アメブロの方なのですが、ハンドルネーム「ぽん」さんから、話題になっているPTAにまつわるこんなメッセージが来ましたので紹介します。少し長いですが…。




「先日のPTAの話を他の記事で見ました。その事で聞いてほしいことがありまして。はじめてアメブロ登録し、どこに書けばいいのかわからず、、ですがごめんなさい。
うちの息子の中学校もPTAは押し付けあい、それでも決まらなければくじ引きです。しかも不公平な事に学年保護者会に不参加した人の中からのくじ引きです。参加した人は参加したというだけでくじ引きを逃れられます。不参加のほとんどの方が仕事で忙しくどうしても来れなかったり、中には病気で来れない方もいたり。参加した人は比較的時間に余裕がある方が多く、にも関わらず忙しくほとんど保護者会に顔を出せない方や病気の方の中から、担任による代理でのくじ引きでの選出です。しかもその選出は本部役員、つまり、会長、副会長などの選出です。一番忙しい人、動けない人たちに一番忙しい役職です。くじが当たってしまった皆が口を揃え辞退という言葉を出すと、前年度会長さんから『辞退した家庭のお子さんは卒業式の時の記念品が受けとれませんよ、それがうちの学校での決まりです』と。あまりにもおかしい話だと思いませんか?忙しい方、病気の方など来れない方からわざわざ選び、子供を武器に使い卒業式の記念品が受け取れないと。。辞退を出来ない状況にさせて。実は私も病気がありまして、診断書を提出すれば、記念品も受けとれ、穏便に辞退が出来るかと思い提出しました。
すると『そんなものを出されても困る、ルールはルール。記念品うけとらず辞退するか、やるかどちらかです。』と冷たくあしらわれました
。どう思われますか?あまりにもおかしいやり方だと思いませんか?」




はい。お答えします。
まず、率直にお答えして、私の最初の感想は「ぽんさん…良く受け入れているな」でした。

では順にお話します。

まず、PTAや保護者会は「任意団体」と言います。「任意団体」って、実はメディアが作った造語で、法律的に正確には「権利能力なき社団」って言います。

簡単ですね。
税金とか払ってないでしょ?
なので、義務も果たしてないんだから「権利」もないですよって話。

「権利」がない団体なので、別名【ボランティア集団】です。PTAや保護者会って、実は所詮その程度の立ち位置なんです。
が、親御さんたちの中にはごく一部なんですが「そういう活動が大好き」な人たちがいます。皆さんの周りにもいたでしょ?高校とか。誰も頼んでないのに会長に立候補する人。あのタイプね。

で、そういう人たちって、ほっとくとつけ上がるし、ちゃんと拒否するべきところを拒否しないと面倒なことになるタイプの人が多いので、ぽんさんもしっかりと言った方が良いです。

「アホですか?」

と。そうすれば、もれなく友達は失いますが楽になれます。僕のように。




話を戻しますが、ぽんさんのメッセージでは大きく2点の問題点が存在します。

1点目に強引に役員を押し付けている点。これはそんな権利は「権利能力なき社団」には存在しないので、完全にアウトな行為です。堂々とお断りしてください。断る権利は日本人に基本的人権として認められています。これは憲法21条の結社の自由に規定されています。

そして、それよりも悪質な2点目が「脅し・脅迫」行為をしている点です。
これはハッキリとアウトです。

保護者会やPTAは明確に「学校内生徒全員に対するサービスの提供者」として位置づけられており、そのために学校内の施設(教室や印刷機など)を使用することが認められております。
学校内の施設は公共の財産ですので、それを使用する以上、この大原則を破ってはいけません。PTAだろうが保護者会だろうが、児童の親が加入していようがいなかろうが「等しく児童に対してサービスを提供」するのが義務です。それが出来ない集団が学校内の施設を使ってはいけません。

PTAに加入しなければ、卒業式で不当で悪質な嫌がらせをする、とのこと。

はい。
全然ダメな奴です。

ぽんさんがこれからまずすることは、学校のようにPTAや保護者会をタダで都合よく使える集団と話をすることではなく、

即時、県の教育委員会に訴えを起こすことです。

学校は保護者会やPTAほど都合のよい組織はありません。
だって、タダでいくらでも使えるんだから。PTAの張り切りママさんたちと学校は癒着関係にあります。
冷静で客観的な存在が仲裁に入らなければ、そこまで悪質な状態は改善できません。

学校内のPTA軍団と話をしていても時間のムダなので、冷静に教育委員会に相談しましょう。そして、指導してもらってください。特に

『辞退した家庭のお子さんは卒業式の時の記念品が受けとれませんよ、それがうちの学校での決まりです』と

の部分は…最悪、恐喝に該当する可能性のある言葉で看過できません。絶対に指導が入りますから、堂々と訴えてください。必ずあなたの主張は通るでしょう。

ぽんさんの学校は、結構ひどいレベルの学校だと思います。
普通はそこまでひどくなく、結構みなさん、なんだかんだで協力的にやってくれるものです。

理論上、完全に破たんしていますし論外レベルの話なので堂々と教育委員会に訴えてください。それで大丈夫だと思います。

こちらに憲法学者の木村草太先生のインタビューを貼っておきます。
同じような内容しか書いていないですが、法的な裏付けをお知りになりたかったらご一読を。

どこからがアウト? 法律からみたPTA――憲法学者・木村草太さんに聞く聞き手 / 大塚玲子