◇サブタイトル
土曜ワイド劇場「温泉若おかみの殺人推理(24) 山形鶴岡・映画村誘拐殺人!!炎の密室に閉じ込められた真犯人!?1億円のサクランボ娘…」
◇出演者
東ちづる/羽場裕一/芳本美代子/山口香緒里/多岐川華子/山村紅葉/小沢和義/中原果南/松井紀美江/奈良﨑まどか/井村空美/篠田光亮/山上賢治/山口竜央/桜川博子/竹内希実/鯉迫ちほ/池上季実子/高槻祐士/上野山浩/松上順也/西本晴紀/花田鼓/若林豪/岡田茉莉子
◇キャスト
◇ゲスト
高槻祐士 | ||
上野山浩 | 松上順也 | |
酒田市の皆さん 鶴岡市の皆さん あつみ温泉の皆さん |
◇あらすじ
中川美奈(東ちづる)は、山形県の日本海側、庄内地方にある“あつみ温泉”の旅館の若おかみ。夫の新太郎(羽場裕一)は地元警察の刑事で、2人とも毎日、大おかみ・政子(岡田茉莉子)のシゴキを受けながら、元気に働いている。
ある日、東京から雑誌編集者・古川希(芳本美代子)とカメラマン・黒川真弓(山口香緒里)が、美奈の旅館にやって来た。女性誌で山形特集を組むことになり、この先1週間、美奈の旅館を拠点に山形県内の取材を行う予定なのだ。
旅館の取材を終えた希たちが、続いて“庄内映画村”に出向くと聞き、ちょうど映画村に用事があった美奈は車に同乗させてもらうことにした。その日はちょうど、旅館のお得意様でもある安藤グループ社長・安藤慶子(池上季実子)の娘・沙紀(多岐川華子)が映画に初出演する日だったのだ。沙紀は今年の“さくらんぼ娘”に選ばれたことから特別に抜擢されたらしい。
映画村では、慶子が撮影に初挑戦している娘をハラハラしながら見守っていた。美奈は慶子に希を紹介しようとするが、2人はかつて知り合いだったらしく、慶子と希の間に不穏な空気が流れているのを、美奈は感じ取った…。
その後、美奈と慶子は、休憩に入った沙紀の控え室に向かうが、部屋の中にいるはずの沙紀の姿が見当たらない。すると、慶子の携帯電話が鳴り、なんと「娘を預った。助けたかったら、1億円用意しろ」という脅迫電話がかかってきたのだ…!
犯人の声の背後からザーッという水が流れるような音が絶えず聴こえていたという慶子の証言から、新太郎たちは鶴岡ダム近くに停まっていた怪しいワンボックスカーを発見。後部座席に拉致されていた沙紀はケガもなく無事だったが、なんと車のトランクからトラック運転手・樋口勝(小沢和義)の刺殺体が見つかった。樋口が誘拐犯であることは間違いないようだが、共犯者と仲間割れの果てに殺されたのだろうか…。
調べを進めると、樋口と別れた妻・青木芳江(中原果南)の間に生まれた娘・さくらが、5歳で亡くなっていたという悲しい事実が浮上する。5年前、保育士が目を離した隙に保育園児2人が物置の中に閉じ込められ、熱中症で死亡する事故が起きたのだが、そのうちのひとりが樋口の娘だったのだ。しかもその保育園を経営していたのは、ほかならぬ慶子だった…。当時、園長だった慶子は全面的に過失を認め、すでに賠償金を支払って示談が成立していたが、樋口は慶子を恨み続けて犯行に及んだのだろうか…!?
そんな中、さくらと共に事故死した男の子の母親が、なんと希であることが判明! 新太郎は、希こそ、沙紀を誘拐し樋口を殺した犯人ではないかと疑うが、美奈は彼女が悲しい過去を抱えていたことに胸を痛める。そして事件の謎を追ううち、美奈は5年前の事故に衝撃の真実が隠されていることに気づいて…!?