2016年07月

私のコラム読者の皆さんには東京都知事選は盛り上がらなかったでしょうね。すみません。
1週間前の段階で
「すでに勝負あった」
と書かせていただきました。はい。8時段階で秒殺でしたね。

私の手元には2週間前と1週間前…計2回の「あるチーム」が行った「選挙の情勢調査」が寄せられていたのですが、その結果を見る限り、もう1週間でどうこうなるレベルじゃなかったので、コラム読者の皆さんにはこちらのコラムで

都知事選の意外な効果  めでたく「ジャーナリスト」は「ただのナルシスト」であることがバレバレになった(長谷川豊/『本気論・本音論』より)

書かせていただきました。

さて、今回の東京都知事選、最大の注目は…小池百合子さんの戦い方…?

いえいえいえいえ。
間違いなく、そっちじゃないでしょう。そうです。私は、ヒーローとなった石原親子に注目しました。私と同じ視点の人、多いと思います。

まずは、息子・石原伸晃氏の放った「親族に至るまで除名」バズーカ。なかなかの攻撃力でした。

「都知事選挙における党紀の保持について…党公認、推薦候補者以外の者を応援してはならない」

正直言って、私はここまでは理解できるんですよね。「組織」ってのは大事です。そこには我慢しなければいけないことも確かに存在すると思う。でも、問題はその中に書かれていた次の一文。

「各級議員(親族等含む)が非推薦の候補を応援した場合は(略)除名等の処分の対象となります」

北朝鮮か!!

見事なバズーカ砲発射で、「東京都連の古めかしい体質に辟易としていた有権者軍団」は一気に全滅です。お見事。

しかし、まだまだ予断は許しません。増田氏が必死になって組織を固めていきました。ここで突き放す必要があります。こうなると、本家、ラスボス登場です。ほとんど、バラモスの後に出てくるゾーマ状態の石原慎太郎御大。

これはすごかった。
いや、凄まじかった。

シナ4000年の歴史で学んだ(と想像される)必殺奥義

「大年増の厚化粧」ギャラクティカマグナム!がさく裂。

車田正美先生もびっくりの壮絶パンチで、「老害ジジイたちにセクハラ・モラハラを受け続けてきた東京都の全女性陣」を一発KO(ノックアウト)です。



…そら勝つわ、そら。



小池さん…今回の戦いは確かに圧勝だし貴女は確かにテレビ映えもする。「緑のジャンヌ・ダルク」であったことは確かだが…正直に言って…今回の選挙って…







貴女以外がアホすぎただけ






でもあったので、まさにここからが正念場だと思います。もう一方は公約が「がん検診100%」のおじいちゃんだしね。

まずは毅然と自民党を離党することをお勧めします。小池さんが言っていたことを実行するためにはそれ以外に方法がないはずなので。

東京都知事選当日となった。
東京の皆さんは、この暑い中、投票所に足を運ばれていることだろう。ご苦労なことである。
そして、立候補した21人の候補者の方々、大変な暑い中での選挙戦だったと思われる。自身も密着取材から経験のあることだが、夏の選挙はつらい。本当に大変だ。
何を言われたとしても、300万円の供託金を支払い、この暑い中を街頭で訴え続けた努力には、どのような結果になろうとまずは敬意を表したい。

さて、ではずっと何も言わずにいた「都知事選のメディア報道」についての意見を記したい。

メディアにいる人間として、この都知事選の間、本当に多くの方々から「長谷川の意見を聞きたい!」というお声を頂戴した。そう。『主要3候補とその他の候補者の扱いの差=偏向報道と言われてもしょうがない報道格差』についての意見である。

分かる。
皆さんのご意見は重々分かる。

はっきり言って、今回の都知事選挙における、東京キー局のあまりに度を越した『主要3候補のみを取り上げる姿勢』には私も苦い思いでいたことは確かだ。

結論から言うと、もしこれがBPOにガチで訴えられた場合…私は『確かに放送法違反と言わざるを得ない』と結論付けられる可能性があると思う。それくらい、ちょっと度を越していたことは事実だった。

いや、キー局のみんなも、おそらくだが、それは分かっている。分かった上で、でも公平にやり過ぎてしまうと面白みも全くなくなってしまうし、何よりも時間ばかりかかる上に視聴率が取れない。

今回の都知事選の特徴を一言で言えば「数字の取れる選挙」だったのだ。都知事選の話をすると、なぜか地方でまで数字を取れた。キー局の番組としてもやらざるを得ないほどに、注目が高かった。

なので、情報番組は後で怒られることを覚悟のうえで、思い切って「番組として面白い方にシフト」したのだと思う。おそらく、今回の都知事選が「度を越して」主要3候補に偏っていることは、番組を作ってる本人たちが一番よく分かっていたはずだ。それくらいやり過ぎていた。

ただ、これは私の公式チャンネルでも伝えた話だが、誤解しないでいただきたいのは…

『主要3候補』と言われる3人をのぞいて…ハッキリ言って絶対に当選できない圏内であったこと…これは事実だ。

21人全員を取り上げるのは事実上不可能だった。どう考えても人数が多すぎる上に、あまりに売名行為が行き過ぎていて、到底、地上波の影響力をもって取り上げるのは不適切と判断せざるを得ない候補もいたことが確かだったのだ。

キー局では選挙のたびに、かなりのお金をつぎ込んで「情勢調査」を行う。

テレビを見ている皆さんが「まぁある程度予想しているのかな~」と思ってらっしゃる以上に「統計学」を参考にしながら「相当に正確な調査」を行っている。結構お金もかけている。なので、今回の都知事選挙に関していえば…

主要3候補以外は、はっきり言って当選できる可能性は限りなくゼロに近かった

事は確かだと思う。そこは分かってほしい。
が、放送事業者には確かにネットなどで指摘されている通りで「放送法4条」がある。政治的公平性を義務付けている4条がある。
余りにも度を越した放送を続け過ぎてしまったために、数日前には3候補以外の有志から、ついにBPOと在京キー局4社に対し、報道姿勢の是正を求める要望書を突きつけられてしまった。

何でもその要望書によると、主要3候補以外を取り扱っている時間は、東京都知事選の全放送時間の中で

わずか3%

だったというから驚きだ。確かにこれは怒られて当然の時間である。残りの3候補で97%やってるのだから言い訳できない数字だ。
大慌てのキー局や名指しされた番組では言い逃れのための番組を投票直前になって言い訳同然の姿勢で放送。J-CASTニュースさんにあっという間に指摘されてしまっていた。

民放の都知事選報道が急に変わった 候補者「全員」取り上げ始めた不思議(J-CAST)

この指摘は当然。おそらく、今後何らかの苦言がなされるのではないかと思う。キー局の人間もそれを覚悟の上でやったのだろう。まぁしょうがない。

この姿勢は、選挙期間中に露骨に自民党寄りの記事を書き連ねた週刊文春・新潮両誌と通ずるところがある。
今回のキー局・週刊誌の記事の書き方はつまり…

売り上げ部数の減少や
視聴率の低下からくる営業売り上げの減退

といった苦しい経営事情からくるものと推察される。本来であれば、週刊誌はいざ知らず、キー局の報道部が、ここまでの偏向報道(主要3候補97%・その他18人の候補3%)をするわけがない。ここまで露骨に数字を狙いに行くわけがない。



ここで私から一つ提案がある。
選挙期間中だけでいいので、可能であれば、せめて公共の電波放送を担うキー局の…しかも『ニュース番組だけ』でもいいので…

税金でCMを買ってあげてもらえないだろうか?

何を言ってるかというと、極論、選挙期間中くらいは、もうニュース番組の中にCM自体を流さなくていいくらいに、「視聴率」を無視できるアイデアはないだろうか?

そうすれば、テレビ局の報道部は営業を気にしなくていいので、視聴率を無視して放送できるし、それでも完璧にCMは売れるので、営業的には何の心配もいらないし、そもそも、国民の税金でCMを購入するので、公共の電波を使って「公平な放送」がなされるのであれば、それは国民の知る権利の充実につながる。

今のテレビや週刊誌の経営状況は…ちょっと苦しすぎるのだ。売ろうとしたら、裁判で負けることを覚悟のうえで、角度の入り切った記事を書かざるを得ない。視聴率を稼ごうとしたら数字の取れる候補を映し続けるしかない。
内部にいた私には、今回「偏向報道が過ぎる!」と怒ってらっしゃる一般の方々の気持ちも重々分かるし、かといって、苦しんでいる元同僚やマスメディア内部にいるみんなの苦しい事情も分かるので、どちらかの味方にも付きにくいところがある。

そもそも、ニュースは視聴率なんて気にしなくていい存在のはずなのだ。
営業局から文句を言われても、ネタの差し替えなんてしなくてもいい存在のはずなのだ。でも、東京キー局であっても、視聴率や営業局の苦言に毎日接しながら放送をしているのが現状である。これらの状況は…そもそも国民の知る権利に対して、誠実な姿勢とは言えない。

キー局の放送は大きな影響力を持つ「公共の電波」である。それらは国民のためにならなければいけない。せめてニュース番組だけでも、治外法権に出来ないものか…。こんな発想は、やはり、同業者に対する甘い考えでしかないのかもしれないが…。


私の旧知の友人(女性)が離婚することになったようです。

結婚・離婚は当事者の話。私は別に口を出す気はありません。自由でいいと思います。
ちなみに、結婚して5・6年…くらいでしょうか?まだ小さな女の子がいます。
私の友人は女の子を連れて、もう2年近く前から別居。最近になって新しい素敵な恋人ができたのだそうです。その恋人は何かの会社の社長さんをしており、経済的にも困ることはなさそうです。

で、その友人が私に相談をしてきました。
「仕事を辞めることになったのだけれど、せっかく自立しようと始めた仕事なのに、とても残念…」
私は、あくまで私の価値観だ、と前提の話をしたうえで、少し苦言を呈しました。今日はその話です。

■■■■■■■■■

一体何なんでしょうね…?この日本人の…世界的に完全においていかれている「時代遅れの価値観」は…。

女性が働くことを「偉いこと」「正しいこと」だと思考停止してしまっているように思えてしょうがないのです。いえ、女性だけではありません。男性でもです。
働いてナンボ。働くことが正しい。しかも、出来たら会社で働くことが正しい…。

それはそれで別にかまわないですし、色々と言いたいことはあるものの、好きにしたらいいと思います。

でも、彼女のような家庭って、まだ小さな女の子がいるんですよね?
自分の好きに、子供を作って、その子供がまだ小さいんですよね?

一緒にいてあげりゃあいいんじゃないの?なんで保育園に子供を預けること前提で、話が進むんでしょうか?

私の子供は一番上がもう高校1年生です。ほとんど一緒に遊んでくれません。下が小学6年生と小学2年生です。この二人は今でも私たちと一緒に行動してくれますし遊んでくれます。仕事に行くときに玄関で抱き合ってハグしたりします。

長男も昔はそうでした。でも、中学1年の後半…2年生くらいからでしょうか…。声代わりも始まって身長も一気に伸びて…。いわゆる「成長期」に入って、長男はなかなか私たち家族と一緒に行動してくれなくなってきました。

当然です。それは人間としての「普通」の成長なのです。だって、私だってそうだったんだから。この両親大好き人間の私でも。



世間では「女性の活躍がぁぁぁ」「女性の社会進出はぁぁぁ」と必死になって叫び続ける人たちがいて、その人たちは声がやたらに大きいので、まるで

子供なんて女性のキャリア形成には邪魔!
子供は保育園に放り込んで働くのが正しい!

中には論外なフェミニスト全力疾走の「自称:少子化ジャーナリスト」なんて名乗る人もいて、平気な顔をして
「専業主婦は努力することが嫌いな人たちなんです」
なんてとんでも理論を平気で言う人がまかり通っているんですけれど、

専業主婦でも専業主夫でも構わないから、子供が小さいうちくらい、出来る限り子供の傍にいてあげればいいのにって、私は思っているんです。

だって、すぐにおっきくなりますよ?
抱きしめて嫌な顔をしないのって、そんなに長い時間じゃないですよ?
せっかくのその時間、なんで会社で浪費するかな~。

ちなみに、ウーマンリブ運動が大変盛んだったあのアメリカであっても、1999年の21%を境に、
「え?子供が産まれたんなら、やっぱり子供と一緒にいる方がよくない?」
という考え方と価値観がどんどん増えてきており、今や全米の家庭の専業主婦率は30%を超えてきています。

そりゃそうでしょ。
アメリカも欧米も、もともと「会社なんてのは給料をもらいに行くだけのところ」と割り切っていますから。世界では、残業なんてしないで、5時になったら即時退社は当たり前です。だって、子供たちといたいじゃないですか。だって、夕食、家族で食べたいじゃないですか。

そんな当たり前の価値観が、今の日本では否定されている風潮に、私はとても違和感を感じている人間なんです。

ちなみにアメリカでは、1999年にわずか2万人しかいなかった専業主夫ですが、現在は全米で200万人以上。先日の「マイ・インターン」という映画でも描かれている通りで、子供が小さいうちは男性が専業主夫をすることは、別に不思議な光景ですらなくなってきています。

その女性の友人いわく
「私は、ずっと働いていたい人間なんです」
とのこと。

へー。

それは別にどっちでもいいけど…君、子供産んだんだよね?

まず、子供の要望、聞こうよ。

勝手にセックスして、勝手に生んだんだろ?
じゃあ、親として、ひとりの人格である子供の意見も聞かずに、勝手に生き方を決めるなよ。
働くのは全然かまわないので「子供を無視」して

「私は働きたいんです」

はないだろ。ガキじゃないんだから。大人として、一つの命を作ったのであれば、テメーはわき役です。ちゃんと、子供の意見も聞いて、働くなら働くで、子供に説明などはしたうえで働くべき。

この考え方は、世界では「チャイルドファースト」と言います。世界の常識です。
今の日本は驚くほどにその価値観が浸透せずに

カンパニーファースト
子供はほっといて仕事をする女性ファースト

が行き過ぎているような気がします。私、人間が「自分のことばかり考え始めたらおしまい」だと考えている人間です。夫は奥さんや家族のために、奥さんは旦那や子供たちのために。もっと思いやりを自然に持てるようになったらいいのに。
そう考えている人、日本にもけっこういる気がするんですけどね~。

バカフェミニスト軍団には否定されるんだろうな~。分かってないのに四の五のと屁理屈だけはご立派だから。




週末のメディア各社の世論調査が出そろいました。東京都知事選挙。

勝負ありですね。

はい。新聞紙上に出ているような数字だけではなく、私のもとにはそれなりに詳しい数字を提供して下さる方もいるので見ているのですが、これはもう、驚きの結果だと言わざるを得ません。

これを見てみてください。参院選東京選挙区の結果です。
tokyo-senkyo

単純計算で申し訳ないのですが、与党の自・公合計でだいたい230万票です。そして、野党合計(単純計算できない部分もあるんですけどね…)で、これも同じく230万票であることが分かります。

鳥越さんは野党共闘です。つまり、知名度を考えても230万取れなくてはおかしい。

自・公は分裂です。その中でも組織票を固めた増田さんが優勢で、自民党都連に逆らった小池さんは浮動票を目指すしかなかった。

つまり、正常に考えれば、鳥越⇒圧勝。2位に増田。3位に小池になるのが当然の流れのはずでした。

蓋を開けてみれば、おいおい、という感じ。
もちろん、新聞などは「まだ情勢は変わる可能性がある」なんて注釈をつけて書くんですけれど、それで実際に情勢が変わった例なんて、ほとんどないですからね。新聞が報じてそれでも情勢が変わったのなんて、調査システムがまだ構築されきっていなかった頃の話であって、最近のメディア各社の情勢調査はかなり正確に出来ますから…

まぁ、勝負あったでしょう。

なんて意外な結果。

さて、で、あるとすれば今回の東京都知事選挙。はっきり言って東京都民以外はほとんど関係のない話なんですが、私は大局的に見れば、少しの収穫はあったような気もします。そうです。

「ジャーナリスト」なんて名乗ってるやつは、しょせん遠巻きに文句言ってるだけのスッカラカンなバカなんだって、多くの国民が気付いた点です。

知ってらっしゃる方も多いでしょうが、私はジャーナリストを名乗ったことはただの1度もありません。様々なことにモノ申すので、勘違いしている方も多いようですが、私は『事実を的確に伝える伝達者』です。その伝える技術の一つである「アナウンスメント」という技術を鍛え上げている「アナウンサー」という仕事に誇りを持っています。なので、私はどこであっても「フリーのアナウンサーです」と名乗っています。

ジャーナリストと名乗らないのは、彼らがどれだけ口だけでどれだけスカスカか、実際にテレビをやってきていたので分かっているからです。

政治のニュースであっても、我々は現場で取材し、実際に政治家たちに話を聞きます。

しかし、テレビ上で上から目線でアーダコーダと言っている「自称:ジャーナリスト」たちがどれだけ取材していないか、どれだけ現場にいもしないか、見てきているので、スタジオでも話を聞きながらあきれ返っていたことが少なくないのです。

鳥越俊太郎氏をはじめ、何人かのご老体の方々が、以前、センスの悪すぎる垂れ幕を掲げて

「アベ政治を許さない!」
「私たちは怒っています!」

と記者会見をしたことがあったのですが、あまりにもアホらしかったのでこちらのコラムでボロカスに叩いたことがあったのですが…

●【長谷川豊】何が「わたしたちは怒っている」だ。笑わせる(教えてgooウォッチ)

ここに書いている通りで、そもそも「アベ政治」ってなんだよ、「アベ政治」って。
安倍政権は、国民が選んだ政権です。なので、良い面も悪い面もあります。それらを一定のリスペクトを持ちながら、良い面はいい、悪い面は悪い、と指摘していることが大切です。

昔、「アイアムノット安倍」とか言ったバカ丸だしのアホがいましたが、同じですね。

雑(ざつ)!
一言で言うと、雑!!

丁寧じゃないんです。ただのレッテル貼り。彼ら「自称:ジャーナリスト」のロートルじーさん達の悪いところって、一言で言っちゃうと「ナルシスト」なところなんです。「政権という巨大権力に対してたてついてる…そんな俺、かっこいいだろぉぉぉ」って、しわだらけの顔で言ってるわけ。

いや、別にジーさんたち、全然カッコよくないし。

ジャーナリストの真髄は「真実の伝達」です。たったそれだけです。
それを「ナルシスト」という性質が邪魔して
「ジャーナリズムの本質は反権力だ」とか何の病気か分からないことを叫び始めるわけ。痴呆?あっち方面に進んじゃってる感じでしょうか。ええと…一言言っときますが…

ジャーナリストは反権力と決まっていません(断言)。

ジャーナリストの仕事は『真実を伝えること』です。そして、それを聞いた国民が「自分たちで判断して」もらえればそれでいいんです。なので、そもそも「大メディアが狂ってた場合」は、大メディアをボロカスに攻めなければいけないんですが、彼らは「ナルシスト」なので、テレビに出るのは病的に大好き。なので、テレビの批判はなかなか出来ない。だって、目立ちたいし。俺たち、かっこいいし。

その段階で半人前のジャーナリストなんです。高市さんの発言とかに、放送法の独自すぎる解釈を持ち出してガーガー言ってましたが、反論のあるメンバーから「公開討論」を求められたときに敵前逃亡したのが全ての真実です。あの時、垂れ幕掲げてた人たち、遠巻きに文句言ってるだけのジーさんです。岸井のジーさんも賞味期限きれてるんだから報ステなんぞ、辞めりゃあいいのに。

皆さんも忘れないでくださいね。「ジャーナリスト!」なんて、自分で言えば、誰でもなれるんです。ピンキリなんです。

頭スッカラカンなのに、現場で汗もかかずに、イヤそうな顔する人間たちにマイクも向けずに、セッティングされたインタビューしかしていないから、本質も何にも分かっていないんです。なので、あんなに盛り上がったにも関わらず、保育所のシステムすらろくにわかっていないんです。

自分大好きでナルシストだから、文春が14年も前の話を持ち出しても説明一つできないんです。自分は攻めまくって、「説明責任があるでしょ!」とか偉そうに言ってたのに、自分のことは何にも言えないんです。だってそんな自分はカッコよくないから。



今回の「東京都民以外ほったらかし騒動」で、日本全体に一つの事実が浸透出来た気がします。
それは、テレビ上で偉そうに言ってる連中も、イザって時にはこんなに大したことないんだよって。全然勉強していないんだよって、気づいた点です。

他のテレビでも大量にいますからね。
口が上手いだけのバカコメンテーターは。

今後はそれを少しでも見抜けるようになったのなら、鳥越さんも出馬した価値はあるような気がします。

アメリカのNYに友人が多い私のFacebookは今や大変なポケモンブームだ。

「POKEMON GO」
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これは、日本で報じられているよりもずっと社会現象化していると思っておいてほしい。もうね…本当に尋常ではない流行り方をしている。私の友人もやりまくっている。日本人が想像している上を行っている。今やニューヨークでは「街の景色を変えた」とまで評されている。

任天堂の株価は当然、爆騰。

テレビメディアもはしゃぎまくりで、沸きに沸いていることは事実だが、私がアメリカに住む友人にリサーチした結果、冷や水を浴びせるようで大変申し訳ないが、このブームは「アメリカだから」のものだと推察する。

結論から言おう。
日本でもこのゲームのブームは来たとしても、早晩大問題となってすぐに廃れると想像する。

「ポケモンGO」は位置情報を活用したモバイル向けのゲームアプリケーションだ。まぁ…平たく言ってしまえば「究極の『歩きスマホゲーム』だ」と思ってもらえれば問題ない。画面を見ながら、地図情報に記された場所まで行き、ポケモンをゲットする。
図2

ゲームとして面白いかやってる大人たちに聞いてみた。
普段はゲームなど、全くしない人間たちである。

回答は、100%「かなり面白い」「楽しい!」と言ったポジティブなもの。日本でも、おそらく爆発的に流行ると思われる。一気にダウンロードされ、社会現象化するだろう。最初は。

ちなみにの話だが「ポケモンGO」のGOって何だよ、と思ったので聞いてみたところ、アメリカでは数年前から、日本の代表文化である「NINJYA(忍者)」が大変なブームとなっており、その忍者をモチーフにした

「NINJYA GO」

というレゴブロックが爆発的人気なのだそうだ。↓これね。確かに流行ってた。恐らく、このGOからとったんじゃない?という根拠の全くない返答が返ってきたが、なんとなくそんな気もする。
図1

アメリカNYにおける、この「ポケモンGO」の爆発的なヒットの要因は…1つに通常のゲームと違い、外に出て遊べる(運動できる)ので親がやたら協力的、という点があげられるそうだ。

WHOが推奨するBMI値で測ると、アメリカの子供たちの肥満率はなんと30%にのぼり、アメリカ人の運動不足は、今や大変な社会問題だ。
部屋にこもってゲームをしていた今までと違って、最も有効な有酸素運動の一つと言われている『歩く』という作業をこんなに楽しくできることはなかなかない。アメリカで流行るのも無理はない。

しかし、最も重要なこのゲームの流行要因は、アメリカ人の運動不足よりも「生活環境が適している」ことだと私は推察している。

日本はアメリカと違う。公道は極端に狭く、公園などの緑地は目を覆うほどに少ない。本当に先進諸国か?と疑いたくなるレベルで「数十年先を見据えた都市計画」が全く出来ていない。

例えば、よく使われるデータの一つに「都市公園面積」というデータがある。
その年に住む人間一人一人に対して、どれくらいの面積の公園が割り当てられているのか?という数字だ。ちなみに他の主要都市を見てみるとこんな感じとなる。

パリ  ⇒11.8㎡
ロス  ⇒17.8㎡
ロンドン⇒27.0㎡
ベルリン⇒27.8㎡
NY  ⇒30.0㎡

これは2001年の比較的古いデータとなるので、実際は今はもう少し違う気がするが、とにかく、世界的にはこんな感じだとイメージしておいてほしい。そう。ニューヨークの特徴を言えば、

ものすごく、広い!

と感じるのだ。あまりにも公道も広く、公園も多いので、息が詰まらないのだ。リラックスできる空間がとても多いからだ。

ポケモンGOは、その「広い区間をせっかくだから有効に使おう」という発想から作られたのだろう。ゲームをするのだからせっかくだからもっと動こう!と。

しかし、これが日本で同じように流行るだろうか?
これと同じことを日本でやって大丈夫だと考えているのだろうか?

このゲームは「面白すぎる」のである。なので、大人が熱中するという特徴がある。その結果、あの広い広いアメリカであっても、実は現在、ポケモンGOが原因となる交通事故が



爆増している



という現実があることを忘れてはいけない。アメリカは自己責任の国なのでそこまでテレビでも問題視していないだけだ。日本という国はそうじゃない。まず先を読んで、人の迷惑になるような行為を、先だって辞めていかなければいけない(非難される)社会である。

ちなみに先ほど挙げた「一人当たりの都市公園面積」は

東京  ⇒ 3.0㎡
大阪  ⇒ 3.5㎡

である!!!東京はニューヨークの10分の1だ!
こんなに公園もない、緑地もない、道路は壮絶に狭い国で、あんな『歩きスマホ推奨ゲーム』を流行らせたら、どんな事態になるのか、想像くらいできるだろう。
このゲームが流行った瞬間、側道から子供たちがバンバン飛び出してくるようになるぞ?他人の敷地に侵入くらい、毎日起きるようになる。
ちなみに、アメリカではテレビ番組の生放送中にポケモンGOをやっているスタッフがカメラの前を横切ったこともあったが、とにかく『歩きスマホ』をゲーム化したアプリなのだ。こんな恐ろしいもん、本当に日本でバンバン流行らせていいのか?

政府がすでに心配して警鐘を鳴らしているようだが、警鐘くらいアメリカでも散々叫ばれている。でも、交通事故は次々起こっている。




冷や水を浴びせるようで大変申し訳ないが、日本という国の、この狭すぎる、余裕のなさすぎる生活環境になじむようなゲームではない気がする。
とはいっても、ほっといてもバカメディアが大はしゃぎで宣伝しまくることは容易に予想できる。大ヒットになるはず。

もちろん、大前提として、大変な素晴らしいゲームであることは確か。
その効能も大評判であることも忘れてはいけない。

そこがまずいのだ。
恐らく、素晴らしいゲーム過ぎて、度を越して流行ってしまう予想が立つ。
なので…どうしても、心配してしまう。

今日は「海の日」である。

東京のテレビ各局は相も変わらずの「東京都知事選」報道。東京都民以外にいったい何の関係があるのか?と問いたくなるが、毎分視聴率をあれだけ稼ぐ以上、テレビもやらざるを得ないのだろう。

しかし、この数週間で、間違いなく日本人が一番気にしなければいけないニュースであり、考えなければいけない話は…言うまでもなく南沙の問題でのはずだ。
今日もこのようなニュースが報じられ、ヤフーのトップにも上がっていたが、

中国公船が領海侵入=今年19回目―沖縄・尖閣沖(時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160718-00000036-jij-soci

ついに今年だけで19回目である。日本の領海侵犯は、もう中国にとっては日常なのだろう。言うまでもなく、彼らは「悪い」とすら考えていない。ここは…

中国を非難している日本人が間違っている

のである。ここを押さえない限り、この問題は解決できない話だ。

南シナ海。
北を中国。東にフィリピン。西にベトナム、南にマレーシアという位置取りの南シナ海に浮かぶ南沙諸島に、中国が大量の土砂を運び、埋め立て始めていることをフィリピン政府が問題視したのが2014年だ。
驚くほどのスピードで海を埋め立てていく中国。
去年になって撮影された写真では、すでに基地機能をしっかりと備えた、人工島が作り上げられていることが確認された。また、今年の1月2日には、作られた飛行場からの飛行機の離発着実験に成功したことを中国サイドが表明している。

フィリピンなどは厳重な抗議をするも、全く相手にしない中国。
そんな中、先週12日にオランダで国際的な判断がなされた訳だ。
「常設仲裁裁判所」。
国際裁判所で、中国の行為は非難され、認められないものであることが確認された。
当然、中国側は猛反発。
「裁定を『紙くず』と認識して棚上げし、交渉のテーブルにつくことを希望する」(外務次官)と表明したのだが…




報道では、中国バッシング、一色。
「紙くずだ」という一部分の切り取り一色。
相変わらず、中国、ひどいよな~
中国、バカだよな~~~




こんな低レベル報道しかできないなら、報道などやめてしまえ、と言いたい。繰り返すが…

間違っているのは日本人だ。
こんな認識しかできず、こんな遠くから負け犬の遠吠えしかできないから、何の問題も解決できないのだ。

以前にも一度当コラムでも指摘させていただいたが、そもそも中国とは「そういう文化の国」である。奪って、奪われて、力づくで歴史を築いてきた、そういう国である。奪われるのがイヤなのであれば、それは「イヤです」と主張しなければいけない。それがないのであれば、奪われてもしょうがない。そういう国なのだ。

先だって、上海だったか…?中国で初めてのディズニーランドがオープンした。テレビ各局が中継を結んでいたが、その中のリポートでも各社が伝えていた通りで、

普通に横入りはある

のである。当然である。それが悪いんじゃない。そういう「文化」なのだ。これは世界中で起こっている話だ。私もニューヨーク駐在中にブロードウェイのミュージカルに並んでいた時に、どれだけ中国人の家族に真横から横入りされたか。「そういう国」なのだ。それはそれでダメなのではなく、受け入れるしかない。イヤなら「ちゃんと拒否すればいいだけ」なのだ。

私たち西側諸国が全部正しく、
西側諸国の常識が世界の常識であり
アメリカの決めたルールだけに世界中が従わなければいけないはずがない。

中国には中国の理論がある。
そもそも、自分たちの国や自分たちの海は…自分たちの手で守るものだ。世界中、ちゃんとみんなそうしているのだ。



自分たちは文句を言う度胸はありません~
自分たちはひ弱です~
自分たちは大人しいですぅぅぅ~
でも、本当は内心、イヤなんですぅ~
なので…

僕たちの心情を勝手に察して
僕たちの嫌がることは勝手に辞めてくださいね~~~




アホか。

そんな理屈、世界のどこで通用するのか。
「空気を読む」など、世界で日本にしかない文化だ。イヤなことはイヤだと主張しなければ伝わらない。
中国を批判して、その程度のコメントで満足しているテレビのコメンテーターたちはもっと世界に出て中国人の文化をもっと「体験」してきてほしい。

私は、およそ10年後…かな?12・3年後かな…?をめどに、尖閣諸島は中国に奪われるとみている。その予想は、おそらく当たるだろう。情けないことだが、じわじわと、他国の権利を奪っていくことにかけては、中国の方が圧倒的にプロだ。敵わないだろう。日本の甘ちゃん軍団じゃ。



今日は海の日。
今年だけで、我らの海が19回も領海侵犯されているのに、まぁ、ほとんどニュースで扱わないこと。
何が梅雨明けだ。どうでもいいわ、そんなもん。

自国の海も守れない、危機を伝えられもしないメディアが闊歩している日本だ。もう「海の日」なんて失笑モノの名称、変更したらどうだろう。



夏の参院選が終了。
もう新聞やテレビでもやっているのでしょうが、今回の参院選をまとめておきます。

まず、自・公政権。
【結果】だけを見ると圧勝。安倍さんや谷垣さんは「アベノミクスを承認された」と息巻いています。当然のこと。これが「選挙」でありこれが「民主主義」です。アベノミクス自体には…私個人はここまでは上手くいっていたとしても、これから先はなかなか大変な状況が来ることは確かなので、ある程度のブラッシュアップが必要と考えていますが、組織力の差。そして野党の魅力のなさから、今回の参院選の結果をたった一言で言い表すのであれば…

自・公の圧勝

という一言になると思います。

しかし、見逃せず忘れてはいけないのが「野党統一候補」軍団の戦いっぷり。
これは…正直言って申し訳ないのだけれど、はっきり言って「想像をはるかに上回る結果」と言えます。そうです。私は
「おいおい、民進と共産って…(苦笑)」
とそれほどの評価をしていませんでした。数字上も改憲勢力で3分の2を取られたのですから、新聞やメディアによっては「野党統一候補軍団の負け」と映るはずです。多くの方々には。

しかし、最低レベルの知識を持っている人間にとっては、今回の「野党共闘」の結果は…多分皆さん分かっているはずです。
そうです。
岩手や新潟など「うわーここで勝ったか~!」という場所で、接戦を制したりしているのです。この成果は、野党がばらばらに戦っていた時では考えられなかった結果です。
私は共産党は支持しません。理念も全く応援できません。しかし陣営は「成功だった」と断言しているはずです。

逆に、よせばいいのに、大阪選挙区などでは民進と共産は一緒には戦わずに別々の候補を立ててしまいましたね。当然のように、共倒れ。そらそうだよね、という感じ。つまり…

次の選挙=衆議院選挙(や東京限定で言えば東京都知事選)

等にはかなり大きなヒントになる戦いだったのではないでしょうか。個人的には野党軍団はもっと負けると思っていたのでここまでの効果が出るとは考えていなかったのが正直なところです。(おそらくこの分析は自・公政権の選対の方々と同じ認識のはず)

共産党とおおさか維新。大きく議席を伸ばしました。さすがの一言です。これは何度か書きましたが、とにかく「ブレない政党」は強い。とにかく強い。議席が減らないんですよね。ブレていない間は。特におおさか維新は、あの橋下氏がいない状況での2議席から7議席への躍進。憲法改正の議論が始まると、この7議席は大きい。存在感はますます大きくなっていくでしょう。
結果論ですが、去年の末に分裂で大騒動となったものの「純化路線=当初の志を持っている人間だけで固める」は大成功。次の衆院選でも党勢拡大はほぼ確実と見ます。

参院選はあくまで政権選択の選挙ではないとはいえ、やはり際立ってきたのが
「ちゃんとした政党」
が多くの得票を得る、という「当たり前路線」が進んだと見るのが私の見解です。

私はずっと政治取材をしながら
「なんで当たり前のことが通じないかな~」
「なんで口先ばかりがこんなに強いかな~」
と日本の民度の低さに辟易としていました。

選挙の前だけ走り回って、無駄に握手をし続けて。
そんな連中ばかりが組織票を固めて勝っていく…そんな光景ばかりを10年も見続けてくると…正直言って悲しくなる時も多かったのです。

しかし、今回の結果はとても分かりやすいものでした。

勝った(議席数を増やした)のは…自民・公明・おおさか維新・共産。この4党。何度も言っている通りでこの4党は「分かりやすい」のです。
自民に関しては、「自民が」というよりは「安倍さん」が分かりやすい。第1次安倍内閣の時から言い続けている「日本人なんだから日本という国に誇りを持とう(自分たちを批判ばっかりしてきた戦後レジームから脱却しよう!)」というメッセージが…とにかくブレない。ここは本当にブレない。なので安保法案も通す。支持率が下がっても通す。

公明党は「弱者を守る」と言い続けてる。これもとにかく、ずっとブレない。事実、軽減税率も通す。これもバッシングがあっても通す。

おおさか維新は「東京一極集中を何とかするんだ!」と言い続けてる。大きく改革するためには自分たちも「議員数も減らす!議員報酬も減らす!」と宣言。大阪では議員さんや公務員がクラスJのシートに乗るときに1000円を自腹で払うのは当たり前。後はみんなエコノミー。こんなの、マスゾエさんの東京から見たら驚きの光景。でも、この姿勢が絶対ブレない。

共産も見事。これぞ「確かな野党」。個人的には全く支持はしないものの民主主義国家には絶対に必要な存在であることは確か。志位さんの手腕は年々研ぎ澄まされています。




こうして見てくると、民進党の姿だけがかすみます。
岡田さんは相変わらずの選挙の弱さ。小泉さんの時から取材してて感じてましたけれど、岡田さんほど戦いやすい相手っていないだろうなぁ…。
次の選挙では変わらないでしょうが…さらにその次の選挙のあたりでは…野党第一党っておおさか維新になってるんじゃないかな…。そんな気がします。
本気で生まれ変われない間はしばらくジリ貧なんでしょうね。可哀想だけれど、能力のない集団にはご退席願うのが民主主義国家の当然の掟。しょうがないのでしょうかね…。


東京キー局、もういくらなんでも、そろそろいい加減にした方がいいって…。
絶対にちょっと落ち着いた方がいいって…。

叱り飛ばしたり、きつめの言葉で批判などをしていましたけれど、もう完全に限度を超えていて、さすがにここまでくると「心配」になってきました。言っても…同じ業界に身を置くものとして…これはないわ、これはない。

参院選のために、全国で一生懸命に候補者のみんなが走り回っているときに、

舛添がケチだぞ~。
マクドナルドのクーポン券を使ってたぞ~。

舛添さんが辞めたらやめたで…

嵐の桜井君が人気だから桜井パパだろ!
知名度抜群の小池百合子が「小池の乱」だろ!

今度は、生中継でバカみたいな数のフラッシュをたいて、

「石田純一さんが会見です!」
「ちょっと足元見てみよう!」
「靴下、はいてないですね~~~~~~~~~」

本当に、もう大丈夫なのか?これでいいのかよ?東京キー局。これで、この放送で視聴率取って、それで嬉しいのかな。胸張れるのかな?俺たちは高視聴率を取りましたって言って。

都政と靴下は関係ないだろ。素足とかどうでもいいじゃん。いくらなんでも視聴者をバカにし過ぎだと思うのだけれど…このままで大丈夫なのかなぁ…。






みんな、しっかりと勉強して、参院選の投票、行きましょうね。
東京都以外の人、あまりにも関係ない話題でテレビは視聴率稼ぎに走っているけれど、なんと言うか…『動物園』みたいになってきたね。

個人的には大半の日本国民が今のテレビ報道にシラけてしまっているように感じるのだけれど…長期的に見てボディーブローのように効いてこなければいいのだけれど…本当に大丈夫なのでしょうか。

東京都知事選の話。

なんで参院選まであと僅かってこの時期に…しかも東京の人間以外は実質ほとんど関係のない「東京都知事選」の話を「全国放送」で垂れ流しにしているのか、バカメディアに対して色々と言いたいことはあるものの、とにかく一言で言うと…

大混乱

である。
小池百合子氏はしょうがない。安倍VS石破の時にあれだけ石破氏にベッタリだったのだ。自民党内で煮え湯を飲まされていたことは誰でも知ってる話。目立つのが大好き、という評判の小池百合子氏がこのチャンスを見逃すはずもなし。まさに「百合子の乱」であることは理解するが、それにしても、東京都議会の面々の体たらくは目を覆うばかりである。

ホントに…何がしたかったんだ?都議会の連中は。

混乱を招いただけじゃないか。選挙で50億円使うだけじゃないか。これはもう、かねがね堀江氏などが指摘していたことが「完全に正しかった」ことを全員で認めるべきだ。

文春さんが叩けば、他のメディアも乗っかる。国民総リンチ状態で舛添たたき。もちろん、舛添氏を追及することに異論はない。しかし

「冷静さを欠いたリンチ」

「よりよい未来のための問題追及」

はあまりにも違うものだ。あの一連のメディア大はしゃぎの舛添たたきはどちらだったのか?日本国民、もう全員分かってるだろ。
あの時、国民が公開処刑をするまで熱の冷めない民衆よろしく、懸命にバッシングを続けていた時期に、
「辞めさせてどうすんの?次に誰がやんの?金かかるじゃん」
と極めて冷静な指摘を続けていたのは、知る限り堀江貴文氏をはじめごく数人でしかなかった。あの時、ネットで堀江氏をバッシングしてたバカ共、ちゃんと彼に詫びたんだろうな?

私も当コラムで指摘させていただいたが…都議会の連中は「対案を出していない」のだ。

普段出られないテレビに出て知名度が上がってはしゃぐのも気持ちは分かるが、「叩く」ことは別に「未来」に繋がらない。私が以前のコラムで指摘したように、舛添氏の問題は

「給料は全額要らないので9月までだけでもやらせてくれないか」

と言い始めたあたりで、メディアも都議会のバカ議員も、いったんは「振り上げたこぶし」を収めるべきだった。そして、全員で、一度深呼吸をして冷静になるべきだった。そして

「東京都民の未来のためにはどのようなシステムを構築すべきか」

を真剣に議論すべきだった。そんな話し合いは絶対に視聴率を取らない。なので、一気にマスメディアにそっぽを向かれるだろう。そんなこと分かってるが、それでも『一番つまらないマトモなこと』をしていくべきだった。平たく言えば

政治資金規正法の改正

をしていくべきだったのだ。東京限定でもいいので、ザルのように税金を使えないシステムを話し合っていくべきだった。




メディアが叩いてる~♪じゃあ乗っかってリンチしとこーぜ♪
舛添辞めねーな~じゃあ誰が最初に辞めさせるかゲームだ~~♪
やっと辞めたぜ!しつこかったぜ、このハゲ!うっしゃ!ゲームクリア~~~♪




結局、ゲームをクリアしただけ。
東京都なんてどうでもいい。視聴率が欲しかっただけ。テレビに出たかっただけ。ストレスを発散したかっただけ。
対案なんであるわけもない
次の候補者?いるわけもない

当たり前じゃん。だって、ただのリンチゲームだったんだから。

小池百合子氏もはっきり言えばいいのだ。
「私は目立ってチヤホヤされるのが大好きなのに、全然今の自民では重用しないんだからもっと目立つところに出たのよ」と。

公約の第一が「即時、都議会を解散」って?出来るわけないだろ。アホか。リコールして自分で新政党でも作ってみるつもりか?それで候補者も当選者もみんな作れるってか?
そんなこと、小池氏の人望で出来るわけないだろ。
目立ちたいから出たんですって。このままの安倍バンザイ自民党では、石破バンザイの私は出世できないから都議会と戦うアピールしてテレビからチヤホヤされたいんですって正直に言った方がよほど気持ちいい。

逆に、本当にそこまで全部できたから、あの男は偉大なのだ。いや、いいや。もう一般人だし。



なんの追及もしないままにただ単に放り出して場を収めようとした超低能バカ集団の東京都議会議員たちも、なんの具体的な工程表も道筋も示さずに「公約の第一は都議会の解散です~」という小池百合子氏も全く同じだ。

文句言ってるだけ

カッコつけてるだけ
だ。

小池氏もこう言われたくないのであれば、ちゃんとした工程表を説明すべきだ。あそこまでぶち上げるのであれば。
どうせ都議会なんて何の改善も出来ない。
どうせバカ都議会議員たちはこれからも都民の税金をお小遣いとして使い続ける。
1年…いや、半年も過ぎれば、視聴率も取れなくなったマスコミはそっぽを向く。そうなったらこっそり全部元に戻すさ。都議会の自民党軍団のやりそうなことだ。だって簡単だ。

スカスカのザル法である「政治資金規正法」が何にも変わってないんだから。

システムが変わらない限り、闇は続く。そんなもんだ。

ま、関東限定で視聴率も取れるようなので、これからも有名人立候補者のバカ騒ぎがしばらく続いて、またいつものグデグデ都議会が繰り返されるのだろう。99%以上の確率でこの未来予想は当たるとみた。

本当に下らない。

先週から世間を騒がせているある裁判官さんの話。
私がMCをつとめる「バラいろダンディ」でも何度か取り上げさせてもらいましたが、ツイッターなどに上半身裸の映像を投稿し、注意を受けたという話。
基本的なテレビコメンテーターのスタンスで言えば
「これはないだろ!」
「裁判官である以上、自分を律しなければいけない」
「このパンツの男に裁かれる人はどんな思いがするだろうか!」
と批判的なものが多いのですが…これは「気持ちは分かる」ものの…

これらのコメントは間違っている、と断言せざるを得ません。

いえ、気持ちは分かりますよ?分かります。この人に裁かれたくないとかね。
でも、一応、我々は日本人です。なので、日本人はちゃんと憲法に書かれている文言を呼んで、その内容を把握して生きていかなければいけません。これはみんなで守っていることなのですからしょうがありません。

日本国憲法の13条と14条。有名ですよね。皆さんもご存知の通りでこう記されています。



第十三条  すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

第十四条  すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない



はい。これらは日本国憲法の中でも最も大切な条文の一つなのでちゃんと把握しておかなければいけません。そうです。上記したテレビコメンテーターたちの発言は、基本的にこの「日本国憲法の理念」に著しく反する考え方です。

いや、私だって彼を変態だとは思いますよ?思いますって。あの裁判官は。確かに変わってますがな。テレビで「この人パンツ一枚だ」って言われたので本人が「パンツじゃありません。水着です」とか…どうでもいい反論をした、とかニュースになってましたけれど、もちろん『普通ではない』とは思いますよ?私だって。

でもね「普通」って何ですかって話ですが、それは「多数派(マジョリティ)」だって話でしかないんです。世の中には「少数派(マイノリティ)」だっていて、日本国に住む人間は憲法に記されている通り

「少数派(マイノリティ)も認めていかなきゃいけない」

のです。これは日本の憲法に書かれている理念なんです。
テレビコメンテーターの中には
「個人の趣味はいいんですけれど、ツイッターやインスタで公衆送信するのはいかがか?」
ってコメントしてる人もいるんですけれど、その人もお願いだから憲法を読んでください。



第二十一条  集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する



はい、誰でも知ってる21条です。「表現の自由」は保証されているんです。彼が「個人の思いや表現の吐露の場」である「SNS上」で何をしようが表現しようが、猥褻な映像など「違法な画像」でない限りは…基本的には「批判する」ことは憲法の理念に反します。

こういうことを言うと「批判も一つの表現である」とか小学生レベルの屁理屈をこねる頭の悪い人がいるんですが、完全に間違っていますからね?だからその「批判」をするなってことを13条と14条で書いてるんだってば。受け入れろってこと。と、言うか「いろいろな人がいることを理解しなさい」ってことなんですけれどね。日本人って…ほんとに差別主義者だらけだからな~。

日本では、多くの人は多くの価値観と多くの宗教・知識とともに生きています。それらはみんな間違ってはいないし『人の自由や福祉に反しない限り』は受け入れなければいけないものだったりします。この裁判官さんのSNSは明らかな「個人のみの発信の場」でしかありませんので

イヤなら見るな

で済む話です。間違いなく「公共の福祉」に反してはいません。絶対に。
「この人に裁かれるのが嫌」
という心境には、裁判官を務める方々は出来る限りの配慮をすべきだとは思います。しかし、そんなことを言い始めたら「巨人ファンの人間に阪神ファンの俺は裁かれたくない」とか言い始める人間まで出始める可能性まであります。
限度ってものはあります。これも単純な話で
「じゃあ裁かされるようなことをするなよ」
で話は終わりです。

「変態裁判官だ」とバカにすることはテレビ的に面白いでしょうし、視聴率も取れるのでしょうが、テレビでコメントするのであれば、憲法の理念を勉強してもいない状態でペラペラしゃべるのってどうなんでしょうね?
テレビって「公共の電波」なので大変な影響力があります。特定のタレントさんに「そういう意見」がある分には問題ないと思うけれど、司会者やアナウンサーが同じスタジオにいるのであれば、基本はフォローしないと。全くフォローしていない勉強不足のアナウンサー、すでに先週だけで何度も見たけど、あれ、大丈夫なのか?

ちなみに、他の新聞などに載ってた通りで、そもそもこの裁判官さん、めちゃ評判のいい人で頭もいいらしいです。間違った判例や犯罪を犯したらその時に叩けばいいんじゃない?個人の趣味くらい…いいじゃん?と思うんですけどね。どうなんでしょう。

参院選が次の次の日曜日です。

各局はこぞってやってるわけです。「参院選特集!」「皆さん、参院選に行きましょう!」「各政党のマニフェストはこうです!!」

なんと言うか…ちょっと残念なのは、私が最前線でやってた7年前とか10年前とか…あの時から何で『全然進歩していない』んでしょうかね…。大手マスメディア、もう少し「工夫」とか「進化」はしようと思わないのか、少し心配になります。こんなの…

全く意味のない報道だ

ってもう日本国民、ほとんどわかっているのに…。なので、もっと詳しい情報や真実を求めようとネットに流れて行っているのに…。



新聞やテレビ報道は大きな影響力を持ちます。当然です。
テレビは公共の電波放送を使って放送していますし、新聞も準公共機関に近い駅やコンビニの売店で販売されています。個人の発信するブログや個人メディアはそうはいかない。影響力も大きいので、特権階級的な取材もすべて許されています。

大きな影響を与えた以上は、私は最も大切な役割こそ「過去に自分たちが無責任に行ってきた情報垂れ流しニュースの検証」だと考えています。

具体的に言いましょう。

2009年。圧倒的な国民世論の声に押されて、鳩山民主党政権が誕生しました。支持率は70%を超え、大変な日本国内の盛り上がりを見せました。テレビでも軒並み高視聴率。
でも、私は一抹の不安と違和感を感じていました。

このまま盛り上がることが公共の電波放送の役割なのだろうか?

もちろん、慣れない初めての政権運営。政権が交代した直後くらいは緩めな報道をすることは世界でも行われていることです。しかし、メディアの役割として「その後の検証」は大事なはず。

私は、2009年の夏の…いわゆる「政権交代選挙」の時に、
「麻生さんの密着をしたい」
と訴えました。もう、世間の流れは民主党政権に傾いていることは誰の目から見ても明らかでした。私は、その時の「自民党サイド」を見てみたかった。麻生さんを先頭に、自民党政権がどのような戦いを見せるのか?

自民党は懸命に訴えていました。

「変な盛り上がりで本質を見逃してはいけない!」
「民主党政権になったら、国内は大混乱します!」
「彼らが言っているような改革は絶対にできない!騙されないで!」

誰も聞いてくれませんでした。
誰も耳を傾けませんでした。

舛添さん騒動の時とほとんど同じ空気感です。冷静さがないんです。日本人って。「祭り状態」になると、もう、そっちに走っていくしかなくなるんです。

私、今ならわかる気がします。アメリカと、絶対に勝てない戦争に突き進んで、原爆を落とされるまで止まることの出来なかった日本人の70年前の姿が。



結果、2009年に民主党政権、誕生。
結果は皆さんがご存知の通り。

話題になった「事業仕分け」もそうです。派手な、センセーショナルに行われた事業仕分けでしたが、半年以上たった後、私たちは番組内で大検証を行いました。

「これは利権の塊と言われてもしょうがない!」
「この事業はもう辞めましょう!」

大変な話題になった事業仕分けでしたが、蓋を開けてみれば一目瞭然。蓮舫さんたちが懸命に仕分けしていった内容は…無残にもそのほとんどが『無視』されていました。あっと言う間でした。まだまだ不勉強なままの民主党議員たちは…わずかな間に霞が関の官僚たちに言いくるめられてしまっていました。大量に作られている天下り組織の数々は…名前を変えるなどしてちゃっかりと存続していました。

「エラそうに大々的に言っていた事業仕分けも全く意味のない行為と言われてもしょうがない!」

私が番組で主張して以来、他の番組も追随する形で後追い検証をし始めました。結局民主党政権は
子ども手当も
農家の戸別保証も
ガソリンの値下げも
いや…もはやマニフェストの最初のページにしっかりと書いてあった17兆円をねん出する!という話も完全に忘れ去り、何をやりたいのかどこに進みたいのか全く分からない政権になり下がりました。

民主党も自分たちの反省をもっとちゃんと正確にやらなければいけない。でないと、誰が信じるでしょうか。
メディアももっと反省しなければいけない。どんどんネットに視聴者を奪われるだけです。

自民党もそうです。
今回の経済政策は残念ながら叩かれてもしょうがない。「何があっても消費税は上げる」と言い切っていたのだから。上げられなかったということは失敗したということ。
「憲法の改正」を党是にしている自民党を応援はしますが、これも繰り返し言っている通りで、自民党の掲げる「少子化対策」と「地方創生対策」ははっきり言って子供の作文レベル。絶対に改善なんてできません。バカフェミニストとアホ厚生労働省の意見を聞いている間は、絶対に少子化は改善できません。金がかかるだけです。間違いをちゃんと認めなきゃ。



公示期間となり、今のテレビは大人しく、ヘロヘロの報道を続けています。

何やってんだよ、と。

今だろ。今叩かなくて、いつ叩くんだよ?

選挙の前です。徹底的に「ちゃんと言ってたことを実行したのか?」を検証しなければいけない。大事なことは「結果」です。「政治」とは「結果」なのです。だって、国民のお金を使わせてもらってんだから。無能者にはご退場願わないと。口先だけの「高知のぼる的政党」は、赤じゅうたんの上から叩きだす必要がある。

結局、今回の参院選で勢力を伸ばすと言われているのが3つの政党。

公明党。何が何でも「弱者救済」と言い続けた。結果、軽減税率を通しました。これは賛否あったところで「言ったことはやっている」ことは間違いない。

おおさか維新。地方創生を叫び続けて、大阪でのマニフェスト達成率は優に90%を超えてます。この数字は文句のつけようのない数字。これを「中央」で出来るのかどうか、その説明がまだもう少し足りないものの、どう見ても現段階ではちゃんとやってる。

個人的に支持はしないものの「確かな野党」をうたった共産党は、はっきり言って…今回、一番見事。野党共闘を成し遂げ、与党自民党に徹底的に反対の姿勢を続けています。これも「言ったこと」に関してはやってると言わざるを得ない。支持はしないが、一定の認めざるを得ないところは確かにあります。


「言ったこと」をちゃんとやってる政党って、結局支持されるのでしょう。
口先は誰でも言える。
特に政治家。選挙の前だけ必死になって「上手にしゃべってる」ことは間違いありません。

でも、もうそんなのバレるんだって。
ネット社会だし。絶対にごまかせないんだってば。
「難病の義理の父親の介護をするんです~」
て言ってても、そんなのウソだってばれるんですって。お前、ただのジゴロじゃんかって。バレるようになってきているんです。そんな「口先がうまいだけ」の「高知のぼる的政党」をまた当選させる気か?

頑張れよ、テレビ!
もっともっと、攻め込めよ!

ちゃんと普段から討論をしておけば、ああやって共産党が「実は自衛隊に対して人殺し集団と考えている」ことも引き出せるじゃん。ちゃんとテレビもやらなきゃダメです。ああやってポロっと出すのを、もっと!もっと!引き出さないと。



もう一度言います。
「政治」とは「結果」だ。
「口先上手いだけクン」はもう赤じゅうたんの上に要らない。
参院選、みんなでちゃんと見抜きましょう!




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