錦織圭選手の快挙にメディアは大はしゃぎです。
皆さんも気付いてらっしゃるでしょうが、実はここ1・2週間、かなりの「ネタ枯れ」が続いていました。
「ネタ枯れ」って言うのは「視聴率の取れる(販売部数の伸びそうな)大きなニュースがない」っていう状態のことを指す業界用語です。情報番組・新聞各紙にとって「ネタ枯れ」ってのは直接のダメージになります。
そういう時、どうするかっていうと、方法は一つしかなくて
「大したことのないニュースを散々煽り続ける」
んですよね。皆さんもなんだか違和感、感じてたでしょ?内閣改造からのデング熱報道。特にデング熱。あんな長い時間やらなくていいよってね(笑)。
デング熱に関しては、もちろん国内での感染が70年ぶりという事で、十分なニュースです。でも、これもみなさんがご存じの通り、そもそもデング熱は「人→人感染」をしませんし、代々木公園周辺にあの時期に行ってない人にとってはまず、「まったく関係ないどうでもいいニュース」です。
でも、んなことを正直に全部言っちゃうと視聴率も伸びないし、販売部数も伸びないので徹底的に怖いBGMと共に煽ってるだけです。蚊が人の血を吸ってる映像をこするだけこすってね。そんなニュースが先週はずーーっと続きました。
そんな苦しい情報番組、新聞記者の皆さんを救うべくして現れた、我らがヒーロー、錦織圭君!
テレビはもはや狂ったように錦織フィーバー。もちろん、単純に「視聴率の匂いがするからこすってるだけ」が正体なんですが、まぁいつもやってる範囲です。さすがにチキンラーメンの袋まで延々やってるのはどうかと思うけれど。錦織選手もおもちゃにされてちょっと可哀想ですが、それにしても、これは快挙!
懐かしい2年半前、僕は錦織選手を育んだアメリカフロリダにあるIMGアカデミーに取材に行きました。
え?錦織選手ですか?ええ、日本になんて住んでませんよ?国籍が日本ってだけで、そもそも在住はほぼアメリカフロリダ州です。「日本人が~」「日本人初めての快挙で~」とか言ってますけど、本人、人生の半分はアメリカですから、本人の中ではそんなに「日本人、日本人」って思ってない可能性すらあるかも知れないですね。
正直に言うと、現場を取材してしまったので、僕の中ではずっとテレビでやってる「日本人が~」っていう、昨日からの報道に違和感を感じてしまっています。何故なら
錦織圭は、日本ではこのままではつぶされるから
アメリカに渡った選手だからです。
錦織選手は元々テニスの天才的な才能の持ち主で、小学校で日本で優勝しています。それまでの優勝選手と違って、ダントツの強さだったんだそうです。しかし、皆さんご存じの通りで、日本ではある一つの才能に特化することをあまり良しとはしません。特に「年功序列」という完全に間違った文化が根ざしてしまっているので、錦織選手が天才であればあるほど、先輩方のいじめの対象になりますし、ヘタクソなコーチが上から目線でアーダコーダ言いはじめることは容易に想像がつきます。そのコーチ、錦織選手より、100倍くらい才能がなくても年上ってだけで、日本ではいう事を聞かなければいけないのです。世界的にはんなアホな、の価値観ですが。
「日本の選手は世界に出なければ才能は最大限までは伸ばせない」
そう判断したのは錦織選手の最大の恩人である日本テニス協会会長を務める盛田さんという人物です。錦織選手の才能を見抜いた盛田さんは世界最高のテニスアカデミーであるIMGアカデミーに奨学金をもってテニス留学させるのです。
アメリカフロリダ州にある、天才的テニスコーチ・ニック・ボロテリ―さん(←見た目は普通のおじいちゃん)が経営するIMGアカデミーには、世界の最高峰のテニスプレイヤーが拠点を置き、日夜練習に励んでいます。
テニスコートは全部で52面(←当時。今は知らない)。
ほぼすべてのテニスコートにハイビジョンの監視カメラを設置。そして、その練習映像を24時間録画。特別室に行けば、自身の練習風景を何度でも繰り返し再生しチェックが出来るほか、特別なアクセスキーをもってアクセスすれば、世界中からその映像がリアルタイムで見られるため、コーチが世界の裏側にいても、リアルタイムでコーチングすることも可能です。
充実した寮の設備に、食事環境。レストランはプールサイドにあり、食事は食べ放題。フロリダにあるせいか、オレンジジュースは飲み放題で考えられないほど甘いです。これはテニスと関係ないですが。
朝から最低限の語学教育などを受けた後、1日のほとんどを徹底的にテニス漬けにして過ごすことが出来るほか、世界最新の筋トレマシンと、世界一のトレーナーたちの管理下によって怪我のしない肉体を作り上げることが可能です。
何より、一緒に励んでるメンバーがとんでもない。
アンドレ・アガシはいるわ、シャラポワはそこら辺で普通にラリーしてるわ、セリーナとビーナスのウイリアムズ姉妹も当然このアカデミーで練習に励んでいます。世界最高峰のプレーヤーたちが、日常的にラリーの相手になる訳です。
さらに「世界一のガット貼り職人」(ラケットのガットを選手それぞれに合わせて調整しきる職人さん)がアカデミー内にいるので、ラケットの調整もしてもらえます。
そんな環境だから錦織選手は強くなったのです。世界最高峰って、理由がちゃんとあるのです。
彼を中学生時代から知っているアカデミーの創始者ニックコーチにインタビューをしたときに、印象に残っていることがあります。
「僕は褒めることしかほぼしないよ。スタイルなんてものは人それぞれ違う。自由に楽しんでやれればそれでいいのさ」
僕も中学時代にテニス部だったので、ニックにコーチをしてもらいました。わずか30分ほどだったのに、何回褒められたか。20~30回はポジティブな言葉をかけてもらったことを覚えています。褒められている中に、実は細かく
「素晴らしい!こう動いたら、君の魅力が出るぞ!」
「君の素晴らしさはこうするともっとよくなるぞ!」
褒められてるのに、結果としては助言となる言葉が入ってきます。
アガシやシャラポワを育てた人は、一見するとただの人の良さそうなおじいちゃんでした。でも、一つだけ特徴をあげるとすれば、「ほめ上手で認め上手」でした。実はそれと同じ条件で育った人がアメリカの同じく東海岸にいます。
イチロー選手です。
イチロー選手の振り子打法と呼ばれる打法は元々批判の的でした。「直せ」「変な打ち方をするな!」注意され続けたそうですが、オリックス時代の、かの仰木監督が
「自由に打たせてやれ」
とコーチたちに命じ、あの快進撃が始まった事はあまりにも有名なエピソードです。イチロー選手が錦織選手の快進撃をとても喜んでいるそうですが、なんだか気持ち的に通じるところがあるのかも知れません。
エアケイ!なんて、昔は絶対に日本だと怒られてたでしょうしね。「変わったことするな!」って。
僕はその現場を3日間にわたり取材したものですから、なんだか錦織選手の快進撃を
「日本人として嬉しい~」
「日本人だから~」
と話すテレビに違和感を感じてしまっています。錦織選手は
「アメリカのフロリダで育ったからここまで来た」
のです。IMGアカデミーだから決勝まで来ているのだと断言できます。逆に言うと、それは
「日本では(いい所までは行っても)ここまで来られなかった可能性が高い」
とも言えるのです。事実、日本人はこれ程のテニス人口がいながら、4大大会で今まで決勝まで行けた人物は一人もいないのです。
国籍は確かに日本人ですが、錦織選手はフロリダのIMGアカデミーがはぐくんだ天才です。
その才能を見出し、可能な限り早い段階でフロリダに送り込んだ盛田さんの力です。
いつの日か、日本育ちの、日本人がちゃんと世界の大舞台でも活躍できる、そんな時が来ることを祈りたいです。
皆さんも気付いてらっしゃるでしょうが、実はここ1・2週間、かなりの「ネタ枯れ」が続いていました。
「ネタ枯れ」って言うのは「視聴率の取れる(販売部数の伸びそうな)大きなニュースがない」っていう状態のことを指す業界用語です。情報番組・新聞各紙にとって「ネタ枯れ」ってのは直接のダメージになります。
そういう時、どうするかっていうと、方法は一つしかなくて
「大したことのないニュースを散々煽り続ける」
んですよね。皆さんもなんだか違和感、感じてたでしょ?内閣改造からのデング熱報道。特にデング熱。あんな長い時間やらなくていいよってね(笑)。
デング熱に関しては、もちろん国内での感染が70年ぶりという事で、十分なニュースです。でも、これもみなさんがご存じの通り、そもそもデング熱は「人→人感染」をしませんし、代々木公園周辺にあの時期に行ってない人にとってはまず、「まったく関係ないどうでもいいニュース」です。
でも、んなことを正直に全部言っちゃうと視聴率も伸びないし、販売部数も伸びないので徹底的に怖いBGMと共に煽ってるだけです。蚊が人の血を吸ってる映像をこするだけこすってね。そんなニュースが先週はずーーっと続きました。
そんな苦しい情報番組、新聞記者の皆さんを救うべくして現れた、我らがヒーロー、錦織圭君!
テレビはもはや狂ったように錦織フィーバー。もちろん、単純に「視聴率の匂いがするからこすってるだけ」が正体なんですが、まぁいつもやってる範囲です。さすがにチキンラーメンの袋まで延々やってるのはどうかと思うけれど。錦織選手もおもちゃにされてちょっと可哀想ですが、それにしても、これは快挙!
懐かしい2年半前、僕は錦織選手を育んだアメリカフロリダにあるIMGアカデミーに取材に行きました。
え?錦織選手ですか?ええ、日本になんて住んでませんよ?国籍が日本ってだけで、そもそも在住はほぼアメリカフロリダ州です。「日本人が~」「日本人初めての快挙で~」とか言ってますけど、本人、人生の半分はアメリカですから、本人の中ではそんなに「日本人、日本人」って思ってない可能性すらあるかも知れないですね。
正直に言うと、現場を取材してしまったので、僕の中ではずっとテレビでやってる「日本人が~」っていう、昨日からの報道に違和感を感じてしまっています。何故なら
錦織圭は、日本ではこのままではつぶされるから
アメリカに渡った選手だからです。
錦織選手は元々テニスの天才的な才能の持ち主で、小学校で日本で優勝しています。それまでの優勝選手と違って、ダントツの強さだったんだそうです。しかし、皆さんご存じの通りで、日本ではある一つの才能に特化することをあまり良しとはしません。特に「年功序列」という完全に間違った文化が根ざしてしまっているので、錦織選手が天才であればあるほど、先輩方のいじめの対象になりますし、ヘタクソなコーチが上から目線でアーダコーダ言いはじめることは容易に想像がつきます。そのコーチ、錦織選手より、100倍くらい才能がなくても年上ってだけで、日本ではいう事を聞かなければいけないのです。世界的にはんなアホな、の価値観ですが。
「日本の選手は世界に出なければ才能は最大限までは伸ばせない」
そう判断したのは錦織選手の最大の恩人である日本テニス協会会長を務める盛田さんという人物です。錦織選手の才能を見抜いた盛田さんは世界最高のテニスアカデミーであるIMGアカデミーに奨学金をもってテニス留学させるのです。
アメリカフロリダ州にある、天才的テニスコーチ・ニック・ボロテリ―さん(←見た目は普通のおじいちゃん)が経営するIMGアカデミーには、世界の最高峰のテニスプレイヤーが拠点を置き、日夜練習に励んでいます。
テニスコートは全部で52面(←当時。今は知らない)。
ほぼすべてのテニスコートにハイビジョンの監視カメラを設置。そして、その練習映像を24時間録画。特別室に行けば、自身の練習風景を何度でも繰り返し再生しチェックが出来るほか、特別なアクセスキーをもってアクセスすれば、世界中からその映像がリアルタイムで見られるため、コーチが世界の裏側にいても、リアルタイムでコーチングすることも可能です。
充実した寮の設備に、食事環境。レストランはプールサイドにあり、食事は食べ放題。フロリダにあるせいか、オレンジジュースは飲み放題で考えられないほど甘いです。これはテニスと関係ないですが。
朝から最低限の語学教育などを受けた後、1日のほとんどを徹底的にテニス漬けにして過ごすことが出来るほか、世界最新の筋トレマシンと、世界一のトレーナーたちの管理下によって怪我のしない肉体を作り上げることが可能です。
何より、一緒に励んでるメンバーがとんでもない。
アンドレ・アガシはいるわ、シャラポワはそこら辺で普通にラリーしてるわ、セリーナとビーナスのウイリアムズ姉妹も当然このアカデミーで練習に励んでいます。世界最高峰のプレーヤーたちが、日常的にラリーの相手になる訳です。
さらに「世界一のガット貼り職人」(ラケットのガットを選手それぞれに合わせて調整しきる職人さん)がアカデミー内にいるので、ラケットの調整もしてもらえます。
そんな環境だから錦織選手は強くなったのです。世界最高峰って、理由がちゃんとあるのです。
彼を中学生時代から知っているアカデミーの創始者ニックコーチにインタビューをしたときに、印象に残っていることがあります。
「僕は褒めることしかほぼしないよ。スタイルなんてものは人それぞれ違う。自由に楽しんでやれればそれでいいのさ」
僕も中学時代にテニス部だったので、ニックにコーチをしてもらいました。わずか30分ほどだったのに、何回褒められたか。20~30回はポジティブな言葉をかけてもらったことを覚えています。褒められている中に、実は細かく
「素晴らしい!こう動いたら、君の魅力が出るぞ!」
「君の素晴らしさはこうするともっとよくなるぞ!」
褒められてるのに、結果としては助言となる言葉が入ってきます。
アガシやシャラポワを育てた人は、一見するとただの人の良さそうなおじいちゃんでした。でも、一つだけ特徴をあげるとすれば、「ほめ上手で認め上手」でした。実はそれと同じ条件で育った人がアメリカの同じく東海岸にいます。
イチロー選手です。
イチロー選手の振り子打法と呼ばれる打法は元々批判の的でした。「直せ」「変な打ち方をするな!」注意され続けたそうですが、オリックス時代の、かの仰木監督が
「自由に打たせてやれ」
とコーチたちに命じ、あの快進撃が始まった事はあまりにも有名なエピソードです。イチロー選手が錦織選手の快進撃をとても喜んでいるそうですが、なんだか気持ち的に通じるところがあるのかも知れません。
エアケイ!なんて、昔は絶対に日本だと怒られてたでしょうしね。「変わったことするな!」って。
僕はその現場を3日間にわたり取材したものですから、なんだか錦織選手の快進撃を
「日本人として嬉しい~」
「日本人だから~」
と話すテレビに違和感を感じてしまっています。錦織選手は
「アメリカのフロリダで育ったからここまで来た」
のです。IMGアカデミーだから決勝まで来ているのだと断言できます。逆に言うと、それは
「日本では(いい所までは行っても)ここまで来られなかった可能性が高い」
とも言えるのです。事実、日本人はこれ程のテニス人口がいながら、4大大会で今まで決勝まで行けた人物は一人もいないのです。
国籍は確かに日本人ですが、錦織選手はフロリダのIMGアカデミーがはぐくんだ天才です。
その才能を見出し、可能な限り早い段階でフロリダに送り込んだ盛田さんの力です。
いつの日か、日本育ちの、日本人がちゃんと世界の大舞台でも活躍できる、そんな時が来ることを祈りたいです。
コメント
コメント一覧 (52)
ただし、あれだけの施設、コーチ陣の充実(テニスに限らず今ではアメフトでは全米ナンバー1の設備)、そしてなによりも常に上に上がりたいと思ってきている集団の中で自己鍛錬をする環境はまずないでしょう。
最後に、IMGはプロ養成学校ではありません。あくまでも文武両道に優れる子供達を毎年振り分けていきD1大学進学を最大の目標としています。また、文武に優れた子供の学費は割引やタダになると言う事実もあります(フットボールの生徒の半分はタダ。学校は否定していますが、公然の事実です)。円安ですから年間約1000万の学費ですが、それは半分の子供が全額、残りの半分はかなりの学費免除をもらっていますね。
若干隔たった報道をされていますので気になりました。貴殿の事をよく存じ上げませんが、ジャーナリストと呼称されるのであればもう少し事実関係をしっかり理解して記事にされる事を期待します。
だから、今特にテレビを見る人が減って来てるのではないでしょうか?
錦織選手の報道に違和感は感じませんでしたが、シーズンも終わらないうちから執拗に彼を取材しに行くメディアの様子にはかなり不快感を覚えました。
彼を日本人として誇らしい、、とかいうなら、必要以上に疲弊させるな!まだツアー中でしょ!!とイライラしました。
アカデミーが育てた錦織圭であることには間違いないでしょうが、日本人として誇りに思うという素直な喜びが湧きあがってきたことも事実です。
彼と同時期にアカデミーに入った若者は日本人も含めて沢山いたでしょう。
IMGアカデミーは、“整った環境”と言うだけでなくその中でもほんの一握りしかプロにすら上がれない“厳しい環境”なのですから、そこを生き抜いてきた錦織選手自身が、日本で生まれ育ち人間としての素養を日本で培ったということも、また間違いないとおもうのです。
「俺が育てた!」と恩を売るようなテニス関係者がもしテレビにバンバン出演したなら、おっしゃる通りの気持ち悪さを感じるかもしれません。
「今後のテニス界の事を考えるともっともっとテニスの事を報道してほしい」と、杉山愛さんもおっしゃっていましたし、錦織選手本人が、「アメリカにはテニスの為にいるので、引退後はすぐにでも日本に帰りたいです、」とおっしゃっていましたよ。
実際、我が家でも、同じ話していました笑!
日本は、上手でも、まず、玉拾い。
意味、わかりません!
長谷川さんのブログ、毎回、とても楽しみにしています!
あまり、固くかんがえずにすなおのkeiを応援したいな。
錦織選手の長いファンです。
錦織選手が日本に来るたび、観戦に行ってます。
彼の日本に対する思いなど、取材で伝わらなかったのかと、残念に思いました。
日本にトップクラスの選手を育成できるシステムがあればいいのですが、
それがないから、アメリカへ渡った。
日本にIMGのようなアカデミーがあればいいのですが、それはまだ遠い未来のこと。
アメリカで育っても心は日本だと思いますよ。
そして日本で応援されるのは、戸惑いながらも、とても嬉しい事だと思います。
デビスカップ、是非観戦してください!
単純にすごいねと喜んでいて、夢であり目標とする世界が広がったように思います。ですから、ニュースで沢山取り上げて試合の映像が流れるのも、良いことだと思います。
ただ日本のコーチや監督たちはお話にあった通り、罵倒して怒鳴り付けて指導している人が本当に多いと思います。そういう指導方法は、世界的に見たら大変おくれているのでしょうね。せっかくの才能がそういう指導者の元でつぶれてしまうのは、本当に残念だなと思いました。
こういう背景があるとは知りませんでした。
まさに当事者でなければ分かりえない事だと思います。
大変勉強になりました。
学生時代はボルグ・マッケンロー全盛時代でした。
テニスだけは世界に太刀打ちできなかった日本人として、錦織選手の活躍はうれしく、同じ日本人として誇りに思います。
あなたの考えを否定するつもりはありません。ですが、あなたがこうして言葉にして自分の考えを世の中に発信した以上、そう思わない人たちが不快に思うのは仕方がないことではないですか?
私も普段はメディアには否定的な考えをもつことが多いですが、今回の報道に関してはそれほど違和感は感じませんでした。全て見たわけじゃないですが。
それは本人がジョコビッチ戦のあとに日本に向けて、テレビでぜひみて欲しいとコメントしていたからです。
またデビスカップへの錦織圭選手の取り組み方をみても、日本人として、日本のテニスを盛り上げることに、プライオリティを感じていることは確かかなと思っています。
だから、その素材を各メディアがどう扱おうと構いませんが、取り上げてくれることはぜひやって欲しいな、と。
そして今回は残念でしたが、また次の機会で活躍して大きく取り上げられるような結果と、何より素晴らしいプレーを期待しています!
そもそも、錦織選手ご本人が準決勝の試合後のインタビューで、「日本でビッグニュースになってるとイイな。」と、仰られていたのですから、錦織選手は自身のルーツに誇りを持っていらっしゃるように見受けられますし、この盛り上がりっぷりも喜んでいらっしゃるのではないでしょうか?
決勝に出るので急に熱く支持するのはちょうどブランド品に対する志向と同じ様なものを感じます。「世界一」と云うのがすごく好きな日本人でしょう。
これまで錦織選手はメジャーの成績は取り上げる程よくはなかったですよね、でも本当のテニスファンならそれでも応援して見守っていたはずですね。
アメリカの教育と日本の教育の全般での違いはまさにここに記してある通りです。ビンタが「愛情」と開き直る日本のスポーツ教師(?)の元では才能は開花するどころかその前に精神的打撃でせっかく才ある若者もダメになっていくでしょう。桑田選手も言っている通りです。
でも幾らこんな事を言っても日本国内に住んでいると理解不可能かもしれません。私も海外逃亡組でそれで比較が出来て良く分かりました。私はスポーツではありませんが別の世界にいますがもし日本だったら今の自分がないのは自信を持って言えます。
準決勝から全米オープンの話題ばっかり、決勝は朝一番に結果が出てたので、朝から晩まで錦織選手の話題…21時の時点でテレビのスイッチ切っちゃいました…。
大したNEWSが無いから仕方無いとは思いましたが…、もうちょっと他に無いのかと正直思った位です。
日本への帰国が近づき、アメリカでの想い出作りもかねて、憧れの学校へ行ってみたいと9歳の息子さんが頼んできたそうです。
ほんの数週間でしたが、彼は帰るとき、「もっとここでテニスをしたい!」
と泣き崩れ、両親は、いつも言葉少ない彼の意思表示に、とても驚いたとおっしゃていました。
それほど、素晴らしい環境が整っているということでしょう。
出る杭は引っ張られるアメリカ。
転勤でアメリカにおりますが、子供の教育環境をみると、学力は日本の子供たちがはるかに上ですが、アメリカで育つ自分の子供をみていると、私もこんな環境で、のびのび育ちたかったなあ、と思います。
きっと、錦織選手のテニスにかける情熱にこたえられるだけの環境が、IMGにはあるのですね。
さらに、どこまでいっても準優勝=敗者の総代表ということについての反省や総括が、メディアに一切見られないことです。アジア系選手のグランドスラム制覇については、男女とも全仏オープンだけだとすれば、クレーコートの特性であるバウンド後の球足の遅さ、球の弾みやすさ、足元のすべりやすさなどによって体格差がもたらすアドバンテージが小さくなったとも考えられ、さらに身長差が20センチ(厳密には手の長さも加わる)という、大人と子供ほど視線の高さが異なってしまうことで、相手のサーブに対応できなかったというフィジカル上の弱点を突かれたともいえる。つまり、落差が大きい動く物体については、相対的に動体視力が悪くなるということを。
そもそもスポーツで優劣を競うというのは、体を媒体とする活動である以上、チビは相対的に不利であるうえ、民族・人種的に恵まれたフィジカルの持ち主が少なく、そうした素材は最初から選抜しない限り得られず、優劣を競うということはつまり差別することでもあるという冷酷な事実をわかっていながら、競技関係者のみならず、マスコミも大衆も、民族・人種的に劣位であるという事実はスルー。
あれも成長の一端を担ってるとも。
まぁ基本的にテニス報道は見てないのであれですが。
外国から入って来たスポーツで、外国の方が進んでいる事はある意味当然だと思いますし、それを日本でできないからと言って日本を否定するような考え方をするのがマスコミの正しい方向性だと思っておられるとすると、それこそマスコミの薄っぺらささだし、斜めから見るような姿勢で頭よさげに見えると思っておられるなら、「無理しなくてもいいのに」と思ってしまいます。
日本には日本のよい所、海外も然り。
日本の歴史や世界の歴史を学んで行かれ、10年後にこの文章を読み返してどう感じられるか考えると面白いと思います。
同じ日本人が活躍した事を素直に喜び、称えられればそれでいいのではないですか?
おっしゃる、日本でうますぎると部活だと先輩のいじめにあう、同学年からも嫉妬されるでしょ。これアメリカの新聞でも錦織が勝てたのは日本の部活でなく、アメリカのボリテリーの養成所だったからでしょ。
アメリカでもいじめはありますが、いじめられるタイプが 弱い人とか、変な人とかって感じで、日本のようなうますぎる人とかはいじめの対象にはならんそうな。そこが違うんだと。
海外に行かないと勝てないってのは寂しいとは思いますね。私も日本の ちょっとうまい子にはすぐ嫉妬してつぶすって方式には憤り感じてますね。
羽生も錦織も 海外で強くなったには変わりないので、もっとそこも取り上げて欲しいですね。
B 日本の育成システム、環境がダメであること。
これらはまったく別の問題。 仮にBがまったく非のうちどころのない真実であったとしてもAを否定する理由にはなりません。
たとえば、Aの応援コメントの枕で「日本の育成システムのおかげだ」とかいっているのなら、その部分は間違っている、アメリカに行ったのだからつよくなったのだ、と否定するのならわかります。でもそんなことは誰もいってませんよね?
なぜ日本人を応援するという行為に「違和感」を感じるのかがよくわかりません。
私も錦織選手の決勝進出が決まった後のインタビューで、「日本の人が喜んでくれていると嬉しい」と笑顔で答えてた錦織選手にたくさんの拍手とエールを送りたいと感じたし、そんな錦織選手の気持ち嬉しく思いました。
IMGアカデミーの影響が大きいと思います。
ただ、やはり賞賛されるべきは、中学生のときに一人アメリカに渡り、
テニスで生きていこうと決めた、そしてそれを実践し続けた錦織選手の
類まれなる探究心・向上心だと思います。
言葉のハンデ、体格の差を一生懸命努力して乗り越え、世界のトップレベルまで
到達した「日本人魂」、僕は感動しました。
同じ日本人として、誇りに思いました。
同じ根っこを持っている人が、世界を相手に活躍している姿を見たら、
自分も足を踏ん張って頑張ろう、って思うでしょ。 思いたいでしょ。普通。
きっと時間がたつと、日々のごたごたにまぎれて、その思いも、
熱も、すっと消えていくのかもしれないけれど、それを「にわか」って
のたまわれたら、なんだかヘコミます。
僕は素直に、頑張れ日本の錦織選手! って思いました。
普段テニスなんて興味ないだろ?
こういうときだけ騒ぐなよ
俺はサンプラス全盛期から見てるからな
こういうニワカと一緒にされたら困るわ
今のテニスとか完全な谷間世代でレベル低すぎ
だったら、どんな風に報道されていればご満足されるのでしょうか?
しかし、世界中からトップの才能が集まるアカデミーで、その多くが成功できない中で錦織選手は結果を出しました。
日本だけでなくアジアでも希な才能です。
欧米の選手との体格差を乗り越えて残した偉大な結果です。
これを日本人が誇りに思い、励みにするのは当然で『日本人として嬉しい~』に違和感を感じることはないと思います。
日本国内の年功序列や育成制度への警鐘という意味では一部同意できますが、錦織選手と同じようにアメリカに渡って残念ながらテニスでは成功できなかった日本人選手(当然その方が大多数)の事を考えると日本社会の制度も一概に悪いともいえないと思います。
ただ、最後の文章の「いつの日か、日本育ちの、日本人がちゃんと世界の大舞台でも活躍できる、そんな時が来ることを祈りたいです。」を読んで、違和感がでてしまいました。
13歳まで日本育ちなら立派な日本育ちだと思います。
それにあんな田舎(島根の方ごめん)にいても才能を発掘できる日本ってすごいって思いました。
さらに世界中の天才たちが、同じくらいの年齢で、地元を離れてIMGアカデミーのようなところに集まって来てるのだから、それほど日本の環境を卑下する必要もないとも思いました。
IMGアカデミーが特別すぎるんです。
そして、あんな世界中から集まるすごいところで、脱落せず、そしてここまでこれたのは本当に素晴らしいって思います。
同じ日本人って事でその思いが倍増、いや10倍増ですね。
他のスポーツでもそうですが、やはり海外の過酷な中で才能を開花させた選手はたくさんいらっしゃいますし、錦織選手もそうだと思います。
でも、海外で人生の半分を過ごしながらも、日本国籍を持って闘っておられるし、決勝進出が決まった後、錦織選手は
「日本でも大きなニュースになっているといいですね。(日本は)午前4時頃だけど、たくさんの人が見ているとうれしい」
と話していましたので、やはり、日本人として闘っていらっしゃるのだと、私は解釈しました。
日本でみんなが応援している、という報道が、錦織選手に伝わればいいな、と感じました。
そして、今回こうして報道されることで、さらに頑張ろうとする子供達が増え、テニス界が盛り上がることを願いたいと思います。
日本人であることにはかわりないし、報道が加熱するのも納得できる。
オリンピックでも葛西さんとか、北島さんとかだってかなりのフィーバーだった。
日本で暮らしてないから育ってないから日本人ではないというのはおかしい。
この人は何を言いたいのかいつもよくわからない。
だいたい圭くんを取り上げるのが遅い!!!準決勝まできてやっとみんな大騒ぎ。。。
メンフィスでも優勝しましたし。そして、チャンコーチの名前ばかり取り上げてますけど、圭くんはダンテコーチの名をしっかりと言ってます!
それを聞いて何だか嬉しく思えましたよ
故郷である島根では思いの外全国的に注目を浴びちゃって舞い上がった知事が県民栄誉賞をとか言い出す始末
同じ島根県民として違和感を通り越して微笑ましく思えます
日本の誇り、島根の誇り、マスコミのいつものバカ騒ぎ、全部わかってます
全部引っくるめて楽しんでます
メディアの過剰な報道というのは問題である。
だが錦織選手が日本では潰されるというのは被害妄想も甚だしいと思う。
錦織選手はあくまでより良い練習環境を求めたまでである。
残念ながら日本では一流選手を生み出す為の環境が整っていないのが事実であり、より自分の実力を伸ばすことの出来るIMGを練習拠点としたのだから。
それが分かっているのに潰されるという表現を使うのは如何なものか。
錦織選手も、日本の皆さんに応援しててもらいたいのでは?
日本以外で育ったのだから日本人として喜ぶのはおかしいというのには疑問ですね。
まあ、みんなそうですが、偉大な成果を残せば、周りの人間が自分と関連づけたり、通説と違うことを言ったりするのも、また一つの楽しみ方なんでしょうかね。
それにしても、錦織さんは素晴らしいと思います。ヤンキー達は、だれだ、あのアジア人って感じなんでしょうね。
アメリカのテニスアカデミー出身で有る事はずっと前から知っていました。
そもそもアメリカの懐の深さは日本とは真逆。出る杭を叩かず伸ばすのがアメリカ。移民で成り立っている国だからでしょうやね!
日本は僻み妬みが激しいから天才には生きずらいです。
でも、やっぱり日本人である事は私達の誇りですよ!
いつも良い所まで行っても、怪我で棄権してしまったり、メンタルの弱さが出て負けてしまっていたのが、今大会は驚異的な成長を遂げてしまいました。
やっぱり凄ーく嬉しいですよ!
昨日、朝のワイドショーのコメンテーターが「さすがゆとり教育世代だ!
ゆとり教育を見直すな〜ゆとり教育だからテニスに集中出来たんだぞ!
ゆとり教育を見直すのを見直せ!」と声高々にコメントしていたのに、とても違和感ありありだったんですよ。
長谷川さんのこの記事、あのコメンテーターに読ませたいです。笑
ゆとり教育が錦織圭くんを作ったわけじゃないんだよね〜ほっ☆
選手を
日本では体罰が文化なのか議論される
メディアのバカに勘違いしてほしくないのは、錦織圭だからなし得たということ。国籍なんて関係あるかよ。他の日本人プレーヤーなんて世界から見たらカス以下なんだから、錦織に続けなんてこれっぽっちも思ってほしくない。あとやたら96年ぶりだなんだと熊谷一弥とかいう人と比較して報道するけど、はっきり言っとく。んな野郎と一緒にしてくれるな。当時としてはすごい人やったんかもしれんけど、競技人口なんて今と比べると屁みたいなもんやし、ラケットから選手のフィジカルから技術まで、何から何までテニス自体が進化してんだよ。ほんとメディアの思慮の浅さには感服するよ。皮肉的な意味で。
スポーツのジャンルは違いますが、安藤美姫さんに対し、何度も持ち上げては叩く報道は見ていて気分が悪かったです。
あくまでも私の経験ですが、出る杭は打たれる事日本では多々あり、自分の才能を見つけて育ててくれる恩師に巡り合えたら幸運だと思います(>_<)
錦織選手、会話も上手ですね(*^-^*)決まった文法の定型文ではなく、その雰囲気に乗って話しているのでただただ感心です(^^;
話変わりますが、今週はバラいろダンディ月曜日~水曜日まで生放送で観させていただきますね(*´∀`*)ジャッジも参加します(^^)
普段テニスの試合がしていても見ない私ですが、WOWOWを録画してまで見ました・笑
私のようなにわかファンが増えてるんでしょうねf^_^;
インタビューを、英語で受け答えする錦織くんを見ているとなんだか日系アメリカ人って感じでした。
アメリカが育ててくれたんですねぇ…
『日本ではつぶされる。ほぼアメリカにいる。』で、
なぜ「日本人として嬉しい~」で違和感があるのかわからないです。
本人が日本人であることを誇りに思っていないのなら違和感はありますが。
私だけかもしれませんが、何かこちらの記事のほうが違和感あります。
解りますけど…そこまで深く考える必要ないんじゃないでしょうか。
錦織選手がアメリカ生まれアメリカ育ちの国籍アメリカ人なら、さすがに「それ日本関係ねーだろ!?」ってなりますけど、
日本で生まれ育ち、長谷川さんの言うマイナスな面も含めて日本で経験した事も彼のルーツ、根っ子の部分になってるのでは無いでしょうか?
IGMアカデミーで学び、マイケル・チャンに鍛えられた事によって才能が大きく花開いたのは事実ですが…
彼の人生において無駄だった経験など1つも無いと思うのです。
ほら、ドラゴンボールの悟空だって、武天老師の弟子時代が有ったからこそ、最強になったんだと思いますし(笑)。
まぁ、マスコミの騒ぎ過ぎは同意ですけど、
俺は単純に同じ日本人として誇りに思いますよ^^
あの環境は凄い
日本 人育てるの下手なのかな?
イチローが高校時代にコーチに抱いていた恨みを、メジャーに移籍して何年かしてから母校に訪れた際に、コーチとキャッチボールをした時に当時の恨みを込めて全力投球したという話を聞いたことがあります。
体育会系、嫌いです。
日本があのスケールに到達するのは、色々難しそうな気がします^^;