2015年10月

民主党の松本剛明氏が離党した。

我々の間では「たけあき」という本名ではなく、通称である「こーめーさん」「松本こーめーさん」と呼ぶことが多かった。「ごーめー」じゃないのか?と記者の後輩に聞いたことがあったが、周囲は「こーめー」なんだそうだ。

東大の法学部を出て、高祖父が伊藤博文という由緒ある血筋。温厚な人柄で、民主党議員の中では政策立案から逃げることなく、とても聡明な人だったと記憶している。私が担当していた朝の情報番組にも2度ほどご出演頂いたこともあり、悪い印象は全くなかった。政策にも明るく、重要ポジションを務めていた彼の離党は、同じ民主党内ではショックを受けている人も少なくないだろう。

その松本剛明氏のフェイスブックが回ってきた。
これはすでにオープンにされているものであり、また内容にも触れたいので、全文を掲載したい。党の政調会長まで勤め上げ、外務大臣も経験した人物が、どうして民主党を離れることになったのか、あまりの惨状に彼の心情を察すると胸が痛む。




〖 ご 報 告 〗
 国会に送っていただいて15年。党政調会長、議院運営委員長、外務大臣など重職を務める機会も賜りました。その間、民主党に所属してまいりましたが、この度、党を離れる決断をいたしました。
 民主党は政権をめざし、政権を担い、政権を失った党です。下野した民主党は、国民の皆様のNOを謙虚に受け止めるべきで、真に生まれ変われば、信頼回復への道が開けるかもしれない。そう考えて党内で主張し戦いましたが、力及ばず、党は徹底的な野党になる道を進んでいます。
 安保法制は、民主党政権で検討してきました。しかし、今年の国会では全面的に反対のパフォーマンスを繰り返しました。責任ある姿勢として対案を出すべきでしたが、私が同僚議員と用意した対案は議論されずに終わりました。
 共産党との連携を進める話まで出てきました。私の描くこの国の未来において共産党との連立はありません。もはや私がめざす道と民主党の進路が重なることはなくなりました。
 
 私の原点は、国のために国民のために働くことにあります。そのために政策を実現する議員をめざしてきました。その原点に返るために、私は無所属になって前を向いて新たな出発をします。
 何卒ご理解賜り、変わらずに政治活動をご支援くださればありがたく存じます。
平成27年10月27日
衆議院議員 松本たけあき




悲しかったろう。辛かったと思う。こーめーさん、相当に苦しい思いを抱えながらの毎日を過ごされてきたことがよく分かる文章だ。

このあいさつ文から二つ分かることがある。

まず、彼が民主党執行部に対し「真剣な反省を促していた」こと。
私も繰り返し主張していることだが、民主党は今のままでは来年の参院選は確実に惨敗すると見る。過去、7回の大型選挙を取材してきたが、今の民主党には勝てる要素が何一つない。それがこーめーさんも書かれていた
「国民のNOを謙虚に受け止める姿勢」
がない点だ。
こーめーさんは、民主党内で懸命にそれを訴えていたのだろう。そして、このあいさつ文からは、それらの正論が全く通らなかったことが記されている。

そしてもう一つが安保法案の時の民主党内の動きだ。

当時の民主党内では、こーめーさんのように「責任のある政党として」対案を出すことを検討していた人間もいることが分かる。しかし、次の文章に衝撃を受けた。

「私が同僚議員と用意した対案は議論されずに終わりました

なんという失礼で悲しい対応か。
松本剛明氏が提唱した対案は、恐らくそれなりに検討の余地のあるものであったことは間違いないだろう。すべて彼の対案通りにすればいい訳じゃない。だが、彼がまとめ上げたのだ。無茶苦茶なものの訳がない。それを「議論せずに無視」したって?
党の政調会長も務めた人間だぞ?
外務大臣を経験している人間だぞ?
そんな人間が対案を出して「無視」って…今の民主党の執行部…とりわけ、岡田氏と枝野氏はいったい何をやっているのか?せめて、検討だけでもすればよかったじゃないか。こーめーさんが辞めることになったのは、十分理解できる範囲だ。と、言うかそんな組織、辞めて当然だ。

政権を担う政党は文句を言っていればいい訳ではない。
日本国民は、バカばかりではない。無駄な利益誘導。無駄なメディアの扇動。否定ばかりの共産党の煽りに乗せられる人間ばかりじゃあない。
ある程度理解している人間は、誰が「リーダーにふさわしいか」という視点で政権を選択している。今、安保法案でサヨクメディアがくだらない揚げ足取りの報道を繰り返し、BPOに訴えられたら5秒で負けそうな放送を垂れ流し続けてきた。
そして、自民党であり安倍政権の不支持率はかなり上がったと言える。しかし…民主党の支持率は、ご存じのように下がり続けているのだ。NHKの調査では民主党の支持率はここ2回連続の調査で下がっている。先日行われた宮城県議選でも、わずか7議席しかなかった議席をさらに減らし5議席のみの獲得となった。はっきり言って民主党は崩壊寸前ではないのか。

もともと、松本剛明と言えば、あの民主党がクソミソに言われていた2012年の選挙でも勝ち上がるほどの政治家。当面は無所属での活動となるそうだが、きっと大丈夫だろう。安保の問題でもとてもよく分かったことだが、政治家の真髄とは「日本をどうしたいのかという夢があること」だ。それを有権者に発表して、あとは判断するのは有権者でしかない。

民主党は松本剛明氏が離党したことを、もっと真剣に受け止めた方がいいと思う。

維新の党のゴタゴタ劇は別のブログですでに指摘したのですが、この騒動はもう終わっています。後は法的な判断を待たないといけないので、裁判所に任せればいい話なのですが…この騒動を通じて、一般の皆さんが学べることが一つだけあります。
今回のケース、私は10月15日にもう終わってるんですよ、と。松野さんたち「自称:執行部」が160人以上という膨大な数の地方首長や地方議員・国会議員たちを…「なんのヒアリングもなしに」除籍処分にした時点で完全アウトだって話を書きました。

これに対して何にもわかってないバカな人たちがツイートで
「維新の党規約には『党紀委員会が処分はしていい』って書いてあるんだから問題ないんだぁぁぁ」
っていう、頼むから5分くらいでいいので勉強してよ的なツイートを恥ずかしがりもせずに拡散しているので、一体何がこのツイートがバカなのか解説しときますね。

ちなみに、松野さんたちも、162人の処分を上記ツイート内容を論拠として行ったはずなんです。答えだけ先に言っとくと、最低レベルの法律の知識を持ってる人に、その後注意されたらしく、除籍したにもかかわらず、今になって除籍した議員たちに「今後ヒアリングします」とか言ってるらしい。あまりにもアレなので、もう笑ってあげてください。何があったのかも含めて、全部解説しますね。

維新の党のの党規約に「党紀委員会で何らかの問題のあった議員を処分できる」ということは書かれているそうです。
では松野氏たちは「自分たちは執行部!」と主張しているわけだから、一体何の問題があるのかって話。

では一度想像してみ?

長谷川が政党を作ったとしましょう。執行部は長谷川ひとり。で、信じられないカリスマを発揮した長谷川はなんと、国会議員100人を集めちゃった!
政党交付金が50億円、支給されたとしましょう。政党交付金は国会議員の数に従って支給されます。党の運営のために使われることになっています。

で、銀行にお金が入った瞬間…

長谷川、残りの99人を「勝手に」開いた「自称:党紀委員会」で、「こいつら、ボクちゃんのこと、バカにしてるっぽいんだぁぁぁぁぁ!」と叫んで…

全員、除籍処分にしたらどう思う?で、50億円、長谷川が独り占め♪

要はこういうことなんです。松野さんたちのやったこと、このレベルのことなの。なので、橋下さんがすかさずツイッターで
「維新の党の議員たちは弁護士たちに相談しているのか?」
と書き込んだってわけです。そう。最低レベルの法知識があれば、これはありえないのです。表立っては報じられていないけれど、松野さんたちは現在、焦って弁護士たちに確認したはずです。そして、
「完全アウトです」
という助言をもらったはずです。では、ちょっとだけ専門的に解説しますね。

松野氏たちの行為はただの「懲罰権の乱用行為」

皆さんは「懲罰権の乱用(ちょうばつけんのらんよう)」という言葉を知っていますか?最低レベルの法知識を持ってる方ならだれでも知ってる常識中の常識なんですけれど、日本って『法治国家』でしょ?なので、ちゃんとしたいくつもの決まりがあって、その中でもとても大切なものが

「しょせん『人』ごときが『人を裁く・処分する』場合は、ものすごくちゃんとした手続きをしなさいよ」

ってことだと思っておいてください。
裁判官もすっごい勉強してるでしょ?で、国家試験とか通過してるでしょ?そのうえでものすごい研修とかを受けて、やっとの思いで裁判官になるわけ。で、正式に「こいつ、サイテーだよ!」と主張する検察側と、「いや、この人、いい人です~」という弁護士とで両論を聞くわけ。超めんどくさいけれど、これはみんなやってるんです。

大事なことなのでもう一度言いますね。

たかだか『人』ごときが『人』を処分するのって、ものすごく、ちゃんとしなきゃいけないんです。

それを好き勝手やることは日本では明確に禁止されていて、なんで私がこれらについてそこまで詳しいかっていうと…

私が昔いた会社と一番揉めたのがこのポイントだからです(断言)。

安心してください。懲罰についてなら、そこら辺の弁護士に負けない知識あるから(←嬉しくない)。で、「人が人を裁く」原則ってのが、通説では4種類あって(これも弁護士さんたちには常識なのだけれど…)、

① 罪刑法定主義類似の諸原則
→会社の就業規則に、ちゃんと書いておきなさいよー、いきなり、懲罰って言ってもだめですよって話です。
②平等扱いの原則
→「俺、こいつ嫌い」とかの理由で処分内容を変えちゃダメですよ。一度、この罪にはこれって言う処罰をしたのなら、みんなを同じ処分にしなさいよーって話ですね。
③相当性の原則
→1円横領したからクビだーなんてダメですよーって話ですね。ま、常識的に考えて普通でいきなさいよって話です。
④適正手続きの原則
→ちゃんと本人に話聞きなさいよって話ですね。一方的はだめよ、と。

ま、全部当たり前のことなんですけれど、これらをちゃんとしてないと、人は人なんて処分出来ないんです。日本では。これは法律を知ってる人なら誰でも知ってる最低レベルの話。なのに、どうやら松野さんたちは知らなかったらしい。なので橋下さんがツイートしたってわけです。「一度、弁護士に相談しろよ」と。説明するのもアホらしかったんでしょ。それくらいの基礎知識だから。

余談ですけれど、「事実と違います!」と主張する私を処分するにあたって、例の台場のテレビ局が私の話を聞きもしなければ、私が提出した13もの資料をつぶしたりしていたことが明らかになったので、会社に対して抗議したとき、あるアホ上層部が返してきた言葉は
「じゃあやめろよ!会社にいて給料もらってるなら会社の決定に文句言うな!」
だったんで、あぁ、この会社、辞めよう、と。もうダメだ、お台場は、と。そうなったんです。懐かしいなー。
だって、そんなアホしか上層部にいない会社ですよ?ダメに決まってるじゃん。私はどうせ世間が判断する、とほっとくことにしました。結果は火を見るよりも明らかだと思っています。視聴率と営業成績、どうなってたっけ?ファイト、現場のみんな。
私はもう、あの連中は相手にしないで、私は私でちゃんと誰が見てもわかるように成功してみせると決めたんです。相変わらず、裏ではくだらない嫌がらせをしてるバカもいるみたいだけれど、上等だよ。いいハンデだ。潰せるつもりなら潰してみな。

松野さんたちにはもう2択しかない

さて、話を戻しますが、もうわかった通りで、松野さんたちは上記した③と④が絶望的に足りてないんです。なので、僕が言うことでもないんだけれど…

あの、162人の処分は絶対に認められません。どこの裁判所に持ってっても同じことしか言われません。

これは、労働裁判とかでも同じで、「懲罰権の乱用」による「処分の取り消し」は日本全国で山のように同様の訴訟が起きてるから、皆さん、興味があったら調べてみてください。私の言ってることが分かるから。

まぁ維新のケンカは維新メンバーでやっておいてもらうとして、規約に『党紀委員会で処分できる』って書いたところで、そんなもん、自由にはできません。会社でも、皆さん、不当な扱いや不当な処分をされたら、バンバン訴えてやってください。ちなみに、労働裁判って、労働者側がほとんど勝てるから。私みたいに『相手にしてる時間がもったいない』って価値観じゃない限り、訴えまくってください。ほぼ勝てます。それくらい、日本の企業の役員たちは、バカなのに自分たちの思い通りにできるって思いこんでる連中が多いから。

今後、松野さんたちは除籍処分にしたにもかかわらず、除籍したメンバーからヒアリングをするんだって。要は④を満たそうとしてるわけ。でも大阪組は、弁護士軍団が山のようにいるので、多分裏では次のように言え、と支持されてるはずです。

「イシンノシッコウブニハンコウスルツモリハマッタクアリマセンデシタ」

これで試合終了です。だって③を満たさなくなるから。

松野さんら維新の東京組は「除籍できなかった162人を含めた党大会を行う」か、「おおさか組の言い分を聞く」以外の選択肢はありません。前者だった場合、論外な強硬処分を行った松野氏ら執行部が、今度は430人の維新の党のメンバーにつるし上げられるだけです。やめた方がいいと思います。カッコ悪いだけだし。



以上が、私が「10月15日に勝負は終わってるんですよ」と書いた理論です。反論したきゃ、受けて立ってやるからしてみ?しょうもないツイート、拡散しないように。

維新の党のゴタゴタ。

テレビを少しだけ見ている人たちは「またケンカやってるよ」というトーンのはず。松野氏サイドにとっても橋下氏サイドにとってもかなりのダメージだったろう。早めに収拾できてよかったと思う。これは全ての人にとって。あとはもう、裁判所など正式な機関にゆだねればいいだけのこと。第三者の見ている場で判断してもらえばいいと思う。

と、言うか…あくまで一歩引いてみていて思ったのだが、少なくとも今まで仲間としてやってきたメンバー。ブログやツイッターで批判し合うのはいいのだが、一度くらい、ひざを突き合わせて面と向かって話し合いってできなかったのだろうか…。面と向かって一緒に酒でも飲みながら話すだけで、簡単に解決することって山のようにあると思うのだが…。

松野氏側は「我々は正式な執行部!」と言い続けるだろう。
橋下氏側は「維新の代表は9月いっぱいで任期切れ。執行部はいない状態だった」と言うだろう。

それは裁判所にでも判断してもらえばいいのだが、一点だけ、さすがにやり過ぎというか、誰の目から見てもまずかったのでは?と思うのが…

10月15日だ。

あれはさすがに常識のある人間の誰も理解できないのではないか?
解説する。すでに、ゴタゴタに陥っていた維新の党。松野氏ら執行部は、10月15日の昼に「執行役員会」を開いた。そこで162人という膨大な数の地方首長や国会議員、地方議員らを…

一方的に除籍処分…つまり維新の党から放り出してしまったのだ。

私は、あの日に「あ、勝負あったな」と見た。
そう。いくらなんでも、これは誰がどう見てもフォローできないし、やりすぎ。と、言うよりも不当すぎる。焦ったのだろうか?なんでこんなことをしたのかさっぱり分からないが、とにかく、ケンカ上手の橋下氏がこんな敵失を見逃すはずはなかった。
あっという間に不当を訴えまくった挙句、間髪いれずに解党、そして、政党交付金の国庫返納を宣言。

ここで勝負あり、だったと思う。

混乱している政党が、解党するとかどうとかは国民にとってどうでもいいことだ。しかし、「政党交付金」を国庫に返す!と言うと、間違いなく民意は得られる。当然のことだからだ。何も、国民は政党交付金自体、支払いたくもないのである。税金を返す、と言えばもちろん理解を得られやすい。橋下氏の動きは速かった。ケンカの仕方が1枚も2枚も橋下氏の方が上だったように見える。

実は私も、除籍処分となった知り合いの維新関係者に取材をしたのだが、信じられないことに、彼らは本当に「大阪側に着きます」などの意思表示すらしていないし、それ以前にヒアリング1つされていなかった
つまり、松野氏らは「こいつら、おそらく橋下につくんだろ?」という一方的な決めつけによって、それまで共に戦ってきた同志たちを除籍処分にしていたのだった。

いや、これはダメだろ。

まぁ裁判所で判断してもらえばそれでいいのだが、私個人の見解では99%松野氏側の負けだろうと見る。と、言うのも除籍処分が妥当でない限り、党大会での決定は最優先事項となることは確かに間違いない。昨日の党大会での決定は妥当と判断され、政党交付金は返還することになるだろう。ま、それでいいと思う。

そもそも、東京にいると分からないだろうが、現在の大阪はそれどころではないのだ。11月22日に知事選と市長選が同日に行われるというW選挙が行われる。これらの結果は国政にも少なからず影響を与えるものであり、維新の党とのゴタゴタなど、はっきり言ってかまっていられないのである。

そんなデリケートな時期に、維新の大阪組が「私は東京に付きます~」「いや、私は大阪に~」とか言ってられないのが現状なのだ。おそらく全員の取材をしたわけではないが、162人の一方的に除籍されてしまったほとんどの人が、ヒアリングや意識調査などを何一つされていないのではないか?

個人的には、混乱した維新の中で、松野氏が『臨時の』代表になったことは理解できなくもないし、それでいいと思ってたりするのだが、そもそも「臨時の」代表である以上、最速ですべきことは「党大会の開催」であり、それに伴う正式な党代表への就任だったと思う。

政治の基礎とは…「自分がやりたいんです~」という「勘違い君」がトップに立たないように「みんなに選ばれること」だ。国も地方自治体もいろんな方向に行くが、それでも民主主義国家が納得できるのは「みんなで選んだ代表」が行動するからだ。私が長らく、安保関連法案に対して「当然だ」と主張したのも、去年の7月に閣議決定し、12月に選挙を経た内閣が約束通りに行っていることに過ぎないからだ。文句があるなら、選挙で選ばなければよかっただけだ。

今回の臨時党大会は、維新の党の議決権を持つ人間=430人…そのうちの委任状を含めると287人が決をとったものだ。その党大会の決定は、どう考えてもそれなりに効力のあるものだ。無視することはあり得ない。

今回のケンカは、どう客観的に見ても10月15日の段階で決着がついている。橋下氏側の勝ちじゃあない。橋下氏側もずいぶんなダメージを追っている。が、確実なのは…

松野氏ら「自称維新執行部」側の負けということだ。

要はオウンゴールってことだ。党運営は面倒くさいことが多いが、それでも、党の規約通りに進めなければいけないことはある。やはり、ヒアリングもせずに162人を除籍は無理すぎた。

さて、そんなこんなで年末まであと2か月だ。野党の再編も、政党交付金の交付を考えれば、年末までに済まさなければいけない。大阪ではW選まで1カ月を切ってしまっている。せわしない年末であるが…

それにしても、安倍さん!!本気で臨時国会、開かないつもりか??さすがにいただけないと思うぞ?大丈夫なのか(涙)?





昨日の『ニュースリアル』でも告知をさせていただいたが、来週、10月30日のオンエアは大変豪華なゲストがそろうことになった。

まず、阪神新監督就任後、初のテレビ生出演となる(予定の)、阪神タイガース金本知憲新監督
「あえて火中のクリを拾った」と語る金本新監督が、生放送で何を語ってくれるのか、本当に楽しみだ。来シーズンへ向けての期待や展望、どうやって「鉄人伝説」が築き上げられてきたか、ぜひ私も伺ってみたいことが山積みだ。

そして、もう一人が5月17日以降、初めてのテレビ生放送出演となる橋下徹大阪市長
こちらは11月22日に向けてのリレートークの一環。今まで、松井一郎大阪府知事(知事選出馬予定)、柳本顕元市議(市長選出馬予定)、栗原貴子大阪府議(知事選出馬予定)と、ご出演いただいてきたが、今までの出演者同様に20分前後、お話を聞く予定。なお、今後は市長選に出馬予定の吉村洋文さんや、自民党大阪府連のトップに就任した中山泰秀衆議院議員も出演して下さる予定となっている。数ある番組の中で、私がキャスターを務める番組に出て頂けるのは、光栄なことだ。それぞれの方々の魅力を出来るだけ引き出していきたいと思う。

なんでも、橋下徹氏は、金本知憲氏に少なからず影響を受けてきたのだという。今の大阪で考えられうる、最強のW出演じゃなかろうか…。このお二人、実際に顔を合わせるのは、初めてだと思うが、何を話すのか楽しみだ。

今年の4月にテレビ大阪で新たな挑戦として始めたニュースキャスターの仕事だが、一歩一歩こうやって信頼を勝ち得ていけていることがうれしい。まだ半年しかたっていないとは思えないほど、多くの方から反響をいただけている。



1年半前、TOKYO MXで始まった「バラいろダンディ」という番組のメインMCに抜擢していただいて以来、とにかく「ゲストの方が一番いい喋りをできるように」心がけてきた。特に「バラいろダンディ」は生放送なので、1時間の間にどれだけ集中力を出せるかに番組の成否がかかっていると言ってもいい。

月曜のカルーセル麻紀さん・武井壮さん・倉田真由美さんに遠野なぎこさん。
火曜の板東英二さん・中島知子さん・湯山玲子さんに勝間和代さん。
水曜の玉袋筋太郎さん・ライムスターの宇多丸さん・室井佑月さんに蝶野正洋さん。
木曜の梅沢富美男さん・金村義明さん・苫米地秀人先生、そして、天国へと旅立った今井雅之さん。

…名前を挙げただけで、本当に自分の番組が「面白い」というよりも「恐ろしい」ことが分かる気がするが…でも、これらの方々との出会いは、本当に私の素晴らしい財産だ。ご一緒出来ているだけでどれだけ鍛えられるか、幸運か。

これからも噛みしめていこう。
まずは来週の金曜日、しっかりと集中していきたい。

いや…これはひどい…。

維新側が入手した藤井教授のメールには、選挙前のこんなデリケートな時期にもかかわらず、自民側が有利になるように働きかけている内容が記されていたため、BPOに訴えられた問題。
一体、何を考えているのか、と強い口調で非難した。(→「朝日放送の問題は、実はかなりまずい問題である 」)

全文読んでみたいな~と思っていたら、なんとネット上に普通にアップしてあった。当然か。そもそもBPOにかけられたのだし。いや…しかしこれは…読んでみると想像していた以上にひどいというか…ABCさんも、よくこんな人間、今まで使ってたな…(涙)。ほとんど、自民党の工作員じゃないか。もし興味のある方、読みたいのであればこちらからどうぞ。もうね、びっくりするから。

まず、市長候補・知事候補の柳本さんや栗原さんのことを
「柳本先生」「栗原先生
だって。おいおい、「先生」はあなただろうが(涙)。よほど何かでお世話になってるのかね。文章を読むと

「当方としても、できる限り(陰ながら、になりますが)全力で応援申し上げたいと思います」

という、選挙前とは到底思えない文面から始まり、すでに番組スタッフが用意していたパネルを「強く抗議して」内容変更させていたり、維新側の人間のことを「きゃつら」と呼んでいたり、「大阪会議」のことを「しょぼい」と言っていたり…後半は「こういう戦略でいこう」「こう見せていこう」という…一見すると、まるでコンサルティングまがいの文章が並ぶのだけれど…

ご丁寧に#(シャープ)記号付きで「本メールは、ぜひ。オフレコでお願いします」とか書いてやがる。悪いことしてるの、分かってんじゃん。

ABCさんもご愁傷さまで。番組つくりも大変だったことだろう。そもそも、コメンテーターごときがパネル内容にまで口出ししてくるなんて本当にあり得ない。スタッフはかわいそうに…やりにくかったろう。心中、ご察しする。

論外すぎてアレなのだが、あえて真面目に論じると、問題点は3つだ。

1、スタッフに「強く抗議」するなど、圧力をかけパネルを作り直させている点。

→意見があるなら、スタジオで話せばいいだけ。そもそも、コメンテーターにゴネられ「もう出ないぞ!」と脅されたら、スタジオにコメンテーターがいない、という放送事故状態に陥る。スタッフサイドが反論や抵抗しにくい立場なのを分かったうえで自分のいいように文言を変えさせるなど、もってのほかだ。何様のつもりなのか。

2、裏で自民党候補者と密につながりすぎている点。

→コメンテーターに求められるのは専門家や主婦感覚の「中立」な視点。特定の政党支持者であるなら「私は自民党の関係者です。メールのやり取りも密にしています」と断ってからコメントしないと、視聴者の冷静で正確な判断の妨げになる。当然、テレビ局としても、こんな特定政党の関係者がコメンテーターにいるのであれば対立する立場のコメンテーターを配置せねばならず、金も時間も余分にかかる。それを「陰ながら応援します」「このメールはオフレコで…」などと言っているのであれば、完全な確信犯。電波を使った世論誘導をしようとしていた罪はあまりに重い。

3、「大阪会議」を「しょぼい」とバカにしている点。

個人的にはこれが一番ムカっときた点だ。大阪会議は自民党側が「大阪都構想」の対案として提案した会議形態で、現在までに3回開催されている。
藤井教授はその「大阪会議」を「都構想と並べるとしょぼく見える」と勝手に決めつけ、パネルを書き換えさせているのだが…そもそも「話し合い」で解決しよう、というのだ。会議がなかなか前には進んでいないのは、確かにその通りだ。しかし、「しょぼい」とは何だ!「しょぼい」とは!!ちゃんとやっとるわ!
そもそも、この藤井というチョビ髭君に聞きたいのだが、お前、自民側が真面目に提案し、維新の抵抗も受けながら懸命に努力し、少しづつでも前に進めようとしているこの大阪会議に…

いったい、いつ取材に来たよ?

私は3回、全部取材している。現場に全部行っている。報道されている以上に、みんな懸命にやっている。ケンカしているところしか放送されないが、現場では、みんな、それぞれの思いを持ちながら頑張っている。

お前、「しょぼい」とか言ってバカにしているのなら、ちゃんと見に来たんだろうな?一度もあんたの姿、見かけてないのだが。ひょっとしてネットをたたいて、テレビの切り取られた映像だけを見てバカにしてんのか?京大の教授ってその程度の務まるもんなのか?お前のやってること…

ただの「知ったか」じゃん。

何度も私はブログ上で指摘していることだが、ネットになんて「真実」はないからな?まさか大学の論文までそんな手抜きしてくれるなよ?「大阪会議」を知りもしないで適当に決めつけているところが本当にイラッとくる点だ。先日、私の番組に出てくれた柳本さんも言っていたが「大阪会議は苦労もしていますが、少しづつでも前に進んでいるんです」というのはその通りだ。お願いだから、適当な決めつけをするなよ。






藤井教授、あなたにはっきり言っておく。
今回の件、あなたは実は「悪く」はないのだ。絶望的にバカなだけで、悪いかどうかで言うと、別に悪くはないのだ。なので維新も、BPOに対しては「ABC放送」を相手に申し立てをしているのだ。あなたがどんな個人的感情を持とうが、勝手だからだ。

が、あんた、大阪自民を応援してるんだろ?
あんた、維新をたたきのめしたいんだろ?

じゃあ、なんでそんな…「完全に逆効果」なことをしてるんだ。もし、こんなバカメールが、(今だからよかったが)投票直前に発覚したらどうなったと思う?知っての通り、大阪市における親維新と反維新の差は、わずか0.8%だぜ?確実にひっくり返るぞ?

私は昔、維新の応援者たちに同じようなブログを書いたことがあるのだが、選挙をする人間は、それこそ命がけで戦っているのだ。栗原さんなんて、誰も手を上げない中、あえて自ら火の中の栗を拾い上げにいっているんだ。

黙って信じろよ!

何をスタッフに圧力をかけたりパネルを書き換えさせたり、挙句にそれを喜々として「先生、褒めて~」みたいな感じでメールとかしてんの?カッコ悪い。11月22日までは、候補者たちは真剣に戦ってるんだよ!お前は立候補すらしてないだろうが!外野席から余計なことすんな!

よかれ、と思ってやったんだろ?
力になりたかったんだろ?

それは分かるよ。自分の価値観の中では「完全に正論」と信じ切ってるんだろ?別に個人的な感情は自由だよ。でも、それをテレビに出ているプロが、テレビの力を利用して「誘導」しようとしちゃあいけない。「私はこう思います」と冷静にコメントしときゃあいんだ。そして、判断は大阪の皆に任せりゃいいんだ。そして、大阪の皆の判断が下れば、それはちゃんと受け入れるのが日本のシステムなんだ。

逆にどうしても世の中を動かしたいんだったら、覚悟決めて、選挙に出ろ!あんたの知名度なら、いい戦いくらい出来るだろうが。それもしてない奴がこんな大事な時期に、データに残るメールとかしてるんじゃないよ。

しかし、可哀そうなのが関テレの「ワンダー」。現在、藤井教授、レギュラー出演中。しかし、はっきり言って、このメールを読む限り、完全に特定政党の応援者であることは明白。このまま使うのは無理だよね。ファイト、岡安さん、ふじもっちゃん。

関西で大きなテレビの問題が起きた。

大阪維新、BPOに申し立て ダブル選めぐり朝日放送番組を問題視

朝日放送のレギュラーコメンテーターを務める京都大学の藤井聡教授が、こともあろうか、自身の嫌うおおさか維新と橋下徹氏の評価を下げるために、対抗馬である自民側の公約が優位に放送されるよう働きかけたことが判明したというのだ!

これは絶対にやってはいけないことだ。

放送法4条は政治に関しては、出来るだけ公平性を保つように努力しなければいけないことを明記してある。多彩な議論があるものに関しては、出来るだけ多くの視点を提供するように明記してある。
私ももともと、東京のキー局で大変視聴率のいい番組において政治のニュースを何年も扱ってきた経緯がある。

ハッキリ言って、めちゃ面倒くさい。

もう、何にも言えないじゃないか!と制作陣とケンカになったことなど何度あったか。しかし、それが既得権益集団、キー局であり、テレビ局の努めであり法律である以上は仕方ない。法律に決まっていることは守らなければいけない。

新聞は違う。自らのイデオロギーを訴えかけてもいいのだ。その代わり、読者に見放されたらおしまいだ。その危険性と隣り合わせで、自分のイデオロギーを押し付ける記事を書けばいいのだ。産経だって朝日だってそうしてる。

しかし、テレビは、放送波という国民の財産を使用し、自分たちだけで利権を独占させてもらっている実情がある。テレビ局といっても、例えば今、私は東京ローカルのTOKYO MXテレビで司会を務めているが、政治のニュースなど、全く映像は使えない。当たり前だ。視聴率がよかろうが関係ない。

キー局でなければ記者クラブに入れないからだ。

それだけの利権を持つ代わりに、テレビに求められているのは公平性と正確性だ。それが失われたら、テレビ局はただの「法律違反集団」になり下がる。なんと、今回発覚したことは藤井教授が…

レギュラーコメンテーターの立場を利用し、自民党サイドが有利になるように働きかけていたというのだ!

しかも、維新側が独自に入手したメールによって、その工作が発覚したというから驚きだ。そもそも、どうやってそんなメールなど手に入れたのか…。が、とにかく確かなことは、

この藤井という京大教授は二度とテレビに出てはいけない男だ、と言うことだ。

皆さんは「泡沫候補(ほうまつこうほ)」などと言って、ほとんど選挙には当選しないであろう人間たちをバカにするときがあるかもしれない。当選したとしても政治家など、バカで愚かな人間だ、信用できない、と文句を口々に言っているかもしれない。
確かに、私もその全てを否定する気はない。頭の痛くなるようなバカ政治家が多数いることは確かだからだ。

しかし、それと同じくらい、日本だろうが世界中で、「政治家」を志す人間たちは、実はとても純粋に、本当に日本の未来を憂い「何とかみんなのためになれないか」と真剣に夢をもって政治家を志す人は少なくないのだ。

私は、過去大型選挙を日米合わせて7回取材している。そのたびに各選挙区に足を運び、当選する人も、当選など、絶対にしないであろう人も含めて、延べ人数にすると軽く1000人を超える方々に直接会って話を伺ってきた。

確かに言えることは、テレビをホイホイ作ってるバカたちが軽く考えているほど、政治家をなめるな、と言うことだ。

何の覚悟もなく、依頼を受けたのでテレビでコメンテーターをしている人間たちが少なくない。そういった人たちはそれっぽい話をしたいので、政治家をとにかくバカにしていれば数字が取れると思って文句ばかりを言う。安保の法案もそうだ。頼むから勉強してくれよ、と言いたくなる頭すっからかんのコメンテーターがどれだけいたか。

彼らは本当に放送法を勉強しているのか?
彼らが出ているその画面は、いったいどれほどの強い影響力を持っていると考えているのか。

大阪では、11月22日にとても大きなW選挙が行われる。

おおさか維新の掲げる「都構想への再挑戦」か、
大阪自民を中心とした反維新勢力の掲げる「大阪会議」での話し合いへの道か。

どちらも議論する価値のある選択肢であり、選挙日まではケンカをしまくってくれたらいいのだが、それらを…

何の覚悟もないただの大学教授がバカにするような行動をとってどうする!

聞くところによると、自民関係者に対して「あなた方を有利にするように、働きかけておきましたから」という文面が含まれていた、とも報じられている。これはどこまで本当か分からないが、そんな行動…

そもそも、柳本さんや栗原さんをもバカにした行為だ!

おおさか維新が掲げる「都構想」は、もう大阪は、リーダーを二人もっていてはいけない、と言うものだ。市長・知事。二人のリーダーがいてはいけない!という。なので、それを一人にして、意思決定を早くしようというものだ。これは納得のできる論理である。

と、同時に、だからと言ってケンカばかりしてきた維新政治は否定されるべきである、と。なにも歴史のある大阪市を解体しなくても、話し合って大阪を成長させよう!と言うのが自民側の意見だ。これも理解できる。

徹底的にケンカしたらいい。
徹底的にやりあったらいい。

それらは、覚悟を持った両者の戦いである。覚悟もない媚びへつらいバカがくだらないゴマをすってんじゃない!

東京の放送も、安保の時などはあまりにも見ていてひどかった。テレビの放送には責任がある。私の古巣のようにちゃんと放送法を守っている局もある。官邸も、もっと遠慮せずにバンバンBPOに訴えたらいいのだ。そのためにBPOがあるのである。法律を守るのは当然のことでしかない。

そういうことをすると、必ず程度の低いバカがこう言うのだが…
「官邸からの圧力だ!」
「報道の自由を侵害しているのでア~ル」
同じテレビマンとして忠告しといてやる。

たかが官邸やBPOごときから四の五の言われてひるむ程度のオツムなら、お前らにテレビマンとしての才能は皆無だ。テレビ局などやめてしまえ。圧力など跳ね返してナンボだ。

朝日放送はかなり真剣に反省をした方がいいのではないだろうか。腰抜けテレビ局はこのニュースをやりもしないだろうが、何気にこれってけっこうな大問題である。



これは面白いです。ぜひ皆様にもご一読いただきたいのでシェアします。

「現代ビジネス」において、いつも実に鋭く、時には残酷とも言える目線も織り交ぜながら、読み応えのあるコラムを配信し続けてらっしゃる東京・中日新聞論説副主幹の長谷川幸洋さんの記事です。

安倍政権「支持率急増」のナゾを読み解く ~サラバ野党!正義論、理想論が通じる時代は終わった

最近の政治の流れ、支持率の推移。政治とは何か、「現実」とは何か?
長谷川幸洋さんの記事は必ず目を通すようにしていて、いつも「この人、本当にすごいなぁ…」と尊敬しているのですが、今回の記事は特に秀逸。特にコラム中段にある…

「素朴な正義論と現実論の決定的な違いは、自分の価値観を優先して考えるか、それとも日本を取り巻く環境評価から出発して政策を考えるか、という点にある。主観的価値観が先か客観的状況が先か、と言ってもいい」

「政治は倫理でも道義でもない」


のあたりは思わずうなります。
東京以外の方には「そこまで言って委員会」でもおなじみの方ですよね。まぁ読んでみてください。今の日本の「野党の在り方」がよく分かる文章です。そして、永田町の連中が思っているよりも、日本人の民度が上がっていることも分かります。

私は、最近の日本国内のニュースである「軽減税率」の導入に関するニュースと「マイナンバー制度」の話を見ていて、常々、日本人の『全然勉強していないのに勝手に食わず嫌いになる』性質が、実は日本という国の成長を妨げる大きな障壁になっていると感じている人間です。

まず軽減税率。様々な場所でネガティブな報道が相次いでいます。「どの品目を対象とするのか?」「どうやってお金を還付するのか?」「面倒くさい」。様々な声があるのはいいことなのですが、あまりにも勝手な想像に基づく、勉強不足なものが目立ちます。

そもそも、消費税(国によっては『付加価値税』という)を導入するのであれば、逆進性の観点から「軽減税率」を導入するのは世界の常識であり、それを入れてもいない先進諸国など、世界を見渡しても日本くらいのものです。様々なネガティブ報道をしているマスメディアは欧米の様子や生活をちゃんと報道すべきです。軽減税率一つ導入していないことが、実はとても遅れているし恥ずかしことであることは自覚したうえで報道すべきだと思います。
「カナダではドーナツを5個買うと税金はかかるのだけれど、6個買うと税率は~」
「様々な利権の温床になっていると指摘されていて~」
いろんな穴を指摘してディスるのはけっこうなのですが、私が海外で生活していた範囲では、軽減税率は生活にとても助かるものだったし、何より、最も納得できる税システムでした。

生活に最低レベル必需な野菜や果物・食料品などはほぼ非課税で買えるため、基本生活費は日本よりも安いくらいで、とにかく食料品が全体的に安く、野菜や生鮮食品の類は日本よりもずっと安いです。以前、私の別のブログでも紹介したことがありましたが、7キロほどのコシヒカリの新米(←今はアメリカでも日本のコシヒカリを作っています。味は全く変わりません)が1500円ほどで買えたりしていました。韓国系のマーケットに行けばもっと安いお米もたくさんありました。

しかし、これが贅沢をして外食に行くと消費税がかかるうえに、店員さんに支払うチップがかさみますから日本よりも圧倒的に高くなります。
仮に1万円で食事をしたとしましょう。レストランの消費税、そして「ダブルタックス」と言って消費税分×2のチップをテーブルに置いておくのが常識です。なので、表示自体は1万円でも、いろいろ考えると、1万5000円近く支払わないといけないのがニューヨークの外食です。ちなみにマンハッタンにある大人気のラーメン店「一風堂」では、ラーメン一杯で15ドルほどしますから、チップまで含めると今のレートだとラーメン一杯に2000円ほど支払わないといけません。高いでしょ?
でも「これは贅沢をしているからだ」と納得もできるのです。基本のベースはあるとはいえ、チップも自分の裁量で値段を決められるのも納得できる部分でした。事実、あまりにも態度の悪い店員に対しては、チップを支払わなかったことも2度ほどありました。
つまり、質素に生活するなら、税金はほとんど払わなくてもいいですよ、贅沢するなら、お金も持ってるんだろうし、たくさんの税金を支払ってくださいねってのが「軽減税率」です。

はっきり言って、とても素晴らしいシステムでこれに文句言ってる人、あまりに勉強不足です。

自然なシステムでしたし、何より自然で当たり前だから「世界中で導入されている」のです。軽減税率の欠点ばかりをあら捜ししている報道を見ると、日本のマスコミは「批判することしかできない反抗期の中学生」を思い出します。いい面と悪い面を両面見て報道するのが本来の仕事のはずなのです。

マイナンバー制度も同じです。

あんな問題が起きるぞ~!
こんな問題が起きるぞ~!
社会システムで問題がたった一つも絶対に未来永劫起きないシステムなんてものは存在しません。でも、マイナンバーをしっかりと導入すれば、基本的には日本で横行している闇ルートのお金の流れや脱税行為が激減できます。簡単に言うと、とても平等な社会システムになります。ある経済評論家の方は、正確にこのマイナンバー制度が導入されれば、2兆円から3兆円の追加税収が見込めると言っています。要はそんなにも脱税されてるってことです。そもそも、そちらの方がおかしいことのはずです。

「マイナンバー制度」は普通であれば歓迎すべきことです。『ソーシャルセキュリティーナンバー制度』を持つアメリカをはじめ、お隣の韓国だけでなく、人口が12億人も13億人もいる中国でさえ、国民の資金管理を番号制で管理することはやれていることです。
もちろん、アメリカでも韓国でも日常的に問題は起きています。当然です。管理が簡単ということは、問題を起こすことも簡単だからです。でも、それをはるかに上回る「平等」で「シンプルかつ便利」なシステムなので、世界各国で導入されているのです。
逆に言うと、日本って、その程度のシステムすらも導入していなかったのです。本来なら、これは「恥ずかしいこと」です。

日本人はまず、欠点を信じられないくらい探します。
日本人はまず、未来に起きるかもしれないリスクばかりを予想します。

そして、欠点やネガティブなことを徹底的に騒いだ挙句…

何も変えない=成長も工夫もしない

という最悪の選択肢を取り続け、世界でも類を見ない「20年間GDPが成長しない先進国」という信じられない実績を作り上げています。そして、欠点を煽り続けたマスコミは、まるで自分たちは当然の報道しかしていない、という顔をしながら「失われた20年!」「政府が無策なので経済成長できていません!」「政党支持率で断トツなのは『支持政党なし』という政治不信!」などと、またネガティブな報道を繰り返します。日本の成長の足を引っ張っているのは、ほかでもないマスコミ本人であることを棚に上げて…。

日本人って、とにかく『議論自体をしない』ことが問題ではないかと思います。

世界中で議論が巻き起こっているのは、「それを考える価値があるから」であって、勉強して、考えて、それでも「日本はその選択肢を取らない」という結論付けをするなら全く問題ないと思っているのですが、そもそも「議論をしない」ことは先進国として異常です。
正確な「議論」のためには「賛成的視点」と「反対的視点」を明確に上げてから、「ちなみに世界的に普通の流れはこうで」というグローバルな視点も必要になります。ですが、日本のマスメディアで流れる情報は、不安を煽り立ててとにかく目先の視聴率稼ぎに走ろうとします。当然ですね。「普通のこと」を言っていても視聴率は取れませんから。部数は稼げませんから。

今あるシステムが実はこんな恐ろしい(可能性がある)ことなんだ!!
これから決まるシステムはこんなにも信じられない(かもしれない)んだ!!

のカッコの部分を省けば、数字は稼げますからね。今、そういうメディアの姿勢や問題点を記した本を書いています。なかなか読み応えのある1冊に仕上がりそうなので、出版日が決まったらまたこちらで報告します。

少し前のことになりますが、大阪での取材中に素晴らしい記者の方と会いました。うらやましくもあり、こういう人がいるので、大阪の政治シーンは注目され盛り上がっているのだなぁ…と理解しました。もちろん、そう仕向け、きっかけを作ったのは橋下市長でしょう。しばらく永田町や中央で取材をしてきた人間としては、本当にこうして関われているだけで幸せなことだと実感しました。

記者さんの名前は「奥田さん」。下の名前はわからないですが、TBS系列の大阪の準キー局であるMBSというテレビ局に勤めるベテラン記者さんです。

先日行われた第3回の大阪会議の取材で…あ、「大阪会議」っていうのは、大阪の将来に向けての政策を話し合うために設けられた、30人ほどからなる会議でして、5月に行われた「大阪都構想」に代わるアイデアとして自民党が提案したものです。

で、当然のことながら自民も維新も大喧嘩。
案の定というかほぼ何も決まらず、準備段階で揉めに揉めて…結局「大阪会議」本体はメンバーが集められたにもかかわらず3分で終了してしまいましたってやつなんですけど…(涙)。
まぁ政治シーンですからね。ケンカはあるし、揉めるのはしょうがないのですが、会議が終わってから橋下徹大阪市長や松井大阪府知事、そして竹山堺市長の3人が囲み取材に応じてくださったので、まずは私の方からいくつかの質問を…と思ったら

その段階で、3人で大喧嘩(笑)。いやまぁ…いいんですけど(苦笑)。

その後、MBSの奥田記者が橋下市長に切り込みました。
どんな質問だったのかは大阪会議の流れやその日を取材していないとわからない内容なので割愛しますけれど、はっきり言って

実に的を射たいい質問でした。

言い方は違ったでしょうが、もし誰も聞かなかったら私が後半に聞こうと思っていた質問内容でした。
橋下さんも今まで戦ってきた(?)歴史もあるものですから(MBSと橋下さんはしょっちゅうケンカしてるんです)、番組名まで出して怒り始めます。でも、全然引かない奥田記者。しばらくの間、二人のやり取りが続いて、松井大阪府知事が
「二人の議論、公開にして他局でやったらええんちゃう?」
と冗談にして終了です。もうね、そばで見ていて…

心底、うらやましかったです。

こんなにも、政治家相手に全力でぶつかっていく記者は、中央には全く存在しません。記者クラブでなぁなぁの空気感の中、ゆる~い質問しか誰もしないのです。
政治家は保身を考え、守りに守りに入りますし、記者も自分たちの「記者クラブ」という既得権益を守りたいので本気で怒らせるようなことはほぼしません。やったとしても多少のきつめの質問くらいです。本気で大ゲンカなんてしません。

奥田記者は私よりもずっと先輩です。その年代で、会議場の中にPCをもって入り、議事録を懸命に打ち込んでいる姿を見て、これほどのベテラン記者が、まだ汗をかいてらっしゃるのか…と驚きました。
ちなみにキー局のこの年代の記者は、みな「デスク」と言って会社の中で汗もかかずにふんぞり返っています。そして、自分が取材していたころの、昔の知識とともに、今、汗をかいている記者たちに偉そうに説教を垂れ続けているのが実情です。

本来はそうあっても不思議ではない奥田記者が、まるで新人記者がやるような雑巾がけをやっていることに素直に驚きましたし、取材に基づき正確な質問を投げかけている姿は、まさしく記者の鏡だなぁ…と素直に尊敬しました。

我々アナウンサーの仕事は「対象が一番話しやすい雰囲気を作り、一番いい部分を引き出すこと」に特化しています。私はスタジオMCでもキャスターをしている時でも、ゲストに来られた方が、その方々が最も「いいトーク」ができるように心がけているつもりです。それらの教育も受けてきました。
しかし、記者はジャーナリストとしての役割を担っています。メディアの一員として権力となれ合ってもいけませんし、常に批判的な目線を持つことは世界のどのジャーナリストもやっていることです。
そして、そのジャーナリストたちに尊敬の念を持ちながら、言い返すところは言い返し、時にはケンカをしながら、やりあうことも政治家の大切な役目です。橋下さんはそこから一歩も逃げないタイプの政治家なのでしょう。なんというか、真正直というか…不器用というか…。
ただ橋下さん自身、嫌がりながらも、こういった「骨のある記者」たちに鍛えられている部分もあるはずで、それはご自身も自覚しているでしょう。本当の意味での「いい関係」です。繰り返しになりますがうらやましい限り。

遠めに見てるとケンカしてるようにしか見えないでしょうけど(笑)。

実は私もテレビ大阪で担当している夕方の情報・ニュース枠は大阪では、そのMBSさんの「ちちんぷいぷい」という番組がダントツの視聴率をキープしています。ライバルではありますが、分かる気がします。
番組はチームで作り上げています。あれほどのベテランが雑巾がけ同然の取材をして汗をかきながら加わっているのであれば、若手たちもかなりいい勉強になっていることでしょう。司会を務める西アナウンサーや同期の河田君も素晴らしいですが、きっと総合力で、他局をかなり凌駕しているのでしょう。

大阪では、11月22日に、大阪府知事と大阪市長を同時に決めるW選挙が行われます。またそれに向かって、様々な議論が沸き上がっていくことでしょう。私も気を引き締めて取材に当たりたいと思います。


大阪に桜宮高校という高校があります。
皆さん、名前を憶えているかもしれません。2012年、体罰と称する暴力行為により、被害生徒が自殺するという悲しい事件がありました。橋下市長が厳しく問題視し、名門ともいわれていた「体育科の廃止」を訴えたことは大きくニュースになりましたよね。
あの桜宮高校が現在どうなっているのか?私がキャスターを務めるテレビ大阪の『ニュースリアル』で特集を組みました。

橋下市長が厳しく糾弾したこともあり、2013年には学校に対するバッシングだけでなく、校舎の窓ガラスが割られたり生徒の自転車が壊されるなど、いわれなき被害も相次ぎました。
今週月曜日、その桜宮高校で1年で最も盛り上がる桜高祭(さっこうさい)が行われました。

中心的に取り組んでいる生徒たちは当時、中学3年生。あの時、あの報道時に受験生だった子たちです。実は今回の体育大会の責任者を務めた3年生の杉本君も、本来であれば桜宮高校の体育課に入る予定でした。

突然の行政による体育科の一方的な廃止。

杉本君は「桜宮高校の野球部に入る」という夢が断たれ「当時は泣きました」とインタビューに語ってくれました。しかし、それでも意思を変えないで桜宮に行こう、と体育科の廃止された桜宮高校にそのまま進学したのです。

事件後、桜宮高校はあらゆる教育改革を進め、もともとあった問題点を全力で洗い出しました。
・自由に意見が言えない上下関係があったのではないか?
・精神論が行き過ぎていたのではないか?
・学校自体が閉鎖的だったのではないか?
一つ一つを、教師と生徒が一体となって改善していきました。元バレーボールの代表監督である柳本晶一氏も招聘(しょうへい)し、教育改革も進めました。専門のスポーティングマネージャーを雇用し、科学的なトレーニングを進めました。結果…

各クラブの成績は3年前と比べ、現在は同水準にまで回復しているのです!

繰り返しますが、体育科はすでに廃止となっています。それでも、桜宮高校は今、あの時の一件を受けて大きく成長していたのです。
あの時、「桜宮高校自体を廃校にすべき!」「もう桜宮は終わった!」と口々に攻撃し、さげすんでいた人々は、現在の桜宮高校に対して詫びるべきです。詫びなくてもいいが、彼らの真摯な努力に敬意を表すべきだ。ネット上には、いまだに情けない書き込みが残っています。



やめてしまうことは簡単です。

なくしてしまうことは実に楽な選択肢です。



しかし、教育のとても大切な要素として「失敗し・苦労し・涙を流し」そこから学ぶ、ということがあることを忘れてしまっている人が、最近は多すぎる気がします。それらの人は、いたずらに危険から子供たちを遠ざけ、いたずらに子供を甘やかし、まるで一見すると子供たちに寄り添っているふりをして、実態は子供たちが「学べる機会を奪っている」のではないか、と私は危惧しています。



現在、日本各地で行われている「組体操」に対してのバッシングが相次いでいます。

「危険だ!」「ケガをする!」「後遺症が残る可能性も!!」…。
とても大切な指摘ですし、それらの意見の全てを否定するつもりはありません。しかし、それらの意見の急先鋒ともいえるある先生のコラムを読ませていただきましたが、結論から言うと、あまりにも内容が薄く、「まず否定ありき」でいろいろなデータを出してしまっているため、全く説得力のないもので驚きました。

その中で一番驚いたのが「組体操」に対するあまりに強い偏見でした。

「子どもは、先生や保護者の駒ではない」
「巨大組体操が、子どもたちにどのような負荷や危険を与えているのか」
「『感動』から離れて、『リスク』に目を向けることが大切である」

この先生は、いったい何校の学校に自ら足を向け、何人の生徒と保護者に直接意見を聞き…いや、そもそも実際に学校で組み体操を教えた体験はあるのでしょうか?あまりに薄く、偏見が強いものの見方に辟易としました。

私たちの『ニュースリアル』では、実際に現場に足を運び、現在の大阪府内の小学校の現場の児童、そして保護者のみんなに直接マイクを向けアンケート調査を行いました。一番被害を被る可能性の高い子供たちです。そして、例の八尾市の小学校の事件もありました。大阪では教育委員会による規制も発表されていました。結果は…

大阪の70%以上の児童・保護者が「組体操のピラミッドはやめるべきではない」という答えでした。

「分からない」を除き、「ピラミッドはやめるべき」というアンケート結果はわずか10%にも満たないものでした。

きっとこの先生は、なぜ、現場の子供たちや保護者がこう答えているのか、全く理解出来ないことでしょう。頭から否定するためにおそらく、机の前でネットをカタカタと叩き、データと事故件数を、自分の意見に寄せるために出しているだけなので、上記したような稚拙な分析しかできていないのではないでしょうか?

私も、この先生が指摘するように、組み体操を無駄に高く積み上げたり、生徒の安全を全然考えもせずに、先生方が暴走しているのであれば、「ピラミッドをやめろ」と指摘するでしょう。しかし組み体操を批判する方々の中には…

「一体感を得られる程度」
「下の子は感動すらもない」
「いったい何を学べるのか」

と決めつけている人もいます。批判している暇があれば、勝手な決め付けをする前に、現場に足を運び、もっと汗をかくべきだと思うのは私だけではないのではないでしょうか?組み体操を批判している方々は、一度冷静になって「なぜそれでも組体操をしているのか」を現場のみんなに聞くべきでしょう。パソコンの画面に真実は存在しません。きっと、思ってらっしゃるものとは比べ物にならない熱い思いを語ってもらえることでしょう。

現場の先生方が、生徒を「駒だ」なんて思ってるわけないでしょうに。
現場の先生方が、リスクを考えていないわけないでしょうに。

子供たちを一番大切に思っているのは、多くの現場の先生方なのだと私は信じています。
私は、こうやって手抜きして、一方向からしかものを見ずに、リスクがある、だからあれはやめろ、これもやめろ!と言っている方々を認めません。汗をかいている、低い給料で子供たちと接してくれている多くの先生方に対して失礼にもほどがある偏見です。私も先生の全員が聖人君子だ、というつもりはありませんが、少なくとも生徒を「駒だ」なんて絶対に思ってはいない!

組み体操にリスクがあるのは理解しました。他にもリスクがあるスポーツや行事は山のようにある気がしますが、そこは理解します。しかし、リスクがあるなら、まずすべきことは…

リスクを研究し「改善」することです。「やめる」ことじゃあない。

やめてしまっては「何も学べない」で終わりです。工夫も研究も存在しない結論だ。あまりに幼稚と言わざるを得ません。この先生が提示すべきは「やめろ」ということではなく「組体操のリスクを軽減するアイデア」ではないかと思うのは私だけでしょうか。

あの時、桜宮高校が世間の声に押されて「廃校」という選択肢を取っていたら、今年の素晴らしい桜高祭の大成功は存在しなかったでしょう。
取材に答えてくれた杉本君、生徒会長の丸山さん。みんな立派でしたね。
バッシングで嫌なことも多かったでしょうが、取材したディレクターより素晴らしい桜高祭だったと報告を受けています。皆さんは他の高校では得られなかった素晴らしい経験をしたことでしょう。どうか胸を張って、受験に臨んでください!





最近の「組体操」における、エキセントリックで一方的なものの見方しか出来ていない報じ方や一部のコメンテーターに辟易としています。

大阪の八尾市で起きた10段の組体操時における「人間ピラミッド」の事故は、確かに大変痛ましく、原因も究明されるべきものです。そもそも、練習時に一度たりとも成功をしておらず、現場の先生方の暴走が見て取れます。普通に考えて成功を「一度もしていない」以上、「成功しないメカニズム」がそこには存在するわけで、そのまま本番で突き進んだのは、合点がいきません。現場の先生方は、反省すべき部分が多いはずです。

しかし、この映像を見て、エキセントリックに「もう組体操をやめるべきである!」等の少々行き過ぎた報道やコメントが相次いでいることには、苦言を呈したいと思います。もう少し、感情的にならずに実態を正確に把握されたほうがいい気がします。最近のこの流れは、何年か前の

こんにゃくゼリー騒動

を思い出さずにはいられません。

もう7・8年前のことですが、マンナンライフのこんにゃくゼリーをのどに詰まらせて死亡するという、いわゆる「気道異物事故」が繰り返し報道され、政府は「消費者庁」を設置。マンナンライフは一時製造を中止に追い込まれ、製品に注意書きを書くことを義務付けられました。
こんにゃくゼリーのイメージは急降下し、販売数も一時は激減したといいますが、そもそも気道遺物事故はモチが圧倒的に多く、パン屋ご飯でも全国で相次いでおり、なぜこんにゃくゼリーだけが叩かれるのか、理論的にはあまりに不自然なことが多かったことがありました。
その後、マンナンライフのライバル会社から献金を受けている政治家が、そのこんにゃくゼリー叩きの急先鋒だったことから、あぁ、こういうことか、と皆がシラケきったことなどもありましたが…。懐かしい話ですよね。

さて、今回の組体操も同じなんですけれど、もう少し落ち着いて、感情的にならずに現況を把握することが大切ではないかと思います。
子供たちの生活の中で、骨折や事故って、何件起きて、何件がどの原因でって、ちゃんと調査して数字を出しているコメンテーターっているんでしょうか?

もっとも正確に調査が行われ、最も信頼できる数字が下記リンクから飛べる調査結果だと思うのですが、

中学生の骨折とその発生状況 - 慶應義塾大学保健管理センター

小学生の骨折発生状況(1995年度~2004年度)


両結果を見ていただければ一目瞭然なのですが、コメンテーターたちの言っている言葉の数々が、いかに適当なものなのか、よくわかります。先日もあるお昼の情報番組において「最近、子供の数が減ってきているにもかかわらず、こういった骨折などの重篤な事故が起きるケースが増えてきている気がするんですよ!」とおっしゃる女性コメンテーターがいましたが、大間違いです。

上記データから、慶応大学のチームが都内のある小学校で調査した結果、そもそも、10年間の調査の結果、前半5年間の骨折案件発生率(3.9%)よりも、後半5年間の骨折発生率(2,9%)は減少しており、児童たちの骨折の件数は別に増えてはいないようです。

そして、骨折の原因調査の結果ですが、そもそも1番多いのが廊下や階段などでの「転倒・衝突」であることがわかります(18.6%)。「子供たちにけがをさせたくない!」と叫ぶ方々、とりあえず、学校から階段、なくしときましょうか。
そして、大きく分類するなら、ダントツで多いのが「球技」です(全部合わせると過半数越え)。特に授業中の「ラグビー」「サッカー」であることがわかります。重篤な骨折事案もあります。そして、「バスケットボール」。指の骨折が相次いでいます。指はけっこう深刻です。私は原因がバスケではないですが、高校時代に所属していた柔道部時代に小指を骨折し、そのままうまく治癒できず…。現在も私の小指は、右は正常なんですが、左手の小指は、正確に曲げられない後遺症が残っています。骨が細いので、後遺症が残るケースも少なくないのです。

今、盛んに言われている
「組体操は危険!」
「骨折案件が去年4件も!!」
という感情的なニュースに一言申したいのですが、本当にデータに基づいて放送しているんでしょうか?ピラミッドの映像が面白いので、視聴率をとれるように煽って流しているだけではないでしょうか?
上記調査結果のデータでは、そもそも骨折のきっかけで圧倒的に多いのは「クラブの練習中」であり、試合中と合わせて実に過半数がクラブ中です。
そして、続くのが「休み時間」。階段や廊下での転倒ですね。
そして、「体育の授業中」。
「運動会」など案件が少なすぎるようで、「交通事故」などと同じ「その他」に入っていると想定されますが、そもそもデータにも上がらない数の数字のようです。

もう一度聞きますが、ちゃんと調べたんでしょうか?サッカーやバスケなど、球技のほうが、圧倒的に重篤な事故は相次いでいますし、組体操のほうがよほどデータ上は事故件数が少ないんですが、なぜその中で
「組体操だけ」
をスケープゴートにしているんでしょう?子供の安全を守りたいんですよねとにかく、感情的に叫ぶコメンテーターや「自称」専門家たちは子供のケガを防ぎたいんですよね?

じゃあ先に授業中に「強制的にやらせる」サッカーとバスケをやめさせたほうがいいんじゃない?

一応、数字上は論理的にそうなんですけど、ガーガー言ってる方、論理的に反論してほしいのだけれど。

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私はそもそも、行政による「あれはダメ、これはダメ」という風潮に批判的な意見を持っている人間です。私の番組でもプロレスラーの蝶野正洋さんがおっしゃってたんですけれど、
「そもそも、子供のケガなんて怖がってたら、何の教育もできねぇよ」
という言葉は、けっこう芯をついていると思います。上記調査では、一つの中学校だけで過去10年間で、男女合わせて245件の骨折案件が発生しています。子供の生活ってそんなものじゃないのでしょうか?
「そういうのも含めて」成長の過程だと思いますし、現場の先生方の必死の努力も、もっと認めてあげるべきです。

もちろん、今回の大阪の八尾市の件は、先ほど述べたように「一度も成功していない」にもかかわらず本番に突き進みました。これは完全に間違いです。なので、八尾市の件はあくまで「八尾市の件の過失」として考えたほうがいいでしょう。

偶然、そのシーンが撮影出来ていて、それをテレビで見て衝撃を受けて感情論を展開させるのもわからなくもないのですが、現在巻き起こっている「組体操は危険論」は私は、データ上から否定します。

以前書いたことをもう一度書きます。
スポーツはそもそも危険と隣り合わせです。なので、意味があるのです。

朝からテレビは大騒ぎ。久しぶりにこするだけこすっても文句も言われない「おめでたいニュース」だと大はしゃぎで、大村教授のノーベル賞受賞のニュースを報じています。

こんなにも素晴らしい人だったのです!
こんなにも人格者なのです!
去年に続いて2年連続の受賞!

素晴らしニュースだとは思いますよ?それは私も喜ばしいと思います。ただ、ニュースを見るたびに、2つのことが頭をよぎり、素直に万歳三唱をできない自分がいることもまた確かです。

一つはテレビが繰り返し
「去年の中村教授らに続いて日本人23人目の受賞で…」
と報じている点。
これらについては、ちょうど1年前にブログで何度か指摘しましたが、青色発光ダイオードの発見というとんでもないことを成し遂げた中村教授は、日本のシステムや日本の司法制度に絶望し、アメリカに渡った方です。現在は明確にアメリカのシチズンシップ(国籍)を取得しており、誰がどう見ても「アメリカ人」です。もともと日本人ですが、彼がアメリカに渡った経緯を見ても、一概に「日本人が受賞!」というのは、中村教授に対しては失礼に当たる気がしてならないのです。
詳しい話はこちらのブログに書いてありますので、1年も前のブログだけれど、よろしければ。
ノーベル賞のニュースに狂喜する報道に感じる違和感

そしてもう一つが、こちらも何度も繰り返しこのブログで指摘している「日本経済の低迷の根幹の理由」を、昨日からの大村教授の言葉や会見、それを報じるメディアの姿勢に感じるからです。

「微生物のおかげ」は美談でも何でもない

昨日のNHKニュース7は皆さん見ていたでしょう。大村教授の前に、3年前に同じくノーベル医学・生理学賞を受賞した京大の山中教授と電話がつながり。山中教授がこんな衝撃の話をしたのです。

「私は、とても恥ずかしいことに、大村教授のことを1年ほど前まで全く存じていなかったのです」

去年、別の方から大村教授の伝記本を渡され、それを読んで初めて「え?日本人にこんなとんでもない人がいるの?」と知ったというのです。大村教授ほどの実績を持っていたにもかかわらず。

世界で数億人の命を救う発明をした人よ??

日本以外だったら、テレビもメディアも、ノーベルがどうのこうの…という前に、かなりの大騒ぎになっている人物のはず。なんでこれほどの実績をお持ちの方が、誰にも知られず、普通の人だけではなく、同じ研究分野の山中教授まで知らなかったのか?直後に行われた大村教授ご本人の電話インタビューでその理由は判明します。

NHK武田キャスター「おめでとうございます!」
大村教授「ありがとうございます!」

その後、武田キャスターの「お気持ちは?」の質問に対して大村教授が答えたのが…

「いや…なぜ自分ごときが…私は何もしていません。微生物が頑張ってくれたので、彼らに賞を与えてやってほしいです」

控えめな性格、実直で誠実な人柄が見え隠れするような、実にいいインタビューでした。私はこれを聞きながら「あぁ、これはマスコミがしばらくオモチャにするだろうな、と直感。そして、今朝からのあの報道に次ぐ報道です。
お願いだから、どこかのメディアでいいから、一局でも、一番組でもいいから、誰か言ってくれないでしょうか…。

こんなコメント、美談でも何でもない、と。

日本経済の成長をつぶしているのは「天才に対する集団リンチ」だ!

どうか感じてほしいのですが、あれほどの実績を残した方です。今回のノーベル賞の受賞はあくまでアフリカの伝染病に対する特効薬の開発でしかないわけですが、大村教授はほかにも本当にたくさんの開発をなされています。はっきりいって

超人的な天才

です。世界中で何億人が命を救われているのでしょう。「病気を治しました」程度まで含めてしまうと、何十億人が恩を受けているでしょう?
ものすごい人です。
とんでもない人です。
でも、これほどの人が、「謙虚に」「いや、自分なんて、自分ごときは…」という姿勢を見せることを、日本人は大好きです。もはや病的に好きです。

でも考えてください。

彼の実績はちょっと、異常なほどにとんでもなくすごい。人類の歴史を変えてしまっているほどでしょう。そんな人は、本来はもう少し堂々としていいし、堂々とするべきです。

もし、大村教授がアメリカ人だった場合「微生物に賞をあげたい」とおっしゃったら、その瞬間い笑いが起き「オームラはなんてウィットに富んでユーモアのあるやつなんだ!」と非常に好意的に受け入れられたことでしょうが、大村教授のは冗談でも何でもなく

日本人特有の「必要以上にへりくだり」「そうでもしなければ周りから叩きのめされる文化」が産んだコメント

でしかないのです。ここを真剣に考えたいのです。
冒頭でも書いたとおり、日本では昔から青色発光ダイオードの中村教授のように、自分の発明をアピールし、自分の権利を主張すると、周囲からは『異なるもの』として見られ、叩かれる文化が根強く残っています。

中村教授って、裁判をした時、会社に1200億円以上の純利益をもたらしたんですよ?なのに、特別ボーナスが2万円だったんです。
「ちょっとおかしくない?」
と裁判を起こしたら、世間から、当時どれだけ叩かれたと思います?どう聞いても普通のことしか言ってないのに、どれだけバッシングされたと思います?
「こんなことする社員、裁判に勝ってもどうせ会社になんていづらいよwwwww」
みたいな書き込み、どれだけあったか。

東京キー局に今年入社したある女性アナウンサーも同じ。
昔、数回したことがあるだけのホステスのバイトでいきなり一方的に内定を取り消されて、いや、ちょっとそれは…と。いくらなんでもそれは…と。裁判所に調停に入ってもらったら、まぁ当たり前なんだけれど和解できて。で、そんな当たり前のことしか言っていない彼女に対し、入社してもする前も、ネット上では彼女を
「こんなやつ、使いにくいだろ!」
「心臓、毛が生えてるわwww!」
と、口汚く罵るコメントの嵐。そういう書き込みしているバカ者たちに聞きたいのだけれど

頭おかしいんですか?と。

いや、誰がどう聞いても普通のことしか言ってないじゃん?しかも、まだ22歳のお嬢さんに、何、攻撃とかしてんの?恥ずかしい。中村教授やその女性アナでも分かるように、日本人の大多数って

「大本営(おかみ)が一度決めちゃったことに逆らったり口答えすると、みんなで叩きのめす」

文化が根付いているんです。誰が正しいとか関係ないんです。おかみが「こうするんだ!」って決めたら、頭真っ白にして従わないとダメなんです。戦争するんだ!っておかみに言われたら「天皇陛下、ばんじゃーい!」って言いながら死ななきゃ、何故か全員から怒られるんです。ほんと、日本人って70年かけて全然成長していない。

なので、とんでもない天才は「自分は天才じゃありませ~ん」と言わなければいけないし、自分の実績でも「いや微生物が頑張っただけです~」と言わなければいけない。そういっていれば、みんなで絶賛するし、みんなで褒め称えるんです。素晴らしい実績を残してもアピールなんてしちゃいけない。何億人の命を救ってもアピールしちゃいけない。なので、全く同じ医学・生理学の分野にいる山中教授が「名前すら知らない」状態になるんです。

で、世界が評価した途端に、みんな大騒ぎして祭り上げるわけ。

だってノーベル賞さま(おかみ)が褒めてんだから。



もうね、私は、この日本文化を引きづっている間は、日本の経済成長ってないと思ってるんですよね。アメリカがなんでこれだけ成長しているか?よく見てください。

ユーチューブ、作ったの誰よ?
マイクロソフト作ったの、誰よ?
アイフォン作ったの、誰よ?
グーグル作ったの、誰よ?
フェイスブック、作ったの誰よ?
古くは、エジソンは?ライト兄弟は?グラハム・ベルは?ヘンリー・フォードは?

世界を作り上げる、超天才はみんなアメリカ人なんです。それは、アメリカ人の教育と風土に由来しているんです。「異なるもの」を受け入れる文化。一部の英雄的な天才を認める文化。必要以上にへりくだる必要なんてなくて、「天才」は「天才」でいいんだって。くだらない嫉妬をしている人間のほうをみんなで恥ずかしいと思える文化。

スティーブ・ジョブズもエジソンも、マーク・ザッカーバーグもかなりの「変人」です。でも、変人だからって叩かない。社会としては受け入れるんです。人は肌の色と同じで色々でいいんです。

なので、アメリカは1%の天才がどんどんイノベーションを起こすんです。社会全体を変えてしまうから、成長するんです。
世の中なんて、平等なわけないじゃん。ごくごく一部の超天才が世界を作るんです。彼らは特別だから。その天才も、所詮は赤ちゃんから生まれてくるんで、その天才たちの芽を摘まないことが大事なんですけれど、日本は天才の芽は…

社会全体で「摘もう、摘もう」とするんです。

「異なるもの」だから。だって子供は平等だから~。だって、教育は平等だから~。現状維持のままのほうが楽だから~。自分の主張するなんて「異なるもの」だから面倒くさいから~。
んなこと言ってるうちに、20年間もGDPがほぼ成長しない、世界で類を見ない恥ずかしい先進国が出来上がったんです。この20年で、世界全体のGDPは3倍になってるのにね。

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大村教授のニュースは素晴らしいニュースだと思いますよ?それは私もそう思っています。やはり、誇らしいし「評価されるべき方が評価された」のはうれしいです。でも、裏を返すと、これほどの実績を残し、これほどの天才を

「今まで」全然評価すらしてこなかった

という現実もとらえたほうがいい気がします。なんで、彼が80歳になるまで気付きもしなかったのか?なぜ、これほどの天才が、謙虚に、控えめにしなければいけなかったのか。大村教授の奥様はもうお亡くなりになってしまっているとのこと。本来であれば、何十年も前に、奥様とご一緒に喜ばれたかったことでしょう。そう出来なかった、日本社会の闇の部分こそが、日本経済の成長を引っ張っている元凶のような気がします。

大阪府警の劣化が止まらない。
ちょっと、尋常ではない状態で、どれだけ頑張ってもフォローできないレベルである。もはや、たるんでいるとか、どうとか言える事態ではない。

488-01[1]


最近のものだけを挙げてみても

■8月10日 巡査部長が偽名で現金引き出し

偽名で不正にカードローン契約を結び、ATM(現金自動預払機)で現金を引き出した村上聡被告(41)が31日、懲戒免職。

■8月14日 路上で女性の下半身を触る強制わいせつ

路上で女性の下半身を触ったとして、強制わいせつの疑いで、府警第3機動隊の巡査長・水原淳夫容疑者(27)が逮捕。府警によると「お尻を服の上から触り、なでたことに間違いない」などと容疑を認めているが、当初は
「俺は警察官や。触っていない」
と否認していた。

■8月21日 女子高校生の下半身を触る痴漢容疑

電車内で女子高校生の下半身を触ったとして、大阪府警西成署は痴漢容疑で、大阪府福祉部主査、南川貴俊容疑者(41)を逮捕。驚きなのは、この南川というバカ者、2011年にも下半身露出の公然わいせつで逮捕されている。なんでもう一度警察官で働いてんだって話。

■ 9月3日 公用車を私的に利用し不倫

大阪府警福島署の地域課長の男性警部(48)が、当直責任者として勤務中にも関わらず、捜査車両(←驚!)で署を抜け出し、部下で不倫相手の女性巡査長(33)に会っていたことがわかった。警部と巡査長はいずれも既婚者。二人は処分されたとのこと。名前、晒せよ、そんな馬鹿ども。

他にも…

■ 9月4日 薬物使用の男性が警官に取り押さえられ死亡
■ 9月7日 集団強姦および監禁で巡査部長逮捕
■ 9月8日 元警官保険金1000万円偽請求


とあまりに連続している。7日の件だけ、不起訴なので何か裏もありそうだが、いくらなんでも度を越している。しかも、昨日、木曜日に行われた裁判の一件は、もはや耳を疑うレベルのものだった。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

今年の1月、大阪府警の巡査長をしていた水内貴士というバカ者が、社会福祉士をしていた女性の首を絞めて殺害した。
水内は去年の8月に結婚した既婚者で子供もいたが、至る所で次から次に女に手を出していた。まぁ、確かにちょっとイケメンだ。
しかし、この浮気相手に結婚していることがばれ、そのことを責められると、
「ばれるのが嫌だった」
という、あまりにも最低な理由でこの女性を殺害。昨日の裁判で、被害者の父親が見守る中、

「(肉体関係はあったが)白田さんのことはあまり頭にはなかった。大切に付き合おうという気持ちはなかった」

と言い放ち、怒りに震える被害者の父から
「本当に反省しているのか!」
と問われるシーンすらあったほどだった。

検察は悪質で残忍な犯行である、として20年を求刑。来週、判決が言い渡されるのだが、私が気になったのはこの水内という男の犯行詳細である。

まず、この男、犯行の時に「ゴム手袋」と「足カバー」を持参している。
足カバー?
何のことかわかるだろうか?そう。刑事もののドラマなどを思い出してほしい。事件現場は余計な指紋や足跡を残してはいけない。それらの現場に警察官が足を踏み入れるときに持っている手袋と足跡を消すカバーだ。

よく逮捕までもっていけたものだ。一歩間違えれば完全犯罪である。

それどころか、この水内というバカ者は、犯行後に被害者の女性の携帯を電子レンジで熱し、ハードディスクを破壊。しかも、そのまま水を張った風呂桶に携帯を沈めている。

何を言っているかわかるだろうか?

携帯やパソコンなどのハードディスクには、消去しても多くのデータが残されているのだが、電子レンジで加熱することにより、細かいデータが復元不可能になるのである。
極めて専門的な知識だが、その知識を得たのも、過去の捜査における過程であることは容易に想像できる。

そう。警察官の犯行とは…「どういう操作が行われるかを分かったうえで行われる犯罪行為」なのだ。

一歩間違えれば完全犯罪を仕立て上げることなど、たやすいのではないか?それほどに恐ろしい一件だった。繰り返しになるが、よく逮捕できたものだ。

この水内というバカ者は、この期に及んで
「ゴム手袋と足カバーは警察官だから持っていただけ」
と主張。あくまで突発的な…偶発的な殺人だと言い張り、減刑を求めている。死刑だろ、こんなバカもの。

テレビ大阪の『ニュースリアル』の中でも私の「長谷川持論」で言わせてもらったのだが、そもそも、警察官の犯罪行為って、一般市民と同じ量刑でいいのか?
倫理的な問題もあるが、より厳しく取り締まり、より重い刑を科していかないと、あっという間に最悪の展開に持っていかれてしまう。

私は、警察官の犯罪行為には「通常の倍の量刑」を科してもいいのではないか、と考えている人間だ。それくらい厳しくしないと、下手をすると、やりたい放題されるぞ?捜査の方法、手順、街にある防犯カメラの作動状況まで、全部わかっているんだぞ?普通の人と同じ量刑でいいわけない気がするのは私だけか?

来週の判決、もちろん厳しい量刑を期待したいところだが、本当に気分の悪くなる、最低の犯罪の裁判だった。

聞いていて疲れるとはまさにこのこと。
菅官房長官が、福山雅治さんの結婚についてのコメントをした際に…

「この結婚を機に、ママさんたちがいっしょに子供を産みたいという形で国家に貢献してくれればいいなと思っている」

とコメントをし、頭スッカラカンの野党面々から
「違和感を感じる!」
「強制するものではない!」
との批判の声が上がっているという話。本当に…もう、病院行けよ、以外のコメントのしようがないとはこのこと。上記文章のどこをどう読めば
「強制してる」
と読み解けるんだ?一応、アナウンサーをしているが、頼むから誰か解説してくれ。正常な読解力もないのであれば、税金の無駄だ。永田町から去れ、と言いたい。毎年、一体何千万円の税金を食い物のしているつもりか。菅氏の発言は

・マスコミに聞かれたからしょうがなく発したただのサービスコメント
であり、
・少子化という社会問題に対して憂いている、というメッセージ
でしかない。

違和感、と言うのであれば、そもそもこの程度の発言に四の五の言うアホ政治家たちの方によほど違和感である。

少子高齢化は、現在の日本社会の最大の問題だ!

経済にも直結している。社会保障にも直結している。官邸の人間が「国(くに)」という単位で物事を見るのは当然のことであり、逆に官邸サイドの人間がその視点を忘れるようであれば、それはそれで恐ろしい。頼むから低レベルで的外れな揚げ足取りは恥ずかしいからやめろ。見ているだけで気分が萎える。

低レベルで的外れと言えば、例の安保関連法案の採決後の、メディア各社の低能アンケートも同じだ。このブログの読者の皆様方は、皆さんお感じになったろう。そう。あれだ。あの質問…

「あなたは安保法案に対して十分な説明がなされたと思いますか?」

出たよ。いつものやつです。ほとんど「批判したいだけのバカマスコミの常套手段」質問。どうかこういうただの誘導質問を、皆さんは相手にしないでください。ホント、聞いているだけで恥ずかしくなる。

今年の5月17日に大阪で行われた、いわゆる「大阪都構想」にまつわる住民投票に関して、同じようなバカアンケートを取った在阪メディアがあったので私はこのブログ上で

大阪で今さら「説明不足」という有権者は、マスコミがちゃんと非難せよ!

「アホか!」と一括したのだが、同じことをもう一度、例の安保法案に「説明不足だ」という御仁達に言う。

一国の総理が、メディアに出まくって、説明を何度もしている。
一国の総理が、ネット中継に出て、説明を何度もしている。
国会では、衆参で100時間以上の審議もしてきた。
新聞では検証記事が出続け、
テレビでは特集が組まれ続け
チラシやHPでも、理解を呼びかけられ続けた。

これで説明不足だ、という国民がいるのであれば、それは「説明」不足なんかじゃあない。単なるあなた方の

「理解力不足」である。
理解するための「努力不足」である。

先日、アメリカ人の友人と食事を共にした。本当に恥ずかしいことだが…と前置きをしたうえで
「日本では、安保関連法案に対して『説明不足だ』という声が上がっているが、アメリカでは同様のことはあるのか?」
と質問したところ、帰ってきた答えはこうだ。

「アメリカでも、同様のアンケートを取る時があります、しかし、その時は『説明不足』と言えるだけの根拠を用意します。『たった5分の会見しかしていない』や『HP一つ作られていないが…』といった、国民が努力しても情報を得られなかったという論拠を示します。逆に、明確な論拠もなければ、そういった質問はしないでしょう。国を動かす法案や選挙に対しては…

国民一人一人が自分たちで勉強することは、民主主義国家に生きる国民の、当然の義務

だからです」

どうか、日本を「先進諸国」だと言いたいのであれば、あのアンケートを取ったバカマスコミも、頭スッカラカンの野党軍団も、この私のアメリカ人の友人の言葉を、毎朝、起きてから30回づつ唱えてから歯を磨きに行くようにしてくれ。

先進諸国に住んでるんだろ?
何でもかんでも政府や行政に甘えるなよ!

自分たちがコミットもせずに、全部説明してくれる、自分の思い通りに行かなかったことは「連中の説明不足だ」と言い訳している暇があったら、今回通過した11の法案の中身くらい暗記して言えるようになれよ!いったい、何人の日本人が、今回の11法案、全部中身を言えるってんだ???私たちの国を動かす法案だぞ?条文、読んだんだろうな???




新聞各社に告げる。
「今回の安保法案について、政府は説明不足ですか?」
という質問に対しては、私が明確に答える。

諸外国と比べると、信じられないほどの十分な説明はされていた

これが答えだ。あそこまでの努力をしようという官邸は、世界ではなかなかない。「説明」に関しては、相当な努力をしている。的外れな質問をするな。
それでも無理やり何か批判がしたい、というのであれば、質問は、次のようにすべきである。

「安倍総理をはじめとする政府は『説明が上手でしたか?』」

はっきり言って、説明は全体的に下手だった。そこは確かだ。なので、無用な反論や指摘を招いていたことは確かだ。批判したいなら、そこを指摘すべき。そして、これも何回も言ってることだが、

日本政府にも、ちゃんとした「報道官」という職業を設けるべき。

メディアの対応を一手に引き受け、『説明するプロ』をちゃんと置くべき。「官房長官」は、説明だけのプロというわけじゃあない。他の仕事も多い。完全に「説明する」ことの専門家を置くべきだ。当然、日本の「初代報道官」には池上彰氏を推薦する。それだけで、どれだけの無用な混乱が減るだろう。ホント、「一億総活躍担当相」とか1ミリもいらないから「報道官」を設置してくれ。




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