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2007年09月25日

映画鑑賞記vol.177 「父親たちの星条旗」3

父親たちの星条旗 [DVD]

原題 : FLAGS OF OUR FATHERS
制作 : 2006年、アメリカ
監督 : クリント・イーストウッド
出演 : ライアン・フィリップ、アダム・ビーチ、ジェシー・ブラッドフォードほか

ストーリー
第二次世界大戦末期。アメリカ軍は日本軍の重要拠点である硫黄島に上陸し、一ヶ月以上ものの激しい攻防戦を繰り広げていた。この激戦の最中、硫黄島で一番高い擂鉢山(すりばちやま)にマイク、フランクリン、ハンク、レイニー、アイラ、ドクの6名の兵士が星条旗を掲げた。その瞬間を捉えた一枚の写真により、彼らはアメリカ中から”英雄”として称えられることに。その後、アメリカ本土へ帰国したのはドク、アイラ、レイニーの3人だけであり、残りの3人は戦死した。国民的英雄として熱狂的に迎えられたドクたちは、戦費調達のための国債キャンペーンで、アメリカ各地を回ることになるのだが・・・。

感想
クリント・イーストウッド監督、スティーブン・スピルバーグ製作の日米両方の視点から描いた硫黄島映画の第1弾。硫黄島の攻防戦をアメリカ側の視点から描き、硫黄島の擂鉢山に星条旗を掲げる6名の兵士を写した写真の裏側に隠された真実に迫っていく物語となっている。
硫黄島の擂鉢山に星条旗を立てた6人の兵士のうち、生き残って帰国した3人の兵士たちは「英雄」として扱われ、戦時国債募集の広告塔として利用されていくわけである。しかし、星条旗は2度目に立てたものであり、星条旗を立てることに意味はないのである。本当の英雄たちは硫黄島で戦い、死んでいった他の仲間たちであると感じているドクたち帰還兵。英雄として祭られる3人のうち、インディアンでもあったアイラの戦後の人生はあまりにも哀れである。硫黄島の攻防もリアルに描いており、かなりショッキングな部分もある。日本軍で2万人の死者、アメリカ軍も死傷者あわせて約2万人の損害が出ており、かなり激しい戦いだということがわかる。
この作品では日本兵にスポットは当たっていないが、次作の「硫黄島の手紙」で日本側の視点から描くために省いているのだと思う。


(シリーズ関連作品)
硫黄島からの手紙



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2007年05月16日

映画鑑賞記vol.168 「DEATH NOTE デスノート the Last name」4

DEATH NOTE デスノート the Last name [DVD]

制作 : 2006年、日本
監督 : 金子修介
出演 : 藤原竜也、松山ケンイチ、戸田恵梨香、片瀬那奈、藤村俊二、鹿賀丈史ほか

ストーリー
デスノートを駆使し、L率いるキラ対策本部に潜入することができた夜神月(やがみライト)。Lの息の根を止めるために策略を張り巡らすライト、ライトが「キラ」である証拠をつかもうと罠をかけるL。二人の天才の頭脳戦が熾烈を極めていく中、もうひとつのデスノートと死神の目を使って殺人を行う「第2のキラ」が出現する・・・。

感想
人気漫画の実写映画の後編。前編で愛する者をも自身の正義のためにデスノートで殺害した夜神月。
「キラをこの手で捕まえる」と宣言し、L率いるキラ対策本部へ潜入することに成功するライト。また、ライトが「キラ」である確たる証拠を見つけるためにライトの行動を監視するL。ライトはLを抹殺するために、Lはライトをキラとして捕まえるために激しい頭脳戦を繰り広げていくのである。そこへキラを崇拝する第2のキラの出現、第3のキラの出現により、捜査本部を翻弄していく。犯罪者のいない理想社会を作ることを目標にした天才大学生はやがて、その正義が歪んだ形でエスカレートしていくわけである。
藤原竜也の後半の顔つきが段々悪くなっているのがよい感じだ。あとL役の松山ケンイチのクールとお茶目な部分もよかった。ひょっとこのお面はシリアスなストーリーではどうしても笑ってしまうし、逆に不気味だ。
ちなみに、周知の事実だが、Lを主役にしたスピンオフ映画が2008年に公開予定だそうだ。


(デスノート シリーズ)
DEATH NOTE デスノート



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2007年05月14日

映画鑑賞記vol.167 「DEATH NOTE デスノート」4

DEATH NOTE デスノート [DVD]

制作 : 2006年、日本
監督 : 金子修介
出演 : 藤原竜也、松山ケンイチ、瀬戸朝香、香椎由宇、細川茂樹、戸田恵梨香、藤村俊二、鹿賀丈史ほか

ストーリー
大学で法律を学ぶ頭脳明晰な天才青年・夜神月(やがみライト)は、ある夜、死神リュークが落とした名前を書かれた人間は死んでしまうという「デスノート」を手に入れる。半信半疑だったライトは試しにニュースで見た犯罪者の名前を書くと、翌日にはその犯罪者が心臓麻痺で死亡していた事実を知る。このノートの効力を知ったライトは犯罪者のいない理想社会を実現するために、法では裁けない犯罪者を次々と始末していくことに。やがて、ライトは世間から「killer」をもじった「キラ」と崇拝されていく。
一方、連続する犯罪者の不審死が殺人事件だと判断したICPO(インターポール)は、世界中の迷宮事件を解決してきた正体不明の天才探偵・Lを送り込んできた。ライトとL、二人の天才の壮絶な頭脳戦が始まった・・・。

感想
週刊少年ジャンプで連載されていた人気漫画の実写映画化。犯罪者のいない理想な社会を作るため、デスノートを使って次々と法では裁けない犯罪者を殺害していく天才大学生・夜神月と、大量殺人犯としてライトを追う天才探偵・Lの頭脳戦を描いた物語であり、この映画はその前編にあたる。
特筆すべきなのはジャンプに連載されていた作品の中でも非常に珍しい、(直接的ではないが)殺人犯が主人公という点だろう。映画序盤では法では裁けなかった極悪犯を殺害していただけだが、やがて捜査の目が自分に及びそうになったことから、FBI捜査官、そして愛する者までもデスノートによって殺していくことになる。一方、キラ事件を追いかける探偵・Lは、その天才的頭脳を駆使して犯人はライトだと確信していく。ライトは主人公でありながら、犯罪者であるにもかかわらず、Lたちをどう出し抜くのかと期待してしまう。
肉体的ではなく、頭脳と頭脳がぶつかりあう知能戦、心理戦という点がこの映画の特徴であり、おもしろい部分だと思う。


(デスノート シリーズ)
DEATH NOTE デスノート the Last name



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2007年01月07日

映画鑑賞記vol.153 「ダ・ヴィンチ・コード」3

 

 

 

 


原題 : THE DAVINCI CODE
制作 : 2006年、アメリカ
監督 : ロン・ハワード
出演 : トム・ハンクス、オドレイ・トトゥ、イアン・マッケラン、ジャン・レノほか

ストーリー
ある夜、ルーヴル美術館の館長ジャック・ソニエールが美術館の名画が並ぶギャラリーで奇妙な死体で発見される。遺体の周りには不可解な暗号が記されており、講演のためにフランスに滞在していたアメリカの教授ロバート・ラングドンは、フランス司法警察のファーシュ警部に捜査協力を依頼される。ラングドンは宗教象徴学を研究しており、ルーブル美術館へやって来た彼は、早速、ソニエールの周りに記された暗号の解読を始める。しかし、ファーシュ警部はソニエールと会う約束を交わしていたラングドンこそ殺害犯ではないかと疑っており、ラングドンから犯人としての証拠を引き出そうとしていた。そんな二人の前に暗号解読官のソフィー・ヌヴーが現れる。ラングドンがソニエール殺害犯ではないと確信していたソフィーは、事件解決のためにはラングドンの力が必要だと考えており、ラングドンを助けるために一計を案じるのだった・・・。

感想
ベストセラーの原作を映画化した2006年話題の一本。公開前にも大々的に宣伝していたものです。
さてストーリーはというと、美術館の館長殺しの容疑をかけられた大学教授とその逃亡を手助けした女性解読官が、死体に残されたメッセージを手がかりに、キリストの隠された秘密を見つけるという内容だ。サスペンス映画かといわれるとそれほどでもないし、アクション映画かかといわれると確かにカーチェイスは少しあったがそうでもないし(笑)。何のジャンルの映画だろうか。歴史ミステリかな?
ダ・ヴィンチの名画「最後の晩餐」に隠された秘密、マグダラのマリア、聖杯などの薀蓄、解釈は興味深かった。ただ、この映画はキリスト教を信仰、あるいは精通していないと深く理解できないよなあ。多分、事前知識がたっぷりあれば楽しめる作品かと思う。
トム・ハンクス演じるラングドンと共に謎の解明に当たる女性解読官役のオドレイ・トトゥ。彼女は「アメリ」をやっていた女優だ。アメリの時と雰囲気が少し違うので最初はわからなかったなあ。ジャン・レノはあの役に必要だったのか、疑問である。この映画、一度原作を読んでから見るのがよいかもしれない。



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2006年11月05日

映画鑑賞記vol.145 「デイ・アフター・トゥモロー」3

 

 

 

 


原題 : THE DAY AFTER TOMORROW
制作 : 2004年、アメリカ
監督 : ローランド・エメリッヒ
出演 : デニス・クエイド、ジェイク・ギレンホール、イアン・ホルム、エミー・ロッサムほか

ストーリー
二酸化酸素の大量排出による地球温暖化は日々、深刻さを増していた。南極の氷河を調査していた古代気象学者ジャック・ホールは、調査結果を学会で発表し、このペースでいけば100年から1000年後には大嵐の発生や氷河期が訪れると警告する。しかし、ジャックの予測に反し、ロサンゼルスでは巨大竜巻、東京ではゴルフボールサイズの雹が降り注ぎ、ニューヨークは洪水で水没と、異常気象が発生していた。そして、北半球では氷河期が訪れ始め、次第に氷の世界へと変貌していき、アメリカ国民など北半球に住む人間は、キューバといった南の地方への脱出を試み始める。そんな中、ジャックは、仲間と共にニューヨークの図書館で生き延びていた息子サムを救出するため、雪に覆われたニューヨークへ決死の覚悟で旅立つのだった。

感想
地球温暖化による異常気象で氷河期が訪れた地球を舞台にしたSFパニック映画。
現実の地球でも起きないとは限らない現象であり、ある意味怖さのある作品だろう。この手の作品の場合、地球の危機を救う英雄が出てきそうなのだが、この映画に関してはそんな人物は出てこない。主人公の気象学者ジャックは、異常気象が発生するという予測は立てるが、終盤は息子を助けるためにただただ雪の世界を歩いていくという地味な活動であり、特に活躍する場面もない。実際、自然の猛威に対して人間はなす術もなく、ひたすら過ぎ去るのを耐えるしか手段はないと思う。こういう現象が発生しないように対策を打つぐらいしかできそうにない。でも、その対策を行うことも今の世界では難しそうだ。
映画の中には日本の東京が出てくるが、ちょっと東京の街並みには見えない。アジアの繁華街というか、路地裏みたいな場所に見えるよなあ。



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2006年09月15日

映画鑑賞記vol.139 「タッチ」2

 

 

 

 


制作 : 2005年、日本
監督 : 犬童一心
出演 : 長澤まさみ、斉藤祥太、斉藤慶太ほか

ストーリー
双子の兄弟、上杉達也・上杉和也と浅倉南は隣同士の幼なじみで、何をするにもいつも一緒の3人。同じ高校に進み、弟・和也は南を甲子園に連れて行くという夢を叶えるために、野球部のエースとして活躍する毎日。一方の兄・達也は和也と比べると全てが劣っている落ちこぼれで、マイペースな生活を続けていた。そんなある日、予想もしなかった出来事が起こり、達也の運命が変わっていくことに・・・。

感想
あだち充の人気漫画「タッチ」の実写版。タッチというタイトルだが、主役は南になっている。で、肝心の内容ですが、原作・アニメファンにとっては「タッチ」であって「タッチ」ではなく、「タッチ」の登場人物と設定を借りた全く別の青春野球映画ってところかもしれないです。なんか、大事な部分を省略したり、「達也ってそんな男だったっけ?」と首をかしげる部分があったりして・・・。もっとも2時間の映画で全てを詰め込むのは無理な話であるので、ある程度は仕方ないけどね。
ちなみに南は新体操をやるのですが、この実写版では一切出てきません。長澤まさみありきの映画ならやってもいいような気もするが、それまで映画に入れたら収まらなくなるでしょうな。



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2006年06月07日

映画鑑賞記vol.127 「電車男」3

 

 

 

 


制作 : 2005年、日本
監督 : 村上正典
出演 : 山田孝之、中谷美紀、国仲涼子、瑛太、佐々木蔵之介、木村多江ほか

ストーリー
コンピュータ会社で働くアキバ系オタク青年は生まれて22年間彼女がいない。そんな彼がある日、電車内で酔っ払いに絡まれていた美しい女性を助けることに。後日、彼女からお礼にエルメスのティー・カップをもらう。女性と付き合ったことはおろか、まともに話したこともない彼はこの出来事に舞い上がり、インターネットの掲示板に書き込み、その住人たちからアドバイスを受け始める。こうして掲示板の住人たちから「電車男」と呼ばれるようになった彼は、美しき女性「エルメス」を食事に誘うために奮闘していくのだが・・・。

感想
本、ドラマもヒットしたアキバ系オタクと美女の恋愛模様をインターネットの掲示板の住人たちが指導したり、見守っていくという話。恋愛をしたことがない男と美女の恋愛という内容だけなら、今までもあっただろうし新鮮味にかけるだろうが、主人公の電車男にファッションやデートプランなどを掲示板を通して指南していったりするというところが今風なのかな。まあ、これが実話なのか、フィクションなのかは定かではないけど、映画全体的には悪くないと思う。
ただね、掲示板の住人と電車男のやり取りが少ないかなあ。そこがないと普通の恋愛映画になっちゃうし。くせのある住人たちとのやり取りが大事なんだけどなあ。まあ、2時間の映画でそこまで要求するのは無理だよな。細かくやっているのはテレビドラマ版だと思うし。電車男ってどういう話なのか、手っ取り早く知るために見るのもいいのではないでしょうか。



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2006年05月03日

映画鑑賞記vol.120 「誰がために鐘は鳴る」3

 

 

 

 


原題 : FOR WHOM THE BELL DOLLS
制作 : 1943年、アメリカ
監督 : サム・ウッド
出演 : ゲイリー・クーパー、イングリッド・バーグマン、エイキム・タミロフ、アルトゥーロ・デ・コルドヴァほか

ストーリー
1937年、内乱のスペイン。反乱軍の輸送経路となっている峡谷にある鉄橋の爆破を命じられたアメリカ人義勇兵のロベルトは、スペイン人ゲリラに協力を要請する。そこでロベルトは両親を殺されゲリラに加わった美しい娘マリアと出会い、激しく惹かれあうのだが・・・。

感想
名作映画シリーズとして今回紹介するのはヘミングウェイの小説を映画化した「誰がために鐘は鳴る」である。スペイン動乱を舞台に、敵の軍事輸送のゲリラに協力要請をしたアメリカ人青年とスペイン人の娘の数日間ながらも激しい恋を描いた作品だそうだ。
イングリッド・バーグマンはマリア役を原作者のミングウェイに会いにいって射止めるほどやりたかったらしい。原作はアメリカ人青年と娘の恋愛らしいが、ちょっとゲイリー・クーパーが青年という感じではない。この頃で40を過ぎているようだから、渋いオッサンという感じか。
鉄橋爆破まではわりと退屈かもしれない。イングリッド・バーグマンの綺麗な顔を見ることで耐えるしかないかも・・・。ラストは悲しいなあ。2時間半ほどある映画だけど、鐘が鳴るラストシーンで終わって、「えっー、ここで終わりなのか・・・。」と思っちゃった。ゲリラたちが個性的でよい。リーダー・パブロの何か企んでいそうな演技もよい。古典映画として見ておくのもいいかもしれない。
ちなみに邦題のタイトルは「たがためにかねはなる」と読む。



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2006年02月16日

映画鑑賞記vol.95 「チャーリーとチョコレート工場」3

 

 

 

 


原題 : CHARLIE AND THE CHOCOLATE FACTORY
制作 : 2005年、アメリカ
監督 : ティム・バートン
出演 : ジョニー・デップ、フレディ・ハイモア、デヴィッド・ケリー、ディープ・ロイほか

ストーリー
貧しいながらも、父と母、そして父方、母方の祖父母と幸せに暮らしている少年チャーリー。彼の家の近所には世界一おいしいチョコレートを製造・出荷しているウィリー・ウォンカのチョコレート工場があった。だが、そのチョコレート工場はある事件をきっかけにこの15年間、誰も出入りした者がおらず、全てが謎に包まれているという不思議な場所でもあった。
そんなある日、工場経営者のウォンカは大量に出荷されるチョコレートの中に5枚だけ「ゴールデン・チケット」を封入し、このチケットを手に入れた子供とその保護者に工場見学を許可すると発表した。その知らせを聞き、世界中で人々が血眼になってウォンカのチョコレートを買いあさり、食い意地のはった少年やわがままな資産家の娘といった手段を選ばない子供たちが次々とチケットを手に入れる。貧乏なため誕生日に1枚だけしかウォンカのチョコレートを買ってもらえないチャーリーにとってはチケットを引き当てる可能性は限りなくゼロに近かった。そして案の定、両親が気を利かせて早めの誕生日プレゼントとして買ってくれたチョコレートにチケットは入っていなかった。かつてウォンカのチョコレート工場で働いていたジョーおじいちゃんも協力してくれたが、結局チケットを手に入れることはできなかったチャーリー。しかしチャーリーが偶然、街で拾ったお金でチョコレートを購入すると、奇跡的に最後の1枚を引き当てる。大喜びのチャーリーはジョーおじいちゃんと共にウォンカのチョコレート工場へ見学にやってくるのだが・・・。

感想
ロアルド・ダールの児童文学「チョコレート工場の秘密」をジョニー・デップ&ティム・バートンで映画化した作品。
世界一売れているチョコレートを日夜作り続けているウィリー・ウォンカの工場見学を許可された5人の子供たちとその保護者。ウォンカのチョコレート工場はかつてそのおいしさの秘密であるレシピを盗まれてから一旦閉鎖。しばらくして再開するものの、それ以来工場の中でどのようにチョコレートが作られているのかを知る人は誰もいないという不思議な場所である。一般公開されていないチョコレート工場への見学ができるゴールデン・チケットが封入されたチョコレートが全世界でたったの5枚だけ存在すると発表され、世界中でチョコレートを購入するひとが殺到するわけである。家が貧乏で7人家族のチャーリーは、とびっきりおいしいウォンカのチョコレートを誕生日の時だけ食べることができるのである。だが、この世に5枚しか存在しないチケットを一つしか買えないチャーリーが引き当てることは不可能に近い。他のチケットは食い意地のはった少年が引き当てたり、わがまま放題の資産家令嬢や、自信家の少女、生意気で小賢しい少年といった、見てる方はイライラむかつくようなガキ共である(笑)。チャーリーは誕生日プレゼントのチョコレートを手に入れるわけだが、中にチケットは封入されていなかった。少しがっかりするチャーリーだが、自分には縁のない話だと割り切り、たった一枚のチョコレートを両親や祖父母に分けてあげるという心優しい少年である。かつてウォンカの工場で働いていた経験のあるジョーおじいちゃんは、そんなチャーリーに自分が貯めたへそくりを渡し、そのお金でチョコレートを買っておいでと言うのである。喜んだチャーリーは早速買いに行くものの、今回もはずれてしまう。一方、最後のチケット当選者はなかなか見つからない。ある日、チャーリーが街を歩いていると道端にお金が落ちているのを発見する。それを拾ったチャーリーは、三度チョコレートを購入し、ゴールデン・チケットを見事手に入れるのである。でも、このシーンって割とさっぱりしすぎな気がする。道端に落ちていたお金を警察に届けるのかなと一瞬思ったのに、次の瞬間にはお菓子屋にかけこんでいるチャーリー。家が貧乏なんだし、チャーリーの届けるべきか、使うべきかという心の葛藤が欲しかったなあと感じた。さて、チケットを手に入れた後、チャーリーは家に帰り、家族に知らせる。一番喜んだのはジョーおじいちゃん。今まで寝たきりだったジョーおじいちゃんはうれしさのあまり、立ち上がって踊ってしまうのである。ジョーおじいちゃんはすごくうれしかったのだろうな。そして、工場見学の日になり、今まで秘密にされていた工場内部の全貌が明らかになっていくというのが後半のストーリーである。この辺りからジョニー・デップが本格的に登場する。おかっぱ頭でシルクハットをかぶったウィリー・ウォンカ。色白く、何かを企んでいる感じもあり、不気味である。「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジャック船長、「ネバーランド」のジェームス・バリとはまた違った役どころであり、いろいろな役を演じれる俳優だよなあ。でも今回のジョニー・デップはTMレボリューションの西川貴教に見えて仕方がないのは私だけではないだろうな。チャーリー役のフレディ・ハイモアは、「ネバーランド」の三男ピーター役でジョニー・デップと共演したあの男の子である。
子供向け作品ともいわれるが、結構ダークというか、ブラックユーモア的な部分があると思う。工場内ではチャーリーを除いた他の4人が、何らかの罰を与えられている。これは自業自得ともいえる部分であるし、悪ガキ共だから、可愛そうだなとも思わないけれども、ウォンカの冷酷的な感じを受けるシーンかもしれない。工場内ではチョコレートの川が流れていたり、ナッツをむくリスの集団がいたりとファンタジーがあふれている内部である。かわいいというべきか、気持ち悪いというべきかという部分はディープ・ロイが演じるウンパ・ルンパの集団だろう。いたるところにいるウンパ・ルンパは身長が普通の人間の半分くらいの大きさで、わがままで強欲な子供たちをあざ笑うかのような歌とダンスを披露してくれる。このウンパ・ルンパにはいろいろなバージョンがあり、ディープ・ロイは一人20役をこなしたとか。いろいろな演技をしていて、違った意味で楽しめる。エンディングがいい感じで終わっているし、子供も大人もそれなりに楽しめる作品であろう。



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2006年02月02日

映画鑑賞記vol.91 「デンジャラス・ビューティー2」3

 

 

 

 


原題 : MISS CONGENIALITY 2: ARMED AND FABULOUS
制作 : 2005年、アメリカ
監督 : ジョン・バスキンス
出演 : サンドラ・ブロック、レジーナ・キング、ウィリアム・シャトナー、ヘザー・バーンズほか

ストーリー
かつてミス・アメリカ・コンテストの爆破事件を阻止したFBI捜査官・グレイシー・ハート。それ以来アメリカ中で有名になってしまったグレイシーは、顔が割れているため本来の潜入捜査に支障をきたし、さらに同僚のエリックとの恋もあっけなく終わってしまう。FBIはそんなグレイシーに「FBIの顔」として広報活動するよう命じる。心機一転させようと思ったグレイシーはその任務を引き受け、10ヵ月後にはテレビや自伝の出版で忙しい毎日を送っていた。そんな中、親友の「ミス・アメリカ」ことシェリルが、ラスベガスで誘拐されるという事件が発生する。グレイシーは広報活動の一環としてラスベガスに向かったが、シェリルを一刻も早く救出したい思いから、シカゴから飛ばされ、グレイシーに敵意むき出しの新しい相棒・サムと共に単独捜査を開始するのだが・・・。

感想
サンドラ・ブロック主演のアクション・コメディー映画の第2弾。物語の設定は前作からの続きとなっている。
ミス・アメリカ・コンテストを爆弾魔から救ったグレイシーは、今や人気者。色気もなく、男勝りだったグレイシーは、このミスコンの潜入捜査で美容コンサルタントの指導の下、美しい女性となったのだが、本来のFBIの仕事に戻れたのも束の間、あまりにも有名になりすぎたため、以前のような潜入捜査の仕事ができなくなってしまう。さらに前作でいい感じになっていた同僚のエリックとも別れてしまうのだ。このエリックは今作では残念ながら登場しない。その代わりといっちゃ何だが、シカゴからやってきた女性捜査官・サムが登場する。このサムはグレイシーに敵意むき出し。初対面からいきなり衝突してしまうのだ。こんな二人が前作で親友となったミス・アメリカの誘拐事件を解決すべく奔走するというのがストーリーである。
前作は潜入捜査だったからそれなりに面白い映画だったが、今回は普通の捜査なのでちょっと肩透かしな感じもする。FBIラスベガスのボスや女捜査官は嫌な奴なのだが、彼らに天罰的なことは起こらず、グレイシーが池に突き落とすだけで終わっているというのも爽快感が足りなかったなあ。まあ、前作ほどではないが、それなりには楽しめたとは思う。


(シリーズ関連作品)
デンジャラス・ビューティー



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2005年12月11日

映画鑑賞記vol.74 「トゥルーマン・ショー」3

 

 

 

 


原題 : THE TRUMAN SHOW
制作 : 1998年、アメリカ
監督 : ピーター・ウィアー
出演 : ジム・キャリー、エド・ハリス、ローラ・リニーほか

ストーリー
離れ小島の町に住んでいる保険会社のセールスマンであるトゥルーマンは、妻や親友と平和に暮らしていた。そんなある日、トゥルーマンはいつもと違った行動を取ると、周りの様子がおかしくなることに気づく。それもそのはず、トゥルーマンの人生は隠しカメラで「トゥルーマン・ショー」として全世界に放送されているテレビ番組だったのだ。妻も家族も友人もみんな俳優。自分が生まれてから今までの人生はすべて作られたものだった。その事実を知ったトゥルーマンは、現実の世界への脱出を試みるのだが・・・。

感想
ある男の人生はすべて作り物だったというおもしろい設定で描かれた映画。コメディー的な部分もあるが、主人公の立場に立てばシリアスな映画だと思う。
生まれてから今までの自分の人生の一部始終をテレビで放映され続け、家族や出会った友人たちも全て俳優だったというのが現実だったら、実に怖い話である。この映画の主人公であるトゥルーマンはそんな生活を真実を知るまで続けていた。これって人権を侵害してるし、結構問題だと思う。
この作品はテレビを見るものに対するある種の警告を発しているのかもしれない。前半はドタバタと進み、後半はシリアスでどこか物悲しい感じで進んでいく。映画のラストも印象的である。



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2005年11月12日

映画鑑賞記vol.64 「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」2

 

 

 

 


原題 : CHARLIE'S ANGELS : FULL THROTTLE
制作 : 2003年、アメリカ
監督 : マックジー
出演 : キャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リュー、デミ・ムーアほか

ストーリー
チャーリーのもとで働く3人のエンジェルのナタリー、ディラン、アレックスは、誘拐された要人を救出する。しかし、犯人の狙いはアメリカ政府が持っている対組織犯罪の最重要証人リスト。そのリストにアクセスするキーアイテムの指輪はすでに奪われていた。エンジェルたちは捜査を進めていくうちに、チャーリーに復讐を企んでいる元エンジェルのマディソンの存在を知ることになり・・・。

感想
シリーズ第2弾。前回と同じように3人のエンジェルがアクションを披露しながら、物語が進んでいく。だが、正直前作よりはおもしろくなかった。何が原因かはわからない。少し期待しすぎな部分があったからかもしれない。
敵役でデミ・ムーアが登場する。40代でありながらすばらしい鍛え抜かれた肉体を披露し、アクションまでやってくれる。「ゴースト ニューヨークの幻」の頃のデミ・ムーアとは別人だと思ってもよい。
前回も述べたように、ボスレー役のビル・マーレイは降板し、その弟という設定でバーニー・マックが出演している。彼は彼でよい味を出していると思う。


(チャーリーズ・エンジェル シリーズ)
チャーリーズ・エンジェル



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2005年10月28日

映画鑑賞記vol.58 「チャーリーズ・エンジェル」3

 

 

 

 


原題 : CHARLIE'S ANGELS
制作 : 2000年、アメリカ
監督 : マックジー
出演 : キャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リュー、ビル・マーレイほか

ストーリー
チャーリーという謎のボスのもとで働く美人エンジェルのナタリー、ディラン、アレックスは、誘拐されたコンピュータ会社の創立者を救出する指令を命じられる。危険な潜入捜査を決行し、救出に成功するのだが、事件の裏には大きな陰謀が隠されていた・・・。

感想
70年代に人気だったTVドラマのリメイク映画。あまり期待せずに見たのだが、おもしろかった。こういう映画は期待をせずに気楽に見るとよいのかもしれない。上映時間もそれほど長くなく、アクションも取り入れているのでそれなりに楽しめるとは思う。ビル・マーレイのとぼけ具合は好きだなあ。
キャメロン・ディアスが他の二人と比べるとデカ過ぎるので、おんなじ位の身長の女優が良かったなあと個人的には思ったが、これはこれでいいのかな。
ルーシー・リューが美人かどうかは好みの問題だろう。ああいう顔が好きな人もいるだろうしね。ちなみにルーシー・リューとビル・マーレイはこの撮影で揉めたとか揉めてないとか。続編のフルスロットルにはビル・マーレイは出演していない。まあ、あの役は別にビル・マーレイじゃなくてもいいと思うけど・・・。


(チャーリーズ・エンジェル シリーズ)
チャーリーズ・エンジェル フルスロットル



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2005年08月16日

映画鑑賞記vol.39 「追跡者」3

 
 
 
 
 
 
 
 
原題 : U. S. Marshals
制作 : 1998年、アメリカ
監督 : スチュワード・ベアード
出演 : トミー・リー・ジョーンズ、ウェズリー・スナイプスほか
 
ストーリー
連邦保安官補のサミュエル・ジェラードが乗り合わせていた囚人護送機が、機内での銃撃戦により墜落してしまう。運良く助かったジェラードだったが、墜落機からマーク・シェリダンという囚人が逃亡したことを知る。ジェラードは部下を呼び寄せ、シェリダンの追跡を開始する。シェリダンは元CIAの特殊工作員で、2名のCIA部員を殺した容疑をかけられていた。
 
感想
逃亡者」でキンブルを必死に追跡したジェラードを主役にしたスピンオフ映画。ジェラードの部下たちも同じ設定で再登場する。
全体的な感想としては、まあまあ。「逃亡者」よりは物足りない感じがする。逃亡者ではキンブルが無実であることを映画を見ている側は知っているので、犯人は誰なのかとか、ジェラードの追跡をかわすとか、いろいろと面白い要素があったと思う。で、この映画は、ジェラードを主役にしているのだから、シェリダンをぎりぎりまで無実なのか、それとも本当に悪なのか、わからないようにしていればもっと面白かったかもしれない。
「逃亡者」でジェラードとその部下たちを気に入った人たちは、彼らがキンブル以外の事件ではどんな感じなのかを見てみるのも面白いかも。ただ、ちょっとショックな出来事が劇中で起こってしまうんだけどね・・・。


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2005年08月05日

映画鑑賞記vol.34 「ダブル・ジョパディー」3

 
 
原題 : DOUBLE JEOPARDY 
制作 : 1999年、アメリカ
監督 : ブルース・べレスフォード
出演 : トミー・リー・ジョーンズ、アシュレイ・ジャッド、ブルース・グリーンウッドほか
 
ストーリー
愛する息子と幸せに暮らしていたリビーは、ある日身に覚えのない夫殺しの罪で有罪となってしまう。息子を親友に託し、獄中生活を続けていたリビーは、夫が実は生きていて、親友と一緒に暮らしていることを知り、愕然となる。リビーは刑務所内で知り合った女から、”同一犯罪では二度有罪とはならない”という「ダブル・ジョパディー(二重処罰の禁止)」という法律があることを聞かされる。6年後、仮釈放されたリビーは、夫への復讐のため逃亡するが、保護観察官トラヴィスが彼女の前に立ちはだかる・・・。
 
感想
「ダブル・ジョパディー」というテーマがおもしろい。この映画ではリビーが夫殺しという罪で有罪となっているが、死んだと思われていた夫が生きており、リビーがその夫を殺しても、今度は罪には問われない。法律を逆手にとった復讐を開始するのである。ただ、仮釈放中であるため、何か問題を起こせば、刑務所に逆戻り。しかし、夫への復讐と、愛する息子に再会したいリビーは逃亡を図るわけである。
リビーを追いかける保護観察官トラヴィスには、「逃亡者」でジェラードを演じていたトミー・リー・ジョーンズが扮する。リビーを見つけ出すが、間一髪で逃げられてしまい、ひたすらリビーを追いかけるトラヴィス。まっ、要するにこの映画は女版・逃亡者というわけである。
どういう展開になり、どういう結末になるかは、ある程度予想できてしまうが、これはこれで楽しめたと思う。アシュレイ・ジャッドが小奇麗なため、あんまり必死で逃亡している風には見えないかもしれないけど、よしとしよう。


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2005年07月30日

映画鑑賞記vol.32 「逃亡者」4

 
 
原題 : THE FUGITIVE 
制作 : 1993年、アメリカ
監督 : アンドリュー・デイビス
出演 : ハリソン・フォード、トミー・リー・ジョーンズ、シーラ・ウォードほか
 
ストーリー
妻殺しの汚名を着せられ、死刑宣告を受けた外科医リチャード・キンブル。護送途中の車が事故に遭い、危ないところを脱出することができたキンブルは、事件当夜に揉み合いになった「義手の男」を捜すべく、逃亡者となる。しかし、その頃、連邦保安官補のサミュエル・ジェラードとその部下たちは、キンブルの追跡を開始していた。捕まれば、死刑は免れない。命と名誉をかけたキンブルは、ジェラードの追跡を振り切りながら、事件の真相に近づいていくのだが・・・。
 
感想
60年代に放送していた高視聴率アメリカTVドラマの映画版リメーク。4年ほど放送していた全120話の長いドラマを、映画では130分ほどにまとめてある。
身に覚えのない妻殺しで、死刑判決を受けてしまうリチャード・キンブル。無実なのにこのままでいけば、間違いなく「死」がまっている。だが、護送途中で囚人たちの反乱から、逃亡するきっかけを得る事ができたキンブルは、真犯人を見つける戦いに身を投じることとなる。
こういう主人公が無実の罪に問われる作品に登場する警察どもは、本当に無能。腹立たしくなるぐらい。まっ、こいつらが切れ者なら、主人公が逃亡することもないのだが・・・。
キンブルを追いかけるジェラード役のトミー・リー・ジョーンズがいい味を出している。また、ジェラードの部下たちも何気におもしろい。この作品が好評を博したのか、数年後ジェラードが主役の「追跡者」という映画が作られることになる。
捕まれば死刑という絶体絶命の状況下での逃亡劇は、スリルがある。序盤から中盤までは手がかりが「義手」ということだけで、誰が真犯人なのか見当がつかない不利な状態から、徐々に真相に迫っていくというサスペンス、そして、終盤のアクションと、この一本でいろいろ楽しめると私は思う。少なくともTBSで放送された江口洋介主演の「逃亡者」よりは断然、面白いだろう。


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2005年07月13日

映画鑑賞記vol.24 「トップガン」3

 
 
原題 : TOP GUN
制作 : 1986年、アメリカ
監督 : トニー・スコット
出演 : トム・クルーズ、ケリー・マクギリス、ヴァル・キルマー、アンソニー・エドワーズほか
 
ストーリー
アメリカ海軍が持つ、世界最高のエリートパイロットを養成する学校「トップガン」の訓練生となったマーベリック。自分のパイロットの腕に自信を持つマーベリックだったが、ある事故をきっかけに操縦する自信を失ってしまう・・・。
 
感想
トム・クルーズ主演で、当時大ヒットした映画。今でも若いトム・クルーズだが、やはり当時はもっと若い(笑)。この映画をちゃんと見たことはなかったが、テーマソングだけは聞いたことがある。
内容は、自信のあるパイロットが挫折し、友情に支えられ乗り越えていくという感じ。私の感想はまあまあというところ。
ちなみにブレイク前のメグ・ライアンも出演しているところは見逃せない。


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2005年07月09日

映画鑑賞記vol.22 「トロイ」2

 
 
原題 : TROY
制作 : 2004年、アメリカ
監督 : ウォルフガング・ペーターゼン
出演 : ブラッド・ピット、エリック・バナ、オーランド・ブルームほか
 
ストーリー
トロイとスパルタとの間で同盟が結ばれようとした時、トロイの王子パリスがスパルタの王妃ヘレンと恋に落ち、若いパリスはヘレンをトロイへ連れ帰ってしまう。屈辱に燃えるスパルタ王は、アキレス率いる大軍をトロイへ侵攻させる。トロイとスパルタの史上最大の戦いの幕が開く・・・。
 
感想
古代ギリシャのトロイ戦争を題材にした超大作。この映画のためにブラッド・ピットは肉体を鍛え上げている。「アキレス腱」、コンピュータ・ウイルスで知られる「トロイの木馬」といったもののルーツがこの映画には登場する。3時間弱とちょっと長めの映画であるので、鑑賞する方は少し大変かも。戦闘シーン、巨大なトロイの木馬といったものはすごく金がかかっていると思う。感想は「ん〜」という感じかな?


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2005年05月17日

映画鑑賞記vol.7 「デンジャラス・ビューティー」4

 
 
原題 : MISS CONGENIALITY
制作 : 2000年、アメリカ
監督 : ドナルド・ピートリー
出演 : サンドラ・ブロック、マイケル・ケインほか
 
ストーリー
グレイシー・ハートは男勝りで色気のないFBI捜査官。そんな彼女にミス・アメリカ・コンテストの潜入捜査の命令が下る。手配中の連続爆弾魔が次の標的にしたのが、そのコンテストだったからだ。仕方なく引き受けたグレイシーは、女っぽい美容コンサルタントの厳しい指導によって、華麗な美女に大変身する。ミスコンに潜入するグレイシーは、「ニュージャージー州代表」として、また、FBIの捜査官としてこの難局を乗り切ることができるのか...
 
感想
おもしろかったです。色気のない女性から、華麗な美女に変身する過程が描かれるのですが、そこもおもしろいです。脱毛処理とか、パックとか、美女になるのは大変なようです(笑)。美容コンサルタントのビクターもいい味を出しています。公開当時、映画とバックミュージックにあわせて、おすぎが「デンジャラス・ビューティー、見なさい」と言っていたことを思い出します。この映画は2005年の今年、続編が公開されます。今度はどんな話になるのか、今から楽しみです。
 
 
(シリーズ関連作品)
デンジャラス・ビューティー2


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2005年05月07日

映画鑑賞記vol.1 「ターミナル」3

 

原題 : THE TERMINAL
制作 : 2004年、アメリカ
監督 : スティーブン・スピルバーグ
出演 : トム・ハンクス、キャサリン・ゼタ=ジョーンズほか
 
ストーリー
東ヨーロッパにあるクラコウジアから、ある約束を果たすためにアメリカにやって来たビクター・ナボルスキー。しかし、ビクターは空港で入国を拒否されてしまう。クラコウジアでクーデターが起こり、国が消滅。パスポートも無効になり、無国籍になってしまったからだ。彼は入国もできず、情勢が安定するまで帰国することもできず、英語も話せず、通貨も持っていない、いつ終わるかわからない空港での生活が始まった。 
 
感想
家族が新作DVDを借りてきたので、見ることにしました。全体的な感想はまあまあという感じ。大爆笑というわけでもないが、それなりによかったと思います。しかし、あの空港は巨大なセットらしいですね。さすがはアメリカ。かける金の額が半端じゃないようです。ビクターと交流を深めるインド人のおじいさんがいい味を出しています。86歳だとか。元気ですね


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