フェイスブックの自分のプロフィール写真をリコロール色に変えることに対して、賛否が巻き起こっています。既に論は尽くされている気がしますが、言うまでもなく、私は違和感を感じていた一人です。

違和感、感じるタイプでしょ?私。
安心してください。感じてました。ゴリゴリに。

あれが流行り始めた段階で、すぐにボロカス叩いてやろうかと思っていたんですが、忙しすぎて何も出来ず…。そうこう言ってるうちに、反対の声も多数上がり始めました。

あぁ、やっぱり…。

あれはね、違和感と言うより、はっきり言ってあげた方がいいんです。遠慮なんていりません。はい、みんな声をそろえて。

「やめとけよ、偽善者ぶるの」

付け加えて「ばれてるよ?」とか言ってあげると、さらに効果的です。以下にその理由を書きますね。今回、言いたいことが沢山ある人があると思うのですけれど、その意見はいくつかに分類されるはずです。

【視点1】「なんで今回の犠牲者にだけ祈りをささげるの?」という意見

そうですね。その通りです。そもそも、パリのテロは、今年1月にもう起きてます。有名な「シャルリー・エブド襲撃事件」です。その時は、12人もの方が犠牲となり、150万人規模の集会も起きています。
150万人ですよ?
日本の、例のシールズとかの比じゃないです。あのテロは本当に我々メディアに関わる人間にとっても大変な事件でした。
それだけではありません。犠牲者の数だけ見ても、つい先日、エジプトでロシアの旅客機が落とされたばかりです。あれからまだ3週間ほどです。だって墜落したの10月31日ですよ?。
今回の件でよく分からない識者の方やネットの皆さんが
「日本のテレビはおかしい!フランスのテロは大ニュースだ!なんでカットイン中継を入れないのか!!」
とか叫んでいるのを少し目にしましたけれど、この人たち、3週間前、何も言ってなくない?いや、あの航空機テロの時の犠牲者…224人ですけど。

実は私も「なぜテロの速報を入れないのか?」という質問に対して意見を求められたのですけれど、あまりにバカらしいのでほっといたのです。いや、分かりますよ?テロは大変な惨事です。報じるべきです。しかし…あの時ギャースカ言ってた人って…

フランスが好きだったり、フランスのパリが有名な街だから騒ぎたいだけだよね?

あの時、ネットで騒いでた人、お願いだから、毎日のように起きているテロを全部すっ飛ばして、200人以上が犠牲になったロシア機のテロはすっ飛ばして…今回のフランスのパリの件だけ
「テレビは終わってる!カットインをなぜしない???」
と叫ぶ理由を聞かせてほしい。何を言ってるのかさっぱり分からないのです。レバノンなんて、毎日テロですけど?

【視点2】笑う写真をコラージュするのは不謹慎!という意見

これもその通りです。「祈りをささげる」んですよね?なんでヘラヘラ笑ってる写真を加工するのか、1ミリも理解できません。フェイスブックがプロフィール写真をなかなか設定変更できないなら分かります。それなら理解できます。
でもすぐ出来るよね?プロフィール写真の変更なんて。
せめて、追悼の意を表す間くらい、別の写真に出来ないか?満面のピース写真の上にトリコロールカラーを合成して、どこのパリの市民が喜ぶのでしょう?そんなもん…

流行に乗ってはしゃいでるだけだろ

祈りをささげるのは、Facebookをいじらなくてもできます。祈りは、せめてマジメにするものです。1週間でも、本当に喪に服したいのであれば、プロフィール写真、なんでいつも通りの大笑い写真なんだか。批判されるのは当然です。今からでも、全員、真剣な写真に変えろ、と言いたい。もしくは正直に
「流行に乗ってるだけです~」
と上の方にでも書いとけ。本当に祈りたいなら不謹慎な写真はその間だけでも変えておくべきです。

【視点3】アメリカやフランス側「だけ」の立場に与(くみ)している、という意見

その通りです。もはや、これは説明の必要もありません。
映画『ドローン・オブ・ウォー』を見てください。現代の戦争がどのようなものか、よく分かります。アメリカや西側諸国は、一体何十万人の全く罪もないイスラム諸国の人々を殺害しまくっていると思っているのか?最低レベルの勉強もしていないのでしょうか?一説では、すでに中東では民間人が100万人以上の人が空爆され犠牲になっていると言われています。しかも、その空爆をしているのは、ドローンという無人空爆機です。アメリカ人は一人も死なない。遠いネバダ州の空軍基地から、ゲームセンターでスカウトされてきた「アメリカ空軍軍人」たちがボタン一つでイスラム国が住んでいる、という情報だけをもとに、空爆しまくっているのです。

お願いだから少しは勉強してくれ。

パリの犠牲者が可哀想なのは当然です。罪も何にもないのに殺害されたんです。
でも、その何十倍も、何百倍もの「全く罪もない人達」がアメリカ空軍やロシア軍、そしてフランス軍の空爆で殺されまくってるんです。

パリに祈るのは分かった。いいです。やっててください。私は少なくとも、パリ市民だけではなく、ロシア機に乗っていた方々にも捧げたいし、何よりも、中東の「イスラム国が潜伏している」と言われている地域に住んでいて、何にも分からないまま、天空から爆弾が降ってきて、吹っ飛ばされた100万人以上の方々にも、同時に祈りは捧げたい。

いいでしょうか?確認しときますね。

連中は「戦争している」んです。罪もない人々が死ぬ戦争をしているんです。そして、例えば、アメリカ共和党のバックには全米ライフル協会がついているのだけれど、爆撃機や銃が売れるだけ売れ、人殺しの道具を売ってる連中は儲かるだけ儲かり、そのお金は、アメリカのエライエライ上院議員たちの懐に「寄付」という名目で入るようになっているんです。そして、大量のお金を元手に、そうした連中がまた選挙に受かるのです。その片側だけに祈りをささげて…

テロは許せないって?

忘れてほしくないのは、テロと同じこと、フランス空軍はしてるからな。アホみたいにプロフィール写真をトリコロールカラーに染めてる全員に聞きたい。

君ら、フランス「だけ」を支持していることになってるが、本当にそれでいいんだな?頼むから誰か答えてくれないか?

【視点4】オナラ程の役にも立たない

そして、何よりも一番大事なことは…「何の役にも立たないただのブーム」ってことです。
去年、アイスバケツチャレンジってのがありました。それは
・実際に周知がされていない難病を多くの人に知ってもらえる
・バケツチャレンジをした人は実際に寄付をする
という、「具体的」な支援があったのです。「具体的」に救われる人があったのです。
Facebookで行われた運動で言えば、例の「同性愛」を理解してもらうために、自分のプロフィール写真を七色に染める、というものがありましたね。あれも同じです。具体的に彼らは差別や偏見があるのです。その差別に対して…
「私は、LGBTを差別しない!」
というメッセージがあったのです。それにより、救われる気持ちになる人は多かったでしょう。

日本の東日本大震災も同じです。多くの祈りがささげられ、多くの寄付が集まりました。このように、「助け」「祈り」とは、「具体的」な「支援」を持って完成するものです。聞きたいのだけれど…マーク・ザッカーバーグさん、あなた…

トリコロール色に染めたプロフィール写真の数だけ寄付でもするのか?このトリコロール色にするの、一回100円かかって、それを寄付でもしてくれるんか?

あれ、何の役にも立たないです。

結局、ああやってプロフィール写真を変更している人たちって、たった2タイプなんです。

1、「困ってる人に同情してる」そんな優しい自分、大好き人間。それをFacebookでみんなに見てもらって「いいね」ボタンを押してほしいだけのバカ
2、周りの人がいいって言ってることは何となく何も考えずに乗っかるバカ



【まとめ】

厳しいこと言いますけどね、私はFacebookの色を変えてる人を1ミリも支持しません。支持しませんが、私は昔、卒業旅行でパリに行った経験があるので、今回の件には当然、心を痛めました。
そこで、ニューヨーク時代の友人に連絡を取り、すでに自分に出来る(少ない金額ですが)寄付を行うための準備に入っています。私は、アメリカに自分の口座を持っているので、犠牲者のご家族に直接届けられないか、調査してもらっているところです。
これだけのレギュラーを頂いている以上、パリに飛ぶことは出来ないですしね。何か自分に出来ることを考えた結果、日本ではあまりそのような具体的な動きが少なかったので、アメリカから動いてもらうことにしました。

私ことを批判したり、罵詈雑言言ってくるのは大歓迎だしけっこうだけれど、大事なことなのでもう一度言います。よく考えてほしい。

「祈り」や「支援」は「具体的」に「行動」してやっと意味があると思います。厳しい言い方なのは理解しますが、「結果」を伴わない「同情」はただの「自己満足」だ。

どうか忘れないでほしいと思います。