ちょっと国の「働き方改革」とは全然違う、僕の感覚の中の「働き方改革」について。

完全に個人的な意見です。
政党などとは全く関係のない、僕の体験談からくる「感想」のようなものだと思って読んでください。

僕は実は個人的には「産休」「育休」ってやめた方がいいんじゃないかって考えている人間です。
産休によって助かっている人が大勢いることは理解しています。産んだ直後に復帰なんてつらいですよね。大変ですよね。ただ、僕がアメリカニューヨークに駐在しているときに見た光景は、日本でそれまで培ってきた常識を覆すものでした。

アメリカって産休と育休がないんです(正確には超短い産休だけはある)。

意外ですか?
育休のない国ってあるの?って聞かれたことがあるんですけれど、はい、アメリカって育休という概念がほぼなくて、基本的には「有休」を消化するんです。意外ですよね。なので産休も12週は認めるとか建前では言ってるんですけれど、そんなにとる人ってほぼいないんです。金がなくなるだけなので。なので基本的には僕の知人は全員6週間以内に職場復帰してました。早い人は4週間で復帰。

アメリカ人女性は日本や海外を「羨ましい」って言っていました。産休も欲しいし、育児休業も欲しいって。

え????
育児休業ないの???

そうなんです。育休はですね…ゼロですね。
育児休業なんてもの存在自体ないです。

なので、アメリカで妊娠したら、出産直前まで仕事します。
で、基本的に欧米では95~6%は無痛分娩での陣痛促進剤出産なので…産婦人科医の指定した時間に病院に行き、陣痛の痛みは麻酔でとめて、陣痛を促す促進剤を注射して計画的に出産します。

なので、日本と違って産婦人科医は土・日休みです。
いや、ホントに。大体は計画通りの時間で産んじゃうんで。なので、出産日も結構前から決まってるんです(産婦人科の都合で)。なので直前に休めばオッケー。

全然違う常識に結構驚きました。
でも、結論から言うと、極めて合理的である部分が多かったことが事実なんです。

まず、アメリカの働く女性は自分の仕事に誇りを持っています。アメリカでは男女がかなり平等なので会社も有能な女性には頼りにしています。それなりの地位も与えます。でも、アメリカ人も普通の人間なので出産適齢期もあります。

なので、産んでもいいよ、と。
でも、君は必要なんだよ、と。
なので、とっとと戻ってきてね、と。

なので、キャリアウーマンは通常は出産休暇は12週間とか表面では言ってるんですが、基本的にはほぼ6週(=1カ月半)で職場に戻ります。

ヒドイですよ。
大変ですよ。
「日本やフランスの制度が羨ましい」ってアメリカ人女性も言ってますよ?

でもね。

なので、アメリカでは女性が極めて堂々と働いているんです。
女性のキャリアがまったく分断されないんです。
優秀な女性はそのまま同じ地位のまま働けるし、そもそも会社も堂々と優秀な女性の高い地位を与えられるんです。
なので、アメリカって女性の上司がめっちゃ多いんです。

翻って日本はどうでしょう。
いや、素晴らしいですよ?
出産してね、産休とってね。
1年たったら保育園入れてね。保育園なんて補助金でまくってね。超安くてね。
保育園に入れなかったらもう1年育児休暇伸ばしちゃったりしてね。
で、その間も一定の給料は保障されちゃったりしてね。

でも現場ってどうよ?
ぶっちゃけ話しましょうよ。
現場、どうよ?

めちゃめちゃ迷惑してない??
この制度、正直に言ってください。
迷惑じゃない???会社を主語にした場合。そんな風に感じている人、いるにはいるでしょ?

僕らアナウンサーなんて特に分かりやすい職業でしょ?
とくダネ、やってましたよ、と。
司会者は佐々木恭子アナウンサーでしたよ、と。

僕らは恭子さんの喋りと小倉さんの喋りに合わせてプレゼンを考えて、この二人の間合いに合わせていろんなニュースの伝え方を全部座組(ざぐみ)してるわけです。

恭子さんが妊娠しました、と。
いやおめでたいじゃないですか。
応援したいじゃないですか。
産んでほしいじゃないですか。

でも、ぶっちゃけ、仕事ってだけの面で言えば、僕らは当然、恭子さんにはいなくなって欲しくないんです。当たり前でしょ?あんな優秀な人いないですって。東大出身よ?あんな可愛いのに。

なのに、産休でしょ?
育児休業でしょ?

応援しますよ。
でも、実際に現場にあの稀有な能力を持ったアナウンサーはいなくなるわけです。
代理立てなきゃいけないじゃないですか。
誰か連れて来なきゃしょうがないじゃないですか。

しょうがないですよ。
代理で中野美奈子ですよ。

可愛いですよ。大好きですよ。
でもしゃべりのトーンもテンポも知識も全然違う。
全部作り直しですよ。
中野もとってもいい子です。なので、しっかりと組み直しますよ。

それで1年。
1年半。

中野は毎日、頑張った訳じゃないですか。
そんなの、佐々木恭子さんが育休が明けて職場復帰しましたって言って、ポイ捨てですか?無理ですよ。じゃあ今度は逆に中野をどうするんです?中野が可哀想すぎるじゃないですか。

佐々木さん、もう使えないですよ。
恭子さんのキャリア、全部終了ですよ。とくダネは卒業ですよ。

こんな感じになっちゃう。

これって、産休があると絶対にどの職場でもそうなるんです。
だって、1年って長いですってば。
その間、誰かが代役しなきゃ。
代役も頑張ってるんだから、使い捨てなんてできない。

これ、アメリカじゃ絶対に起きないんです。
休んでも6週間とかだから、会社は安心して女性に責任のある立場を任せているんです。
なので、女性がどんどん活躍して、自分の産みたいタイミングで子供も埋めるんです。どうせ会社には迷惑かけないし。

え?子供どうしてるのって?
ベビーシッターですね。
デイケアっていう保育園と同じタイプの施設もあるんですけど、マンハッタン周辺でも数えるほどしかないんです。
なので、ベビーシッターです。
毎月、ベビーシッターに25~30万円払ってます。でも、別にキャリアは続いているので給与も十分にあるので、僕に知り合いはハイクラスの方々だったので毎月60万とか70万とか稼いで、その中で30万とか35万をベビーシッターに使うって感じの子育てをしていました。中には40万稼いで25万をベビーシッターって人もいました。

高いです。
べらぼうに。
でも、お父さんお母さんも、しっかりと面接した上でベビーシッターを厳選しているので、子供を安心して任せています。残業はほとんどないですが、残業してもシッターさんなので全然対応してくれます。いくらでも急な残業に対応できるんです。保育園の迎えがーーーとか関係ないです。

アメリカの仕組みって、結構きついし残酷に見えるじゃないですか?

でもよくよく見ると、めっちゃよく出来ている仕組みで、何より社会がちゃんと「女性を必要としている」ことが分かるんです。なので女性がどんどん社会進出できて、男性社会ではなくなるんです。女性の意見がどんどん反映されていくんですよね。経済も活性化するんです。




僕思うんですけれど、なんとなくこの「育休」とか「産休」って仕組み自体が、女性全体のキャリアをつぶしてる仕組みのような気がしてるんです。

結果だけ見てみましょう。

アメリカの経済どうですか?
不調ですか?
苦しんでますか?

出産に休暇だー
育休だー
女性のケアを~~

叫び続けてる日本とかフランスとか、どうです?
フランスの経済、最低最悪なの、皆さんも知ってるでしょ?あれ、失敗ですよね。どう見ても成功とはいえない状態ですよね?フランスのケアを目指して~って言ってるわけわかんない評論家とかいますけれど、フランスになりたいか?経済終わってるじゃないですか。あれ目指すの?本気??

ちなみに、アメリカって全然少子化じゃないですからね?
マンハッタン周辺のバリキャリの女性だらけの地域でも合計特殊出生率、2前後あるんです。めっちゃ子供産まれてますからね。女性のキャリアもつぶさずに。



僕、日本全国やる必要はないと思うけれど、どこかの特区を作って、日本の中でチャレンジを色々としてみていいんじゃないかって考えているんです。

例えばですが、日本の中の静岡県静岡市だけは、5年間だけ育休や産休を停止してみる、とか。
他にも、北海道の札幌市だけは、7年だけ同性婚をオッケーにする、とか。
北九州市だけは、10年間だけ多夫多妻制度を導入して法的に認めてみる、とか。

チャレンジして、実験して色んなことやってみないと、今のままだとジリ貧なのは分かってるわけだから、今と違うことをチャレンジしてみるだけで、いろんな経験が出来るんじゃないかなぁ…と。
そんな風に感じています。

みんな横並びに全部ダメ、でしょ?日本って。
それってどうなのかなぁ…。

皆さん、どう思います?