2016年10月

大学時代からの友人とお茶をする機会があり、先だっての僕の騒動について3時間ほど話し合いが出来ました。

彼女はとにかく性格がよく、面倒見がいいことから学生時代から僕たち男子学生に人気で、結婚して母親になった今でも変わらずに面倒見がいいというか…こういう状況になった僕が気になったのでしょう。今は名古屋に住んでいるそうですが、東京に仕事に来るチャンスに、僕に声をかけてくれたのです。

そこで彼女に言われた解説は、今回の一連の騒動をとてもよくまとめてくれており、僕自身がとても納得できるものでした。



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今回の一連の騒動では、世間の一般的な評価と、ずっと僕のブログの読者でいてくれていた皆さんとの「温度感」がとても違うことが気になっていました。

「多くの透析患者」を「誹謗中傷」した

まず、世間は僕を上記のように表現します。「多く」の透析患者に対して「誹謗中傷」した、と。
言うまでもなく、これは間違っています。何度も改めて読み直しておりますが、そもそも僕のブログ記事は米印で注釈も打っているように

「ごくごく一部」のモンスターペイシェント(態度の悪い患者)に対して書かれているのであって、問題と言われた9月19日のブログであっても、文章中に何度もその注意書きが記してあります。

こちらのブログに寄せられている多くの僕を擁護するコメントの通り「長谷川さんは一部の人にしか言っていないじゃないか!」というコメントは、やはり間違いありません。僕も何度も読み直していますが、確実にそれは「理屈上」はあっています。実際に何人の弁護士先生にも確認させてもらっていますが、
「米印までつけて注釈を打っている以上『ごく一部の患者』に対して文面であることは確か」という確認は全先生方が認めてくださっています。

しかし「多くの」透析患者を「中傷した」と言われています。

また「中傷した」というコメントも、僕はありえないと考えています。
僕も何度も何度も読み返しています。しかし、どう読んでも「社会保障制度への警鐘」以外は書き込まれていません。これも「以前からの僕のブログ読者」がコメントでも多く擁護してくださっているところです。

そして、繰り返しますが「文面上」は、やはりそれで合っているのです。僕は一度だけでも短い文章でもなく、何度も繰り返し、日本の社会保障制度の未来を憂う文章をつづっています。どこをどう探しても
「透析患者のバーカ、バーカ」
と書かれている文章などは存在しません。

こちらも弁護士先生に確認させていただきました。僕の文章は「透析患者への誹謗中傷」には「確実に該当しない」旨、確認が取れています。




しかし、未だに僕を誹謗し、攻め立ててくるコメントが後を絶ちません。
メディアの中でも、未だに「透析患者を誹謗中傷した長谷川が…」と記事を書いているサイトもあります。もちろんこれらの記事に対しては、今後、文章を改めてもらうように要請していくつもりですが、それ以上に今回、僕には解き明かしたい「興味」があったのです。

なんで、こんなに多くの「誤解」や「誤読」が生まれているのか。

もちろん、ただの「長谷川嫌い」「長谷川ヘイト」が非常に多いことは確かです。僕の評判が落ちればそれで嬉しいだけの人間も少なくないのでしょう。
文章自体を読まずに、ネットニュースのタイトルだけを見て、感情的になっている人もかなりの割合いるのでしょう。

なんでここまで文章を読まないのかな~…

正直に言って、そんな戸惑いがずっとあったことは確かです。
ですが、そんな僕に大学時代の友人が話してくれた解説は、本当にあまりにもよく理解できるものでした。



「ハセ、言葉には『意味』と『力』の2つがあるんだよ」

「ネットでは強い文言なので『殺せと言った』ばかりが言われてるじゃない?」

彼女は僕に話し始めました。ちなみに彼女は、学生時代は同じ放送研究会のアナウンスの部門にいた同志です。母親となった今でも、アナウンスの仕事を続けているだけではなく、ペンネームを使って自分の読んだ本の感想などをサイトに書く仕事もしているようです。そんな彼女はさすがに僕と同様に…いえ、それ以上に「言葉」に対してこだわりのある人なのです。彼女の言葉はとてもまとまっていてわかりやすかったので、記憶している限り、言われたままに綴ります。

「今ネットでは、ハセの『殺せ』と言ったってことばかりが強調されてるじゃない?確かに、あの言葉は絶対に使っていい言葉ではないんだけれど、実は印象を絶対的に悪くしたのは、そっちじゃないと思うんだよね」

「え?どういうこと?あの言葉以外に何かあったっけ?」

「まずかったのはね…『自業自得』という表現だと思うよ?」

「一部のモンスターペイシェントに対して使ってる言葉だよね?問題行動をする患者は…俺は今でも自業自得だと思うんだよね」

「ハセ、言葉には『意味』と『力』の2つがあるんだよ。ハセがタイトルに使てしまった『そのまま殺せ』っていう言葉は、ハセが言うように『実はそんなこと本気で言ってない』って多くの人が分かってる。でもね、その前に使っている『自業自得』っていう言葉、これはハセが思っているよりもずっと残酷な言葉なんだよ」

「ふむふむ」

「『自業自得』っていう言葉は『落ち度のある人がその分の責任を背負う』っていう意味はあるけれど、それはあくまで『辞書の上の意味』でしかなくて、言葉の持つ『力』というか『影響』というか…『自業自得』っていう言葉はね、『真面目な人にこそ刺さっちゃう言葉』なのよ」

「ん???」

「人間なんて、どんな人であっても、どこか「自業自得」な部分を背負ってるわけ。でも、本当はハセが攻めたかったモンスターペイシェントは…むしろ、そんな自覚はない人たちなわけ」

「確かに…俺が目にした患者はそんな感じだった…」

「でも、ハセの使った『自業自得の人工透析患者』っていう表現は、ハセが攻めたかった『モンスターペイシェント』であなくて、本来であれば、ハセが守りたかったはずの『真面目で責任感が強い誠実な患者さん』にこそ刺さっちゃう言葉なの」

「…あ…」

「私も、かなり自分で抱え込んじゃう人間だから、よく分かる。『自業自得』って言われちゃうと『そういえば、あの時の自分がダメだったかも…』『あの時、こんなこと出来たかも…』って、とてもつらい気持ちになる言葉なのよ。ハセは本当はそういう真面目な透析患者を救いたいからあのブログを書いたんでしょ?」

「そうだ。このままだと、絶対に政府は『透析患者は一律で1割負担』って言い出す。もう目の前まで来ていることは間違いないんだ。だからこそ、どこかで線引きして、他の患者にまで迷惑をかけるモンスターペイシェントは切り離す努力が必要だと訴えたかった」

「そう伝わらないんだよ。『自業自得の透析患者』ってタイトルを打った段階で、真面目な人ほど『あぁ、私は責められている』『そういえば自分はあの時、一度だけ薬を飲み忘れていた…』って自分の落ち度を探し始めちゃう。そんなミスくらい、ほとんどの患者が抱えちゃってる。だから、大半の透析間やそのご家族が『長谷川さんは私を自業自得だと責めている!』「私は自業自得だから死ねと言ってきている』って受け取っちゃう。真面目な人ほど、強くそう思うの」

「…それは…」

「私も文章を読んだけれど、確かに文中にちゃんと注釈はあるよ?でもタイトルは文章の顔だから、そのタイトルを読んだだけで、もう、悲しい感情が溢れちゃうんだよね。で、冷静な感情で文章を読めなくなっちゃう。ハセは『多くの患者は治療費を全額出してでも救うべきだ』ってちゃんと書いているけれど、その文章までもう持たないんだよね。辛いくなりすぎて…」

「…ぐむむ…それは…」

「言葉には『意味』だけじゃなくて、その言葉が持つ『力』があるんだよ。『自業自得』っていう言葉は真面目な人を、とても追い込んじゃう『力』を持った言葉なんだよね。理論上はハセの言ってることも間違っていないので、例えば裁判とかになったとしたら、ハセの言い分は通るかもしれない。でも、あのタイトルのつけ方はハセの言いたかったことが全然伝わらない。受け取る側も人間なんだから。あのタイトルはやっぱりたくさんの人を傷つけたんじゃないかな…」





情けない話ですが、彼女の言うことには一言の反論もできませんでした。
彼女の言う通りです。
言葉には『意味』と『力』が存在します。
なので、ペンは剣よりも強い暴力となるときがあるのです。言葉の持つ攻撃力が相手を突き刺すからです。

そんなことは、アナウンサーである僕こそが、誰よりも分かっていなければいけないことでした。

僕は『自業自得の透析患者』という表現を、自分の取材したときに目にしたモンスターペイシェントに対して使っています。そして、その説明は文中に二度も三度も書かれていました。

なので、全員、それをちゃんと読み解いてくれていると勝手に考えていたわけです。だって注釈つけてるし~~と。

しかし多くの真面目な…一般的な患者さんの誰の心の中にでもある「自業自得」の概念。全くモンスターペイシェントでも何でもない患者さんの多くやそのご家族に『長谷川は自分に対して殺せと言ってきた』という誤解を与えてしまったわけです。

だって「自業自得の透析患者」とタイトルに書かれているから。

「自業自得」という言葉がカバーする範囲が広すぎたのです。これが、あのタイトルがもっと正確に…



「医師の言うことも聞かず、看護師のお尻を触って喜んでいるような不良患者は、他の患者さんへの迷惑だ!そんなやつら、全額自己負担にせよ!そんな連中が『俺らの医療費は国が払いやがれ』と言ってきたなら、そんなバカ、そのまま殺せ!このままじゃ日本の医療制度は崩壊だ」



という文言だった場合・・・確かに何の問題も起きていない可能性があります。確かに、彼女の指摘するように『殺せ』の文言がそのままの意味でないことも伝わりやすくなります。もっとも、それでも「殺せ」はよくないのだけれど…。



僕は今回、大切にしてきた多くの仕事を全部失ってしまいました。
大切な仲間たちに、多くの迷惑をかけてしまいました。
僕の唯一の武器である「言葉」で沢山の人をいやな思いにさせてしまったためです。

今は逃げずに向き合うべき。
そして、何があっても言葉のミスをしないように、しっかりと成長すべき。

わざわざ名古屋からありがとう。大切な友人に心からの感謝を込めて。

しばらく更新していませんでした。二つほどご報告があります。

まず、私が問題となった9月19日のブログ内において、一部分を引用させていただいた方がいるのですが、行き違いから、メールが上手く届いておらず、結果として無断引用の形となった事態がありました。その方には不快な思いをさせてしまったので、お詫びに行ってまいりました。

その方は「だいちゃん」さんと言って、僕と同じようにサイバー社「スポットライト」の公認ライターでもあり、僕自身、だいちゃんさんのコラムを何度も目にしていた関係で、とても分かりやすくまとまっていた部分を4行ほど引用させていただいたところ、「著作権侵害だ」などと拡散される事態となりました。

「著作物」とは「もっぱら思想または感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術または音楽の範囲に属するもの」など、いくつかの定義が存在します(著作権法第2条)。

今回は、著作物に該当しない「国や地方公共団体又は独立行政法人の告示、訓令、通達(著作権法13条)」等に該当する表記が、だいちゃんさんのブログでとても分かりやすくまとまっていたので、該当の4行を引用させていただきました。

しかし、だいちゃんさんとの連絡が上手く取り合えないままに、無断(お断りなし)で引用することになり不快な思いをさせたことは間違いない事実です。これは僕の失態です。特に彼のようなPVが収入に直結するような方の場合、ちゃんとリンクを紹介してお互いが嫌な気持ちにならないようにすべきでした。
なので、

不快な思いをさせてしまったこと。
また炎上騒動に巻き込んでしまったこと

などを直接会ってお詫びしてきました。
だいちゃんさんはもともと、先天的な原因で20歳のころから透析を受けていらっしゃる方です。しかし、生活保護などに頼るのではなく、フリーのライターとしてブログなどを中心に発信を続け、今では僕を何倍も上回る広告収入を得ている人です。彼は今、自分のことを「ハイパーメディアブロガー」と名乗っていますが、身体障がいを持ち、人工透析を受けつつ、あそこまで自由に発信できる方は日本で他にいないはずです。
彼のコラムの中で僕が特に好きなのが

人生という「クソゲー」を攻略してみるのも悪くないかも

というエントリーで、若くして1級障がい者となっただいちゃんさんが、まっすぐに人生をとらえている姿がとても印象的な文章です。ちなみに、多分一番彼の文章で有名なのは乙武さんの話だと思いますが…(【乙武洋匡ちょっと出てこいや!!】妊娠初期に障害児が生まれるかどうか分かると便利です

もともと、好きなブロガーの方だったので、会ってみて話がとても合いました。もちろん、だいちゃんさんは僕にも言うべきは言い、理解すべきは理解してくれ、とてもバランスの取れた方でした。何時間でも話し込んでいられそうでしたが、その日は夜に予定が入ってしまっており、3時間弱で終了。もっといろいろと話したいことがありましたがとにかく会いに行けてよかったです。



もう一つはインターネット上で署名を集めることのできるサイトで、僕に対して謝罪を要求する署名を集めていた野上春香さん(仮名)とおっしゃる方と会えたことです。
その署名が2万5千を超え、僕に直接手渡しして下さったのです。
その時、ハフィントンポスト日本語版の方が

「こういう炎上的な騒動の時は、とかく『空中戦』になってしまい、大切な議論がなされないことがもったいない。よければ直接会って意見交換をしてみては?」

と呼びかけてくださったのです。二つ返事でOKし、野上さんともお会いすることが出来ました。

野上さんはご自身も腎臓に疾患があり、長らく食事制限や運動制限をしてきている方で、僕と同じ昭和50年生まれです(彼女は早生まれなので、学年は一つ上でした)。
こちらも、2時間以上にわたり、活発な意見交換ができ、素晴らしい時間になりました。

まず、何を持っても、不快な思いをさせてしまったことをお詫びし、集まった署名を拝受いたしました。
本来であれば、皆さんに直接お会いして顔を合わせてお話すべきですが、まずは野上さんにしっかりと謝罪、そして問題となったブログ記事が、どのような経緯で書かれ、どんな思いを詰めたのかをお話しさせていただきました。こちらはハフィントンポストさんの記事の出る前に全部話をしてしまっても申し訳ないので、記事が出たら、またその時にでも紹介させていただきます。

一点申し上げれば、野上さんに会えて一番よかったのは、お互いが「意見は違うが、それぞれ間違っていない」ことを確認し合えた点だと言えるでしょう。
野上さんは腎臓病を抱える患者の立場から「社会的弱者の立場に立った人たちは社会全体で守らなければいけない」という視点をお持ちでした。当然ですし、日本のごく一般的な価値観なのではないかと思います。

と、同時に私は昔から少子化にまつわる取材などを長年し続けてきた視点から「このまま医療費が増え続けてしまっては、搾取されている若者世代や借金を背負わされる子供たち世代の方が、実は社会的弱者になっていくのではないか」と危惧しています。野上さんは「搾取」と言う表現に違和感を感じてらっしゃいましたが、僕はここまで限界を超えてお金を取られている以上、表現的には「搾取されている」と言わざるを得ないと考えています。

このように、意見は違うとことも多々ありましたが、僕も野上さんも今から50年以上前(1961年)に出来た年金や保険システムが、今の時代に合う訳もなく、どこかで抜本的な改革が必要になってくること、その時は「残酷」ともいえる「選択」を強いられる可能性があることなどは意見が合致しました。野上さんに会えて、お話が出来て、本当に良かったです。




お二人にも伝えたことですが、僕の誤った表現によって、気分を害した人も大勢いらっしゃる以上、表現者である僕は丁寧に反省し謝罪していくことが大事だと考えています。

そして「謝って、はい、お終い」…ってのは少し違う気がしていて、自分の中で出来ることを今は考えて見つめ直しているところです。
今の僕は仕事も一つもありませんし、何の発信力もないですが、何度もブログで書かせていただいている通りで、僕は透析の現場を「見て、取材して」います。透析という治療自体が、お金がかかる以上に、患者の皆さんの苦悩がとても大きいことを実感しています。

なので。

僕は今回のことにある一定のけじめがつけば、日本の「腎移植」がもっと進むように、自分の出来る範囲から働きかけをしていこうと考えています。
これはまた後日書かせていただきますが、日本では、世界でありえないほどに「腎移植」が全く進められていない国なのです。本来ですと、そもそも先進諸国における「人工透析」という技術は「腎移植までのつなぎでしかない」という意識が常識です。

日本の人工透析患者数は、人口の比率で考えるとあまりにも多すぎるのです。

世界の中で進みまくって…までいかなくていいのです。せめて、もう少しだけでも、世界で平均レベル程度であっても腎移植が進めば、救える人工透析患者はかなりの数がいるはずなのです。

イヤな気持ちにさせたのであれば、落とし前は当然。
自分なりの行動に、いつか移していければと考えています。

今は再出発がどうとか次や未来のことを考える時期ではなく、まずは自分を見つめ直すこと、そして自分の反省点を炙り出して、もう一度ゆっくり立ち止まって、反省すべきを反省して、改めるべきを改めるときだと考えています。

そんな時には皆さんが送ってくれる沢山の応援メッセージはもちろんとても力になります。助けになります!感謝しています。
そして、それ以上に自分の身になるのは、今の僕に対して「感情論」ではなく、冷静に「批判分析」してくれる方ではないかと思います。

この中間、多くの僕に関する記事を目にしましたが、未だに「透析患者を殺せと言っている長谷川」とか言い続けている人たちは、もうここに来ては無視するしかありません。そういう人たちは僕を中傷したいだけです。ほっとくしかない。文章中に何度も「そうじゃない」と注釈まで打って、それでも揚げ足を取ってる人には、そのままやらせておけばいいだけのこと。

ですが、中には本当に為になる、僕自身がうなってしまうような記事があります。

特に、一番大きく頷き、驚くほどに的を射ているなぁ…と感じたのが、ファイナンシャルプランナーでシェアーズカフェ・オンラインの編集長をされてらっしゃる中嶋よしふみさんが書かれたこちらの分析記事です。

元フジテレビアナウンサー・長谷川豊氏の炎上と番組降板を招いた3つの勘違い。

読んでいただいて分かる通り、全く僕の擁護記事ではありません。しかし、とにかく感情論ではなく、冷静に僕の降板劇を分析してくれています。僕の文章もちゃんと読み取った上で書かれていて、一定の理解を示す部分はそれも書いてくれています。

詳しくはぜひ読んでいただきたいのですが、何よりこの「3つの勘違い」があまりにも的を射ていて、僕はこの中嶋さんの文章を、今まですでに10回くらい読み直しています。一つの反論もありません。特に

「長谷川豊氏はブログジャンキーだったのではないか」

という指摘は、まさに言い得て妙。これは僕も、実感として納得できる部分が多いのです。

僕は以前勤めていた会社を辞める時に、あまりにも事実と違う内容を大きく流布され、子供たちの未来のためにもこのままではいけない、と考えました。
しかし、大手のマスメディアを敵に回して、僕を取り上げてくれるような媒体はもちろん皆無でした。
僕の発信手段はあの段階で、個人メディアであった「ブログ」しかありませんでした。

そのブログで、僕は名誉を回復できました。

幸い、報じられている内容がウソであることを証明できる、個人的なメールも残っていましたので、それをPDFファイルでアップしてから、完全に流れが変わりました。
僕を支えてれる嫁さんの名誉も、子供たちの名誉も、大切な両親の名誉も、全部を取り戻し、キー局の影響力の及ばない、大阪の準キー局やMXテレビにて、次々レギュラーを頂けたときの感動は、今でも忘れられません。

しかし、中嶋よしふみさんの指摘されるように、僕はどこまでもその「ブログ」というツールを「無責任な個人メディア」だと捉えていた部分があります。これもまたご指摘の通りで、8割くらいの力で、どんどん発信して、間違いがあったのなら、その時に訂正しとこう、という気持ちで発信を続けていたことは間違いない事実でした。

これは、ひょっとすると、法律的には一定の間違いではないのかもしれません。
表現の自由の範囲でもあるのかもしれません。
僕のブログを転載してくれていたBLOGOSなどからも、別にお金をもらっていたわけではありませんし、僕は自由で少し過激なことも言う場所と捉えていました。

事実、僕はフジテレビ時代から含めて17年以上アナウンサーをし、その大半が原稿も用意されない生放送でしたが…ただの1度も不適切な発言をしたことはありません。当然です。プロのアナウンサーですから。
連載も他の媒体でしていました。毎月14本の原稿を書いていました。そちらでも全く問題のある内容を書いたことはありません。当然です。連載である以上、お金をもらっていましたので、責任があると考えていたのです。



僕は、個人的なブログである『本気論・本音論』というブログに、あまりに多くのPVが来ることに、とても気持ちよくなっていたのだと思います。
中嶋さんの指摘する「ブログジャンキー」だったのだと思うのです。

本来、あんなに尖った表現をする必要はありません。
尖った表現の方が確かにPVは伸びるのですが、そもそも、そんなに戦う必要自体がありませんでした。でも、どんどん反応が大きくなって、とても気持ちよくなっていたのでしょう。僕の表現や言葉はどんどんエスカレートしていっていました。

中嶋さんが指摘されるように「ブログとは本来、とても難しい表現媒体」であることは間違いないと思います。
それをあまりにも軽んじていたと言えるでしょう。文中の中川淳一郎さんが指摘されているように、炎上なら他の方が不快に思わないように気を使わなければいけない、そんな当初は当然のように思いやって考えていた部分すらもほったらかしのまま文章を書きなぐっていた気がします。




多くの誹謗中傷もありますが、今回の件で、こうして冷静に指摘して下さる方も大勢いらっしゃいます。
今の僕がすることは、一度ちゃんと立ち止まって冷静にそれを受け止めることです。
少なくとも、今まで綴ってきた

無礼な表現
他者を無用に陥れるような書き方
根拠の乏しい断言

等は、この時間を使って、これから整理していきたいと思っています。
言葉は、どんな時もとても大切なものです。まず、頭をしっかりとリセットすること。そして、自分と対峙して見つめ直すこと。

応援してくれる皆さん。
いつも本当にありがとうございます。
そして、厳しいご指摘をくれる皆さん、感謝しています。

一度ゆっくり立ち止まります!



いやぁ…長い2週間でした。
ざまぁありません。応援してくれ、声援を送ってくださったすべての方々に感謝します。
昨日のYAHOOニュースでも流れました通り、僕のフリーアナウンサーとしての象徴ともいえるお仕事であるTOKYO MXの「バラいろダンディ」は10月4日の放送をもって降板となりました。

MXのみんなは全力で守ってくれました。
感謝の念に堪えません。

僕を見守ってくれた全ての方々、そしてもしご興味を持たれた方々もいらっしゃれば、一緒にこの僕の2週間を振り返ってみませんか。




読売新聞に出ていた「医療費がついに40兆円を超えた!」「速報値では1年で1.5兆円増えた!」という記事を受けて、僕は以下の記事を書きました。

バカ老人が病院でお茶会をするために、若者たちから金を搾取る国=日本を改善せよ! 叩きなおすべきは「社会保障給付費」だ!!(9月13日)

自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!!(9月19日)

繰り返す!日本の保険システムと年金システムは官僚から取り上げ民間に落とせ!(9月20日)

人工透析の現場と現実(9月22日)

余りの低レベルな言葉狩りに戸惑っています(9月24日)

このままでは早晩、日本の社会保障は崩れる。日本の未来のために、子供たちのために、現役の子育て世代のために、真剣に書いたつもりです。
しかし、19日の記事は、タイトルに非常に乱暴な言葉が使われており、また内容も一方向からの部分があったので、ネット上の炎上ネタになってしまいました。ネット上ではこの記事だけを執拗に取り上げられました。

ここに飛びついたのが、ネットに張り付いている人たちでした。
ベッキーちゃんの時と同じですね。
テレビ上に出ている人間を引きづり降ろすまでがゲームの人たちです。

叩かれ、まず最初に標的にされてしまったのが、僕が報道キャスターを努めているテレビ大阪でした。
僕のニュース番組はスポンサーが1社だけ。
狙い撃ちするには格好の対象でした。

すでに弁護士先生のもとに、ほとんどのキャプチャーが保存されていますが、先頭に立つ「ごく数人」のゲーム感覚の人間か、歪んだ(自称)政治運動家たちが1日に数百というリツイートをしながら

「テレビ大阪の『ニュースリアル』のスポンサーの窓口の電話番号とメールの送付先はこちら!」
「電話してみると悪くない対応です!あと一息です!」
「あくまで感情的にならずに!『ご意見』『お知らせ』というスタイルを取りましょう!」
「あと一息でオちます!」
「透析患者のご家族で、長谷川のブログでいじめを受けた、と伝えると効果的!」
「透析患者は高齢者だらけです!息子か娘と名乗るのがいいかと!」

彼らの過去のツイートを遡ってみても、透析などに関する記述は全くありませんでした。彼らにとってみればゲームなのですよね。
ある人物などは、1日監視していると、1日で250件近くツイートをしています。これらも全部、弁護士先生が確認をし監視してくれていました。

朝起きてから、夜寝るまで、ずっとパソコンの前にいるのでしょう。ご飯もパソコンの前で食べている様子です。



しかし、スポンサーさんにとってはビックリですよね。
今までそんな大量の抗議が来たことなんてありませんから。

スポンサーさんはテレビ大阪にすぐに抗議。そのスポンサーさんは番組の審議委員長などもされている非常に影響力の強い方ですから、あとは想像に難くありません。

突然の電話。
突然の番組降板の通達。

実は弁護士先生に無理を言って大阪まで来ていただき、どのような連中が(しかもわずか数人が)「抗議」と称したツイートや電話をしてきているかを説明しましたが、一切聞く耳を持っていただけませんでした。
それも当然。
テレビ大阪だって株式会社です。僕も昔、会社員でした。まず守らないといけないものがあります。今の時代に必要とされるのは

「一つたりとも失点しない人間」

です。僕はそこから大きく逸脱しています。それらは僕にも理解できる部分もありました。現場のみんなは全力で守ろうとしてくれましたが、会社の決定は一部の人間で行います。あとは従うしかない。それも、僕には理解できるものでした。


テレビ大阪の降板が発表された以上、読売テレビさんもそれに続くしかありませんでした。ここでも現場は懸命に守ろうとしてくれましたが、そもそも僕は人気番組の一人のコメンテーターでしかなく、司会者でもありません。会社のリスク管理としては当然の対応でしょう。
こちらは電話での降板通知となりました。受け入れるしかないですよね。まぁしょうがない。感謝をお伝えして降板となりました。


それでも
何があっても


『バラいろダンディ』のスタッフは守ろうと苦心してくれました。
スタッフ、MXの編成の皆さんで一丸となって、知恵を絞ってくれました。

一度ちゃんと謝罪しましょう!
ブログも謝罪しましょう!こんな文面で行きましょう!

みんなで僕に降りかかる火の粉を受け止めようと全力で取り組んでくださいました。



しかし、ネットの中の人間たちは、そこからが面白いのです。ここからが「ラスボス(帯番組)」な訳で。
しかも、おあつらえ向きに「バラいろダンディ」にはスポンサーがついていない、という難関がありました。
Twitterや2チャンネル上で討論が繰り返され、知恵を出し合っていました。これらも全部、確認できました。皆さんでも…出来るんじゃないかな…。

「スポンサーが無理ならどうしたらいいんだ?」
「ガセ川、逃げ切りか?」

その頃から、僕のブログには透析患者の方々からの応援のメッセージが続々と届き始めました。

「長谷川さんの指摘、とてもきつい言葉ですが、私は反論できません。
でも、みんな、なりたくて透析患者になったわけじゃないと思います。
番組を降板させられた長谷川さんも、今なら私たちの気持ちを理解できるのではないでしょうか?
長谷川さんの意見を支持はしません。
ですが、応援しています。きっと私たちは同じような立場なのです。失わないと気づけないのです。
私たちの病気は治りませんが、長谷川さんはきっと再起できます。だから不思議ですが、今はあなたを応援しています」
(tabibitoさん)

僕のブログのコメント欄には2000件を超える応援メッセージ、150件を超える「医療現場の先生・看護師の方々」からの「よく言ってくれた!」という声援、そして透析患者の方々からの激励のコメントが届きました。

ですが、それを上回る、罵詈雑言。
勢いに乗る悪乗り軍団。

彼らの大半は透析患者など、どうでもいい人たちでした。彼らのログの過去を遡ってどれだけ見ても、透析患者を家族に持ってる記述は見られないし、社会保障や医療問題に関心を持っている人間も、現段階ではほぼ確認できていません。

ゲームなのでしょう。

そんなゲーマーたちは一つのクリア方法を見つけました。

「スポンサーがいないなら、株主でよくね?」
「お、東京都、株主じゃん」
「え?東京都庁の窓口ならわかるかも」
「ダメだw電話しても対応、そっけない」
「東京FMも株主らしいぞ」
「鹿島建設もだな。メールしまくるか」
「電話しました。またそっけない対応w」

TOKYO MXの株主に圧力をかけて、徹底的に叩きのめす、という方法です。
確認されただけで、その起源であり、方法をツイートし拡散しているのは

ごく数人

であることが弁護士先生の調査で判明しています。しかし、それに乗っかり、いわゆる「祭り」に参加する人々も増えていきました。
もう、MXだけですからね。反省したり、ブログに謝罪文を載せたので、ますます勢いづける状態になりました。




結果、80歳を超えた会長や経営トップ陣が動揺しました。

MXだけであれば、他のスポンサーにも徹底的に攻撃できます。

「長谷川が透析患者を中傷している!」
「長谷川は優生思想のヒトラーと同じ人間!」
「こんな人間を使う会社の製品は買いません」

やれやれです。
上記リンクにある文章を読んで、本当に優生思想だ、などと思うのであれば、病気です。僕は社会保障の制度に警鐘を鳴らしてるだけです。

関係ないのです。話なんて盛りまくればいいのです。ゲームなんだし。

結果、3社のスポンサーが真に受けました。MXから降りる、と言い始めたのでした。

言うまでもなく、そんな連中はもともと顧客じゃありません。無視しておけばいいことくらい、若い人たちにはすぐに理解できるでしょうが、現在の多くの企業の経営陣は、ネットを詳しくは知らないのです。そういう世代なのです。

真面目に受け止めちゃうんです。

本当に透析患者のご家族から、長谷川のせいでイジメられた、と信じてしまうんです。まさかツイッターで「こういうふうに通報しましょう!」「例文はこうです!」とテンプレが出回っているなんて考えもしないんです。







結果、昨日、夕方6時ごろ、降板が告げられました。
MXのみんなは全力で守ってくれました。でも、MXだって会社です。僕も会社員でした。理解できます。
会社って、そもそもそういう場所です。






ま、これがこの2週間、僕に起きた経緯の一環です。
なんでここまでオープンにするのかって?
ええ。2つの理由があります。



まず、僕を応援してくれた全ての人には、僕は情報はオープンにすると決めていること。上記の報告を読んでいただければ、僕に何が起こったのか、もとよりのファンの皆さんには全部伝わるでしょ?突然の謝罪文も違和感ありましたしね(苦笑)。あれ、MXの皆さんが必死に考えてくださった文章です。本当に懸命に守ろうとしてくださったんです。

テレビ画面に出られなくなって申し訳ないです。
でも、会社には会社の守るべきものがあります。

透析患者をバカにした、とか。
誹謗中傷した、とか。

当然、全部ウソです。上記のリンク文章を読んでみてください。そんなこと、書いてますか?書いてないでしょ?僕はちゃんと記した内容に自信を持っています。

ネット上で知識人ぶって批判している、この世論の流れに乗っかってるだけの連中がいますよね?

笑わせます。
誰も僕の目の前に言いに来ないの。
面と向かったら言い負かされるの分かってるから。
なので反論の出来ないネット上でコチョコチョ言ってるんです。取材に来たの、まだ2社だけよ?笑わせます。

僕は透析病棟まで取材に行って書いているので、現在150件以上の「現場の医師たちからの」声援が届いています。「よく言ってくれた」と。
今でもあのブログは書けてよかったと信じています。(もちろん、ちょっと一方向からの表現過ぎましたね。そこは反省です)

なので、これからも僕は胸を張ります。
このままじゃ、子供らが大人になった時にグデグデの日本しか残らない。
公園で笑い合ってるガキどもに、そんな情けない日本、残したくないじゃないですか。




で、もう一つです。

これはもう、このブログを読んでる人はみんな分かってる範囲なんですけれど、改めて皆さんに今のこのネット社会の現状を知って欲しいと感じました。

そして、番組の、現場のみんなは全力で僕を守ろうとしてくれたことを伝えたかったんです。

古い会社の上層部とか…特に経営陣なんですけれど、未だにあんな連中のメールや「抗議文」とか言ってる「ネット上のリンチ遊び」を…真面目に受け止めてる人たちが結構いるんです。

ほら?
今の経営陣、ネット知らない世代でしょ?
なので、これからもこの状態は続くと思っておいてください。

言葉ひとつ、ネットの発言一つ、ツイッター一つで、タレントさんなんて誰でもテレビからも抹殺できる時代なんです。
そして、それを受けて、これからはますますタレントさんや芸人さんも含めて、何にも言えないようになるでしょう。もう、個人的なTwitterでも何も言わない方が良いです。何でも「狩られる」時代です。ベッキーちゃんなんて、相手の元奥さんが許しても、未だに叩かれ続けてますしね。意味わからん。

テレビはそんなこんなで完全につまらないものになり下がってしまいました。
でも、これからはネットでも同じですね。

話なんて幾らでも「盛れ」ばいいんです。
「作れ」ばいいんです。

だって遊びなんだから。叩きのめして、テレビから引きずり落とすまでのゲーム。

ただ一点あげるとすれば、そんな連中に実際に苦しんでいる透析患者の方々やそのご家族が「利用」されているのが悔しいですが。でもこれも日本の闇の部分。しょうがないのでしょう。



僕に声援を送ってくださる多くの方々へ

と、いう訳で、また振り出しです(笑)。

でも、僕は実は本音を言いますと…今回、けっこうスッキリしています。
あのタイトルの付け方をしたらイタズラに悪用される可能性はある。で、それを散々利用されてゲームにされた。

アナウンサーが言葉でミスったのです。降板は当然かと。

不思議ですね。
今はとても心が穏やかです。誰を恨む気もないですし、むしろ、当然の流れな気がします。

会社は会社の論理があります。僕も会社員でした。分かります。
あの年齢の上層部やスポンサーが、悪意のある炎上に巻き込まれたら怖い思いをするのは当然のこと。むしろ、申し訳ない気持ちです。
現場のみんなが最終的に上層部に従うのも当然。それが組織です。

そして、ネット上のみんなも、ちょっと聞いてほしい。

乗っかって、
僕を叩いて、
ご覧のように僕はテレビの仕事を失いました。

これでみんなに何か残ったか?
君らに何かプラスがあったか?

君らがネットにうっ憤を晴らすしかできなくなったのは、社会のせいじゃない。君ら自身の性格や努力不足のせいだ。

下らないネットいじめに乗っかって、必死にパソコンを打つの、いい加減もう辞めときな。
言いたいことや不満があるなら、これからは直接僕に言いに来い。そんなことまではする気はないだろ?

そんなことより、一緒に社会保障の改善策、考えようぜ。みんなならすごいアイデア出せる。必ず。



なぜか分からないのですが、今の僕は4年前と全く違う心境です。
何故なんでしょう…。この4年で強くなったのかな…。

僕を応援してくれる皆さん、皆さんにお願いがあります。

これからも、テレビ大阪の『ニュースリアル』を。
読売テレビの『クギズケ!』を。
そして、MXの「バラいろダンディ」を

よろしくお願いします!
みんな、最高の番組なんです。僕が出演していた時と同じように視聴して声援をお願いします。



そして、スタッフのみんな、
共演者の皆さん、

こんな最後で本当に申し訳ないです。
でも皆さんとご一緒出来たこと、忘れません。

お世話になりました!
そして!




ありがとうございました!

昨日、MXで司会を務めさせていただいています「バラいろダンディ」の冒頭にお時間を頂きまして、今回の騒動にまつわり、皆様に謝罪させていただきました。

私はかねてより申し上げている通りで、謝罪すべき点があれば、ちゃんと謝るべきだと考えています。
何より言葉のチョイスが完全に不適切であること。これはもう間違いない事実で、本当に今苦しんでいらっしゃる人工透析患者の皆様やそれを支え続けているご家族の皆様方にとても不快な思いをさせてしまいました。

どれだけ主張や訴えたいことがあっても、間違った言葉を選択してしまうと、何も伝わらなくなってしまいます。しかも、多くの方に不快な思いもさせてしまいます。このブログにも、そんな反省の意を込めて、昨日申し上げた謝罪をこの場でも、もう一度させていただきます。



「先日、私が自身の個人的なブログ内で書きました、人工透析患者の方に関する記事にまつわりまして、大変多くの方々に多大なるご迷惑をおかけしております。大変申し訳ございませんでした。

 特に今現在、人工透析の治療を受けていらっしゃる患者の方々、その方々を支えてらっしゃるご家族の皆様方、関係者の方々を深く傷つける表現をしてしまったことに関しては、反省をしております。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。 心よりおわび申し上げます。

 またこの度の騒動を受けまして、ご迷惑をお掛けしました関係各所の方々、皆様にも大変なご迷惑をおかけしました。心よりおわびを申し上げます。今後は慎重かつ責任ある言動を取ること、十分に心がけまして、日々まい進していく所存です。改めましてこの度は誠に申し訳ございませんでした」




また、多くの読者の方々にとっては、あのブログはかなり一方向からの指摘であったことも間違いない話だったのだと反省しています。

ご自身に何の落ち度もない患者さん
透析まで至ってしまっても、心を入れ替えて、真摯に治療に当たっている患者さん

そんな皆様にいらぬ偏見を植え付け、下らない誹謗中傷を誘う可能性のある内容であったことは間違ない話なのだと思います。しっかりと考えた上で、最大限の留意をすべきでした。

私は不適切なタイトルをつけ、皆さんまで一緒に傷つけ苦しめたことを反省しています。率直に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

この度は、本当に申し訳ないことをしました。
心よりお詫び申し上げます。

また一般社団法人「全国腎臓病協議会」の方々へも、改めて謝罪の文章をお送りする予定です。どうぞ私の謝罪の気持ちを伝えさせていただきたく、よろしくお願いいたします。


残念で悲しい思いでいっぱいですが、二つご報告があります。

一つは毎週レギュラー出演をしておりました、読売テレビの人気番組『上沼。高田のクギズケ!』ですが、昨日読売テレビさんよりお電話がありまして、降板を伝えられました。テレビ大阪の降板を受けてのものなのだろうと推察します。したがって、私の出番は先週まで、となりました。明日の放送からは出演いたしません。

もう一つはLINE社の提供する言論フォームであるBLOGOSというサイトがありまして、そこには私のブログをよく転載していただき、ありがたいことに大勢のフォロワーさんもいらっしゃったのですが、昨日の夕方4時を持ちまして、私はBLOGOSのライターからは外す旨の連絡を受けました。
こちらは一切金銭等が発生する関係ではなかったのですが、とても大勢の方に楽しんでいただいていたこともあり、ご報告を申し上げます。


双方ともに、私にとってのとても大切な仕事であり、大好きな空間でしたので、最後にこのようなご迷惑をおかけする形で去ってしまい、関係者の皆様、そして視聴者・読者の皆様に心よりお詫び申し上げます。



ずっと1年半共に戦ってきたテレビ大阪の皆、今回の読売テレビ・またBLOGOSの皆さんには、ただ感謝の思いしかありません。

世間で後ろ指をさされているような状態の私を拾ってくださり、応援し、手を差し伸べてくれてきた皆さんと離れ仕事が出来なくなることはとてもつらく悲しい思いです。

あんな立場にいた私に声をかけてくださったテレビ大阪の皆さん。
少ない人数と少ない予算。その中で懸命に知恵を絞り合い、戦い合った思い出は今でも一切色あせません。

関西人である私にとって、あの上沼恵美子さんと共演できること、どれほどに素敵な経験だったか。収録の間、あんなに笑い続けていたことはありませんでした。夢のような時間でした。

一流の知識人の皆さんとともに、様々な言論を戦わせながら、とても好意的に取り上げていただき、私の記事も積極的拡散していただいたBLOGOSの編集部の皆さんも同じです。

これからも別の場所から、テレビ大阪のことも読売テレビのことも、言論サイトBLOGOSのことも応援し続けることをお約束します。




このような形になってしまって本当に申し訳ありませんでした。
皆さんはいつまでも私にとって大切な方々です。
本当にありがとうございました!!

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