2016年03月

乙武氏についての一連の報道姿勢と、情報番組などのコメンテーターの発言内容には少し疑問を感じています。

まず、週刊新潮さんのスクープについて。
乙武さんの不倫は本人が認めている以上、事実でしょう。基本的には彼自身が事実を認め謝罪していること、そして奥さんが「私にも非があった」と謝罪していることから…本来であれば、報じるほどもない話なのでしょう。

しかし、彼は参院選の東京選挙区に…超目玉候補として出馬を予定されていました。

政治家を目指し日本の法整備にも加わるつもりであったのであれば、それは話が変わってきます。
取っていた行動が宮崎健介氏とほぼ変わりない以上、そこは厳しく糾弾されるべきです。事実、宮崎健介氏は極めて厳しい世間の批判を受けたはずです。

しかし、テレビのコメンテーターが「お友達」であるために、あまりに腰砕けのコメントが目立ちすぎます。これは違う気がします。

「障害があったのだから…」
「希望を持った男も多いと思うし…」

これは違うと思います。これは単なる…「逆差別」ではないでしょうか?

「身体の障害」と「奥さんを裏切って不倫している」ことは全然リンクしないことです。乙武氏の行動は子供を奥さんに産ませて、出産前後にも平気で裏切りまくっていた行為である以上…

1ミリもフォロー出来る行為ではありません。

私には…なんだか…彼を擁護している論調は、彼を差別しているように見えるのです。乙武氏の行為は、彼が参院選に出る予定だった以上は…バッシングされるべきです。人としても批判されるべきです。テレビのコメンテーターたちは、少しご自身のコメントを見直してみてはいかがでしょうか?少し違和感を感じざるを得ません。

そして、週刊朝日さんのスクープ。

乙武氏はもともと、元気会から出馬をする予定だったそうです。覚書も交わしたと。
それが、実はかねてより、民主党からの出馬を検討し「自民党の政治には反吐が出る」と語っていたそうです。週刊朝日さんであれば、民主党のかなり深い部分まで取材できていることでしょう。この記事は相当な信ぴょう性があると考えざるを得ません。
また、蓮舫氏もツイッターで乙武氏のウソを残念がっていました。

蓮舫参院議員が乙武洋匡氏の「嘘」を告発「とても残念です」(トピックニュース)

これはいけません。
これは政治家として間違いなくいけません。

政治家を志す者は「日本をどうしたいんだ」という信念を持っていなければ務まりません。政治家は国民の生きる権利と超巨大予算を左右する力を持っています。それは近くで取材してきた我々は思い知っているものですが…とてつもない権力なのです。人間の「権利を与え、失わせる」のですから。

「女は5股・政党は3股」
「五女体不倫満足」

などと言って下品な笑いものにしようとするネットの向きもありますが、私はこれまでの乙武氏の明るく、前向きな活動を笑う気はないし、彼が多くの身体障がい者に対して与えた希望を否定するつもりもありません。

なので、私は今回の乙武氏を厳しく批判します。

身体にハンデキャップがあることと、奥さんや政権政党を手玉に取り2枚舌を繰り返すことはリンクしていない。
彼の活動と行動力に敬意を表し、その上でしっかりと批判すべきは批判する。テレビのコメンテーター陣は一度ちゃんと反省して、影響力の高いテレビでコメントしていることを自覚すべきではないでしょうか。

ハンドルネーム「これだけは言いたい!!」さん、お返事ありがとうございます。
冷静に受け止める部分は受け止め、反論すべきところは反論されている姿勢に敬意を表します。また、勝手にネタにしてしまってすみませんでした。あまりに貴女のコメントが「短くまとまっており」「的確に今の保育園問題の欠点」を表してくださっていたので使わせてもらいました。

前回のコラムにも書いた通りで、「これだけは言いたい!!」さんは今の日本のとても多くの方々の価値観を代表しているだけであって、何も悪い訳でもありません。むしろ、極めて「保育園落ちた、死ね」のお母さんに代表される、日本の「当たり前の価値観」を持ってらっしゃる方です。そして…

それが今の日本の大問題なのです。

「これだけは言いたい!」さんのご指摘の通りです。
乳幼児期の赤ちゃんに必要なことは「この世に生まれてきた自分は、受け入れてもらえている」という「感覚」です。これは「基礎的信頼感」といいます。この感覚は「お母さんである必要はない」ことが証明されています。

私は前職のリポーター時代から少子化問題や子育てにまつわる特集を数十回にわたって組んできた経験から「今の日本…ちょっとまずい方向に言っているなぁ…」と感じていました。今でもその考え方は間違っていないと思っています。

今の日本はいわゆる「働くことが大好きで働いている自分も大好き」な女性たちが声が大きすぎるのです。
前回のコラムでご紹介した本などを読んで頂ければわかるんですけれど、どこかのコメントにもあったんですが、ハリー・ハーロウは唯一、人体実験は行えていません。なので、人間に該当するかはまだ証明できていません。

しかし、ネズミであってもサルであっても、他の何種類かの哺乳類で全く同じ結果が出ているのですが、乳幼児期に母親としっかりと一緒にいることが出来なかった子供が…能の発達が著しく弱まり、事実、母親と一緒にいた被検体と比べると明確に「脳が小さいこと」が確認されています(もちろん、全部じゃないですよ!個体差はありますからね?)。
また、生体化した後に集団にいれた場合、他者に対する攻撃性、挙動不審などの問題行動が圧倒的確率で確認されるに至っています(これも個体差があります。保育園に入れれば、全員そうなるって暴論をしてるわけじゃないですからね?)。

前回の「これだけは言いたい!!」さんへのメッセージには書ききれなかったんですが、皆さんは子犬や猫ちゃんをペットショップで飼ったことはありますか?

乳幼児期に飼えましたか?飼えなかったでしょ?

実は、上記した研究結果が明らかになったために、ペットショップで子犬などを売る場合、現在は「乳幼児期は母親と一緒にいさせること」が義務付けられているのです。子犬や猫を飼い主に引き渡すのは離乳後なのです。そうです。早い段階で引き離すと、攻撃衝動が強く出過ぎるためなのです。

私は、他の哺乳動物で、ここまで明らかな実験結果が出ているのに、人間「のみ」にそのデータが該当しないとはどうしても考えられないのです。

ハリー・ハーロウも考えました。
人間も、乳幼児期=3歳までくらいにしっかりと親に抱きしめてもらい、受け入れてもらっているという「感覚」を育てないと、他者に対する攻撃性が増すのではないか?他者に対する愛情が持てなくなるのではないか?ひょっとして自分の子供にもどのように接していいか分からなくなり、虐待をするのではないか?

なので、ホモサピエンス・サル目(もく)で「人間と近しい」と言われるアカゲザルを使って実験を繰り返すんですね。

彼の実験は明確な結果が出始めるんですが、まず『動物愛護団体』から猛バッシングを受け始めます。

そして、ハリーは「愛着理論」を「母親に抱きしめてもらうこと」と結論付けていたために、今度は「女性の社会進出」を叫び続けるフェミニスト団体からも、猛バッシングを受けるのです。

私たちにぃぃぃぃぃ!!!社会に出ずに子供と一緒にいろってえのぉぉぉぉぉ!

なんて女性差別主義者なのぉぉぉぉぉ!!!!

結局、ハーロウはその素晴らしい実験結果を持ってしても世間からは「変わり者」「変態」「異端児」と呼ばれ続けることになるんですね。それでも彼は毅然として主張します。

「100万人の児童虐待を受けている子供を救えるのであれば、私は10匹のアカゲザルが犠牲になることを気にはしない!」

これでまた炎上するんですけど(笑)。




でもね、どう考えても、ジョン・ボウルヴィやハリー・ハーロウは正しい。
子供を作る以上、親は覚悟を持つべきだ、というのが私の主張です。

保育園は「親の子育てをサポートするサービス機関」でしかないんです。保育園に子供を預けることを前提として話を進めている今のテレビやマスメディアの論調は明確におかしい…と、言うより勉強不足だと思っています。

今の日本の病魔である少子化、また子供の貧困。負の連鎖。全部、これらの実験で説明がつくはずです。私はフェミニズムを運動の原点にしている女性たちを全否定はしません。彼女たちのお蔭で女性の社会進出が促されたところはあると思います。

しかし、一つだけ聞きたい。

彼ら馬鹿の一つ覚えのように使っている「1億総活躍社会じゃないのかよ!」という言葉。「わたしたち、女が働けないじゃないかよ!」という言葉。

その「1億人」とやらに、生まれたばかりの赤ちゃんも入っているんですよ?

赤ちゃん、無視ですか?

私が赤ちゃんなら、確実にこう言いますね。

「また今日も保育園に預けられたよ!
誰が杉並区に住んでくれって頼んだよ!
誰が世田谷区がいいって言ったよ?
私は親に抱きしめてほしいだけなんだよ!
なんでそれも出来ねーんだよ!
なんなんだよ?日本!
1億総活躍社会じゃねーのかよ?
私、基礎的信頼感も養えねーじゃねーか!
脳も発達しねーよ!
挙動不審に育ったらどうすんだよ!
待機児童?はぁ?なんで保育園が前提なんだよ!
将来、しっかり働いて税金納めてやろうっつってんのに、他人に対する愛情も育たねーよ!



日本死ね」








ハンドルネーム「これだけは言いたい!!」さんから下記メッセージが来たのでお答えします。

「幼い子どもには親がいつも一緒にいてあげるべきって・・・なんですかそれ・・・
さみしがってる?・・・さみしい思いをさせちゃ子どもの発達上何か問題でもあるんですか?
何か問題があるっていうなら科学的根拠を示してください。
よく分からない妄想で保育所に預けることを批判している人がいますが、それは違うと思います。

そもそも子どもがいつも親と一緒にいたがってるから、さみしがってるからって、いつも一緒にいてあげることが本当に子どものためになるんですか?

例えば、買い物に行くたびにおもちゃを欲しがる子どもに、欲しがってるからって毎回おもっちゃを買ってあげることが子どもの発達上良いとは限りませんよね?

それと同じで、子どもの一緒にいたいっていう希望にそっていつ何時も親がそばにいてあげることが、必ずしも子どもの発達上良いことだととは思いません。」


「これだけは言いたい!!」さん、あなたは…




完全に間違っています。




これから説明します。しかし、これはあなたが悪いんじゃない。この程度を教えない日本社会と日本の教育、そしてメディアも悪い。なのであなたは「悪く」はない。が、確かなことは、あなたの価値観・考え方は「科学的に」間違っています。


これは私の#3の公式チャンネルでも時間をかけてお話しした内容ですが、もう一度しっかりとご説明します。
「これだけは言いたい!!」さん、あなたはジョン・ボウルビィの「愛着理論」やハリー・ハーロウの「アカゲザルの実験」などはご存じですか?

「さみしい思いをさせちゃ子どもの発達上何か問題でもあるんですか?」
「何か問題があるっていうなら科学的根拠を示してください。」

はい。完全に科学的に証明されていることですが、乳幼児期に、少なくとも一人の親と確かな「基礎的信頼感」を構築していない場合、人間だろうが、サルだろうが、ラットだろうが…生育過程で「極めて重大な欠陥」が生じます。

これは特に人の場合、生後6か月から2歳までの頃合いだと推察されています。もちろん個人差はありますが。

「基礎的信頼感」とは、「根拠なく愛してもらっている」という「感覚」です。「この世の中に生まれてきたことを受け入れてもらえている感覚」といえます。 この「基礎的信頼感」が十分に得られないと、他者に対する攻撃性。挙動不審など、様々な発達過程における欠損が起こることは、あらゆる実験で完全に証明されています。

「愛を科学で証明した男」と呼ばれたアメリカの心理学者「ハリー・ハーロウ」は「生物には愛が必要だ」というあまりにも当たり前のことを科学的に証明した人物としても極めて有名です。

私が以前読んだこの本を紹介します。
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読みやすい本ではないですが、彼が動物愛護団体や「女性の社会進出」を叫び続けるフェミニストたちから猛攻撃を受けながらも
「100万人の子供たちが虐待されるのを防げるならアカゲザル10匹を殺すことは何とも思わない!」
とやり返す非常に有名なシーンは読んでいて身震いがするほどです。



いいですか?「これだけは言いたい!!」さん。あなたは私のコラムの読者なので届くと信じ、はっきりと言います。

女性の社会進出がすべて悪いことだとは思いません。
しかし、生まれたばかりの赤ちゃんなど、言葉を話すことの出来ない相手には、私たち大人が最大限の配慮をしてあげるべきなのです。

私は女性だけが育児をするものと思っていないし、そもそも「基礎的信頼感」の構築には「母親でなければいけない」とは決まっていないので専業主夫でもかまわない、と思っています。

ですが、われわれ大人の都合と勝手で子供という「命」を作ったのでしょう?

最優先はなんなのですか?
最優先は我々が東京都内に住むことではないのです。みんなが羨ましがる服を着て素敵な外食を食べることではないのです。

最優先は「子供を…彼らが飽きるまで抱きしめてあげること」です。それは命を作り上げた親の…最低限の義務です。

確かにこの考え方は「働く女性」を懸命に推進する運動家たちにとってとても目障りな考え方です。なので、ハーロウやジョン・ボウルビィはメディアでは紹介されにくいのです。

メディアから情報を発信するのは…「働くのが大好きな女性たち」だからです。
ハーロウ達はそれらを完全に科学的に否定したのだから。
子供を産むんだったら、子供と一緒にいろよ!
そういうメッセージとも受け取れるから。

ですが、2歳や3歳までにしっかりと親に抱きしめてもらっていない子供たちは、将来、周囲を全く大事に出来ない子供に育ったり、時としては虐待をしてしまう子供に育つのです。ネズミであってもそうなのです。
女性が社会で働くことを否定するつもりはありません。なので、私は男性の専業主夫化をもっと進めるべきだと思っています。ですが、確実なことはこの日本社会においても、女性の社会進出…つまり、保育所などに子供を放り込んで共働きが進むに連れて明らかに児童虐待や陰湿ないじめの認知件数が増加していってることは確かです。

ハーロウ達の研究と結果は同じといえます。今の日本人は、明確に昔の日本人と比べて「基礎的信頼感」が欠損し始めているのです。




ではあなたの質問に一つ一つ答えていきます。

Q、 さみしがってる?・・・さみしい思いをさせちゃ子どもの発達上何か問題でもあるんですか?
→実験上、他者に対する攻撃性、共同生活への順応能力の欠損など、あらゆる欠落が確認されています。

Q、何か問題があるっていうなら科学的根拠を示してください。
→上記した本をお読みください。1点の反論も出来ないくらい入念な実験が科学的に行われています。

Q、よく分からない妄想で保育所に預けることを批判している人がいますが、それは違うと思います。
→間違っているのはあなたです。不勉強な自分を猛省してください。

Q,、そもそも子どもがいつも親と一緒にいたがってるから、さみしがってるからって、いつも一緒にいてあげることが本当に子どものためになるんですか?
→「基礎的信頼感」を得るために明確に必要です。ただただ抱きしめてあげることが「心」の発達に欠かせないことは他の哺乳類でも実証済みです。



どうかメディアの情報に惑わされないでください。
メディアにいるのは「働く女性」だけです。「働くのが大好きな女性」だけなのです。情報が偏っているのです。
このコラムがあなたの心に届くことを祈ります。

例の保育園不足や待機児童の問題。
私は、すでに書いた通りでこれは東京一極集中という大問題がもたらす弊害の一つで、現在の人口密度を考えると致し方のない範囲である、と主張しています。だって限界ってものはあるし…。

で、待機児童の問題で「地方に引っ越せよ」とか「保活が甘い」って極論を言う人も少なくないじゃないですか。まぁ…気持ちは分からなくないけれど、それは言いすぎですよね(苦笑)。で、その質問に対してある方がネット上の記事でこんな返答をしていました。



──匿名ブログには、「地方に引っ越せば」「ゼロ歳児のときから動けば」など、保活の仕方への批判もある。

まったく愚かな考えです。

確かにこれは都市部の問題で、低年齢児に限った問題です。だがそもそも保育所に入れない状況がおかしい。小学校に入るのに活動しますか。保育所(保育園)とは、児童福祉法に定められた児童福祉施設で、われわれは税金を納めているのですよ。

お恵みではない。保育を受ける権利をみんなが行使できることが前提であり、できてないのは国や自治体の責任。それなのになぜ引っ越さなければならないのですか。

この問題を本当に解決するには、選挙に行って、投票で声を届けること。選挙以外でも電話や手紙で発信すれば、議員が見るし、議員が見なくても秘書が見る。子どもに予算をつけるのは、消費でなく(未来への)投資です。将来的に社会に返ってくることをわかってほしい。




うわ~!って。
この考え方、面白いな~~~!って。
結構勉強になりました。なるほどな~そう考えるのかぁ…と。

皆さん、今週の木曜日、明後日、また23時から『AmebaFRESH!』にて、公式チャンネルの3回目を放送することになりました。おヒマでしたらどうぞ。その時に話をする「日本人の教育と価値観」の話にもちょっと通じるんですけれど…

こちらですね↓お暇な方だけでいいです。夜遅いので。

「激論!長谷川豊の本気論、本音論TV」 by長谷川豊公式チャンネル

で、こういう考え方には法律の話とか憲法の話とかしても多分、理解し合えない気がします。

そうです。「小学校に入るのに活動しますか?」とか言われても、そもそも「教育」機関である小学校と「保育」機関である保育園を一緒に語ってる段階でかなりおかしいんですけれど、担当が文科省と厚労省で違うしょ?とか言っても無駄な気がしました。だって

「保育を受ける権利をみんなが行使できることが前提」

その「前提」が違うのですから。多分、これはこのインタビューに答えてた人だけって問題ではなくて、日本全体の病魔なんです。あの匿名ブログの「保育園落ちた、日本死ね」の人やサヨクマスコミと全く同じ病魔ですね。名付けて

「自分の思い通りのサービスが受けられないなんて、日本死ね病」。

ある意味、理想的な考え方。むしろ憧れ。そっちに行くと、色々と人生、楽しそうだなーって思います。

ちなみに「地方」に住めとかほとんど誰も言ってなくて「郊外」に住むだけで全然空いてるところがあるよ~って助言してるだけなんですけど、感情的になってるから「強制された!」と受け取られてしまうのでしょう。

では、ちょっと一緒に考えていきましょう。いったい何が問題で何が足りないのか。


「自由」には「責任と努力が必要」という基礎前提がないのはマズい

こういう人たちの絶望的な勘違いは
「女性の社会進出が正しい!」
という思い込みから逆に振れちゃってるところです。
「女性が輝く社会」
って言葉にも象徴されている考え方なんですが「専業主婦は輝いていない」とか「税金も支払っていない」とか言っちゃうんですよね。
それは完全に間違っています。
専業主婦だって主夫だって輝いていますし、そもそも男性も女性も「社会に出る」ことが正しい訳でも何でもないんです。

女性も、男性も。
働いてもいいし、専業主婦(主夫)でもどちらでもいいんです。
ただ、資本主義社会だから、普通は働きますよってだけの話。「輝いてない」とかは失礼ですよね。
それらを自由に選べる社会がいいのですが…ここで間違えるのが…

それらは「何のストレスもなしに選びたい放題」ではないってことです。ここが大事。

「自由」には責任があるのです。

「対価を支払い」
「努力し」
「責任を果たした人間だけ」

が「自由」を選べる社会が日本なのです。これを間違えてる人が多いんですよね。
「アリとキリギリス」ではないけれど、努力すれば自由が得られ、怠ければ不自由になるのが資本主義社会の大原則です。これはもうしょうがない。そういう社会なんだから。
なので上記したように「俺たちの権利なのに引っ越しするなんて愚か!」と言うのは…ちょっと違うかなぁ…と思います。

いや、世田谷に住みながら
いや、年収は1000万円あるけれど
いや、子供は産んだが、私は仕事が大好きだし
いや、高級な家具やたまには高級なレストランで食事したいのだし
いや、とっとと子供は保育園に放り込んで早く仕事復帰したいのに

保育園落ちた、日本死ね

とか言ってる人には「ちょっと待てよ」という突っ込みが入るのって当然のことだったりします。それは、子供が生まれるんだったら、もうちょっと周辺の保育環境くらい、調べてもいいんじゃない?って。子供産まれて部屋数とかも変わってくるんだし、引っ越しだって考えてみてもいいんじゃない?って助言してるだけで、行政っていっても限度ってものがあるんだから、世界最悪の人口過密都市である大東京圏に住んでいる以上、便利なところもあれば、不便な部分だってあるでしょうに…って考え方にならないんです。

だって「俺たちの権利を守らないなら、日本、死ね」なのだから。

これらの人たちの病魔って「権利」は主張するのだけれど、「自由」は高らかに主張するのだけれど、じゃあみんなが出来る範囲の「協力」とか「我慢」とかは…断固拒否するところなんです。もうこれって価値観なのでしょう。修正できないんじゃないでしょうか。私はそこは違うと思っている人間です。


『女性の社会進出』とか懸命に言ってる段階で超時代遅れ

そして「子供がいようが女性は社会進出するのが正しいのだ」って信じ切ってる部分なんですけれど、これは詳しくは木曜日にお話ししますけれど…そもそも、

超時代遅れです。その価値観。ここは押さえておいてください。

未だにそんなこと言ってる人たちって映画とか見ないんだろうなぁ~とか本とか読まないんだろうなぁ~って思うんですけれど、ええとですね…私のコラム読者の方だけでも知っておいてください。

世界では「専業主婦(主夫)こそが憧れ・理想とする家族形態」となりつつあるのです。これ、常識です。知っといてください。

ちなみに女性の社会進出を推奨しまくってきたアメリカでも、専業主婦と専業主夫が近年、激増の一途をたどっています。このデータも木曜日に全部見せますね。
ちなみにアメリカの女性の社会進出は1970年から1999まで、増え続けていました。しかし、1999年を境に反転。現在は徐々に「専業主婦(主夫)」が増え続け1999年に23%だった専業主婦率は2012年には29%です(ちなみにアメリカの専業主夫の数はすでに200万人を突破。男の方も激増です)。

さらに大切なのはワーキングマザー(働いているママ)の意識調査です。
2012年に行われた経済誌の調査ではワーキングマザーの実に85%が「出来れば専業主婦になりたい」と回答しているのです。

スウェーデンでもノルウェーでも、「女性は働くのが当然!」という社会風潮に現場の女性陣は不満が上がり始めていて、憧れの社会システム、憧れの家族形態は…実は「日本の女性のポジション」と多くの方が言い始めているんです。これはスウェーデン在住の方からもメールが届いたので、木曜日にご紹介します。

というか…こんなの、世界じゃ割と誰でも知ってます。私もアメリカにいる時でも結構そういう話はしてました。
超人気雑誌の「VERY」でも特集されてるでしょ?「専業主婦という生き方こそが完全な『勝ち組』」って。あれ、嫌味ですけれど、残念ながら間違いとも言い切れないんです。私は「専業主夫」の話を入れてない段階で足りない論調だと思ってますけど。

最近で言えば「マイ・インターン」っていう映画、みんな見ました?けっこう面白かったですよね~。ロバート・デ・ニーロ、最高。ビバ、アン・ハサウェイ。
あれも思い切り女性社長と専業「主夫」が普通に描かれてるでしょ?あの家族観、もうアメリカではどんどん普通になってるんですよ?まぁデータ見せますね。

当たり前じゃないですか。

だって、子供が生まれたんですよ?

ずっと一緒にいたいに決まってんじゃん。

女性の社会進出もいいけれど、世界がやっと間違いに気付いて、世界がやっと憧れ始めているスタイルが、まさにこの日本にあるにもかかわらず、日本人って、相変わらずセンスがないというか、バカというか…必死になってダメな方向に、ダメな方向に行こうとしてるんです。


なんでも人のせいにするな!

上記した例のインタビューを例に挙げると、なんで保育園に子供を放り込むことが前提なのでしょう?「女性の社会進出病」とでもいうべき「洗脳」をされちゃってるのでしょうか。そこで思考が停止しているのでしょう。

ちなみにアナウンサーとして注意しますが、『待機児童』『待機児童問題』とか言ってますけれど、これは正確には間違ってるので気を付けてください。正確には…

「子供をさっさと預けて働きに出たいママ」が待機してるんです。『待機ママ』問題なんです。ホントは。

ドラちゃん出番だ。「ほんやくこんにゃく」を持ってきてくれ。生まれたばかりの0歳児や1歳児に食べさせてあげましょう。どこの0歳児が言うでしょう?

「ママは早く仕事に行ってよ。僕は保育園に行きたいよ!」って。

ママやパパと一緒にいたいに決まってんでしょうが。まだまだ甘えたい時期に決まってるでしょうが。なんでそれが分からないかな。保育園なんて、行政の義務でも何でもありません。サービスとしてあってはいいけれど、子供を預かる以上、安全も確保しなきゃいけません。こんな人口密度の東京都内で、保育園が整備され切れないのは当然です。

子供を一定レベルの「教育」をするのは国の義務です。これは国際的に当然です。
しかし、産んだ以上「育てる」のは両親の義務です。国際的にも当然だけれど、これはもはや生物として当然のことです。



「そもそも保育所に入れない状況がおかしい」
「保育を受ける権利をみんなが行使できることが前提」
「できてないのは国や自治体の責任」
「これを変えるには選挙に行きましょう」

そうやって何でも人のせい、政府のせい、自治体のせいにすることが解決に向かうでしょうか?
また、そんな簡単に選挙行くだけで変わるものでしょうか?

私は、メディアで「待機児童問題」にずいぶん長い間取り組んできました。
しかし、アメリカに滞在し、世界の情勢も取材していると、少し違うのではないかと思い始めたのです。

あるのは「東京一極集中問題」からくる様々な弊害であり、騒いでいるのは「問題をでっち上げたいサヨクメディア」と、これを機会に「予算をぶんどって保育士の給料と自分の儲けを確保したい保育園関係者」のみではないか感じ始めています。
事実、このひっ迫する予算の中で「給料を上げろ」「給料を上げろ」ばかりです。給料とは、原則、自助努力で上げるものです。

なんだか違和感を感じずにはおれません。






一連の報道を非常に複雑な心境で見ていました。
彼について話をするのは、いつもお世話になっている読売テレビの『上沼・高田のクギズケ!』の収録が最初、と決めていたので、その収録を終えましたので書かせていただきます。

ショーンKさん。

まず「テレビコメンテーター・ショーンK」が誕生したいきさつだけお話しします。
あまり報じられていないですもんね。

私が11年間ほど勤めてきた「とくダネ!」を一時離れ、アメリカニューヨークに赴任したのが2010年の9月のことでした。
とくダネ!」のスタッフたちは、私の日本での露出を考えて「とくダネ!」内でのニューヨーク中継コーナーを作ってくれることになりました。このコーナーは毎週金曜日に放送されることになり、大人気となりました。
今でも現地の西橋ディレクターが担当してくれていますね。毎週金曜日。9時ごろからやっていると思います。

その当時、曜日のチーフディレクターを務めてくれていた私の先輩のAさんが「アメリカの事情にも精通しているので」と声をかけたのが…当時のJーWAVEで人気DJだったショーンKさんでした。

低くダンディーな声。
どう見ても女性受けするルックス。
何より、その当時ですでに10年以上担当していたラジオ番組で鍛えられた喋りのうまさ。

テレビのコメンテーターとしては最適の人物でした。ショーンさんは私が中継を行う金曜日の「とくダネ!」のコメンテーターを務めてくれました。それが彼のテレビデビューです。2010年の末だったと記憶しています。

色々と言われていますが、英語の実力は本物です。

ある時、生放送だったために、あってはいけないことですが、VTR中のアメリカ人のインタビューにスーパーがのらないことがありました。
そのアメリカ人の英語は「スラング」と言って…ちょっと現地での言葉と言うか…あまりキレイな英語じゃないというか…とにかく日本で英語を勉強している程度の方ではうまくニュアンスが伝わらない内容でした。

VTRが終わり、内容を知っていた私はフォローをしようとしました。しかし、それよりも先にショーンさんがスタジオで
「ちょっとスーパーが出なかったところですが…彼は○○と言っていました。それも納得できる意見ですよね」
と優しくフォローしてくれました。



私がフジテレビと色々あって会社を飛び出し、退社直後からまた色々とあって…でも、そんな退社して1か月もたたない2013年の4月。
まだ世間がザワザワしていた時期でした。
世間が私に対して腫物を扱うような…そんな時期に、私が退社後初めて飲みに行った人物がショーンKさんです。
今でも忘れられません。

「長谷川さん、毎週の中継を見てよく分かっています。あなたの喋りは本物です。あなたがアナウンサーである以上、堂々としていれば、絶対に大丈夫です。実力は裏切りませんよ」

ショーンさんは優しく微笑みながらそう声をかけてくれました。

成功した人間に寄って来る人間はいくらでもいます。でも、あの段階でフジテレビは今とは違い大変な影響力のある会社でした。そのフジテレビの一部上層部とケンカ状態にあった私に、常識的には成功は予想しにくいものでした。事実、私自身、仕事など来ないと信じ切っていました。

しかし、実際は真逆でした。
驚くほど仕事に恵まれどんどん忙しくなりました。
時間が合い、去年飲みに行ったときは、今度はショーンさんが「報道ステーション」に決まった話を聞き、祝杯をあげました。私は「ショーンさんなら絶対に大人気になる!」と太鼓判を押しました。その時もショーンさんは

「長谷川さんのブログはとても面白いです。冷や冷やしながら見ていますが、こんなブログもあるんだ、というスタイルを確立できていると思います」

と褒めてくれました。





ショーンさん。
一部報道で、あなたがずいぶん憔悴してしまっているという話を聞きました。とても心配しています。
Facebookを閉じられてしまったので直接連絡を取れない以上、届くと信じ、あなたが評価してくれたこのブログにメッセージを書きます。

私たちは、少なくとも、あなたがMBAを持っているからコメンテーターに起用したんじゃない。そんなの、どっちでもよかった。
あなたがアメリカの大学だろうがどこの学校だろうが、そんな「肩書」でテレビに出てもらったんじゃない。

あなたが「かっこよくて」「しゃべりがうまくて」「奥様受けしそう」だったから起用したんです。
それは確かです。肩書なんて気にしたこともなかった。

誤った情報がHP上に残ってしまっていたことを非難されたのであれば、「報道番組」を降板するのは理解できました。正しい自身への処罰だと思います。私も迷惑をかけた以上、フジテレビに残ってお給料をもらうのは間違っていると判断しました。今でもその判断が正しかったと思っています。

でも、今でも思うのですが…あなたがテレビのコメンテーターをする前から続けてきた「ラジオ番組」を降板する必要ってあったでしょうか?
あなたのラジオ番組を楽しみに聞いていたリスナーのみんなはそれって納得してるんでしょうか?

世間はバカにするでしょうし、池に落ちたあなたを笑いものにするでしょう。日本人、本当に大好きですからね。そういうの。僕もいまだに笑われてますよ(笑)。

笑われていきましょう。
「こういう存在」も世間の潤いに必要です。

ただ、確かな結果だけを書きますけれど…私はあなたの言った通り「大丈夫」でした。4月からまた仕事が増えるようです。そういう意味では…あなたの先を見通す目は確かなんじゃないかな。

いつでもかまいません。またこっそりあの五反田のお店に行きましょう。肩書がどうとか関係ない。
あなたに頂いたあの日の言葉をそっくりお返しします。



あなたの喋りや知識・先を見通す目は本物です。
絶対に大丈夫です。

実力は裏切りませんから♪


お風呂掃除は私の仕事です。

夏場などはそれほど日数が立っていないのにカビが生え始めてくることは皆さんも経験されているのではないでしょうか?
私は水回りが汚いのが苦手なので、いつも汚れそうになった段階ですぐに掃除をします。そうこうしているうちに水回りの掃除と風呂掃除は私の役目になっていました。
お風呂場の隅などが黒ずんできた場合、皆さんはちゃんと「カビキラー」を使ってますか?あれ効きますよね~。軽い程度の場合はあれをふりかけ、一度2・3時間放置してください。その後こすれば、かなり綺麗になります。もしカビキラーが効かない汚れがあった場合、テレビなどでも良く紹介されている「重曹」がお勧めです。お湯で溶かして、汚れた部位にふりかけてから2・3時間放置してさっとふき取ってください。

もうね、感動モノの美しさに…





何の話してんだ?私は。





ええとですね、話が逸れすぎましたけれど、私が言いたいのは「表面だけこすって」も問題なんて全然改善できないよって話です。カビって根っこがあるのです。その根っこをやっつけないと、すぐにまた再生します。当たり前です。綺麗に見えるだけで何にも改善できていないからです。

皆さんも日常生活だけではなく、社会人として会社で何かにぶち当たった時に忘れないでください。「問題」には「根っこ」が必ず存在します。問題が表面に見える場合、取るべき措置は表面をこすることだけではありません。時間はかかりますが、カビキラーをふりかけてさっとこすっただけではダメなんです。サランラップをかけて2・3時間放置しないと。そうすれば、根っこを殺せます。次にカビてくるまで圧倒的な差が出来ます。



そろそろ幼稚な「待機児童論争」に終止符を打とう

マスメディアが懸命に「待機児童」の問題を取り上げていましたね。でも、今はどうでしょう?大喜びでショーン・Kさんの経歴詐称問題ですよね。「待機児童問題」が大きく取り上げられていた時、どういう国内情勢だったか分かりますか?

私たちは「凪(なぎ)」って呼んでたりするんですけれど、「世の中が平和すぎて」情報番組や報道番組が視聴率が取れなくなる時があるんです。特に今年は初頭から大きなニュースが相次ぎました。な~んにもしてなくても、文春さんの紙面をなぞっていれば視聴率がどんどん取れた時期でした。私もいくつもの番組を担当していますからね。ホント楽な時期でした。正直言うと。

でも、文春さんも一瞬息切れした時期がありました。そんな時期、ニュースで視聴率を稼ぐためには、新聞で部数を売るためにはどうしたらいいでしょう?
簡単です。
「問題」をでっち上げればいいんです。その対象として最も効果的で楽にできるのが…「政府批判」だと思っておいてください。

今回の「待機児童」の問題。私は2つの「根っこ」があると思っています。それを今から解説します。


今さら「大問題だぁ」と騒いだバカメディア

そもそも「待機児童」の問題は今取り上げるような問題だと思います?私は朝の情報番組を担当していた時、2000年から6年間にわたり社会問題を追及し続けるコーナーを担当し、その中で20回以上「少子化問題」「周産期医療問題」などを厳しく取り上げ続けました。少子化は大問題であり、このままだと今の日本の保育状況はますますひどくなる、と感じたからです。その中では当然「待機児童」の問題も取り上げました。

私が初めて「待機児童問題」を取り上げたのは…確か2002年のことです。

はっきり言って「何を今さら?」な話です。
「保育園落ちた。日本死ね」の匿名ブログがネットで取り上げられているぅぅぅ~!
バカバカしい。2チャンネルレベルの「匿名」の掲示板での書き込みです。
取り上げれている?
違います。言葉が強いので、視聴率取れそうだから注目を浴びていることに設定したのです。私たちテレビの人間が。たったそれだけのことです。そこに、ガーガー言いたいだけの人たちが「それっぽい理屈」をのっけて便乗したのが「真相」です。これはテレビの世界の…しかも情報の世界の一線で皆さんのニュースを伝え続けてきた私が言うんだから間違いないです。

民主党の議員が国会で質問した?

アホらしいにもほどがあります。流行に便乗して、自分の知名度を上げたかった議員が質問しただけです。安倍総理が「匿名なのでなんとも…」と答弁に困っていましたが「それで当たり前」です。国会ってどれだけの権威が集まる場所だと思っているんでしょうか?匿名のネット掲示板の話をしているほど暇な場所ではありません。

あ、一つ言っときますけど

民主党時代、待機児童問題なんて…ろくにも改善できていませんからね?取り組んだ記憶もないわ。ホント、どの口が言ってんだか。

話が逸れましたが、今回の一連の騒動、一つ目の問題は「メディア」だと思ってください。文春さんに甘え切っているメディアの体質と取材力の無さです。なので、これは改善できません。メディアは「お金儲け」のために「情報」を売っているのです。良く売れる「商品」は
「これが大変な問題なんです!!!」
と叫ぶ必要があります。これらの話は私の公式チャンネルでも話しましたね。対応としては、良識のある皆さんはこういうしょうもない話題の時は「冷静に対応する」で十分です。騒いで視聴率を欲しがっているだけなので。


『待機児童増加』という現象を「問題」というのは分析が甘い

そして、いよいよ今日のコラムの本題に移りますが、それは…
「本当に『待機児童問題』っていう問題があるのか?」
っていう視点で考えることです。

今さら何言ってんだって?分かります。そう言いたくなるのを我慢してよく聞いてください。
私自身、待機児童の問題をテレビで取り上げてきた人間です。でも、日本全国を取材し続けてきて、アメリカニューヨークにもわたり、全米22の州も取材し…気付いたのです。

『待機児童問題』っていう表現はちょっとだけ語弊があるんです。
ある「あまりにも大きな大問題」があって、その「大問題」の結果…「待機児童が増えすぎている現象」が起きているだけなんです。

そうです。私のコラム読者の一部の方はもう気付いていらっしゃいましたね。正解です。

風呂場のカビのように。
今の日本社会の多くの弊害を生み出しているとても大きな問題。



それは



過剰すぎる「東京一極集中問題」なのです。



ここを抑えないと、話が解決に向かわないんです。2015年の最新のデータによると、日本の人口密度って348.72/km2です。1平方キロメートルに350人ほど住んでいるって思ってください。最新のデータでは世界で32位ですね。(世界の人口密度 国別ランキング・推移

これが、東京都で言うと、どんな数字になるか分かります?東京都って…最新のデータでは

6069/km2です!!!!!

1平方キロメートルに6000人以上住んでんのよ???6000人ですよ???(ちなみにニューヨーク市全体の人口密度は1,085/km2)
じゃあ、東京23区だとどうなるかって話です。東京って言っても、郊外とかを加えて6000人なわけです。

はい。そうです。

東京23区の最新の人口密度は…






14,895人/km2です!!!(総人口9,262,046人・総面積622.99km2)






ちょっとよく考えろって話。
待機児童問題?バカじゃないの?
いいですか?私のコラムの読者のみなさんだけでも、事実をしっかりと押さえておいてください。これは…日本の大病魔である

「東京一極集中問題」の一端

でしかないのです。東京23区には1平方キロメートルに1万5000人近く住んでるんです。こんな都市で…公共の保育園なんて入れるわけないだろ!ちったぁ調べろよって話。そもそも「人口の一極集中」ってのは…地価の高騰、住宅の不足、交通事情の悪化、ごみ処理問題など様々な問題が「絶対に起きるようになっている」んです。

ちなみに、東京の中心から半径50キロのところを「東京圏(とうきょうけん)」っていったりします。その「東京圏」に人口、どれだけいるか知ってます?

3216万人ですぜ(涙)?

待機児童問題?違います。全然間違いです。「東京一極集中問題」からくる様々な現象の中で、当然起こりうる「公共サービスの低下」の現象です。その中の一つの「保育所不足」なだけなのです。

な~んにも分かっていない人たちが「保育所を増やしましょ~」とか「保育士さんを増やしましょ~」とか言ってるんですけど、社会学の基礎だけでも頼むから勉強してくれ。こんな都市で保育所が全部…「完全完備」なんてされてたら…逆に怖いわ!!どんな都市だよ。


日本は統治システムの見直しをしなければ何も解決できない!

ここまで話せばもう分かりますね。
そうです。風呂場のカビの根っこの部分のように、日本には根本治癒しなければいけない大問題が、私は2つあると考えています。

1つは少子化。経済にも、福祉にも、国全体にとってあまりにも大きな問題です。
そしてもう一つ。

「統治機構の再構築」です。

日本は「国」に集めすぎているんです。端的に言えば、「国会議員」に権力が集中しすぎているんです。要は「東京じゃなきゃ日本じゃない」って本気で感じている東京の人間がマジでいるんです。
「あ、キミ地方?(←上から目線)」
みたいな。

私は、テレビ局に勤務していた14年間で1734ヶ所の取材を行いました。念のために言っておきますが、ショーンさんのように経歴は詐称してませんのでご安心を。
日本全国、すべての空港で離発着経験があります(離島除く)。
一番回数の少ない石川県(←あんまり事件が起きない)でも2回の宿泊経験があります。ちなみに北海道は80回以上宿泊してますので北海道の方、なんか下さい。

そんな私が確信していることがあります。

日本は、まだまだ全国に果てしないポテンシャル(可能性)があります。

北海道や東北の海の幸、東京の皆さん、食べてみてください。美味すぎて悶えますぜ?
北陸、皆さんはあまり知らないだろうけれど、実はとんでもなく住みやすい地方自治が行き届いています。私が「奇跡の県」と呼んでいる福井県は長年「全国、この県に住んでいてよかったランキングで1位(正式にはこんな名前じゃないです。「幸福度ランキング」だっけ?)」です。富山の保育環境もものすごいんですよ?
京都や奈良を持つ関西の観光地としての可能性は、世界一のレベルです。ちなみにアメリカの大手旅行サイトでは「世界最高の観光地ランキング」で京都は2年連続で第1位です。
世界最初の被爆地である広島は世界中に平和を発信できる最も影響力のある土地です。
高知はあの坂本龍馬を生み出しました。現代日本を作り上げた英雄の土地です。
九州や沖縄の文化、皆さん、体験してますか?ご飯は美味く酒は死ぬほどに美味い。なのにすぐ近くに自然と温泉が溢れています。
沖縄は日本人が侮っているだけです。「アジアのハワイ」の異名は伊達じゃない。
言い出したらきりがありません。

これほどの日本があるのに
これほどの可能性があるのに

東京の国会議員が自分たちが次の選挙で当選するために、東京ばっかり整備するんです。自分たちの利権の絡むゼネコンで高速道路やハコモノばっかり作ってるんです。自分たちに献金してくれるお医者さんや製薬会社にばかりお金が集まるように作ってきてるんです。なので、人も金も…東京に集中するしかなくなってるんです。なので、こんなアホみたいな人口過密地域が生まれ「保育園が足りません~」とか言ってるんです。当たり前だろって話です。

国会と霞が関を根本から作り直すべき時期なんです。
国の権限を圧倒的に地方に移してみてください。
国の予算の大部分を地方に移してみましょう。

日本は今より確実に元気になれるんです。その可能性はこの目で見てきた私が断言できます。


日本をよみがえらせる最も大切なことは「地方創生」だ!

地方に大きな予算と権限を委譲すれば、「子育て」に重点を置く自治体が必ず出てきます。もちろん、「私たちは子育てではなく、起業家たちが会社を興しやすい都市にする!」という自治体も出てくるでしょう。いやいや、税率を下げるだけ下げて、その代わり低福祉の都市にする!という場所も必ず出てきます。これらの土地を、日本人は発達したインターネットの情報網を使って「選ぶ」権利を持てるのです。

保育士さんや介護士さんの給料を圧倒的に上げましょうっていう地方自治体もきっと出てくる。今はその予算がないだけです。

署名が集まりましたぁ~っていって、それらを塩崎さんに持って行ってましたね?全然違います。
今回の件、署名を持って行くべき場所は…石破さんなのです。日本は東京だけではないのです。鳥取で生まれ育った石破さんはそれが分かってる人物なのです。

私が考える「待機児童の問題」とは「東京一極集中」という大問題からくる現象の一つにすぎません。直すべきは日本の「統治機構」の作り変えだと信じています。

反論のおありな方、いつでもどうぞ。
私はこのコラム、100%の自信を持って書いています。
いつでも議論しましょう。

まずは木曜日の私の公式チャンネル。
まさかあれほどの数の方々に見ていただけるとは思ってもおらず…。暴言・方言、失礼いたしました(笑)。でも、とても楽しかったので、またやりましょうね。あのプラカードは面白かったでしょ(笑)?



さて、私もたびたび当コラムで紹介しているビジネスラボの大西宏さんが私の前回のコラムについて批判をされてらっしゃいました。

長谷川さん、「待機児童問題」でずれまくり

まず、このように様々な意見をちゃんと載せる言論空間BLOGOSの編集部に対し敬意を表します。
そもそも言論とは自由であり、日本人もたくさんいるのですから沢山のご意見があって当然のことです。ちなみに私は大西さんにはお会いしたことはありませんが、いつも鋭い視点でコラムを書かれており、意見を共にすることも少なくなく、今回のようなご批判に対しても敬意を失うことはありません。私の意見だけが正しいわけもなく、今後もますます多くのご意見を頂ければ本当にありがたいという心境です。
これはみなさんのメッセージ欄でも同じことです。自由闊達な意見交換こそが、私の望むべきところです。

大西さんへの礼儀として少しだけ触れておきますと、大西さんの文章の中には2点の…ちょっと違ってらっしゃるのではないかなぁ…という点と、1点の非常に参考になる視点があります。

まず、下記文章ですが…

「それにしても「公的な行政サービスはそもそも生活に困窮している方々に対してあてがわれるものであって」という古色蒼然とした発想は、自分で書いていて変だと思わないのでしょうか。「あてがう」という上から目線には吐き気を催しそうです。」 
(大西宏氏「長谷川さん、「待機児童問題」でずれまくり 」より)

これは一応アナウンサーとして解説します。大西さんは「あてがう」の意味を間違えてらっしゃるようです。

「あてがう」は漢字では「宛がう」って書くんですけれど、よく使われるのは
「骨を折った部分に添え木を宛がった」
みたいな感じですね。意味としては「物と物とをぴったりとくっつける。添え当てる」ということです。要は「必要な部分に必要とされるものがぴったり当てはまること」だと思ってください。
言うまでもなく「公共のサービス」や「セーフティネット」は、広く国民…特に困った方がたに適応されるべきだ、と私は主張しました。

税金から年収3000万円以上もらってる国会議員が「保育園落ちたの、私だ!」と声を上げるのは、なんだか違うだろ?ということですね。これも書いた通りです。

大西さんはおそらく、もう一つの意味で受け取ったのではないでしょうか?「あてがう」は実はもう一つの使い方があって…相手が子供でうるさくて、おもちゃでも与えとけ~みたいなときに
「子供におもちゃを宛がっておいた」
という使い方をします。「上の者が下の者に与えてやる」って感じです。これを長谷川が使用したと勘違いされたのでしょう。文脈を見れば、そっちじゃないことは分かると思いました。

なので、基本的にこの部分は大西さんの誤解です。吐き気、おさめてください。
ただ、大西さんがこうやって誤解をするような文章を、長谷川も書いてきていた部分があるのでしょう。なので、今回の文章に関しては誤解であっても、長谷川にも非があったと思われます。直すべきところは直していかないといけませんね。


さて、そしてこちらは…僭越ながら申し上げますね。

「ノルウェーは昔は貧しい国だったけれど、今では日本よりも国民が豊かな国です。それを実現した一因は共存の思想、高福祉政策です」
(大西宏氏「長谷川さん、「待機児童問題」でずれまくり 」より)

大西さんほどの方がどうされました(汗)?

貧しかったノルウェーが経済的に劇的に豊かになった原因は…誰でも知ってる通りで、単純に「北海油田」です。常識の範囲です。先日、日テレの「行ってQ」でもイモトが思いっきり紹介してませんでしたっけ?

1969年に見つかった北海油田は世界有数の産出量を誇る油田です。この富がノルウェーの経済を圧倒的に力強いものにしており、テレビでも紹介されていた通り「ノルウェーの貯金箱」と称されることもあるそうです。原油の産出量は当然ヨーロッパ1位。天然ガスもヨーロッパ5位。
人口わずか500万人ほどしかいない国に原油がジャンジャン湧き出てきていて、年金の積み立てなどもやりたい放題出来ている国です。経済的に圧倒的な余裕が出来たから高福祉が出来ただけであり、実際にそれ以前に行われていたノルウェーの福祉はわずかな児童手当と保険くらいのものだったはずです。
こないだのコラムで言ったことをもう一度言いますね。

ノルウェーと日本を比較してどうするのでしょう?

あまりにも条件も前提も違いすぎなのです。将来、何があっても国が守ってくれるノルディックモデルの国が税金をバンバン取っていってるのと、日本を同列に話してどうするのでしょう?

日本は資源のない国です。

世界経済の常識として「資源がない国は『人』を資源とすべき」は基礎中の基礎です。つまり、日本みたいな国は、祖税率を出来る範囲で落として、
「一人一人が使えるお金の量を増やしてあげないと」
絶対に景気は落ち込むようになっています。これも常識中の常識です。その悪しき代表がフランスです。あの国の経済がEUで最悪なのはみんな知っての通りです。
日本だってこの間、消費税を3%上げただけで大変なことになったでしょう?たった3%であれです。

以上のことを考えれば、テレビを見ていて何にも調べずに何の取材もせずに
「待機児童に関しては、北欧の…ノルウェーの場合ですと…」
とか言い出す頭スッカラカンのコメンテーターがいたので苦言を呈しただけです。この指摘ってそんなにずれているとも思えなかったのですが…そんなにずれてます?


さて、では考えるべきところに関してですが、それは大西さんのコラム内にあるこの文章です。

「行政サービスや社会福祉は、個人のためだけでなく、社会全体の豊かさや幸福のためにもあるはずです。もっといえば、「人」という、ますます重要になってきた社会資本の価値を高める役割も背負っているはずです。高い水準の教育を受けることができる国と、そうでない国では埋めようのない経済格差が生まれてくることがそれを端的に物語っています。行政サービスや社会福祉はその国の将来の国力を左右する社会的な投資という側面も持っています」
(大西宏氏「長谷川さん、「待機児童問題」でずれまくり 」より)

これに関しては心底同意します。
さて、では大西さんはどのようにしてこれらを実現できるとお思いでしょう?そうです。日本は原油などはわきません。なので経済面を考えるとあまりにも祖税率を高めてしまうと個人個人の消費が落ち込み、経済全体が冷え込む可能性が高いと言わざるを得ません。
では「人」の価値を高めるためにどのようにして行政サービス…特に「教育」を高めるべきでしょうか?どのような社会的な投資を行うべきでしょうか?

実はこれを解決できる私の考えであり、私の思う日本の形はすでにある方が指摘されているんですが、ぜひ次回のコラムで書かせていただきます。

宜しければぜひ大西さんのお考えも知りたいものです。

本日23時からの生放送。私の公式チャンネル

「激論!長谷川豊の本気論、本音論TV」 by長谷川豊公式チャンネル

ですが、テーマを少しだけ変更します。前回のコラムに「教育」をテーマに切り込もう、と記しましたが、最近のテレビ・ネット上の報道に余りの違和感を感じます。今日は「メディアリテラシー」に変えます!

待機児童の問題。
余りに度を越した一方的な報道が目立ちます。しかも、去年の安保法案に匹敵する報道内容の質の低さです。

「待機児童の問題はみんなで考えなければいけない問題で…」
「これだけ切実に思ってらっしゃる人がいるのですよね…」
「保育士さんのお給料が安すぎて…」
「ノルウェーの例などでは…」

いい加減にしてほしい。あまりに度を越して一方的な報道が過ぎます。


本当に困っている人たちに便乗して「困ったふり」をする人間が多すぎる

繰り返し私が主張していることですが…「人口過密地域」に住む以上、公的な行政サービスが手薄になることは世界の常識です。しかし、公的な行政サービスはそもそも生活に困窮している方々に対してあてがわれるものであって、次々と名乗りを上げている

「私も保育園落ちました」

とこれを機に便乗しているタレントさんや有名弁護士さん、さらには年収3000万円を楽に超えている国会議員までいますが…そんな人たちに使えるサービスでないことは当然のことです。私は東京のお台場のテレビ局に勤めていましたが、子供を嫁さんのお腹に授かった時に、迷わずに都内から引っ越しました。
私の年収は当時すでに1100万円を超えていましたし、嫁さんは専業主婦で納得はしてくれていましたが、もし仮に後々
「一度社会に出てみたい」
と言い出す可能性も一切ないわけではありません。
そこで都内近郊で調べた結果、今私が住んでいる千葉の家を探しました。まだネットなどが今よりもずっと発達していない時期でしたが、現場まで足を運んだり、各地に電話をかけたりして、無認可でも24時間体制で子供を預かってくれる保育園が近くにあることが分かったからです。結果、うちの嫁さんは今でも専業主婦ですが、まだ子供が小さい時などは、二人で遊びに行く時など、気軽に利用し気分転換をしてもらうのに本当に役に立ちました。

お台場までずいぶん遠くなかったかって?

はい。遠いですね。飲みにはほぼ行けない場所でした。終電を逃すと、タクシーは1万6000円かかります。通勤も大変と言えるでしょう。

でも、それは当然のことだと考えていました。子供が生まれる以上、最優先は子供。そして私を支えてくれる嫁さんだと思っていたからです。特に初めての子育てをする嫁さんが「いかに育てやすいか」を調べるのは旦那として当然のことだと考えていました。当時私は25歳でしたが、今の価値観と何も変わりません。この価値観は両親から受け継いだ価値観なのでしょう。

保育園の待機児童問題は、その全体の80%以上が東京都内に集中している問題です。ワースト2位の沖縄県はニュースでもほとんど取り上げられません。要は全国放送のテレビを使って…ほとんど「東京だけ」の問題をあそこまで繰り返し報道し続け、まるで

対応していない国が悪い
政府が悪い

と去年の安保法案と同じ大合唱なのですが…私はどんなに世間がこのような報道一色であっても持論を変えられません。

子供が生まれるにもかかわらず…やっぱり杉並に住みたい~世田谷に住みたい~~目黒区でしょ~~と、自分のあこがれの土地に住むことを優先させたはずです。そしてそれらの地域は(私が千葉に引っ越した16年前とは比べ物にならないほど簡単に)「保育園はほとんど使えませんよ」という情報が、十分に手に入った土地のはずです。

中には旦那もそれなりの年収があり、近くに預かってくれるご両親がいたり…先ほども記したように年収3000万円を超える国会議員やそれ以上の年収を稼ぐタレントさんまで便乗する始末です。

この問題は
「本当に困っている方々」

「実は自分が甘えているだけの人」
をちゃんと切り離して考えるべきです。でなければ、私のように「子供のために」と遠くに引っ越し、長い時間をかけて通勤していたの人間が「バカ」にされた気がするのです。私は政府に対して文句を言ったことはありませんでした。与えられた環境を十分に調べて、その上でベストを選ぶべきだと考えたからです。


保育士さんのお給料は世界中で「低い」

保育士さんのお給料も「低い・低い」と大合唱です。私も実は同じように考えていますが、では保育士さんのお給料だけを上げればいいのでしょうか?私の祖父は先日49日法要を終えましたが、祖父がお世話になっていたような介護施設の介護士さんたちは無視してもいいのでしょうか?
懸命に働き、おしっこもうんちにもまみれながら、体の大きな祖父をずっと笑顔で介護し続けてくれた介護士さんの待遇は無視して、保育士さんだけのお給料を上げれば済む話だとは私には到底思えないのです。

ちなみに、日本の保育士さんたちのお給料は世界平均で見ても決して低いものではありません。私が取材してきたニューヨークでは保育士さんたちの平均給与は月に1400~1600ドル。15~18万円ほどでした。日本よりもはるかに少ない金額であることが分かるでしょう。私も保育士さんのお給料が高いと思うか?と聞かれると当然「それは低いと思う」と答えます。しかし、世界基準で考えて、これは…

安倍政権の責任なのでしょうか?
行政が怠慢だったからお給料が低いのでしょうか?
だとしたら世界中が怠慢なのでしょうか?

この問題は
「保育士さんたちの賃金が安すぎる」
という話と同時に
「では低賃金は保育士さんたちだけなのか?」
「保育士さんたちだけを救えばいいのか?」
という話も同時にしなければ不公平な話なのです。


「ノルウェー」を例に挙げる方々は本当にそんな国にしたいのか?

この図をご覧ください。
「ノルウェーの例ですと…」
と話し始めるテレビのコメンテーターが多数います。ちょっと待ってほしいのです。
238[1]

この話も今日の生放送でしようと思っているのですが、皆さんは「租税率(そぜいりつ)」ってご存知でしょうか?分かりやすい言葉で言いますと「国民負担率」と言い換えられることもあるのですが、要は「収入のうちのいくらくらい負担しているんでしょう?」っていう数字だと思ってください。

こちらの票にあるように、日本は収入の23.2%が「税金」として持っていかれています。これを「租税負担率」って言います。そして、日本人はこのほかに17.4%の「社会保障費」を支払っています。合計すると…

日本人は収入のうちの40.6%を国に取られている

って計算になりますね。もちろんこれは、収入の多い世帯はもっと大きく、収入の少ない世帯はもっと少ない率となります。と、いう訳で平均すると、月収30万円の人は大体12万円を取られて18万円が手元に残ってるわけです。皆さんはその18万円のお金で生活しているんですね。

ではノルウェー、ノルウェーって言いますけれど…ノルウェーって国民の総負担率、何%だと思ってらっしゃるんでしょうか?
53.8%です。
要は、月収30万円の人の場合、半分以上国に持っていかれて手元に残るのは13万8000円ほどです。

皆さん、そんな国にしたいんでしょうか?

30万稼いでも13万円台しか手元に残らずに、どんな生活をされるんでしょうか?

去年の安保法案の時もそうだったんですけれど「じゃあどうするんでしょうか?」という「対案」が…あまりにもおざなりにされている気がしてなりません。社会保障を受けるのであれば、そこにはお金が必要になります。保育園や出産手当の増額を求めるテレビコメンテーターにも言いたい。
皆さんのあこがれは言うまでもなくおフランスであることは明白なのですが…

フランスの国民負担率って65.7%です。

30万円の収入があったとしましょう。そのお金の中の…10万2900千円しか残らないんです。10万円でどうやって生活するんです?社会保障は確かにすごいと思います。2人目の子供を産んでも3人目の子供を産んでも、年金が増額されるかもしれないですが、その前に年金受給年齢になるまで生活できるのか?

余りにも稚拙で理想論ばかりを言い過ぎだと感じているのは私だけなのでしょうか?


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どうしてこんな稚拙で幼稚な報道ばかりになってしまっているんでしょうか。
どうして、そんなレベルの放送に反論が起きてこないんでしょうか?
日本を取り巻くメディア環境の正体を少しずつでも語っていければと思います。

今晩の放送が皆さんのお役に立てるように準備しておきます。

非常に興味深いニュースが先日のライブドアサイトで紹介された。ぜひみんなで検証し考えたいと思う。
私がかねてから「少子化問題」について主張し続けてきていることは主に2点だ。

1、「少子化問題」は日本を根っこからむしばむ大問題で、放置すれば国全体が沈むほどのダメージとなる問題である。
2、「エンゼルプラン」などで設定された「保育所の増設」「イクメンを増やそう」などは海外では「少子化対策には効果が薄い」というデータも紹介されているすでに時代遅れの政策であり、抜本的な少子化対策とはデータに表れにくい「教育の改善」しかないのではないか?

1994年に国がスタートした少子化対策は方向性が完全に誤りであることはみなさんもうすうす気づいている通りだ。悪いことをやってるわけではない。そこは押さえておいてほしいが「少子化対策」にはならないのだ。それは今まで22年にわたり全く同じ方向性で国が多大な予算と時間をかけてきているにもかかわらず、合計特殊出生率が一切の改善を見ないことでも明らかであろう。

では私の現在の分析であり、「唯一の少子化対策」と主張している「男性の教育の改善」についてだが、繰り返し当コラムでも指摘している通りで「特に道徳観の再教育」が徹底的に必要である、という意見を立証するアンケート調査が紹介された。

興味ない? 年収600万円以上あるのに結婚したがらない男性の本音(Menjoy!)
http://news.livedoor.com/article/detail/11260450/

読んでいただければわかるが、本来は結婚して家庭を築き、子供たちに囲まれて欲しい第1ゾーンにいるはずの…年収600万円を超える男性たち。その「年収600万円を超えているにもかかわらず結婚をしていない男性」を対象にパートナーエージェント社が行った調査結果だ。その調査対象者は実に1829人にのぼり、統計学の観点からも最低レベルの信用度のある調査と考えていいだろう。

シンプルに結果だけをまずは紹介しよう。「本来は国としては最も結婚して最も子供を産んでいてほしい男性たち」の「なぜ結婚しないんですか?」という質問に対する回答がこちらだ。

第3位  「自由にお金を使いたい」(21.4%)
第2位  「他の女とも遊びたい」(28.6%)
第1位  「気楽と自由を求めている」(50%)

…お分かりだろうか?いや、もったいぶる必要などないだろう。そうだ。皆さんも分かった通りだ。これら…第1位、とか第3位とか言ってるが…

全部同じ答えなのだ。

要はてめぇのことばかり考えて、女とヤレてればそれでよくて、でも責任なんて一切取りませんよ~~女なんてパンツ脱いでやらせてくれればそれでいいんですよ~~~ってのが奴らの本音だ。文章が違うように紹介されているが、その一言で済む。

「金は全額俺一人で使いたい。女はヤレればいい」

これが要は第1位だって話だ。頭が痛くなる話だ。もう一度声を大にして言いたい。保育所作るよりも、こいつらを叩き直すことの方がよほど少子化対策になると思う。


戦後の日教組のサヨク教育ですべてが歪んだ

戦後、日本の教育を支え続けたのが「日教組」であることはみなさんご存じの通りだ。教職員たちの組織だと言えば聞こえはいいが、その実態はただの政治団体であり時としてはほとんど圧力団体のような側面を見せる時すらある。思想的には「どサヨク」的であり、相対する思想に対しては「戦争をしたいのだ」「戦争集団だ!」とレッテル張りを続ける時もあるタチの悪い集団だ。

私はこの日教組が進めてきた「どサヨク的教育」を改めることが日本の急務だと考えている人間だ。

「サヨク教育」ってなんだって話なのだが、簡単に言えば「文句言い続けろ教育」だと思ってくれればいい。
世界の中心は私。
その世界中心の私が苦しんでいるのは全て…世界が悪く・政府が悪く・周囲が悪い
が基本中の基本だ。

保育園に入れなかった。他のお母さん方はみんなネットなどで懸命に情報を得て「保活(保育園に入る活動)」をして、人によっては引っ越しまでしているのに、

何の情報も得ず
引っ越しもせず
保育園の足りない地域に住みながら

「保育園に入れなかったんだから日本、死ね!」と叫ぶアホのことを言う。一言だけ言っとくと、こんなことを書きこむバカ女、自身の能力が不足していただけだ。他の人もやってるような努力をしてなかっただけだ。そんな言葉の悪いアホに対して
「分かる、分かるぅぅぅぅぅぅ~~~~」
「政府は対応すべきだよねぇぇぇぇぇぇ~~~~」
とか言ってるバカが今の日本に山のようにいるのだが、要はこれらが「バカサヨク軍団」だ。

今の日本の保育状況は世界トップレベルだ。そもそも「人口過密地域」に住めば公共の福祉が受けにくくなるのは世界中で当たり前のことだ。そんなことも分からないのか?政府も政治家もこの22年、ちゃんと保育所の増設を進めてきた。しかも、ちょっとだけ調べればすぐ隣の県などにいくらでも保育園の空きがある状況下で…

全部、周りが悪いのだ。
全部、政府が悪いのだ。
自分の努力不足などどうでもいいのだ。
自分の思い通りにいかない国など『死ね』ばいいのだ。本気でそう考えているのだ。
そして、デモとかやってる。どこかの政党のサヨク団体が作ってくれたプラカードを掲げて。

アホか、である。逆に聞きたい。お前は誰なんだ、と。

私は安倍政権を支持しているが、少子化対策など、全く機能していないところは厳しく指摘している。「いいものは良い」「駄目なところをダメ」というのが正しい対応だ。しかし、サヨク軍団とは「ただ文句を言いたい連中」なので、とにかく言ってることがほとんどイチャモンのレベルだ。


日教組が推し進めた「個人主義」

話がずれたが、日教組が推し進め、全力で指導してきた教育の柱こそが「個人主義」である。その逆の「全体主義」とは、「自身の力を持って全体のために働こう」という考え方だ。これらが「戦争の源になってしまった」と主張した。そして戦後、敗戦のショックからその考え方は一定数に支持されるに至った。

「人間はみんな、個人個人が幸せになれればいいのですよぉ~」
「まず自分が幸せでなければ人を幸せになどできないのですよぉぉぉ~~」

というもはや意味不明な言葉を紡ぎ、「自分が幸せであればいい」という教育を推し進めた。実はこれらの考え方や価値観は、半分あっているのでタチが悪い。そう。

「個人主義」とは…戦争を起こさないという事実は確かにあるのだ。

だって自分だけが可愛いのだし。だって戦争とか、政治家のおっさんたちが言っても無視すればいいのだし。そう。

個人主義は確かに戦争が起きない思想なのだ。

ここが難しいところなのだ。「全体主義」は「個人はみんなのために、みんなは個人のために」という考え方なので、愛する人が殺されるかもしれないぞ~!と言われると男だと戦ってしまう。だって「みんなのために」だから。これを突き詰めていくと、特攻隊の精神となる。難しいのがここだ。

「個人主義」が進むと、当然だが年収600万円を超えているような普通のモテる男たちは…女なんて、パンツ脱いで、家事をしてくれればいいだけの存在となる。当然だ。だって自分は年収をしっかりと稼いでいるのだから。いい男なのだから。嫌なら他の女に行けばいいだけの話だ。子供なんて面倒なだけの存在だ。いたら女を自由に抱けないのだし。

しかし、本来は最も家庭を、子供たちを持ってほしい男たちがとことんそういう価値観になるのだ。ちなみに、現在、年収600万円を超えてしかも独身の男性はほとんどいないとお考えの方もいるだろうが、実際は全体の5,7%いる。ちなみに25~34歳の独身男性でも3,1%いる。

ちなみに、平成22年の人口等基本集計結果によると、15歳以上の総人口のうち未婚者数は男性で16,639,477人。要は1600万人だ。これの5,7%ってよく考えてほしい。94万8000人だ。100万人近い人間が、独身な上、年収600万も超えてるのに未婚なのだ。こいつら、みんな女性に対して最低限のリスペクトと礼儀を持って結婚して子供産んでみ?日本、少子化なんてすぐに改善できる。しかし、彼らの基本精神は紹介した通りだ。「個人主義」なのだ。それでいいと思っているのだ。なので…

当然、社会はどんどん加速度的に少子化社会となる。
そして、税金は跳ね上がってくる。社会保障は必要だからだ。
そして、街から笑顔と活気は消える。子供がいないのだから。
そして、消費は冷え込む。消費行動が活発な子供が減るのだから。

人口は減り続け、誰も得しない国が出来上がる。自分のことばかり考えていたらそうなるのは当然なのだ。


やはり「奉仕の精神」を教える教育が絶対に必要だと思う

アメリカは日本と同じように貧富の差が激しい。
アメリカは日本と同じように先進諸国だ。
アメリカは日本と比べ物にならないほどに徹底的に保育環境が悪い。と、言うか最悪レベルだ。

しかし、アメリカは少子化にならない。全くなっていない。それは教育の根幹に「One for All All for One(ひとりはみんなのために・みんなはひとりのために)」という価値観が徹底的にあるためだ。自分の命と力は人のために使うのだ、という基礎教育が徹底されている。その為にドネーション(寄付)文化が、日本とは比較にならないほど進んでいる。

会社で働くよりも、子供たちの笑顔を見る方がよほど素晴らしいことを知っている。女性を喜ばすためにサプライズを用意し、ひざまづいてプロポーズする。男は女を幸せにすると誓う(その時だけでも)。なので、女性陣も安心して子供を産む。保育環境など全く整っていない。でも産む。育休など、あるはずもない。言っとくがアメリカでは女性にも育休など存在しない。4週間か6週間で会社に戻らされる。

アメリカには認可保育園なんて存在しない。それでも産む。
アメリカには育休なんて1日も存在しない。それでも産む。

自分の命が他者のためにあることを知っているからだ。自分の力で人が笑顔になれれば人は幸せになることを知っているからだ。そういう精神の国は、やはり少子化になりにくい。困ってもきっと誰かが助けてくれることを知っているからだ。
事実、戦後の日本では一切少子化ではなかった。戦後の日本は、おせっかいなくらい、人が人を助けた。助け合って支え合って生きてきた。そんな社会では、少子化になんてならないのだ。

今の日本に足りないのは保育園なのか?
それとも困った時には、他人であってもそっと手を差し伸べる「人のために生きる」精神なのか?

もう一度言う。

保育園を作っても、育休などを無理やり取らせても、今の日本では少子化は絶対に改善できない。根本が治癒出来ていないからだ。
国会前でデモしていた人間、全員で私のこのコラムを読め!シェアして回し読みしてみろ。そして、論理的な反論が出来るならしてきてみろ!


【告知】

言い足りないことが山のようにあるので、今週の木曜日、夜の23時から第2回の私の公式チャンネルをまた放送してもらえることになったのでそこで届いたメッセージなども紹介したい。前回の放送。見ていただいた皆様、本当にありがとうございました。ずいぶん多くの方が見ていただいたようで、感謝しています。

恐らく今回の大きなテーマは「教育問題」になるでしょう。例のピラミッドの話も存分にやりたいと思います。

「激論!長谷川豊の本気論、本音論TV」 by長谷川豊公式チャンネル

こちらのサイトの左下に「ご意見・ご要望はこちら」というフォームがあります。届いたメッセージなどは全部は無理ですが出来るだけ紹介したいと思います。もちろん、批判・否定的なご意見も積極的に取り入れていきます。私と価値観が違う人、どんどんお寄せ下さい。そういう人たちの意見も大切ですから。意見は戦わせてこそ磨かれます。遠慮せずお寄せ下さい。

いくらなんでも少々一方的すぎる。見ていて僭越ながら、大変残念な思いが去来した。

高市総務大臣が国会の答弁の中で言った「放送停波の可能性」の話の一件。

皆さんは高市氏の当該発言の「全文」をちゃんとお読みになっただろうか?今や、あらゆるメディアで
「高市(総務大臣)や安部(総理)がテレビに脅しをかけてるぞ~」
という、去年の「戦争法案を強行採決するぞ~」と全く同じ「ウソつきレッテル張り作業」が始まっているのだが…

大ウソすぎる。いい加減にしろ、と言いたい。

高市氏の全発言はこちらから確認が出来る。
【全文】高市早苗氏「電波の停止がないとは断言できない」放送局への行政指導の可能性を示唆
大事な部分を抽出しよう。



「1つの番組でも選挙期間中、また、それに近接する期間に、殊更に特定の候補者や、候補予定者のみを相当の時間にわたり、取り上げる特別番組を放送したように、選挙の公平性に明らかに支障を及ぼすと認められる場合」また、「国論を二分するような政治課題について放送事業者が一方の政治的見解を取り上げず、殊更に他の政治的見解を取り上げて、それを支持する内容を相当時間におよび繰り返す番組を放送したように、番組編集が不偏不党な立場から明らかに逸脱していると認められるといった極端な場合においては、やはりこれは政治的に公平であるということを確保しているとは認められない」

「しかしながら、これまでも放送法第4条に基づいて、業務改善命令であったり、電波法に基づく電波の停止であったり、そういったことはなされておりません。基本的には放送事業者が、やはり自立的に、しっかりと情報を守っていただくということが基本であると考えております」

どんなに放送事業者が極端なことをしても、仮にそれに対して改善をしていただきたいという要請、あくまでも行政指導というのは要請になりますけど、そういったことをしたとしても、公共の電波を使って、まったく改善されないということを繰り返した場合に、それに対して何の対応もしないということを、ここでお約束するわけにはまいりません。」

「私のときにするとは思いませんけれども、将来にわたってよっぽど極端な例、放送法の、それも法規範性があるものについて、何度も行政のほうから要請をしても、まったく遵守しないという場合には、その可能性がまったくないとは言えません



聞かせてほしいのだが…これのどこが問題なのか?あまりにも普通のことしか言っていないし、そもそも14年間にわたりキー局の最先端(まさにテレビに出て)で働いていた人間として…また、今現在も準キー局でニュースキャスターを勤めている立場から言わせていただくが…こんなもの、現場はみんな分かってる範囲のことで、ちゃんと守ろうと努力していることでしかない。

しかもこんな答弁は、別にジャーナリストの皆さんが大嫌いな安倍政権時代に言われ始めたことでも何でもなく、民主党政権時代にも似たような答弁はなされている。
ここで私のコラムを楽しみに読んでくださっている皆さんに「公共の電波放送」であるテレビの最低限のルールをここではっきりと明示しておく。


大前提①

テレビ局は「新聞社」とは違う。ここをどうか忘れないでほしい。
明日にもつぶれるかもしれない危険と隣り合わせのジャーナリズムを持つ新聞とは全く違う。国民が金を出し合って作ったスカイツリーの電波を「免許」を交付して頂き「使わせてもらってる」立場なのだ。どうもそこをごちゃ混ぜにされてらっしゃるようだ。

アホみたいな影響力のある電波を、信じられないほど安いお値段で使わせてもらっている。なので、利益は信じられないほどに出る。なんてったって電波量が激安だからだ。皆さんから金をとりまくってるNHKなど、平均給与で1000万円ほどあるだけではなく、住宅などの福利厚生も一般企業の常識からは考えられない整備のされ方をしている。キー局の局員も同じだ。正社員はご存じの通り、平均給与が高い局は1500万年近くに上る。平均でよ?すごくない?

簡単だ。だって「ルールを守ってるから」超安い金額で電波を「使わせてもらってるから」だ。

昨日会見を行った日本を代表するジャーナリストの方々はその大前提を素っ飛ばして話をしているが…そこを飛ばして話をするのは…ちょっとズルではないか?

大前提②

そして、そのルールは「法律」にしっかりと明文化されている。有名な放送法第4条は皆さんも知っているだろうから省略するが…要は「ウソついちゃダメよ」とか「政治的にいろんな意見のある話は一方的に話しちゃダメよ」って書いてある。
で、それに違反した時はこうなるって書いてあるのが「放送法174条」や「電波法76条」ってやつなのだ。こちらね。↓


第174条 (業務の停止)
総務大臣は、放送事業者(特定地上基幹放送事業者を除く。)がこの法律又はこの法律に基づく命令若しくは処分に違反したときは、3月以内の期間を定めて、放送の業務の停止を命ずることができる。


第76条 総務大臣は、免許人等がこの法律、放送法若しくはこれらの法律に基づく命令又はこれらに基づく処分に違反したときは、3箇月以内の期間を定めて無線局の運用の停止を命じ、又は期間を定めて運用許容時間、周波数若しくは空中線電力を制限することができる。


ご覧の通りだ。高市氏の発言って、別に変なこと言ってるのではなく
「いや、法律にそう書いてありますけど、何か?」
って言ってるにすぎない。こんなの、実際にテレビ局で働いている人間はみんな読んでるし当然のことしか書いてないって思っている。だって免許事業なんだし。だって既得権益なんだし。嫌なら法律変えればいいだけの話。変える必要、全く感じないが。

昨日の会見の中で「現場の放送局の人間からこんな意見が」って紹介されて「現場が委縮してます~」って手紙が紹介されていたけれど…

それ「現場の問題」だろ(涙)。

お前んとこの現場の上司がチキンなだけじゃないか。そんな低レベルな上司に下について可哀想にね~ってだけの話だ。高市氏、関係ないし。八つ当たりは辞めてやれよ。
別に私の出身が彼女の選挙区と同じ奈良だから庇ってるわけじゃない。今回は高市氏が変なこと言ってないから「変なこと言ってない」と言ってるだけだ。



昨日の会見で特筆だったのがビデオニュースドットコムで気を吐いているジャーナリストの神保氏の質問だった。
あ、神保哲生さんってのは、私は現在の日本を代表する「骨のある」ジャーナリストの一人だと思っている人物で、もともとアメリカNYの超名門コロンビア大でジャーナリズムの修士課程を取ってるほどの人物だ。私の出身大学の立命館大学でも教鞭をとってくださっていたのだが、残念ながら5年で東京に戻られてしまい(…ほんと残念…)、現在は早稲田の客員教授を務めながら「ビデオニュースドットコム」というインターネットニュース番組を運営されているのだが…その運営方針の鉄則が
「スポンサーを絶対に付けないこと」。
言いたいことが言えなくなるからだろう。そういう骨のある人物から見たら、昨日の会見は穴がいくつも見えたに違いない。抽出すると、挙手した神保氏がした質問は…



僕が聞きたいのはなぜ放送局がこんなまったく意味不明な発言におびえるのかここまで、あるいは唯々諾々とそうした意向に従った番組づくりになっちゃうのか。つまり蹴飛ばせばいいだけでしょ。で、むしろこういうこと言う人間が出てきたら、徹底的にもう今まで以上に政権批判を厳しくしてね、停波ができるんならしてみろと」

安倍さんがね、そんなので萎縮するなんてのは情けないって言うんだけど、それはもう正論なわけですよ、それは。言っといて何言ってんだってとこはありますけれども。でもそれ正論なわけですよ、そんなの萎縮する必要ないじゃないか」



完全に神保氏の質問が正しい。その通りだ。それに対して、出席者の答えってのが涙が出るほど情けなくて…

「そんなに難しい話、僕には答えられないんですけれども。そんなにきれいごとばっかりじゃないんでしょう、おそらくいろんな意味でね。テレビ局だって企業ですし、それは新聞社もそうだし、それから雑誌社も出版社もそうですし、それぞれの企業の現場の中でいろんな考えの人がいて、それは政権寄りの人もいたりとか、いやそうじゃないんだ、っていう人たちもいたりとかして…(以下略)」(青木氏)

「今の話に直接の答えになんないかもしんないけど、私非常に今ね、大枠で気になるのは、アメリカの大統領選、あしたスーパー・チューズデーですよね。それで今日は民主も、私もワシントンにいたことがあるんで…(以下略)」(岸井氏)








質問に答えてないし(涙)!

偉そうに政治家には質問するくせに、的を射た質問が来たらスーパーチューズデーの話をしてごまかすのがジャーナリストの正体なのか?記者会見の全文読んでてなんだか涙が出てきたわ(泣)。

はっきり言えることは「自由には責任が存在する」ってことだ。

自由に言いたいことを言いたいのであれば、神保氏のようにキー局みたいな既得権益集団にいるんじゃなくて自身のHPやブログで発信されたらいい。神保氏は支持を得られなければ収入が全くなくなるリスクと戦っているからこそ、堂々と毅然と発信できているのだ。
キー局をはじめとする圧倒的なお給料を確保しながら「自由だけ」を主張するのは間違っている。
「政治的公平性」は権力が決めていいことではない。それは正論だ。
しかし、

公共の電波を使うテレビ局が勝手に決めていいことでもない。

要は、安保法案の審議はどの世論調査を見てても反対派は50%以上いたが賛成も30%以上いたのだ。それを、延々「反対の意見のみ」を垂れ流すのは、厳しい質問が飛んだ時に言葉をごまかしているのと同じ対応でしかないのだ。自分たちの意見に世の中を洗脳しようとしているだけだ。キツイことを言わせてもらうが…これははっきり言わせてもらいたい

調子に乗るんじゃない。ジャーナリストが全て正しい訳じゃない。

選ぶのは国民なのだ。その選択肢を明示することが「公共の財産」たる「公共の電波」の役割だ。朝日や産経が偏りまくった記事を書くのとはわけが違う。

高市氏も自民党も、今回の件は一切の遠慮はいらない。選挙の前や今回の憲法改正議論のように重要な論争が巻き起こりそうなとき、もし去年の安保の時のようなふざけた放送を続けるテレビ局があったら遠慮せずに免許を取り上げてやればいい。スピード違反は免停だ。そんなの、国民みんなが守ってるルールでしかない。

あまりにも偏った見解が過ぎたので、言葉は強いが言わせて頂いた。このような意見があることも、どうか忘れないでいただきたい。

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