問い「自殺してはいけない理由」
http://hasunoha.jp/questions/330

【ご質問内容】

お世話になります。

今すぐに死にたい、ということではないのですが、
私は、かねてから「自殺してはいけない理由」が分かりません。

遺族や他人に迷惑をかけるから、というのは理解できます。
しかし、生きているほうが周りに迷惑をかけてしまう者もあると思うのです。

私は同性愛者で、家族や伴侶はおらず、
将来、いわゆる無縁死や孤独死を迎えるのは、
ほぼ間違いないと考えています。

交通事故に遭うなどすれば別ですが、
そうそう都合よく、ぽっくりとは死ねないでしょうから、
体力が衰え、あるいは何かしら病を患うようになった頃からは、
例えば地域の民生委員や、市の高齢福祉課などに、
多少なりとお世話になってしまうでしょう。

そのような方々の手を煩わせ、
また、一般の方々が収めた税金を費やすべき価値が、
私の死にあろうはずが無いのです。

さらに、私は低所得者で、蓄えもございません。

つまり、死を迎える年齢の頃には、
金は無いわ身寄りは無いわ、
ただただ扱いづらいだけの年寄りになるのは、目に見えています。

これで認知症を患おうものなら、さらに厄介な存在となるでしょう。

だから、まだ体や頭が動くうちに、
無価値な自分自身に、落とし前をつけたいと考えてきました。

こちらの相談サイトで、
自殺を肯定するアドバイスなど頂けないのだろうと思います。

では、こんなクズでも生きていかねばならない理由を、
私に教えて頂けますでしょうか。

宜しくお願いします。

【拙回答】

「仏教は自殺を本当に禁じているのか?」

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

「自殺 仏教」とグーグルで検索いたしますと現時点(2013.12.23)で上位四番目に出て参ります「仏教は自殺を本当に禁じているのか?」というページがございます。

いずれ、このページを「hasunoha」でも参照として出さなければならない日が来るかもしれないと覚悟しておりましたが・・

いよいよその時が来てしまったかという心境でございます・・

「仏教は自殺を本当に禁じているのか?」
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/3138/suicide_buddhism.html

もちろん、ここでも自殺を肯定的に扱っているわけではなく、自殺を勧めているわけでもありませんので、この点はあしからずご了承を賜りたくに存じております。くれぐれもどうかお間違えのないように宜しくお願い申し上げます。

特に出典としては、初期仏教の経典に分類される阿含経に依拠しての考察となっておりますが、釈尊の自殺に対する態度を知る上で参考になるものがあるかと存じております。

さて、本考察を踏まえた上における、拙生の見解についてでございますが・・

「究極的な場合によっては、自殺も許されることがあるかもしれないが、心が煩悩や無明(根本的無知)に支配された状態においての自殺だけは決して勧めないということ」でございます。

現代社会における自殺のほとんどは、煩悩や無明によってが原因となってしまっているものと存じますが、煩悩や無明によらない自殺というものがあり得るとして、では、それはいったいどのようなものとしてか、ということを考えてみることが必要となります。

聖太様、どうでしょうか?

これから共に仏教を学ぶことで、拙生と一緒に考えてみませんか?

煩悩や無明によらない自殺とはどのようなものであるのか?

え、ほんとに、まさか・・仏教で自殺が否定されないかもしれない・・

どうでしょうか?

興味が出てきませんか?

もちろん、では、煩悩、無明とは何かということから理解することが必要になるかもしれませんが、是非、学びを進められていく中で、調べてどうしても分からないことが出て参りましたら、どうぞ遠慮なく「hasunoha」にて質問を気軽にして下さいませ。御待ちしております。

川口英俊 合掌

「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス
http://hasunoha.jp/

これまで拙生が回答させて頂きました内容は下記にてまとめて閲覧して頂くことができます。
http://hasunoha.jp/users/16