2015年11月

大阪W選挙の結果を受けて、一番辟易としたメディア報道が
「橋下氏は政界に戻ってくるのか?」
というものだ。ナンセンスもいいところの質問である。もっとちゃんと取材していなければいけない。

一部マスコミでは、「橋下氏が引退宣言」と銘打って記事を発信しているが、橋下氏のことを何にもわかっていない。私はかねてより、「橋下氏はみんなが思っているよりもずっと先を見越して動いている」と言ってきていたが、先にはっきりとお断りをしておく。

橋下徹氏は「引退宣言はしていない」。
マスメディアが勝手に先走って見出しを打ちまくっていたにすぎない。

5月17日の住民投票のおよそ2週間ほど前だったろうか。
私がキャスターを務める番組に橋下徹が生出演してくれた。事前に打ち合わせに行ったときに少し話したが…今、この結果になったので言えることだが、橋下氏ははっきりとこう言っていた。

「住民投票、わずかですが負けると思います。やっぱり組織票は強いです」

そう。あの住民投票、橋下氏は2週間前の段階で負けることを実は見越していたのだ。しかし、ここで負けないのが橋下徹という男だ。その段階で、今の大阪の置かれている状況はほぼ計算されていたのだと見る。ちょっと専門的な話になるが、解説する。

皆さんは「立論(りつろん)」の訓練を受けたことがあるだろうか?ちょっと解説する。

何かの意見を構築する、としよう。そのために…
・私はこうしたいんだよねー
・だってきっとこうじゃん!
・きっとみんなもそう思ってるじゃん!
なんて話し方をしていたら、誰もついてこないし誰も話を聞いてくれない。そこでまずは…「感情論抜きで語れる事実」を見つけることが大事なのだ。

上記したものだと、
「お前の感情なんて誰も聞いてねーよ」
と言われたらそこで話がおしまいになる。皆さんはまず揺るがない「事実」を見つけよう。すると、その事実をもとに「考察」をすることができる。その「考察」をもとに「結論」を導き出せるのだ。

分かりにくいって?結構わかりやすく書いてるつもりだが…(汗)。

ええと…つまりだ…。

嫁さんに、冬用のセーターを買ってもらいたい、としよう。
「おーい、嫁さん!セーター買ってくれ!」
だと、絶対に買ってもらえないって話だ。いや、買ってくれることもあるかもしれないが、我が家では買ってもらえない。よほど、機嫌がよくないと買ってもらえない。そこで、だ。論を立てるのだ。「立論」するのだ。

事実1の提示=「実は私は冬用のセーターを2着しかもっていない」
事実2の提示=「私の友人や同僚10人にアンケートを取ったところ、平均で4着持っている」
上記2つの事実から導き出せる考察=「私にはセーターがもう1着は必要ではないか?」
結論=「私はセーターをもう1着持つ権利があると考えられる。なので購入したい」

みたいなイメージ。
何?逆に面倒くさい?いやそれは分かるけれど、弁護士さんとか検察はみんなこうやってるんだってば。要は、感情論はやめてねって話だと思ってほしい。

で、だ。

話が飛んだが、5月17日、夜の投開票の結果を受けて行われた橋下徹氏の会見の内容を思い出してほしいのだ。実は、ここで橋下徹氏は「立論」を行っているのが分かるはずだ。

提示された事実は二つだ。
事実1=政治家・橋下徹の1丁目1番地は「大阪都構想」である。
事実2=本日の住民投票でその「大阪都構想」は否決されるに至った。
そこから導き出せる考察として橋下氏はこう述べた。
「1丁目1番地が否決されたんです。要は、才能がなかったということでしょう」
よくあの中継を見直してほしい。はっきりとそう言っている。
「私は才能がないのでーす。だから辞めます」
と一言でも言っているだろうか?言っていないのだ。橋下氏が言ったのは
「否決された以上はそう結論付けるのが相当」
と言ったに過ぎない。よく、あの日の会見を見直してほしい。そして、それらの「考察」をもとに
「才能がない人間は政治家を辞めるべきでしょう」
という「結論」を導き出したのである。

翌日以降、メディアというメディアは、この「立論」の基本を全部すっ飛ばして「大阪都構想が否決された!」「橋下氏、政治家引退を宣言!!」と見出しを打ち続けた。要は結論部分を導き出した途中がすっ飛ばされているのだ。

もう分ったろう。

橋下氏は、賭けに出たのだ。
自身の政治家引退をメディアに早とちりさせて大きく報道させることによって注目を集め、この11月22日に全てをかける戦略に出たのだ。
大阪の政治に特化するためにも、寄り合いだった「維新の党」を分裂させて「おおさか維新の会」という大阪のためだけの純粋な組織も作って説得力も出した。そして、街頭で言い続けた。

「前に進めるのか!それとも後退させるのか!」と。

もちろん、他にもいろいろと言ってはいるのだが、あの日の会見は入り口に全部「都構想が否決された」という事実をもとに話している。
つまり…ちょっと言い方はアレだが、今回の結果を受けて、橋下氏の「立論」は「論破」されたのだ。大阪市民と府民によって。だってそうだろう。11月22日、松井・吉村両候補ははっきりと言い続けたではないか?
「大阪都構想をもう一度やらせてほしい!」
と。そして、明確すぎるほどの票差をつけて、民意は示された。

大前提となる「大阪都構想が否定された」という事実認定が覆ったのだから。結論から言うと、橋下氏は…政治家を引退できなくなったのだ。だって引退する説明がつかなくなったのだから。と、言うよりも、あの日の会見は「都構想が否定された」ことを受けて開かれた会見なので、極論を言えば、そもそもあの日の会見内容自体が、ほぼ意味をなさなくなったと言えるのだ

まぁ…これは私の個人的な印象でしかないが…橋下氏はそこまで計算していたように見える。この半年間…要所、要所で、彼は言っているのだ。「僕は何があってもマニフェストは実行する」と。あれは気付いている人のために言っていたのではないか?



さて、ここまで言っといてなんだが、橋下氏は、いったん休憩だ。前回のブログにも書いたが、ちょっと消耗しすぎている。体力も気力も削っているが、はたから見ていて思うのは、橋下氏はこの8年、まるで『命を削ってきている』ように見えた。何にも考えない時間を持った方がいい。周囲はほっとかないだろうが…。

橋下徹という男を見ていて感じるのは、誤解されやすい、ということだ。
まるで、ケンカばっかりしているように報じられることもあるが、そもそも、橋下氏は「納得できることを探しているだけ」のようにしか見えない。納得できることがあれば、実はあっさりと前言を撤回することも今までしている。

今回の彼の立論を崩したのは、ほかでもない大阪府民と市民だ。その恩をソデにする男ではないと見る。

またいつの日か、政治家・橋下徹は復活する。が、多くの人が予想するようにその舞台は大阪ではないだろう。大阪の府民も市民も、ちゃんと彼を送り出してあげるべきだ。12月18日、橋下徹という政治家は大阪から引退する。おそらく、次のステージは、中央・永田町となるだろう。
ちなみに、私はそのころには、柳本顕氏も中央にいるのではないかと予想している。彼も大阪に縛り付けておくなどもったいない人物だ。また、あの二人が永田町を舞台にケンカするところをいつの日か見られるかもしれないと思うと少し楽しみになる。

「橋下さん、あなたそんなこと言いますけどね!」
「ふにゃふにゃ言って!ふにゃぎもとさんですよ!」

目に浮かぶようだ(笑)。

大阪W選挙の結果を受けて、多くのマスメディアが「今後」の動きを予想し報道している。
正直言うと、結果が非常に分かり易い結果だったので、ほとんどあっていると見る。今さら私が当ブログで分析してもしょうがないレベルで、ほとんどの在阪メディアで分析がなされていたのだが、昨日も松井・吉村両氏に番組に生出演してもらい、色々と話を聞いてきたので、今後の動きを書いておく。
言うまでもなく、これは私の現段階の「予想」でしかない。もちろん、ほぼ当たる自信はあるが、これは「予想」だと思って読んでおいてほしい。

大阪における大阪維新・公明の事実上の連立

大阪の市議会も府議会も、維新だけでは、過半数はない。多くの在阪メディアで指摘されていた通りだ。維新が第1党。そして公明が第2党だ。多く指摘されていた通りで、これからはこの両者が大阪においては「事実上の」連立体制となっていく。理由は簡単で、今回の勝ち方だ。

「圧勝ですね!」
「完勝ですね!」

メディアが松井・吉村氏を称えていたが…まぁそれでもいいのだけれど、選挙の分析っていうのは、何よりもまず「票数」を見なければいけないことを少し忘れている。
忙しかったり、興味がなかったり…色んな人がいる中で、
何人の人が投票所に足を運び、
何人の人が「松井一郎」と書いたのか…
この手間ひまを考える必要がある。で、こちらをご覧いただきたい。
20[1]

これは実は、前回の…2011年のW選挙の結果である。松井一郎氏が圧勝?いやいや、そうではない。見てほしいのは「票数」だ。

そして今回の結果がこちらである。
oosakafutiji[1]


お分かりだろうか。そう。

票数が変わっていない

のだ。ほとんど同じことが分かるだろう。今回の投票率は、前回よりも10ポイント以上下がっているのである。なのに、松井一郎氏にいれた票数が全くぶれていないのだ。
ちなみに、吉村氏にいれた大阪市内の票数はおよそ60万票。5月の住民投票で「都構想賛成」にいれた票数は69万票。こちらも、ほとんど下がっていないことが分かる。要は…

大阪での「維新人気」は相当なものであり、しかも「固い」と分析できるのだ。

あ、「固い」というのは…組織票のような雰囲気と考えて頂いて、つまり、どんな選挙状況になったとしても、必ず選挙に行ってくれ、しっかりと票を入れてくれる人数のことだ。この分析は、大阪自民も、大阪の公明党も、すでにみんなしている分析となる。

何が言いたいかって?簡単だ。今の段階で、大阪で「維新に逆らうのは自殺行為」だってことだ。

公明はもともと橋下氏とケンカしていただけである。その橋下氏が去る以上、大阪維新とケンカして、来年の参院選をはじめ、その次に行われる衆院選で敵に回られては、議席数が下手をすると壊滅させられてしまう。
そこに来て、そもそも新市長の吉村氏は、大阪市議会議員時代、党の「政調会長」も務め、他の政党との橋渡し役、他の政党との調整役を担ってきた人物だ。

ケンカしまくる橋下氏とは、人間的に真逆のタイプと言っていい。私は、少しだけ冷却期間をおいて、今後は大阪自民とも融和が図られていくものだと思っている。つまり、大阪を前に進めるための自民・維新・公明の事実上の3党連立がなされる動きになっていくのではないか、と想像している。皆さんもよくマニフェストなどを読んでいただきたいのだが、はっきり言って、自民も維新も、大阪を成長させる戦略的には、そこまで違っていないので、合意点は必ず見つけていけるはずなのだ。
でなければ次回の衆院選において、大阪自民の議席数が壊滅するだけのことである。それくらい、今の大阪での維新支持母体は「固い」と分析した方がいいと思う。

大阪都構想の住民投票は3年後にほぼ可決される

昨日、松井・吉村氏に直接聞いたが、大阪都構想の骨子を次に住民の皆さんに問うのは3年後となるそうだ。2018年のことである。
こちらはシンプルだ。
ほぼ通る。
そもそも、朝日新聞の調査ですら、大阪都構想にはもはや「賛成」の方が圧倒的に多くなった。上記したように、大阪維新の特徴は…「言ってることが分かり易すぎるので、一度ついた応援者たちが逃げない」ことにある。と、言うよりも菅官房長官も言ってることだが、「2重行政」は確かに解消した方がいいことは事実。なので、次の住民投票はかなりあっさりと通過するだろう。それまでに、公明党の要求をそこそこ聞き入れる形での設計図造りがなされることになる。その辺りの調整は、吉村氏はプロだ。抜かりなくやれるだろう。橋下氏の陰に隠れて知名度はそこまでない人物だが、侮らなくていい。「橋下徹の右腕」の評価は過大評価でも何でもない新市長だ。

橋下徹氏の今後

「わからない」「ほっといてやれよ」この2語でほぼ終わるのだが、最初の『わからない』の真意だけ少々。
多く解説されているように、これで大阪維新は「橋下徹」というジョーカーを手にしたことは確実だ。いや…ジョーカーが分かりにくいなら…将棋に例えるといい。
今まで盤の上で戦いまくっていた飛車角が…今、手元にある状態と思ってくれればいい。
自由な時に、自由な使い方で、自由な場所における飛車角だと思えばいい。
どこでそれを発射するかはその時の状況による。ま、まずはいったん休憩だ。橋下氏はちょっと消耗しすぎている。休ませなければ、彼自身のためにもならない。個人的には…な~んにも考えないような時間が必要ではないか…と思うが…さすがに周囲がほっとかないか…。

え?引退宣言をしたって??

アホらしい。
大阪のキャスターも低レベルの質問をしているバカがいたが、反省した方がいい。ちゃんと現場に言って取材していないから、そんなくだらない文言が出てくるんだ。キャスターやってるなら、ちゃんと現場で汗をかけ、と言いたくなる。現場に行っていない、当ブログの読者の皆様に解説する。

橋下氏は、「政治家引退宣言」なんてものはしていない。

ここをちゃんと押さえてほしい。彼が5月17日に仕掛けたのはある「トリック」だ。

弁護士や検察をやってる人間は、5月17日の会見を見てみんな分かったろう。私のように高校時代から弁論をやってたり、「話す」訓練を受けてる人間もみんな気付いたことだ。いや、これを解説し始めると、ちょっと長い文章が必要なので、次回に回す。とにかく、橋下氏は「引退宣言」なんてものはしていない。テレビに切り取られた映像を見て、みんなが『誤解している』だけだ。ま、テレビなんで、マスコミなんてそんなものなのだ。

中央の動き

維新の残留組の中の何人かが、今回の結果を受けて「興味がない」とコメントしたり、過去の暴露を始めているようだが、もはやほっとけばいい。次回の衆院選で、国民の審判を受ければいいだけだ。
もともと、かつては一緒に戦っていた同志たち。しかも、人は置いといて「大阪都構想」が前に進みそうなのだ。
普通、歓迎するものだ。なんてしょっぱい連中だろう。ほっとけ。どうせ、審判は下る。
それよりも、安保法案で消耗した安倍政権の動きである。
言うまでもないが安倍総理の1丁目1番地は「憲法改正」だ。本人はやりたい。しかし、安保法案の審議で、ずいぶん消耗したことも事実だ。簡単ではないことも分かっていることだろう。
これを本気でやろうとするかどうかで、かなり今後の動きが変わる。

絶対に憲法改正をするぞ!

となった場合、おおさか維新…と言うよりは、橋下徹というジョーカーを切ることになる。その時には、菅官房長官が動くことになるだろう。おおさか維新としては、その協力の見返りに
・カジノ誘致
・リニアの同時開業
・「副首都の法令制定」
を求めることになるだろう。次回の選挙、おおさか維新がかなりの躍進を遂げることはほぼ間違いない。しかも、かなりの躍進となるだろう。今の野党の体たらくを見ていると、自民が圧勝するのは時間の問題だ。公明は支持母体がしっかりとしている。創価学会だから、最低レベルの票数は確実に取る。そうなると、大阪維新と合わせて、3分の2は…見えない数字ではなくなってくる。

逆に、疲弊しきった自民党が「さすがにちょっと憲法改正までは…」となった場合は、無理にカードを切る必要はないが、自民党ではなく、おおさか維新がその時の情勢で動くかもしれない。橋下氏の回復を待って、動くかどうかを決めるだろう。どの道、おおさか維新は次の選挙で、かなりの攻勢に出る。
個人的には…野党から脱落者が出て、おおさか維新に(と、言うよりも「地方分権」という旗のもと)集まる方がいいと思っているが…これはまだその時の状況を見なければ読めない。

この辺りが、(あくまで現段階での)ざっくりとした予想となる。ま、ほとんどテレビで言われている通りだ。読み飛ばしておいてほしい。

11月22日。大阪W選挙が終了した。

多くの方が想像しなかった展開だったろう。大阪維新の松井・吉村両候補の圧勝。先ほど、NHKの出口調査の結果を見たが、想像している以上に差がついた。
今回の大阪W選挙の結果について、私なりに分析したい。

■今回の選挙は「大阪自民が負けた選挙」

私は、今回の選挙について「大阪維新が勝った」と分析するよりも、「大阪自民が負けた」と分析する。
当ブログを読んでいらっしゃる読者の方にはもちろん常識だが、私はそもそも「政党別」で言えば、明確に「自民党支持者」である。ネット上では
「ハセガワは維新信者だぁ~」
とか寝言をぬかしているアホもいるようだが、4月にキャスターをするにあたって公平性のためにも最近は控えているが、今年の3月などには奈良県自民党県連の集会でコーディネーターとして働いたこともあるレベルの人間だ。
安倍総理の進める安保法案に関しても、繰り返しエールを送ってきたことは、当ブログの読者の方であれば、誰でも知ってる話だろう。

が、そんな私の目から見ても、あまりにも目が余るほどに「大阪自民の劣化」は目立っていた。

私は大阪のニュース番組でキャスターを務めている以上、デリケートな時期に発言は控えるようにしていたが、そんな大阪自民の現状を一言で言い表した人がいる。
二階俊博氏だ。
自民党二階派の領袖であり、重鎮・実力者として知られる大物議員だ。その二階氏が選挙のわずか3日前という段階で吠えた。

大阪ダブル選 二階氏、自民劣勢で大阪府連に激怒「常日ごろの選挙活動どうなっているか」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151120-00000540-san-pol

ほとんどこの一言で話が片付くのだが、永田町にはかねてより「常在戦場(じょうざいせんじょう)」という言葉がある。選挙が終わったら、その段階から次の選挙が始まっている、と。なので、気を抜かずに、選挙前だけ走るのではなく、選挙のないところでこそ、走り、動け、と。

5月17日以降、橋下氏は走っていた。橋下氏は動き続けていた。なので、枚方市長選・東大阪市議会選。全部勝ってきた。そして、今回も大阪維新が勝利となった。

大阪自民はどうだったろうか。自分たちの提唱した大阪会議はグダグダ。あまりにも前に進まなさそうだった時、自分たちの提唱した大阪会議をブッチする、という暴挙に出た(2回目大阪会議)。維新に抵抗されると、口を開くと維新の悪口を言い続けた。野党サイドが抵抗するのは当たり前だろうに…。

自民党とは、王道でなければいけない。
自民党とは、ドン、としていなければいけない。
そして、日本を前に進ませる勢力でなければいけない。
なので、支持されているのである。

それが大阪自民は大阪維新の攻勢に、ついに禁断の麻薬に手を出した。共産党である。ここで、私は「勝負ありだ」と感じた。

■なぜ、柳本氏は共産党の応援を拒否しなかったのか!

私の番組には、柳本候補・栗原候補ともに、スタジオに来てもらいじっくりと話を聞いた。
ハッキリ言って、両者ともに非常に優秀な政治家である。柳本氏は言うまでもあるまい。あの5月、橋下氏を破ったほどの人物だ。栗原候補も女性である以前に、公認会計士の資格も持つ、非常に優れた人物だ。

その二人が何を血迷ったのか…

「無所属」で出やがった!

あぁ…なんでこうなったのか…。なんで誰もそれを止めなかったのか…。これが今の大阪自民の弱さというか、空気の読めなさである。
「広く、多くの方々の支持を得るため」
はいいのだが、そもそも、共産党や民主党の応援など、いったい何の役に立つというのか。と、言うよりも、自民党の支持層が、それを見て、どう思うのかが何にも分かっていない。

わずか数か月前、いったいどれだけ嫌な思いをしたのか?大阪自民は、そもそも「自民党」の一員である、という自覚がなさすぎる。
「戦争法案だ~」
「徴兵制が始まっちまうぞ~」
どれだけの大ウソで邪魔をされたのか。どれだけのイチャモンをつけられたのか。なぜ、この両候補は、共産党がはしゃぎながら
「自民推薦の候補を応援します!」
と言い始めたときにはっきりと言わなかったのだろうか。

「共産党と民主党の推薦はいりません!私は自民党です!」と。

大阪自民のメンバーは、これからゆっくりと分析をしたらいい。共産党が二人の支援を始めてから、どれだけの勢いで、支持数が減っていったのか?数字でハッキリと表れているはずだ。私が何を言っているのか、よく分かるだろう。大阪の自民党の支持者たちの票が、どれだけ松井氏・吉村氏に流れたか、分析したらいい。

特に栗原氏は強い現職である松井氏に戦いを挑んだので、十分いい戦いをしたと思うが、今回の特徴は柳本氏の完敗の方である。

もともと、柳本氏は半年前に、あの橋下氏を破った男である。
あの知名度、あの発信力を持つ橋下氏を相手に、一歩も引かずにテレビ討論も出演を続けた。私も3度ほどスタジオで合いまみえたが、ハッキリ言って、今の大阪自民にはもったいないレベルの政治家である。あの柳本氏が出馬して…

半年前と同じ「大阪市」という場所で…
半年前と同じ「大阪都構想」がテーマとなり…
半年前と同じ「大阪維新が相手」で…

あれからまだ半年しかたっていないのに、ここまでの大差がついた理由をしっかりと自覚した方がいい。柳本氏が負けた、というよりは大阪自民の敗北なのだ。今まで支持してくれていた「自民党支持者たちに見放された」のである。

あと…これは大阪自民が悪いわけではないのだが、「自称」自民応援団の「たちの悪さ」も、ちょっと気を付けた方がいい。自民を応援しているふりをしながら、結局、やってることが下品過ぎて、自民の票を失う結果となるたちの悪い連中がいる。今も私のことをくだらない低レベルのデマを流して喜んでいるバカが一部でいるようだが、あまりに相手にする価値のないアホどもなので無視することにしている。こういう連中は、結果として大阪自民の評判を落としていることに気付いていない。バカでも応援するつもりがあるのであれば、大人しくしておけ、と言いたくなる。

大阪自民は、根本から叩き直せ!

が、明るい話題もなくはない。
先日、大阪府連の新しいトップとなった中山泰秀氏だ。まだ45歳と若い中山氏は、彼が当選2回の当時から、私もまだ古い当時の衆議院議員会館に遊びに行かせてもらったこともあった。当時から名刺には「アイラブおおさか!」と書いている人で大阪への愛情はたっぷりとある。そして、自民党の中枢である清和会である。そもそも、大阪自民党=二階派というイメージは強くあるので、そのイメージを変えられるきっかけになるかもしれない。

大阪自民は中山氏の下、一度性根をすえて叩きなおす必要があるだろう。もう一度しっかりと思い出すことだ。自分たちがどの政党に所属しているのか、を。そしてその政党が、共産党や民主党とどんな関係なのか、を。切るべきを切らなければ、今まで自分を応援してくれてきた人間が離れる。当然のことだ。

柳本氏や栗原氏は、しっかりと戦ったではないか。彼らの価値が下がるわけではない。ぜひ、一休みして、来年の参院選に挑戦してほしい。特に柳本氏は、中央で十分に力を発揮できる人物だとみる。永田町での柳本氏を、いつの日か見てみたいと思う。
維新の支持者たちも、選挙戦は終わったのだ。柳本氏、栗原氏をはじめ、今回の敗れた候補者たちの戦いには、拍手を送るべきだろう。

さて、松井・吉村氏の圧勝で終わった大阪W選挙。
大阪にとってのいい夫婦になれるかどうか、キャスターとしてしっかりと注視していきたい。

前回のエントリーに対して、多数の賛否のご意見をいただきました。
現状で言いますと、Facebookのプロフィール写真をトリコロール色に染めた行為は、
1、偽善
2、無知
のどちらかである、と断じた私の意見に対して、賛成・同意の意見の方が少々多いようですが、そもそも批判的な意見の場合、読まなければそれでいいわけで、潜在的な否定的見解の方はきっと把握しているよりもはるかに多いはずです。なので、実態は賛否が同数くらいになるのでしょうか…。
さて、私の意見に対して否定的な方のご意見の中で代表的なものが…


今回のムーブメントはあくまでも連帯がキーワードです。自己満足でもいいのです。テロは憎むべきものであり他人事ではなくすぐそこまで忍び寄っている危機なのです。これは確かに戦争です。フランス対ISISではなくイスラム圏対文明社会の戦争です。日本人も当事者です。


というタイプの意見だと思うのですが、このような意見の皆さんに申し上げたいことがあります。

余りに「短慮(たんりょ)」です。もっと突っ込んで「考えないと」いけません。

テレビでもお決まりのように、な~んも考えていないバカキャスターやアホコメンテーターが連呼する「テロは許せませんね~」という言葉。それ自体が間違っていないように見えて、全く「本質を掴めていない言葉」だということを自覚しなければいけません。

人が人の命を奪うことは「全部だめ」なのです。

テロもダメ。戦争もダメ。当然です。それと同じように、殺人だってダメだし、飲酒して人をひき殺すのもダメなのです。ニュースになろうが、全くニュースとして扱われなかろうが、全部ダメです。
アナウンサーなので気になってしまうのですが、

「は」

の使い方が間違っているのです。「テロ『は』ダメ」。違いますから。「人が人の命を奪うことは『全部が』ダメ」なのです。
では、そんな悲劇が起きたときに次に何をしなければいけないのか、それは
「かわいそう~と言いながら同情する」
ことでも
「手を合わせて『祈り』をささげましょう~」
でも全くありません。そんなこと、一体何の解決につながるというのでしょう。言うまでもなくFacebookをペイントすることではありません。悲しんでいる暇があるのであれば、やらなければいけないことは

分析

です。「ダメなこと」が起きたのです。ならば残された我々がすべきことは「次の悲劇を減らすこと」です。犠牲となった人々への、それが追悼なのです。






私は、フランスで起きたテロと、戦前の日本の立場、置かれた状況にある共通点があると考えています。しかし、それを語るには、あまりにも長い文章が必要ですし、そもそも、明日は大阪で大切なW選挙が行われています。
選挙結果を受けてコラムを書き、またその後、今週中にでも時間がありそうでしたら、今日の続きを書きたいと思います。

フェイスブックの自分のプロフィール写真をリコロール色に変えることに対して、賛否が巻き起こっています。既に論は尽くされている気がしますが、言うまでもなく、私は違和感を感じていた一人です。

違和感、感じるタイプでしょ?私。
安心してください。感じてました。ゴリゴリに。

あれが流行り始めた段階で、すぐにボロカス叩いてやろうかと思っていたんですが、忙しすぎて何も出来ず…。そうこう言ってるうちに、反対の声も多数上がり始めました。

あぁ、やっぱり…。

あれはね、違和感と言うより、はっきり言ってあげた方がいいんです。遠慮なんていりません。はい、みんな声をそろえて。

「やめとけよ、偽善者ぶるの」

付け加えて「ばれてるよ?」とか言ってあげると、さらに効果的です。以下にその理由を書きますね。今回、言いたいことが沢山ある人があると思うのですけれど、その意見はいくつかに分類されるはずです。

【視点1】「なんで今回の犠牲者にだけ祈りをささげるの?」という意見

そうですね。その通りです。そもそも、パリのテロは、今年1月にもう起きてます。有名な「シャルリー・エブド襲撃事件」です。その時は、12人もの方が犠牲となり、150万人規模の集会も起きています。
150万人ですよ?
日本の、例のシールズとかの比じゃないです。あのテロは本当に我々メディアに関わる人間にとっても大変な事件でした。
それだけではありません。犠牲者の数だけ見ても、つい先日、エジプトでロシアの旅客機が落とされたばかりです。あれからまだ3週間ほどです。だって墜落したの10月31日ですよ?。
今回の件でよく分からない識者の方やネットの皆さんが
「日本のテレビはおかしい!フランスのテロは大ニュースだ!なんでカットイン中継を入れないのか!!」
とか叫んでいるのを少し目にしましたけれど、この人たち、3週間前、何も言ってなくない?いや、あの航空機テロの時の犠牲者…224人ですけど。

実は私も「なぜテロの速報を入れないのか?」という質問に対して意見を求められたのですけれど、あまりにバカらしいのでほっといたのです。いや、分かりますよ?テロは大変な惨事です。報じるべきです。しかし…あの時ギャースカ言ってた人って…

フランスが好きだったり、フランスのパリが有名な街だから騒ぎたいだけだよね?

あの時、ネットで騒いでた人、お願いだから、毎日のように起きているテロを全部すっ飛ばして、200人以上が犠牲になったロシア機のテロはすっ飛ばして…今回のフランスのパリの件だけ
「テレビは終わってる!カットインをなぜしない???」
と叫ぶ理由を聞かせてほしい。何を言ってるのかさっぱり分からないのです。レバノンなんて、毎日テロですけど?

【視点2】笑う写真をコラージュするのは不謹慎!という意見

これもその通りです。「祈りをささげる」んですよね?なんでヘラヘラ笑ってる写真を加工するのか、1ミリも理解できません。フェイスブックがプロフィール写真をなかなか設定変更できないなら分かります。それなら理解できます。
でもすぐ出来るよね?プロフィール写真の変更なんて。
せめて、追悼の意を表す間くらい、別の写真に出来ないか?満面のピース写真の上にトリコロールカラーを合成して、どこのパリの市民が喜ぶのでしょう?そんなもん…

流行に乗ってはしゃいでるだけだろ

祈りをささげるのは、Facebookをいじらなくてもできます。祈りは、せめてマジメにするものです。1週間でも、本当に喪に服したいのであれば、プロフィール写真、なんでいつも通りの大笑い写真なんだか。批判されるのは当然です。今からでも、全員、真剣な写真に変えろ、と言いたい。もしくは正直に
「流行に乗ってるだけです~」
と上の方にでも書いとけ。本当に祈りたいなら不謹慎な写真はその間だけでも変えておくべきです。

【視点3】アメリカやフランス側「だけ」の立場に与(くみ)している、という意見

その通りです。もはや、これは説明の必要もありません。
映画『ドローン・オブ・ウォー』を見てください。現代の戦争がどのようなものか、よく分かります。アメリカや西側諸国は、一体何十万人の全く罪もないイスラム諸国の人々を殺害しまくっていると思っているのか?最低レベルの勉強もしていないのでしょうか?一説では、すでに中東では民間人が100万人以上の人が空爆され犠牲になっていると言われています。しかも、その空爆をしているのは、ドローンという無人空爆機です。アメリカ人は一人も死なない。遠いネバダ州の空軍基地から、ゲームセンターでスカウトされてきた「アメリカ空軍軍人」たちがボタン一つでイスラム国が住んでいる、という情報だけをもとに、空爆しまくっているのです。

お願いだから少しは勉強してくれ。

パリの犠牲者が可哀想なのは当然です。罪も何にもないのに殺害されたんです。
でも、その何十倍も、何百倍もの「全く罪もない人達」がアメリカ空軍やロシア軍、そしてフランス軍の空爆で殺されまくってるんです。

パリに祈るのは分かった。いいです。やっててください。私は少なくとも、パリ市民だけではなく、ロシア機に乗っていた方々にも捧げたいし、何よりも、中東の「イスラム国が潜伏している」と言われている地域に住んでいて、何にも分からないまま、天空から爆弾が降ってきて、吹っ飛ばされた100万人以上の方々にも、同時に祈りは捧げたい。

いいでしょうか?確認しときますね。

連中は「戦争している」んです。罪もない人々が死ぬ戦争をしているんです。そして、例えば、アメリカ共和党のバックには全米ライフル協会がついているのだけれど、爆撃機や銃が売れるだけ売れ、人殺しの道具を売ってる連中は儲かるだけ儲かり、そのお金は、アメリカのエライエライ上院議員たちの懐に「寄付」という名目で入るようになっているんです。そして、大量のお金を元手に、そうした連中がまた選挙に受かるのです。その片側だけに祈りをささげて…

テロは許せないって?

忘れてほしくないのは、テロと同じこと、フランス空軍はしてるからな。アホみたいにプロフィール写真をトリコロールカラーに染めてる全員に聞きたい。

君ら、フランス「だけ」を支持していることになってるが、本当にそれでいいんだな?頼むから誰か答えてくれないか?

【視点4】オナラ程の役にも立たない

そして、何よりも一番大事なことは…「何の役にも立たないただのブーム」ってことです。
去年、アイスバケツチャレンジってのがありました。それは
・実際に周知がされていない難病を多くの人に知ってもらえる
・バケツチャレンジをした人は実際に寄付をする
という、「具体的」な支援があったのです。「具体的」に救われる人があったのです。
Facebookで行われた運動で言えば、例の「同性愛」を理解してもらうために、自分のプロフィール写真を七色に染める、というものがありましたね。あれも同じです。具体的に彼らは差別や偏見があるのです。その差別に対して…
「私は、LGBTを差別しない!」
というメッセージがあったのです。それにより、救われる気持ちになる人は多かったでしょう。

日本の東日本大震災も同じです。多くの祈りがささげられ、多くの寄付が集まりました。このように、「助け」「祈り」とは、「具体的」な「支援」を持って完成するものです。聞きたいのだけれど…マーク・ザッカーバーグさん、あなた…

トリコロール色に染めたプロフィール写真の数だけ寄付でもするのか?このトリコロール色にするの、一回100円かかって、それを寄付でもしてくれるんか?

あれ、何の役にも立たないです。

結局、ああやってプロフィール写真を変更している人たちって、たった2タイプなんです。

1、「困ってる人に同情してる」そんな優しい自分、大好き人間。それをFacebookでみんなに見てもらって「いいね」ボタンを押してほしいだけのバカ
2、周りの人がいいって言ってることは何となく何も考えずに乗っかるバカ



【まとめ】

厳しいこと言いますけどね、私はFacebookの色を変えてる人を1ミリも支持しません。支持しませんが、私は昔、卒業旅行でパリに行った経験があるので、今回の件には当然、心を痛めました。
そこで、ニューヨーク時代の友人に連絡を取り、すでに自分に出来る(少ない金額ですが)寄付を行うための準備に入っています。私は、アメリカに自分の口座を持っているので、犠牲者のご家族に直接届けられないか、調査してもらっているところです。
これだけのレギュラーを頂いている以上、パリに飛ぶことは出来ないですしね。何か自分に出来ることを考えた結果、日本ではあまりそのような具体的な動きが少なかったので、アメリカから動いてもらうことにしました。

私ことを批判したり、罵詈雑言言ってくるのは大歓迎だしけっこうだけれど、大事なことなのでもう一度言います。よく考えてほしい。

「祈り」や「支援」は「具体的」に「行動」してやっと意味があると思います。厳しい言い方なのは理解しますが、「結果」を伴わない「同情」はただの「自己満足」だ。

どうか忘れないでほしいと思います。

大阪から帰ってきました。
私は毎週、大阪に行っています。金曜日に担当しているテレビ大阪の『ニュースリアル』のキャスターの仕事と、隔週で収録している読売テレビの「上沼・高田のクギズケ!」という番組の収録に参加させてもらっているのです。
毎週、楽しいゲストが参加している「クギズケ!」。視聴率は横並びで断トツ。本当に面白いこの番組に、今日ゲスト出演してくれていた方がこう言っていました。

「僕は嫁さんと結婚してもう20年になるけれど、今でも、どんどん嫁さんのことを好きになっていっています。出会った瞬間に『この人と結婚する』と思ったけれど、今でも好きな気持ちが大きくなっています」

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パリで起きた凄惨なテロ事件。

私は何度もこのブログで指摘している通りで、テロを相手にするつもりはありません。
はっきり言って悲しい連中。
言い訳をして、それで正しいと信じ込んで、罪もない人々を相手に銃を打ち、暴れ…それで自分に酔ってるバカどもです。
多くの被害者が出てしまいました。いったい何百人、何千人を悲しませ、命を奪えば気が済むのか。

しかし、今、世界が取るべき行動は、この情けない、軽蔑すべき連中を無視することだと思っています。この連中は大した力もなく、大した人数もいないのに、自分たちを大きく見せて、恐怖して欲しくてたまらないだけです。奴らが一番恐れているのは

無視されること

なはず。私は、世界中で、奴らが一番してほしくないことをしてやるべきだと考えています。なので、テロ集団というバカ達を、私は相手にするつもりはありません。パリへの旅行も、機会があれば、ぜひ行きたいと思います。あんなくだらない連中に自分の行動を制限される方が嫌だ。

パリで起きたテロ事件への見解は、これで以上です。

しかし、このテロ事件は、TOKYO MXで働く私にとって、一つだけ気になることを生みました。
関東地方…特に東京に流れている9チャンネルで放送されているTOKYO MX。そのもっとも人気のある番組と言えば、言わずと知れた「5時に夢中」です。
夕方5時から放送されている生放送。聖域なきタブーなき発言が大人気の番組です。マツコ・デラックスさんも北斗晶さんも、今、キー局で見ない日はないタレントさんたちの何人かはこの「5時に夢中」からテレビデビューしています。

その火曜日のレギュラーが北斗晶さんと岡本夏生さん。

長年続くこの二人の丁々発止のやり取りは、番組の一つの名物であり、お互いがお互いをけなし合いながらも、この二人の奇妙な友情に微笑みながらテレビを見ていた視聴者は少なくないでしょう。

そんな北斗晶さんが、乳がんに侵されました。

北斗さんはあれだけあったテレビの仕事の休業を宣言。現在は抗がん剤の治療を始めてらっしゃいます。MXとしては、北斗晶さんの復帰まで、レギュラーを置かずに、ゲスト出演の方々でつなぐ方針です。その辺りもMX、さすがです。

そんな北斗さんを一番愛し、心配している一人が、まぎれもなく、パートナーの岡本夏生さんです。番組上ではけなし合い、「ブス!」「うるせーよ!」とケンカばっかしている二人ですが、二人の間には、なんだか入り込めない温かいものがあることは確かです。それが視聴者にも伝わっているので火曜日は人気があるのでしょうが…。

そんな岡本夏生さんが、今現在滞在しているのがパリなのです。

旅行に行きながらも、毎日、北斗晶さんを元気づけるためにパリの写真を送り続けていた岡本さん。テロが起きたのが、その岡本さんが滞在しているホテルからまさに目と鼻の先。
岡本さんが巻き込まれなかったことは、本当に良かったことなのですが、岡本夏生さんにとっては、とても心配なことがあったのです。

そう。帰国便。
現状で言うと、飛ばない可能性も十分にあるとのこと。

真面目な岡本さん。生放送に個人的な旅行で穴をあけるなんてとんでもない!と、責任感の強い岡本夏生さんは心配しているようです。そして、先ほどアップされた北斗晶さんのブログに、驚きのコメントが載っていました。以下引用。



無事はLINEに送られてきた写真とメッセージで確認出来たから良かったけど…
果たして日本日本に帰れるのか
心配だけど…
火曜日の5時に夢中の生放送までに帰れるかと本人は心配してて

あー見えて、根はど真面目だからプライベートの旅行に行って帰ってこれなくなって仕事に穴を空けるのを何よりも恐れててね
そりゃーこの仕事してて、生放送に穴を空けるなんてとんでもない話だからね

万が一、お嬢がパリから動けなくて帰国便が飛ばなくて帰国予定日に帰ることが出来なかったら…休業中だけど…お嬢の代わりに、私が5時に夢中の生放送に緊急参戦の約束を交わし。

とにかく、ホテルから出るなとね
お嬢のブログはコメント欄がないから…
私のブログに心配してお嬢に伝えてくれって‼️書いてあったメッセージはちゃんと伝えたからね


(北斗晶オフィシャルブログ 「そこのけそこのけ鬼嫁が通る」より抜粋)



まさかの!休業中の北斗晶さん、生放送番組、出演の可能性浮上!!!
これには驚きました。彼女は現在、1回目の抗がん剤治療を終えて、自宅に戻ってきている最中とはいえ、まだ全く万全ではない状態のはず。
しかし…確かに…「5時に夢中」のファンであればわかる話だと思いますが…この状態の岡本夏生さんの代役を務められるのって…北斗さんしかいないような気も…!

飛行機が飛ぶかどうかも分からないですし、まだ可能性の段階でしかないのですが、毎日のようにパリの光景をメールで送っていた岡本夏生さんにも感動しましたし、抗がん剤治療の最中にもかかわらず、岡本さんの代役を買って出た北斗晶さんにも感動し…思わずこの話はシェアしたくなり、PCの前に座って、現在、このブログを書いています。本当に素敵な二人だと思います。

そして、北斗さんの周囲にはもう一人。忘れてはいけない素敵な人がいます。

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「僕は嫁さんと結婚してもう20年になるけれど、今でも、どんどん嫁さんのことを好きになっていっています。出会った瞬間に『この人と結婚する』と思ったけれど、今でも好きな気持ちが大きくなっています」

今日収録の「クギズケ!」に初めて参加してくれた、佐々木健介さん。恋愛問題研究家の山崎世美子さんが「夫婦の愛情は3年で冷めてしまうんです」と解説したとき、健介さんが言ったコメントです。

なんというか、当てられっぱなしだった収録でしたが、北斗晶さんの人徳なのでしょうか。佐々木健介さんも、なんて素敵な旦那様でしょう。これを言える日本人はそこまで多くないような気がしますが、最高にカッコよかったです。

北斗さん、MXファミリーはみんな待ってます!
現状で言うと、飛行機は飛ばない可能性が高いと言わざるを得ません。もしそうなったら…最高の「代役」、楽しみにしていますね!


ネットと通じてニュースに触れている皆様はもうご存知のことでしょう。と、同時にテレビなどしか見ない人々にとっては、実は全く知らないニュースかも知れません。

フジテレビが赤字になりました。言うまでもなく開局以来、初めてのことです。

視聴率悪化、フジテレビ初の営業赤字…中間決算
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151107-00050006-yom-ent

これについて私が四の五のとコメントすると、必ずくだらないことを言って私を誹謗中傷してくる連中がネットに溢れます。バカバカしい連中です。どういう人間たちがそれを先導しているのか、もう分かっているんですが、アホらしいのでほっといています。
でも、逆にコメントを求める取材も殺到しています。私は現在、テレビのレギュラーを週に7本持ち、連載やコラムを月に30本近いペースで書いています。来月にはもう6冊目となる著書も発売となります。そんな私に古巣のことを批判して欲しいのでしょう。分かります。私も取材者の立場であったころは、全く同じマインドで取材してましたから。

そんな経緯があり色々と考えましたが…このニュースに関しては、ちょっとだけ言いたいことがあります。そこで、このブログでコメントしたいと思います。メディアの皆さんはこのブログのコメントを切り取って自由にご使用ください。

フジテレビの営業赤字は事実です。正確に言っておくと、記事中に「営業赤字が10億円」となっていますが、これは私の得ている情報では「相当にごまかしている数字」のはずです。色々と圧縮して、ごまかして、その上で10億円のはずです。実際はもっと苦しい数字のはずです。あくまで私の得ている情報の範囲ですが。

で、それに対しては私は繰り返し何度も言っている通りで「苦しみの時期なのでしょうがない」という以外のコメントはありません。今は、古巣は苦しんでいる時期です。しかし、苦しまないと、新しいものは生まれませんし、こういう時はあがけるだけあがくものなのです。なので、赤字で問題ないと思っています。むしろ、ここで変に縮こまっているよりも、どんどん攻めの姿勢を持って、赤字を出しまくっていいと思います。深夜など、少しづつですが面白い番組も出始めているように見えます。私は現在、「そんなバカなマン」が大好きで、テレ東の「ゴッドタン」と並んで一番面白い番組だと思っているんですが、これらの番組も新たな挑戦から生み出され始めたものだと思います。

それらを踏まえた上で、2点だけコメントします。

1、連結決算の収益は全く赤字ではない

フジテレビはテレビ事業をしていることは確かですが、フジはそもそも「フジメディアホールディングス」というメディア事業を中心とするホールディングスでしかありません。今回の決算、メディアホールディングスとしては、実は黒字なのです。不動産事業が実に好調だからです。
私はフリーになって何人ものエコノミストの方と飲んだり取材させていただいたりしましたが、彼らが揃って口をそろえるのが…
「10年後、20年後、最も経営の安定しているテレビ局は?」
という話題です。
日テレだと思いますか?
いやいや、好調のテレ朝?
違いますね。エコノミストたちは全員同じで、「TBSがダントツで優秀」と答えます。もし知り合いの方にエコノミストの方がいたら聞いてみてください。絶対にそう答えますから。答えは簡単。TBSが持っている赤坂中心の不動産業が、超、絶好調だからです。

テレビ局は「テレビだけをやれ」なんて、誰が決めたのでしょう?会社はそれぞれの時代に合わせて生き残りの策を練るべきです。TBSは早期に不動産事業に手を出しました。そして、それらを見事に経営に反映させています。フジテレビも遅ればせながら不動産事業に手を出し始めました。そして、それらが見事に好調です。

それでいいのです。何も悪くないです。

エコノミストの方々も言うのですが「そもそもテレビは斜陽産業」なことは皆さん、分かっての通りです。これから、どんどん視聴率は下がります。営業利益はどんどん下がります。と、言うよりも今までが「バブル」だっただけです。今までがおかしかったのです。これから、テレビは正常な営業利益になっていくでしょう。
しかし、そんな中、グループ企業全体でマイナスになっては株主の皆様に申し訳がありません。フジテレビは実は不動産事業に手を出し、素晴らしい結果を出しています。これらは全く間違っておらず、正しい選択肢と言えます。

2、他局はなぜ、このニュースを報じない?

ただ、この一連の流れに対し、一つだけ苦言を呈させてください。
他局の皆さん、なぜフジテレビの営業赤字をニュースとして流さないのでしょうか?この「全て無視する姿勢」は絶対に視聴者の皆様の反感を買います。ニュースとしては扱った方がいい。なにせ、日本を代表するテレビ局が、開局以来初となる赤字に転落したのです。

普通、扱うニュースです。

実際に、テレビ局の報道局で働くすべての人に言いたいのだけれど、あなた方は「マクドナルドが赤字転落!」「シャープが〇〇円の赤字に!」というニュースは、イヤと言うほど流しているではありませんか。他の業種であれば叩いていいけれど、横並びでスクラム組んでるなかよしこよしのメンバーの赤字のニュースは流さないとでも?

そんな姿勢で、皆さんはニュースを作ってらっしゃるのでしょうか?

「ライブドア騒動・あるある事件」以来、東京キー局がスクラムを組んでなかよしこよしでやっていることは、世間の皆さんはあまり知りません。
私のブログを読んでらっしゃる皆さんにお伝えしておくと、キー局はお互いの足の引っ張り合いをしないように上層部でつるんでいるのですが、今はもうネット社会です。皆さんがどれだけフタをしようとも、情報にフタを出来る時代じゃあないんです。

昔はテレビと新聞にフタをすれば、「一部の人間」が「世間の情報を操作できた」時代だったことは確かです。しかし、ネットがすべてを変えました。今はスマホを見れば、情報が流れてきます。

フジテレビという日本のテレビの牽引車が赤字に転落したのです。

そのニュースを扱わない姿勢は、いつか必ず、皆さんのもとに跳ね返ってきます。昔と違って「扱うべきニュースなのに隠蔽している」ことがばれているからです。芸能ニュースも、大手事務所の不祥事や熱愛物は全然扱いませんよね?あれ、本当にいい加減にした方がいいですよ?そもそも、何らかのタレントのスキャンダルが起きたのなら、その芸能事務所の教育がなっていなかっただけです。悪いのは事務所です。気を使う必要なんてないんです。テレビは芸能事務所や、事務所と癒着している局の上層部の方向を向くのではなく、視聴者の方を向かなければ、信用は失います。そうそう。付け加えておくならば、フジが赤字に転落したのは、それが原因ですからね。

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さて、まとめておきますと、フジテレビの営業赤字は私はさほど気にしません。ちゃんと不動産業に着手しているし、内部にいた私は、そもそもあの局が「支払わなくてもいいお金」を支払いまくっていることを存分に知っているので、これでいい感じに支出を圧縮できるはずです。このニュースはネガティブなものではなく、ポジティブに受け取っています。

フジテレビは儲かりすぎていたのです。なので、色んな人々が群がってきました。その結果、本来であれば支払う必要のないお金が山ほどあるのです。今回のニュースでフジテレビは「こういう訳で赤字ですから…」と言ってそれらの金を切ることが出来るでしょう。

私は古巣に計り知れない恩義があります。しかしだからと言って同情のコメントをしているつもりはありません。外から見て、客観的にそう思っているだけです。私は繰り返し申し上げている通りで、「2020年までにはフジテレビは3冠を取り戻している」と今でも思っています。

以上です。

松本圭世さんという女性アナウンサーがいます。私は彼女を応援します。苦しい道のりでしょうが、頑張ってほしいと心から願っています。

美人女子アナ「AV出演疑惑」の真相激白【東スポ】
http://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/467887/

つらかったことだろうと思います。心中察するに余りあります。
テレビ東京系の「テレビ愛知」で女性アナとして採用されていた彼女。優秀な女の子だったのでしょう。そんな彼女にゴシップ記事が出ます。

「女子アナ、AV出演疑惑!」

ネットでは炎上し、彼女はそのままテレビ画面から姿を消しました。いったい何があったのか?記事を読んでいただければ、どれだけ彼女が「被害者」かよく分かります。

彼女はまだ学生の時分に「悩みを聞いてください」と声をかけられ、大型の車の中に入ると、4・5人の男性に囲まれたようです。とても逃げ出せる雰囲気ではなく、悩みを聞いた後、飴をなめるように要望されたようです。

きっと彼女は、時間を戻せるのであれば、あの時に戻りたいでしょう。自らを「NOと言えない日本人の典型」という彼女は、その場から早く逃げたかったこともあったのでしょう。飴をなめてそのまま「謝礼です」と差し出された5000円も受け取らずにその場を離れます。

そして…

その映像は、「素人をナンパしてアダルトビデオに出演させる」という内容の企画ものアダルトビデオの中の
「ナンパしたけれど飴までしかなめさせられなかった女性」
の一人として、その映像を使用されていたのでした。もちろん、彼女は何の説明も受けていませんし、そもそも出演の承諾もしていない状況です。

しかし、テレビ愛知の対応は早く、その直後、彼女はテレビ画面からもHPからも消され、まさに臭い物に蓋をするように、次の年の契約は延長されることなく仕事を失ったのでした。

報道機関の一端を担うテレビ愛知を批判するつもりは私はありません。彼女もインタビューの中で
「局としてしょうがない対応。恨みはなく迷惑をかけて申し訳なかった」
と反省していました。

しかし、この話、よく考えてみてほしいのです。これって…誰にでも起こりうる可能性のある話じゃないでしょうか?考えてみたらとても怖いことだと思うのです。
まだ学生さんが、大の男4・5人に囲まれたら、きっぱりと否定して断ることなんて、けっこう勇気のいることです。事実、電車の中で痴漢されても、声一つ上げられない女性の方が圧倒的に多いと言います。日本人、そこまで強気に「NO」と言える人ばかりではないです。

インターネット時代に、自身の全く了承していない映像が使われてしまう可能性はあります。そしてそれが、広く拡散されてしまうこともある話です。リベンジポルノなどがそれにあたると言えるでしょう。

しかも、見出しが「民放女子アナがAVに出演!」となっていたら、皆さん、一度見てしまわないでしょうか?強い見出しであることは確かです。しかし…

ここははっきりと言いたいのだけれど、これは「日本語の使い方」が完全に間違っています。

「出演」とは「出て」「演じる」ことを指す言葉です。すなわち、そこには「出演することに合意」する過程が含まれる言葉なのです。
彼女はそれがAVの撮影であることなど知らされることなく、また、出演を明確に拒否していることは「謝礼」と差し出された5000円を突き返しているところでも明白です。
つまり、松本アナは、使用も許諾もしていない映像を、無断で使われた『明確な被害者』なのです。そこを間違ってはいけません。

そのようなスキャンダルが出たので、上場企業であるテレビ愛知が契約を延長しないことは私も理解できます。しかし、こんなことって、当たり前にまかり通っていい話なのでしょうか?その疑問に対し、私は明確に「NO」と言いたい。

キー局に出演していた女性アナがリベンジポルノ同然の写真を週刊誌に流され、仕事を干され、そのまま退社に追い込まれたこともありました。幸い、その女性アナは現在、素晴らしい活躍をしていますが、大前提を確認したいと思います。それは…

被害者は守られるべきだ

という当然の話です。

松本圭世アナは「私はまだしゃべる仕事を続けたい!」と、私も出演しているTOKYO MXの『開局20周年記念アニヴァーサリーアナウンサー』の募集に応募。さすがの実力で数百人の中からグランプリに輝き、去る11月1日の特番でご一緒してきました。テレビ愛知に採用されるだけあります。しっかりとしたアナウンサーさんでした。

その時の共演していた堀潤アナも、アナウンサーの大先輩である吉田照美アナもおっしゃっていたことですが、
「彼女は被害者だよ」
という言葉は間違いないと思います。私もそう思います。

松本アナにはこれからも負けずに頑張ってほしいと思います。アナウンサーとしてもそうですが、同じような危険性は多くの若い女性たちの周囲にいくらでもある気がします。そういう女性たちに警鐘を鳴らせるような発信者にもなってほしいと思います。

負けるな!松本圭世アナウンサー!

皆さんはこのニュースを聞いてどう思うだろうか?

「女性トイレ禁止は差別」提訴へ 性同一性障害の公務員(朝日新聞デジタル)

簡単に記事内容をまとめよう。
経済産業省に40代の職員がいる。彼は、戸籍や肉体的なものは男性だが、心はれっきとした女性だ。入省後に「性同一性障害」の診断もうけ、ホルモン治療や女性の容姿に近づけるための手術を重ねてきた。2011年には名前も女性的なものに変更。今では初対面の人にも女性として認識され、職場の女子会に呼ばれる。

戸籍上は男性であっても、もう彼女はれっきとした女性だ。
なので、経産省も女性の服装を着用することを認め、女性用の休憩室の使用を認めていた。

しかし、彼女には越えられない壁があった。

「戸籍」がまだ男性なのだ。

日本の法律は、世界的に見れば情けないほどにLGBTに対して理解が遅れている。今やあのロンドンやニューヨークであっても同性婚が許可されている。当然だ。LGBTは「単なるそういう特徴」であって、本人たちは何も悪くないからだ。

しかし、日本は性同一性障害に苦しむ…正確に言うと、性同一性障害を差別視するこの日本社会の風潮に苦しめられている多くの方々に、相変わらず優しい手を差し伸べようとはしない。
日本において戸籍の変更は非常に手間がかかる。何よりも卵巣や子宮、睾丸(こうがん)を摘出するといった性別適合手術が必要となるからだ。高額なだけでなく、要は

「お前ら、自分を女だって言いたいんなら体も女にしてから言えよ」

ってことなのだ。私の番組の月曜日レギュラーのカルーセル麻紀さんが、当時、世界でモロッコしかその手術をしていなかったために、モロッコまで行き、九死に一生を得る手術をして性転換し、戸籍も女性に変更したのが日本では初めての例。
当時、カルーセルさんには大量の差別的視線や侮蔑的な言葉が浴びせられ続けた。それでも明るく、負けないでいたのはさすがに、日本のLGBTの草分け的存在としていまだにリスペクトを集めるカルーセル麻紀さんならではの話。普通はもっと精神的には厳しいはずだ。

話を経産省の彼女に戻すが、彼女は皮膚疾患があるために、現在ある性転換手術を受けることが出来ない。つまり、戸籍は一応、まだ「男性」のままなのだ。この彼女に対して…経産省は

「障がい者用トイレを使え」

と言ってきているのである。
彼女は人事院に対して、何度も待遇の改善を求めたのだが対応されなかった。その為、経産省を相手取って訴訟に踏み切ることにした…と言うのが記事の中身だと思ってほしい。



ドンドンやればいいのだ。



日本の中央の連中がどれだけアホでどれだけ時代錯誤な連中なのか、よく分かる事例だ。叩きのめしてやればいい。日本国憲法では明確に



第十三条  すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。



と記されている。有名な「基本的人権の尊重」の項目だ。日本人は個人個人を最大限尊重されなければいけない。こんなこと、小学生で学ぶ程度の知識だ。
彼女は、自分が悪い訳ではない。生まれつき心が女性なのだ。なので、ホルモン注射などの努力もしてきている。背が高い、とか足が速い、とかと同じだ。そういう「特徴」でしかない。証拠として医師の診断書も出ている。
省内でも「女性」として認知され、女子仲間には「女子会」にも及ばれする彼女に対して…

「障がい者用のトイレ以外使うな」って?

しかも、記事を読むと分かるのだが、もし障がい者用のトイレが工事中などで使えなかった場合は、「暫定的に認められた2階以上離れた女性トイレ」を使用させられているのだという。2013年には上司から「手術を受けないなら男に戻ってはどうか」という、完全に差別発言と受け取られてもしょうがない言葉まで浴びせられているというのだ。
ずいぶんご立派なバカ達が、日本の経済と産業を司っているのだ、と感心する。

全員やめちまえ、経産省の職員。

バカが中央にいて税金を食い物にするんじゃない。とっとと辞表を出してあの建物、潰しちまえ、と言いたくなる。そんな時代遅れで、何の理解力もない人間が「経済」を発展させられるわけがないだろうが!役立たずは辞めろ。

この裁判、私は全面的に彼女を応援する。経産省の対応は100%間違っている。裁判でしっかりと断罪されるべきだ。まだまだ世界的に進まない、日本のLGBTへの理解。いったい何時になったらこんな恥ずかしい話題をしなくてよくなるのか…。


昨日、およそ3年半ぶりとなる日韓首脳会談が行われ、相も変わらず、パク・クネ大統領が「従軍慰安婦問題」について四の五のと言ってきていた。

そもそも、このパク・クネというおばちゃんは就任直後にアメリカにわたり、米韓首脳会談を行った。皆さんも覚えてる方もいらっしゃるだろうが、その、「就任直後」の「アメリカ大統領との会談」の中で、

日本の悪口を言い続け

て韓国に戻ったおばはんだ。2013年5月17日の事である。知らない人はネットをググれば全部出てくる。ハッキリ言って私はドン引きした。それ以来、基本的な私のブログやコメントでは、このパクというおばちゃんのことを「朴槿恵大統領」と表現したことはほぼなく、「パクおばちゃん」「あの日本嫌いのおばはん」と表現してきた。
就任直後のアメリカ大統領との会談で、隣国の悪口言い続けるおばはんを「一国の大統領」と認める気になれなかったからだ。大統領というよりも、人としての品性の問題だった。

それ以来、安倍さんが何度呼びかけても会談には応じず、しつこいくらいに「反日」「対日」の姿勢を取り続け、韓国国内の右翼勢力からの支持を守ってきた彼女。ここに来て結局日韓首脳会談に応じたのは、ニュースで伝えられている通りで

結局、支持率が落ちすぎたためだ。

悪口、けっこう。それが的を射ていることならどんどんケンカしていいだろう。が、はっきり言って、彼ら・彼女らの言っていることは「ただのいちゃもんレベル」のものだ。
そもそも、韓国と日本が併合された歴史が…とか言いたいことは山ほどあることは事実だが、韓国側の言い分を飲む形で、1965年に日本は8億ドルという、当時では考えられない金額を実際に支払っている。

8億ドルよ?当時の韓国の国家予算の2,3倍相当の額よ?

軍事用資産も含めると、もう考えられない金額を韓国に支払い、韓国と日本の両国で「日本と韓国の戦後の保証は終わったのです」という協定が結ばれた。それが「日韓基本条約」である。その協定第二条1に記されているのが

「戦後処理は完全かつ最終的に解決されたこととなることを確認する」

という文言だ。誰でも確認できる。間違いなくそう書いてある。そこまでして、両政府の間で正式に合意して協定まで結んで…まだ、金を要求してきているのだ。安倍さん、頼むからほんと…もう相手にしないでほしい。最近の安倍さんはかなり中道を言っているとは思うし、だから人気も上がっているのだろうが、下記のニュースを見た。

安倍首相、「従軍慰安婦」問題解決へ「交渉で一致点見いだせる」

頼む、頼むから安倍さん、目を覚ましてくれ。
韓国政府は金をほしいだけだ。韓国政府はこちらが誠意を見せても、どれだけ折れても、金をふんだくった後で数年もすれば、また何かのいちゃもんをつけてくる。そして金をせびってくる。



私は当ブログの中で、よく「バカ」という表現を使う。あえてカタカナで記しているのだが、これには意味があるから書いているのです、という話を書いたことがある。
世の中にはたくさんの人がいる。
世の中にはたくさんのクニがある。
なので、その全ての人と理解しあおうと思わなくていい。全ての人と合意なんてしなくていいのだ。残念なことだが…

相手にする価値のない人や国は存在する。

いや、正確に言おう。相手にすることで時間と労力を浪費するだけの百害あって一利なしの存在はいるという事実を指摘したいのだ。

例えば、私が上記したような主張をしたとしよう。
100%そうなるので予言しておくが、ネット上にはバカ左翼たちが必死になって書き連ねるのだ。
「長谷川はネトウヨだ!」
「長谷川はウヨクだ!」
「戦争したいんだぁぁぁぁぁぁぁ!」
そんな書き込みしてるバカ共、相手にする必要があるだろうか?完全に時間の無駄である。行き過ぎた連中がいれば警察に届けてサイバー班に任せておけばいいのだ。

私は、国際的に認められている日韓基本条約の条文を引用して、「論を立てている」だけだ。これを「立論」という。ネトウヨでも左翼でもなんでもない。

私は「普通」のことを「普通」に言ってんだ。

右翼や保守層の姿を知りたいならアメリカのテキサスにでも行って来い。本物の「右翼集団」がどれだけ過激なのか知れるだろう。アホ左翼は「普通のこと」と「ウヨク」を一緒にするくらい、「論を立てて話をすることができない」集団だ。もうほっとくしかない。

話がそれたが、韓国の要求は自国の政府の成し遂げた日韓基本条約を完全に無視するものだ。
安倍総理にお願いしたい。

「子や孫の世代に遺恨を残したくない」

のであれば、ここは毅然と突っぱねるしかない。ナァナァにすれば、必ず、次の世代に遺恨が残る。朝日新聞の書いた与太記事をまんま裏も取らずに1992年1月の日韓首脳会談で宮沢元総理が、あれだけペコペコと頭を下げ謝罪しまくって

とりあえず、謝っとこう
とりあえず、下手に出よう

ってやった結果が、今に続くこの体たらくの元凶だ。もとをただせば、朝日新聞をそのまま信じた1990年代の自民党のバカリベラル軍団の失敗がここまで話をこじらせているのだ。

相手にすべき価値のない相手はほっておく。
聞く必要のないいちゃもんは無視しておく。

そんな当たり前のことをするのはウヨクでもなんでもなく「普通」のことだ。それを「けしからん!攻め込め!名誉のために!」って言い始めたら極右だが。

安倍さんにはどうか、このまま「普通」でいてほしい。パクおばちゃんが態度を豹変させて日韓首脳会談に応じたのも国内世論に負けて支持率稼ぎに来ているだけのこと。失礼な態度を取り続けたおばはんなんてほっとけばいい。どうせ早晩失脚する。対して安倍総理は2017年…いや、ひょっとしたら2020年までは総理を続けることだろう。無視が一番だ。

若しくは、韓国政府筋は
「戦後処理は完全かつ最終的に解決されたこととなることを確認する」
という両国の合意をなぜ無視するのか、せめてその説明を聞いてほしい。「戦後の話」は「完全」に「最終的に」終わったのだ。なので、あれほどの金を支払ったのだ。

「従軍慰安婦問題」などという問題は、世界に存在しない。「最終的」に「決着して」いるからだ。今あるのは「ヤクザ同然にイチャモンを言い続ける韓国政府の金せびり問題」があるだけだ。

大阪で報道キャスターの仕事をしていると、頭の痛くなるような、クレームに悩まされたりすることがあります。

最近、最も情けなくアホらしくなるのが大阪自民の支援者…を自称しているだけのバカな連中の誹謗と中傷の数々です。いい加減にしてほしいのですが、
「長谷川は橋下信者だぁぁ」
「長谷川は維新よりの偏向報道をしているぞぉぉ」
というバカ書き込みをツイッターなどで懸命に拡散している連中がいます。

このバカ連中の論拠となっているのが
「先週の長谷川の番組に橋下徹を出演させた!偏っている。BPOものだ!」
というものなのですが、おいおいおい、です。頭が痛くなります。
私の番組では、11月22日に向けて、出来るだけみなさんの正確な判断のきっかけになれば…という思いからW選挙の関係者には
「みんなに出てもらって」
います。
ホント、バカ達って面倒くさい。最初に中川暢三さん。鈴木キャスター自らインタビューさせてもらいました。そして、松井さんに柳本さん。そして栗原さんと続いて、先週出演していただいたのが橋下徹さんです。
来週には吉村洋文さんと大阪自民のトップである中山泰秀さんに出演していただきます。

皆さんの出演時間も、17分から19分。VTRの時間も計算して、可能な限り平等になるように計算し、質問もキツイ質問と優しい質問、バランスを考えた上で配置しています。
事前に打ち合わせをするのも毎回同じ。その時に私がきく
「最も訴えたいことなどがあれば教えて下さい」
というご質問もみなさんにしていることです。

そこまで懸命にバランスをとって、

誰が偏向報道だ!?誰が!!

言っとくが、私は14年間、キー局の朝の情報番組で政治報道に関わってきました。生放送で、時として暴走する司会者を含めてバランスをとる役割を担ってきたのが間違いなく私でした。

ネット上で悪口書くしか才能のないバカどもに言いたい。

バランスを欠いており、偏向だと主張したいのであれば、それはお前たちの頭の中のバランスが悪いだけだ。私の放送のどの部分がバランスを欠いているのか、VTRを添付して主張してみろ!!懸命にバランスをとり、面倒でも少しでも11月22日を前に正確な報道をしようと毎日寝ずに頑張っているテレビ大阪の報道局スタッフに対する侮辱行為を、私は許さない!

自民は柳本さん、栗原さん。
維新は松井さんに吉村さん。

それぞれ、いい候補だと思います。戦えるところまで戦ってほしいと思っています。私たちはそれをただ正確に報道するだけです。

維新の悪口「だけ」を言い続けたり、裏でフリップを書き直させたりしている他局の偏向番組と、私の番組は違う。何か文句があるのなら、ぜひ言って来てほしい。そしてなんだったら番組に出演させてやるから出て来い。そこで視聴者に判断してもらおうじゃないか。ネットでバカな噂を拡散している連中、お前らのやっていることは完全な犯罪行為なのでこれ以上くだらないことをやるなら被害届を出す。言いたいことがあるなら警察に聞いてもらえ。受け入れてもらえることを祈るよ。

私は吉村さんには会っていませんが、松井さんも橋下さんも、柳本さんも栗原さんも好きです。大阪のことを好きなことが伝わってくるからです。方法も性格も違いますが、それは人間なのだから当たり前。だから、私のテレビに出てもらう時には、それぞれが一番いいおしゃべりが出来るように気を付けています。それはこれからも変わりません

候補者たちは懸命に闘っています。
候補者が必死な中、外野がくだらないことをしたら、彼らの足を引っ張るだけだということをもっと知るべきです。

大阪自民の応援者たち(をあくまで名乗ってる人々)に言いたいのだけれど、あなた方、安保の時、どんな嫌な思いをした?バカサヨクから「普通のこと」を言ってるだけで勝手に「ウヨク」呼ばわりされたり「戦争をしたいだけだ!」などとくだらないレッテル張りをされて嫌な思いをしてこなかったか?
レッテル張りして誹謗中傷するだけのサヨク達と、同じことをしてどうするんです?

もし、私の番組で偏向部分があるなら、同録を送ってきてほしい。ちゃんと訂正しましょう。誠実に対応しましょう。そんな部分がもしあるのであれば、ですが。
選挙の度に起きる誹謗中傷合戦は世界共通のものです。ただ、あまりにレベルが低く、悲しくなるのもこれまた世界共通。悩ましいところです。

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