2015年04月

僕が司会を務めるTOKYO MXの「バラいろダンディ」。
情報トークバラエティー番組として完全な「独自路線」を突き進んでいるが、それをけん引しているのが各曜日に配置された「自由すぎる」コメンテーター陣の発言だ。

何より、「9(く)レイジーだぜ!」を標ぼうに掲げるMX。

キー局では絶対に出来ないであろう「言論の自由」をこれでもか、とばかりに濫用する。ちなみに、昨日1日のニュースをトップ10形式で振り返るコーナーでは、ネパールの地震には1秒も触れないまま、第1位のニュースが

「ちゃぶ台をひっくり返して始まる風俗があった」

だった。なんでも、ふしだらな格好をした女性がちゃぶ台の前を歩き、客の男性はちゃぶ台をひっくり返す。「そんなふしだらな娘に育てた覚えはないわ!」

そこからプレイスタート

と言う、心底どうでもいいニュースが昨日の1位だった。司会者としてある意味鍛えられている。

で、そんな番組なのでコメンテーター陣も極めて自由闊達な議論を展開するのだが、時として、その自由さが「おぉ、なるほど…」とうならせる議論を産むときがある。特に、昨日の統一地方選後半戦のニュースに対する議論は秀逸だったので、ここで紹介したい。

番組では「統一地方選から見る候補者・当選者たちの質の低下」について議論がなされた。

確かに。これは新聞各紙でも問題視されているケースも少なくなく、中には「ミスコンのようだ」と揶揄する論調まである始末だ。それに対して一橋大学卒で人気漫画「だめんずうぉーかー」の作者でもある倉田真由美さんが

「私の知人の話なんだけれど、『俺、会社をリストラされちゃったよ、もう区議にでもなろうかな~』と言っていた」

というエピソードを披露。逆に言うと、それだけ誰でも候補になれるし、あまりにも質が低下しているという現状を嘆いたのだが、それに対して武井壮さんが指摘したコメントに、スタジオみんなが唸った。

武井壮さんは現在テレビに出ずっぱりで、「百獣の王」として面白いコメントも多数しているのだが、本来、大学では法学部を卒業し、アメリカ留学も経て英語はペラペラだったりする相当に頭のいい方だ。あまりそういう部分をひけらかす人ではないが。で、その武井さんが指摘したのが次の点である。

「自分は選挙に出る候補者には…国家試験ってことでなくてもいいのだけれど…何らかの試験的なフィルターをかけるべきだと思うのです」

まとめるとこういうことだ。

人が人を裁く裁判においては、裁判官であっても弁護士であっても検察官であっても、難関な国家試験を突破し、その後研修を繰り返し、それこそ血のにじむような苦労を経て、資格を得る。
でも、それは当然だ。人が人を裁く『法』を管理するのだから、苦労して当然である、と。
しかし、政治家に何故それがないのか?政治家は法どころではない、超巨額な『予算』を預かり、そもそも『法』を作り上げる権力すら保持する(立法府)。人を動かし、国を動かす絶大な権力を持つ、そんな政治家たちには…

最低レベルの国家試験などのフィルターがあってもしかるべきなのではないか?

という疑問を呈したのだ。



それは確かにその通りだ。統一地方選の結果を見るまでもないし、これは地方議員だけではない。国会議員も同じで、「顔が可愛い」というだけで公認候補となり、当選。様々な問題に対して何の知識も持たないまま初登院する議員も少なくない。
おとうちゃま、おじいちゃまが議員さんだった、というだけで口を開けたまま当選し、そのまま年間3000万円以上の議員歳費をもらい続けるバカ2世議員は僕の知る限り、国会内に3分の1はいる。

人のため!

と懸命に訴えたところで、地盤も看板もなければ当選なんてしない。賢明で、能力があり、最低限の常識のある人間は、日本では政治家などにはなりはしない。保障がなさ数ぎるからだ。普通の人は就職し、会社に勤めるなり、自分で起業する方が圧倒的に有利だし、何よりも生活も安定する。

つまり、日本では、「一般的な常識がなく」「ちょっと変な方向に突っ走ってる人」以外は政治家などは目指さないという土壌が、少なからず出来上がっていることは事実なのだ(もちろん、そうでない素晴らしい政治家も少数ではあるがいることは押さえておく)。
そして、今回の統一地方選でもわかったように、「立候補」を「誰でも出来る」状態にしてしまっているために、地方などでは議員定数に立候補者数が追い付いておらず、事実上の無投票再選となっている地域も多数存在している。



そういう人間のために税金を払って、議員をしてもらうメリットなどあるのだろうか?



せめて、最低レベルの常識や時事問題にまつわる知識は必要なのではないか?昨日の僕の番組における武井壮さんの問題提起は的を射ており、全面的に同意できるものだった。東京限定の番組でもあるし、地方の方は見ていないはずなので、こうして僕のブログ上でシェアしたい。皆さんはどう思っただろうか?





最近少し目立ってきている、「批判しとけばいいや的ジャーナリスト」の人たちを心配します。

僕は第2次になってからの安倍政権の政策の多くを支持しています。
それは、ちゃんと勉強して、新聞などだけではなく広報されている資料を読み込んで、自分の取材実績と照らし合わせて、「まぁ…しょうがないよな…この辺りが落としどころだよな…」と判断できているからそうはっきりと書いているのです。
アベノミクスなども同じですね。今はいったん、しょうがないはずです。少なくとも、前民主党政権時に3年半かけてあそこまでボロボロにしたのだから。まずは働ける人を増やさないとしょうがないと考えているのです。だって、実際に仕事ないって結構きついし。僕、経験済みだし。

最近の動きで言えば、自民党がテレビ朝日とNHKを呼び出したことに対して、なぜか別にテレビでニュースとか読んだことないような人たちが一斉に
「圧力だ!、圧力だ!」
「いや、放送法3条違反だ!」
とか、バカ丸出しで叫びまくってるんですけれど、本当に心配します。大丈夫か?みなさん(涙)。
別に僕は被害をこうむるわけじゃないし、どうでもいいって言えばどうでもいいんですけど、僕のブログを読んでる皆さんはこういう動きはほっときましょうね。こういう人たち、政権批判してれば自分がエライ人になったように錯覚してるだけだと思います。

だって、もともと、悪いの、NHKとテレ朝だよね?

そこ、間違ってないよね?

やらせしてるっぽいんですよね?受けてもいない「圧力」を受けた、受けたってウソこきまくるコメンテーター使ってたんですよね?それ…

普通、怒られるだろ(涙)。

もうね、自称・ジャーナリストの方々、何を叫んでるのか全然わからないんですよね。政権批判したいだけでしょって見えてしょうがないんです。何か揚げ足取りたいだけでしょって。大きな力を持つ政権を批判してるって、なんだかカッコいいもんね。
呼び出して圧力って…民主党の階さんとか、NHK呼び出してもっとやってなかったっけ?スゴイ勢いで。中には
「政権政党が圧力をかければ報道が委縮するんですぅ!」
って言って政権批判する人がいるのだけれど、いや、そこ違うだろ。それは「事情を聞かれただけ」で「委縮する」テレビの上層部が悪いだけだろ。批判の対象、間違ってない?まぁ、テレビ出たいから、テレビ上層部批判をしにくいのかもしれないけれど、「本当に」その程度で萎縮するのであれば、それは自民や民主がどうこう言うより…

勝手に委縮するテレビ上層部を批判すべき

です。お前ら、なにチキンなことしてんだよって。まぁ、僕は実際に中にいたからわかるけれど、委縮する人、いるのは事実だしね。でもね、誤解しないようにこれは声を大にして言いたいのだけれど…現場の人間は、ニセジャーナリストたちが言ってるように、すぐに委縮したり、何か言われたからニュースのネタを変えたり、そんなバカな連中、ほぼいないですからね?勝手に

「安倍政権批判を出来なくなってるんだぁ!」
「圧力に屈してるんだぁ!」

って知りもしないのに叫んでる自称ジャーナリストたち、あんまりテレビの現場、バカにするな。現場でニュース伝えてる連中は、そんなチキンじゃないよ。知りもしないで適当なこと、言うな。




後、最近、結構気になってるのが、そういう連中の必死すぎる自民党批判です。
大丈夫か?率直に聞くが。
僕はジャーナリズムって言うのは、政権に批判的な視点を持つべきだと思う。それでいいと思います。でも、基本は「将来の日本をしっかりといいものにするべき」という視点を持つものだと思ってるんです。その為に必要なことは

認めるべきを認め、否定すべきを否定すべき

だと思ってるんですよね。
冒頭で言ったように、僕はアベノミクスに関しては、ここまではまず、しょうがないか…という状態であると思います。末期のがん患者にモルヒネを投入しないとまずは動くこともままならないように。が、ここからは結構きついと思います。大きな転換を迫られると思うのだけれど、これからどのような政策を打ち出していけるのか?知る限り、「地方創生」はまだ全然うまくいっていないと思うし、方向性も甘いと思う。

例えば、考えなしに「長谷川は安倍の犬だ」とか「ジャーナリズム精神がないんだ」とか書いてるバカ丸出しの連中もいるんですけれど、病院に行ってください。僕、そんな変な人達よりはしっかりと考えてると思います。
実際に、去年のことになるのだけれど、小渕優子さんの団体が問題を起こしたことがありましたね?あの時、

自称・ジャーナリストたち、誰が速攻で叩いたよ?

調べてみてほしいのだけれど、あの話は週刊新潮さんがスクープを出したわけです。でも、最初はメディアも二の足を踏んでいた。僕は、記事を読んで速攻で「これは…まずいな!」と分かったので記事が出た数時間後には

「メディアは小渕氏の問題を取り上げ追及すべきである!」

と書きました。小渕氏の件が出たとき、皆さんはもう忘れてるかもしれないけれど、エボラ出血熱って言う、マジでどうでもいいニュースが結構世間を騒がせていて、視聴率を取っていたわけです。なので、「おいおい、そんなニュースやってる場合じゃないぞ?」と書きました。
今、NHKやテレ朝を呼び出した自民党を「問題ない」と言い切る僕のことを「ジャーナリズム精神がない」とか書いてるバカ丸出しブロガーもいるみたいだけれど、僕…

批判すべきは批判してますが何か?

あの時、僕より先に小渕問題を叩いたやつっていたか?単に、馬鹿の一つ覚えのように、政権批判してりゃいいってのは、僕は「間違ったジャーナリズム」だと思ってるので、そういう幼稚なこと、してないだけです。
考えてみ?
名前も出したくないけれど、古賀茂明氏が今後、安倍政権の○○という政策を批判したとしましょう。

誰が聞くよ?

いや、お前って単に安倍さんの全部か嫌いなだけだろ、で話し終わるでしょうが。そんなの、どこがジャーナリズムなんだか。だって「アイアムノット安倍」なんでしょ?要はヘイトスピーチと変わらんじゃん。安倍さんにだっていいところ、山ほどあるっつうの。だから支持率があれだけ高いんでしょうが。
でも、僕も指摘してるように、安倍政権の少子高齢化対策は全然的を射てないし機能していません。事実、結果は出ていないでしょう?僕はその原因として政府が集めている「有識者会議」のメンバーの偏りを指摘しているわけです。あんなメンバーで何もわかりませんよって。

指摘や批判って、こうやって、ちゃんと精査して個別の事案に対してするもんなんです。裏付けの取材もちゃんとしたうえで。でも、皆さんの前に出すときは、その取材した内容とかは全部一度横において、分かり易い文章を心がけるものなのです。


NHKとテレ朝を自民党が呼び出したことをきっかけに、僕は適当なことを言ってるバカジャーナリストと、物事の本質を見極められる人、分けられた気がします。今回のことは単純に

NHKとテレ朝が悪かっただけです。

呼び出されて、委縮報道するかどうかなんて、別の問題。それは報道する側の問題です。自民党も、民主党もこれからも問題がありそうなら呼んでいいし、話くらい聞いていいの。その隙を作ったこの2社がダメだっただけです。そんな本質もつつけずに、

報道が委縮する~~!
圧力だぁ、圧力だぁ!

って言ってる、現場も知らない自称ジャーナリストは無視しましょう。そして、そんな連中は今後も、政権の批判は的外れにしかできないでしょう。僕は今後もスタンスを変えるつもりはありません。批判すべきところを批判する。認めるべきところを認める。単純な路線で行きたいと思っています。

昨日のブログに対してこんなコメントが来ました。
ええ??本気でこんなこと考えている人がいるの?と驚きました。
すると、ネット上では、本気で下記のようなことを言ってらっしゃる方が多かったので…少なくとも、私の認識とはあまりにも違いましたので、ちょっと説明しておきます。



「突然ですが、長谷川さんは「放送法」というものをきちんと読まれていてこの文をお書きになったのでしょうか。放送第3条にはこう書かれています。
「放送番組は、法律に定める権限に基づく場合でなければ、何人からも干渉され、又は規律されることがない。 」
この条文に照らし合わせるのであれば、自民党が行った行為も放送法違反になります。それはどう説明されるのでしょうか。
放送法を楯に批判をするのであれば、まずは放送法とそれに関連する電波法を熟読されてはどうでしょうか。放送局に勤められた人ならそれぐらいは理解できるはずですよ。」

(バリーーーンさん)



バリーーーンさん、こんにちは。
放送法は、私たち、テレビ関係者が最初の研修で最も重点的に習う、とても大切なものです。言うまでもなく、全文読みますし、その意味合いを習います。電波法も同様です。それらをやっていないテレビ関係者は、日本全国にいないということだけは断言させておいてください。

その上で、バリーーーンさんのご認識は、少なくとも私たちのそれとは完全に違いますし、恐らくですが…ちょっと誤りがあると思います。


私たちは4月1日に入社しました。
1週間ほどいろいろなことをしてから、「座学研修」という講義を受け始めるのが通常です。これらは新入社員全員で受けます。
その中で、まず「何よりも大切!」として教えられるのが「放送法」です。バリーーーンさんもご存じのように、放送法は何度も何度も改定を繰り返されながら現在に至り、現状では、全部で11章まであるはずです。

少なくとも、私が習った順に習った事実だけをお教えします。

『放送は国民、みんなのためにあるんです』

これが1条です。正式な文面は面倒くさいし堅苦しいので、興味のある方は調べてみてね。そう書いてるはずです。なので、「公共の電波」っていうのだな、と知るわけです。
2条はいろいろ書いてるんですけれど、

「『放送』ってのはこういうものを言うんだぞ」

と定義づけられている文章です。読むのも面倒くさいけれど、まぁ法律の文言だし…。
で、3条はとても大切なものだ!と教員を務める上司の声色が変わります。それがバリーーーンさんも指摘されている


「放送番組は、法律に定める権限に基づく場合でなければ、何人からも干渉され、又は規律されることがない」



っていう文言です。これを私たちは「報道の自由」や「編集の自由」って言います。私たちがとても大切にしているものです。要は「法律違反しない範囲であれば、自由に報道していいんだぜ!」って言ってるわけです。

でも、もちろん、「自由」には「責任」が隣り合わせであるわけです。
じゃあ、その「責任ってのは何なの?」ってことを定義づけているのが有名な4条です。

第四条  放送事業者は、国内放送及び内外放送(以下「国内放送等」という。)の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。
一  公安及び善良な風俗を害しないこと。
二  政治的に公平であること。
三  報道は事実をまげないですること。
四  意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること
。」

要は、自由は自由なんだけれど、自由を保障してもらってる代わりに、これらは守らないといけませんぜ!って書いてるんですよね。

ウソつくな、とか
公平にね、とか

ものすごい当たり前のことしか書いてないんだけれど、最近、全然守られていないのが4項ですね。
いろんな意見があるなら、それらを可能な限り、提示しないといけないし、提示する努力をしなきゃいけない。これは、私がニュースを伝えている、今現在にいたるまで、一番気を使っていることであり、それを上手くやれていないときは、すぐに上司に怒られていたものです。

もちろん、完璧になんてできる訳ないんですけれど、努力してますよってことは分かるようにしなければいけない。でないと、怒られるんです。

「自由」=「好き勝手」なわけないでしょう?少なくとも、私はこのような順番で「放送法」について研修を受けましたし、すべてのテレビマンは同じようにそう受け取っているはずです。放送法の文章も、一応並びがあって、それをちゃんと全部読んでいくことが大切だと思います。

少なくとも、バリーーーンさんのように、「誰かが文句を言うことは放送法違反だぁ」っていうとらえ方で3条を受け取っている放送関係者は誰一人としていないはずなんですが…そんな文章じゃないし…。

バリーーーンさん、すみませんけれど、バリーーーンさんのその解釈って、本当に弁護士さんや、テレビ局に勤務している正常な人に聞いた話と解釈ですか?
もしそうでない場合、ちょっと誤解があるようにしか思えないです。少なくとも、私は研修で受けた話とも、全然違うとらえ方です。




ここはアレですね。



弁護士ドットコムさんの出番ですね。






私は以前、このブログ上で「簡単に『報道への圧力』を口にし、批判すべきではない」という意見を書きました(こちらのブログです)。すると…

「安倍の犬が」
「権力にすり寄って気持ち悪い!」

全く意味をなさない口汚い誹謗をかなり頂戴しましたし、ネット上にも私をそのようにバカにするツイートなどを拡散している輩が多数いました。

私が書いたのは非常にシンプルな意見であり…

・単なる放送法違反であれば怒られて当然であること
・「事実と違うことを指摘」するのは「圧力」とは異なること
・と、言うかその程度の「圧力」に屈するのであればそんなものはジャーナリズムでも何でもないこと

などを書いたつもりですが、多数送られてくる誹謗中傷には「論」に対して「反論」するものは1つたりとも確認できず、私のことを上記したように誹謗する低レベルのものばかりで辟易としたものでした。



さて、そんな中ですが、先週の土曜日に、TBSのたけしさんの番組である「新・情報7daysニュースキャスター」において、またも一方的な…少なくとも、もともとキー局の情報番組の発信者の一人であった私の目から見ると、情けなく思える放送がされておりました。

結論から言うと、私は先日の「新・情報7daysニュースキャスター」はBPOで審議されるべき案件であり、今までの政権がこういう番組をずっと放置してきてしまったから、間違った認識が日本中に充満しているのだ、と…そう考えています。

話を進めます。

当該番組では、例の『自民党がNHKやテレビ朝日さんを呼び出したニュース』を扱っており、VTR終わりに安住アナが有名な「放送法第4条」の説明を行いました。おさらいするまでもないものですが…

テレビ局は「免許」を交付されて放送しています。なので、「放送法」という法律を守らなければいけません。放送法の4条には
・嘘を言っちゃいけないですよ
・政治的には公平でお願いします
・いろんな意見があるものは、その「いろんな意見」をちゃんと紹介しましょうね
などが書かれています。

当然ですね。私たちも車の免許を持っています。なので「道交法」を守りますよね。スピード違反をしてはダメでしょう?テレビ局も同じですね。国民の「知る権利」のためにも、大きな拡散力を持っているテレビ局に課せられた…これらは最低限守られるべき法律なんです。

ここまでの解説をしておきながら、その後、この番組内では信じられない展開を見せます。毎日新聞編集委員の元村有希子さんという方が解説者としてコメントをはじめ、

「BPO(放送倫理・番組向上機構)がNHKのヤラセ疑惑を追及すればいいだけのこと」
「自民党が事情聴取する案件ではないと思います」

と厳しく非難。さらに、今回の案件とは全く関係のない去年の…(半年も前の)選挙の前の話である
「安倍総理が(TBSの)ニュース23の街頭インタビューに反論したこと」
を今さら持ち出し始め、

「自民党がテレビの報道に注文を付けてきている」
「圧力というのは、感じるほうが圧力と感じれば圧力なわけです」
「それは自粛につながりかねない」

と『一方的に』舌鋒鋭く批判したのです。

私は同じアナウンサーという立場からハラハラしました。安住さん、お辛いだろうなぁ。どうまとめるんだろうか…そう思っていると…この意見に対し、安住アナとたけしさんは『特に口を挟むことなく』次の話題へと移っていったのです!





だから…これを放送法違反というのです(涙)。






元村さんがTBSの系列である毎日新聞の人間である以上、反論し、批判したいのは当然のことです。でも、「系列」とか「身内」というのは国民に全く関係のない話です。

元村さんはいいのです。言ってる話が100%間違っているうえに、ジャーナリストとして、恥ずかしいレベルのことを堂々と語ってらっしゃるので、彼女ご自身が恥ずかしいだけの話です。あぁ、紙面を使って人の批判はするくせに、自分への批判はまともに受け答えできないレベルの人なんだなぁと思われるだけの話です。

でも、国民の正常な「知る権利」のためにも、こんな垂れ流し報道をそのままにして放置することは、絶対にNGな放送です。少なくとも、新聞はいいのですが、放送法には完全に違反しているのです。



政権の批判はとても数字が取れます。「不安を煽るから」です。

おいおい!最低な政権だぞ!
なんでも、このままだと、戦争するらしいぜ!
実は、戦前に戻っちまったらしいぞ!
戦争だ!!戦争だぁ!!

叫べば、視聴率は伸びるし、部数は伸びます。視聴率を稼ぎたかったら政権批判しときゃいいんです。それは否定しません。そして、視聴率を稼ぎたい気持ちも部数を稼ぎたい気持ちも分かります。同じフィールドにいたので。

でも、新聞はいざ知らず、テレビは免許を交付されて放送しています。「法律違反」はダメです。

当該放送では、完全に一方的な政権・自民党批判だけしかされませんでした。そこにテレビの自己反省や「なぜ、そこまでの動きになってしまったのか?」は全く提示されませんでした。明確な放送法第4条4項の違反行為です。

繰り返します。元村さんはあれでいいのです。でも…

『対極の意見』を紹介しなければ(放送法4条4項)。

放送だけでなく、何らかの問題があった場合、アメリカでも公聴会に大企業が呼出しを食らうことなんて日常的にある話です。今回はNHKの問題や、テレビ朝日の「報ステ」の問題があったわけでしょう?これに対して「事実確認のために」話を聞いた場合、正常であれば、

「説明の機会をいただけて、ありがとうございました」

とすら思える行為とも言えるのです。それを「圧力」と断じてしまうのは、完全に「一方的な意見」です。ほかの意見も紹介しなければ。間違いなく、それ以外の意見もあるのだから。特に、去年の選挙前の話まで持ち出していましたね?その場に安倍総理がいるなら反論もできたでしょう。総理がいないことをいいことに、一方的に断罪しておしまいでした。

政治家はメディアに対して意見1つ言ってはいけないのでしょうか?

ここまで一方的にボロかす言われているのに一言でも反論すれば「圧力」なのでしょうか?

私は違うと思っています。
安住さんはあのシーンで、「もちろん、自民党側には〇〇〇という意見もあるでしょうね」と一言フォローをすべきでした。少なくとも、私なら即時そのように対応していたでしょう。でも、「一言もフォローせずに」次に行ってしまいました。






実は、戦後、日本のメディはこうやってやりたい放題してきたのです。
そして、日本人は「それで普通だ」と間違った認識でいるのです。

これは放置してきた自民党政権にも問題があるのではないか、と私は思っています。もっと、毅然とした態度をとるべきです。具体的には先日の「新・情報7daysニュースキャスター」に対しては、明確に抗議すべき案件だと考えます。そして、BPOに審議してもらうべきです。
さらにその上で、また次に同じような放送を平気で流しているのであれば…






私は彼らの放送免許を一時停止すべきだと考えます。






放送免許はTBSさんだけのものではありません。公平に入札を行って、別企業も参画できるようにすべきです。そうすれば、今みたいに考えられない安い値段で5社だけが既得権益に貪りつくイビツな状態も多少は改善できるでしょう。私、個人的には、孫さんや三木谷さん、サイバー社の藤田さんなどが経営するテレビ局も見てみたいと思いますし、はっきり言って、その方が面白いテレビが出来る気もしています。

繰り返しになりますが結論をまとめます。

・放送「免許」の許しを得て、放送している事業者は「放送法」を守るべきです。

・事実と違う点を「指摘」することは「圧力」とは言いません。日本語を勉強しましょう。

・仮に圧力を受けたところで、そんなものに屈しているのならジャーナリズムではありません。「圧力」ごときにアーダコーダいってる「自称」ジャーナリストは一からやり直しましょう。カッコ悪いだけです。

・自民党をはじめ、政治家の皆さんはもっと放送に対して毅然とした態度をとりましょう。「法律違反」はただの「法律違反」です。厳しく罰しましょう。

・それでも改善できないなら放送免許を取り上げ、入札制にしましょう。別に放送免許を「日テレ」「フジ」「TBS」「テレ朝」「テレ東」にだけ渡した意識は国民にありません。公平にすべきです。

以上です。

ろくでなし子さんの一件についてはすでに何度かこのブログ内でも話をしているので、繰り返してもしょうがないのですが、改めて恐ろしいなぁ…と思ったことを一つだけ。

今回のろくでなし子さんの一件では裁判で「わいせつ」について争っているという話なんですけれど、その根拠となっているものが
「わいせつ3要件」
だ、と大真面目に話し合ってるんですよね。個人的にはその話って…

本気でゾッとするというか、バカじゃないのか?としか思えないです。

説明しときますね。わいせつ3要件って、
1.通常人の羞恥心を害すること
2.性欲の興奮、刺激を来すこと
3.善良な性的道義観念に反すること
を指します。それだけ言えば、結構分からなくもない話だし、定義づけるのであれば、それでまぁ…どうでもいいというと言いすぎですけど、それでいいんじゃないかと思うんですけれど…っていうか、この話が出たのって…

1957年だよね(涙)?

例のチャタレー事案だよね(涙)?

皆さん、正常な思考の持ち主の人に読んでほしいのですけれど、日本の法廷とか司法って、本気でこんなことを言い合って真剣に「論じてるふり」をして満足してる人たちが多いのですけれど、ちょっと『怖い状況』だと思います。なので「ゾッとする」んだけれど…。

チャタレー裁判って、1951年に、イギリスの「チャタレイ夫人の恋人」っていうちょっとエッチな表現を含む本を訳した本が出版されたわけですね。で、その翻訳した人と販売した人が「わいせつ物頒布罪」っつって裁判で裁かれた件があったんです。
本気であの時、その程度で有罪判決が出たのだけれど…ある意味、すごいですよね。秋元康さん、気を付けろ!AKBのお嬢ちゃんたちのPVとか、ものすごい勢いで有罪っすよ。極刑レベル。

で、そこで示された「わいせつ3要件」が「わいせつの定義だ」っつってギャースカ言い合ってるわけ。





おいおいおい、今、何年だよ?





裁判官系の人たちの非常識は僕のブログで何度も指摘してきましたけれど、ゾッとするうちの一つがこれ。1957年に示された基準を…2015年に大真面目に話し合ってて、まず恥ずかしくないのかを真剣に問いたい。平成27年よ?戦後のGHQ統治下の裁判の基準で、未だに話し合ってるのって、逆に尊敬します。そこまで成長できないのってある意味「伝統芸」。

ちなみに、僕がアナウンサーだから言うんですけれど、例の「わいせつ3要件」って…そもそも破綻してる論理です。ホントに。

何を言ってるのかっていうと、1の「通常人」の定義が確立されていないこと。どうやってアンケート調査を行うのか?どの基準でどの方式でのアンケート調査を行うのか?その調査によって、何%の同意を得られれば「通常人」と表現するのか?何にも書いてないわけです。

どの年代?
どの地域?
どの文化?
どの宗教?

何も書いてないわけ。ジジーとババーに取ったアンケートと、今回のろくでなし子さんの作品に同意した人(3Dデータを受け取った人)の価値観は違います。どっちにアンケート取るの?どういう方法で調査するの?何にも書いてないわけ。

まさか法廷の中でふんぞり返ってるバカ裁判官たちの価値観が「日本全体の価値観」と主張するわけにはいかないですよね?青春時代をつぶしてカリカリ司法試験を勉強してた人なんて、一般的にはむしろ「偏った連中」ですからね。当然。どこを基準にもって「通常人」というのかが示されてないんです。基準が示されていないのに文章が続いてるっていうね、そんな文章…

成立してないだろ。

少なくともテレビだと、んなユルユルの基準で報道できないんです。なので1周回って羨ましいです。僕らがテレビ上で勝手に
「『一般的には』この法案はなしですね!」
とか
「『通常では』この人の不倫ははオッケーですね!」
とか言った瞬間に、大問題になるよ?プロデューサーが飛んできて「『一般的』って基準は何だよ!」って叱られます。そりゃそうでしょう。僕らごときが基準なわけないんだから。ちゃんとアンケート取りますよ。なのでよくこんな定義もちゃんとしていない言葉を平気で使うよ、と感心します。よっぽど、裁判官の人たちって

「自分たちは日本の中の常識人だ」

と信じ込んでるんだろうね。机の前で勉強してるだけの人がね。こういう人が本気で人を裁くんだから立派です。2についても3についても同じです。「性欲」なんて、どう証明するの?「興奮」ってなに?屁理屈を言ってるんじゃなくて、そんないい加減なもので、「基本的人権」を有している日本人が

有罪になったり
無罪になったり

時代によってコロコロ変えられたら…怖くないです?ゾッとしません?僕、ろくでなし子さんの一件が裁判になってるってだけで、

もう、日本の裁判って何でもありかよ

と思うのですけれどね。なので「ゾッとする」と思うんです。



そんなこんなで、日本ではろくでなし子さんは「自由を奪われて」「拘留されて」「取り調べされて」裁判までされて「ワイセツとは何なんだ~!」と税金使ってギャースカ言っている中、今日もコンビニに行けば、子供たちの目線ですぐ目に付く場所に

どう見てもイタズラに性的興奮を刺激するほぼ面積のない水着を着たおねーさんの写真が表紙となった雑誌や
中学生くらいならそれだけでいくらでも白いご飯が食べられると思われるエロいイラストを表紙にしたエッチな漫画雑誌が並び、
電車の中には10代の女の子が胸の谷間を寄せながら上目づかいで誘ってるような写真がデカデカと並ぶ、

そんな社会が形成されています。

まぁ裁判官や検察の人たちにとっては、ろくでなし子さんの「自分の体にコンプレックスを持つのは辞めようよ」と呼びかけた「マンボート」はワイセツで
あのコンビニの雑誌はワイセツではないらしい。やっぱ司法試験とかやりまくってると、頭、おかしくなるのね。あのふんぞり返った連中に裁かれたくないわ~。気を付けよう。きっとまともな会話、通じなさそうだしね。




ま、アンケートとか取ってないですけどね。僕のこの意見も。



こんな記事が出ていたので取りあえず…。一応、著作権の資格を持っている人間として、解説だけしときます。参考までに。

ホリエモンがハイエナアフィリエイターに憤怒。「俺のスピーチを勝手に書き起して儲けるな」

堀江貴文さんが近畿大学でスピーチを行ったんですよね。わずか16分のスピーチで、文句なしに素晴らしい内容なんですけれど、その…「全文を書き起して」記事にしているサイトが目立つ、と。
ここでポイントは堀江さん自身がツイッターにも明かしているんですが…

・そもそも近畿大学にユーチューブで流すと、事前に聞いていなかったこと
・書き起しの掲載に際して一切の許諾申請がないこと

を挙げられています。これに対して記事中では

「ホリエモンこと堀江貴文氏がこれまでグレーゾーンだったアフィリエイト目的の動画書き起こしに苦言を呈した」
「ビジネス界の大物が「今後は警告に留めず、厳しくやる」と明言したことで今後は動画書き起こしのルールが変わりそうだ。どうしても紹介したい場合は引用の範囲を超えないように気をつけるべきだ。」

と記しているんですが…いやいやいやいや(苦笑)。これはちょっと認識が全然間違っていましてですね…

今回のケースは単に完全にアウトです

まず、皆さんもちょっと意外な感じがするかもしれないんですが、著作権法の2条の18項ってのがありまして、そこに明記されてるんですけれど、

「講演会とかで話した内容=著作物」

なんです、変ですよね?でもそう決まってるんです。本とか、ネットの記事とかだけじゃないんです。講演会などで話した内容は、その場で報酬を得た上で発している言葉なんです。モノなのか?という疑問は置いといて、講演会での話した内容や動画、すべては知的財産である「著作物」として定義づけられています。

なので、今回のケースに関して言えば、最初の段階でお断りを堀江さんに入れていない段階で、ユーチューブをアップした近畿大学も、そのコメントを拾って全文掲載したサイトも…

完全にアウトです。記事にあるように「もともとグレーゾーン」とかではありません。完全まっ黒です(笑)。まぁ堀江さんなら怒らないだろうってだけの話です。

じゃあどうやって紹介すればいいのか?

では、本当に感動した場合、どうやって紹介すればいいのか?なんですけれど、まずは
「本人の許諾」
を取ることが条件になります。著作物にはいろいろな権利があって、今回で言うと、堀江さんが著作権者に該当しますので、堀江さんに「公表権(=18条)」や「公衆送信権(=23条)」っていう権利があるんですね。堀江さんが許可すれば、インターネットを使っての送信=公衆送信も認められます。逆に許可もなくネット上に上げると完全に違反になりますので気を付けてください。

でも、どう頑張っても許諾なんて取れないこともありますよね?相手が海外にいたりとか。
そんな時はまず…
・個人的に使う=これはですね、全く問題ないです。個人的であればね。著作権法30条に書いてあるんですけれど、何の利益目的でも何でもない場合は、許可はとらなくても問題ないと思っておいてください。
・ネット上に記事として公開する=この場合は32条に記載されている「引用」っていう条項が該当するんです。報道や批評のために、あくまで「参考」として活用する場合は認められます。これらの場合に関しては
「記事全文の中の3分の1以内に収めましょう」
ここだけ抑えておけば、一応は大丈夫、というのが通説となっています。

要は、ものすごーく感動しましたよ、と。
で、その「参考」として、堀江さんの「この文章」と「あの文章」がよかったんだけれど、それに対して自分はこう思ったんですよ、と。
全文の中で、引用した堀江さんの文章が「3分の1」以内であれば、その著作物は、堀江さんの文言のコピペなのではなく、「あくまで自分の意見を発信した著者の著作物であり、その著者の意見を構築するための参考意見」として認められるんです。

意図が捻じ曲げられたら?

もう一点だけ。
堀江さんのツイッターの中にもありましたけれど、僕とか堀江さんがよくやられるのがこれです。勝手に「長谷川は~言ってるんだけれど…」とか言いながら、勝手に一文だけを抜き出して、全然違う意味として書き出した挙句「だから長谷川はバカだ」とか言ってる頭スッカラカンの人も少なくないんですけれど、こういうのはですね…
「著作人格権の侵害」
っていう行為に該当するんです。また、勝手に内容を改ざんしたり、切るべきところで切らずに書き起したりしてる行為は「同一性保持権」や「翻案権」という、ちょっと難しい言い方をするんですけれど、とにかく著作権違反の行為となります。こうなると「引用」は適応されません。単に、著作者の人権侵害になるので、引用をする場合はその内容をしっかりと吟味して、内容をちゃんと捉えた上で自身の意見を述べるのがいいと思います。

まぁ、ブロゴス上ではこの「著作人格権の侵害行為」は乱発されているんだけれど、僕などはほったらかしにしていますが、一応は、訴えられたら完全に負けるレベルのものって結構あったりします(笑)。皆さんもブログなどを書く場合は気を付けましょうね。

昨日投開票が行われた統一地方選の前半戦、結果はもう皆さんご存じの通りだ。

投票率は戦後最低。もうみんな、地方政治などに関心を持たなくなってしまっているのだろう。要は「どうでもいいし」という感じだ。

結果は自民党の圧勝。全議席2284のうちの過半数を制したのは平成3年以来24年ぶりのことだ。まぁ当然か。公明党の議席も加えれば、日本全国、自・公の圧勝と言える。

そんな中、大阪における維新の党はさすがの健闘。この日本全国の自民圧勝ムードの中、しかも例の女性議員のスキャンダルをものともせずに市議会・府議会ともに第1党を維持。意味があるのは改選前議席を上回ったこと。松井知事の言う「過半数でなかったから負け」は謙遜しすぎ。このムードの中の結果としては十分だ。

さて、もうみんな分かっていると思うが、最低の投票率も…自・公の圧勝にしても…僕はかなり大きな要因が…

民主党・岡田克也代表と言わざるを得ないと思っている。

これは民主党の支持層もよく聞いてほしい。悪口で言うのではない。岡田克也代表ではもう民主党は持たないと思う。このままでは、民主党は…本当に一度はしっかりと「解党した方がいい」と思う。
自民党の支持層でもある程度は分かっていると思うが、民主党の若手議員たちには優秀な議員も確かに存在している。しかし、上層部がその力をちゃんと発揮してあげられる状況でない以上、このままではじり貧にしかならない。これは何度も言っていることだが、自民党にとってもマイナスでしかない。ちゃんとした選挙をもとに選ばれているにもかかわらず「独裁政権だ!」という謂れなき批判を受けてしまうのだ。

2005年の小泉郵政選挙。

僕も取材した選挙だが、小泉さんが選挙やマスコミの扱いの達人であることは認めるが、それ以上に岡田氏のあまりにも『何もしない姿勢』が際立った選挙だったと僕は分析している。岡田氏は「選挙に弱い」。しかも、ものすごい勢いで弱い。これは我々マスコミの常識であり、典型的な『何も仕掛けられない人』であることを良く考えなければいけない。

皆さんもご存じの通りで、岡田氏はイオン創業者一族の出で、資金的にも組織的にも、おそらく今まで選挙で苦労したことは一度もないタイプの政治家だ。有り余る資金。有り余る組織力。有り余る知名度。はっきり言って、負けるわけがないタイプだ。

が、工夫があまりにもなさすぎる。今回、統一地方選の結果は、来年の参院選の重要な基盤となる。ここで落とすと、来年も間違いなく苦戦を強いられるだろう。にもかかわらず、岡田氏の今回の統一地方選への取り組みを見ていてもかなりの疑問を抱かざるを得ない。そもそも、知事選で、なぜあそこまで最初の段階で自民党に対して白旗を揚げるのか?敵前逃亡もいいところだ。

負けるのは分かっているし、負けてもいいから、一度は「戦っている姿勢を見せる」ことが大事なのに、10の知事選で、自民党と対決したのはわずかに2だけという体たらくだ(この2つでも当然負けたのだが)。可哀想に、全国の多くの場所では、国民は「選択肢」すら提示されなかった。このことが示す意味を岡田氏はあまりにも意識していないのではないか?

カッコ悪くても、汗をかくこと。
カッコ悪くてももがくこと。

今の民主党はそれが全くできていない。もう2009年のことは本当に忘れなければいけないのに、いまだに忘れていないかのようだ。このまま行くと、来年の夏には本当に民主党という政党は消滅しているのかもしれない。それでもいいような気もする。優秀な、戦う意思のある若手の議員たちが本当に自民党に戦える抵抗勢力となりうるメンバーを集めるべき時期に来ているのかもしれない。




ライブドアニュースにも上がっていたが、日刊ゲンダイさんが非常に興味深い記事を掲載していた。僕がMCを務める「バラいろダンディ」でも先日取り上げたのだが、これはみんなで情報を共有し、話し合う価値のある話題ではないかと思う。


受信料“拒否”可能に? 「NHKだけ映らないアンテナ」の波紋(日刊ゲンダイ)


このニュースは、僕も待ち望んでいたニュースであり、研究を進めている筑波大システム情報工学科・視覚メディア研究室の掛谷英紀准教授には、ぜひ一刻も早い商品化をお願いしたいところである。

僕は前の職場で働いているとき、NHKの超の付くオレ様な取材姿勢や、有り余る金をベースにした恐ろしいほどのバブル感覚を目の当たりにし続けてきた。
我々民法各局は、何らかのニュースになりそうな情報が入ると、局から契約しているカメラマン・音声さん・ドライバーさんとともに現場に向かう。周辺の住宅に取材依頼をし、ピンポンして回ったりする。懸命に回っていると、後からゆっくりと現れるのがNHKの取材者である。もちろん、我々のようにアルファードやセレナで来るはずはない。我々が支払った受信料で24時間契約してある真っ黒のピカピカに輝くハイヤーでやってくる。そして、取材現場を荒らして回る。

ある時だ。僕たちフジテレビのスタッフが事件被害者をよく知る家に取材を申し込もうとして、ピンポンしたところ、
「あ、もうNHKさんにお話ししましたからお帰りください」
と言われてしまい、まぁ…これはよくある話なので、粘って「どうか我々にも同じコメントになるかもしれませんが、一言だけ…」とお願いしたところ、なんとかその方が取材に応じてくれたことがあった。家の玄関に入り、最初に言われた一言を、僕はいまだに忘れることができない。

「すみません、NHKさんが先ほど家に来て『この後に来るだろう民法のワイドショーや週刊誌は、私たちNHKと違って下品でくだらない質問をしてくるので、家に上げなくていいですよ』とおっしゃったもので…」

その方は被害者の方の顔写真から、生い立ちまでかなり詳しい情報を知る人物だった。ひょっとしたらその方のインタビューをNHKで独占したい、と考えていたのかもしれないが…はっきり言って殺意すら覚えた。誰が下品だ?誰が。誰が「くだらない質問」をするって?お前たちが高尚で僕たちがくだらない人間たちとでも?

また、これは多くの人が知っていることだが、2008年のリーマンショック。日本を襲った大不況は我々テレビ局にも重くのしかかった。現場の経費は次々と削られ、その当時はフジテレビの取材陣も、お昼ご飯をすべて自費、コンビニの弁当などで賄っていた。もちろん、僕も一人の局員として、コンビニのごはんで過ごすことがほとんどだった。ローソンの「ノリ弁当」には何度助けられたか…。あの値段であのクオリティ…。まさにローソンの素晴らしさは…(以下略)。

そんな時でも、NHKさまの取材者たちはセレブリティな姿勢を崩さなかった。極寒の取材地で、我々がガタガタ震えながら、対象者が家から出てくるのを待っている中、みんなで温かい缶コーヒーで体を温めていた時、NHKの取材者がハイヤーの中で2000円はするであろうお重弁当を食べている。我々民放クルーたちは
「いいよな、NHKさまは」
と言いながら、指をしゃぶりながらその待遇を眺めていたものだ。

一つだけ言いたいのは、これらの待遇が…「自分たちの営業努力の結果で」得たお金なのであれば文句はない、ということだ。

はっきり言おう。NHKの職員はすでにどの民放各局よりも高収入を得ている。実際の額面は一見するとキー局のほうが多そうに見えるのだが、NHKのすごさは住居のサポートなど、生活面のあらゆるサポート体制が尋常ではないほどに整備されている点だ。その結果、実質賃金(可処分所得)に関していえば、すでに、民放ナンバー1であるフジテレビの若手社員であっても遠く及ばないほどの金額といえる状態なのだ。

それらのお金の原資はいったいどこから来ているのか?

なんで「家にテレビがある」というだけで、金を毎月取られなければいけないのか?

フジテレビだけでなく、全国の民放各局の営業職の人間は、どれほど毎日苦労を重ねているのか、NHKの殿様職員たちには分からないだろう。民放の営業のみんなは命を削り、下げたくもない頭を下げ、懸命にCMを取ってきている。それでも、倒産する可能性もある。そんな状態と隣り合わせのまま、とにかく懸命に、営業し、コンビニ弁当で、走り回っている僕らにとって…

NHKのあの集金システムは…納得のできるものでは到底なかった。

が、今回のニュースはそんな僕らのような人間にとって、一つの光明であり、衝撃だと言える。少なくとも、今回の記事の中のキモといえる一文である…

「NHKがそういうことをするのに、不公平を感じたんです。それなら、NHKと契約をしない自由があってもいい。今回の装置は、公共放送を改めて見直す問題提起になればと思っています」(筑波大・掛谷准教授)

は、絶対に正しい。この「NHKと契約しない自由」は日本国憲法で保障されている日本人の基本的人権の一つであることは間違いない。勝手に「ある一定の生活」を強要され、そのために毎月の負担を強いられる道理は存在しない。

もちろん、我々もNHKの素晴らしさをムゲに否定する気はない。特に災害報道の時など、ダントツで素晴らしい結果を出していると思う。あの溢れんばかりの資金力にものを言わせ、民放では逆立ちしても逆らえないほどの素晴らしいニュースを流し続ける。
また、それ以外の番組でも、民放で育った優秀なテレビマンを金の力にものを言わせ、次々と引き抜き、もはや民放のバラエティー番組を全く変わらない企画があふれかえっている。NHKが好きな人、NHKを見たいなぁ…と思っている人たちはそのまま見ればいいのである。

が、僕のように、昔から嫌な思いを何度もさせられたり、NHKなど見なくても、十分な情報収集のできる人間にとっては、「NHKを見ない自由」は許されるべきではないか、とずっと思っていた。

少なくとも、今までのNHKの集金システムの根幹である
「家にテレビがある以上、NHKを見ることが出来ているはずです!」
という言葉は、今回の研究により、完全に無に帰すこととなる。記事内容が確かであれば、ほぼ100%の確率でNHKだけを遮断することができるようになるのだ。これをつけてまで毎月の受信料を取られる謂れはない。なんてったって「受信してない」からだ。

僕は筑波大の掛谷准教授の研究を全面的に支持する。一刻も早い製品化を応援したい。頑張ってほしい!



前職にあった時に、
『フジテレビの視聴率の低下は「8チャンネル」というポジショニングが影響している』
と懸命に主張する編成マンがいて、筆者はずっと
「バカだなぁ…このおっさん」
と考えていた。「新聞のテレビ欄で端っこに行ってしまったからだ!」というのが主な主張だ。目線が端までいかないのだ、と。
が、筆者は以下の2点の理由からその主張に同調したことはなかった。

・最近の若者はすでに新聞などはあまり見ていない。

テレビの視聴率が「新聞のテレビ欄」だけで左右されるわけはない。多少の影響があることは否定しないが、そんなもので何年も連続で視聴率3冠をキープしていたテレビ局が、ここまで一気に視聴率が落ちる訳ないだろう、と。

・東海テレビさんとNHKの視聴率が説明つかない

フジテレビの放送は中部地区では「東海テレビ」さんがネットしている。フジテレビが視聴率3冠をキープしている間、言うまでもなく東海テレビさんでも視聴率は絶好調だったわけだが…東海テレビさんは「1チャンネル」なのだ。つまり、新聞では端の端なのだ。
同様のことは関東のNHKでも言える。ご存じのように朝の連ドラなどが絶好調のNHK。しかし、新聞のテレビ欄は端である。新聞の真ん中に来れば、視聴率が上がる、などというのは間違いであり、「面白いテレビを作れていない甘えでしかない」というのが、基本的な筆者の見方であったし、今でも前提部分としてはその考え方は変わっていない。

しかし、筆者はこの3月末より、大阪のテレビ東京系準キー局である「テレビ大阪」にて、新たに夕方のニュース番組を立ち上げるにあたって、キャスターを務めさせてもらっている。

今まで視聴習慣自体がなかった大阪の夕方の7チャンネルというステージに際し、視聴率的にもかなりの苦戦が予想されたし、そもそも苦戦するという前提で筆者だけでなくスタッフも取り組んでいるのだが…2週を終えて、現状だけを報告すると…

平均の視聴率は…すでに2倍となっている。

もちろん、これからもまだまだ試練は続くと思うが、元が低いとはいえ、アベレージで倍にするのはテレビの世界では容易ではない。業界の人間はみな知っていることだろうが、特に夕方のニュースなどは、「視聴習慣」というものがあり、それを変えることは簡単ではないのだ。
もちろんスタッフの頑張りがほぼ全てなのだが、一体なぜこんなことになっているのか…?
実は昨日付のスポニチの紙面をスタッフが送ってきてくれ、その紙面を見て少し驚いた。
それがこちらである。

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これを見て頂いてお分かりだろうが、確かに…「7チャンネル」という意味合いがかなりよく分かるものとなっている。紙面全体のど真ん中を占め、間違いなく一番最初に目に飛び込んでくる。
今まで「選択肢にもあがらなかった」だけの存在が、まず、「知ってもらう」という大事なプロセスを、ここまでいとも容易く可能としているのだ。

そもそもこの春より、関西では「夕方のニュース戦争」と言われるのだが、夕方の枠を各局が大きく変えてきた。視聴率ナンバー1のMBSテレビの「ちちんぷいぷい」という情報番組に各局が対抗するためだ。
各局が一気に変えてきたので、もとより情報誌などで取り上げられることが多かったのだが、そうか…その度にこうやって…「7チャンネル」というだけで、ど真ん中に持ってこられるのだ。

確かに、この効果は少なくないとは言い切れない。筆者もスタートからこの2週の視聴率は少し意外なものであったので、多少の違和感を感じていたのだが、この大阪のスポニチさんの紙面を見て、少しだけその理由が理解できた。
と、同時に、古巣であるフジテレビが、現在視聴率的に苦戦している原因の一端が見えたような気がする。

前提だが、もちろん『面白い番組・魅力のある番組』を作ることが最低条件だし、そうでなければ、話は始まらない。それは確かだ。
が、最初の選択肢に入るかどうかで言うと、そもそも「テレビに興味のある人」が目にする「テレビ情報誌」や「新聞のテレビ欄」などは、より目につきやすいものである方がいいことは当然である。
ではどのような番組がテレビ情報誌などに取り上げられるのか…?

そう。『新番組』である。

ここに一つの原因があるように見える。
フジテレビはこの4月にも、98年以来となる、大変な割合の番組改編を行った。が、これはこの4月の話だ。実はフジテレビは去年の10月も、去年の4月も、その前の10月も…次々と新しい話題番組を投入し、編成テーブルを次々と変えていっている。
ライバルである日本テレビが去年4月に「全く改変をしない」という挑戦をして大成功したのと対極と言える。

こうして、新番組を投入すると、その一時だけは話題になる。今回の筆者のニュース番組のように何らかの特集で取り上げられることは間違いない。が、その時に、毎回毎回…

「8チャンネル」なので「紙面の端」に掲載されることとなる。

新しい番組をスタートしても、テレビ朝日(5チャンネル)が紙面のど真ん中で取り上げられているにもかかわらず、その度に一番右端に掲載されることがほとんどだ。
これでは、多額のお金を投入し、新番組をスタートしたとしても、その宣伝効果はかなり薄れている可能性があるのかもしれない。

逆に、フジテレビで現在絶好調の番組がある。
筆者も10年以上担当させてもらっていた朝の「とくダネ!」である。

筆者がNYに赴任となり、筆者とともに番組の中心の一人として活躍していた天才的なリポーターである大村正樹さんが北海道の番組異動し…とメインリポーター2人が一気に番組を離れて以来、一時期「とくダネ!」はその視聴率が2位…もしくは3位と低迷をしていた。この頃は、番組の打ち切り説が何度も局内でも出されている状態だった。

しかし、「とくダネ!」は番組内容を一新し、小倉キャスターはそのままでそれ以外をほぼ別番組のように改編し、現在、朝8時台の視聴率競争で再び独壇場を築き上げている。あえて新しい番組にしないことによって、視聴習慣を損なわないまま、内容の改善を成功させたのだ。

こうして考えると、この手法が一番上手なのが日本テレビであることは間違いない。

「ダッシュ村」や「いってQ」などは、もはや番組開始当初と比べると別番組の様相だし、「行列の出来る~」などにいたっては、もはや法律相談などはほとんどなくなってしまった。もはやあのタイトル、何の意味があるんだ?レベルである。
それでも、今まで見てくれた視聴者のニーズにこたえた結果であり、固定客を離さないまま、いい方向に改善できているのが今の高視聴率につながっていることがよく分かる。



フジテレビが「8チャンネル」なのは大切な局のアイデンティティであるし、そのままでもういいとは思うが、アピール効果や宣伝効果が以前と違ってかなり落ちていることは間違いのかも知れない。紙面に取り上げられるたびに「あの端っこに書かれてた番組」となってしまう可能性が否定できない。

ここまで考えると、現在のフジテレビは新番組を立ち上げすぎなのかもしれない。今ある番組をしっかりとテコ入れして、改善していくことが出来れば、少しづつでも上向きになっていくのではないか?逆に5チャンネルという最高のポジションを取れているテレビ朝日などは、視聴率的に厳しい番組がある場合、思い切った挑戦をどんどんしていっていいように思う。

王者日本テレビの視聴率が何故いいのか、ひょっとしたら綿密に計算された、明確な原因があるのかもしれない。袂を分かったとはいえ、古巣は自分を育て上げてくれた大恩ある局だし、何より今でもあの雰囲気を、筆者は今でも大好きだ。

今、筆者はテレビだけで週に7本のレギュラー番組のメインMCを務めさせてもらっているが、フリー転向2年目でここまでの仕事をいただいているのも、古巣で育ててもらったからこそだと思う。お昼の『グッディ』など、期待できる新番組もいくつも始まった。ぜひ、辛抱強く、このまま頑張っていってほしい。




先週金曜日に放送した『ニュースリアル』の中の「長谷川持論」のコーナー内容が結構多くの方から高評価をいただいたので、こちらのブログでも紹介しておこうと思います。

僕は毎週金曜日にテレビ大阪の夕方のニュース番組『ニュースリアル』でキャスターを務めさせてもらっているのですが、その中で、気になるニュースや話題の話に対してジャスト1分で自分の意見を言い切る「長谷川持論(はせがわじろん)」というコーナーを持っています。

先週金曜に話したのは地方議員たちの「政務活動費」についてでした。

統一地方選がスタートし、地方議員さんが選挙活動を行っているのですが、去年発覚した野々村竜太郎元県議のニュース以来、

政務活動費(せいむかつどうひ)

って、本当にいるのか?!地方議員たちの「お小遣い」になっちゃいないか?!という声が噴出しています。
確かに。
国民や市民が預けた税金を、まるで自分たちのお小遣いのように使う情けない地方議員たちは後を絶ちません。残念ながら、東大阪市などでは、市議会議員さんが42人いるんですけれど…そのうちのナント32人がこの政務活動費を不正に使っていたことが発覚。約3883万円を自主返還し、半年間で正副議長が2代続けて辞任、1人が議員辞職するというサイテーな事態に陥ってたりします(涙)。

で、街頭インタビューで聞かれたわけですね。

「長谷川さん、もう政務活動費なんていらないんじゃないですか?」

で、それにお答えしたのですが…いや…分かります。そう言いたくなるのはとても分かるし、当然のことですよね。もう、地方議員自体が要らないんじゃないか、という声も聞こえますよね。それも当然だと思います。現在、選挙活動をしている全候補者はそういう街の声に謙虚に耳を傾けるべきだと思います。でも、結論から言いますと、

政務活動費はいります。

むしろ、「とても必要な費用」の部類に入ると思っておいてください。
政治家の役割は「予算をどう扱うのかを決める」ことです。皆さんから集めている税金。それを使って、少しでも皆さんの生活を良くしようと検討し、話し合い、予算の使い方を決めるのです。
その為には、正確な調査は必要不可欠です。なんてったって扱う金額がめちゃ大きいからです。慎重に慎重を重ねるのは当然のことです。
現場に足を運び、情報を仕入れ、調査会社に依頼し、正確なアンケートを取り、時には地元の方々を食事に誘って、お酒でも飲ませながら本音を引き出し…。
政務活動費はもともと、とても大切なものなんです。でも、その政務活動費を不正に使用するバカな地方議員たちが後を絶ちませんでした。少なくとも、そのようなニュースがどんどん流れました。僕は、その解決の糸口となる話として…

北海道の函館市議会の例をご紹介しました。

函館市議会は、もう何年も前から政務活動費に関わった「全ての」領収書をネット上で公開にしています。これは皆さんもネットでググればすぐに見られます。一度見てみてください。驚くことに…

○○日
○○時に
○○電気で
○○という商品を
○○円で購入

と整理されたページが出てきて、その下には「スキャンされた実物の領収書」を見ることが出来るでしょう?凄いでしょ?これが

「日本で最も透明性を確保できている地方議会の一つ」

と言われる函館市議会です。言うまでもないことですが、函館では政務活動費の不正使用は1銭もありません。しかし、実はこの効果はそれだけではないのです。

なんだと思います?

全ての政務活動費をオープンにすることによって…「頑張っている議員さんの活動」を有権者たちが知ることが出来るのです。我々マスコミの責任でもあるんですけれど、何でもかんでも批判するマスメディアって結構多くて、その情報だけを鵜呑みにしてしまったら

地方議員、サイテーだな~!もう、みんなクビにしちゃえよ!

と言いたくなると思うんですけれど、僕も飲み仲間が結構いますが、地方議員であっても、中央の政治家であっても…政治家の皆さん、マジメに、懸命に頑張っている人、少なくないんです。一生懸命な人もたくさんいるんです。そういう人たちが汗を流してる。そういう人たちが懸命に走り回っている。そんな姿を、今の多くの人は確認できないし、知る術がないんです。

函館のように、完全なガラス張りにすれば、多くの頑張っている議員さんの活動も見ることが出来ます。

今回の「長谷川持論」のコーナーでは
・政務活動費はとても必要なお金なんですよ。
・でも、函館のように全面ガラス張りにすることが一番適切です。
という2点を話させていただきました。

来週も頑張ります!



今日の夕方より、取材依頼の電話がジャンジャンかかってきた。皆さんもヤフーニュースのトップでも見たであろう、日テレの上重アナの件である。

僕の4つ下の上重アナは元甲子園球児。面識はないが、画面で見る限りとてもさわやかな青年で、視聴率絶好調の日本テレビにおいても高い人気を誇る男性アナの一人だ。この4月からは朝の情報番組「スッキリ」の進行司会に抜擢されている。その上重アナに、下記の追及を明日発売の週刊文春が行ったのだ。

日テレ「スッキリ!!」新司会・上重聡アナ 「1億7千万円マンション」利益供与

文春さんの記事内容を僕が詳しく書くわけにもいかない。興味のある方は文春さんを買って読んでくれればいいと思うのだが、ざっくりと概要だけを言っておくと、上重聡アナが、昨年、自宅マンションを購入したらしい。その金額は1億7千万円。正直言って…ちょっとあまりにも…な金額だが、話を先に進める。
で、その際に、有力スポンサーであるABCマートの創業者の三木正浩氏から多額の融資を無利息で受けていたことが、取材により明らかとなったというのだ。
週刊文春としては「報道機関である民放の社員がスポンサーから金品などの便宜を図ってもらうこと自体、重大なコンプライアンス違反であり、上重アナの行為は日テレの社員就業規則の懲戒事由に該当する可能性がある」と伝えているわけだが…数点申し上げたい。


・コンプライアンス違反か?と問われれば、それは否定しきれない

残念ながら、文春さんの記事の指摘は…個人的にはちょっと厳しすぎるのではないかとも思うが…それでも、言ってる理屈は間違ってはいない。これはコンプライアンス的に問題か?と問われれば、迷いなく「全く問題ございません!」とは言い切れない気はする。その理由として…↓


・ちょっと金額が高すぎる

断言しておくが、日テレの社員です、また日テレよりもずっと高給をもらっているフジテレビの社員です、と言ったところで、通常であれば、1億7千万円のマンションは買えない。断言しておくが、普通では無理だ。上重アナの実家が考えられないレベルの金持ちで、1億円ほどの金額を融資してもらえないと、このマンションは絶対に購入は不可能だ。と、言うことは上重アナは「通常の勤務では手に入らない『利益』を『供与』された」という文春さんの理屈自体は筋は通っていると言える。


・が、悪気があるようには見えない

上記したように上重アナとは面識はないが、とても爽やかで好感の持てる人物だと聞いているし、記事を読む限り、とても悪意を持ってやった行動とは思えない。記事の中でも出てくるのだが、ABCマートの三木氏が物件の紹介も購入の勧めもしたとのこと。その通りなのだろう。多分、そこまで深く考えて取った行動ではなく、彼自身は「ご厚意に感謝して、いい物件だと思って購入した」という感じなのだと思う。だとすると、今後、適切に処理し、本人が次に同じことをしなければ、「気を付けろよ」で済む話の気がする。


・三木氏にも悪気があるような気はしない

これは想像の域を出ないのだが、多分三木氏…もしくは、三木氏の奥様などが…上重アナのファンだったりしたのではないだろうか?と、言うのも、本当に「悪意を持った利益供与」だったのであれば、こんな手の込んだ形をとる必要がないからだ。
実は我々アナウンサーだけではなく、テレビに出演している人間は…はっきりと言ってしまうが、大なり小なりの「利益供与」とも受け取れる行為は…ほとんど全員が受けているものだと思ってほしい。


アナウンサーやタレントの世界の慣例

世の中には…いわゆる「ミーハー」な人々が少なくなくて、テレビに出ている、というだけで多くの方が友人になろうと話しかけてきてくれるし、その方々も何らかの宣伝になるかもしれない、何らかの見返りもあるかもしれない…という下心も少しありつつ色々なものをくれたり提供してくれたりは、日常的にあることだ。
普通の人が行けないようなコンサートのチケットは取れるし、普通は行けないようなパーティーには出席できるし、新商品や人気アイテムは、「欲しいですね~」とその会社のスタッフさんに一言言えば、数日後には段ボール箱でアナウンス室に届いたりするのは日常茶飯事だ。
確かにこれは「利益供与」の一端ではあるし、本来は適切とは言い切れない側面もないとは言えない。
が、これは企業にとっては大事な営業活動であり、局員のアナウンサーといえども自信のブログやツイッター・フェイスブックなどを活用している今の時代、もしかしたら自身のブログで取り上げてもらえるかもしれない!という思いも、もちろん少しはある。企業サイドとしては、宣伝広告の一環として、女性アナに自分たちのブランドの洋服を着てもらい、そのまま「よかったらお使いください、お似合いですよ♪」なんて言うのは、当然のことでもある。

が、今回の件は少々これらのケースとは異なる。

明確に金銭の授受があること。ABCマートは有力なスポンサーであるということ。そして、いくらなんでも…金額が高すぎることだ。記事にあるように「懲戒事由に該当の可能性」は言いすぎだと思うが、局内ではちょっとだけ注意されてしまうかもしれない。それ以前に、とにかく早めに売却手続きをして、こういう指摘はもう受けないようにした方がいいと思う。

上重アナは、今回は少々可哀想だったと思うが、これらの経験はきっと将来にはいい勉強になると思う。我々アナウンサーは何かあれば、マイクで取り返すのが一番だ。と、言うか…それ以外出来ないのがアナウンサーだ。日テレさんもどうか上重アナを守ってあげてほしい。以前も一度言ったことがあるのだが、局所属のアナウンサーは局が守ってくれなければ誰も守ってくれない。彼を愛する多くのファンのためにも、どうか温情のある対処を切に願うものである。



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