大阪の吉村市長もTwitterで指摘されていたが、痛ましい児童虐待死のニュース。

「この親、許せない!」
「児相(児童相談所)も止められなかったの??」

怒りに満ちたコメントをする気持ちも分かります。でも現実世界はそんな簡単でも単純もでありません。むかし僕も取材してテレビで報じたこともありますが、こちらのニュースなどでもある通りで…

「なんで、ここなんや!」タワマン住民反発、児童相談所は〝迷惑施設〟か…大阪市の設置計画撤退の裏事情(産経新聞)

そもそも怒ってる人たちって、じゃあ自分のそばに児童相談所が出来るとどうなるかって言うとこんな感じになることも少なくないんです。

記事読むのが面倒な人に少しまとめると

・大阪のタワマンに児童相談所を作ることを市が撤回させられた
・「児相は地域にとってリスクのある迷惑施設」「マンションの資産価値も低下するのは明らか」「虐待を受けた子供たちには心を癒やす環境が必要」反対派が運動を始めてしまった
・「無断で外出するのではないか」「親が子供を連れ帰ろうと押しかけたりしないか」「住民の安全性を考えないのか」説明会を7回も開いたが、反対派の声はどんどん増えた。
・住民アンケートで、マンション内の全約360戸中、反対は235件に上り、賛成は17件「迷惑施設だ」と。
・吉村市長は断念を余儀なくされた

って話です。

予想するに、反維新の面々で嫌がらせをしたのかな、とも思います。運動の仕方を見れば「あの政党」の末端組織の連中なのかなぁ…という印象を受けるんですけれど、実際に何かしようとしたらこんな感じです。

児童相談所が子供を守りますって言っても、そんなのは自分の住んでるところ以外でやってくれってのが日本人の基礎。

何かあったら怒ってるふりをする。
何かあったら同情してるふりをする。

でもじゃあ何かするの?
リスクとって選挙出てくれるの?改革してくれるの?

いえいえ、何にもしないのが日本人の特徴です。文句だけは一流なのですが。

これ、とくダネ!時代にも何回も取材したのですけれど、ゴミ処理施設も葬儀社も同じです。
文句は言うんですが、自分の家の近くに立てるのは嫌。
で、声の大きい一部の人間が必ずいるんです。
運動員みたいな人たちが。
その人たちがまずビラをまき始めます。デマが多いビラだけれど。
で、違法じゃない範囲で大きな垂れ幕とかを作り始めて、近所に貼りまくります。

それを見て、普通の人たちが「近所付き合いもあるしなぁ…」「こういう人と揉めたくないし…」って言い始めて、みんなで「反対」にかじを切り始めるんです。沖縄とかと同じ原理ね。ほとんどの人が「どっちでもいいけど」って思ってても、とにかく揉めたくなくて「反対」って言わざるを得なくなる。で、テレビで取材に行ったらカメラの回ってないところで「あの人たちが怖いから賛成とか言えないの」って教えてくれる。

これが現実。

ネット見てください。
今回の虐待のニュース。
みんな憤慨してる(文章を書き込む)。
みんな「許せない」とか書き込んでる。

で、この運動して垂れ幕作ってる連中、誰が叩きました?
こういう人たちの『運動』で児相なんて全然作れないし、保育所とかも全然作れないわけです。
で、行政の責任だ、と怒る。
親もひどいです。親を育てた親もひどいです。でも、そんなのは世界中である話だし、ちゃんと政治的に止められないといけないんですけれど、日本ってそこに行政が入るとなると、必ず反対運動が起きるんです。

一方で「子どもが可哀想~」「保育所に子供が入れない」と叫んで、その一報では新しい施設には徹底的に反対運動と邪魔。新しい施設が出来なかった段階で

「やはり自民党はダメ」
「やはり維新は児相も作れなくてダメ」

とビラをまき始めるんです。もうね、ホントこんな感じなんです。こういう現実も一緒に見るべきです。虐待問題で怒ってる人に聞きたいんですが…



皆さん、叩くところを間違ってません?