hasunoha 川口英俊

「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス http://hasunoha.jp/ 川口英俊回答のまとめ集

中絶について

問い「子宮外妊娠」

問い「子宮外妊娠」

【ご質問内容】

私は 10年前くらいに その当時の 付き合ってた彼氏との子供を妊娠しました。 しかし 子宮外妊娠で 産むことが出来ず 中絶しました。 
そして その彼とお別れし 自責の念で 統合失調症の精神障害になりました。 今でも その精神障害に苦しんでいます。 
やはり 子宮外妊娠でも 中絶は罪なのでしょうか? 
そして 産めなかった子供の 何かしら 供養が必要でしょうか? 
何カ月から 魂が入るのでしょうか?どうか 教えてください。お願いします。


【拙回答】

水子供養

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

何事もそうですが、どうしてもご縁が調わずに仕方のないこと、やむを得ないことも当然にございます。

子宮外妊娠であれば、どうにしても、赤ちゃんは育つことができず、そのままにしておけば母体へも深刻なトラブルになってしまいます・・この場合は中絶は中絶であっても、限りなく流産としての中絶であって、拙生の見解としましては、仏教的に罪・悪業とはならないものであるかと存じております。

とにかく、誰のせいでもなく、ご縁が調わなかったのだとして、あまりご自身をお責めになられないで下さいませ。

御供養は、また水子供養として、少しその子に思いを寄せて、村々に祀られている地蔵菩薩様にでも構いませんので、その子の安穏、お導きを何かの折にでも祈られて下さいませ。もし可能であれば、菩提寺さんやしかるべきお寺さんにて水子供養を正式になさられるのも宜しいかと存じますし、拙生も毎月24日には、水子供養をお勤め致しておりまして、全ての水子霊位に向けてもご供養を回向させて頂いております。その中で、貴女様の水子さんにつきましても、もちろん祈らせて頂きますので、どうかご安心下さい。

とにかく、どうかもう、これ以上、ご自身をお責めになられませんように。

川口英俊 合掌

問い「中絶した子への罪悪感」

問い「中絶した子への罪悪感」

【ご質問内容】

あの子の分まで、2倍頑張らなくては‼前を向いて歩かねば!と、がむしゃらに独り生きていました。

しかし、やはり、自分に甘く、ダラダラした生活するときもあり、(こんな私じゃ駄目だ!)と、数十年経った今も、愛しい我が子に申し訳なく苦しいです。

(もぅ、全てを捨てて我が子のところに逝きたい)と毎日考えています。

ほんの数か月でしたが、、、 
お腹に居たとき、本当に本当にいとおしかった。お参りして泣いて、胎児のエコー見て泣いて。とてもいとおしかった。

怖かっただろう、痛かっただろう…ごめんなさい。ごめんなさい。考えると苦しいです。

どうすれば、我が子と私は平穏の中、二人で余生を過ごせるのでしょうか。

今でも我が子を想うと悲しくて罪悪感が消えません。


【拙回答】

供養

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

供養とは、「供(とも)に養う」とありますように、一緒になって、仏様の教えを養っていきましょう、という意味合いであると考えております。

その子は今は水子さんであっても、貴女様のお子であるのに変わりはありません。

水子さんは、お地蔵様に御守り頂きながら、私たちはまだこの娑婆世界になりますが、そばにいるようなお気持ちで、一緒に有り難い仏法を頂いて、共に仏様の教えを養って参りたいものでございます。

共に仏様の教えを養っていく中で、またいずれ逢えるご縁もあるかもしれません。

あまり無理、気負いなされ過ぎずに。

毎月24日は地蔵菩薩様のご縁日。全ての水子さんに向けての回向にも努めさせて頂いております。貴女様の水子様にも。

川口英俊 合掌

問い「障害児の中絶」

問い「障害児の中絶」

【ご質問内容】

宜しくお願いいたします。 
妻がそろそろ高齢出産なのですが、子供の為にも二人目が欲しいと言います。 
ただ、妊娠初期に検査しい異常があれば中絶すると言います。 
理由は育てる自信が無いのと、障害児自身も辛い人生だから。また、親が死んだあと生きて行けないから。だそうです。

私はそれは人殺しなのではと悩むのですが、いかがでしょうか。 
障害児を育てるのに疲れて殺してしまう事件もあります。 
障害児でも育てる覚悟が無ければ妊娠自体、間違った事でしょうか。 
妻の選択にも正当性があるなら、子供に兄弟を作りたいです。


【拙回答】

私たちにおける最大の「障害」とは・・

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

程度の差はあれども、生きていく上での困難さを「障害」と言うのであれば、正直に申せば、皆、「障害」を抱えていることに変わりはないものであると考えております。そして、皆、独りで生きていけるものではなく、弱い存在でもあります。

生・老・病・死、愛別離苦、怨憎会苦、求不得苦、五蘊盛苦・・輪廻にある限り、迷い苦しむことは仕方のないものとなります・・

でも、この迷い苦しみの世界にあって、皆、それぞれで障害を抱え、弱い存在であっても、何とか生きていることができているのは、お互いの助け合い、支え合い、分かち合い、補い合いがあってのことによるからでございます。

大切となるのは、他への思い遣りや配慮の心、そして、仏教的に申せば、慈悲の心となります。

是非、お二人目を望まれて、お生れになられたお子様も、周りの御支えと共に、慈悲の心でお育て頂ければ、誠に有り難いことであると存じます。

とにかく、仏教的には、輪廻で迷い苦しむ最大の「障害」というものは、煩悩の親玉である「無明」(根本的な無知)であると考えます。

皆が、仏教の修習によって、「無明」を対治していくことで、この迷い苦しみの世界から脱せられるようにと致して参りたいものでございます。

川口英俊 合掌

問い「中絶するべきか悩んでいます。妊娠10週目です。」

問い「中絶するべきか悩んでいます。妊娠10週目です。」

【ご質問内容】

付き合い5ヶ月の彼(28歳)の子を妊娠しました。

しかし彼は、人格否定(私はクズとか)するようなことをすぐ言います。私は、悪いところは治そうと頑張ってきましたが、何度となく私の言い方や考え方について言われ、妊娠が発覚した週も、毎日のように何時間も電話で話し合いをし、疲れてしまい、仲直りしては、本当にやっていけるのかと考え、それを伝えるとまた何時間も話し合い。と言うことの繰返しでした。

疲れを感じ、もう新しい道を行こうと考え彼に伝えたところ、下ろすならお腹殴らせろとか下ろすと一筆書けとか、殺すなど言われました。(実際に手をあげることはありません)

それも私が言わないと分からないから言うのだと彼は言います。

彼は10代の頃不良で、悪い人達とも付き合いがあり、捕まってもおかしくないことをしていたそうです(今は違います)。

年齢的にももう妊娠出来ないかもしれないし、中絶は子供が可哀想です。 
何度となく何時間も彼と話すうちに言葉は悪いけれど、彼の気持ちもわかるところはあり、何とか彼とやり直した方が良いのか悩みすぎてわかりません。

私の周りの方達は、大体の人が私が幸せになれないから諦めろと言います。

しかし、彼と別れて次に出会う人がどういう方かはわかりませんし、彼とは違う試練があるかもしれません。私が幸せになるのかもわかりません。 
年齢も年齢ですし、今年3月に子宮筋腫の手術を受けており、2年で再発すると言われていますので妊娠出来る期限もあります。 
なので、彼と話し合い、がんばれるだけがんばってみても。との考えもあります。 
子供が誕生したら、可愛いだろうなと考えてもいます。彼も、子供は好きなので産んで欲しいと言います。

ひとつの心配は、出産した場合、育て方だとは思いますが、彼の子ですのでどう育つのかです。

自分の軽率な判断で妊娠し、自分勝手な理由で中絶を考えるのは人として違うとも思いますが、彼と別れるなら一人で子供を育てる自信もありませんし、自分と子供の為にも今のうちに新たな道を選ぶ方が良いのではとも思います。

10週目まで来ており、悩みに悩んでもどちらが良いのかわかりません。

どうか、ご意見をよろしくお願いします。 
長文乱文、失礼いたしました。


【拙回答】

仏教的には中絶は勧められません・・

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

10週目ですか・・調べてみましたら、妊娠12週目までが、中絶の一つの期限になるようで、まずそこまでとなると、もう時間があまり残されておらず、お互いに感情的になっての無為なやり取りは避けたいところとなりますね・・

両方の親御さんを交えての冷静な前向きとなるような話し合いはできないのでしょうか・・

または、一度、第三者でも専門家の意見を聞くという意味でも、下記のところなど、専門窓口にも相談してみても良いかとも存じます。

妊娠SOS・妊娠、出産における相談窓口 

ここからは、一僧侶としてのお話となりますが、仏教的には、僧侶が中絶を勧めることはできません。

ただ、それぞれで色々と勘案すべき事情もあることは重々に承知しております。

とにかく、いずれを決断されても、後悔はなされずに、どうか前を向いて、功徳を少しなりにも積めれるような行いにもお努めなさられて頂けましたら、有り難くに存じております。

そして、もしも中絶をなさられてしまわれることになりましたら、その子のご供養の程をどうか懇ろにも宜しくお願い申し上げます。

お幸せを祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

問い「中絶を考え、結果流産しました」

問い「中絶を考え、結果流産しました」

【ご質問内容】

去年の年末、初めて妊娠し、中絶を願い、結果的に流産しました。

学生の頃はガンを患った父に、「生きている間に孫を抱いてもらうんだ!」と思っていました。しかし大人になり、父に孫を会わせたいという理由ではなく、自分が子供を産み育てたいかと考えると、その気持ちが全くない事に気づきました。

夫には出産の意思がない事を伝え、結婚し、夫が「もし家族が増えても楽しいだろうね」という言葉に、「そうかもしれない、楽しいかもしれない」と思うようになっていました。

その後、避妊には気を付けていましたが、妊娠しました。私は自分に「嬉しい!きっとうまくいく!楽しい家族になる!」と言い聞かせていました。

しかし喜べませんでした。自分が親になる事が恐ろしく、お腹の子を愛せない自分が恐ろしく、このような幸福を喜べない自分が恐ろしかったです。なにより、堕胎を選択しようとする自分が恐ろしかったです。それでもどうしても喜べない自分が出産するという決断ができず、堕胎を決めました。

夫は堕胎を受け入れてくれました。それから毎日私は泣き、眠れなくなり、食べられなくなり、結果流産しました。 
泣くのは子供への申し訳ない気持ち、愛せなくて、産まなくて、殺して、なのに作り出して、痛いだろうか、怖いだろうか。夫への申し訳ない気持ち、愛する夫の子を愛せなくて、殺して、父親になる事を奪って、辛いであろう夫の前でこんな私が泣いて。両親への申し訳ない気持ち。望んで努力しても出産出来なかった姉へ。夫の両親へ。

子供の頃初めて人を好きになったように、いつの日か子供が欲しいという気持ちも自然と出てくるのだと思っていました。

そうなれない自分が、身勝手にも一番大切な人達を傷つけ、希望を奪っている。夫は私と結婚したためにこんな思いをしている。

何故、子供が欲しい、産みたいと思えないのか。どうして愛せないのか。あの子は今どうしているだろう。苦しんでいないかな。考えない日はありません。

自分自身の無責任な行動の結果、許されない事をしました。1番辛く苦しいのは子供です。お答えを頂けるような内容ではないとわかっていますが、身勝手にも程がありますが、胸が苦しく、叫びたい気持ちで、こちらに書き込ませて頂きました。 
私が死んだ後苦しみは全てもらうから、どうかあの子が苦しんでいない事を、身勝手にも願っています。


【拙回答】

水子さんのこと

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

流産されてしまわれたお子さまのことは、誠におつらいことでございました・・

とにかく妊娠によるホルモンバランスの変化と共に、流産によるホルモンバランスの変化も多少なりにもあるかと存じます。まず、お身体、どうかくれぐれもご自愛下さいませ。

水子さんのことは、地蔵菩薩様による良きお導きを頂けますようにと、折々にしかるべくに水子ご供養をして頂けましたらと存じます。流産の日や地蔵盆の日など、一度だけでも構いませんので。そして、もう一つは、忘れないことです。どうせ忘れようと思っても忘れられないことです。忘れずにその水子さんの良い後生を願い供養することも大切なことであるかと存じております。

そして、そうご自分だけをお責めにはなられずにて。

全てのモノ・コトというものは、因縁(原因と条件)により成り立っていると仏教ではご説明申します。

結果となる因縁が調ってこそであり、調わなければ致し方ないことも多々ございますし、無理なものは無理なのでございます。

この度のおつらい経験は経験として、懺悔、慚愧、反省をしっかりとされておられるのであれば、もうどうかご自分を許してあげて下さい。

あまりにも苦しまれたままでは、実は、水子さんにとってもあまり宜しいことではありません・・

「賽の河原地蔵和讃」というお経の中においては、親のあまりの嘆き悲しみが、水子さんが苦患を受ける種になる、とございます・・親の嘆き悲しみ、苦しみが、水子さんを賽の河原にてさまよわせてしまう悪い力になりかねないということでございます。

どうかしっかりと追善供養をなされて頂きまして、地蔵菩薩様のお慈悲のお力をお頼りになって下さいませ。

そして、またこれからのお子さまのことにつきましては、ご家族で、焦らずにしっかりと本音にて話し合われつつ、お互いの納得を目指されて下さい。何よりご夫婦仲睦まじくにお幸せにお過ごし下さいませ。

川口英俊 合掌

問い「妊娠が発覚しました」

問い「妊娠が発覚しました」

【ご質問内容】

5ヶ月付き合っている彼との間に赤ちゃんを授かりました。只今妊娠5週目です。

同棲しているので、妊娠が発覚して、すぐに彼に報告した所突然のことで驚いており最初は否定も肯定もしていなかったのですが、話し合いの中で考えた結果、2人とも若いし、貯金も安定した収入もないので今回は諦めようと言われました。

私も彼も無責任なのはわかっているのですが、私は彼に覚悟があると思っていたし、それなり「早く赤ちゃんがほしい」 「いつできても大丈夫」と言われていたので。

でも、私も貯金がない事などよく考えれば、赤ちゃんを育てていける状況じゃない事くらい、わかったはずなのですが、私もとても無責任でした。

何度も話し合って何が何でも頑張ると言う事で、赤ちゃんを産もうと言う事になりました。 
彼も納得して覚悟してくれたと思います。

ですが、私が妊娠中で不安定なのもあったり、産むと決めてから彼は少し遊びに行ったりしていて、私は彼を信用できずにひどい事をたくさん言ってケンカになりました。

別れる、別れないの話になり、最初は私が別れると言い張っていて、彼はそれは違う。とか考え直して。など言ってくれていたのですが、私がずっと聞かずにお互い暴言で言い合いになり、彼からこのままの2人なら別れた方が良いと言われて私も意地になり、わかったと言いました。

ですがやはりお腹の赤ちゃんの事を考えて諦めきれなかったので、次の日私は実家から彼の家に戻って話をしました。 
話し合った結果は、赤ちゃんを諦めてもお互い赤ちゃんのせいで離れたりしてしまうのは嫌だと言う話になり、諦めたとしても2人は一緒に居ようと言う話になったのですがやっぱり私は赤ちゃんを諦められません。

彼はまだお腹に赤ちゃんが居るからなのか赤ちゃんの話になると嫌な顔をします。

彼を説得して、私や赤ちゃんの為に頑張って貰うにはどうしたらいいのでしょうか? 
私は赤ちゃんの為に、彼のワガママをなるべく聞いたり口の利き方にも気をつけているつもりです。 
今、彼は諦める方向で、私も諦める方向だと思ってお互い納得していると思っているので、仲良くできています。

どうか、教えてください。

【拙回答】

「中絶」は反対です。

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

「諦める」とは、つまり、「中絶」を選ぶということになるのであれば、反対であり、お勧めすることはできません・・

もちろん、色々と勘案すべき事情もあるかとは存じますので、反対が絶対に正しいとも申しませんが・・仏教的には反対と言わざるを得ません・・

どうにもならない因縁(原因と条件)により、亡くなってしまう「いのち」であれば、やむを得ないものとなりますが、どうにかなる因縁によって生きられる「いのち」であるならば、どうにか生かされて頂きたいと存じております。

できれば、お二人仲睦まじくに、新しい「いのち」を育み、お迎えできるとよいのですが・・

彼氏と二人だけで話をするのではなくて、両家の親御さんたちとも、必要な支援やサポートについても、よくよく話し合ってみられてもよいのではないかとは存じます。

また、どうしても「中絶」となってしまった場合に、下記の問いにおいては、中絶以外の道についても少しく示されて扱われておりますので、ご参照なさられて下さいませ。

問い「不倫で妊娠」 

お幸せを心から祈念申し上げます。

川口英俊 合掌
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