大阪都構想への再挑戦は残念ながら失敗に終わりましたね。
賛成派も反対派も全力だったと思います。

結果的には僕は以下の3点が響いたのかな…と分析しています。

・どのみち何も変わらない→すでにバーチャル都構想
・なんでこんなタイミングでやってんのか不明→経済効果8兆円の五輪ですら世界で延期してるタイミング。菅さんも衆院解散を見送ってる中でやることか?
・投票直前の維新の毎日新聞への攻撃が印象が悪すぎた

■どのみち何も変わらない

橋下さんや松井さんと吉村さんになってとっくの昔に2重行政が解消されてすでに10年くらい?で、そんな中で…

■なんでこんなタイミングでやってんのか不明

多分、一番大きかったのがこれかなって思ってます。いや、これはもうみんな思ってたと思うんですよね。僕は今民間で仕事をしてますが、顧客の多くが中小企業の皆さんです。中には個人事業主の方もいて。

いや、もうちょっとコロナについて真剣に捉えてくれないかな~ってみんな思ってますよね。政治家って、ホントに給料下がらないから実感ないんだろうな…。もうね、飲食店とか旅行代理店とか、アパレルや…実はテレビや芸能界も本当に辛くて。それが今、何とか持ち直し始めてきてはいるけれど、そもそもまだ完全になんて戻ってなくて…。

日本だけじゃない訳ですよ。

世界中このコロナで疲弊しまくった経済状況に対応するために、直前にはフランスでは再ロックダウンとかやってるわけです。

え?今?
今、大阪都構想なの??

正直、僕の周辺ではこの声が圧倒的にイチバン多かったです。皆さんの周りもそうだったでしょ?普通の感覚で言えば、世界でオリンピックが延期されているという歴史的な状況の中で、え?大阪都構想なの???ふつう延期じゃない???実際、投票率も結構下がってますし、来年に延期してても良かったんじゃないかなぁ…って感じていました。民間で働いている今の身としては、うわ~松井さんも吉村さんもズレてんな~~と感じたのは事実です。
で、そんな中でラスト1週間という大事な時期に…

■投票直前の維新の毎日新聞への攻撃

です。これはもう、カッコ悪いの一言で、あまりの惨状に黙っていようと思っていた僕もついつい苦言を呈してしまいましたが…

いや!デマってんなら、コロナの中でロクに経済効果の試算をやり直さなかった維新の方が100倍デマだわ!と少なくない人が感じていたでしょう。めっちゃネットでも攻撃されてましたけど。

あせり過ぎだった気はします。全体的に。

多分、普通に働いている人の多くが、コロナがどういう状況か、政治家って本当に分かってないんだな、と心底理解できちゃったと思うんですよね。
コロナ前とアフターコロナでは、経済の根本がめっちゃくちゃ変わってしまいました。

コロナ前に出された都構想の経済効果?

いやいやいや。そんなもん完全にゼロベースで計算し直しが当然でしょ?その再試算に1年か2年はかかりますがな。なぜあんな状態のまま突っ走るのか、本当に不明でした。これらは大阪自民の言う通りでした。
11月1日にこだわって、あの計算をやり直しもせずに夢の未来があるように言い続けてるんだから、デマレベルで言えば維新サイドも十分に同レベルです。
そもそも毎日新聞がどうとか言ってますが、朝日新聞も共同通信もNHKだって報じてます。しかも、それをしっかりと毎日新聞援護部隊のヤフートップで出し続け(Yahoo!っていつからあっちの方向に行ったんでしたっけね…)。これで何十万票が動いたか。たかだかフォロワー〇万人の政治家レベルが四の五の言った程度でかなう訳ないのに。

ラスト1週間に何かを撃ってくることなんて想定内でしょう。
誰が作戦を立ててもそうします。僕が内部にいてもそうする。
なのにあの慌てよう、下品な悪口の言い続け。

最終的に

「否決されても無効だーーー」
「公選法違反だーーー」

とか言い始めた時に、あ、これ負けるかもな、と。
否決されたら無効って…無理に決まってんでしょ。
ちょっとは法律を読んでほしいです。政治家やってんだから。

毎日新聞も朝日新聞も共同通信も「取材して」その結果を報じたのです。それはあくまで「報道」の範囲内です。

中身が間違ってる?

当たり前でしょ。ぜんぶ最初から仕組んでんだから!
あの見出しを打つために、最初から仕組んでんですってばよ。で、公選法の範囲内で出来るように、「取材した」という体にして、それをあくまで「報道した」という事にする。いつものやり方です。僕もやってたわ!その程度(笑)!

僕の去年の参院選の前も同じだけれど、あの時、維新内部にいた相手のペースに完全に乗っかったアンチ長谷川のバカ共はピーピー言ってましたけれど…

相手は時間をかけて作戦を練ってきてるの!ちゃんとやってるんです。丁寧に時間をかけて!!必死に一緒に戦った僕の助言、全然聞こうとしなかったけどさ!(←最後の愚痴 笑)

つまり、あの段階で対応出来ていないんだからもう負けなんです。そうなったらむしろ気にしないで前を向いている方がいい。吉村さんだけです。踏ん張って気にしないようにして発信を続けたのは。他がカッコ悪すぎた。
丁寧に真摯に訂正するならいいんですが、

「これは無効だー」
とか
「公選法違反だー」
とか言い始めたら、もうカッコ悪くなるのです。単純に印象の問題。あの一連のTweetとかでいったい何人の僕の友人・知人たちが

「カッコ悪くて冷めたわ」
「見てられん」

とTweetしたりFacebookにあげていたか。これ、全部維新支持者たちのコメントだからね。


維新は日本の未来のための真剣にメディア対策を!

維新は非常に苦しくはなったかもしれないけれど、それはあくまで全国的な話。大阪ではまだまだみんなが期待しています。今回のはあくまで「大阪都構想は今いらんだろ」というレベルの話。維新は日本をいい方向に改革してくれるみんなだと僕は今でも信じています。

何度言っても聞かなかったけれど、今度こそ真剣にメディア対策を検討して欲しいと心底願っています。あまりにも何もやっていないから維新は「いいところは無視」され、「少しでも悪い点があれば」くそみそに叩かれ続ける、という状態がもう10年も続いています。

その対策のためには

・メディアってそもそも何なの?
・メディアの内部にどんな人たちがいるの?

ってことを学ぶこと。対応すること。ちゃんと金を払ってメディア対策をすることが大事です。そうすれば

メディアの仮面をかぶった、ただの悪意

の存在に気づくでしょう。それに気づかないうちは、1990年代まで日本にいた「拉致問題なんてあるわけないじゃあああ~~ん」という脳内お花畑の人たちと同じ状態になるだけです。
あの存在に気づかなければ日本を真剣に前に進めよう、なんていつまでたっても出来なくなるでしょう。

ちなみに。

世界のトップシンクタンクCSIS(戦略国際問題研究所)が「中国共産党の日本での影響力」についてレポートを出しています(こちら)。普通にこの中で「困窮している毎日新聞に、中国共産党が経済的に支援して入り込んでいる」ことなども言及されています(インタビューベースだけど)。維新の応援者たちはこの程度は全員読んでほしい。世界でもこの程度どの情報操作の研究はされているのに、日本人だけがまだお花畑。「ニュースは正しい情報を伝えてくれてる~~」とか言ってんだから涙目になりますわ。



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さて、もうこの本気論本音論も書く意味もなくなりました。
もともと何度も書いた通りで、フリ―アナウンサーになった時に自分を起用してくれた番組に少しでも貢献しようと、炎上商法で知名度を上げて視聴率に貢献しようとして書き始めた文章。自分の本音も多少は綴ってきましたが、選挙で出馬するまでは完全に自分でもコントロールが効かないレベルで炎上狙いの記事に偏っていましたし、内容も言葉遣いもいかがなものかって内容でした。正直な話、自分でも困っちゃってたってのはインタビューでも答えている通りです。

今は仕事も順調だし、民間でしっかりと働き、出来るだけ多くの納税をすることが日本人としての務めと考えてます。

大阪都構想までは元仲間たちの迷惑にならないようにセーブしてましたけれど、そもそも今はコラムなんて書いている状態でもありません。次の回で最終回にしようと思います。日本について、未来について。今の、今までの思いを書いてひっそりと終わろうと思います。