問い「頭によぎる自殺した従姉妹のこと」
http://hasunoha.jp/questions/160

【ご質問内容】

うつ病か更年期かは別として、悩みから生きる意味を失いつつある中、時にずいぶん前に自殺してしまった母方の従姉妹(唯一の理解者であるご主人と離婚してしまったこと等)のことがふとよぎることがあります。
実は以前に自殺未遂した父方の叔母の巻き添えで亡くなってしまった従姉妹(幼い子供でした)のことも含め、供養のお経をあげてもらったことがあります。
自分は今、生きる意味を失いつつありますが、自制はキチンとついているつもりですが、ふと思い出すこの従姉妹の事について、普段はもう接点のない私に何か意味があるのか?すべき事があるのか?
どうぞアドバイスをお願いいたします。

【拙回答】

確かなる仏縁へと向けた追善・功徳供養

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えとなります。

前回のご質問におけることの苦悩がまだ十分には癒されておられないのではないかとお察し申し上げます・・もちろん解決へ向けましては時間も掛かることですし、ご主人とのこともおありでしょうから、焦らずに善処を目指して参りましょう。

自殺・自死の問題・・苦悩自殺、尊厳死・安楽死自殺、義憤自殺、慈悲利他行自殺・・誠に色々と難しい問題が控えています。以前には関連する下記問いにても拙回答をさせて頂きました。

問い「自らの死について」
http://hasunoha.jp/questions/98

現代社会におけるほとんどの自殺は、苦悩からの悲観・絶望・失意等による原因が考えられます。この場合、原因となっておりますのは、煩悩(悩み煩い)・無明(根本的な無知)というものであると仏教的には捉えることができます。

仏教では難しいことではございますが、輪廻・業という因果論を扱うため、煩悩・無明という悪因によっての行為の結果は、やはり残念ながら悪い結果を招くことになると言わざるを得ないところとなります・・

もちろん、何とか確かなる仏縁に出逢っていくことによって、苦悩・煩悩・無明を離れた安楽なる悟り・涅槃へと向けて、仏道を学び修せれる境涯を調えていけれるようにとしていくことが望まれることになります。もしもこのことを否定してしまえば、通夜・葬儀における引導・授戒やその後における追善供養・功徳回向、または仏縁仏恩報謝の供養なども全て否定してしまうことになりかねなくなってしまいます。

自殺・自死なされたお方であっても、無事に確かなる仏縁と出逢っていくことで、安楽なる悟り・涅槃へと至れるようにとして、そのために私たちもほんの少しでも追善・功徳を亡き方たちへと及ぼすことで、仏道成道のための一助のご供養を行っていくことが必要ではないかと存じております。この際においては私たちの常日頃における善徳の行いが最も大切になると考えております。

是非、ハニージョー様におかれましても、もちろん大事なことではありますがあまりにも血縁や身内に拘られることなくに、大いなるご縁における報恩感謝の思いも新たとし、追善・功徳供養へ向けての善徳行にできることからご精進なされてみられますことをお薦めさせて頂く次第でございます。

川口英俊 合掌

「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス
http://hasunoha.jp/

これまで拙生が回答させて頂きました内容は下記にてまとめて閲覧して頂くことができます。
http://hasunoha.jp/users/16