hasuにとって、初恋と同じくらいに忘れられない存在。
 それは、アーケード版グラディウスのサウンドトラック。
グラ

 ホームセンターでAIWAのウォークマンぽいやつ(本家ソニーは当時の自分には高すぎた)を買った。
 実際のところ、聴きたい何かがあったから買ったのではなく、ウォークマン的な何かが欲しかったという、手段が目的を凌駕した状態だったんだけど。

 そんな時、隣のお兄さんが貸してくれたのが、グラディウスのサントラ。
 これにより、hasuのその後の音楽的嗜好性のほとんどが決定づけられた。

 虜になった。
 ヘッドホンを耳に押し当て、その音楽の世界に没頭した。
 TVやラジオから聞こえてくるどんな音楽とも違った、そのサウンド。

 幼き日のhasuは、ヘッドホンの向こうに確かに宇宙を見た。

 続編となるグラディウスⅡにも、骨の髄までハマる事になるのだけど、それはまた別の機会に。

 隣のお兄さんに貸して貰ったのは、「ORIGINAL SOUND OF GRADIUS」で、アポロンによるもの。
 アポロンのゲームミュージックサントラはリバだく(リバーブたっぷり)な事で有名だけど、このグラディウスのサントラに関しては結構上品なかかり具合だったと記憶している。

 曲がフェードアウトしていく時に、原音の音量が下がるに従ってリバーブが並々と注がれていく、あの手法。
 あれを考えたエンジニア(もしくはプロデューサー)は中々のセンスだと思う。


 ゲームミュージックのサントラは、その黎明期から長きに渡り、コンプレッサやリバーブ等のアウトボードを用いたミックス手法が採られてきた。 逆の言い方をすれば、基盤直のサウンドで製品化する事は稀だった。

 それについては賛否両論あると思うけども、hasu個人としては、リバーブなどで色気を足すのはアリだった。
 エンジニアやプロデューサーにしてみれば、ポピュラー音楽に比べあまりにもショボい電子音の音楽をなんとか商用レベルにまで引き上げる為の苦し紛れの策だったのかもしれないが、リバーブやEQ、コンプで整えられた立体的なサウンドのおかげで、hasuは曲にどっぷり浸って想像の世界に自分を遊ばせる事が出来た。
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 グラディウスには、そんな深い深い思い入れがあったのです。

 それだけに、サントラの後で知る事となったファミコン版には、率直なところちょっと落胆してしまったのでした。

 オプション2個までかぁ……(;´・д・`)
「ビッグコア」なのに何か小さいな……(´・ω・`)
 レーザーが……。・゜・(ノД`)・゜・。

 アーケードとファミコンの間に大きなスペック差がある事は小学生ながらになんとなくは知っていたので、そこまでショックは大きくなかったものの、ビックバイパーの形状についてはかなり納得いかなかったです。

「だって、そこは頑張り次第でもっとゲーセン版に似せられるはずじゃん!ヾ(`Д´)ノ」
 と思ってました。

 その長年のわだかまりを、木っ端微塵に打ち砕く作品がある事を、つい最近になって知った。
 これである。


 こ れ は す ご い


 みんなグラディウスが大好きなんだ(σ´∀`)σ ネッ!!


 数多くの続編、派生作品を生み、世界観も大きく育ったグラディウスの世界。
 スペースオペラ──その言葉がよく似合う。 と、hasuは思っています。