hasunoha 川口英俊

「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス http://hasunoha.jp/ 川口英俊回答のまとめ集

2014年04月

問い「何をするのも酷く恐怖し、先に踏み出せない」

問い「何をするのも酷く恐怖し、先に踏み出せない」
http://hasunoha.jp/questions/497

【ご質問内容】

私は幼少時代から笑い者にされたり、怒られたりしてきました。
褒められたり評価された経験が何一つない為、何をするのも怖いのです。
その為か何事も中途半端に投げ出して逃げてしまう悪い癖がつきました。

中学時代はその事でいじめられ、高校はなんとか卒業するもアルバイトでいつも失敗し、働く事に恐怖を感じてしまい就職できませんでした。

今はたまに思い出したようにアルバイトをしていますがやはり長続きしません。
どうしても怒られる、笑われるといった事が怖くてたまらないのです。
(容姿や物覚えの悪さも拍車をかけていると感じています)

もう若くもない歳に近づいてきています。なんとか現状を打開する強いメンタルを持ちたいのですが…。

【拙回答】

恐怖心への対処法

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

恐怖心には、必ずその生じてくる原因があり、その原因が分かれば、しっかりと対策することで、その恐怖心は無くすことのできるものとなります。

問い「恐怖心から最初の一歩が踏み出せません。
http://hasunoha.jp/questions/403

『・・恐怖や不安というものは、実体としては無い、「空」なるものなのでございます。もちろん、実体として無いとは言えども、全く無い訳ではありません。また、そのような心が生じるのは、何もないところから生じることもありえません。必ず何かの原因や条件によりて生じていることであり、つまり、「縁起」なるものと考えることができます。そこで、その原因や条件をしっかりと捉えることで、その原因や条件を何とか改善させれば、きっとそのような心が起こることも何とか改善することができるはずであります。・・』

失敗する、怒られるということにも必ずや原因があるはずです。そうならないようにあらかじめ対策を講じることできっと対応ができるはずでもあります。

もちろん、人間誰しも失敗することは当然にあります。問題は失敗したとしても、次に同じ失敗をしないように努力すること、失敗を成功への糧にすることが大切となります。

また、あまりにも他人の評価を気にしすぎて萎縮してしまっている可能性もあります。

他人は他人、自分は自分、あまり比べないことです。比べても所詮は仕方のないことでもあります。これまでも「比べる」につきましては色々と回答させて頂いております。最近では下記問いにても扱わせて頂いております。

問い「父が亡くなって3ヶ月」
http://hasunoha.jp/questions/404

更には、自分は自分として認めてあげての自信もしっかりと持つべきではないかと存じます。

問い「どうすれば自信がつきますか?」
http://hasunoha.jp/questions/348

とにかく恐怖心は自分自身の心が作り出してしまっている妄想によるものがほとんどです。その妄想に負けないように冷静に現実のあり方をしっかりと分析して、その原因の一つ一つに丁寧に対応していくことで解決を目指されてはどうかと存じております。

川口英俊 合掌

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http://hasunoha.jp/

これまで拙生が回答させて頂きました内容は下記にてまとめて閲覧して頂くことができます。
http://hasunoha.jp/users/16

問い「お寺と親を残して結婚していいですか」

問い「お寺と親を残して結婚していいですか」
http://hasunoha.jp/questions/490

【ご質問内容】

うちからは遠いお寺の長男と結婚しようと思っていますが、跡を継ぐ人がいません。

物心がついたときから、私が跡を継ぐものだと思って、お見合いや婚活をしてきましたがご縁がなくて30代になりました。
今付き合ってる人は、出会ったときからお互いに結婚を意識する人で、私はこのご縁を大切にしたいです。

ただ、跡取りもいないのに、親とお寺の今後を考えると、自分の思いだけで進んでいいものか悩んでいます。
 
ご意見よろしくお願いいたします。

【拙回答】

寺院の後継者問題・・

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

寺院の後継者問題・・

本来、仏法は、迷い苦しみある衆生を遍くに済度致していくために扱っていくべきもの・・それが、どこか、時代の変遷を経ていく中で、世俗化著しく形骸化も相俟って、今では寺族、檀信徒、業者、宗派教団といった特定の者たちのための利己的・保身的なもの、悪く言ってしまえば一部の利権的なものとして扱われてしまっていないかどうか・・ますます情報化・多様化の進む社会において、寺院、僧侶、宗派教団を取り巻く状況へと様々に厳しい目が向けられる時代へと突入している中、誠に寺院の運営・管理、檀信徒維持も年々その難しさが増してきているようにも存じます・・

そのような中で、お寺も生き残りへと向けて、超宗派にてこの危機的な閉塞状況の打開を目指して、例えば、「未来の住職塾」( http://www.oteranomirai.or.jp/juku/ ・一般社団法人お寺の未来・代表理事・松本紹圭師)による取り組みが最近では大いに注目を集めています。

さて、寺院の後継者問題につきまして、最近下記の問いにもお答えをさせて頂いておりますが、とにかく、お寺の継承へと向けては、何よりも仏法を扱う「志」が大切になるのではないかと存じております。是非、双方のお寺の今後へと向けまして、そのあたりのことも頭の片隅に置いておかれましたらと僭越ながらにも存じております。

あとは、ひかりさんの人生はひかりさんの人生、どうか後悔のないようにご自身の意思でしっかりと歩まれていかれますことも大切であるかと存じます。お幸せを祈念申し上げます。

問い「お寺の後継者がいません。」
http://hasunoha.jp/questions/478

『・・とにかく、仏法を扱うには、やはり何よりもその志が大切になるかと僭越ながらにも存じております。その志を滋養させていけないと、結局は、嫌々に、仕方なしに、適当にとなってしまい、あまり檀家・信徒様のためにならず、先々においても宜しくないのではないかとは存じます。・・』

川口英俊 合掌

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これまで拙生が回答させて頂きました内容は下記にてまとめて閲覧して頂くことができます。
http://hasunoha.jp/users/16

問い「霊についてです」

問い「霊についてです」
http://hasunoha.jp/questions/492

【ご質問内容】

友達は常に霊がみえるそうです。彼に霊がいるのなら電気をつけさせて
と言ったら電気が一瞬つきました。また僕の寿命が82歳、ということも言われました。また、彼自身は26歳で亡くなるそうです。もしも彼が26歳で亡くなったらどうしようという気持ちや自分の寿命を知ってしまっ
たという恐怖が離れません。寿命は決まっているものなんですか?

【拙回答】

「霊」について

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

まず、寿命は決まっていません。仏教では、運命論・宿命論・決定論は「中道」に反する考え方として退けることになります。

問い「運命には逆らえないのでしょうか?」
http://hasunoha.jp/questions/243

問い「生きていく意味」
http://hasunoha.jp/questions/93

例え不可思議に見える事象でも、必ずモノ・コトには原因・理由があり、突き詰めていけば私たちが知覚できている範囲、認識できている範囲、解明されている範囲で必ず説明が付くはずであります。もちろん、無数の因果の流れを全て明確に説明できれば良いでしょうが、残念ながら私たちには限界がございます。

ただ、悟りを開いた全知者であれば別ですが・・まあ、その友だちが全知者であるはずもなく、もしも全知者であれば、克明に82歳までの全ての出来事一つ一つを説明できるはずです。例えば、「私は明日何時何分に起きて、何を食べることになるのか?」、「十年後の○月○日、何をしているのか?」など詳しいことを聞いてみて下さい。まあ、きっと答えられないでしょうし、全く当たらないでしょう。

到底、論証・証明のできないようなことを扱うのは所詮ナンセンスで、私たちの現実の迷い苦しみを解決させていく上で何ら役に立たないことであり、特に、この霊の存在についても典型的なもので、釈尊は「無記」として扱われた次第となります。もちろん、釈尊は全知者でありましたが、あえて意味のないようなことを議論する必要がないとお捨てになられたのでしょう。それよりも、善き行いを積みて、善き因果の流れに乗りて、善き赴きへと向かうことに、しっかりと取り組みなさいということでございます。

また、下記の問答も参考に。字数の関係上、アドレスのみ表示。

http://hasunoha.jp/questions/68
http://hasunoha.jp/questions/126
http://hasunoha.jp/questions/196
http://hasunoha.jp/questions/201
http://hasunoha.jp/questions/428
http://hasunoha.jp/questions/443

川口英俊 合掌

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これまで拙生が回答させて頂きました内容は下記にてまとめて閲覧して頂くことができます。
http://hasunoha.jp/users/16

問い「帰国子女はお坊さんの奥様になれますか」

問い「帰国子女はお坊さんの奥様になれますか」
http://hasunoha.jp/questions/488

【ご質問内容】

人生の3分の2を海外で過ごした私ですが、
日本人として日本で生きていきたいと思い、
帰国して6年が経ちます。
最近代々続く浄土宗のお寺のお坊さんを好きになりました。
私もそろそろ落ち着きたい年頃なので、結婚なども考えますが、
やはり帰国子女はお寺に嫁ぐのは難しいのでしょうか。

彼は私にとって初めて「帰国子女である私が日本に必要な存在だ」と
言ってくれた人です。
彼はまだ知りませんが、1度日本に帰国し生活しようと試みた時、
馴染む事が出来ずに心を病みました。
10年経ちますが、今でも薬を手放せません。
そんな私が自分なりに日本での生活で少しでも
何かを残せたらと思い生きていたので、
彼のその言葉は、本当に感動的でした。

色んな人に出会いましたが、お坊さんである彼は
「ありのまま」を受け入れてくれるような、
そんな空気を持っていて、安心します。
ただ、私は日本の風習などを今まで自分の生活の一部に
していなかったので、やはり不釣り合いなのかなと。
彼はともかくご両親や檀家の方々などは、
どう思われるのだろうかとか、
気にしてしまいます。

お坊さんである皆さんは、帰国子女について
どう思われますか?
特に気をつけなければいけない事など
がありましたら
教えていただきたいです。

よろしくお願いします☆

【拙回答】

ご法縁に恵まれて

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

お坊さんとのご縁、それは、その方とのご縁だけではなく、尊い仏様とのご縁、仏法を取り巻く関係各位の皆様とのご縁、つまり法縁にも繋がり、誠に有り難いことでございます。これから色々と浄土宗さんのことも学んでいかれることになるかとは存じます。

浄土宗・公式サイト
http://jodo.or.jp/

「帰国子女はお寺に嫁ぐのは難しいのでしょうか」・・全くそんなことはありません。お寺へ嫁ぐのに大切となる心構えとしましては、仏法への理解、僧侶という職業に対しての理解、あとは、檀信徒さんや参拝者・相談者さんとの人付き合いへの対応となりますかね。。人付き合いでは色々と包容力や寛容力も必要になってくるかもしれません。

そして、実質的にお寺の経営は坊守・御裏・寺庭婦人の力量によるところも大きくあります。浦上様のおっしゃられているように「寺は坊守で持つ」ということでございます。

お寺の規模や檀信徒数にもよりますが、色々と法務のお手伝い、掃除、寺務・雑務等も含めて、更には日常の家事、やがて子どももできれば子育ても加わってと・・大変なことはやはり大変になります。しかし、「志」次第ではご自身のグローバルな視点と経験を活かしつつに、大いに遣り甲斐もあるのではないかと存じます。

あとは、やはり何よりも仏法を扱う「志」が大切になるのではないかと存じております。

問い「お寺と親を残して結婚していいですか」
http://hasunoha.jp/questions/490

ただ、少し心の病もお抱えにてご不安な様子・・とにかく、あまり無理されることなく、そのお相手のお坊さんの支え励ましはもとより、周りの皆様の支え、応援、そして何よりも阿弥陀如来様のお慈悲に恵まれるご法縁も多くございますので、どうかご安心してご精進下さいませ。お幸せを心から祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

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これまで拙生が回答させて頂きました内容は下記にてまとめて閲覧して頂くことができます。
http://hasunoha.jp/users/16

問い「お坊さんじゃなかったら?」

問い「お坊さんじゃなかったら?」
http://hasunoha.jp/questions/486

【ご質問内容】

はじめまして、昔からすごく気になっていたのですが、聞ける人がいなくて。正直、今皆様はお坊さんですが、本当は○○がしてみたかった!とかありますか?先祖代々からお坊さんでお坊さん以外は考えられませんか?失礼な質問だったらごめんなさい!

【拙回答】

政治家志望

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

そうですね・・高校・大学と僧侶になるまでは、「政治家」になりたいと思っておりました。小学生の頃から、チェルノブイリ原発事故、地球温暖化やオゾン層破壊などの地球環境問題に少しずつ興味を持ち始めて、環境問題の解決には何よりも政治力が大切だという漠然とした結論に行き着いたところから政治への関心が高まっていったように存じます。

大学では法律・政治の勉強や政治系サークル活動と共に、政治家・政党の下にて書生・秘書見習いもしながら、選挙のお手伝いも頻繁にしておりました。

そんな政治への想いを自己満足にて、もう10年前の著書で恥ずかしい限りではございますが、一応、本にも著させて頂いております。

「誇れる社会のために」
http://www.bungeisha.co.jp/bookinfo/detail/4-8355-7012-X.jsp

アマゾン中古品では、288円プラス送料(投稿現時点)でありますので、是非、どうぞ(苦笑い・・)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/483557012X?ie=UTF8&tag=bestjp-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=483557012X

さて、拙生は、世襲にてある意味で仕方なしに僧侶になった面もございますが、ある時から一念発起して一から幅広く仏教を学び進めて参りますうちに、やがて、仏法に携われることができ、仏縁に与れることができて、本当に良かったと心の底から思うことが多々となって参りました。

そして、政治家を目指していた頃の熱い志に似たようなものを仏法への取り組みに感じることも多くなって参りました。

何事もそうですが、真摯なる志がなければ、なかなか精進努力して、忍耐もして続けていくことは難しいのではないかと存じます。もちろん、拙生、まだまだの浅学菲才の未熟者ですが、より一層に皆様のお役に立てれるように取り組んで参りたいと存じております。

ゆりすけ様も是非、熱い志を持って取り組めること、情熱を持って打ち込めることがございますと誠に良いのではないかと存じます。また、それが仕事であるならば、尚良いこととなるのではないでしょうか。

川口英俊 合掌

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これまで拙生が回答させて頂きました内容は下記にてまとめて閲覧して頂くことができます。
http://hasunoha.jp/users/16

問い「変態で悩んでいます」

問い「変態で悩んでいます」
http://hasunoha.jp/questions/485

【ご質問内容】

いままで、付き合った女性は20人くらいはいます。すべて深い付き合いです。
その中には友人の奥さんも、後輩の奥さんも、部下もいました。なびけば手当たり次第です。もちろん終わってからは反省します。ばれないかという不安はついてきます。妻を愛しています。でも浮気はやめられなくて、やめたいのですが
途切れなく続くのです。30年間愛人なしの生活はありませんでした。

それから、男性とも関係を持っています。いわゆるゲイです。その時はウケ(女役)です。
薬物も興味本位で経験しました。薬物を使いながらすると気持ちが良いのです。
SMも経験しました。もう、何でもアリです。
それでも、風俗とか、売春は嫌悪感があってしてません。

まったく会社でのマジメな自分と正反対です。家での良い亭主とはまったく別人です。
なんだろうか?自分って
ようするに変態なんだなと思っています。
死ぬまで治らないのでしょうか
なるべく刺激を受けないようにそういうものを読まない、見ない、買わないようにしています。
それでも、発作的にSMとかゲイサウナに走ります。感染症の経験もあり注意しています。
普通になりたいそう思っています。

【拙回答】

「性依存症」の疑い・・

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

「変態」でお悩みとのこと・・内容を鑑みさせて頂きますと、ビル・クリントン元米大統領や米プロゴルファーのタイガー・ウッズ氏の不倫報道の際に有名となった「セックス依存症」、つまり、「性依存症」の疑いがあるのではないかと考えられます・・

「性依存症」のことにつきましては、下記問いの拙回答にても少し扱わせて頂いております。

問い「我慢」
http://hasunoha.jp/questions/467

「・・依存性であるとすれば、何か精神的な不安やストレスなど、心の問題も控えている可能性があるため、その問題を解決させる、問題となっていることへの対処によって精神的な安定、精神的な充足が得られれば抑えられることになるかとは存じます。・・」

「・・普通に人間の持っている生理的な機能、生殖的な機能を否定することは、人間の種の存在意義、自分自身の存在意義を否定してしまうことにもなりかねないため、それは良くありませんが、あまりに何か依存的に極端に陥ってしまっているとすれば、何らかの問題が発生している可能性が高くなりますので、そこは気をつけなければいけないのではないかと考えております。・・」

「・・重度の依存性の場合は、自分自身ではコントロールできずにどうにもならないこともございます。そのため、適切な医療機関やカウンセリングを受診しての治療が必要になる場合もあります。・・」

依存性の問題は、やはり重度の場合です。

「30年間愛人なしの生活はない」・「男性とも関係」・「薬物・SM経験」・「何でもアリ」・「発作的にSMとかゲイサウナに走る・・」・「感染症の経験もあり」・・

うむむ・・・これはもしか致しますと・・重度なのかもしれませんね・・そうであるならば、自分自身で自制へと向けた努力だけでは既にどうにもならないということも十分に考えられます。

そうですね・・無理に自分でどうにかしようとしても逆に失敗してしまう可能性が高くあるため、不本意かもしれませんが、できれば適切な医療・心療機関の専門家にご相談なされて解決を目指される必要があるのではないかと存じております。

どうか善処を祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

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http://hasunoha.jp/users/16

問い「潔癖症」

問い「潔癖症」
http://hasunoha.jp/questions/482

【ご質問内容】

いつもお世話になっております。

びっくりしたことがあるのですが
良寛さまは、自分の懐でノミやシラミを大事に育てたりされていたそうですね。
またインドのガンジス川には大変汚い物が流れているのにもかかわらず
平気で河で沐浴されているそうです。

自分には考えられない話でございます。
自分はたいへんきれい好きで、
あんまり洗ってない靴を使うのをためらったり
洗濯をまめすぎるぐらいしてしまいます。

きれい好きが良い結果をもたらすなら良いのですが
気になってしまうあまり、心に負担がかかってしまって
心が汚くなるというか、自分にとってなにも収穫がなく
生活に少しばかり支障がでてきていました。

このままじゃいけないと思ったときに
良寛様やインドのお話に出会って
自分はいままでの方針を転換して
潔癖な自分、きれい好きな自分と決別したいと
思うようになりました。

ちょっと大それたことをいうようですが、
良寛さまのように身体の美しさよりも心の美しさを
大事にするような人間になりたいのです。

そこでぜひアドバイスをお願いしたいと思い投稿させて
いただきました。なにとぞよろしくおねがいします。

【拙回答】

「いい加減」ではなくて、「良い加減」を目指す

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

「潔癖症」でお悩みのご様子・・

衛生的なことを考えますと、何事も綺麗にして清潔に保つに越したことはありませんが、それが色々と度が過ぎてしまって、心への負担、ストレスとなり、また、生活への支障や弊害が生じてしまう程となれば、やはり少し考え直していかなければならないように存じます。

ただ、無理して生来のきれい好きな性格を変えるとなれば、逆にそれがより心への負担・ストレスになってしまうこともあり得るため、それほど性急に極端にまで性格を変えようとなされることもないかとは存じております。

仏教では特に極端を避けるための「中道」を歩むことが望まれることとなります。中道は「いい加減」ではなくて、「良い加減」、「良い塩梅」を目指すことが求められます。負担、ストレス、支障・弊害のない範囲でなさられますことをお勧め申し上げます。

また、「○○障がい」・「○○症」・「○○依存症」といったものに、変にマイナスに囚われてしまわれずに、私たちそれぞれにおいてのより良い幸せのためには、それぞれの心をより良くに変容させていくことが必要となります。このことも少しご理解頂けましたら有り難くに存じております。

問い「女なのか、男なのか。」
http://hasunoha.jp/questions/470

『・・「障がい」と言ってしまうと、どこか嫌悪感が生じてしまうかもしれませんが、本来、現代社会で一概に規定されているような「障がい」の有無に関係なく、私たちは皆一様に、無明(根本的無知)・煩悩・悪業(つまり、煩悩障・所知障)という障り、つまり、「障がい」を抱えており、日々生きていく上で様々な悩み・迷い・苦しみがあるかと存じます。

それをこれは「障がい」で、これは「障がいではない」と一律に決めつけてしまうのではなくて、そんなことよりも、それぞれにおいて、その心のありようを改善させ、成長させていくことにより、悩み、迷い、苦しみを解決させて、より良く幸せに過ごすことができるように調えていくことが大切になるのではないかと存じております。

仏教は誠にその一助として良き処方箋になるのではないかと存じます。是非この機会からも学びを進めていかれますことをお勧め申し上げる次第でございます。・・』

川口英俊 合掌

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これまで拙生が回答させて頂きました内容は下記にてまとめて閲覧して頂くことができます。
http://hasunoha.jp/users/16

問い「教えて下さい。」

問い「教えて下さい。」
http://hasunoha.jp/questions/480

【ご質問内容】

今年2月に父が急死しました。父と言っても母の再婚相手で養子縁組などしておらず、戸籍上では他人です。

父は高校卒業後、進学・就職の為家を離れて現在の場所を終の棲家とし、生家よりお仏壇を移動しておりましたが、母には仏事全般に関わらせてなく(再婚した時はお互い50代でご先祖さまは何年も前にお亡くなりになっており、母の性格上自分が関わりたくないことを強く拒絶する傾向にある為)
生前、「お前には迷惑や面倒をかけないから」と良く母に言ってたそうです。
きっと聡明な父は、1人で抱えてやってきたんだと思います。

今までもお仏壇にはお水を供えてお花や果物を供えてはいたようですが、
私が「ご飯やお茶は?」と尋ねると、「今までお水だけでいい!って言われてたから、しなくていい」と言います。

この度、母と一緒に暮すようになった為、今後は出来る限りきちんとしていきたいので、足らない仏具は買い足し、毎朝ご飯とお茶をお供えするようにしました。

私の育った環境が宗教とはほぼ無縁だった為知らないことばかりで、今ネットで調べたりしながら勉強中です。

ご先祖様のお墓も遠方で(車で3時間程の隣県)私は数回お参りに行った程度です。菩提寺には行ったことはありません。母も無いと思います。
父の葬儀も同じ宗派の近くのお寺を探してお願いしました。

今後、父のお墓はどうするか?ご先祖さまのことはどうするか?いろいろありますのでその都度相談させて頂きたいのですが
とりあえず、毎日のお供えやお勤めはどうすればよいのでしょか?
調べてみますと、ご飯とお茶とお水の両方という意見もありますし、お茶かお水のどちらかとの意見もあります。
お経本はお寺さんより頂きましたが、今まで触れる機会がなかったので
どこをどう唱えればよいかもわかりません。お寺さんに尋ねることを母が嫌がります。(きっと、年齢的にも何も知らないと思われることが嫌なんだと思います)

父を亡くして日も浅いので、母に意見するつもりはありません。母の自尊心を傷付けないようにしながら、私が出来ることからやっていきたいのです。
父方の親戚付き合いもあまり無いので尋ねる事も出来ません。
宗派は真言宗です。
お世話になった父の為これからいろいろ勉強していきたいので、よろしくお願い致します。

【拙回答】

御供養につきまして

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

この度は、お父様の急逝、誠にお悔やみ申し上げます。どうかご先祖様の御供養、お父様の御供養をしっかりとなさって頂けましたらと存じております。

御供養ということの形式に関しましては、下記の問いにて「荘厳」について述べさせて頂きました。

問い「生前の写真にお供え物をする事 再問」
http://hasunoha.jp/questions/445

また、下記の問いにて少しだけ真言宗の御供養について扱わせて頂いております。

問い「供養について」
http://hasunoha.jp/questions/140

もちろん、正式な真言宗の御供養につきましては、やはり、お葬儀でお世話になったお寺さんか菩提寺様にお伺い致して調えていかれるのが最も宜しいのではないかとは存じております。また、本山が高野山真言宗・金剛峯寺様でありましたら本山のサイトの内容も色々と参考になるのではないかと存じております。

高野山真言宗 総本山金剛峯寺
http://www.koyasan.or.jp/

檀信徒のお勤めと作法
http://www.koyasan.or.jp/shingonshu/danshinto.html

お葬儀でお世話になったお寺さんから頂きましたお経本は下記ページにあります「仏前勤行次第」でしょうかね。。

「仏前勤行次第」
https://www.kouya-inc.co.jp/shop/?94,%E4%BB%8F%E5%89%8D%E5%8B%A4%E8%A1%8C%E6%AC%A1%E7%AC%AC

お経の読み方はそれぞれでございますが、下記のYoutubeのページは少し参考になるのではないかとは存じます。

「真言宗 在家仏前勤行次第」
http://www.youtube.com/watch?v=ADzToYOrxug

どうしてもわからないことは、高野山真言宗・総本山金剛峯寺のサイトから問い合わせることもできそうです。
https://www.koyasan.or.jp/contact/index.html

どうぞ、これから真言宗のことはもちろんながら、仏教についての学びを進めて頂いて、その学ばれたことを日常の行いにも色々と活かして頂けましたらと存じております。

川口英俊 合掌

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http://hasunoha.jp/

これまで拙生が回答させて頂きました内容は下記にてまとめて閲覧して頂くことができます。
http://hasunoha.jp/users/16

問い「気持ちの切り替えが出来ない」

問い「気持ちの切り替えが出来ない」
http://hasunoha.jp/questions/479

【ご質問内容】

他の人の事をうらやんでその雑念を振り払えない。振り払おうとすると余計に苦しくなります。人は人、自分は自分であると気持ちの切り替えが出来ない。いつも将来の事が気になる。社会不安障害と言うべきでしょうか?

仕事はしていますが給料が低い為、毎月これで一ヶ月やっていけるのかどうか恐怖心にさいなまれます。

【拙回答】

不安心・恐怖心への対処法

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

「比べること」による悩みのご質問、これまでにも誠に多く扱わせて頂いております。ここ最近でも下記の問いのようにございました。

問い「自分より稼いでいる友人との付き合い方が分かりません」
http://hasunoha.jp/questions/425

問い「父が亡くなって3ヶ月」
http://hasunoha.jp/questions/404

「比べる」ことは、今の自分の立ち位置や立場、評価、価値を確かめる上で必要ではありますが、問題は、「慢」(慢・過慢・慢過慢・我慢・増上慢・卑慢・邪慢)の煩悩に苛まれてしまうことになってしまうのがいけないこととなります。

問い「どうすれば自信がつきますか?」
http://hasunoha.jp/questions/348

「・・あなたご自身も、元々優劣はありません。優劣は、ただ色々な関係性の中において一応は相対的に判断ができるものの、実体として、固定して捉えることができないものであります。あなたご自身はあくまでもあなたご自身として、現実に即してやれること、できることで頑張っていかなければならないのであります。・・」

そして、恐怖心、不安心の悩みのご質問も多く、最近では下記の問いにて回答させて頂いております。

問い「何をするのも酷く恐怖し、先に踏み出せない」
http://hasunoha.jp/questions/497

「・・とにかく恐怖心は自分自身の心が作り出してしまっている妄想によるものがほとんどです。その妄想に負けないように冷静に現実のあり方をしっかりと分析して、その原因の一つ一つに丁寧に対応していくことで解決を目指されてはどうかと存じております。・・」

問い「現在の一瞬だけを強く生きるコツ」
http://hasunoha.jp/questions/308

あくまでも自分は自分として、現在の一瞬一瞬にできるだけ集中して、現実に即してやるべきこと、成すべきことに努力していけるかどうかが大切になるのではないかと存じております。

川口英俊 合掌

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これまで拙生が回答させて頂きました内容は下記にてまとめて閲覧して頂くことができます。
http://hasunoha.jp/users/16

問い「お寺の後継者ぎがいません。 」

問い「お寺の後継者ぎがいません。 」
http://hasunoha.jp/questions/478

【ご質問内容】

お寺の後継者について悩んでいます。

私の家は両親と私の3人家族です。
・私が専門尼僧堂に行く→2年の修業が必要で、おりるときは29歳に。結婚は?出産は?そもそも修行に耐えられるのか?
・お坊さんに婿に来てもらう→御縁がない。
・父の代で終わらせる。

些細なことでもかまいません。
御意見をお待ちしております。

【拙回答】

お寺の後継者問題・・

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

お寺の後継者問題・・色々と制約を受けられている中で過ごされている信香様のお気持ちの程、お察し申し上げます・・本来、寺院は、当然に仏法への志があって僧侶となった者が入寺するのが望ましいのですが・・なかなかそうもいかない現実・・

寺院の後継者問題は、檀家・信徒の総代会が機能しているのであれば、総代会と宗教法人・責任役員会において正式に論議されるべきことになります。もちろん、その席上で、あくまでも一人の後継候補として、信香様も正直なご自身の意思・考えを述べられる機会が与えられて、色々と建設的に議論に参加されると良いのではないかと存じます。

また、代々世襲で続いているお寺となれば、寺院同士で親戚の法類の方、例えば親戚で僧籍を持つ者、またはこれから僧籍を持つ興味のある者がいれば、その者を先で後継者として招聘するということも模索されてはどうかと存じますし、あるいは、兼務寺として法類の僧侶の方を兼務副住職、あるいは兼務住職、または今はまだ役僧として迎えるなどなされて、壇務・法務をお任せになられていく中で、お父様のご存命の間において後継者問題について更に考えていくということも可能かとは存じます。

とにかく、仏法を扱うには、やはり何よりもその志が大切になるかと僭越ながらにも存じております。その志を滋養させていけないと、結局は、嫌々に、仕方なしに、適当にとなってしまい、あまり檀家・信徒様のためにならず、先々においても宜しくないのではないかとは存じます。

問い「今どうするべきか迷っています。」
http://hasunoha.jp/questions/229

信香様もそのお志を滋養なさられることが可能であれば、寺院に残られるための道、僧侶となるための道を模索なされるのも良いかと存じますし、どうも無理だとなりましたら、後悔のないように、ご自身の人生を、ご自身の意思でしっかりと歩まれていかれましたらと存じております。

また、宗派によって色々と異なるでしょうが、事情によっては、専門僧堂に数年間入らなくても、「安居会」という年一定期間の修行期間を数年繰り返すという制度を利用することで僧籍を取得できる可能性もあるかと存じますので、一度、本山・宗務庁へと問い合わせてみて下さいませ。

川口英俊 合掌

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これまで拙生が回答させて頂きました内容は下記にてまとめて閲覧して頂くことができます。
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