December 03, 2011
「気仙沼」 ・ 「本吉」 その��
2011.11．30 気仙沼
人生初めての本吉。そして気仙沼。 上下のヒートテックに守られて訪れることになった。 身をもって知ったが東北は寒い。 今回、気仙沼へ行くことになったのは、 武田康男先生からお電話を頂いたからだ。 先生からお声をかけて頂けることは本当に光栄なことだった。 ある方から紹介していただき、初めてお会いしたのは博多空港だった。 その行動、こころの豊かさ、こころの大きさ、言葉に感動して涙したのを覚えている。 武田先生は療育センターの歯科医師として、口蓋裂や染色体異常などの子どもさんに接する機会が多く、特にそのご家族への「心のケア」を大切にされていらっしゃいます。 400メートルの陸上のオリンピック選手に選ばれるほど運動にも才がありました。 診療に山を越えて朝方帰ってくることもしばしばだったそうです。 初めてお話ししたときそんな祖父と逢っているような気がした。 ・・・ 11月29日東京から一ノ関まで新幹線で向かった。
お話を聞きながら、先生が普段病院の中で向き合わられているお仕事のお話。
また一方では大切な方々を亡くされた方々に向き合われる先生のお姿、
生まれてきた我が子に障害があると告げられた、重い障害のために一年も生きられない過酷な状況でも、先生は車を飛ばして直接ご家族に会いにいかれ、｢生まれてきたことを一緒に祝福しましょう」とお話しになります。そして、口腔内ケアなどの実際的な医療的ケアを通して、母親の支援、家族のカウンセリングを進めておられます。
その生きざまが祖父と重なった。
僕の祖父は海軍軍医後に熊本県水俣で開業医を営んでいました。
その脚力を活かし、困っている人のために、お金があるない関係なく
車のない時代に自転車で熊本、鹿児島を駆け回り、
人のいのちと一生懸命に向き合った人でした。
水俣は山と海に囲まれた美しい街です。
それが水俣病で一変。
多くの方々の生活、人生も一変した。
そんな水俣をみんなが愛せるように、海と山に桜を沢山植え「さくらマラソン」を作りました。
そんな祖父は疲労により結核にかかり
若くして他界しました。
「愛するあなたへ」は３．１１後に、
あの恐ろしい出来事がきっかけとなり生まれました。
その場所へ、先生と共にお届けに行ける機会を頂いたこと心より感謝申し上げます。
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橋本昌彦オフィシャルＨＰ http://masahikohashimoto.com
