特許訴訟大国のドイツにおいてある企業がどれだけの侵害訴訟を提起したかは、その企業が好戦的な企業か否かを知る上で第三者にとっても非常に興味深い情報です。しかしドイツの裁判所によって公開されているデータベースから特許権者である企業の名前で侵害訴訟の情報にアクセスすることは私が知る限りではできません。

一方、ドイツでも侵害訴訟の対抗処置として多くの場合無効訴訟が提起されます。このため、ある企業のドイツ特許に対してどれぐらいの無効訴訟が提起されたかを調べることで、当該企業がドイツでどれだけの侵害訴訟を提起したかを推し量ることができます。

以下にSamsungを特許権者の例として無効訴訟が提起された特許のリストを入手する方法について説明します。

ステップ1:
まずドイツ特許庁のDPMA RegisterのExpert searchにアクセスします。
Nullity_List1
ステップ2:
「Input field」の欄に「{VART = nichtigkeitsverfahren} UND INH=Samsung」と入力します。「{VART = nichtigkeitsverfahren} 」とは無効訴訟が提起された特許に限定するコマンドであり、「INH=Samsung」とは特許権者をSamsungに特定するコマンドです。
Nullity_List2
ステップ3:
スクロールしてSearchのボタンを押します。
Nullity_List3
ステップ4:

そうしますと以下のような無効訴訟が提起されたSamsungの特許のリストが得られます。
Nullity_List4