問い「親しいかった故人の供養をしたい・・・・」
http://hasunoha.jp/questions/619

【ご質問内容】

初めてご相談させていただきます。

最近、27年ほどお付き合いしていた方が病気で他界致しました。
亡くなる3週間前に電話て話をしたばかりだったのに・・・・。
未だに亡くなったことが信じられなく涙もでなくて、私自身が受け入れることができない状態です。長い間かけがえのない存在でした、色々な事情があり葬儀の参列は許されず、また籍は入れてはいませんでしたので当然戒名も教えてはいただけず、私は故人の供養をしたいとの想いが強く残ります。

故人は真言宗豊山派(だったと思います?)、私の方は浄土真宗本願寺派です(両親健在の為お仏壇はなく、両親とは別居してます)。

宗派が異なりますが、故人の供養を(俗名)でしていただける寺院はありますでしょうか。判っているのは、亡くなった日、享年、俗名、干支、生年月日です。できるものならば、家でお位牌の代わりにお仏壇はありませんが小さな観音様をとも考えてますが宗派が違うのでいけないことでしょうか。
宗派が違っても自宅供養というのがあるようですが、どの様なものを用意が必要でしょうか。

供養についてのアドバイスをいただけましたら大変心が楽になります。

僧侶様、どうぞよろしくお願い致します。

【拙回答】

ご供養のカタチについて

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

ご供養のお気持ち、誠に有り難く尊いことでございます。

ご供養のカタチにつきましては、これまでにも下記の各問いにて荘厳に関してお答えをさせて頂いております。

http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/tag/荘厳

問い「生前の写真にお供え物をする事 再問」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/1002999474.html

「・・一定の尊いものへの配慮、失礼に当たらないような扱いというものが必要になるのではないかと考えております。このことを仏教では「荘厳(しょうごん)」と申しまして、中身は当然として、ある程度形式を重視するのも、形式をその尊いものへの配慮の現れとして扱うからでございます。もちろん、形骸化した中身の無い荘厳であってはいけませんし、何でもかんでも豪華絢爛でなければならないというのではなくて、身の丈に応じて、できるだけ尊いものを尊いものとして扱えるように調えて参りたいというところでございます。・・」

・・

「宗派が異なりますが、故人の供養を(俗名)でしていただける寺院はありますでしょうか」・・

それぞれのお寺や僧侶の方針にもよりますが、丁寧に事情を説明してお願い致しますと、大抵は真摯に対応して頂けるのではないかと存じます。拙寺でもご縁のない方によるご供養のお申し出においては、卒塔婆をご用意させて頂いてご本堂と地蔵尊前にてお勤めをさせて頂いております。

ご自宅にお祀りになられる観音菩薩様、お位牌のお開眼式も同様に丁寧に事情を説明してお願い致しますと快く引き受けて下さるのではないかと存じます。

観音菩薩様のことにつきましては、下記の問いの拙回答も少しくご参照下さいませ。

問い「自宅敷地内の観音様について」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/1006205006.html

また、ご供養のカタチにあまりとらわれることなく、善い生き方を調えることも実は大切なご供養となります。「功徳」と申しますが、このことも少しお考えを頂けましたら有り難くに存じております。

川口英俊 合掌

「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス
http://hasunoha.jp/

これまで拙生が回答させて頂きました内容は下記にてまとめて閲覧して頂くことができます。
http://hasunoha.jp/users/16