問い「宿命について」

【ご質問内容】

宿命について相談です。僕はいつも恋人が出来ても3ヶ月以内に終わってしまいます。

いつも大切にしてるのにどうしてか向こうが冷めてしまいます。不思議に思い占い師に相談しました。

別れる理由は全部自分にあると言われました。自分の宿命が強すぎて好きになればなるほど終わってしまうらしいです。

こんな宿命ならまともに恋愛できません。宿命ってどないにもならないんでしょうか?


【拙回答】

「因縁論」

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

「運命論」や「宿命論」については、仏教では否定されることになります。

もし、運命や宿命があるとするならば、決定論、仏教的には実体論を受け入れるようなものであり、無常という変化していくモノ・コトもあり得ないということになるはずです。しかし、現実はそうではなく、全てのあらゆるモノ・コトは、様々な「因縁」(原因と条件)次第によって変化していくことになっています。

簡単には、善い因縁からは、善い結果が、悪い因縁からは、悪い結果が、ということになります。

(但し、善い、悪いの定義というものは、おおよそ人間の恣意的概念作用に左右されてしまうものになります。仏教的には、更に世間世俗的な価値判断によらずに、勝義的な真理に基づいての善悪を判断していくことになります。)

但し、無数の因縁が複雑に絡み合うことになるため、端的に、これとこれをすれば良いというような単純なものではないのですが、善い結果へと向けては、できるだけ善い因縁を調えていくことに努力するのが大切となって参ります。

恋愛、結婚を長続きさせるためにも、それらにはそのための善い因縁が必要となります。相手の気持ちになって物事を考えるなど、その善い因縁をしっかりと努めていくことで、長続きもするものとなるでしょう。

また、善い因縁を調えていくためのヒントが仏教には多くございますので、是非、これから興味を持って頂きまして、学びを進めて実践にお役立て下さいましたら有り難くにも存じます。

善処を祈念申し上げます。

川口英俊 合掌