リクエストがあったのでこちらの話もコラムに書こうと思います。

池上彰さん。

昔はね~~
いいジャーナリストだったんですけれど…。これはけっこう叩かれるかもしれないですね。

【炎上】池上彰のパクリを八幡和郎が告発。有本香「私も同じ経験ある!」宮下研一「私も!」

思い出すのはもう15年とか前の話。

池上彰さんがNHKを辞められて、初めて民放のテレビ番組に出演されました。
その番組が「とくダネ」。
僕が担当していた番組ですね。

とても謙虚な方で「緊張しております」と語ってらっしゃいました。

天才的な語り口。
驚くほど柔らかい単語を選びながら、難しい内容を解説してコメントする姿に
「これはまたものすごい人が出てくれたなぁ…」
とスタッフみんなで喜んだものでした。


しかし、限界が来ました。


池上さんは本来、ジャーナリストなんです。
テレビタレントじゃあないんです。

現場を走っている人間ならだれでも分かる話ですが、そもそもテレビで取材報告をしたり、しっかりとした内容をルポするのって…

一日や二日で出来ることじゃあないんです。2・3カ月取材して一本出せればいい方です。

池上さんも昔は出来るだけ画面露出を抑えようとなさっていました。
ちゃんとインプットしてからアウトプットしたい、と。

でも、テレビ局は「池上彰」という「タレント」をどうしても手放したくありませんでした。
数字を持っているのでね。



何本ものレギュラー。
何本もの連載。



もう限界ですよね。
インプットとアウトプットのバランスが悪すぎです。
僕が炎上したあたりと同じですよね。

僕はレギュラーを週に8本抱えながら、連載をネットや新聞などで月に30本近くこなしていました。

そんなの持たないんですよね。
無理するようになって、取材不足の分を過激な言葉で補ってPV数を稼ぐように走りました。
で、無理な過激な言葉を使ったタイトルを使って、PVだけを稼いで、結果大炎上するんですけれど、本当にいいお叱りを受けたものだと心底思っています。僕を使ってくださる媒体やテレビ番組に恩返ししたい一心でしたけれど、あんな仕事量、こなせるわけないんですよね。

この池上さんの件に関して言えば、もう記事の通りです。

そうです。
「池上彰」という「何でも知ってるおじいちゃん」をテレビが作っていただけの演出です。
質問は劇団ひまわりの女の子にさせ、何でも知ってるわけないので、スタッフが懸命に調べてきた内容を池上さんが「さも知っているかのように」流ちょうにしゃべっていた、というのが真相です。

かくいう僕も、フジ時代は似たような経験を何度もしています。

はっきり言って、専門家であってもおしゃべりが下手な人って何人もいます。
そんな人に取材しても、テレビで流せないんですよね。
しゃべりが下手すぎて。

なので、スタジオで僕らが話の流れの中で流ちょうにお話します。ただ、僕らはせめて「取材費」「取材謝礼」はお支払いしていました。今回の池上さんの番組はそれをしていなかった模様です。これはルール違反。

正直、今回の池上さんの件は世間からたたかれるでしょうが、僕が責められた話じゃあないです。僕、同じ穴の狢(むじな)なので。

何度も言ってる通りですが、テレビなんてのは一般視聴者の皆様の感覚でものを言えば「全部やらせ」と言われてもしょうがないものです。僕らは「演出」だと思っていますけれど。