問い「自分の過ちで後悔したことからどう立ち直ればいいですか」
http://hasunoha.jp/questions/450

【ご質問内容】

こんにちは。
私は、現在会社を辞めて、就職活動をしております。
先日、前職の取引先から、「当社へきて欲しい」とご連絡を頂きました。
その時、私は、第一志望の会社の選考中でありました。

第一志望の会社は、クリエイティブ職で、お給料も待遇も高め。
お話があった会社は、事務職で、お給料・待遇は普通くらい。
ともに同じ業界で、新卒の時に憧れていた、夢の業界でした。

悩みましたが、お話を断り、第一志望の結果を待つことにしました。
昔からの夢の仕事を目指すことをあきらめきれなかったのです。
また、今まで多忙な仕事をしていたこともあり、
「事務だとやりがいがなさそう」と判断してしまいました。
しかし、結果は、不採用で、どちらの会社にも入ることができなくなりました。

今となっては、
お断りした会社への後悔でいっぱいです。
事務ということで、私のやりたい職ではなかったのですが、
会社の雰囲気や人など、とても良いところでした。
また、どんな形でも、憧れの業界に入ってさえいれば幸せだったなあとも
思います。
憧れの業界への道が開けていたのに、高望みをした自分が心底馬鹿だったと思います。
今となっては、憧れていたクリエイティブ職もなぜそんなにやりたいと思い込んだのかわかりません。
狭き門の業界で、せっかくお話を頂いたのに、貴重なチャンスだと
気づけなかった自分を責めます。

自分が馬鹿な判断をした結果なので、「仕方ない」と思おうとしていますが、
どうしても、頭から離れません。
何をしていても頭から離れず、つらいです。
次の就職活動をする気力も出てきません。

こんなとき、どんなことから始めていけば、この状態から抜け出せるのでしょうか?
お教えいただければ幸いです。

【拙回答】

「覆水盆に返らず」

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

「覆水盆に返らず」という故事がございます。

確かに一度地面にこぼしてしまった水は、再び盆(鉢・お椀)に返すことはできません。しかし、その盆(鉢・お椀)には、また新しい水を入れることができます。

人間、一度ならずに色々と失敗や後悔すること、反省することもございます。でも、そこにいつまでもとらわれてしまっていてはいけません。たった一度使って失敗しただけで、鉢・お椀もそのままであれば本来の水を溜める、運ぶという役割を果たすことができませんし、もったいないものとなります。ちな様もまだまだチャレンジできる器でございます。少し休まれて気分転換やリフレッシュされてから、是非、次の新鮮な水を入れる準備を調えて下さいませ。

また、下記問いの拙回答も参照にして下さいませ。

問い「後悔の念から抜け出す方法?」
http://hasunoha.jp/questions/225

「・・過ぎてしまった過去は決して取り戻せません、しかし、そこにとらわれ続けていては全くこれまでと変わることもありません。問題は今、これから何をなしていくべきかであるかと存じます。・・」

問い「仕事を焦って探して後悔したりしてます。」
http://hasunoha.jp/questions/109

「・・やがてこれだという確かなる志が固まった時には、いよいよ自分を信じることができるようになり、その自信を持って、様々な事に取り組まれて参りますことを心から祈念申し上げます。・・」

最後に、少し仏教的なお話として・・

この縁起なる世界、仏教では善因善果の因(縁)果の理を重視いたします。善き結果を望むのであれば、清らかな穢れ無き心による善なる行いが大切となります。いつまでも後悔や恨む心など煩悩にとらわれてしまっていては、良くありません。これ以上、煩悩に惑わされずに、しっかりと善き行いを積まれて参られます中で、これからの良きご縁を紡いでいけますように、良きご縁に恵まれていけますようにと祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス
http://hasunoha.jp/

これまで拙生が回答させて頂きました内容は下記にてまとめて閲覧して頂くことができます。
http://hasunoha.jp/users/16