北村弁護士
「22歳と言われたことを信じて女性と付き合った芸能人に対し、社会が大きな非難を浴びせるとすればそれは社会が間違っている。社会が芸能人に対し、過度の潔癖性を求めているのだとすれば、その価値観がゆがんでいる」

未成年と知らずに交際したなら非難されるべきでない 「行列」北村晴男弁護士 (デイリースポーツ)

北村弁護士、本当によくおっしゃったと思う。
この「過度な正義感」はアメリカでも数年前から問題になっていた「ポリティカルコレクトネス」の代表。行き過ぎた正義感。行き過ぎた規制。その実態は実は世間から認められもしていない連中が叩ける対象を探してストレス発散してるだけ、という事実。

もう10年近く前のことだが、アメリカの映画や連続ドラマでは
「主役級の中に必ず黒人と黄色人種を入れろ!」
「敵役に黒人を入れるのは人種差別!」
といった運動が盛り上がり、暴動を起こしたデモ隊に対して配慮が行われ、大半のドラマと映画では「いい役」を黒人に対して回すようになった。

実は私は、黄色人種の一人としてその行動には一定の理解を示したい。事実、アメリカの白人層の中に…特にテキサスやオクラホマといったアメリカ中南部の白人社会に、情けないほど差別意識を持った白人層がいることは事実。私自身も取材中に驚くような差別発言を投げかけられもした。

が、最近はそれが過度に行きすぎ、アメリカ社会は疲弊の一途をたどった。人間は全員が優等生な訳じゃない。ポリティカルコレクトネスは以前『本気論・本音論TV』でもふれたが、間違っていないがとても疲れる現象。はっきり言ってそこまで言わんでも…の世界。冷静に言えばいいのにね

表現の自由と、それを見て怒鳴り声を上げ続ける「自称:パトロール隊」のような人間がネットを通じて集まりやすくなった。際立って黒人を貶めることを目的とした表現は避けるべきだが、そんな意図がないのであればある程度は表現の自由を認めていかなければ息苦しい社会になってしまう。

結局、狩野英孝さんの一件は分かりやすくて、簡単に言えば去年1年間で「不倫は飽きちゃった」ってこと。同じフライデーで同じ大きさのスクープをしてもマギーちゃんは完全スルー。でも今度は「淫行」というワードで叩けると勘違いした「自称:パトロール隊」が叫び始めた。勉強すらせずに。

法律を多少なりとも勉強している人間出れば、全員北村弁護士と同じ意見。
でも、所詮「叩ける奴」を探しているだけなので法律論なんてどうでもいい。去年「6股疑惑」で叩こうとしたら意外と逆に仕事が増えやがったリンチ対象がいたので、今回は池でもがく子犬をリンチしたいだけ。見てて萎える。

未だにテレビですら「条例違反ですから」とかのたまってるコメンテーターがいるが、頼むから勉強してくれ。未成年であっても「みだらな性的行動」をしない限りは条例違反でもなく、未成年の愛情行動は何一つ条例違反とは言えない。どうも13歳以下とのセックスを禁じている条例と勘違いしてる模様。

アメリカでは「黒人差別」。日本では去年は「不倫」今年は「淫行」で叩きのめせる対象を探して叩いてるだけ。
実はすべてが間違ってるわけじゃないし、一定の効果があるでのあれば否定されることでもないのは理解できる。
が、そればかりだと「本当に怒るべきところ」に怒れなくなる。そこが大事。

みんなストレスたまってるのかなぁ…。
どの道アメリカで起きた流れや動きは5~10年して日本にも入ってくることはよく知られた話。まだこのままポリコレの流れは続きそう。
どんどん疲弊して「口先だけはいい子ちゃん」だらけになるのかなぁ…。
「笑って許す」ってけっこう大切なんだけれど。