★クローズド・ノート(B)TOHOシネマズなんば
 映画的にはおもしろかったです。しっかりした原作があれば行定監督も力を発揮するんだということが分かりました。ただあえていわせてもらえれば、片思いの沢尻、とても生徒思いのすばらしい教師、いじめもない最高のクラスである小学4年生、それに純真、一途な伊勢谷や万年筆屋の父娘・・・。とにかく出てくる登場人物がすべて心がキレイなすばらしいひとばっかり。こんなにいい人ばかりだったらこの世界平和だけど、これはあまりにキレイ過ぎる。絶対にありえない。それが引っかかってしまった。映画自体はすごいいいです。何より、この映画の中での沢尻エリカはメチャクチャいいやつです。舞台挨拶でブスッとした不機嫌モードだったらしいけど、映画の中はいいやつでとてもかわいい。映画館では、まわりで泣いてる人もいました。ただ付き合ってくれたうちの娘は非常に退屈そうでした。5歳児に男女の機微は、まだ難しかったようです。