノミクスと言われる自身の経済政策に関する説明をちゃんと自分でしてる所です。もちろん、自分にとって都合のいい数字ばかりを出してるんだけれど、それだけでも、ちゃんと注目すべき数字をしっかりと説明してます。本当はマスコミはここを取り上げなきゃいけないんですけど、まぁ…視聴率は取れないでしょうけどね。

第2次安倍政権、僕は支持を表明しています。その根本がアベノミクスの方向性です。僕はこれが正しい方向を向いている、と判断したから支持しているんです。昨日も安倍さんが言ってましたけれど、第2次安部政権、ほぼ2年ありましたけれど、その2年で…

・雇用は、驚くことに100万人以上増えています
・平均給与は2%上がりました。先日発表された日本人の平均給与は500万円を超えています
・ボーナスも上がりました。この給与水準は過去15年間で最高値です
・平均株価は、民主党政権時から見ると、およそ2倍という驚きの回復です

さて、これだけ聞くと、安倍さんの自分自慢のようにも聞こえるんですけど、考えてみてください。「喉元過ぎると熱さを忘れる」のが日本人の特徴ですが…

民主党政権時代、これ、全部なかったのよ?

僕は上記した中の「雇用にまつわる話」が一番大事だと思っていて、民主党政権時代のわずか2年前、今よりも100万人以上が…マジで仕事、なかったんです!100万人よ?

これはかなりいい成果だと評価しなければいけないものです。政権の批判しときゃ満足してる野党議員さん達が
「安倍政権で格差が広がったんだ!」
とかぬかしてるんですけど、民主党時代も十分経済格差はありました。別に3年以上あった民主党政権時代に驚くほどに格差が是正されることなんて全くありませんでした。なのにあの3年で、とにかく、日経平均株価は下がりまくり7000円台というとんでもない数字に…。しかもアホみたいな円高が進み…確か70円台まで行きませんでしたっけ?輸出業中心の企業、どれだけ苦しかったか。

一方では非正規雇用が進みました。それは事実です。

なので、これから、そこは是正していければいいと思いますね。それは課題でしょう。でも、あの当時、まったく仕事もなく、収入も全然なかった人たち100万人からしたら、非正規雇用であったとしても、仕事があるだけで、どれだけ生活が助かったでしょう?
安倍さんの経済政策の方向性は、世界的に見れば、当然の方向性だし、むしろ、動くのが遅すぎたくらいの話でしかないんですけど、なんでも動くのが遅い(むしろ動けない)日本にしてみりゃ上出来の範囲だと思います。
経済なんてものは、反対側から見れば、批判なんて、何とでも言えるんです。金持ちを増やせば、「税収が増えた」とも言えるし、「格差が広がった」とも言えるし。
なんとでも言える中、まず、非正規でも何でもいいから、まずは働ける人を増やした。有効求人倍率、過去22年間で最高水準まで来ています。失われた20年の直前くらいまで押し戻してるんです。

ここまでやって、評価しない連中ってさ、文句言いたいだけの連中だろ?

いったん、この2年に関しては評価するのが普通でしょ、というのが僕の感覚です。っていうか、少なくとも民主党は出来なかったことやってんじゃん。頭スッカラカンのマスコミが
「国民生活の実感まで行き届いていません」
とか、いちいちイチャモンつけてるんですが、たった2年でそこまで動くかっての(涙)。20年かけて不況になってんのよ?2年で国民生活がみるみるうちに実感できるところまで回復しきてたら…

逆に怖いわ!どんな裏ワザ使ったらそこまで出来るんだっての。テレビゲームやってんじゃないんだぞ?

体が蝕まれたのであれば、まずは誤魔化しであっても、最初はいったんモルヒネを打たなきゃ。まず、痛みを止めなきゃ人が人として生きる気力も失っちゃう。まずは、僕はここまでの方向性は正しいと思ってたし、何より、実績も出してます。動きは、むしろ、1億3千万人近くの人口がいる国としては、少し早いくらいの速度だと思っています。文句ばっか言ってる自称賢い経済学者に言いたいが、

じゃあ、お前やってみろよ。絶対に安倍さんと同じレベルの結果なんて出せないから。




僕は実績を出せた政権は評価すべきだと考えています。
今の日本では、経済政策が一番大事です。安倍さんの政策はいったん、ここまでの実績は評価されるべきです。なので、僕は安倍政権を支持します。

ここまでが、いわゆる、「日本国内」での話です。

じゃあ、世界的に見て、「日本の経済状況ってどうなの?」って話なんですが…これはね、「安倍政権がどう」とか、そんな話じゃあないんです。

国民の実質所得(可処分所得とも言いますが)、つまり「実際に使えるお金」ってのはどんどん下がってるんです。なので多くの国民は「安倍さん何もしてないんじゃないか!」って言いたくなるんですけど、結論から言うと、日本の経済状況は、もう世界的に「先進諸国」と言えるレベルのものではないんです。その辺りの話って、安倍さんがどうとか、アベノミクスが…とかいう話とはまたちょっと違うんです。
その裏を読み解くには…「経済状況の話だから」と言って、経済の視点から見ると分かんなくなるんですが…

ではどのような視点から紐解けばいいのか、次回のブログでその話を書こうと思います。


さて…今日、恐らく夕方でしょうが、安倍総理が解散を発表します。

12月の14日に投開票ということになるでしょう。
僕は個人的に活動しているので、安倍総理のここまでの政策を支持していることを何度もこのブログで表明してきました。
今回の解散に関しては、時期はちょっと…おいおい、と言いたくなる皆さんの気持ちも良く分かりますが、永田町の論理という点で言えば、そこも無視は出来ない世界でもあるので、この解散もやむを得ないのかなぁ…とは考えています。

アベノミクスをはじめ、今回の政局にまつわることの前に、今回の解散の裏事情だけお話しておきますね。




今回の解散は、安倍さん、1か月ほど前まで全然考えていなかったはずです。
しかし、一気に吹き始めた、テレビ上などでよく言われ始めた「解散の風」というもの。そう。「風」なんてものはありません。じゃあ一体何なのかって言いますと…それはね、バンキシャさんたちが、各マスコミの政治デスクが作り上げた安倍さんに対するプレッシャーってのが正体だったりするんです。

各マスコミではですね…「政治担当」の記者さんたちがいるんですね?

で、「自民党担当」「民主党担当」「みんなの党担当」みたいな、それぞれの政党の担当者がいて…ずっと、政治家にへばりついて人間関係を作っていって、スクープとかを取ったりするわけですが、人間関係なんて、一朝一夕では出来ないでしょ?なので、政治記者にとっても

与党担当になるのか、野党担当になるのか?

これって、全然違うことになるんです。社内評価も全然違いますし、与党担当になれば、大した取材しなくても、担当政治家が話したこと、どんどんニュースとして扱ってもらえるし、やりがいもあるけど(出世コースに乗ったとも言われます)、野党担当になっちゃうと、取材しても、取材しても全然扱ってもらえないし、なんだかやりがいもなくなるし…みたいな感じにあります。これは全マスコミで同じです。

僕がこのブログで何度も申し上げていることですが、マスコミにいるのも人間です。このブログを読んでくださっている皆さんと同じなんです。聖人君子なんかじゃないんです。

目立ちたいし、人よりも評価してほしいし、出来れば、可愛い女の子と結婚したいし、キャバクラに行ったらモテたいし。そんな普通の人間が「総理担当」とかをしてるんです。ニュース流してんです。当たり前です。みんな人間なんだから。

で、先ほども言った通り、政治担当の人たちにとって、自分の担当政党が与党なのか、野党なのかであまりにも違うので、特に与党担当の政治記者にとっては「解散の時期」ってのは本当に大事なんですね。

今回のタイミングってのは、「他のタイミングだと、そこそこ負けちゃう可能性があるから」やるってタイミングでしかないんです。

来年だと、4月には統一地方選挙があるでしょ?で、集団的自衛権の件も原発の再稼働もあるでしょ?小渕優子さんでもああなんだから、政治とカネの問題もこれ以上出てくる可能性、あるでしょ?支持率、これよりもどんどん上がる訳なんてないんです。
じゃあ再来年?参院選とのW選挙?それはね、自民党も野党も、またマスコミもみんな超大変なんです。出来れば避けたい。

僕も何度も選挙取材してきましたけど、僕の時、300あったんですよね?小選挙区が(今は295ですね)。で、僕に関しては、そこで立候補者が1200人以上いたんですけど、僕はおよそ、200以上の選挙区の

全候補者、
候補者たちのプロフィール、当選回数
誰が勝てそうなのか?

くらいは全部丸暗記してましたし、聞かれたらすぐに頭から出てくるところまではやってました(残りはね、最初から勝つ人が決まっちゃってる選挙区です)。これは大手マスコミの選挙担当はみんなやってる事です。けっこう大変なんですけどね。でも、みんなやってます。マスコミは自分たちで、けっこうな金をかけて全ての選挙区で調査をするんです。選挙の2週間前くらいには、どの選挙区でどの候補者が勝つかくらいはほとんど分かってたりします。

それをね、衆議院と参議院、同時に両方でするのって、けっこう大変なんですよ。
現場の各政党の選挙担当者も大変で。出来れば、W選挙は避けたいのが普通です。金もバカみたいにかかるし。

なので、「これから先の4年も自民党が与党であり続けるため」には…「今が一番いいタイミング」なんです。これが今回の解散総選挙の唯一の理由です。国民の生活なんて、関係ある訳ないでしょうが。永田町の政治家やマスコミ、彼らだけの事情です。もうとっくにみんな、分かってるでしょうけど。




でも、今回の問題は、それを安倍さんは分かっていなかった。けっこう真っ直ぐ、真面目に政策にも外交にも取り組んでたから周りがあまり見えていなかったと思われます。なので、与党担当の政治記者がスクラムを組んだんです。

今やらないと、俺たち、野党担当になっちまうぞ?

自民党も議席失うぞ?

ほら、気付けよ!

今しかないってば!

今選挙しないと、負けちまうってば!!

大メディアがみんなして、スクラムを組んで、「解散!解散!!」って言い続ける。記者たちの大合唱が始まる。そうなると、議員さんたちも準備に入り始めて、もう止められなくなる。これを「風」と言います。今回も、ガンガン『吹いてた』でしょ(笑)?
今回の外遊の辺りで、そのあたりの空気にやっと気づいてくれた安倍さん。やっとこさ、選挙してくれることになりました。これで、しばらく自分たちも与党担当でいられるし、選挙になったら特番になるし、予算もたくさん出るし、やりがいもあるし…。政治担当の記者にみんなにとって、一番やりがいのある時期ですね。

「解散権」という権利は自民党が一党独裁政権を続けるために「圧倒的に与党有利になるためにある権利」です。こんな権利持ってたら、普通じゃなかなか野党は勝てないようになってんです。そらそうでしょ。国民がどれだけ一生懸命、投票に行って選んでも、与党の政治家たちにとって一番都合のいい時に、

全ての国会議員を「ただの一般人に戻してしまう権利」

という、あまりにも強すぎる権利ですから。普通にやれば、与党が勝つようになってんです。それが日本のシステムなので。選んできたのも日本人です。僕はちょっと見直した方がいいとは思ってますけど、日本には…まだ早いかな…。今のままの方がいいかな…。

さて、明日ですが、「アベノミクス」に対して見解を書きます。
皆さん、完全に勘違いしてますけど、僕はアベノミクス、支持してます。テレビメディアも、全然理解してないまま適当に報じちゃってる所があるので、明日、分かりやすく書きますね。要は「日本国内」の話と「世界から見た話」をゴッチャにしてるから訳わかんなくなっちゃってるんですけど、僕は評価すべきものだと思ってます。




政局にまつわる話も早く書きたいのですが、今日発売の「週刊現代」さんに、先週の続報が出ていて…。またこれがかなりショッキングな内容のスクープだったので、今日はさすがにそれにまつわることを書かざるをえません。

先週月曜日、「週刊現代」さんのスクープは大きな波紋を呼び、複数のマスメディアで論争が起こっています。

「女性アナウンサーには清廉さが必要なのか?」
「そもそも、銀座で働く女性は汚れた存在なのか?」

それらに対する僕の見解はすでに書いた通りなんですが、今日発売の「週刊現代」さんには…さらに突っ込んで、この女子大学生と日本テレビ人事部との書簡でのやり取りが、つぶさに(一部に中略はあるものの)記されているのです。言っときますが…

もうね…むごいの一言…。かなりキッツイ内容になってます。現役大学生は読まない事を進める。

ここまで、一人の女子大学生に対して大企業が冷たい態度取れるんだ、と。
ここまで、温度感のない、サイテーな態度、取れるんだ、と。

逆に感心するレベル。当然、僕がここでネタばらしすることも出来ないので、先週と同じで、気になる人には買って読んでいただくしかないのだけれど、今回の公判の日テレさんの主張が…

「あなたはホステスの職歴だけを意図的に書いていない。だから虚偽の報告に当たるんだー!」

というあまりにもアレなものなんですが…

おいおいおいおいおいおいおいおいおいおい。日テレさん、汐留さん。

法務部、通してないだろ?この書簡?労働契約法の最低レベルの知識あって、こんな書簡、出すわけないだろ?それとも何か?まさか法的に訴えられないだろうとタカをくくって、女子学生だから、となめきって、こんなアホな主張してんのか?
金曜日の初公判の日に、日テレさんの関係者はみんな欠席した、というのも良く分かるってもんです。要は袋叩きにあいたくないから来なかったんでしょ?

これらに関しては、現役のアナウンサー志望の学生さんもまだいるだろうし、就職試験に際して変な誤解を与えたくないので、僕の知ってる事を全部、話そうと思います。




まず、前提ですが、日テレさんがこの女子大学生に「内定」を出したのって、そもそも、「事前セミナー」の時なんです。本試験じゃあないんです。いわゆる「青田買い(あおたがい)」ってやつです。

東京キー局はけっこうみんなやってて、アナウンサー採用の本試験の前に、「ただのセミナーですよ~」「アナウンサー体験してみるだけですよ~」って言って、学生を集めるんですね。で、その中で、本当に優秀な子がいたら「囲っちゃう」んです。
言うまでもない事だけど、本当はルール違反だし、こんな事まかり通ったら、もう、行きつく先は大学1年生の段階で内定出そうぜって話になっちゃって、カオスにしかならないから、経団連はもちろん、文部科学省でも、大学4年生の4月までは「大学生に内定は出さないように」って強く推奨しているんですけど、そうは言っても、企業側としては、『いい人材』は早めに欲しいって本音もあるじゃないですか?なので、テレビ局としては、早い時期でやっぱり内定は出しますよ、と。その代わりに…

「他を受けないでほしいんだけどな~」

という「お願い」をするってのが通常なんです。この「お願い」ってのが重要。

僕はフジテレビの試験を大学3年生の1月に受けてます。フジテレビが内定を出した1月21日の段階で、僕はTBSには事前セミナーで最終の3人にまで残ってたし、テレビ朝日さんは本試験の2次試験、日テレさんは1次試験まで全部通ってたので、フジテレビの人事部から連絡が来ました。
そこで言われたことは次の通りです。

・本来は4年生の10月まで、正式な内定という形は出せないという事
・でも、あなたの入社を我々フジとしては約束する、という事
・あなたには他の会社も受ける自由がある、という事
・でも、フジとしては是非一緒にやりたいので、出来れば、他は受けずに、うちに来てほしい、という事

今でも覚えていますが、女性の担当者の方に「君に内定を辞退されちゃったら、私は上司に怒られちゃいますよ(笑)」と冗談で言われながらも、それでも
「でも、他を受けるのは君の自由、もし受けたい場合は挑戦してみてください。まだ正式な『内定』ではないのであなたにその権利はあります。でも、私たちは君を待ちます」
とまで言われました。よく覚えてます。とても誠実な対応だ、と感じました。結果、色々あって、古巣は僕なんてとらなきゃよかったって思ってんだろうけど(笑)、今でも僕が古巣の事を大好きで、働けたことに感謝していられるのは、こうして、本当に素晴らしく誇らしい思い出が山のようにあるからです。ネットでは台場の事、アーダコーダ言う連中は少なくないけどね。

で、話を戻すと、これらはあくまで当たり前の反応であり、一部上場企業として、最低レベルのマナーです。

しかし、です。

今回の女子大学生が内定を取り消されたケースでは、何と詳しく見ていくと…彼女はなんと、大学3年生の9月(←驚!)というとんでもない時期に、すでに明確な「青田買い」によって、いきなり「内定」を出されたというのです!本試験すら始まってないのに。

経団連も文部科学省も明確に自粛を呼び掛けている青田買いを、ここまで堂々とした挙句、その「青田買い」の時に「何の説明もなしに」出された「職歴シート」に2・3か月、ホステスをお手伝いしたことを書かなかった、というのが

「経歴詐称であり、重大な日本テレビに対する裏切り行為!」

に当たる、と主張してるんだそうです。経団連も文科省も無視してるあなた方が何言ってんだ?

いや、ほんと、日テレさん、先週も書いたが…こんな裁判、勝てない事くらい、あんたらだってわかってんだろ?なに「12月は忙しいので…」とか言って、引き延ばし工作してんの?次の公判、1月15日まで引き延ばしたらしいけど、たかが女子大学生一人ごときに牛歩戦術ですか?それ、一部上場企業の姿勢かよ?引くんだけど。さすがに。

まず、前提として、青田買いの時に出されたシートに全部なんて書きません。そもそも正式試験でもないのに。
そのシートって「職歴シート」でしょ?僕らキー局のアナウンサー、みんなが書かされてるやつですが、そんなもんに全部を書いてる人なんて、一人もいないっす。っていうか、数行しか書く欄ないし。ってことはみんなが重大な経歴詐称をしてたのか?
いい加減にしろ、です。
書いてない項目くらい、この女子大学生だってきっと他にもあると思います。仮に、「お手伝い感覚で、近所の子供に2回だけ勉強教えました」ってことがこの子にあったとして、そんなことまで書かないといけないんでしょうか?それ書かないと「経歴詐称」にあたるとでも?そんなに書いてほしいなら、そのシートを書かせるときに
「『完全に』全部書け」
って言えばいいのに。

そして、今週の週刊現代さんを読んで一番ショックを受けたのが、日テレさんが「他を受けるな!」って言ってきていたらしいって事。

おいおいおい。

だからそれはルール違反だろ。大学3年生の9月に「内定だ!」っつって、もう他を受けるなって?その時に、僕がフジの時に言われたような、丁寧で当たり前の説明はしたのか?あんまり週刊現代さんのネタバレを書いてもしょうがないのだが、この女子大学生は
「人事の方に言われて、他の会社も受けないという約束を守って参りました」
と訴えているにもかかわらず、
「内定を取り消します」
とぶった切ってきた、とのこと。情も何もない感じになってます。それがナンバー1キー局の誠意なのか?




銀座でのバイト経験が「清廉さを欠くのかどうか?」が一つの争点のようですが、この裁判、もうそこまでもいかないでしょう。だって、あの「職歴シート」に申告がなかったことが、「経歴詐称だから内定を取り消す」って言ってる訳でしょ?

青田買いの時の「職歴シート」ごときににそんな権限ある訳ないでしょうが。

事前に「完全に書け」って説明もない状態で全部書かないのなんて当たり前だし。
法的には彼女の「経歴詐称」なんて当然認められないだろうし、この裁判は僕は、ほぼ結論は決まってると見ます。今後、実はAVに出てた、とか、驚愕の新事実でも出ない限り、99.99%日テレさんに勝ち目はないと見ます。気持ちは分かるけどね。「強制的に内定取り消し」までいっちゃうと、フォロー出来ん。まぁ見守りますけどね。繰り返しますが、日テレさん、ここは手を引いた方が絶対いいと思う。



それと、そろそろ、年末の特番の時期ですので、ぜひ、日テレさんの番組は注目して見させて頂こうと思います。
さぞかし、ミトちゃんは「清廉な」食事リポートをしてくれることでしょうし、ここにきて、僕の最大の注目はやっぱり、葉山エレーヌちゃんですね。ぜひ、バラエティー、特にトーク番組に出て、「清廉なトーク」を聞かせて欲しいと思います。清廉だろうな~。清廉潔癖なトークをするんだろうな~。恋愛トークとか、聞いてみたいです。

あと、そういや…さぞかし清廉な教育をされたであろう、御社出身の脊山麻理子ちゃんですが、極めて清廉な写真集やDVDを出されてるんですが、彼女は御社ではもう使わないの?ホリプロさん、一押しよ?



前回のブログに対して、大きな反響がありました。何件かの取材も受けました。

公判は明日から始まります。日テレさんはこのまま裁判に突き進むようです。残念な対応と言わざるを得ません。その判断は「みんなが不幸になる」最悪の選択肢だからです。

1、まず、この女子学生さんですが、当然、心無い人たちからのバッシングを受けるでしょう。まだ現役の学生さんがそんなバッシングを受けるのはとても辛いものだと思います。彼女の心境を思うと心が痛みます。

2、そして、今回のケースでは彼女と同様に苦しんでいる人がいることを忘れてはいけません。恐らく、彼女に対し、銀座で働くご友人を紹介したお母様、多分、相当に苦しいお立場だと想像します。僕にも子供が3人おりますが、自分が紹介した、何気なく言った一言によって、この女子大学生さんは「人生を崩され」た形になりました。お母様の責任では全くないにもかかわらず、きっとお母様は心を痛めていることでしょう。同じ親として、気持ちが分かります。自分の行動によって、子供が苦しむ、というのは親として一番つらいものです。ひょっとしたら、何度も泣いておられるかもしれない。どうか心を強く持って頂きたいと、そう願います。

3、しかし、今回、最もダメージを受けるのは恐らく、日テレさん本体です。
僕はフジテレビ出身です。テレビという業界がどれほど「ふわっとしたイメージ」で大きく左右されるかを痛いほど良く知っています。フジテレビが巻き込まれたライブドアの買収騒動、そして、2011年の韓流騒動…。
それまでと同じようにしているだけなのに、フジテレビの視聴率はボディーブローを受けているようにジワジワ下がっていきました。

なんか、冷たい感じ~
学生さん、イジメてるみたい~
ホステスさん、見下してるらしいよ~

そんなことあろうがなかろうが、イメージというものが持つ力は絶大です。少なくとも今回は「公的な司法の場」に判断が委ねられました。日テレさんの上層部は懇意にしているメディアなどに「後追い取材はしないように」とお願いをすることでしょう。そして、いわゆる「古いメディア」=スポーツ紙や芸能マスコミはそこまでの後追いをしない可能性はあります。

しかし、もうそんな時代じゃない。

みんなが興味があれば、ネット上の記事があっという間に拡散されてしまいます。FacebookとTwitterがある以上、一部のメディアや芸能界に力のある人間が、好き放題に情報を操作できるような時代じゃあ、もうないんです。
公的な裁判になった以上、明日から始まる審議に関しては最低レベルのネットニュースにはなるでしょう。そして、それは拡散されるでしょう。蓋なんてそんなに簡単には出来ないはずです。何より、労使関係にまつわる裁判としても、ジャーナリスティックな観点からも、今回の裁判は少なからず「興味をそそられる」裁判であることは間違いないからです。






しかし、今回の一件に対するご意見の中で、日テレさんが今回の女子大学生さんに対して一方的に内定取り消しを突きつけた理由のうちの一つである…
「女性アナウンサーには極めて高度な清廉さが求められる」
という言葉に対するネット上の反応の一部に…

「女子アナなんてキャバクラ嬢みたいなもんだろ!」
「視聴者は女子アナに対して清廉さなんて求めていませんが?」
「はぁ?今さら何言ってんの?朝から超ミニスカートはいた女子アナを売り物にしてる局がよく言うわ!」

というものがあるのですが、これに対しては…僕は日テレさんの言ってる事が正しいと断言します。

アナウンサーにはもともと、極めて高度な「清廉性」だけではなく、「信頼性」であり、「専門性」が求められます。テレビに出るという事はそういう事です。これは今、テレビに出ているキャピキャピした女性アナが間違っているだけで、本来、日テレさんの言っていることが正しいのです。

僕自身、ありもしない事をでっち上げられ、名誉を傷つけられた時、迷うことなく、会社を辞めました。覚えている方もいない方も、僕は「会社のお金を取った」という完全なでっち上げをされたのです。
僕は事実でない以上、何故事実でないのか?そこにいったい何があったのか?お金を取ろうどころか、最初からお金を返そうとしていた事実を示す、僕個人のプライベートなメールまで全てを公開し、説明責任を果たそうとしました。
それにより、僕はフジテレビ社員という立場を失い、生涯年収を失い、家族も不安にさせたました。でも、これはアナウンサーとしては当然の選択なのです。

テレビ局は絶大な力を持ちます。

その先頭に立って、悪に対峙するアナウンサーという立場は、逆に自身のすべてを見られても恥ずかしくない生き方をしなければいけないのです。アナウンサーたちはテレビでは伝わらないでしょうが、みんなびっくりするくらい誠実に真面目に生活を送っているのです。

ごく一部のフジテレビのバカ者の暴走によって、僕の家族は傷つけられましたが、それ以上に僕が怒ったのは、
「アナウンサーが横領したんだ」
という、アナウンサー全体に対するあまりにもバカにしたその感覚に激怒したのです。

全てのアナウンサーの名誉のために言っておきますが、アナウンサーは皆さんが思っているよりもずっとずっと地味に、そして真面目に生活をしています。演出の関係で、おバカっぽくしゃべらされますし、ぶりっ子を演じさせられる女の子などもいるでしょうが、懸命に演出してくれるスタッフに恩返ししたいから頑張っているだけで、大多数のアナウンサーは、裏ではかなり地味で、パッとしない生活をしているものなのです。僕にかけられた疑惑は、そんな懸命に…局に対して恩返しするために働いている、アナウンサー全体を馬鹿にするような疑惑だったので、その全てを説明させて頂いただけです。

・お金の流用など、絶対にしていない事
・懲罰委員会には、呼ばれもしなかった事
・僕を処分する懲罰委員会の開催は、フジテレビ労働組合にすら隠蔽され、一部の人間のみで極秘裏に行われたこと
・その懲罰委員会で、僕の提出した書類や主張はすべてもみ消されたこと
・週刊誌や2ちゃんねる上に、現役フジテレビの社員が「長谷川は横領犯」という話を流し、書き込んでいたこと

など、全て事実を書かせていただきました。
ネット上を見てください。ここまで来て、いまだに僕を懸命に「横領犯だ」とイメージ操作しようとしている人間がいるでしょう?皆さんも見たことあるはずです。「こいつ、横領したのに何言ってんだか?」とわざわざ書き込んでいるハナクソのような連中がいますね?そのクズどもの大体の素性は、すでに分かっています。くだらないのでほったらかしにしていますが、度を越した場合、即時に法的措置に出る準備も出来ています。僕はそこまでの覚悟で戦っています。

記者会見などでは、取材に来てもらえなかったら説明できずに終わりです。
なので、世界中の人が、見たい時に、見たい場所から自由にアクセスできるように、僕はブログという公開の場を使って説明させていただきました。今まで、取材も100件以上受けていますが、その一つたりとも、お断りしてきていません。取材依頼があった場合、どんな媒体に対しても受けてまいりました。これからもその姿勢は継続していくつもりです。

話がすっかりそれましたが、アナウンサーとは、それくらいの思いと共にテレビに向かっている職業です。なので、「極めて高度な清廉性が求められる」と日テレさんが言ったことに関しては

全く間違いではありません。それが正しいのです。だって、「ニュースを読む」職業なのですから。

しかし、問題はその後であって、お母様のご友人の頼みを断れず、この女子大学生は数日だけ、銀座のクラブで働くわけですが、その彼女に対して
「経歴の『傷ついた』あなたが…」
と人事部の人間が発言し、また、内定取り消しの通知の中でも、「銀座で働くこと」を「清廉さに欠ける」と受け止めざるを得ない内容を突きつけている、という点は、間違いなく「合法」で働いているすべての銀座だけでなく、ホステスとして働く女性に対する蔑視的視点であり、これは社会通念上、許されないものです。

大事にならなければいいと心配していますが、これは最悪、銀座で働く多くの女性たちからの大規模なクレームに発展する可能性すらある発言と言わざるを得ません。

いやいや、そうは言っても、そういうクレームを言ってくる人がいる

それ分かります。そんなクレームも確かに来そうです。銀座で働く女性に対して、差別的視点を持っている人がいることは事実です。でも、そういう人は貧しい考え方の人なだけであって、日テレさんは公共の電波を司るキーステーションなのです。そこに迎合してしまうと、その「差別的視点」を「日本テレビとして受け入れた」と受け止められてしまうのです。これはまずいです。


今回の件を受けて、現役の日テレ社員に連絡を取りました。彼は「クレームは本当に多く、辟易としている上層部の気持ちはよく理解できる」としながらも次のように語ってくれました。

「女子大学生に対して、内定の『辞退』をお願いした、までは理解できる。例えば報道局で働き始めた後になって、なんらかの写真が出てきてしまっては、その対応に全社員が追われる。リスクマネジメントの観点からはそこまでは間違っていないと思う。だが、『強制的に内定を取り消した』所まで行くと、これは行き過ぎ。週刊現代の記事通りの内容である場合、とても勝てるとは思えない裁判であり、どうしてそこまでエキセントリックになったか理解しかねる。自分の周りでも、『この女、本当はAVに出ていたんだろ』という意見がほとんど。そう思わないと、このままでは負けるとみんな分かってる。上層部への批判と責任問題は免れないのではないか?」



日本テレビさんにとってはきっと、将棋の駒を動かすように、「たった一人の内定を紙一枚で取り消した」だけの行為なのだろうと思うんですが、彼女にとっては人生の全てが狂ってしまったほどの大変なこと。どうかその重みを分かってあげて欲しいと思います。

このまま、なんとか上手く手を取り合えば、来年の入社の時に爆笑問題の太田さんにでもいじってもらえれば、笑いにつなげられるし、何より話題にもなる。そうすれば、みんなが幸せになるはずです。
来年の4月、どうかこのお嬢さんが笑って汐留にいてくれることを心から願ってやみません。

夕刊紙の日刊ゲンダイさんで連載がスタートして、現在抱える連載が6本になってしまい、アップアップしているため、先週はこちらのライブドアブログを1本しか更新できなかった。楽しみにしてくださっている方々には申し訳なく思っているのだが、テレビ出演も重なっており、少しだけご理解を頂きたい。

ただ、今朝発売となった「週刊現代」さんのスクープ記事を見て、思わずコメントを書かずにはいられなくなった。こちらの記事である。

「銀座でバイト」が原因で 「局アナ内定」を取り消された 女子大生が日本テレビを訴えた

こちらの↑ウェブサイトでも簡単な記事紹介が出ているが、本日発売の「週刊現代」さんをぜひ購入して読んでいただきたいのだが、本当に残念なスクープだと言わざるを得ない。また、ある程度、事務所にも所属せずに、大手テレビ局に対しても忌憚なく意見を言う僕のような人間でなければ、この問題に対してはなかなか声を挙げにくいものと思う。なのでハッキリ言うが…

日テレさん、さすがにこれはまずいだろ。多分、早急に対応した方がいいと思う。





内容を簡単に説明しておくと、来年の4月に日テレさんに入社予定だった女子大生さんがいる。しかも採用は「アナウンサー採用」。今でも数百倍と言われる、しかも視聴率1位を独走している日テレさんのアナウンサーに内定をしたのだから、相当に優秀な女の子なのだろう。記事を読むと、大学のミスコンテストにも輝いた経歴を持つらしい。

しかし、そんな女の子が…なんと、日テレさんを相手取って裁判を起こしたのだ。

一人の女子大学生が、大手キー局相手に裁判を起こすなんて、本当に勇気のいったことだと思う。そして、今でもその大きすぎる影響力と将来を思って、不安でいっぱいだろうと思う。

この女子大生は日テレさんで来年入社に向けての訓練(アナウンサー研修)受け始めていた。その中で、昔、3か月ほど(週に1日か2日程)、お母様の知人の紹介を受けたために、銀座の小さなクラブでホステスをした経験があることを人事担当者に打ち明けたという。

最初、人事担当者は「会社として君の事を守る」と言っていたにもかかわらず、その後、「上層部で問題という判断になった」と言われはじめ、何とその後、その女子大生が「日本テレビでアナウンサーとして働きたい」とい思いを伝え続けているにもかかわらず、一方的に

「アナウンサーには高度の清廉性(←清く正しく美しくってことですね)が求められる」

として、内定を破棄してきたというのだ!

「週刊現代」さんはその女子大生の勤めていたクラブも実際に取材。その店内の様子なども写真で紹介しているのだが、一目でまったくいかがわしい店じゃないことが分かる。さすがに、ネット記事を見た段階では、僕も
「いくらなんでも、それはないだろ~、現代さん、飛ばした(大したことない話を大げさに書くこと)んじゃないの?」
と思ったので、さっき、コンビニで「週刊現代」を買ってきたのだが…

本当になんてことのないただのクラブだった。いや、写真見たら驚くレベル。

記事内容をこと細かく僕が書き連ねる訳にもいかないので、詳しい内容は今日発売の「週刊現代」さんを読んでいただくのが一番だと思うのだが…今回の内定取り消しにいたる、細かい経緯を、女子大生の代理人の弁護士さんが明らかにしている。なんとあの夏目三久ちゃんの名前まで出し、
「君や君のの家族が傷つくから」
と言って内定取り消しを迫ってきたらしい。記事の中身が本当だとすると、夏目ちゃんが退社した経緯は「あることないこと書かれて、傷つき、退社という選択肢をした」のだそうだ。

アホか。

夏目ちゃんは「何一つ悪いことをしていないにもかかわらず、不当にひどい扱いを日テレさんにされたから」退社したのだ。少なくとも、僕たちキー局のアナウンサーはみんなそう思っている。
皆さん、もう忘れてるだろうが、かなり昔、週刊誌にくだらない写真が出たのだ。あんなもん、セクハラもいい所の写真だ。しかも今で言えば、ただのリベンジポルノに近い名誉棄損行為に当たる写真である。

そんな写真が出て…何一つ悪くもない夏目ちゃんは…むしろ被害者であるとしか思えない夏目ちゃんは…

あっと言う間に仕事を干され、閑職に追いやられたのだ。もう、昔の話なので書ける話だが、あの時の夏目ちゃんが一体どれほど苦しみ、悲しんだか、同じ職業として良く分かる。
こんな時、会社は守ってくれないのか?
なんで名誉侵害に当たるような行為を週刊誌にされ、家族を傷つけられた挙句、さらに、窓際に追いやられなければいけないのか!
あの当時、僕らキー局のアナウンサーは皆、夏目ちゃんの事を心配し、同時に日テレさんの対応があまりにもアナウンサーに対して冷たいのではないか、と疑問の声が方々であがっていたのだった。

しかし、夏目ちゃんは良かった。

ルックス・品・喋り方…。比類なき実力があったために、日テレさんを退社した後、あのタモリさんの育ての親である、芸能界の重鎮中の重鎮、田辺エージェンシーという事務所に所属することが出来たのだ。社長を務める田辺さんはフジテレビも最も世話になった芸能事務所社長の一人であり、芸能界では人格者として知られる有名な人物だ。

よく、マスコミでバーニング社の周防社長が「芸能界のドン」なんて書き方をする記事も目にするが、もちろん周防社長が大変な実力者であることは相違ない事実なのだが、その周防さんだって、田辺社長に会いに行くときは菓子折りを持っていくことだってあるくらいの人物だ。

夏目ちゃんは元来持っていた実力に加え、その田辺社長の支援を受け、ご存じの通りの見事な復活を遂げる。僕も最近は朝、めざましがおふざけVTRに入っている間、「あさチャン」を見る時間がどんどん増えている。きっと彼女ならこのまま大丈夫だろう。苦しんだ分、これからもどんどん活躍してもらいたい、と切に願う。

話がすっかりそれたが、夏目ちゃんの件でもわかることだが…日テレさん…マスコミとして致命的とも言える、

職業差別があまりにひどくないか?

この記事が本当であり、当該女子大学生とのやり取りが記事の通りであった場合…常識ではこの女子大学生の主張の方が正しいと言わざるを得ない。

銀座のホステスさんは何も汚い存在でも不潔な存在でもない。人にもよるが、彼女たちのトップクラスの方々のトークスキルは、僕たちアナウンサーでも舌を巻くほどのものであり、決して、
「清廉さを欠く」
類のものではない。むしろ、言葉の選び方などは上品な部類であり、特に若いアホなだけの女性アナたちには勉強させたいクラスのものだ。

と、言うか、そもそも週刊誌に名誉侵害とも取れる記事が出た場合、日テレさんが取るべき行動は

社員を守る事なんじゃあないのか?

なんで蓋をしようとする?なんで逃げようとする?「清廉さが求められる」のに、隠し子がいた宮根さんは看板で使い続けるのか?宮根さんのバックに周防社長がいるからそっちは不問?結局、夏目ちゃんも、田辺さんがバックについたから手のひらを返して「バンキシャ!」で使うのか?「清廉さ」が必要なんじゃないのか?

言ってる事とやってる事がグデグデじゃないか。

揺るがない事実を一つ申し上げておくが、日テレさんが内定を出した以上、その女子大学生は他のテレビ局のアナウンサー試験を受けるチャンスを失っている。この子であれば、他の局も受けさえすれば、何社かで受かったはずだが、そのチャンスを失わせている事を忘れてはならない。記事によれば、
「内定取り消しの条件の一つである『虚偽の報告』をした」
というのが今回の内定取り消しの根拠らしいが、バイト歴をすべて書け!とは言われていないはずだと思う。
僕も、昔したバイトの全部なんてフジに報告してない。そもそも、
「ひとつ残らず、数日のものまで、全てのバイト歴を全部言え!」
という一文でもない限り、「虚偽」じゃないだろ?虚偽じゃ。そもそも日テレさん、そんなに「清廉さ」が好きで「銀座のクラブで働く人は清廉じゃない」のであれば、採用条件に最初から書けよ。
「銀座ホステス経験のある人、お断り」って。
それすら書いてないくせに何を言ってるんだか。




結論を書くと、少し、日テレさん、感覚が古すぎるのではないかと思う。
まず、「銀座のホステス」さんを「清廉さを欠く」と女子大学生に対し表現したことに関しては価値観を改めるべきであり、謝罪すべきだ。母親の知人から言われ、断り切れなかったんだろう。アナウンサースキルと関係ないじゃないか。
もちろん、「内定取り消し」という判断は即時撤回すべきだ。世間の理解は到底得られないだろう。

そして、今後についてだが、もし、週刊誌に局に勤めるアナウンサーが傷つくような写真が掲載されたり、名誉を侵害されるような記事が出た場合…

守ってやってほしい、と切に願う。

局に勤めるアナウンサーは局が守ってくれなければ、誰も守ってくれない。局だけしか頼れないのだ。アナウンサーたちは会社の事を愛し、懸命に力になろうと頑張っている。一般社員には分からないだろうが、テレビに出るというのは本当に大変なことだ。好きだからやってるが、尋常じゃない気配りと日常が要求されるのだ。
でも、そんな中、日テレさんのアナウンサーは日テレを、フジのアナウンサーはフジを、健気に、懸命に愛している。縁あって、家族のように一緒に働いているのだ。自分の息子が、娘が、そんな写真や記事が出たらどう思うのか、どうか今後はそんな視点で接してやってほしいと思う。











先週、毎月恒例の税理士先生とのミーティングに行ってきました。

僕はアメブロでも時々書いているんですが、フリーになってから「とにかく自分のお金の管理を1円単位まできっちりやろう!」と意気込み、今年の7月まで、全ての領収書の管理をすべて僕一人でやっていました。
そこまでやっていた理由は単純に「興味」です。
取材していていつも感じていたことですが、言葉にするには「体験」が必要だと思っていました。本当に「全てのお金の管理を完全に自分でやった場合、どのような苦労があるのだろうか?」という事を体験をもって知りたかったんですよね。一度ちゃんと勉強したかったんです。

結論から言いますと、そりゃあもうね、大変なんてもんじゃなかったです。

会計ソフト「弥生」とにらめっこしながらね。あ、弥生、使いやすいです。おすすめ。売れてる訳が分かります。で、そんな体験から最近感じるのが「政治とカネ」にまつわるマスコミの一方的な報じ方に対する違和感です。

小渕さんの一件以来、「政治とカネ」にまつわる話が何だかプチブームのように報じられているんですが…ちょっと一方的なものと、ちょっと的外れなものが多いような気がしています。先日もあるニュースを見ていたら、したり顔のキャスターが

「政治資金収支報告書をしっかりチェックしていない段階でアウトですよね」
「襟を正してほしいですね」

とコメントしてたんですけど…
分かります。分かりますよ?正論かもしれないとは思います。でも、そのコメントって、正直言って、小学生でも言えるレベルの気がしてしょうがないんですよね。
そのキャスター、局アナでした。年齢はいってるけど、会社員です。

あなた、多分なんも知らんよね?

会社員って、本当に経理の人の苦労が分かってない人が多いんですが、経理の担当者がいつも丁寧な作業を裏でやってくれているから、営業であったり企画であったり…僕らで言えばアナウンサー業務を出来ているんです。偉そうな顔であんなこと言ってましたけど、あのアナウンサー、資金の管理なんてやったことないから。絶対。

繰り返しますが、僕は1円単位まで完全な管理ってやつをしてきました。本当に全部の管理をやり切りました。結果…毎月、1日から2日は…

仕事になりませんでした。まったく。これは僕のアメブロを毎日のように見ている人は知ってる話です。

本当にね、とんでもなく時間がかかるのです。その分、しっかりと管理できています。文句がつけようないくらいの出来だと自信があります。もちろん、青色申告を出来まして65万円の控除も…とか言いはじめると説明が面倒くさいので、とにかく、僕はきっちりやったのでちゃんと税控除まで受けられました。

でもね、これって、僕がまだフリー1年目で、そこまで仕事がきつくなかったから出来た話でしかないんです。

僕、今年の5月頃にに1カ月で4冊の本を出したんですけど、その執筆が重なっていた2月から3月頃って本当に忙しさのピークで、毎日デスクに座ってカタカタパソコンとにらめっこしながら、ナレーションやテレビの仕事をこなしていたんですけど…

もうね、領収書どころじゃなかったってのが本音でした。正直言って、仕事に集中したかったです。でも、やるしかない…。本当にきつかったです。

4月からはメルマガなどの執筆に加えて、「バラいろダンディ」のメインキャスターに就任したので、もう無理!となって、7月ごろからは専門の知識を持っている人を紹介していただき、領収書の整理、ソフトへの打ち込みと管理をお金を払って任せるようにし始めました。その分、毎月の税理士先生とのミーティングはかなり入念に、一つ一つの項目を丁寧にチェックしていくようにしています。これで、相当に負担は軽減されました。お金はかかっていますが、間違いなくこれで良かったと思っています。

会社員の皆さんには分からなくて当然だし、分からなくていいんですが、お金の管理って、そんなに甘いもんじゃないです。

例えば、仕事のロケでゴルフに行ったとしますよね?

ゴルフ場ってプレイ代の他に、「ゴルフ税」ってのがかかっています。税金が上乗せされてるんですけど、税の上に税を重ねても2重課税になってしまうので、ゴルフの場合は…プレイ代は、交際費で消費税がかかる消費税コードを入力、ゴルフ利用税は交際費で消費税がかからない消費税コードを入力しないといけないので、プレー代と利用税を分けて別々に打ち込んだりします。
ゴルフ行く人、領収書、見て見てください。小さく「ゴルフ場利用税」って書かれてたりするから。あれ、あの金額だけ「消費税区分」が違うので、分けて会計ソフトに入力しなきゃいけないんです

そんなの、知らないでしょ?普通の人?

コメンテーターの方も何か言わなきゃいけないのでしょうがないとは思うんですが、はっきり言って…

「政治とカネの問題」

って、そんなに単純な話じゃないんじゃないかって思ってます。

使った「すべてのお金を」丁寧に管理することはもちろん理想論だし、それが一番いいのは分かるのだけれど、「本当にすべてのお金の管理を」政治家たちが全部自分たちで行った場合…

毎月、3日~4日ほどは、政治活動は出来ないと思います。

フリー1年目の僕ごときで、1日か2日はかかってました。集中もしてましたし、結構早く仕事してもそれくらいかかってました。大物議員さんくらいになると、領収書の数は僕ごときじゃ済まないです。毎月3~4日は「完全に管理した場合」は必要になるでしょう。つまり、まったく政治活動なんて出来なくなると思います。年間、1か月分ほど、「政治家」としては役に立たなくなると思います。

僕、思うんですけど、そんな時間あったら、政治家の皆さんには…政治活動をして欲しい。これは僕の考えでしかないけど。

そら当選したての1年生議員さんとかなら管理も出来るでしょうが、大臣クラスになってくると、もう5回も6回も当選してる訳でしょ?そんな人たちの収支報告、隅から隅まで洗って、なーんにも出てこないような議員さんって、いないような気がするんです。

で、最近の報道に目をやると、小渕さんのは分かるんです。数千万単位のお金です。家が建つお金が消えてる訳です。そらしっかりと捜査する必要があるとは思います。
でも、その後を継いだ宮沢さんとか、広島のSMバーのお金とかを突っつかれてんですけど、あれ、1万8000円よ?毎年政治活動費に何千万使ってるのか知りませんが、そんな単純ミスをいちいち報道で叩かれてたら、誰も大臣なんて出来なくなっちゃう気がするんです。

小渕さんや松島さんのケースがあって、「すわ!辞任ドミノか!」なんて盛り上がって視聴率を取りたいのは気持ちは重々分かります。なんてったって僕が先頭に立ってやってたことだったんだから。
でも、気持ちは分かるんですが、「悪意のある金額」と「悪意なんてない金額」くらい、見分けがつくはず。「悪意は存在しなかったと判断できるもの」までクソミソにたたき始めても、視聴率と部数が伸びるマスコミ以外、誰も得はしない。むしろ、世界から見て、日本の信用や価値が落ちるだけだと思います。

今、野党からも様々な問題が!とかやり始めてるでしょ?

国民は与党と野党のケンカが見たいんじゃない。罵り合いはもう十分見てきたはず。そんなもん見たくない。景気のいい時にやってくれよ、そんなもん。
「日本の未来はこうやればよくなるのではないか?!」
と叫んでる姿であれば、絶叫しながら討論してても見られるけれど、相手のあら捜しし合っててもなんだかなぁ…って気がしちゃいます。

そろそろ、撃ち方、止め!にすべきだと思う。

まずは与党、自民党から大人な対応をして手を引いた方がいいと思う。安倍さんも、同じ土俵に降りて枝野さんとか攻撃してないで、総理なんだから、ドン!としてればいいと思います。面倒くさくなったら解散してやればいいんだから。あのウチワ追求を見て

「ウチワ追求、見事だな~…やっぱ民主党に入れよっ♪」

って人はかなり少ないと思う。
政治家の人もテレビに映るようになると色気も出るし、なんだかテンションが上がるのも気持ちわかるんですが、皆さんの仕事はテレビに出ることじゃないはず。時間はかかっても、真っ直ぐに。誠実に、取り組んでる方が、遠そうに見えて結局は近道だと思います。

臨時国会も終盤戦。大変だけれども皆さん、頑張ってほしい。

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