2015年03月

最近の「言論の弾圧だ!」と軽々しく言う雰囲気に、どうかと思います。

古賀茂明氏だけではなく、色んな所で
「言論への弾圧だ!」
「圧力だぁ!」
と叫ぶ輩が後を絶ちません。京都の藤井教授とかも同じですけれど…。そういう人って、ある特徴があって、なぜか決まって

先に暴言を吐いている(もしくは間違った解釈による事実と違う話を拡散している)んですよね。

ええと…自分の知る限り、日本では「言論の弾圧」なんてものは既に存在しないはずですが、そういう人々の特徴って、被害妄想が激しすぎるところなんではないかと思うんですよね。

古賀茂明氏は、公共の電波放送である「報道ステーション」に出演し、
「安倍総理の本当の狙いは有志連合と一緒に空爆すること」
「有志連合に、仲間に入れてほしくてたまらないんですよ」
と妄言を連発しているんですね。
京大の藤井教授も同じですね。昔のことですけれど、橋下市長について、道頓堀というとっても汚い川があるんですけれど、そのヘドロになぞらえて
「(橋下は)ヘドロちっくだ」
とか言ってるわけです。普通に失礼な話だと思うだけれど…

古賀氏の言ってることって、単なる「事実誤認」と「間違ってる話」なんですよね。藤井教授は抗議されて当然の話をしただけです。

で、問題はここからなんですけれど…

「間違ってる話を『事実と違いますよ?』」「『ヘドロちっく』に対して『あのこチンピラが』(←これもどうかと思うけど)」

と言ったことに対して…古賀氏も藤井教授も…同じように言うんです。

「言論の弾圧だぁ!」







違うし(涙)。







それ、普通の抗議だし(涙)。なんなの?その「被害者は私です」的、前向きすぎる発想の転換(涙)。

古賀さんの件に関して言うと、公共の電波放送で発言する以上、かなり細かい検証と事実の裏付けが求められます。普通にしゃべっているように見えるでしょうが、テレビの報道は、何十人というスタッフが、懸命に裏付けと事実確認を行いながら、丁寧な、誠実な放送を心掛けようとしています。
それを適当な言葉を連発されたり、ニュースのコメントを求められているのに全く違う話をされたら注意するのは当然のことです。

「言論の弾圧」について、普通の方々にはもう説明の必要はないはずです。

そう。昔、「言論」に対して「暴力」で圧力をかけられた時代があったのですよね。特に日本では、戦時中、戦争に突き進む軍部に対してネガティブな発言をしたり、行動をすると、「特高(とっこう)」と言ってあっという間に政府の手のものがやってきて、拷問をされ、爪をはがされ、時には殺害される、という形で
「自由に意見を言えない体制」
が作り上げられていたのです。現在の北朝鮮のようなものです。「発言」や「言論」を「暴力」で封じ込めるのですね。

これを「言論の弾圧」と言います。

言論を最初に仕掛けた相手に対して、相手側から「事実と違う!と抗議」があったり「反論」があることを日本語では「言論の弾圧」とは言いません。

それでは、調子に乗って外野席から汚いヤジを飛ばしたところ、プレイヤーから直接文句を言われてビビってる酔っ払いと同じです。「反論」や「言論」には「論」で返すのが筋です。
今の日本では個人のブログやHPなど、いくらでも自らの言論を発信する場所が確保されています。この日本では「言論への圧力や弾圧」なんてものは存在しません。反論されてるだけです。そう言うと、必ず

相手が強い立場にある!
だから、圧力をかけられているのである!

とか言う人が現れるんですが、自分の方から仕掛けておいて、その程度の相手にビビって、「圧力だ!」とか言って自由な言論を出来なくなる程度であるなら、調子に乗って適当なことを言わない方がいいと思います。んな中途半端なジャーナリストもどきならね。

反論、暴言、中傷…何よりも大手テレビ出演への圧力

んな程度が「言論への圧力」なのであれば、僕なんて、日常茶飯事ですが?僕って、日常的に「言論弾圧」でも受けてるですかね?1ミリも気にしたことなかったけど。なんでしたら、でかい相手に対するケンカの方法でもお教えしましょうか?と言いたくなります。

言いたいことがあるならセコイこと言わないで、貫ぬきゃいいと思います。ただその方法は、スタッフさんたちに迷惑かけて自分アピールするんじゃなくて、迷惑かけない個人のブログやHPなどでやるべきだ。それだけだと思うけどなぁ。



古賀茂明氏の暴走について一言。
まぁ…すでに多く語られている通りなのでもうほっとくのが一番なんですが…結論から言えば、

古賀氏の勝利ですな。これは。

僕は1月か2月だったか…報道ステーションの古賀茂明氏の発言を聞いて、
「あ~こりゃあ、このままじゃやばいことになるな~」
と感じたので、その段階でブログを通じて、「大丈夫なのか?」と提言させていただいていました。(→こちらのブログですね)

簡単に言うと、妄想が暴走してる感じの人。

自分はものすごく影響力があり(←ない)、自分だけは安倍さんの真意を見事に見抜いており(←見抜いてない)、その自分に政権は恐怖を感じており(←感じてない)、官邸はテレビ朝日に対し、圧力を懸命にかけ(←多分、ほとんどなにもかけてない)、その結果、優秀な自分は多くの方々に求められているにもかかわらず、政権圧力という力によって無念の降板をさせられる…

あぁ!なんて可哀想なボクちゃん!

というストーリーが頭の中で出来上がりすぎてて、それ以外の意見、聞こえなくなってるパターンだと思われます。見てる分には面白いですけどね?動物園のエリマキトカゲを見てる感じで。

一応、情報番組をやってた人間、キー局で14年間勤めてた人間として、事実だけ言っときますが…

彼、コメンテーターとして無能だから出るの辞めてもらっただけですけどね。圧力とか全然関係ないですよ?絶対。




あのですね、コメンテーターってのは、「コメントをする仕事」なんです。繰り返しますけど、彼は「コメンテーター」ですよね?
古館氏は「キャスター」ですよね。そのキャスターに話を求められれば、「コメント」をする立場なので「コメンテーター」と呼ぶわけですね。
恐らく、テレビ朝日サイドからも「コメンテーター」としての打診を受け、「コメンテーター」をすることを彼は引き受けているはずです。
なのに、あの日の彼は、古館氏からニュースの見解を求められたにもかかわらず、完全に無視して「自分のイデオロギーと言いたいこと」を言い始めたわけですよね?

契約違反だよね?これ(涙)。

テレビは「公共の電波」です。みんなで作ってますし、みんなでお金を出し合って建てたスカイツリーの電波を使っています。なので、一見すると自分の意見を言っているように見えるコメンテーターさんも、実は陰でディレクターから「こんなことを言ってください」と言われたり「Aさんがこう言うので、反対の意見を言ってください」と言われているのが現状です。

だって「コメンテーター」だからです。そういう「仕事」なんです。

みんな好き勝手になんて話せません。自由になんてしゃべっていないんですよ?コメンテーターは「何分で話してください」「何秒でコメントしてください」程度のこと、ガンガン言われます。その時間にまとめ切らなければいけないのはもちろん、キャスターが突然、全く打ち合わせにない話を振ってきても、それに対応しなければいけないのです。結構難しいのよ?コメンテーターって。

古賀氏、コメンテーターじゃないんですよね。自分の言いたいことを言って自分をアピールしたいだけなんです。なので、振られたことと関係ないこととか話しちゃうんです。で、次の自分の仕事につなげたいだけなんですけど…そんな人…

使うわけないでしょうが。

報道ステーションは何人くらいなのかなぁ…。僕は「とくダネ!」って番組を作ってましたけれど、スタッフさん、全員合わせると130人~150人くらいいたと思います。みんなチームです。チームで、一つの番組を作って、視聴者の皆さんのために力を合わせて楽しんでいただけるように頑張ってます。

でも古賀さんって、要は、ただの「反戦芸人」さんなんですよね。

日本って、病的に「戦争」って言葉を聞いただけで冷静さを失って白目向きながら「戦争、はんたぁぁぁぁ~い!」って叫び始める人が一定数いて、その人たちに

「安倍は戦争したくてたまらないんだぁぁぁぁ!」
「日本は第2次大戦前の状態に戻っちまうんだあぁぁぁぁぁ!」

って叫べば、一定数、支持を得られるんです。そうなっちゃってるんです。講演会の依頼は殺到するし、本は売れるようになるんです。その手段を使って、儲けまくった大ウソツキが吉田ナニガシって…もう死んじゃったジーさんがいるんですけど、その人が言った

「戦争中はねぇ!日本軍は韓国人女性を強制連行しまくってねぇ!レイプしまくってたんですよぉぉぉ!」

という大ウソ(←「吉田証言」)が、現在、世界中に拡散されてるわけ。アメリカに慰安婦像って何個あったっけ?
日本が大嫌いで、文句言ってるだけで満足してるメディアが大挙として取り上げまくった結果、この吉田さんって人は講演会の依頼は殺到。本はバカ売れしました。悔しいけど、吉田さんの勝ちですよ、これは。

古賀さんに言わせれば、安倍さん、実は…空爆とかしたくてたまらないんだって。古賀さんって、多分取材したこともないし安倍さんと飲んだこともないはずだけど。なぜか彼にだけは安倍晋三氏の「真意」が見えてるらしい。ほぼエスパー。1周まわって結構すごい。



で、最初に戻りますが、日本人はリテラシーの能力が絶望的に足りないのであんな古賀さんの言うことを真に受けて信じ込む人が少なくないんです。

へ~古賀ってすごい人なんだぁ~
へ~官邸が圧力かけてくるほどの人なんだぁ~
へ~~あの「天才」早河会長が危機感を感じるほどの人物なんだぁ~!

きっと、しばらくしたら、本、出すって。この人。で、多分売れると思います。だって報道ステーション、視聴率、高いし。
やったことは公共の電波を使ったただのテロみたいなもんだけれど、古館さんやテレ朝もかわいそうに…。僕があのブログを書いた1月や2月の時点で降板させときゃよかったのに。ま、しょうがないですな。忘れましょう。起きたことはしょうがない。

でもインパクトは絶大。
結果だけ言うと、古賀氏の勝利だと思います。お見事。儲かるだろうなぁ。





テレビでおなじみ、現役の産婦人科医で医学博士の宋美玄(ソンミヒョン)先生。
YOMIURI ONLINEで「産後クライシス」についての興味深いコラムを書いてらした(→こちらです)

「産後クライシス」とはNHKの「あさイチ」が名付けた現象だそうで、妻の出産後に急速に夫婦間の仲が冷え込む状態のことを指すそうだ。興味深いベネッセの調査などがあるので詳しくは宋先生のコラムをご覧いただきたいが、妊娠中に
「配偶者といると本当に愛していると実感する」
と答える割合は74.3%もあるにもかかわらず、出産後2年もたつと、妻側のその割合は34.0%にまで減少してしまうという驚きのデータがあるそうだ。ちなみにのんきな男どものデータは51,7%。要は妻ばかりが我慢して出産して2年後でも半数以上の男は
「今までと何も変わってないよ~ん」
と答えてやがるのだが…この34%の妻のデータ、面白い傾向があって…なんとその7~8割が

夫が育児に対して積極的に参加している夫婦

なのだそうだ。つまり妻が出産をし、新しい命を産んでくれ、家族が増えたにもかかわらず、

育児を妻に押し付け
平気で外で遊び続け
妻の優しさに甘え続けているバカ男どもが…

妻から見放されていっているというデータと読み解けるのだ。

先だって、ネット上では嘘か本当か分からないが、スザンヌさんと離婚した斉藤和巳元投手が、前妻との間の子供に対し、育児放棄をしていたばかりか、第2子妊娠中には「中絶」を要求する書面を送り、現在に至るまで養育費を1銭も支払っていないという記事が出ていた。

これは所詮ネット記事だし、斎藤元投手とスザンヌさんの間のことは分からないので置いとくが、「子育てに参加しない男」という虫ケラ以下の男どもに対する連中への筆者の見解をここではっきりと書いておきたい。これは、ただの一般論であり、スザンヌさんのところは全然関係ない話と聞いてほしいのだが…


養育費を支払わない男はただの犯罪者である。逮捕し、刑罰を受けさせるに相当する。


これが結論である。
何も極端なことを言っているつもりはない。政治家も、この「養育費未払い問題」にはそろそろ真剣に取り組まないといけないところまで来ているし、法改正をすべきだと強く進言したい。以下に、なぜ筆者がそう主張するのかを順を追って説明する。
何か反論があったり異論がある場合、受け付ける。間違いなくその全てを論破できる自信がある。どんな意見でも言ってきてほしい。



●「刑罰」とは被害者を減らすために存在している

前提をいくつか申し上げる。まずは「刑罰」についてだ。
なぜ、法律により「刑罰」というものが定められているのだろうか?日本では「刑罰」とは
1、犯罪者の更生
2、未来の犯罪の抑制
の2つを目的に設定されている。(ちなみに1のことを特別予防論、2のことを一般予防論という)
そしてこの2つとは「被害者を減らすこと」を目的とされており、そこに「被害者」が存在する場合…つまり日本国憲法で定められている基本的な人権を侵害されている人々を守るために「刑罰」が存在するのだという前提を抑えてほしい。


●「子供」とは男女の間に生まれる

次の子供の存在についてだが、これは言うまでもない。男女が性交渉を行うことで女性が妊娠をし、出産を経て子供が誕生する。子供は産声を上げた段階で、憲法に守られ基本的人権を保持し、それが脅かされることがあってはいけないことは当然である。つまり、子どもの人権は性交渉を行った「男」と「女」、双方に全く同等の「責任」が生じているのである。言うまでもないことすぎるので次にいく。


●日本国憲法にはたった3つしか国民の義務を明記していない

皆さんも習った社会の授業を思い出してほしい。日本国憲法では、日本人は「最低レベルのもの」として、3つしか義務を課されていない。たった3つだけだ。逆に言えば、最低レベルであるその3つすらも守れていないやつは日本にいなくていいし、そんな連中に日本人としての権利を認めてやる必要は一切ない。国民の義務だからだ。
では確認しよう。

1、労働の義務
働けよ、と。そういうことだ。ニート諸君、言いたいことは色々あるだろうが、あなた方は国民の最低レベルの義務を果たしていないことをちゃんと胸に刻んだ方がいい。が、ニート諸君には一つの特徴があって…誰にも迷惑はかけていないことは間違いないという点だ。そう。そこに被害者は存在しないケースがほとんどだ。話を続ける。

2、納税の義務
税金、払えよ、と。そういうことだ。当然だ。みんなが少しづつお金を出しあって、そして日本を回すのだ。年金を払うのだ。なので、これをしっかりやっていないものは、言うまでもなく「刑罰」があるし、実際に処分されているはずだ。そして、3つ目の義務こそが…

3、教育の義務
子供が生まれたら教育を受けさせなさいよ、と。そういうことだ。ここなのだ。これをしっかりとよく思い出すべきだ。
国民の3つの義務だ。
たった3つしかない義務だ。
養育費を払わない人間とは、性欲の赴くままに性交渉を勝手に行い、避妊1つせずに無計画に子供を作った上に、テメェが大好きでテメェのお金を全額自分だけで使いたいので…子供が「教育を受けるために必要な」お金1つ支払っていないのだ。





勝手に子供は作るわ、作ったくせに子育てに参加もしないわ、筆者はその段階でもう十分「犯罪」だと思っているが、そこまでは極端な意見であることくらいは自覚している。せめて、夫婦関係を維持し、生活費を支払っているのなら、最低限の義務は果たしている、と。そこまでは法律上は譲ってもかまわないと思う。

が、離婚し、自分が子育てなんて興味がないから、と子供の養育を母親に押し付けたうえ、

養育費を支払わない男は明確に…



子供に教育を受けさせる」という「国民の義務」に違反しいてるのではないか?税金を未納している連中と一体何が違うというのか?



しかも、子供は親を選べない。気が付いたら血縁上の親が勝手に避妊もせずにセックスをして、勝手に産み落とされてる。なのに、隣の家はきれいな洋服を着て新品のノートを買ってもらっているのに、自分の家は母親が朝から晩まで必死に働いているのに、ボロしか着れず、十分な栄養のある食事も与えられず、お小遣いもない状態で生活をし、時としては働きづめでイライラした母親に当たられるのだ。

そこに「子供」という被害者はいないのか?

被害者がいるなら、法によって守られるべきじゃないのか?

その法を整備することくらい、法治国家の最低限の社会の義務じゃないのか?




繰り返す。勝手に避妊もせずに好きに性欲を処理し、子供を作った挙句、養育費を支払わない男は

刑務所に収監し、刑務労働をさせ、その収入を全額、子供を育てている家庭(現状の日本の多くは母親家庭)に送金させる法を作るべきである。そんな虫ケラ以下のバカは社会に必要ない。出てこなくて結構だ。

筆者は極端な話は何一つ言っていない。
当たり前のことを当たり前に言っている程度である。事実、脱税している人間は逮捕されているはずである。
もし、筆者のこの主張が「極端だ」と言いたい人間は、女性が許し、甘やかしてきてくれている今までの風潮に流されてきているだけの

ただの犯罪予備軍だ。

命を一つ作ることに責任の持てない日本人が増えすぎている。少なくとも、3つしかない国民の義務も守らずに、明確な「被害者」が存在している以上、逮捕すべきなはずだ。



反論したい方、いくらでも受け付けるので、現在の日本のシングルマザーの現状をちょっとでもいいから勉強し、日本の貧困家庭のシングルマザー率を勉強してからコメントしてきてくれ。ネットをググればすぐ出てくる。
政治家ももっとシングルマザーの家庭の問題を勉強し、選挙運動とくだらない予算委員会の揚げ足取り質問をしてる暇があったら、大至急で法整備をしてほしい。

それくらい日本の法と、男の育児参加の意識は世界から遅れているのだ。




大阪の小競り合いについて一言。

今週から自身が大阪のニュースキャスターもするので、1つの身近な問題として見てきたのですが…さすがにちょっと…橋下さんに文句言ってるだけの連中…

卑怯すぎやしないか?

ある教授などは橋下さんのいないところで、大阪にある道頓堀という…ちょっとお世辞にもきれいとはいいがたい川があるのだけれど、そのヘドロになぞらえて

「橋下はヘドロちっく」

などと、とても大学教授とは思えないような下品な罵詈雑言を言い放っていたのだけれど、橋下さんが「じゃあ、大阪都構想に関して公開で討論しよう!」と呼びかけたところ、呼びかけに応じないどころか

「橋下氏の言動は言論弾圧だ!」

と、完全に頭がイってしまってるとしか思えない論点のすり替えを始めています。本当に大丈夫なのか?この人?「言論弾圧」について、よかったら説明申し上げようか?一応、一人の言葉の専門家として。

僕だけではなく大阪の人も、4月12日の統一地方選もそうだし、何よりも5月17日に行われる「大阪都構想にまつわる住民投票」は本当に大切なことのはずです。特に実際に住んでいる大阪市の方々にとっては「まさにわが身の問題」なはずで、必要なことは何よりも

「知ること」

です。まず、知識を入れる。その上で、「判断」をする。住民が知りたい知識を入れるためには、一方的な言い分を垂れ流していても全然役に立ちません。これは僕自身が政治関連のニュースを何年も伝え続けてきたのでよく分かっているのですが、政治家って

ゴマカシだけは本当にうまい

のです。口先でアーダコーダとごまかす。僕はよく、永田町や霞が関の人間たちを「何のプロかと言えば、政治ではなく、言い訳のプロ」と言ってきました。
彼らを追い詰め、的確に実態を暴き出すためには、言葉の端々に現れる「いかにもキレイなことを言っているゴマカシ」を、その(ごまかした)瞬間に指摘することが大事なのです。

そこで最も有効な手段こそが「公開討論」です。

アメリカでは大統領選挙の前には、テレビの前で何度も共和党の候補と民主党の候補が議論を戦わせます。アメリカ人たちはここで「政策」だけを見るなんて野暮なことはしません。候補者の「説明のうまさ」「人柄」「表情」「ゼスチャー」まで…つまり、「人間そのもの」を見るのです。

政治家をする場合、僕が最も大切だと思う能力の一つが「説明する能力」です。的確に、一般の方々にわかるように話す。
多くの日本人がとても苦手なことを、世界中の政治家はいとも容易くやってのけます。当然です。皆さんから集めた膨大な税金。その税金をどう使うのか、国民に説明する義務があるからです。また、新しい国の枠組み、法律などを、どのような意図で作り上げたのかを説明することは、今その場で生きている国民にとって何よりも大事なことです。

橋下さんにただ反抗してるだけの人達は、そのほとんどが

・大阪「市」が解体されれば職(と権力)を失う「市議会議員」か
・維新の会が活躍したら自分たちの存在がかすんでしまって職を失いかねない「その他の政党の議員」たち

とすら見えます。
要は大阪の未来なんて考えていない。
要は大阪のみんなの気持ちなんてどうでもいい。
橋下をつぶして、「自分たちの職と権力が守れればそれでいい」ように「見えてしまう」のです。なので無理やり反抗してるんじゃあないかと。
無理やりな反抗をしているだけなので「公開」で「討論」なんて冗談じゃない、と。バレるから。無茶言ってるだけなことがバレるから。言い訳してる部分やゴマカしてるウソを追及されちゃうから。みんなの前で説明できないということは、そう見えちゃうというリスクをはらんでいるのです。

市議会議員や県議会議員なんて、こんなもんなのか?と、見ていて、つくづく情けなっていたのですが、先ほどフジテレビで野々村竜太郎元県議の直撃をやっていたので見ると、驚きました。

おいおい。一緒じゃん。

皆さん、見ました?凄かったですよね?素晴らしいスクープです。ディレクターが説明を求めても、逃げるだけで、何にも語ろうともせずにまるで被害者面でした。
「助けてぇ!」「助けてぇぇぇ!」ってね。
被害者はアホな税金の使われ方をした兵庫県民だっての。何ご立派に帽子とかかぶって変装してるんだか。芸能人か、お前は。
要は、彼にとって兵庫県民の未来なんてどうでもいいんでしょう。
自分のプライドと権利が守られていればそれでよかったのに、それを崩そうとするマスコミなんて「加害者」なのでしょう。
自分だけが大事だから。
自分の仕事やプライドだけが大切だから。
なので彼も、なんの「説明」もせずに逃げ回っているのです。




大阪の市議会議員や、「陰で悪口言ってるだけ」の自称「エライ人」に言いたい。




あなた方は野々村元県議と同じか?大阪の市民たちのために、少しぐらいは誠意を見せたらどうなんだ?せめて、こんなに賛成派と反対派が拮抗してるんだから「公開討論」くらい、出て来るべきです。

大阪市民たちも、「知った上で」判断したいと思ってるはず。陰でご立派な陰口をたたいて、フジの番組の野々村元県議と同じく、逃げ回って被害者面している暇があるのなら、せめて5月17日までは、1回でも多くの「公開討論」に出てきてほしい。そして、大阪市民の判断材料が少しでも増えることを心から望みます。

それくらい大切で大きな住民投票なんだから。





誤解を恐れずに、少しだけ。いくら何でも、最近の

「女が何か言ったら瞬間的に思考停止して男を叩きまくる風潮」

なんとかならないのか?
いや、全体的にその方向でいいとは僕も思う。筋肉が全体として弱い女性は守られるべきだとも思う。
痴漢も、女性が申告したらどれだけ男が否定しても冤罪であってもしょっぴかれる。おかしい部分は山ほどあるが、それくらい女性有利の状況であっても、まぁいいとは思ってる。
が、昨日から今日の朝までのテレビを見ていると、ちょっと行き過ぎているように感じた。
昨日朝の情報番組からやっていたこちらのニュース、見た方も少なくないと思うのだけれど…

セクハラで提訴された村長、議会を解散

宮城県の小さな村で、長年村長を務めていた人物が、50代の職員から「セクハラ」で訴えられたわけだけれど…これに対するニュースのトーンが…もう、すさまじいの一言。
この村長さん、完全に悪者扱いで、夕方のあるニュースなどは、現場1つ取材していないコメンテーターがフリップまで持ち出し、「傲慢罪」だ!とぶった切ってたのだが…

おいおい、ちょっと待てよ、なんだそれ?

この二人の間に何があったのかなんて、そもそも何にも分かっていない状況じゃないのか?
ニュースで流れてた映像を見る限り、村長さん、必死で
「彼女とは大変な仲が良かったことは事実だが、セクハラと言われるようなことはないと思う」
と弁明してる。想像するに、二人の間に、何らかの深い関係があったんだろうなぁ…ということくらい、容易に想像できる。公になる村議会で、そこまではっきり言える状態である以上、ただの二人の恋愛関係のもつれである可能性は否定できないと思う。

いや、改めてしっかりと言っておくが、もちろん、個人的な感想では「この村長さん、セクハラしたんだろうな~」とは思ってる。そこは誤解してほしくない。

が、それって、個人レベルのブログで書くのはいいとして、公共の電波を使って、「完全に一報が悪者だと決めつけるトーン」はおかしいだろ?と言いたいのだ。
この50代の女性が、もし恋愛感情のもつれから、この村長にダメージを与える目的で、一方的な話をしていたらどうする?要は痴漢の冤罪と同じ構図だ。本当の話は、村長のセクハラとは似ても似つかない真実だったらどうする気だ?

夕方のニュースでフリップまで持ち出して、
「この村長は傲慢だ!」
と断罪するほどの、完全な裏取りと物的証拠でも得たうえでやったことなのか?放送を見る限り、とてもそんな取材、出来てるようには見えなかったが?


女ガ「せくはらダ!」ト言ッタ瞬間ニ、ナンデ男ガココマデ一方的ニ言イ分ヲ聞イテモラエナインダ?


三船美佳ちゃんの騒動も全く同じトーンだ。
いや、もう一度誤解のないように断っておくが、僕も個人的なことを言うと、
「あ~ジョージさん、ひどいこととか言ってたんだろうな~」
と思ってる。いや、それは本当に思ってる。が、それは個人的に思えばいいことであって…なんでテレビや週刊誌では完全に

高橋ジョージはモラハラ男だ

と決定してる雰囲気になってるんだ?そもそも、先週、モラハラについての本を読ませてもらったが、こんなの、細かく言ったら5年や10年の結婚生活をして、1つも当てはまらない夫婦、多分、日本で90%ないぞ?ウソだと思ったら本、読んでみ?あなたももれなくモラハラ君です。

軽度であれば、僕もしてることになるし、嫁さんなんて、超のつくモラハラ嫁になるぞ?僕らモラハラ夫婦なのか?そもそもこの「モラハラ」って、ただの流行り言葉程度のもので、んなもん、どこにでもある程度の話をマスコミがもてはやしてるだけじゃないのか?

三船美佳ちゃんは、きっと色々我慢してたのだろう。ジョージさんはきっと調子に乗ってたんだろう。分かる。分かってる。それは「個人レベル」ならそれでいいと思う。が、
・三船美佳ちゃんがいいこといろいろ言ってるが、実は矢口ちゃん同様に、別の男が出来て、そっちとうまくくっつきたいだけの可能性って、「本当に」「完全に」ゼロと言い切れるのか?
・三船美佳ちゃんは最近、テレビへの露出は減っている。彼女の仕掛けた完全な「話題づくり」なだけの可能性は、「本当に」「完全に」ゼロだと言い切れるのか?
なんでそんな状況のまま、ジョージさん「だけ」が叩かれ続けるんだ?おかしいだろ。

女ガ「もらはらダ!」ト言ッタ瞬間ニ、ナンデ男ガココマデ一方的ニ言イ分ヲ聞イテモラエナインダ?


スザンヌちゃんのもそうだ。
いや、斎藤さんだしね。どうせ遊んでたんだろうよ、とは思う。でも、スザンヌちゃんだって、ひょっとしたら、まずいところがあったかもしれないじゃないか?そんなこと、二人の間でしか分からないじゃないか。
そもそも上田桃子さんと浮気?
本人、完全に否定してるじゃん?
その否定自体、嘘かも知れない。
分からない。分からないのだ。なのに、何で…
この二人の件に関しては、ソフトバンクとのお付き合いの関係からか、テレビに関しては、斎藤さんだけを叩きのめすというトーンではないと思う。が、斎藤さんのブログ、クソミソに袋叩きにあってる。「サイテー男」と書き殴られている。おかしいだろ?スザンヌちゃんですら、会見で、斎藤さんのことかっばってんじゃん?なんで世間的には

斎藤ってのはひでー男だ、と決めつけられているんだ?


完全に思考停止なだけのような気がする。
女が泣いたら全部女が正しいのか?
女が「苦しんだんですぅ」と言ったら全部男が悪いのか?
そこに何があったかとか、関係ないのか?
女に原因があったのでは、とか言った奴は悪者なのか?
僕のこのブログ、これ自体がセクハラですぅ!とでも言うつもりか?



テレビや週刊誌で、一方だけの意見をあんまり垂れ流して、断罪するのは、ある程度は分かるのだが、行き過ぎたのは辞めた方がいいと思う。
宮城県の村長さんの話だって、ひょっとしたら、この被害届を出した女性にも何らかのまずい点があった可能性はあるんじゃないのか?(個人的には多分被害者だとは思うけど)
三船美佳ちゃん、ずいぶんすっきりした顔してるが、本当に「妻」として、反省すべきところはなかったのか?言うべきことも言わずに勝手にため込んでただけなんじゃないのか?(個人的にはきっと、かわいそうな夫婦生活だったんだろうなあぁとは思うけど)
スザンヌちゃんの夫婦も、きっといろいろあったんだと思う。



「〇〇ハラスメントだ」

と女性は言ったとたんに、その人を一方的に被害者だと決めつけるのは…ちょっと待った方がいいと思う。男と女にトラブルがあった途端に、思考停止して「女が可哀想なんだ」と決めつけるのは、ただの男女差別だと思う。この2日くらい、ちょっと、テレビのトーンが度を越していたので苦言を呈したい。


鳩山さんがロシアのビザを使ってクリミアに行き、非難轟々です。

「自らの目で確かめたい」とのこと。まぁらしいと言えばらしい訳ですが、ネットを中心に「国益を損なう!」「なんという恥さらしな行為!」と猛烈なバッシングが起こり、鳩山さんにいたってはクリミアで会見を行い「日本人は洗脳されている」と反論したりで…結構大きめな報じられ方をしました。

日本ではね。

なので、ロシア在住の知人にフェイスブックで連絡を取り、現地でどのように報じられているのか、聞いてみたのですが…
「え?そんなことあったの?全然知らなかったんですが…」
という反応。
ある新聞などは
「米高官も不快感を表明!」
とか報じていたので、ニューヨークにいる記者さんに連絡を取ってみたところ、
「いや、こっちでは全然報じられてはいないよ」
との返答。

どうした?なんだ?この日本の温度感。日本ではヤフートップに何度も取り上げられ、テレビでも報じられ、政治家は与野党問わずに怒りのコメントを発表し、まるで大変なニュースなように報じられているんですが…

騒いでんの、日本人だけじゃん。

ここでよく考えてみたいのです。おいおい、本当の意味で「国益(日本の利益)」を損なってるのって…

この、「バカ騒ぎしている連中」じゃないの?

よく考えてほしいんですけれど、ピンクの衣装に身を包み、女装してミュージカルやってた人よ?数か月前に。鳩山さんを叩いてる連中って
「元、日本の総理を務めたほどの人物が…!」
「悪用される恐れも…!」
とか言ってるんですが、いや、総理はしてましたけど、確か8ヶ月とか9ヶ月くらいじゃなかったっけ?普天間で大騒動を巻き起こして、このままだと選挙に勝てないから1年も持たずにさっさと退任しませんでしたっけ?

聞きたいんだが、鳩山さんって、そこまで影響力ある人だったっけか?

思うんですが、批判したいから無理やり理由付けてないか?
いや、もちろんNGな行為ですよ?そんなことくらい僕も分かってますよ?でも、それを大真面目に取り上げ、
「日本の元総理がロシアのビザを使ってクリミアを訪れたので、日本政府はクリミア編入を認めてくれたのだー!いやっほう!」
って報じるロシアメディア、どこにあるんだ?繰り返すけど、鳩山さんよ?「あの」鳩山さんよ?友愛で有名な。いまだに「友愛」がよく分からないけれど、そんな彼の言動が日本を代表するわけないような気がするのは僕だけなのでしょうか?

さらに、ある記事の中に「米高官が非難!」ってのがあるわけですね。確かに、アメリカの高官が「懸念を表明」してるわけです、でも、ネットでググればいくらでも出てくるので、その記事、読んでほしいんだけれど、何してるの?この記者たち。

んなこと、全然知りもしないアメリカの高官の元まで「わざわざ」出向いて行って、「わざわざ」こんなことがあったんですよ~、とお伝えして、
「それは歓迎できませんね」
というコメントを取り、記事にしてるわけです。要は…

ほっとけばスルーされる程度の話

を無理やりアメリカの駐在の人間が高官にチクリに行って、無理やりコメント取って記事にしてるわけです。

いや、なに広めてんだよ(涙)。ほっとけばいいじゃん!

日本人は分かっていないんですけれど、欧米諸国、とくにアメリカでは、そもそも日本なんて、そこまで相手にされてませんからね?昔、めざましテレビの取材で、韓国の大統領と日本の総理大臣の顔を並べて、
「クエスチョン!どっちが日本のプライムミニスターだと思う?」
ってやったら、普通に63%のアメリカ人がイ・ミョンバクを指さしましたが、何か?野田さん、ドンマイ。顔のでかさなら絶対負けない。

あのですね、日本人ってどう思ってるのか分かりませんが、日本人がどうこうしました、なんて欧米諸国では全く報じられたりしないし、政府として毅然として普通に対応していれば、昔8か月間だけ総理をやってた人なんて誰も覚えていないし、そんなもん、

騒がずにほっとけばいいんです。

それを日本で無理やりでかいニュースかのように報じて、ギャースカ言ってたら、それを見て「日本に駐在できているCNNの記者やNYタイムズの記者」が「日本発の記事」にしちゃって、それをネットでアメリカ人たちが見ちゃったりするんです。

今回の件とは話が違うのだけれど、ニューヨークの知人から「少しだけニュースになってたよ」と知らされた話があって、日本の皆さんは逆にあまり知らないだろうけれど、「ももクロ」っているでしょ?「ももいろクローバー」とかいうお嬢さんたち。あの子たちがですね、「ラッツ&スター」の真似で顔を黒く塗って番組に出たことがあったんです。

要は、ただのメイクですよ。彼女たち、言われたとおりに仕事しただけよ。

それをですね、あるバカな日本人女性がいて、よりにもよってその日本人女性ってニューヨークタイムズの契約記者だったらしいんですが、わざわざその写真をリツイートした挙句、
「こんなことやってるから日本人は「人種差別問題」についてもっと勉強しなければいけないのだ!」とかぬかしやがったわけです。

信じられないのだけれど、この女性は大まじめでそれを問題視してるわけ。

いや、アメリカの黒人差別問題と、ミュージックフェア内の演出とは全然話が違うだろうが。と、言うか、アメリカの黒人差別の歴史や問題は僕も向こうで何度も取り上げたし取材もしてきましたが、ラッツ&スターのメイクは、そもそも黒人たちのソウルミュージックに対するリスペクトからきているのです。憧れ、ああなりたいから、少しでも近づきたいから、あのメイクなんです。このバカ女性記者はその程度も勉強せずに、堂々とツイートとかして「日本は恥ずかしい国だ」と宣伝してるわけです。

ももクロのお嬢ちゃんたちに黒人差別なんて意識、1ミリもないわ!

アメリカ差別の歴史に関しては、もちろん勉強する価値はあります。ただ、正直言って、それらは日本でも昔あったような差別の歴史であって、アメリカで黒塗りのメイクをするようなことはもちろんNGですし、それは郷に入りてから勉強すればいい話です。わざわざ、影響力のあるニューヨークタイムズで拡散する必要なんてないんです。

日本のみんなはそんなにこの話、知らないでしょ?これはですね、日本ではなかなか報じにくい話だからなんです。「ももクロ」って、バックに「スターダスト」っていうけっこう強い事務所さんがついてるんですよね。なのでテレビはみんなほとんどやらなかったんです。もみ消しちゃったわけ。でも、アメリカでは少しだけは報じられた話で、実際に、外国人特派員協会で予定されていた試写会とかは、いきなり中止とかになってるわけ。

ここまで考えると、なんだか本当の意味で「国益を損なう」という行為の正体が見えてきます。

日本の恥をあら捜しし、
日本の恥ずかしい部分を広報して満足し、
日本がまだまだ情けない国なんだ、とアナウンスし、
日本にはバカがいる、と
日本には闇がある、と

ここまで素晴らしい国に成長した、世界一の住みやすさを誇る日本の、欠点ばかりを探して悦に入ってる連中こそが、

本物の「国益を損なう存在」なのではないでしょうか?

話を戻しますが、鳩山さんの話なんて。ニュースで取り上げる話でも、政治家がコメントするような話でもありません。
ほっときゃいいだけの話です。
少なくとも、僕はそう思っています。



先週12日の衆院の予算委員会で安倍総理と民主党の細野さんが議論した問題について。
こちらの記事が一番丁寧で正確に書いてありますので、記事ベースで読みたい方はこちらをどうぞ。

安倍首相×民主・細野氏詳報 表現の自由、憲法改正でバトル

細野さんが問題視したのが去年の選挙前のTBSの「ニュース23」内で、安倍総理が流れたVTRに対して
『全然国民の声が反映されていないが、おかしいじゃないですか』
と言ったこと。細野さんは安倍総理が「表現の自由だ」と以前の国会で反論したことを受けて


「言論の自由はどうやって獲得されてきたものなのかということを首相は分かっておられないのではないか」
 「国民の中から権力者に対してきちっと批判もできて、自由にモノが言える戦いが近代立憲主義であり、人権のこれまでの戦い。それを首相がテレビ番組に出て、コメントに対してクレームをつけることを『言論の自由』なんて言い出したら、この歴史そのものを否定することになります」
 「報道機関に対してクレームをつけて、それを言論の自由なんて言われたら人権そのものに対する大変な侵害です。いろいろ意見を言いたいことはあるでしょう。それは言っていただいて結構。しかし、報道に対して意見を言うことを言論の自由ということはこれからやめていただきたい」


と注文を付けました。
それに対する安倍総理の返答がこちら。



「全くそれは認識の間違いだと思います。選挙を前にしていて報道は正しくしてもらいたいという考え方がある。まじめにやっていただきたい。その中で、例えば、私が当該番組の関係者に電話して、なんかクレームをつけるのとは違うんですから。その場に出ていて、国民の皆さまの前で『私はこう考えます』と述べている。それをですね、圧力と考える人なんて、私、世の中にいないと思いますよ」
 「番組の人たちは、それぐらいで萎縮してしまう。そんな人たちなんですか? 情けないですね、それは。極めて情けない。別にみんな萎縮しているわけではなくて、例えば夜、夕刊紙でも買ってくださいよ。なんて書いてありますか。見事に日本では言論の自由は守られているんですよ。」



安倍総理もずいぶん、ユーモアを含めて返されるようになってきたなぁ…と(笑)感心しましたが、まぁ、日刊ゲンダイさんなんて、結構ボロかすに書きますもんね。僕、あれはあれで割と好きなんですけど(笑)。確かに、報道の自由は日本ではありますね。
さて、このやり取りに関して言えば、これは安倍総理が完全に正しいと言えます。
私自身、政治の問題については徹底的に厳しく報道してきたうちの一人だと思います。朝の8時から政治の問題については全部合わせると7年ほど報道を続けてきました。
ただ、政治家も専門家もいない中で、片側だけの意見を垂れ流すことは、そもそも放送法(第4条の4項)に違反している行為です。なので、あのTBSの放送自体はバランスのとれた優れた作りであったと感じています。私もユーチューブで見直しましたが、安倍総理が出ている以上、VTRの作りなどは逆に自民党サイドにとって批判的な作りをすることが正しいです。そして、それに対して安倍さんが反論し、説明をした。あの時の安倍総理の反論も冷静で分かり易いものだったと感じます。

と、同時に、この話がややこしいのは、細野さんの次の発言に関しては…これは民主党サイドの意見も半分正しいから厄介なのです。


「現実に報道機関の萎縮はかなり起こっている」(細野さん)


そうなんです。恥ずかしいですし、情けない話なんですが、現在のキー局、民放各局の報道のセクションは…驚くほど萎縮し、気を遣いすぎているほど気を使ってしまっています。それも事実なんです。
もし問題があるなら、安倍政権の問題を指摘し追求することはなにも全く悪いことではないんです。報道機関はそのために存在していると言ってもいいくらいです。これを「権力の監視」と言いますが、メディアの最大の役割こそがその「権力の監視」であるのは世界中の常識なのです。

しかし、現在の日本の報道機関はNHKを筆頭に安倍政権に対してかなりの委縮をしてしまっています。これは…安倍政権にとって痛手なんです。

どういうことかというと、安倍政権は正式に選挙を行い、正式な手続きを経て国民に選ばれた政党なのです。安倍さんを選んだのはそもそも国民なのです。
ですが、国会内では敵なし。メディアも委縮して気を使った報道を続けていますよ、となると…そうではないのに、まるで、

安倍独裁政権!

みたいなイメージになっちゃうんです。そもそも、選挙で選ばれた政権が政策を行うことは「独裁」とは言いません。それは言葉の使い方が間違っているんです。「独裁」ってのは選挙でも選ばれていない…例えば北朝鮮のトップなどが、自分たちの思う通りの政治を行う状態のことを言います。
こうなると、その人間…個人が暴走をすると、戦争にまで発展しやすくなるので世界的に批判をされているわけですね。民主的な政権がある国家の場合、国民が歯止めをかける権利を保有していますから。その段階で「独裁政権」はあり得なくなるんです。まぁ強いて言えば…可能性としては

勉強不足のバカな国民が「独裁状態」ともいえる与党を作り出す

という状況はあるかもしれませんね。でも、それは政治家は悪くないですから。国民が勉強していないのがダメなだけなので。

今回の論戦のややこしいのは、安倍さんは全く間違ったことを言っていないんですが、民主党サイドの追及も、上記したように全部が間違ってはいないっていう点なんです。

では、メディアは何故萎縮してしまっているのでしょうか?

本来はメディアはどんな状況でも委縮せずに正確な報道をしなければいけません。しかし、それが出来るのは、メディアの内部でも本当に現場で取材し、相当量の勉強をし、汗をかいている人たちだけなんです。
事実、私も政治の取材を始めて、数年間は全く意見などは言えませんでした。ニューヨークに赴任するまで、7年ほど、政治のニュースを伝え続けていましたが、はっきりとモノを申せるようになったのは…ラスト3年ほどくらいでした。と、言っても所詮は局アナなので、言いたいことを2割も言えてないんですけどね。(なのでこうしてフリーになって全部オープンに話をしているんですけど)
でも、報道であり情報番組は、「現場の取材陣」と…「デスク」って言ったりするんですけれど、会社の中でふんぞり返って、現場の人間のアーダコーダと上から目線で指図するだけの、2段階の人間がいるために面倒なことになるんです。
現場で汗をかくのって結構大変なものですから、現場班は比較的若手が中心となって形成されるんですけれど、デスク軍団は彼らよりも年上になりますよね?なので、アーダコーダいう人間の方が…現場で汗かいている人間よりも「立場上は」偉いんですけれど、現場の人間の方が、当然、物事を良く分かってることがほとんどなのです。当然です。目で見て耳で聞いているんだから。
でもデスク軍団は現場レベルの話をよく分かっていないので、しかもその上で汗もかこうとしないものですから
「あんな文句が来るんじゃないか?」
「あんな問題になる可能性もあるんではないか?」
と勝手な想像を膨らませて、あれはダメ、これでもダメって全部規制をかけて萎縮しまくってしまうんです。実際は言うべき文句や指摘は全く問題ないのに。

「幽霊の、正体見たり枯れ尾花」

という言葉もありますね。人は知らないと勝手に恐れ怖がるんです。デスク軍団や局の上層部軍団は「勉強不足」で「知らない」ためにあれもこれも、全部規制をかけてくるんです。

民主党側の追及の通り、そもそもマスメディアが委縮していることは国民のためにもならないんです。なので、あの追求自体は間違っていないし、いいポイントをついていると思います。でも、責めるべきはマスメディア(特にテレビ局)なのであって、安倍さんは全く悪くないと思います。総理は自由に発言してはいけない、ということはあり得ないので。もちろん、これは民主党が今後政権を取り返すことがあったと仮定しても、与党になった後に発言を自由に出来なくなることはないと思います。

全ての問題は、勉強もせずに自分の保身だけを考える人間が、大メディアの、しかも上層部にいることなのでしょう。私は少なくともそう思います。

今朝の番組を見ていて、ちょっと気になることがあったので記したい。

8時台のワイドショーはこぞって、大塚家具の内紛問題を取り上げ、プロキシファイトの行方、父と娘がどのような戦いを繰り広げているのか、株主配当はどのような金額にしたのか、など、この問題をこすれるだけこすって放送していた。取り扱う時間も長かったので見た方も多いだろう。

その時のコメンテーター陣の発言でちょっと気になることがあった。少なくとも筆者が見たすべての番組で、こぞって…否定的な意見なのだ。

「普通なら、内々で収める話なんですよね。こんな話が表に出るだけで恥ずかしいし…」
「カッコ悪いですよね。お互いのけなし合いにしか見えない」
「こんな配当、現実的ではないと思いますよ」
「親子喧嘩を見ている感じで、ファンは離れるんじゃないかな」

ちょっと待っていただきたい。筆者の感じ方と全く違うんだが。

今回のブログでは、大塚家具騒動の詳しい中身に関しては省く。テレビ・新聞を見ていただきたいが、知ってる方はどう見たのだろうか?皆さん、コメンテーター陣と同じ感じ方か?だとしたら…

思考停止している自分を、もう少し冷静に反省した方がいいと思う。

キツイこと言って申し訳ないが、「こんなこと、表に出るだけで恥ずかしい」というコメントは、どういう論理でそう言っているのだろうか?

彼らは経営をしているのである。ごまかし合いや仲良しこよし大会をしているわけではない。
彼らは真剣に大塚家具の未来を考えているのである。何も、大塚家具を壊したくてやってるんじゃない。それを疑うのなら、久美子社長の出した、経営計画をまず読んでみろ、と言いたい。「こちら」から読めるようにしておく。あのコメンテーター陣 、ホントにちゃんと読んだのか?テレビの前でコメントするのに、まさかそれすら読んでいないわけじゃないだろうな?

「ファンは離れる?」

いや、株価見てほしい。プロキシファイトの関係で株価がストップ高になるのは当然としても、少なくない投資家が、筆者と同じように感じている証拠なんじゃないのか?筆者は少なくとも…今回の件で、

大塚家具を好きになった。

多くの、平和ボケして、考えることから逃げ、思考停止している日本人に問いたい。

真剣に経営するんだったら、法に乗っ取って、ケンカくらいするの、当たり前なんだが?

朝の情報番組で、コメンテーターやってる「自称」識者連中に問いたいんだが、海外の企業などの経営状況などを、ほんのわずかでも勉強して言ってるんだろうな?言い合いなど、日常茶飯事なのだが?

勝久会長は「大塚家具とはこうあるべきである!」という信念を持っている。その信念が覆されそうなので戦っているのである。
久美子社長は自身の考える「こう変えていくべきである!」という経営計画を何とかして遂行していきたいのである。なので、引くに引けない戦いなのである。

勝久会長も久美子社長も、必死に家具業界の、大塚家具という会社の未来を想っての行動なのである。

暖房の効いたスタジオで、セットの椅子に座ってるだけのバカコメンテーターが、上から目線で何言ってんだ?彼らは、本当にあの二人の主張をしっかりと精査して取材して、理解したい上で話してるのか?

平和ボケしている日本人の多くは…
「ケンカしています」
という言葉を聞いただけで、瞬間的に思考停止し、何も考えず、口からヨダレを垂らしながら
「ケンカはよくないよねぇぇぇ~」
「仲良くやろうよねぇぇぇ~えへへへへへ」
とのたまうのだが、心の底から叫びたい。

アホか。

経営上、どちらが正解でもなく、どちらも信念をもって働いている以上、口論し、ケンカし、それでもどうしようもなくなったら、法に乗っ取って、プロキシファイト(委任状争奪戦)をするのは、ただの

法に認められた普通の行為である。

自分の主張は言わなければ、従っただけなのだ。殴り合いをする(暴力)訳でもあるまいし、ケンカするのが全部よくないと思ってる「病的な平和ボケ」は、少なくとも最低限の影響力を持つキー局のコメンテーターをするのであれば、慎むべきだ。

株式会社である以上、内紛でも何でもない。内部で懸命に調整した上で、久美子社長も勝久会長も平行線から脱せなかったのだ。で、あれば、正式に会見を開き、公に開かれた場でお互いの主張をするのは何一つ恥ずかしい行動ではない。。密室で全部決めてしまうより、はるかに素晴らしい姿勢だ。

事実、筆者はちょうど家のリビングのソファーを買い替える予定があったので、他には行かずに大塚家具に行くことを決めた。こういう、真剣にやろうとしている経営者のいるショールームなら、行きたい、と思ったからだ。

繰り返す。真剣に経営していたら、ケンカもする。
本気で大塚家具の未来を考えているなら、懸命に闘うのだ。
それは勝久氏も久美子氏も同じなのだ。
上から目線でダメ出ししてるコメンテーターは、じゃあ、お前たちが勝久氏や久美子氏と同じ経営をして結果を出せるのか、よく考えてからコメントしろと言いたい。少なくとも、二人とも、稀代の経営手腕を持っている人物であることは間違いないのだ。



少なくとも、筆者は今回の大塚家具の内紛騒動をとても好意的に見る。
ケンカするだけしたらいいと思う。お互い、信じる道があるのだろう。陰で、密室でやっていないことも支持する。大塚家具の従業員は、バカから色々と言われるだろうが、全部無視しろ!何も恥じる必要はない。頑張れ!



少年犯罪の実名報道に対して、川崎の事件を機に議論が巻き起こっている。

そもそも、こんな議論は普段からすべきもので、何かきっかけの事件があったから後追いでするものではないのだが、確かにこの「少年事件」の「実名報道」は意見の分かれるところだ。
少年法の観点から見ると、「少年の更生の妨げになる」という理由での「匿名報道」は十分に理解できるところでもあるし、実際、筆者が情報番組内で事件報道をしている間は、少年事件は匿名報道を続けてきた。しかし、筆者は今の日本のマスメディアの「匿名報道」を…

以下の4点の理由から誤っているのではないか、と考えている。以下にその理由を記したい。

1、「匿名報道」など、2015年3月の現段階では「事実上」崩壊していること

今の日本では国民は一人一人がメディアとしての力を発揮できる時代になっている。ツイッターで発信すれば、いくらでもリツイートされるし、フェイスブックでシェアされれば、その友人たちにどんどん拡散される、そんな時代だ。
そもそも、容疑者の住所、氏名などは我々、大手マスメディアの報道陣は昔からみんな知っているものだ。そう。知ってるから取材に行けているのだ。警察が教えてくれる。だが、今までのように、国民の情報収集の方法がテレビと新聞とラジオだけならそれら『主要メディア』の取材陣の口をふさげば、ほとんどの情報は事実上シャットアウトできる。
が、今は平成27年である。
今回の川崎の事件に関しては、筆者も見たくもないのに容疑者少年の顔写真、家族写真、祖父母の写真から自宅の映像までシャアされて回ってきた。
すでに「事実上崩壊しているシステム」を「建前だけ」言い続けてもしょうがないのではないか?

2、「法律」の前に「憲法の認める権利」があるのではないか?

次に、筆者は、少年法の理念「のみ」に沿って匿名報道をしていることに違和感を感じている。これはあくまで少年「法」ではないのか?そう。「法律」ではないのか?
我々が住んでいるのは法治国家の日本である。法律はもちろん守るべきもので、我々の生活全般の基礎になっている。が、その「法律」は細かい部分を取り決めているのであって、それ以前に…

日本人として、どのような権利があるのかを定めた「憲法」がある

ように思うのは筆者だけだろうか?では日本国憲法に沿ってこの件を見てみたい。日本国憲法には

国民の「知る権利」(21条1項)

を認めていると思う(正確に言うと「知る権利」という文言はないが、21条の1項をもって「国民の知る権利」と認められていいる)。
国民は広く「真実」を知ることが出来、「情報」をもって、自分たちの意見を構築し、自分たちのより「文化的」で「建設的」な人生を歩む権利を保持している。これは日本人はみな「憲法」によって許された権利である。
翻って今回のケースを考えてみたい。
今回のケースはかなり特殊なレベルの、極めて残虐性を帯びた凄惨な事件であり、さすがにこのニュースに関しては…国民は「知る権利」を保持していると考えられる。少年「法」という一法律ももちろん大事なのだが、基本的にはそれ以上に「憲法によって認められた権利」の方がよっぽど大事ではないか?
筆者は合計で2年半、ニューヨークを拠点にアメリカでの事件を取材・報告してきたが、その関係で、アメリカメディアの報じ方にも数多く接してきた。アメリカでもこの話は州によって解釈の分かれるところなのだが、アメリカの大多数の州では

「凶悪事件に限り」

少年事件であっても、実名、顔出しでの報道が行われることがほとんどだ。もちろん、「凶悪事件に限らず」少年事件であっても「全て実名・顔出し」での報道が行われる州もある。
これらの州では裁判所にカメラが設置してあり、「コートTV」という裁判の模様をただ生中継するというチャンネルで「裁判の様子まで」見ることが可能だ。

要は、彼らの最も大切なことが…↓

3、マジメに生きている人々が不安な生活を強いられることはいいのか?

という理念に沿って考えられているのだ。これが3点目の理由なのだが、少年法の理念は分かる。以前のブログにも書いたが、筆者も基本的には「少年法」の理念である「すべての少年少女は更生可能であるはずだ」という部分には概ね賛成の立場だ。
が、本当にどうしようもない人間は残念ながらいる。
これはカマトトぶっててもしょうがないのだ。本当に残念だが、1億2700万人もいれば、更生不可能な人間もいるのだ。

考えてほしい。

筆者にはまだ小さな3人の子供がいるが、今回の18歳の容疑者少年が報道されている通りの残虐な事件を起こしていたと仮定しよう。
少年法に守られて、情報1つ開示されないまま、少年法に守られ、この殺人少年が数年で刑務所から出てきたとしよう。
そして、公園で遊ぶ筆者の子供の隣に、出所してきた今回の容疑者少年が佇んでいたとしよう。

少なくとも、筆者はきつい。

いや、少年の更生を信じたい気持ちはある。信じなければいけないのも分かる。が、筆者も「普通」の子供の親なのだ。やはり、いくら何でも心情的には受け入れがたい気持ちがあることも事実だ。「いや、平気だ」という人もいるだろう。同時に「とても無理だ!」という人もいるだろう。問題は…

現行の少年法では「選択肢がなくなる」という点だ。

「情報」があれば、「選択肢」が生まれる。それらは日本国憲法で認められた「文化的で安心して生きられる生活」の権利のためにとても大切な権利だ。我々、大多数の人間は「マジメに誠実に」生きている。
犯罪を犯した者の権利を守るために、将来の更生を望むがあまり、マジメに生きている人間がおびえながら生きなければいけない世の中はおかしいのではないか?

実はアメリカでは、州によっては性犯罪を犯した者は在住場所の報告を義務付けられ、一般市民がその情報を所定の手続きを経れば、見ることが出来るようになっている。これは単に「極端だ」と言えばいいシステムだろうか?筆者はそうは思わない。思えない。幼女のレイプ犯罪を何度も犯している犯人が「法で認められている刑期を終えた」のであれば、シャバに出てくるところまでは理解できる。
が、娘もいる筆者は…そんな人間がどこで生活しているのか、心底知りたい。そう感じるのは、筆者が悪いのだろうか?逆に聞きたい。筆者の感覚の方が、娘がいる父親としては正常ではないのか?日本では憲法で認められているにもかかわらず、国民の「知る権利」があまりにも蔑ろにされてはいないだろうか?

4、絶望的な再犯率

そして、筆者が問いたい最大の問題がこれである。
そう。
日本の「再犯率」は…あまりにも高すぎるのだ。これは先進諸国の中では、かなり恥ずかしいほどに高い方の数値なのだ。筆者も取材し報道したことがあるのだが、少なくとも筆者が報じたケースは…
「もう絶対に悪いことしません!更生しました!」
と涙ながらに訴え、刑務所を後にした受刑者が、刑務所の中で稼いだ6万円を使って、その日のうちにソープランドに直行し、残ったお金を使ってパチンコをし、お金が無くなった挙句…

6日後に再び犯罪を犯し、刑務所に舞い戻ったケース

だった。「それはひどい!」と言いたいだろうか?「そんなのほとんどないだろ?」と言いたいだろうか?よく考えてほしい。日本の成人再犯率はリポートの出ている平成15年度の段階で…

50%

である。逆に言うと、日本の刑務所では、これだけの割合で…「犯罪者は全く更生なんてしていない」のである!
ここが大事なのだ!
再犯率がもっと低いのであれば、日本の司法システムがもっと信頼できるものであるのであれば、我々も信じて任せればいいと思う。が、日本の現実は…

理念だけは立派だが、所詮は口だけ

の状態が放置されているのだ。驚くべきは今回の様な少年たちの凶悪犯の再犯率である。同じリポートでは、殺人を犯した93人の少年のうち、54人が再犯を犯しているという信じがたい現実がある。
これは日本の刑務所が抱える問題があるのだ。一般の皆さんが知っているよりも、実はずっと早い刑期で、多くの犯罪者がシャバに舞い戻っている現実がある。理由は簡単だ。刑務所が…混みあってしまっているのだ。新しい犯罪者を収容するためには、誰かを出すしかないのだ。

思うのだが、例えば…少年犯罪の再犯率が…25%を切ったら今のように「匿名報道」にしてみてはいかがだろうか?それくらいなら世界的に見ても許容できる範囲だ。少年院や刑務所の「更生プログラム」がもっとうまく機能し、まぁこれくらいなら世界的に見ても恥ずかしくないし…といえるようになったら、その時に

「知る権利も大事だが、少年の更生を期待しよう!」

とご立派なことを言えばいいのではないか?今の日本では「失われていること」の方が多すぎるような気がするのだ。

以上の理由から、筆者は「現段階では」、日本では少年の犯罪であっても「実名報道」「顔写真全面解禁」にすべきだと考えている。

何気に面白かった大塚家具の話。

ただのお家騒動だし、所詮は一企業の内紛でしかないので、本来であれば「報道ステーション」や「ミヤネ屋」であそこまでの時間を割いて報じなければいけないニュースでもないのだろうが、当事者たちには申し訳ないが、確かに…このニュースはそこそこ面白かった。

ほとんどの人が知ってるだろうが、見ていない人のために少々解説だけしておくと、日本を代表する家具メーカーである「大塚家具」の中でゴタゴタが起きているのだ。
大塚家具はもともと、創業者であり天才的な経営者でもある会長の大塚勝久氏が作った日本最大の家具メーカーの一つだ。。わずか一代でここまでの規模の企業に育て上げたのだから勝久氏の手腕はすごいとしか言いようがない。「会員制」という、当時はまだ誰も知らなかったような画期的な手法によって、
「いい商品をまとめ買いしてもらう」
という経営方針の下、丁寧で高品質の接客を中心に経営が進められていた。

が、その経営に陰りが見え始める。
日本は長く続くデフレの波にのまれた上、規制緩和によって海外のメーカーがどんどん参入してきたのだ。特にめざましいのが皆さんもよくご存じの「ニトリ」と「IKEA」だった。

「安い商品を買いたいときにまとめ買いさせるのではなく個別売りで」

「ニトリ」と「IKEA」の経営方針はまさに大塚家具の真逆だった。デフレ、不況。苦しむ日本経済はまさにこの両者の追い風となった。
家具を買いたい人の数など、所詮はたかが知れている。大塚家具はこの両者をはじめとした「安い商品」を扱うメーカーに客をどんどん取られていった。

そこで2009年に天才創業者、勝久氏から娘の久美子氏に社長が変わったのだ。ここから大塚家具が大変な内紛状態になる。
久美子氏の経営方針は「過去との決別」だった。
もうそんな時代じゃあない。安い商品を扱っていかなければ。会員制ではなく、誰でも気軽には入れる店舗運営をしなければ。
久美子社長の下、大塚家具はどんどん経常利益を上げ続ける。しかし、それは勝久氏が大切にしていた…いわば大塚家具のハートを失うことだった…。



…みたいな感じ。

で、現在、会長の勝久氏と娘の久美子社長が大ゲンカ中。
大塚家具が真っ二つに割れて、「勝久氏の言うとおりだ!」「いや、久美子氏は間違いなく結果を出している!」とモメにモメて、よせばいいのに会見まで行うという、なかなかバイオレンスな展開が繰り広げられている。しかも、バカみたいに注目が集まったものだから会見の翌日、大塚家具の株はストップ高になるというオモシロ現象まで起きる始末だ。
さて、この親子喧嘩、みんなが思わずニュースを見てしまうのは…このケンカ…実は

ものすごくありふれた「みんながやってるケンカ」

だからだ。そう。この平成27年、必ずみんな一度は経験しているケンカなのだ。少なくとも、社会人、このケンカをしていない人はほとんどいないのではないか?それくらい、みんなが理解でき、シンパシーを「どちらか」に感じるケンカなのである。ここで質問だ。皆さんは…

どちらかにつかなければいけなかった場合、どちらに付く?

この質問に対する答えは…恐らく、真っ二つのはずだ。だから面白い。

・勝久会長は天才的な運営手腕によって大塚家具をここまで大きく実績がある。が、逆にここ最近は不振が取りざたされ、確かに勝久氏が社長に変わった途端に利益が下がったりしているのも事実だ。

・久美子氏は経営の実績は申し分ない。久美子氏が社長になった2009年以降、大塚家具は確実に利益を増やしている。まだ若いしこれからも十分期待できる新社長だ。しかし、彼女のとっている経営方針は…「大塚家具のハート」を否定するものだ。簡単に言えば、ヴィトンをイオンやイトーヨーカドーでセールで売る感じだと思ってほしい。このたとえを聞けば、勝久氏が反発したくなる気持ちも理解できるはずだ。

・「今の」時代に合っているのは久美子氏の方のはずだ。結果が証明している。

・が、勝久氏にも守りたいものがあるのだろう。

・勝久氏の経営では近年は結果が出ていない。これはもう答えは出ている。勝久氏の経営は大塚家具を向上させられない可能性が高い。そして繰り返すが、久美子氏の実績は本当に見事なものなのだ。


さぁ、皆さんはどちらにつく?

ここまで考えると、このニュースは本当に面白い。
新聞などは久美子氏を「新しい時代の経営者」と解説する。そうは言われていないが、では逆説的には勝久氏はさしずめ、「古い時代の経営者」と言ったところか。




このニュースに対する僕の見解

皆さんそれぞれの意見がおありだろうが、このニュースを見た僕の最初の感想をはっきり言う。

久美子社長、古いよね。

以上だ。はっきり言って申し訳ないが、久美子社長、一回り、遅れてると思う。あくまで僕の発想と価値観と思って聞いていただきたいのだが、久美子社長の経営方針は、

10年遅れてる。

日本のデフレや少子化の大波は20年前から始まっている。それから10年ほどすれば、国民の経済状況(可処分所得)は厳しくなるのが当然だと判断できる。久美子氏がこの経営計画や発想を持ち出すのは本来、2000年初め頃であるべきだったろうと思う。今はすでに「ニトリ」や「IKEA」が結果を出し終わった後なのだ。

久美子氏が新しい経営者?

いや、逆だろ。すでにとっくの昔に10年は古い。結論を言うと、僕ならこのお家騒動にもし巻き込まれていた場合…

迷わずに勝久氏に付く。

勝久氏の経営方針は時代に流されない「信念」と「信条」がある。まず勝久氏の「想い」があって、その上で、時代が周囲にある感じだ。なので、時代によって、利益が出たりでなかったりする。が、僕は思う。

結果的にはきっとそちらの方が強いはずだ。

久美子氏は「他の結果」を見ているのだと思う。
・IKEA、強いな~じゃあ、真似しようか?
・グラフを見たら国民、みんな使えるお金が減ってるな~…じゃあ安売りしようか?
「大塚家具のハート」の前に「利益」があり「国民」がいるように感じる。

僕は「自分たちの信念」の前に「視聴率」や「事務所の意向」、「他局で視聴率の高い番組に出ているタレント」を重視して、その結果、大失敗しているテレビ局を知っている。そのテレビ局も、昔は信念をしっかりと持っている局だった。
・怒られてもいい。楽しませよう!
・視聴率が低くていい!自分たちが視聴者と一緒に笑える番組にしよう!
・他が使ってなくていい!俺たちの局で、番組で人気者を作り上げよう!
そのテレビ局は「楽しくなければテレビじゃないだろ!」という信念を捨て、視聴者におもねる番組作りをするようになった。視聴者の顔色を伺うようになった。その結果、どうなったのかは、皆さんもご存じの通りだと思う。視聴率が3位になった時に「やっと底は見た!」と、聞くのも恥ずかしい言い訳ばかりの会議をしていたが、今年は第1週目からテレ東に負け、ついに視聴率5位になった局だ。

僕の印象でしかないが、バブルのころまで、日本の企業は「自分たちの信念」が強くあったような気がする。しかし、バブル崩壊後、自分たちに自信を失っていった。利益が減っていった。その結果、信念を捨てて、利益、目先の金だけに執着するようになっていった。そして、企業のアイデンティティはどんどん失われていったように思う。



話を今回の大塚家具の件に戻すと、勝久会長は現在、久美子氏を提訴までしているのだが…正直言ってこの訴えは退けられるのではないか、と感じている。所詮素人の僕の見解でしかないが、素人なりに少し調べたが、ちょっと無理があるように見えてしまう。
そして、一点だけ、勝久氏に苦言を呈したいのだが、彼は会見で絶対に言ってはいけないことを口走っている。感情的になったのだろうとは思うが、同じ人の親として言う。
「悪い子を作ってしまった」
これは絶対に言ってはいけない。親ならこの言葉は絶対に言ってはいけない。少なくともその子供を作ったのは自分だ。世間が「悪い子だ」と言ったとしても、親は子供を最後まで信じるべきだ。あの言葉だけは反省した方がいいと思う。

が、基本的には、ピケティではないが、これからは格差がどんどん広がる社会になる。残酷なほどに。

ここからは、むしろ顧客におもねる会社よりも、本物の「信念」を持っているメーカーの方が強いはずだ。これからは客層は2極化してくることは間違いない。上層部の人間相手に絞った方が買いに行く方も分かり易いと思う。

久美子氏の方針が合うのは今後10年以内と見る。そして、信念を捨てた大塚家具には、その後何も残されない気がする。
なので、もし僕がこのお家騒動に巻き込まれていた場合、迷わずに応援するのは勝久氏の方だ。皆さん、それぞれ、意見は違うだろうが、しかし、なかなか面白いニュースだと思った。



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