月曜ゴールデン 万引きGメン･二階堂雪－第11作（2004年）「美形願望」

◇初回放送日＝2004年1月26日　視聴率＝14.7%

◇サブタイトル
月曜ゴールデン　万引きGメン･二階堂雪－第11作（2004年）「美形願望」

◇出演者

木の実ナナ、中山忍、ルー大柴、あき竹城、角野卓造、竜雷太、姿晴香、若林志穂、前田耕陽、石橋保、比企理恵、上良早紀、坂本ちゃん、OSAMU、野口雅弘、細川智三、井上裕季子、津島令子、宮下敬夫、田村茉紗子、松澤仁晶、林健太郎、内山達貴、岡崎愛、松田俊政、楠玲奈、猪鼻真依

◇キャスト

二階堂雪／木の実ナナ 新栄警備保障の保安員。	二階堂千秋／中山忍 透と雪の娘。
和田幸雄／ルー大柴 アイワールド相模原店 店長。	滝伸子／あき竹城 アイワールド相模原店 事務員。
二階堂透／角野卓造 雪の夫。	万引きGメン･二階堂雪⑪ 「美形願望」

◇ゲスト

石渡新吉／竜雷太 保安員・元刑事	南条亮子／姿晴香 南条医院 院長・内科医・南条の妻
芝浦鈴子／若林志穂 南条医院 受付・新吉の娘	南条俊樹／前田耕陽 南条医院 形成外科医・亮子の息子
芝浦喜一／石橋保 鈴子の夫・鉄鋼所従業員・新吉に以前窃盗で逮捕された男	鹿取たまき／比企理恵 ホステス・2年前の万引き犯
佐藤礼奈／上良早紀 南条医院 看護士	坂本ちゃん 女装の万引き犯

矢島光男／OSAMU たまきの愛人	野口雅弘 相模原西警察署 刑事	細川／細川智三 相模原西警察署 刑事
井上裕季子 万引き犯	津島令子 レポーター	南条／宮下敬夫 南条医院 元院長・故人
田村茉紗子 万引き犯	社員／松澤仁晶 自動車整備修理工場「オリエンタルモータース」	林健太郎
南条俊樹／内山達貴 （少年期）	芝浦鈴子／岡崎愛 （少女期）	松田俊政
楠玲奈	芝浦鈴子／猪鼻真依 （幼少期）	テアトルアカデミー

◇あらすじ

二階堂雪（木の実ナナ）は警備会社からスーパーに派遣され、万引きやスリなどを取り締まるベテラン保安員。雪は以前見回りを担当していたスーパーに保安員として２年ぶりに戻る事になり、元刑事だという保安員・石渡（竜雷太）とコンビを組むことになるのだが、石渡は雪に対し無愛想な態度な上、取り締まり方などでもことごとく対立する。ある日、雪は訪ねてきた刑事達から、以前、雪が万引き犯として補導した鹿取たまき（比企理恵）が最近、自宅で殺されたと聞かされ驚く。

女と愛とミステリー 花の罠－奈良・大和路殺人事件－（水野真紀）ー（2003年）

◇初回放送日＝2003年3月30日　視聴率＝%

◇サブタイトル
女と愛とミステリー　花の罠－奈良・大和路殺人事件－（水野真紀）ー（2003年）女流棋士が殺人事件の真犯人を追う。

◇出演者
水野真紀、高橋和也、石原良純、原田貴和子、若林志穂、小市慢太郎、矢島健一、山本紀彦、尾崎右宗、草薙良一、平野稔、田村円、薬師寺順、峰岸みくさ、浜口悟、鈴木千賀子、内林若奈、井上麻衣子、美月麻帆、山本愛星、原田舞美、竜雷太、伊武雅刀、

◇キャスト

青山桜／水野真紀 女流棋士。二段	水無瀬翔／高橋和也 桜の兄弟子、五段
野中信一／石原良純 幹事長。ドクター	御影真理子／原田貴和子 女流名人。誘拐の被害者
角田菊江／若林志穂 被害者。桜の幼馴染。村上	田沼健介／小市慢太郎 御影の大ファン
雨宮七段／矢島健一 日本将棋連盟	工藤／山本紀彦 奈良支局長
橘刑事／尾崎右宗 奈良中央署刑事	花の罠－奈良・大和路殺人事件－
黒原達男／草薙良一 貿易会社黒原商事社長。菊江の愛人	会長／平野稔 日本将棋連盟
田村円 「エルドラド」店主	薬師寺順 蕎麦屋店主。サインを貰う

峰岸みくさ 病院の警護の婦人警官	浜口悟 捜査員	鈴木千賀子 店の女将
まなみ／内林若奈 私立大病院の院長の娘	井上麻衣子 対局戦会場の受付？	美月麻帆 菊江の母（回想）
青山桜／山本愛星 （幼少期）	角田菊江／原田舞美 （幼少期）	トライアルプロ NACタレントセンター フォワードタレントオフィス 東京優勝 東京児童劇団

国松八段／伊武雅刀 日本将棋連盟理事

島村刑事／竜雷太 奈良中央署。係長

◇あらすじ

将棋の女流名人・御影真理子（原田貴和子）が、奈良で何者かに誘拐された。犯人は何故か「青山桜女流二段に、身代金５千万を持ってこさせろ」と要求する。御影真理子女流名人と青山桜女流二段（水野真紀）は、数日前に名人戦で対局し、御影真理子が３期連続の女流名人位のタイトルを獲得したばかりだった。真理子が誘拐されたとの連絡を受け、驚き将棋会館に駆けつけた桜は、さらに自分が身代金を持っていくように指名されていると知り、何の心当たりもなく、困惑する。そこに関西弁の女から電話が入る。女は「春日大社の石灯籠の中に大事なものを入れてあるから、青山女流２段に探させろ」と言って、電話を切る。翌朝、桜は将棋連盟理事・国松８段（伊武雅刀）と友人の水無瀬翔５段（高橋和也）と共に、犯人の指示通り奈良の春日大社へ向かう。そして警察が見守る中、桜は石灯籠の中から真理子の携帯電話と「この携帯電話を身に付けて連絡を待て」と書かれたメモを見つける。次の犯人の要求は、翌日の正午、桜に身代金を持たせ、近鉄奈良駅のそばにある商店街の薬局の前に行けというものだった。桜は万全の警備体制の中、指定場所に向かう。犯人は桜の待つ薬局の電話に電話をかけ、「駅と反対方向に歩き、「女流名人」と書いた紙を差し出す人にバッグを渡せ」と言う。桜は宅配ピザの店員を装ったバイクの男に「女流名人」という紙を見せられ、呆然としている間に身代金を奪われる。真理子の電話を持たせてそれを使うと見せかけ、実際にはかけてこない点や、別の場所で身代金を奪うと見せかけ、逆の手を指してくるなど、犯人の手口はどこか将棋指しのようだった。

ＳＬ山口線貴婦人号トンネル殺人!?（宅麻伸）ー（1996年）「容疑者は列車に乗って、現場を目撃していた…」

◇初回放送日＝1996年6月29日　視聴率＝%

◇サブタイトル
土曜ワイド劇場　ＳＬ山口線貴婦人号トンネル殺人!?（宅麻伸）ー（1996年）「容疑者は列車に乗って、現場を目撃していた…」

◇出演者
宅麻伸、永島敏行、若林志穂、平泉成、岡安由美子、及川以造、和田圭市、高田敏江、不破万作、小野武彦、白石奈緒美、浅沼晋平、加藤満、曽川留三子、今井あずさ、大森照子、福島剛史、宮川和也、内田智之、善家尚史、安積玲奈、宮川佳子、藤沢あゆみ、高橋基樹、宮川力、宮川高美、長門裕之、

◇キャスト

佐藤毅／宅麻伸 阿東警察署　刑事	多田雄一／永島敏行 多田建設社長。源吉の息子
多田道子／若林志穂 雄一の妹。目が不自由	沖玄二郎／平泉成 多田建設専務。小田切の身元引受人
沖弘美／岡安由美子 玄二郎の婚約者	小田切政人／及川以造 転落死した男。タクシー運転手
藤島刑事／和田圭市 阿東警察署　刑事	今井春子／高田敏江 列車乗客で目撃者
清水俊雄／不破万作 阿東警察署　刑事	岡部課長／小野武彦 阿東警察署　刑事課長
右田真佐子／白石奈緒美 「常盤」の女将	浅沼晋平 署長
加藤満 駅員	曽川留三子 小田切の妻

松本／今井あずさ タクシー会社の事務員	大森照子 津和野の実家の近所	福島剛史 同僚のタクシー運転手
宮川和也 「常盤」	多田雄一／内田智之 （幼少期）	佐藤毅／善家尚史 （幼少期）
多田道子／安積玲奈 （幼少期）	宮川佳子 「樹里庵」店員？	生徒／藤沢あゆみ ㊧目撃者？
生徒／高橋基樹 ㊨目撃者？	宮川力 医師？	宮川高美 「常盤」

多田源吉／長門裕之 父。多田建設前社長

ＳＬ山口線貴婦人号トンネル殺人!?

◇あらすじ

山口線を走行中の名物SL「産婦人号」が津和野にさしかかった時、乗客の人が、臼井トンネルの上から線路に墜落する男性を目撃する。通報で車掌が駆けつけた時、男性はすでに死亡。その直後、目撃者の乗客はなぜか姿を消していた！現場に急行した佐藤刑事(宅麻)は、死亡した男性が以前会ったタクシー運転手・小田切(及田)と知る。
1ヶ月前、小田切はタクシーの客が急病になったと佐藤に助けを求めてきたのだ。その客とは、佐藤の少年時代の友人・雄(永島)の父・源吉(長門)。源吉に付き添う盲目の女性は、雄の妹・道子(若林)だった。佐藤らの捜査の結果、小田切が事件の日の朝、返送した不審な客を乗せていることが判明。また、墜落の目撃者で、その直後に姿を消した乗客は雄とわかり…。

松本清張スペシャル・地方紙を買う女（内田有紀）－（2007年）

◇初回放送日＝2007年1月30日　視聴率＝%

◇サブタイトル
日本テレビ系列の「火曜ドラマゴールド」枠「松本清張スペシャル・地方紙を買う女（内田有紀）－（2007年）」地方紙は仙台地区の設定

◇出演者
内田有紀、秋野暢子、国分佐智子、千原ジュニア、井澤健、若林志穂、温水洋一、あめくみちこ、左時枝、高嶋政伸、市川勇、大桑マイミ、宍戸美和公、二階堂千寿、白川ゆり、伊藤梨沙子、岡田祥伍、宮田真帆

◇キャスト

潮田芳子／内田有紀 東京の弁当工場従業員	村木圭子／秋野暢子 銀座のクラブ「アリアダ」のママ
福田恵／国分佐智子 芳子の元同僚で水商売に転職	庄田昭夫／千原ジュニア 福田恵の愛人
石崎俊介／井澤健 「仙台新報」小説担当者	殿村愛子／若林志穂 ホステス
温水洋一 愛子駅食堂店主	堤早苗／あめくみちこ 芳子の同僚
工藤静子／左時枝 女川の民宿の女将	杉本隆治／高嶋政伸 小説「野盗伝奇」の作者

◇その他

市川勇 クラブの客	大桑マイミ 同僚のホステス	宍戸美和公 芳子の同僚
二階堂千寿 芳子の同僚	原木京子／白川ゆり 「仙台新報」社員	潮田美月／伊藤梨沙子 芳子の娘。植物状態
岡田祥伍	宮田真帆 店員	ミルヴィサージュアジャンス ヤマ・プロダクション 出島・寺間のみなさん

◇あらすじ

ダニのように悪辣な2人を宮城県の山中で殺害して帰京した潮田芳子（内田有紀）は、事件がその後、どう扱われたのか気が気ではなかった。芳子が、心中に見せかけて毒殺した2人というのは、ダブル不倫カップルの庄田昭夫（千原ジュニア）と福田恵（国分佐智子）。芳子は、東京で情報を得ようとしたが上手くいかず、仕方なく仙山線の片田舎で見かけた地方紙・仙台新報を“その時”まで定期購読しようと営業部に電話を入れた。
営業担当に定期購読の理由を聞かれた芳子は、思わず答えに詰まった。そんな芳子の脳裏に浮かんだのは、新聞に掲載されていた連載小説『野盗伝奇』。とっさにこの小説のファンだと言い逃れた芳子は、名前と住所を告げ、毎日送られてくる新聞のチェックを始めた。
定期購読の話を聞いて喜んだのは、小説の作者・杉本孝志（高嶋政伸）だった。女性ファンの存在に気を良くした杉本は、さっそく愛読を感謝する旨の葉書を送る。だが、芳子は、1ヶ月程して、新聞の中に山中で男女の白骨化した死体が見つかったとの記事を確認。警察が薬物による心中と断定したと知った芳子は、すぐさま仙台新報に定期購読の解約を申し入れた。
1ヵ月後、それまで昼は弁当屋の工場で、夜間は他の店で働いていた芳子は、銀座のクラブでホステスとして働き始めた。だが、その店に姿を見せた杉本孝志という男が小説家だと知った芳子は、思わず捨ててしまった愛読感謝の葉書のことを思い出した。杉本はいつしか芳子に高価な品をプレゼントしてくれるほどの上客になり、芳子はその身の上話まで聞くようになった。
そんな折、杉本が仙台新報の例の心中事件の切り抜きを持っていると知った芳子は、不安にかられてその理由を質した。これに対し、杉本は、心中をテーマにした小説を書くために取材していると明かし、自分がこれまで調査した内容を話し始めた。杉本の分析によると、死亡した庄田と恵はまるで心中をするそぶりはなく、事件は心中に見せかけた殺人。だが、杉本は、真犯人も、その動機もまるで分からないと話した。
数日後、宮城県の沿岸部にある女川にやって来た芳子は、付近の海岸でまるで待っていたかのように現われた杉本と出くわした。心中小説の執筆に意欲満々の杉本は、庄田と恵を殺した犯人が芳子だと宣告。言い逃れできない事件の状況証拠を付き付けられた芳子は、あっさりと犯行を認める。そんな芳子に、杉本は二つの要求をした。それを飲めば、どうやら杉本は警察には通報しないらしい。

北アルプス山岳救助隊・紫門一鬼－第5作（2003年）「殺人山行 不帰ノ嶮」

◇初回放送日＝2003年8月27日　視聴率＝8.8%

◇サブタイトル
女と愛とミステリー　北アルプス山岳救助隊・紫門一鬼－第5作（2003年）「殺人山行 不帰ノ嶮」

◇出演者
髙嶋政宏、一色彩子、若山騎一郎、小林健、伊吹康太郎、渡辺寛二、吉野容臣、片桐竜次、渡瀬恒彦、中江有里、宮川一朗太、若林志穂、岩本千春、小沢象、藤田みどり、浅野麻衣子、堀正彦、偉藤康次、砂川直人、宮本誠、梶山妙子、賀川照子、湯浅真生、加藤和樹、荒木しげる、佐々木勝彦、山田和男、酒井麻吏、原昇、池谷尚史、衛藤愛、寺尾浩明、土肥庸宏、沖田富之

◇キャスト

紫門一鬼／髙嶋政宏 隊長。元新聞記者。	一色宏美／一色彩子 隊員。
桜井数馬／若山騎一郎 隊員。	石田鉄平／小林健 隊員。
佐藤大吾／伊吹康太郎 隊員。	渡部／渡辺寛二 白馬北警察署。刑事
松山／吉野容臣 白馬北警察署。刑事	北アルプス山岳救助隊・紫門一鬼5 「殺人山行 不帰ノ嶮」
伏見／片桐竜次 白馬北警察署	小室康平／渡瀬恒彦 豊科警察署 の刑事

◇ゲスト

樋口美和子／中江有里 直重の長女・青山のアパレルメーカー店員	吉野達郎／宮川一朗太 美和子の婚約者・画廊「バルビゾン」経営者・吉野総一郎と愛人の息子
上条敬子／若林志穂 東日不動産 社長秘書・知美の同期	須藤知美／岩本千春 直重の元直属の部下・5年前に寿退社したが2年前に離婚
樋口直哉／小沢象 美和子の伯父・東日不動産 専務	樋口朝子／藤田みどり 美和子の伯母・直哉の妻
冬芝秀紀／荒木しげる 東日不動産 社長	樋口直重／佐々木勝彦 東日不動産 専務

◇その他

浅野麻衣子 怪我人の連れの女性？	坂上篤人／堀正彦 東日不動産 秘書	偉藤康次 山岳警察
吉野啓介／砂川直人 達郎の腹違いの兄・東日不動産 前社長・1年前 遭難死	宮本誠 隊員	梶山妙子 隊員
賀川照子 隊員	湯浅真生 隊員	加藤和樹 隊員？
山田和男 唐松岳山荘の従業員	酒井麻吏 白鳥天狗平山荘 従業員	原昇 怪我人？
池谷尚史…警官	衛藤愛 美和子の会社の同僚？	寺尾浩明…刑事？
土肥庸宏…隊員？	沖田富之…隊員？	早川プロ 劇団ひまわり

◇あらすじ
白馬で遭難者が発生し、紫門一鬼率いる山岳救助隊に捜索要請が入った。遭難者は、東京に住む会社員・樋口直重。白馬の難所・不帰ノ嶮（かえらずのけん）を通る２泊３日の登山計画だったが、昨日の下山予定を過ぎても帰還していない。捜索を開始した紫門たちは、切り立った岩壁がそびえるクサリ場の谷底に、樋口の死体を発見する。
白馬北署の現場検証の結果、死亡推定日時は昨日、死因は落下の衝撃による全身打撲と見られた。紫門は、死体の右の掌にロープが擦れてできたと見られる圧痕を見つける。死体の側には、黒と黄色のザイル（編みロープ）が落ちていたが、クサリ場ではクサリを使って登ればいいようになっているため、紫門はその圧痕にかすかな疑問を抱く。
樋口の娘・美和子と婚約者の吉野達郎が白馬に到着した。母親を亡くし、父親と２人きりの家族だった美和子は、登山歴も長く、北アルプスの山も熟知していた父の突然の死に深い悲しみと衝撃を受ける。
そんな中、山荘の宿泊カードから、樋口が須藤知美という女性と一緒だったことが判明する。しかしその後の調べで、知美は杉並の自宅に戻っておらず、行方がわからなくなっていた。救助隊では、知美が故意に樋口を岩場から落として逃走したのではないかとの憶測が飛び交う。
紫門と隊員の宏美は、樋口の通夜に参列した。喪主・美和子に、伯父夫婦・樋口直哉と朝子、そして吉野達郎がいた。達郎は、４年前に亡くなった東日不動産の創業社長・吉野総一郎の息子で、画廊を経営している。樋口はその東日不動産の専務で、現在の社長・冬芝秀紀も秘書２人と現れた。紫門は、知美がかつて樋口の直属の部下だったことを知る。
その頃、山の渓谷で知美の死体が発見される。死亡推定日時は樋口と同日、現場は登山路から外れていた。事故なのか、それとも樋口の墜落に関与していたとすれば、山中をさまよった末に身を投げたのだろうか…？
同じ会社の人物が２人も死亡したことで、紫門は社長の冬芝に会いに行く。しかし冬芝は、２人のことはプライベートなこととして語ろうとしない。そこで、知美と同期入社で仲が良かったという社長秘書・上条敬子に話を聞くと、２人は知美が離婚の相談を樋口にしたのをきっかけに交際を始めたが、再婚話は簡単に進んでいなかったという。
白馬北署で知美の遺体を調べていた小室主任は、登山靴の結び目が、左靴は"花結び"の上に"止め結び"をしているのに対し、右靴は"花結び"のみであることに気付く。山の経験が豊富な登山者なら"止め結び"は必然、しかも左右が違っているのは明らかに不自然である。右靴は別の誰かが結んだと見られ、知美とそして樋口の事故は、山岳遭難を偽装した連続殺人事件の可能性が強まる。それは事件の背後に第３の人物の存在がいることを示していた…。