皆さんのお手伝いに復帰していますが、まだ 何かシックリしていません。いまも突然現場と違った世界に景色が飛んでしまい、自分でビックリします。恐らく本の一瞬ですから気にしないで下さい。
 さて、この所、板作りの壷の施釉が始まっていますね。どれを見ても、とても個性豊かで楽しいですね。ところで施釉について気がついたことが有ります。殆どの方が板の継ぎ目のかなり強烈に感じる作りに少々戸惑っているようです。そこでアドバイスです。この継ぎ目は画面の区切り程度に考えて、並び組まれてい板をお部屋の一区画のように考えてレイアウトする気分で仕上げるか、積み重ねられた板の変化(壷全体の形)に頼って、少々荒くとも好きな色彩に施釉してしまうと、板の継ぎ目が景色に変わってくれると思います。考えて見てください。
 次に食器用の器を作っている方達ですが、外側の形が狙いなのか、内側の形が狙いなのか、成型中に気を配って見ることをお勧めします。ロクロから外してからでは「何か変だな」と思っても作り直しになることが多いですから。特に、茶碗を作る方は、内側の成型ばかりではなく、完成された姿を描きながらの作陶が大切ですね。削って直すから・・・と言うのは上手くいかないものです。
 できれば、次回はこのアトリエの個性について書いてみようと思います。