2015年02月

川崎で起きた凄惨な事件をもとに、少年法の改正が叫ばれ始めています。私のもとにも「長谷川さんは少年法についてどう思うのか?」というご質問が来たのでお答えしたいと思います。

結論から言うと「現在の」少年法は個人的には…まぁ…この辺りが落としどころなのだろうなぁ…というのが私の見方です。

まず、誤解されている方も少なくないのですが、現在の少年法はいくつかの点が少なくとも改められています。
近年、少年法の議論が最も盛り上がったのは1997年のことで、皆さんもご存じの「酒鬼薔薇聖斗事件」が入口になっています。
当時14歳の「酒鬼薔薇聖斗」を名乗る少年が児童二人を殺し、世間を挑発するような文章を添えて、非常に残忍な事件を起こしたことがありました。あの時、犯人は14歳の少年であったために「少年法」によりこの当時14歳だった少年は非常に「手厚く」保護されるのですが…

おかしくないか?と。

あれ以来、かなりの少年法に対する疑念が沸き上がりました。世間ではそのまま、まだ「犯罪者を守るおかしな少年法」でのイメージで捉えてらっしゃる方が少なくないのが現実だったりします。

私は朝の情報番組で数回「少年法」にまつわる報道をしてきましたので、その後の「改正された」少年法について少しお話をしておきます。多少新聞を読んでらっしゃる方には常識程度の話ですが。

まず、少年法は酒鬼薔薇事件をきっかけに改正へと動き始めました。最初に変わったのは2000年です。「逆送(ぎゃくそう)」っていうんですけど、「少年だから保護しよう」っていう考え方だけではなくて、「いや、重大事件だから刑事事件としてちゃんと裁こう!」って出来るようになったんです。この時、結構大きなニュースになりましたので見た方も多いでしょうね。現実的には…

今は少年事件だろうが、凶悪な場合は14歳以上であれば「刑事事件として」問うことができます(罪は軽くなるケースが多いけど)。

2007年には少年院送致の年齢も引き下げられました。今は大体12歳の少年であれば少年院に送致できます。19歳までは、基本的には「保護」するのであって、「刑事処分はしない」のは確かにそうなんですが、今回の川崎のケースなどは…ほぼ間違いなく逆送されると思いますので、刑事事件として処理されるはずです。

私の感想としては…法律の限界ってこの辺りなのかなぁ…と思うのです。

まぁ確かに18歳以上であれば、成人として扱ってもいいとは思いますが、それはまた今国会で話し合われるんでしょうが、基本的に少年法の理念にある

「少年であれば、いつかは更生するはずだ」

という考え方は大枠では私は賛成というスタンスです。人間はゼロから生まれますが、親を選ぶことはできません。親や生育環境を選べない以上、まだまだ変化の見込める10代の少年少女は、やはり希望を捨ててはいけないような気がします。



現在の刑事罰の多くは「被害者の権利をないがしろにしている」と言われています。

それは確かにその通りです。あまりにも苦しめられ理不尽に生きる権利を奪われる被害者、そして何一つ悪いことをしていないのに苦しめられる家族や友人たち。被害者周辺にはPTSDを発症し明確に二次被害を受けている方々も少なくありません。
確かに日本の司法は「加害者にとって有利」な側面があることは間違いないと思います。今後、改善されていくべきだと私も思います。厳罰化するべき犯罪は多々あると思います。

ただ、「犯罪の厳罰化」は基本的には「少年法」とは別の話です。

現在の日本の司法では、前述したようにいくつもの「例外」を認めています。今回のように事態が凶悪な場合、逆送され、刑事事件として司法が彼らを裁くでしょう(もちろん彼らが真犯人であったという前提の話ですが…)。逆にこのような凶悪なケースでない限り、私は「少年少女は更生の余地がある」と信じたいと思います。

それが私の少年法に対するスタンスです。

今朝の産経新聞にこのように出ていました。


農水相辞任で質疑停滞 予算の年度内成立は絶望的


そうですね。確かにこの日程では厳しいと思います。年度内の予算成立は難しいでしょう。そして、その余勢をかって、野党としては4月の統一地方選に挑みたい構えだと思います。
これらの国会の動きに対して


「このような国会の動き全体に憤りを感じます。なぜ、政治家たちは国民の方を向いてくれないのでしょうか?こんなくだらない争いをしている場合ではないはずです!」


という怒りの声が僕のブログにも寄せられました。

そうですね。そう見えてしまうと思いますし、このご指摘があっていると思います。政治の現場を何年も見続けてくると「あぁ、またやってるな」ぐらいにしか思わないんですけれど、その考え方はやっぱり間違ってますよね。本来、国民にとっては「自分たちの未来のため」に政治を進めてほしいのだと思います。

でも、見方を変えれば、国会議員をやっていく上では、このような「戦術」も必要な時が出てきます。

そもそも、私はテレビの現場に居続けた経験から「テレビを信じすぎるのはやめましょう。テレビも新聞も、作っているのは人間ですよ?」という指摘を何度もしてきました。本も出しました。「メディアリテラシー」という価値観は、とても大切なものです。テレビを作ってる人間も新聞の記事を書いている人間も…私たちと同じ人間です。

人から褒められるの、好きです。
お金、大好きです。
モテたいです。チヤホヤされると嬉しいです。

そんなの、みんな同じじゃないですか。聖人君子なわけないじゃないですか。特にテレビに出てる人とか政治家なんて…みんな「自己顕示欲の塊みたいな人達」だと思ってください。みんな、自分が大好きです。他人よりも自分が認められ称賛されるのが大好きなのです。

と、いう視点をもう一度持ってみましょう。

あなたが政治家だったとしましょう。与党(自民党)であった場合、本音の部分はどうでしょうか?自分は選挙に勝っているわけです。国会でも超多数派なわけです。
「野党の連中、面倒くさいな~」
が本音です。実際に、与党関係者はこのように言う人が少なくありません。私が一緒に飲みに行った与党政治家も、そのように言う人はいました。野党は邪魔なだけだ、と。

では逆に野党の政治家の立場になったらどうでしょうか?
今のままの自民党の数、実行力をそのままにしていたら自分たちが何のためにいるのか分かりません。そもそも、国会は「数の論理」でほとんどすべてが決まってしまうのが現実でもあります。その「数」を抑えられてしまっているのです。もう何もできないってのが、今の国会の野党の現実です。
しかし、このままやりたい放題させていれば、4月の統一地方選は負けてしまいます。統一地方選ってのは、地方の議員さんを選ぶってだけではありません。将来の国政選挙の時に、現場を走り回ってくれる大事な「駒」を獲得する戦いです。国会議員にとって「地方議員の存在」って、国政選挙の時の大事な戦力なんです。負けるわけにはいきません。大事な戦いです。

大臣を追及!
スキャンダルが!

ってやってても、日本国民は…ホワッとした民意でかなり動きます。これは日本国民全体の問題点でもあるのですけれど、日本国民の「ホワッとした民意」は結構バカに出来ない影響力があります。「数の論理」がほぼ全てと言っていい国会において、自分の政策を押し通すためには、まずは選挙で勝たなければいけないことも確かです。そして選挙で勝つためには、日本ではまず…「ホワッとした民意」を動かさなければいけません。

そうなんです。

ここまで考えると分かるんですが…現在の国会って、結局日本全体の民度…といいますか、日本国民が普段から、政治の勉強をして、国会の勉強をして、興味を持って、国政に対して積極的に協力して…ってやってないことを反映してるだけだったりするんです。

西川さんの問題ってどうなの?
追及してる野党ってどうなの?
スキャンダルを報じてるマスコミって、どこと癒着してるの?

もっと勉強して、もっと普段から興味を持って、もっと議員たちの発言や書いてるブログに興味を持って…まさにBLOGOSの読者層のような人たちがもっと増えていれば、野党だって、いつまでもこんな戦術はいらなくなるし、政策で選んでもらえるのであれば、下さらない国会戦術は必要なくなったりします。

でも、今の日本じゃ無理でしょ?

えー、小泉さん、面白いじゃなーい!
やっぱ民主党に一回やらせてみたらいいんだよ~!
進次郎、超イケメンだよねー!

そうやって投票結果、全部変わるでしょ?国会議員って、落選したら、収入、ゼロですからね?もし子供なんていた日にゃあ、生活もできなくなっちゃう。私の目から見ると、与党も野党も、今の国会戦術でしょうがない部分もあるようにも見えるんです。

日本の国会が国民の方を向くのは選挙前だけです。あとはテレビと新聞の方を向いているんです。要は、選挙対策。自分たちの生活と権力を守る方に向いてるんです。そして、それを許し、そうなる方向にもっていっているのも、また日本国民全体のムードだったりします。なかなか根深いですよね。

前回のエントリーに関しては、木走さんが相変わらず見事すぎる分析をされてましたので、ご紹介まで。ホント、相変わらずすごい…この人…。↓

安倍さん、国会での説明、間違えたな~平米単価4257円はまったく妥当



なんだ、やっぱり安倍さんの飛ばしだったか…。そんな気はしてたけど…ま、週明けにでも謝ったらいいのではないかと。ってか、なんで誰も止めなかったんだ?そっちの方が気になりますが…。

さて、そんな木走さんのブログで名誉を回復できそうだった民主党の玉木雄一郎議員ですが、気持ちが全く分からないとは言わないのだけれど…下記の論調や書き方には、さすがに大メディアにいた人間として(報じていた側の人間として)苦言を呈したいと思います。
いや、繰り返しますが、確かに気持ちや言わんとしたいことは分かります。相手が産経新聞だしね。

ええと…読むのが面倒くさい人にまとめておくと、今朝の産経新聞に玉木さんの記事が出たのです。これね↓

民主・玉木氏団体に280万円 同一代表者、8社から 西川農水相への寄付「脱法」追及

産経新聞の記事はですね…
要は、西川農水相の追及をしている民主党の玉木議員だけれど、政治資金収支報告書を見たところ、おかしい点があるぞ、と。
政治資金規正法っていう法律があるんですけれど、それには「政治家と特定人物との癒着があるのはいかんでしょ」ってことで、一人から150万円以上の献金をもらっちゃいけませんよって決まりがあるわけです。政治家ってパーティーを催してお金集めをするんですけど、その時にいろいろ言って支払うお金ですね。
でも、玉木さんの収支報告書を見ると、8つの会社から合計で280万円ももらってるんですけど…この8つの会社、66歳の同一の代表者じゃあないですか、と。
これらの会社は別々の所在地、別々の業務だけれど、規制法の理念には反してるんじゃないですか?って話です。

で、玉木議員が反論した文章が、現在、ブロゴスの検索、1位。読んでみてびっくり。なんとタイトルが…

権力とメディア

ものすごいおっきな話になっとるがな(驚)!

読んでみると、要は、
・産経新聞って自民党の広報新聞でしょ?と。
・だから西川農水相の追及が嫌だから、違法性もないのにイチャモンをつけてきたのでしょう?と。
・取材してきた記者さんも「違法性がないことは分かった」と言ってる、と。
・あぁ、権力にすり寄るメディア、権力の言いなりになるメディア、なんと悲しいことか、と。
どうやら玉木さんの中では自民党がリークしたんだ、という話で完全に決定してる様子なんですけど(←証拠ないけど)…



玉木さん…あなた…



思いっきり間違っとると思うぞ(涙)??大丈夫か?未来の民主党のホープが。

あ、前提を言っときます。
玉木さんという議員さん、僕は直接飲みに行ったり話をしたことはないですが、これはお世辞でも何でもなく、とても…

評判のいい議員さんです。いや、ホントに。

誠実で、実直で、信頼のおける人だという評判を、僕自身何度も耳にしたことがあります。いつの日か、民主党がもし再生するようなことがあった場合、きっとその中心人物の一人になる人物だ、という話です。複数から聞いている話なので、僕はきっとその通りの人物なのだと思います。
なので悪気はないと思います。悪気はないから…面倒くさいのですが…玉木さん、産経新聞の記事ですが…

完全に妥当です。玉木さん、今回の件で反省すべきはあなたです(断言)。

一般の方にはややこしいし難しい話が多いと思うんですけれど、政治資金規正法って、超のつくザル法でして、抜け道なんでいくらでもあるってのが現実なんです。今回の件もそうね。玉木さんは

「8社はそれぞれ所在地や事業内容も異なり、いずれも実態のある会社であることから、8社をまとめて『同一の者』ということはできず違法性はない。」

とか、堂々と言い切ってるんですけれど…同一ですがな(涙)。と、言うか本気でこんなカッコ悪い言い訳をしてんのなら、政治家やめた方がいいよ?すぐに。

僕の友人にも複数の会社を経営している人物は何人もいます。5つの会社、8つの会社、中には12の会社を経営している人物もいる。
会社ってのは、結局、経営者のものです。経営者の方針で動くのです。そりゃ、法律の上では「箱」は違いますよ?「箱」はね?あ、慣れてない方のために言っておくと、「会社(法人)」を作る時は「箱を作る」って言い方をけっこうするんです。念のため。

確かに、「箱」が違うので裁判をやったら負けませんよって話。裁判ならね。でも…

政治資金規正法の「理念」から見たら完全アウトだろ。

8社全部の代表者が今回の問題になってる66歳の男性です。献金先は「箱」からですって…それは書類上でしょうが。要は、この男性からの280万円でしょうが。「同一のモノ(人物)」からの280万円でしょうが。



別に僕が産経の片持ちをしてもしょうがないのは皆さん知っての通り。フジサンケイグループを擁護してやる義理など、ひとかけらもありません。が、今回に関しては断言しますけど…

この産経新聞のスクープ記事はちゃんと中身のある良い記事です。

「違法行為」だけを報じるのが新聞じゃない。なぜその「法律」が出来たのか?抜け道があったとしても、その抜け道を「利用」する形で「理念」に反した行為があるのなら報じるのはメディアの役目。おそらく、今回の内容は自民党からのリークではないはずです。この程度のしょっぱい話、リークしてもしょうがない。自民党はやる時はもっとうまく「イザって時にやる」でしょう。まぁ…それもどうかと思うけど…。

玉木さん、あなたが今すべきことは、被害者面して「メディアの愚痴」を書き連ねることじゃあない。すぐに余剰分の130万円、この66歳の男性にちゃんと返すことだと思う。玉木さんのこと。悪気があってやったことじゃあないはず。ただでさえややこしい政治資金規正法。今回は産経新聞に

「あなたのミス」をつつかれたのだと思う。

玉木さんは未来の民主党を背負うべき人物の一人のはず。で、あれば、今回のことでしっかりと学んで、より素晴らしい議員さんになるよう努力すべきだと思います。旧態依然の自民党政治に飽き飽きした国民の前に立ちたいのなら、法律のうわべっつらの文章ではなく、「理念」に従った行動を出来る議員さんになって欲しいし、そうなれるなんじゃないかと、評判を聞いていて思います。



ま、いいじゃないですか。
安倍さんもいい加減なヤジを飛ばして大島さんに怒られてたことだし、週明けにでも二人で並んで謝罪でもすれば。
「お互い、反省します」なんつって。

あ、あと、今回の件と西川農水相の追及の話は全然関係ないので、西川さんについては一切遠慮せずに突っつきまくればいいと思います。今後も。

これは…どちらが正しいのでしょうか…?



前原誠司氏が安倍晋三首相のヤジ追及で激昂「情けない」と捨て台詞

民主・細野氏「首相答弁は明確なるデマだ」 「日教組献金」指摘に対しツイッターで反論



僕は以前にも一度書いたのですが、国会での「ヤジ」は基本的には、推奨はしないものの否定的ではありません。と、言うのも一般の皆さんが思ってらっしゃるよりも、ずっと国会内での議員たちの答弁や質問は

カッコつけのうわべだけトーク

が多いのです。いや、お前が言うなよ、的な。なので、そのうわべっつらを引っぺがすための「効果的で皮肉にとんだヤジ」なら僕はアリだと思っています。

今回の安倍総理のヤジは、正直言って安倍さん自身が損をするしカッコ悪いし情けないように見えてしまうのでナシなのでしょうが、根本的には…

安倍総理の言ってる内容が「本当のこと」なら、個人的にはアリの範囲だと思っています。

西川農水相の話。献金をもらったのが「精糖工業会」。補助金をもらっているのが精糖工業会が入っている「建物の運営法人」である「精糖工業会館」。別法人なので問題ない、というのが今回の自民党側の説明。

でも自民党は野党時代の2012年に、日教組の支援を受けている民主党の参院議員が、日教組の本部ビルに後援会事務所や政党支部を置いていることを追及した経緯があったわけで。その時に、民主党は日教組の本部ビルを所有する「日本教育会館」と日教組は別法人で問題ないなどと反論していた訳です。
そして、安倍総理はこう言ったわけです。



「言わば日教組は補助金をもらっていて、そして、教育会館というものがあるが、その教育会館から献金をもらっている議員が民主党にはおられる。それに対する質問を、かつて我が党がした時に、『これは別の団体だから関係ない』というのが、当時の民主党の政府としての大臣が答弁した見解であった訳でありますから、それをどう考えるかという指摘をしたところ」



同じじゃん?と。僕はここまでの説明は納得できます。確かに、って感じ。民主党が偉そうに追及してるけれど、君たち、政権時代、おんなじ言い訳してるよね、と。こういう時に「ヤジ」は効果的に使えます。何カッコつけて追及してるんだ?と。3年前のお前たちの「言い訳」とおんなじこと言ってるだけですけど?と。

ですが、細野さんのツイートが正しいのであれば、これは180度、話が変わってきます。

以下、細野氏のツイートより引用。


「確認したら、日教組は補助金をもらっていないし、教育会館は議員に献金していない」
「総理の失言はこれまでも見てきたが、これほど『明確なるデマ』を総理が流すのを初めて見た」
「反省を求められて更にデマをまき散らす。やはり異様だ」


ええ?どちらが本当??
安倍さんが意気揚々として放ったヤジは安倍さんの「勘違い」?だとしたら、相当にカッコ悪いのですが、それとも、細野さんが知らない事案を安倍さんは言ってるだけの話?どちらが正しいのか?

まぁそれは置いといても、安倍総理は民主的に行われたルールにのっとった選挙で選ばれた、我ら日本のリーダー。正直言って、1億3000万人近い国民のリーダーがヤジを飛ばしている姿自体は見ていて情けないのも確か。今回はいい仲裁をした大島さんが株を上げただけだったのかも(苦笑)。

最近、僕のことを「安倍のしもべが!」「権力に屈した!」とか、完全に的外れなことを言ってくる人が少なくないので少々反論しておきます。ま、少し温かくなってきたのでしょうがないかと思いますが。桜もあと1か月で咲きますしね。

多分おっしゃってるのは、僕が「アベノミクスの方向性は間違っていないと思う」といったり、「橋下さんの大阪都構想を支持したい」といったり、「古賀茂明氏の『報ステ』での主張は間違っている」といった、その表面上だけを見ると安倍政権、自民党寄りのことを言っている…と取れなくもない話を、

表面上だけとらえた結果だと思うんですが…完全に間違っていますからね?

僕はもう、ずっと変わっていないんですけれど、「日本の未来のために良い、と思ったことをそのまま言う」という姿勢をしっかり貫こうとは思っています。ただ、自分の影響力というか、拡散力というか…テレビでMCなどもしているわけですし、すでにフリーのキャスター・MCとして活動している以上、完全な私人でもないですから

「批判する以上、ちゃんと調べた上でしよう」
「間違っていたらすぐに訂正し謝罪しよう」

という二つはルールとして守ろうと思っています。後者は僕も人間ですので、ヒューマンエラーを一切せずに…というのは不可能だと思われるからです。
実際に今までも、株価の数字を誤って記載してしまい、他のブロガーの方にご指摘をいただき、すぐに訂正をさせて頂いたこともありました。(→「訂正です」)

しかし、僕を批判したい人に言いたいのですが…皆さんのご批判やトーンは…さすがにもう少し勉強されたり、ご自身の発言に責任をもってご意見されたりした方がいいのではないか、と心配になるレベルのものがあまりにも多いです。

例えば、アベノミクス。

民主党はじめ、多くの政党が去年12月の選挙の時には「完全に間違っている!」と声を荒げていたじゃありませんか?たった3か月前のことですよ?忘れるには早すぎると思うんですよね?
でも、僕はアベノミクスの初期の頃からの資料を改めて読み直してみて、一長一短だけれど、「今の疲弊しすぎてしまった日本経済の方向性としては」やむを得ないというか…多分これで合っているなぁ…と考えました。理想論を言うのはいくらでも机の前では言えるんですが、現状の今の日本の人口構成を考え、生産能力を想像するに、確かに安倍さんではないけれど、この方向性が「今は」正しいのではないかと思ったのです。

結果、選挙が終わってすぐに来年度の予算案が発表されましたよね。皆さん、ちゃんと見ましたか?

大きく報道されたのが国債(借金)の金額でした。なんと38兆円台での調整。ずっと40兆円以上を国債に頼ってきた日本経済は、実に6年ぶりに40兆円を切った国債発行額で予算が組めるところまで来たのです。それも、過去の借金の元本返済や利払い費・社会保障費にあてる金額がここまで膨らみ続けている中で、です。これは…

確実に優秀な数字です。そこはさすがに皆さん、反論、ないでしょ?

そして、その原動力となったのが収入面での増加です。当初、50兆円を考えられていた税収ですが、終わってみれば、54兆円の税収が見込める算段となった。

税収54兆円なんて…何年ぶりでしたっけ?

あの予算案見て、野党は何を言ってくるのかな~…?どうやって批判するつもりなんだろうな~…って思ってたら、

急に黙り始めやがった(驚)!!

あんなに批判してたくせに!完全に間違ってるんじゃなかったっけ?ぐうの音も出ない結果と数字を見せられたら…黙りやがった!最近はイスラム国を名乗るテロリストに対する結果論の攻撃や、全然的外れの予算審議に時間を費やしています。

僕はこういうのが嫌いなだけなんです。

政権に批判的なのはカッコいいです。権力者に対峙している感じで、悪くないと思います。高揚感も出ると思います。でも、文句言うなら、それはかなりの検討と、分析と勉強をしてから言うべきであって、実際に政権の人間たちも、我々国民が考えているよりもずっと長い時間働いて、懸命に知恵を絞って、いろんな意見に真摯に耳を傾けながら政策を作っています。

権力に対しては批判的な意見が出ることは素晴らしいと思うし、いいことだと思います。

でも、僕は完全な私人ではないので「認めるべきところは認め、批判すべきところを批判する」存在でありたいと思っています。

古賀茂明氏の『報ステ』での発言内容もそうですね。
「安倍さんは、本心では空爆したいんです」
「安倍さんは、本心では有志連合に入れてほしいんです」
もはや意味が分かりません。安倍さんが本心で何を思ってるか、詳しく分かるほど、この人、安倍さんと仲良くないように見えます。一緒に朝まで飲みましたって関係でもないように見えます。
安倍さんは後にも先にも、「空爆をしたい」なんて言っていないどころか、そんなことは絶対にない、と国会でも何度も答弁していますし、官房長官の菅さんも何度も答えています。なのに、それらは全てウソで「安倍さんは空爆をしたいんだ、戦争をしたいんだ!」とテレビ上(しかも高視聴率番組)で言うのなら、それなりの根拠を提示すべきです。彼はそれらを、提示しないんですよね。なので、??となったのです。古賀さんが『報ステ』をクビになる、という一部ネット記事が出てましたけれど、当然だと思います。もう少し勉強なさってから出直された方がいいと思う。公共の電波で使うには危険すぎです。
「安倍さんは有志連合に入れてほしいんです」の発言はあまりにも面白すぎるので、ブロゴスでも大人気の木走さんが、完膚なきまでに叩きのしてましたけれど、(→こちらのブログです。「「翼賛体制」とは、片腹痛い、古賀茂明氏のデタラメ発言を検証~ジャーナリストが根拠のないでたらめの解説をしたら批判されて当然 」)、いったい、いつ反論なさるんでしょうね?古賀さんも言いたいことがあるなら反論すればいいのに。要は…「去年の9月には…すでに有志連合に入ってますけど?」という、みんな分かってる話を改めて資料を基に説明されてらっしゃるんですが、これ…完全に木走さんが正しいでしょ?誰か反論できる人、手ぇ挙げて?

暴論や一方的な話ってしてもいいと思うんですが、反論されたり誤りを指摘されたら、その時はちゃんと認めないと。ブログや意見発信の場なんていくらでもあるんだから。僕も何度も訂正やっていますし、その姿勢が大事だと思います。

橋下さんの「大阪都構想」も同じですね。もっと皆さん、資料を読み込んでみないと。実際に僕自身、2002年に自分の番組で「大阪の2重行政の無駄」っていう特集まで組んだ経験から、「橋下さんの言ってることが正しい」と申し上げているんですが、反論してる人とか、批判してる人って…

橋下さんを嫌いなだけでしょ?

大阪都構想の住民投票まであと少しなのに、全然公開討論に出てこない。陰では文句を言うのに表に出てこない。橋下さんがいないところで、表面だけ余裕ぶって、大阪市から2000億円が流れ出るんです!とかウソばっか言って批判してるんですが、そんな論、すでに第3者の学者たちからも完全に嘘だと指摘されてる話です。もう一度言いますが、橋下さんの大阪都構想を批判してる人って

橋下さんの才能に嫉妬してるだけでしょ?

違うなら、大阪の未来を思うなら、公開討論すればいいのにって思うんです。




僕は、「日本の未来、将来にとってどの政策や方向性がいいのか?」を考えているだけです。現状では、安倍さんの政権は官僚の方々と協力し、かなり安定的な政策を打ち出しているように見えます。なので、支持してるだけで、当然、ん?おかしいな?と思ったらその都度冷静に指摘するつもりです。ただ、

政権批判してりゃいいんだ!
権力者に(陰で)文句言ってればいいんだ!
悪口を言いっぱなしでいいんだ!

って言うのはさすがにナシだと思います。なのでそういう論調は批判します。それだけだと思っていてください。そして、表面上だけをとらえ、
「長谷川は権力者にすり寄ってるんだ~」
という、相変わらずの妄言を書き立てるのはカッコ悪いので辞めておいてください。

僕は相手が誰であろうが、戦うべき時は戦います。知ってるでしょ?みなさん。

今日は岐阜県で仕事でした。
岐阜県商工会議所の青年部が主催する「若者たちのビジネスプランの発表会」。そのプレゼンテーションの審査委員長を頼まれて引き受けてきたのですが、とても楽しく、刺激的な仕事でした。
もともと朝の情報番組で「ニュースプレゼンテーション」を13年間にわたってしてきましたので、その当時のファンの方や大学の後輩が声をかけてくださったのです。

我々審査員の前でビジネスプランを発表してくれるのは、何と地元岐阜の高校生たち。正直言って、最初は侮っていましたが、実際始まってみると、あまりのハイレベルぶりに驚愕しました。

「信長が歌にも歌った『まぐわうり』を使って、戦国ブームに乗って香料を作れないか、試作してみました!」

「2017年には若返りの伝説が伝えられる「養老伝説」から1300年です!そこで養老の滝に行って成分を調べたところ、極めて珍しい酵母菌を発見できました!養老の滝伝説には孝行伝説もあるので、この酵母菌を使って『息子から母に送る」入浴剤やハンドクリームを作りたいのです!」

ええと…?高校生ですよね…(汗)?って言うか、かの有名な「養老乃瀧」って、岐阜県だったんですね。なんでも、死にそうなおじいさんに養老の滝のお水を汲んで飲ませたら、そのおじいさんの白髪が黒髪に変わったといわれる「養老の若返り伝説」の故郷なんだとか。

聞くと、3年に一度ほど開催されるこのビジネスプラン発表会は、以前からきわめてレベルが高いらしく、今回は1000件近くの応募の中から選りすぐられた10作品の厳選されたプレゼンなんだとか…。なるほど…。ちょっと、それにしてもレベルが高すぎるような…(汗)。

地元の名産品のみを4種類使ったコロッケ棒。
去年ユネスコの世界遺産登録された美濃和紙を使ったハンカチーフなど、地元の特産を世界に売り出していこう、という意気込みを感じるプレゼンが次々と発表されていきます。
かなり悩み苦しみましたが、その中でも僕が審査委員長賞をあげたのが

「円空里芋(えんくうさといも)のモチモチシフォンケーキ」でした。

岐阜県では、円空さんという人が広めた「円空里芋」という里芋があるらしいです。全然知らなかったけれど、ほかの地域の里芋と比べると甘味成分がとても強く、この粘り気と甘味をスイーツに活かせないか、と発案したらしいのです。

「円空里芋の甘味成分を使い、砂糖は通常のシフォンケーキの3分の1に抑えることに成功しました!」

高校生のプレゼンが歯切れよく続きます。

「今日はバレンタインですね!審査員の方々にも召し上がっていただこうと、作ってきました」

基本通りです。食にまつわる新商品のプレゼンテーションは試食が常識。しかし、高校生がその知識をどこで仕入れたのか…。で、一口食べて驚きました。

美味しい!

なんと言うなめらかな食感!シフォンケーキとは思えないモチモチ感!
岐阜県の名産である円空里芋を使わなければできない逸品であることは間違いなさそうです。僕の中のNO,1は即時、決定しました。



先週の僕の番組の中でもお伝えしたんですが、実はあまり知られていない中、日本の農作物は、現在絶好調なのです。毎年のように輸出量が増加していっており、現在、過去最高益を3年連続で更新中。2020年の東京五輪のあたりでは、ついに1兆円規模の輸出が見えてきていると言います。
日本の産業、特に地方の生産品にはまだまだ山のように宝が埋もれています。もともとハイレベルの大会とはいえ、岐阜県の高校生でこれです。はっきり言って…

10プレゼンのうち、少しくらいの手直しをすれば、5作品はすでに商品化可能なレベルと見ました。しかも、十分な利益を上げられるクラスの。

現在、日本では「地方創生」が叫ばれています。今日、確信しました。日本の地方創生はやり方次第でいくらでも出来るでしょう。電通さんや博報堂さんなどの販売戦略、宣伝のプロがバックにつけば、いくらでもネット上で低予算で拡散もできそうです。金に困る地方自治体にもそれなら出来そうです。

日本は戦後、あまりにも東京一極集中が進みすぎました。しかし、だからこそ、まだまだ地方には眠れる宝が山のようにありそうです。それを発掘していくだけで、日本国内だけではなく、世界にも十分挑戦できるレベルのものがありそうです。個人的には、去年ユネスコの世界遺産に登録された美濃和紙のハンカチーフなどは、絶対に世界的にもヒットをしそうだと思いました。

日本の経済は厳しい状況が続き、地方は疲弊しているだけだと思っていた僕でしたが、まさか高校生にここまで教えられるとは…。素晴らしいプレゼンに惜しみない拍手を送った1日でした。



前回のブログは長かったですね…。いや、ホント長かったです。
ハンドルネーム「弁護士」さんには申し訳ないことをしました。あんな長い文章を読んでいただいた上に、冷静にコメントまでいただき、感謝、感謝です。短い言葉にまとめるのがお前の仕事だろってね(苦笑)。長すぎてすみません…。

さて、イスラム国を名乗るテロリストたちのニュースはテレビでもすっかり報じられる時間が少なくなったので、ここらへんで冷静に分析をしてみたいと思います。政権批判をしたい人たちは、今回の件を「利用」してギャースカ言ってましたが、そういう人って、普段から批判ばっかしてるので、それは置いといて…。

さて、僕は今回の件を受けて、自衛隊がどう動くのかを注視しています。たまに、「長谷川さんは集団的自衛権に対してどう思いますか?」という質問が来るんですが、話が今ひとつ面白くないのと硬い話になりがちなので、今まで答えていなかったんですが、今回の件って、結構いい試金石になりそうな気がします。なので、出来るだけ分かり易く、僕の個人的な分析の仕方を書きますね。

まず、今だにヒダリっぽい人達とミギっぽい人達が言い争ってる中に「憲法9条」の話があるでしょ?「戦争放棄」のやつね。「国権の発動たる戦争」とか「武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては…」とか、マジで…

難しいこと言ってる自分に酔っぱらいまくってる、本当は頭の悪い人たちの作文

が並んでるあの文章ですが…あ、先に行っときますが、僕は「難しいことをムズカシク言う人」って、頭悪くて脳力の無い人と定義づけています。これは譲る気はありません。間違いありません。頭のいい人って、基本的にはあらゆることを

中学3年生くらいならだれでも理解できるように話すもの

です。覚えておいてくださいね?難しい漢字とか使いたがる人たちいるでしょ?あの人たち、全員アホだと思っててください。それで合ってるから。

ディスってないで先に話を進めますが、「戦争を放棄」する、いわゆる「平和憲法」ですが、これってね~…アナウンサーの試験だったらすぐに落第になるレベルでして、何をもって「戦争」とするのか、何をもって「平和」と表現するのかが…いい加減すぎるんですよね。なので、その適当な部分が論戦になっちゃうんですけれど、今日は「戦争」についてだけ言っておきますね。

「戦争」って簡単に言いますけれど、3パターンあると思います。これをゴチャマゼにしちゃうと、話が進まないんです。大きく分けると、

【パターン1】
完全な防衛戦争=例えば中国が、例えば、北朝鮮が、日本に宣戦布告するなり黙ってでもいいんですけれど、攻め込んできたとしますよね?場所的に…北九州とかに攻め込んできましたよって…。そんなこと起こらないと思うけれど、もし仮にこうなっちゃうと、「戦わざるをえない」ですよね?だって攻め込まれてんだから。これは「戦争」と表現せざるを得ないので一つ目の戦争です。

【パターン2】
完全な侵略戦争=例えば、日本って、資源がないですよね?中国、資源たくさんありますよね?欲しいな、おい、と。石炭、すげー欲しいぞ、と。なので、攻め込んで殺しまくって、領地を占領しましたよ、と。石炭ゲットだぜー!イヤッホー、みたいな。完全にアウトな感じですが、これは「戦争」ですよね。んなこと、今時やらないけど、これは2つ目のタイプの戦争といえます。

で、問題なのが次ね。

【パターン3】
防衛してるだけなんだけれど、場所は日本以外=これがややこしいんですよ。ここの定義をしていないので、戦後70年もたってんのにギャースカ言い合ってるわけです。
分かり易く言うと、イスラム国を名乗るテロリストが「宣戦布告」をしてきましたよ、と。「日本人、みんな殺してやるぞ、コラ」みたいな。で、そいつらの本拠地がシリアの北部にありますよ、と。そうなった時なんですよね。おいおい、日本人守らなきゃ殺されちまうぞ?と。でも、その為には自衛隊を派遣しなきゃいけなくない?みたいな。ここが難しいって言われてるところです。

大事なことは、「宣戦布告」ってことをされた段階で、もう「戦争」は始まってるんです。一応。日本って、すでに明確な「宣戦布告」を受けているので、みんな自覚ないだろうけれど、形上だけは「戦争状態」に入っているってことを覚えておかないといけないんだけれど、こういう時、どうするのってところで意見が割れてるわけですね。

「防衛戦争」ってのは当然やってもいい訳です。って言うか、それをやらなかったら責められて終わりです。占領されるまで指をくわえてろってのはもはや国家じゃないですから。これはサヨクっぽい人でも、大体はさすがにまぁ…認めてるところです。なので日本でも「自衛隊」が出来たわけだけれど。

「侵略戦争」ってのはさすがにウヨクでもなしです。そんなもん、誰もしません。2015年のいまどき。サヨクっぽい人たちの話が全然支持されなくて、みんなそっぽ向きい始めてるのって、行き過ぎたサヨク軍団の主張って、

安倍は侵略戦争したいんだぜー!アイムノット安倍だぜ~!

とか言ってるからなんです。いや、話、飛んでるだろって。そんなこと、一言も言ってないだろって。落ち着けよってね。
で、問題は僕らみたいな中間の人間たちがまだ迷って、意見の割れている…【パターン3】についてどうするのかって話なんですよね。
2001年9月11日に、アメリカを攻撃されているように見えて。あのワールドトレードセンタービルには日本の企業が入っていたわけだから、当然日本人が何十人も犠牲になっているわけですよね。で、アルカイダ…ビンラディンは「西側諸国に攻撃する」と宣戦布告したんだから、日本は宣戦布告されているんです。その中の一員なんだから。って言うか、日本人、殺されてるし。
今回のイスラム国を名乗るテロリストも同じですよね。明確に日本に対して「宣戦布告」をしてきた。
こうなった状態で、じゃあ、なんで「自衛隊」を持ってるのって?なんで「自」分たちを「衛」る「隊」ですって名乗ってるのって話になっちゃうんですよね。ここは…皆さんの考え方を分けるとしたら、2タイプに分かれると分析できます。

Aタイプ=テロリストは日本の領土に戦争なんて仕掛けてこない、と信じる。逆に、日本人を信じない。なし崩し的に暴走し、戦争をしようとする、と予想する方々。
Bタイプ=テロリストは日本人や日本を攻撃する可能性がある、と予想する。逆に日本人を信じる。自衛隊が日本人を守るために海外に行っても、その後、なし崩し的に侵略戦争なんてやらないと予想する方々。

これはですね…もう価値観の違いです。僕みたいにニューヨークとかで生活して日本の常識が全然通じない世界を見ちゃうと、完全に価値観はBタイプになります。そう。僕は自衛隊の海外派遣、全面的に賛成です。世界では、「日本の常識」の方がよっぽどマイノリティーだから。奪いたければ奪うのが常識なので。
でも、安倍さんのことを信じられなかったり、さすがにこんなに遠い日本の地にまで攻撃なんて仕掛けないだろー、世界に出て行った日本人なんて殺されてもしょうがないだろーって感覚の人はタイプAだと思います。それはそれで間違ってもいないんですよね。なので、難しい。未来なんて予測できないので。

正解なんて出ていないので難しいんですよね。まぁ、サヨクっぽい人の妄言は最近、あまり誰も相手にしなくなってきてるのでほっとけばいいんですが、【パターン3】に関しては、すでに現実のものとなっているので、みんなも少しは考えた方がいいかも知れないですね。

前回の僕のブログが多くの方にシェアされました。転載されたBROGOSではここ2日連続で「最も支持された記事」として紹介していただきました。こちらです。↓
裁判員制度なんざもうやめてしまえ
この内容は、2日で既にフェイスブックでも3000以上のシェアをされており、ありがたいことに共感してくださる方も多かったようです。少々、感情に任せて乱筆・乱文で失礼いたしましたが、僕はそもそも物書きではありませんので、僕の言葉が聞こえるように、感情が届くように書くことを心掛けていますので、そこはどうかご容赦ください。

さて、多くの共感とともに、やはりというか法曹関係者の方からは冷静な反論やご意見をいただきました。今日はその反論に対して、僕の意見を書きたいと思います。今日のこのブログは出来れば、多くの放送関係者の方にシェアしていただきたいと思いますし、まだ反論があるなら、いつでも受け付けたいと思います。ただ・・・

超長いので、普通の人は今回の文章は読まないでいいです。ホントに(涙)。

さて、僕のコメント欄に届いたハンドルネーム「弁護士」さんのご意見が一番参考になると思うのですが…





「弁護士です。
今回の判断の当否はともかく、基本的に裁判官は先例との事案の違いを丁寧に検討し、先例と同様の判断でいいのかを検討しています。間違っても「1人殺したら結論は……で」などという杓子定規でものを考えていません。もしそのように考えているなら優秀な人間を裁判官にする必要などなく、おっしゃるとおりコンピュータで判決すればよいと私も思います。しかし、実務は決してそのような単純作業ではありません。
ただし、刑事事件についてはかなり先例を重視する結果、一般の方には杓子定規の判決に見える場合があります。
刑事事件は刑罰を下すものです。そして刑罰は大きな不利益ですから、「A裁判官にあたれば死刑でB裁判官にあたれば懲役」のように判断がバラバラになっては公平に反してしまいます。そこで、刑事事件においては特に裁判官の間で足並みをそろえる必要があります。そのために先例を重視しているわけです。その中でも死刑判決はもっとも大きい不利益ですから、その判断は慎重になされなくてはならないわけで、先例をより重視しなくてはならないわけです。

まとめると、法曹関係者としてお伝えしたかったのは、①先例を重視する理由(公平性の問題)と、②先例を重視はしても事案の違いを詳細に検討しているということです。

なお、裁判員裁判については国民の負担が重い一方で、その判断に裁判官が完全に拘束されるわけにはいかない(陪審制をとっているアメリカではいくつかのトンデモ判決が出ていますが、これは陪審員が感情と偏見に流された結果です)という理由で、私も反対です」





弁護士さん、コメント、どうもありがとうございます。これからも忌憚のないご意見を書き込んでいってください。僕のブログは変な誹謗中傷コメントを除き、基本的に賛成派も反対派も含め、すべてのコメントを承認して載せてありますので、コメント欄で議論していただくのも全く問題ありません。もちろん、無意味に攻撃的であったり、誹謗が過ぎる表現などは削除せざるを得ないのでご理解いただきたい範囲ですが…。

さて、まとめますと、弁護士さんのご意見は2点ですよね。

1、裁判官によって判決が違うはまずいでしょ?なので先例は「公平性」の観点から重要視ているんですよ~

というのと、

2、でも、先例だけなんじゃなくてちゃんと個別に見てるんです。長谷川さんや毎日の記事のように「先例だけ」で判断してるわけじゃないんですよ~

という、怒ってる僕をフォローしつつ、法曹関係者の皆様のフォローもしていただけるという極めて冷静なご意見でした。この弁護士さん、連絡先、教えてください。僕、何かトラブルがあったらあなたに守ってほしい。マジで。

ちなみに、法曹関係者の方と飲んだりお話しすると、必ずと言ってこの弁護士さんの様な話が出てきます。そうです。僕はすでにこの話を何十人もの法曹関係者の方々に話してきています。そして、はっきり申し上げてきているんですけど、弁護士さん、あなたの言ってることは…




いくつかの間違いがあると思います。




順を追って説明しますね。ちょっと長くなりますが、あなたの知り合いの法曹関係者の方にも、前回のブログと今回のブログ、転載しておいてください。とっても多くの方が完全な勘違いをしているから(にもかかわらず上手な屁理屈をこねくり回して自分が間違っているのを認めようとしないから)、「一般の方々」と「法曹関係者」の溝が埋まらない原因となっているのだと僕は考えているんです。

説明しますね。

1、「公平性」という完全な誤解

弁護士さんの言葉はまるで正論を言っているように見えます。しかし、アナウンサーは言葉オタクというか、その言葉の深層までいちいち考えてしまう癖があるので、結局、あなた方の言葉の薄さに気づいてしまいます。結論から言うと、
『「公平性」なんてものはあってないようなもの』という前提をすっ飛ばしちゃってるんです。
僕は殺人事件だけで800件以上取材してきました。加害者にもインタビューしてきましたが、殺害された被害者のご遺族だけで150人以上のインタビューをしてきました。みんな、オンオン泣きながらインタビューに答えようとしてくれました。悲しくて、でも同じような悲劇を起こしてほしくなくて…。

あなたも弁護士さんなら分かっているはずです。

世の中に「全く同じ悲劇など1つとしてないこと」を。

同じ加害者の事件、同じ時代の事件、同じ被害者の事件、同じ被害者遺族、同じ加害者の関係者、同じ状況、同じ場所…そんな事件、ある訳ないでしょ?全部違うのです。

違うものを裁くのに、「先例」という言葉はね、アナウンサーだから言わせてもらうんですけれど、そもそも「間違った日本語」です。状況が「違う」以上、先例なんてものは使えません。あなた方法曹関係者は

毎回、毎回、「全然違う案件として」裁判に向き合わなければいけないのです。

殺したのが一人?二人?

その加害者はどんな人ですか?反省してますか?してませんか?どんな育ちですか?どんな対応ですか?被害者は?関係者は?社会的影響は??

全部違うんです。なのでそもそも「公平性」とか「先例」なんてこと、一切使えない言葉のはずなんです。

ちなみに、裁判において、「先例」なんてものはすでに無視されてますよ?公平性?そんなの関係ないですよ?知ってるでしょ?たとえば、テレビで大きく報じられた事件とか。

マスコミで大きく報じられた案件は「社会的影響をかんがみ…」とかいい加減な理屈をつけて、重めの量刑にしてるじゃないですか?テレビで騒がれた案件だと、「先例」なんてすっ飛ばして重めの刑にしてませんか?まさかこの指摘に「そんなことは一切ありません」なんて言いませんよね?そこまでカマトトぶられたら話が進まないので面倒くさいごまかしはお互い、やめにしましょう。

ほかの日本人はいざ知らず、僕ら日本語のプロであり、ニュースのプロをだますことは限界があります。あなた方の使う「公平性」という言葉は…

自分が出したい判決のための言い訳だと思います。ごまかしだと思うんですけど、どう思います?ただ、強いて「公平性」についていうのであれば…

僕たちが選んだ代表(政治家たち)が作ったシステムで、
たくさんの勉強をして見事にその試験を突破した…
「あなた方(裁判官や弁護士さんたち)が裁く」…

言ってしまえば、その点こそが「公平性」だと思います。国民はあなた方を信じて、資格を渡しています。「人を裁いていいですよ」と。あなた方に任せる、と。あなた方も忘れていないでしょう?苦しく、つらい勉強をしてきたでしょう?あなた方はあの試験を突破したでしょう?じゃあ、もっと…

自分を信じないでどうするんです?

「先例があるので…」とか「公平性をかんがみて…」とか、昔の「詳しく見ると全然別の事案」を引っ張り出して言い訳してる暇があったら…

胸を張り!

「私はこの判決で正しいと思う!」

と一言、言えばいいと思います。僕たちはそれに従う。それが司法だと思います。昭和の時代と平成27年の今は違います。「前例」を言い訳にして逃げるな!と全ての法曹関係者に伝えたいです。


2、「加害者の立場を考えなくては~」という勘違い

そして、絶望的なのは法曹関係者の方々のこの、完全な勘違いです。いるんです。コメント欄にも。「被害者の立場だけじゃなくて加害者の立場も考えてあげないと~」みたいなことを言い始める人。
で、同じコメント欄で「被害者家族の前で言えるのか!」と怒られて、一言の反論もできずに言いっぱなしで逃げる人。
ま、「私はいろんな人の立場を考えられるんだぜ」と偉い人ぶるのは、勝手にやっていただくとして、法曹関係者の皆さんの、「致命的な勘違い」を僕は指摘したいと思います。

裁判官の人も…
弁護士の人も…
検察官の人も…

あなた方、「裁判をする」のが仕事だと思っていませんか?だから、目先の「裁判」に振り回されてる用に見えるんです。でも…それはね、勉強しすぎです。考えすぎて、結局、ダメになってる典型的なケースだと思います。
あなた方とは違って、普通に生きてる人はみんな答えを知っています。僕は法曹関係者だけじゃなくて、日本人ってみんな…




社会のために貢献するために生きてる




って考えています。僕たちアナウンサーだって裁判官だって、根底は同じだと思います。みんなが住んでるこの日本っていう国。1億3000万人近くいます。みんなバラバラでは生きていけません。ルールを作って、みんなで少しづつ我慢して、払いたくもない税金を支払っていますよね?それは

日本人みんなで、少しでも住みよい、良い国にしていくためだと思います。

法曹関係者はたくさん勉強してきたから「特別な存在」だって思っちゃう人が少なくないのですが、んな訳ないと思います。あなた方も僕らとおんなじです。ただの「日本人」です。日本人はみんな、少しでも日本の未来がよくなるように、ちょっとづつ自分を我慢して、みんなで協力して生きていると思います。

法曹関係者の方々の致命的な勘違いは、裁判所を「人を裁くところ」と誤解しているところです。なので、「罪を科す、という行為は重大な不利益ですね~」という…突っ込み待ちのボケとしか思えないダメすぎる文言が恥ずかしげもなく発せられるのです。乗っかって突っ込んどきますけど、

「重大な不利益」を被っているのは「被害者」ですから。

そして、その事件により生活に不安をきたし、愛する人を失った、まじめに生きている、義務をしっかり守っている「被害者遺族たち」ですから。
よく、法曹関係者の人たちと飲んだら、皆さんが言うんです。

「いえいえ、長谷川さん、僕らだって、被害者はかわいそうだと思ってるんですよね~」

あなた方、被害者家族と一緒にお食事してますか?って僕はいつも聞きます。一緒に飲んだこと、ありますか?一緒に泣いたことはありますか?って。
すると、ないんですよね。「感情に左右されるわけにはいきませんからね~」とか言い訳してごまかしてるんですけど…教えときますが、「人間、経験していないことは分かりませんから」ね?あなた方は被害者のことを…

考えたつもりになってるだけで考えていないのです。

僕たちアナウンサーは食べたこともない食事のリポートは出来ません。動かず、体験せず、汗もかかずに「理解」は出来ません。ここが、絶望的に分かっていない気がします。
法曹関係者はみんな机の上で「正解」といわれるものを出してきたから。誰でも分かってることが逆に分かっていないように見えます。分かったつもりになって理解していないってことはないでしょうか?
話を戻しますが、

裁判所とは、裁判という行為をしてる場所なんじゃなくて…

裁判という「手段」を用いて、未来の日本社会のために貢献する働きをする場所

のことを言うのだと、僕は信じています。では、そこまで考えて、あの、千葉の件ではどうでしょうか?

皆さん、法曹関係者の方が勉強に明け暮れ、机の前で、暗い部屋の中で頭の中にがん細胞が出来そうなくらいカリカリカリカリしている間、多くの「普通の人」は、笑い合い、泣き合い、傷つき、傷つけられ、「人間」というものを「勉強」していっているのです。なので、

本当にどうしようもない人間がいる

という事実を知っています。日本には1億3000万人もの人がいます。キツイ言い方をして申し訳ないですが、これだけの人数がいると、「不良品」がいる事はしょうがないと思います。例えば、イスラム国を名乗るテロリストは四の五の言っても、ただの殺戮集団です。僕はあれらは社会のゴミだと思っています。きついこと言いますけれど、「まじめに生きている人が守られるため」には、ごみはゴミ箱に入れて処分しないといけないと思います。でないと、部屋が腐るからです。

反論したい人、あの後藤さんの映像をしっかりと全部見てから反論して下さい。現実を見ずに偉そうな講釈を垂れる人は面倒くさいので嫌いです。あの映像を見たうえで、僕の上記記述に反論があるのなら受け付けます。その代わり、「ちゃんと最後のあの映像まで見て」から反論してください。もう一度言いますが、ゴミはいます。だって世界で70億人とかいるんですから。しょうがないと思います。

あの最高裁の裁判官が死刑判決を覆した千葉の例で言えば、あの案件で「重大な不利益」を被っているのは

被害者であり、
被害者を愛したご家族であり、
被害者と関わりのあった多くのご友人たちです。

そのあまりにも重大すぎる不利益と、犯罪を繰り返し、レイプを繰り返し、火をつけて何一つ罪のない人間を燃やす被告をどのように判断すればいいのか?

死刑とは、クズをゴミ箱に捨てる行為です。社会のために掃除しなければ、あなた方は何のために存在しているのでしょう?あなた方の仕事は、
「被害者の悲しみは計り知れないですね~」
とか、何にも分かっていないのに分かったつもりになってるイタイ判決文を書くことではなく、人を裁くという行為によって、「まじめに生きている人」の「重大な不利益(殺害される・レイプされる・脅迫される・不安になるなど)」を回避することではないでしょうか?あなた方は本気で、あの被告が心から改心するとでも?もしそうするとしたら、どれだけの時間がかかるとでも?

だから僕は怒ったのです。せめて、最高裁の裁判官全員、あの被害者女子大学生のご家族と、最低3回は飲んで来いよ、と言いたかった。いったい何があったのか、そうすれば分かるから、と。汗もかかずに、何を偉そうな作文を発表してるんだ?と。





弁護士さん、僕、思うんですけど、
先例を重視している?いえいえ、違うと思います。「先例」という言葉を言い訳にして、手抜き判決しただけだと思います。
今回の件をちゃんと個別に判断している?してないと思います。関係者にどれだけの話を聞いたのですか?何時間話を聞き、一緒に飲んだですか?彼らは「重大な不利益」を受けているのですよ?ペーパー見ただけでもしテレビを作ったら、視聴者から総攻撃にあいますよ?訂正放送ですよ?僕らから見ると、あの判断が甘いと言わざるを得ないと思います。

法曹関係者の方々は、「感情に流されてはいけない」という美辞麗句を並べて、冷静ぶってる自分に酔ってる暇があったら「人間には感情がある生き物なのだ」という当然の事実も、もっと冷静に受け止めるべきだと思います。多くの方の感情もちゃんと考慮に入れて、その上でもっと冷静に判断しなくては。

ちょっとだけキツイ言い方をしますね?
裁判所では、裁判官の目の前に被告が立っています。冷静ぶっていますが、目の前にいる人を殺す(死刑判決)ことを「感情的に」ビビッて、嫌がって死刑を回避したのではないですか?人を殺すのが嫌だから。目の前の人を殺すのが怖いから。

社会のゴミを「冷静に」ごみ箱に捨てることから逃げるために丁寧に書かれた上手な作文が裁判所のHPからも見ることが出来ます。しかし、あなた方のごまかしは意外と多くの方にばれています。なので、あの死刑を覆す判断を批判した僕のブログがこれほどにシェアされているのではないでしょうか?
あなた方法曹関係者は、上手に書かれた言い訳作文を発表している暇があったら、もっと多くの立場の人たちと飲みに行くべきだし、話を直接するべきだと思います。そして…

あなた方がこれから担当する裁判によって、未来の日本を少しでもいい方向にもっていくのだ!と、もっと真剣に思うべきだと、少なくとも僕は思っています。

久しぶりにかなり気分が悪くなった。

2月5日、目を疑うような新聞記事が目についた。まさにマスメディアはイスラム国を名乗るテロリストのニュースを流し続け、視聴率競争に明け暮れているときだ。筆者は「出来るだけ落ち着いて、ほかのニュースもちゃんと報じて検証した方がいい」と何度もブログなどを通じて発信していたのだが、このニュースなどは本当にしっかりとした制度の見直しと検証がなされるべきニュースのはずだ。

裁判員裁判:初の死刑破棄確定へ…「市民参加」何のため

心の底から叫びたい。最高裁のバカ裁判官ども、全員、辞めろ!すぐに辞めてしまえ!断言するが、お前たちなどに、人を裁く能力は皆無だ。能力の無いバカは辞めろ。それが日本のためである。

なぜ筆者がここまで感情的になるのか?順を追って説明したい。

上記した毎日新聞の記事が一番的確にまとまっているので目を通していただきたいのだが、2月4日に信じられない判断が最高裁で下された。
現在の日本では、2009年の5月21日より、「重大な事件」に関しては「裁判員裁判」という制度が始まっている。この制度はもともと時の政権であった小泉内閣の時に提出された法案であり、まさに筆者も朝の情報番組で特集を2度ほど組んだことがあるのだが…

はっきり言って相当に評判の悪い制度であったことは間違いない。理由は3点だ。

1、まず、アメリカの陪審員制度と違って、量刑を決めなければいけない。こんなこと、素人集団の「一般の人間」に出来るのか?自分の意志と意見をかなりしっかりと言えるアメリカ人であっても陪審員と参加して決められるのは「有罪なのか無罪なのか?」くらいである。

2、次に、あまりに市民負担が大きい。原則「義務」となるために選ばれてしまった場合、会社を休んでまで参加しなければいけなくなる。筆者たち、アナウンサーやキャスターはどうすればいいのか?ということも議論の一つとなったが、結論から言うと、仮に選ばれた場合、原則、国民の義務である以上、番組を休んで出ざるを得ないのだろうという一応の結論に行きついた。所詮サラリーマンでしかないし。それほどの負担を強いて、なお…

3、審議できるのが1審だけ、というのだ。陪審員の話をあまり持ち出してもしょうがないのだが、アメリカの陪審員の判断は「貴重な国民の意見」である以上、裁判所であってもないがしろには出来ないと決められている。例えば、筆者も取材した2011年、アメリカを震撼させたケーシー・アンソニー裁判という、あまりにも大きな社会現象となった裁判があるのだが、その裁判は陪審員が「無罪判決」を決定した。
正直に言って、かなり感情的には有罪にした方がいいレベルの裁判であったが陪審員たちは「疑わしきは罰せず」という裁判の基本原則に従って無罪を言い渡している。
こうなると、アメリカでは「無罪」で決着するのである。司法関係者は四の五の言えないのだ。当然だ。その為の陪審員制度である。
ところが、日本の「裁判員裁判」は1審でどんな判断をしたところで、2審や最高裁でいくらでもひっくりかえせるという。冗談じゃない。何のための裁判員制度だ?詰め寄る筆者たちマスコミに、専門家たちは

「いえいえ、ないがしろになんてしませんよ。当然、裁判員たちの判断は最大限に参考意見として考慮されることでしょう」

と口をそろえていた。2009年までは、だ。みんなもテレビで見たことがあるはずだ。

笑わせる。何が「最大限考慮」だ?何が。2月5日の新聞を読んでいただきたい。裁判員たちが、一般の市民たちが仕事を休み、時間を割き、懸命に悩み苦しみながらも出した2つの「死刑判決」があった。それを最高裁の頭スッカラカンの裁判官たちが…

「先例(←今までの判例)を見る限り、ちょっとね~」

という信じられない理由で(←記事を見てほしい。本当にそんな理由なのだ)、あっさりと取り消したのだ!
あの当時、国民の前でニュースとして伝え、報じた我々がバカなだけだったのか?最高裁の裁判官、一度ちゃんと前に出てきて記者会見をしろ!説明をしろ!

皆さんにお伝えしておく。
今回、死刑が「先例に習って」取り消されたうちの千葉のケースであるが、裁判員たちが死刑判決を下したのが竪山辰美被告という53歳のムナクソも悪くなる最低の人間である。
この男はすでに過去にも凶悪事件を起こし、ムショに入れられていた男だ。しかしこの男は出所して、レイプを繰り返し続ける。分かっているだけの件を裁判では取り上げられているのだが、そんなもん、氷山の一角に過ぎないことは言うまでもないことだ。
そして、ついに千葉大の女子大学生、荻野友花里さんというお嬢さんの家に押し入った。この竪山という男は、何の罪もなく、前日まで、いつも通りの楽しい日常を送っていた荻野さんを…

殺害し、

裸にし、

火をつけて燃やしたのだ。

荻野さんの未来は何だったのだろうか?
荻野さんのお父様お母様はどのような気持ちになっているか理解できないのだろうか?最高裁の、法律を暗記する以外何の能力もない最高裁の裁判官たちはこの絶対に許してはいけない男を、

殺したのが一人だし~
殺したのが一人だけなら今では死刑じゃないし~

という理由で、あっさりと死刑判決を覆したのだ。




提言する。

最高裁でふんぞり返ってる、今回の低能裁判官は全員、即日辞めろ。国民の税金をお前らに払うのは断固反対する。理由はいたってシンプルだ。

先例をなぞるのであれば、お前らなんぞ、必要ないからだ。

一人なら死刑にならないんだろ?どんな最低な人間であっても、一人ならレイプしようが裸にして燃やそうが何年かで出所してくるんだろ?荻野さんの両親の気持ちなんてどうでもいいんだろ?コンピューターの方が、よっぽど仕事、早いわ。お前ら邪魔だから辞めなさい。日本の最高裁、もうアイフォンでいいんじゃない?アプリでいいだろ、アプリで。ワンタッチですむし。

あと、お前たちの言うことを真剣に信じて、議論し、マスメディアで報じた我々、すべてのコメンテーターとアナウンサーに謝れ。我々は視聴者に土下座しなければいけない。視聴者には我々が謝る。信じた私たちがバカだったって。すみませんって。だからお前たちは我々に謝れ。

小泉内閣の時代、このニュースを報じたときに、オフレコで、ある識者の方に懇願された。

「長谷川さんね、確かにいろいろと国民に負担はかけるけれど、分かってほしいんですよ。本当にね、情けない話だし、悲しいことなんだけれど、裁判官って、常識の通じないというか、ある意味世間ずれしてる人がめちゃくちゃ多くて…。正直言って、同じ法曹関係者でも頭を抱えてる問題だったりするんです。なので、応援してほしいんです。世間の常識を入れれば、裁判員制度が出来れば、裁判官たちもきっと無視はしなくなると思うんですよね」

無視されてんじゃん。完全に見下されてんじゃん。

どんなテクニックを使って上役に気に入られ、取り入り、最高裁の裁判官に収まったかどうか知らないが…これは最高裁だけじゃなく、日本のすべての検察・弁護士、裁判官に言っておくぞ。

机の上の暗記勉強をしてきたことは認めるが、お前たち、もっとしっかりと常識を持て!世間では…この竪山という男は死刑にすべきだとしか思えないというのが常識だ!こんな奴に何年かで出所されて、一緒に生活なんて絶対にしたくないんだ!それを、その声を届けるために、裁判員のみんなは仕事を休み、時間を割いて、慣れない裁判に参加したのだ!先例を重要視するのであれば、裁判員制度なんて、今すぐにやめちまえ!いらないだろ。我々なんぞ。

最高裁の裁判官たちに猛省を促すとともに、なにより2度傷つけられたであろう、荻野さんのご両親、関係者の方々に、どうか心を強く持っていただきたい、と伝えたい。悔しく、寝られない毎日だろう。涙を流す毎日だろう。どうか周囲の方々、支えてあげてほしい。

そして筆者自身…裁判員制度、などというくだらない制度について、嬉々として朝の高視聴率番組で伝えていたことを、どうか視聴者全ての皆様にお詫び申し上げる。あのニュースを検証せずに垂れ流していたのは筆者の責任だ。申し訳ないことをした。どうかお許しいただきたい。

ちょっと聞いてもらえるでしょうか?
正直言って、この手の「日常で起きた話」ってのは、僕は基本的にアメブロさんの方でやってるブログで書いてたりするんですが、あまりにも驚いたのと、字数的に、アメブロでは無理だろうな、と。
いや、昨晩のことなんですけどね…



いつも通り、僕が司会を務める「バラいろダンディ」を放送しまして、プロデューサーとお話とかをしつつ、さて、帰りますか、と。衣装などを運ぶ関係で、僕は自分の車を運転してMXまで行ってるんですけれど、帰り道…ちょっと小腹がすきまして…。
ラーメンでもって思ったんですよね。で、入ろうとすると、ラーメン屋の横の道路でちょっと渋滞が出来ていて…。ん?どうした?と思ったら事故してましてね。
ガードレール部分に車が乗り上げてしまっていて…。けっこうな状態だったので、ドライバーさん、大丈夫かなぁ…とか思ってたんです。

で、ラーメン屋さんに入って、
注文して…
ラーメンが出てきて…
あぁ、美味しいなぁ、夜中のラーメン、なんでこんなに美味しいかなぁ…とか、ダイエットする気あるのか、と怒られそうな感じの状態の時に、なんとラーメン屋さんにお巡りさんが駆け込んできたんです!

どうした?どうした?

「すみません、ちょっと伺いたいんですけれど、この店の前で事故が起きてるじゃないですか?ドライバーさん知りません?」

え?ドライバーさん、なんでいないの?どういうこと?
その時です。僕の横でラーメン食べてた作業員風の男性がぼそりと…

「あ、あれ?僕ですよ?」



へ?


えぇぇ!?



お巡りさんと僕と店主さん、一斉に驚愕!なんでこの人、ラーメン食べてるわけ?お巡りさん、さすがに怒り気味です。
「なんで通報しないの?なんでラーメン食べてるの?」
にやにやしたその男は平然と次のように言うのです。
「あ、大丈夫っす。40分ほどで保険屋さんが来てくれるんでぇ」
警察の方も怒っちゃって。
「保険屋さんじゃなくて、警察に連絡しなきゃダメでしょ!ガードレールが大破してるよ!」

非常識なやつもいたもんだ。お巡りさんも大変だなぁ…。そう僕が感じた瞬間、驚きの光景が目に飛び込んできました。そして僕は…

全くこの男が、非常識ではあっても「知識のないやつ」ではないことを理解し、この話はちょっと、ライブドアブログに書こうと思ったんです。



話を進めますが、僕はニヤついたこの男の手元を見たんです。そうです。もうお気づきでしょうが、この男…生ビールを一気に半分ほど、がぶ飲みしていたのです!
「あ、お酒…!」
思わず声が出ました。お巡りさんも気づいたようです。
「え?お酒飲んでるの?」

「あぁ、保険屋を待ってる間に飲もうと思って」
男はヘラヘラ笑っています。お巡りさんも僕も絶句しました。そうです。これはあくまで想像でしかないのですが…

この男は、飲酒運転をしていたのでしょう。もしくはお酒がまわって居眠りをしたのかもしれません。とにかくガードレールに乗り上げる状態の事故を起こしたこの作業服を着た男は…

警察が来る前に、とにかく近くのラーメン屋に入り、ラーメンはダミーで、生ビールを注文したのです。




お巡りさんは怒っている表情でした。でも、何もできません。お巡りさんの仕事はあくまで事故処理しかできないことでしょう。だって…

事故当時、飲酒していた証拠なんて、すでに残っていませんから。
日本の司法の限界というか、そういうのを感じたひと時でした。

後藤さんの件は残念だ。さすがに覚悟はしていたが…予想通りの最悪の結末だった。
だが、動揺し、悲しみ、国内で非難合戦を繰り返し、あいつが悪い、いや、あの対応が悪い!と罵り合うことが後藤さんが喜ぶ日本の姿とも思えない。
心をしっかりと持ち、後藤さんの遺志を継ぎ、今、何をすべきか、考えてみた方がいいと思う。

筆者は今の日本人が心にとどめることを次のように考える。

1、動揺し、非難合戦を辞めること

後藤さんは言ったはずだ。「何があっても僕の責任だ」と。今こそその言葉をもう一度思い出すべきだ。政府もきっと頑張っていたと思う。深夜にも会見は行われていた。政府は昼夜を問わずに通常国会が始まったばかりにもかかわらず、懸命に対応していたのではないか?今政府を責めても後藤さんは帰らない。彼はきっとそんなこと、望んでいないと思う。政府を、少なくとも筆者は非難したくない。
フリーのジャーナリストたちも懸命な声を上げていた。一般の人も懸命にネットを通じて、解放を呼び掛けていた。責められるべきはテロリストたちだ。今、後藤さんを守ろうとした全ての人は責められるべきじゃあない。後藤さんがああなったのに、それを「利用」する形で日本国内で非難合戦はしない方がいい。多分、それは後藤さんが一番いやがる状態のはずだ。

2、ヨルダン政府に感謝を伝えること

ヨルダンの、ある議員さんが自分たちを責めたそうだ。「後藤さんの死にはヨルダンにも一定の責任がある」と。それは違う。ヨルダン政府もきっと懸命に交渉しただろう。イスラム国を名乗るテロリストのペースに流されてはいけない。今、日本人として、ヨルダン政府には感謝を伝えたい。自分たちを責めるヨルダン人もいるだろうが、それは間違いだ。日本人とヨルダンとの信頼関係はきっとこれからも変わらないことを伝えたい。

3、メディアは早めにこの報道を切り上げ、次の話題に行くこと

視聴率が取れるニュースなことはよく分かる。だが、センセーショナルに、盛り上げるだけ盛り上げる演出はすべきじゃない。こんな時だからこそ、粛々と、淡々と伝えておくべきだと思う。テロリスト集団の狙いは日本の動揺と混乱だ。逆を行った方がいい。奴らの狙い通りに動いては、結局、公共の電波を使ってテロリストを利する行為となってしまう。難しいことは筆者自身、よく理解しているが、今は踏ん張って、別のニュースもちゃんと流していくべきだ。

4、日本国内のイスラム教徒を守ってあげること

こうなると、悲しいことだが「イスラム教は危険だ!」「イスラム教徒が日本人を殺したんだ!」とか馬鹿なことをぬかし始めるダメな日本人が必ず現れることが予想される。アメリカNYでも同時多発テロの直後、そのような悲しい現象が起きたと聞く。もちろん、今の日本ではそんなバカはほとんどいないのだが、少しでもいれば、日本国内のイスラム教徒の方々が迫害される可能性がある。日本は自由な信仰と宗教が憲法で守られている国である。テロリストと敬虔なイスラム教徒の方々が全く別であることをしっかりと理解し、彼らが謂れなき迫害を受けないように守ってあげるべきだ。後藤さんがもし生きていたら、間違いなくそうしているはずだ。

5、フリーのジャーナリストという存在をもう少しリスペクトすること

哀しいことに「自己責任」「危険な地域に行ってバカなやつ!」といった、聞いているだけで哀しくなるようなことを平気で言う日本人も一定数はいる。残念だが、そういう人間にはもはや何を言ってもしょうがない。正常な思考力がある我々日本人は
「世界には危険な地域があり」
「その危険な地域で苦しんでいる人がいる」
という事実を、身の危険を承知で取材し、我々に伝えてくれているフリーのジャーナリストたちという存在のことを、今回を契機にもっとリスペクトすべきだ。彼らがいなければ、私たちは「知る」ということすらできないのだと思う。
残念だが世界に悲劇はある。悲しみはある。世界の中に生きる人間として、それを「知る」ことは本当に大切なことだ。「伝え手」がいてくれるので、危険な地域があることも、素晴らしい景色が広がっていることも分かるのである。

6、これを受けて行動を変えてはいけない

最後に、一番大切なことだが、テロリストの行動は「恐怖させる」ことを目的としている。テロリストの行動原理は、昔のヤンキーが突っ張り、目つきの悪い目で睨みつけ、うるさい音を立てる車で走り、少しでも自分の体を大きく見せるためにだぶついたズボンで歩いているのと全く同じだ。
要は自分をビビってほしいだけだ。
要は自分をかまってほしいだけだ。
要は自分を認めてほしいだけだ。
相手にする必要はない。単なる本当は寂しい暴力集団なだけだ。が、ここであるデータを紹介したい。下記URLは外務省が作成したデータである。こちらの6ページに「2012年に海外で殺人事件に巻き込まれた日本人」のデータ一覧が記載されているのでご紹介する。

http://www.anzen.mofa.go.jp/anzen_info/pdf/2012.pdf#search='%E6%B5%B7%E5%A4%96+%E9%82%A6%E4%BA%BA%E6%AE%BA%E5%AE%B3'

3月パラオ・コロール市において,邦人が殺害された。
3月フィリピン・セブ州において,邦人が刺殺された。
5月アラブ首長国連合ドバイ首長国において,邦人が絞殺された。
5月ロシア・ザバイカル地方において,邦人が殺害された。
5月チリ・サンティアゴ市において,自宅へ帰宅途中の邦人が強盗により殺害された。
6月フィリピン・カビテ市において,邦人が殺害された。
7月中国・上海市において,自宅への押し入り強盗により邦人が殺害された。
8月ルーマニア・ヘンリ・コアンダ国際空港近郊において,邦人が殺害された。
9月ジャマイカ・キングストン市郊外の自宅において,邦人が殺害された。
12月フィリピン・パンガシナン州において,邦人が殺害された。

ご覧いただいて分かる通り、2012年のデータだけで、分かっているだけで10人の日本人が海外で殺害されている。実は2011年にも同様の数の日本人が殺害されている。
海外はもともと十分に危険を伴う地域があることは日本人はみんな知っている。イスラム国を名乗るテロリストが配信したVTRの中でうそぶいていた。
「これからテロリストが日本人を狙う」
断っておくが、日本人はもともと、海外では狙われやすい国民だ。お前らなんぞに言われなくても、十分危険はあるし警戒もしている。そして、日本人は元から世界的に他の国民よりも警戒心の強い国民性だ。狙いたければ狙えばいいが、勝手にやらせておけばいい。言わせておけばいい。賢明な日本人は、そんな脅しにビビって行動を変えたりする必要はない。今まで通り安全に配慮し、旅行に行きたければ行き、取材したければ取材したらいいのだ。

ビビッて欲しい、かまってほしい、自分を必要以上に大きく見せたい、そういう連中の行動パターンは、はるか神話の時代から変わらない。日本人は行動を必要以上に変える必要なんてない。そんな連中、何をやっても所詮…

絶対幸せになんてなれないからだ。




後藤健二さんのご冥福を祈る。



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